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2012年5月 6日 (日)

マメカミツレ

マメカミツレ(キク科):
  過去に何度か記事にしていますが、これまではすべて市街地の道路の片隅や、民家の境界地の、雑草などほとんど生えないわずかな空き地などに、ごく小さな塊になって生えていたものです。
 文字通りニッチな環境で、あまり競合することもなく、見た目は ハーブのカミツレ(カモミール)を小さくしたような草姿で、”見苦しい雑草”というふうでも無いので、積極的に草取りもされず、厳冬期以外はそのような場所に住みついていたものと思います。
 
 今回はじめて、3月中旬、まだ雑草もあまり伸びていない農道の裸地に、ぽつぽつと小さな塊になって生えているのを見つけました。
 4月初旬に少し大きくなった株の写真を撮っていましたが、現在は除草剤散布により完全に消滅しています。
 今までその場所で見たことがありませんでしたから、どこからか種が運ばれてきて、たまたま生育したのでしょう。

 
 数株が絡み合って塊になっていました。茎は細く、地上を這い、上部は斜めに上へ伸びます。1r0021690

 
 頭花はキク科の特徴の頭状花序で、5~10cmの長い柄の先に緑黄色~黄白色、直径が約4~5mmの小さな花を一個つけます。
 葉は互生し、2~3回羽状に深裂~全裂します。また、葉の表裏両面には細長い軟毛がまばらに生えています。2

 
 頭花は(舌状花がなく)筒状花だけなので、開花しても蕾のように見えます。中心に両性の筒状花が多数あり、花冠の先は4裂しています。
 その筒状花の周囲に花冠のない雌しべのみの雌花が並んでいます。3

 
 頭状花序の周りには総苞片が一列に並んでいます。開花後に偏平な楕円形の種が出来て、成熟すると茶色になります。
 熟した種は触ったり雨に当たったりするとばらばらとこぼれ散っていきます。4

5

マメカミツレ:
 オーストラリア原産の1年草。暖地の市街地の道端や空地に生えています。一株でもかなり多量の種が蒔かれるように思われますが、近くで見る限り、周辺に大繁殖するということはなさそうです。花期は3~12月。

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