クロハネシロヒゲナガ/2012
こどもの日、そして立夏。命あるものすべて伸びゆく姿があふれる季節です。
さて、毎年この時期登場の定番記事です。クロハネシロヒゲナガという”あいそなし”の名前のように、黒い翅(光の受け方次第ですが)、白い髭(触覚)が長く、翅を広げたときの長さ(開張)はおよそ14mmほどで昼行性の小さな蛾。
当地では、草原がネズミ麦などイネ科の雑草やカラスノエンドウなどで緑濃くなる4月中旬~5月中旬くらいまで、草の隙間を、あるいは草むらのすぐ上をフワフワと飛んでいるのを見ることが出来ます。
はじめて知ったときには珍しいものと思ったのですが、そんなことはなく、多分どこにでも普通にいるけれど、目に付きにくく、気がつかないだけ、というのが実際のように思います。
今シーズンは、いつも観察できた草地が春まで行われた整備工事のため損なわれて、そこでは見つけられませんでしたが、全く別の場所で、飛んでいるのを見かけたものです。4月末日の、ほとんど風のない、曇り空の午後でした。
ヒゲ(触覚)の長い♂です。
(画像は同じ個体です。クリックで拡大します)
お暇な方は当ブログ内の過去記事(以下のリンク:毎年、よく飽きもしないで、と思うのですが)をご覧下さい。(アンダーラインの日付をクリックすると当該記事に行きます)
クロハネシロヒゲナガ過去記事:
11/05/18:クロハネシロヒゲナガ産卵行動と、吸蜜植物の観察
11/04/25:クロハネシロヒゲナガ(2011/4)
10/05/03:クロハネシロヒゲナガ、タンポポで吸蜜
10/04/28:クロハネシロヒゲナガ写真集(5)ルーペ観察
10/04/27:クロハネシロヒゲナガ写真集(4)ペアリング
10/04/26:クロハネシロヒゲナガ写真集(3)♀
10/04/25:クロハネシロヒゲナガ写真集(2)♂
10/04/24:クロハネシロヒゲナガ写真集(1)生息する草むら
09/05/29:クロハネシロヒゲナガ④捕獲個体の細部観察
09/05/28:クロハネシロヒゲナガ③光を受けて輝くオス♂のホログラム
09/05/27:クロハネシロヒゲナガ②メスを求めて飛ぶオス
09/05/26:クロハネシロヒゲナガ①初めての出会い
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