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2012年6月

2012年6月30日 (土)

チャイロハバチ

 6月最後の記事になってしまいました。今年も半分過ぎました。

チャイロハバチ(ハバチ科):
 6月下旬、午後の公園にて。
 樹下の植え込みで、葉の上を忙しく歩き回っていました。少しうす暗いこともあって、全部ブレブレ写真ばかりに。
 体長10mmほどのハバチです。全身鮮やかなオレンジ色で肢先は黄色、眼は黒く、触角の基部は黄色、その上およそ半分は黒色で、その先は黄色のツートーンカラーです。1r0024804_5_2

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 成虫出現時期は 5~10月、分布は 本州、四国、九州。
 なお、幼虫はヘクソカズラの葉などを食べます。まだ見たことはないのですが、秋になったら注意してみたいと思います.(忘れなければ・・・)

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2012年6月29日 (金)

田んぼのメダカ、ザリガニ、そしてオモダカ

 6月中旬、田んぼ巡り。まだ小ぶりなメダカがいるのを見つけました。田んぼの中に泳いでいるのを見るのは初めてです。
 経路は分かりませんが、何処かの用水路で生まれたものが、増水時に給水配管から迷い込んだか、または取り込まれてきたものと思います。1r0024643_2

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 メダカは早急にここから脱出しないと生残出来ませんが、しかし脱出方法がありません。
 水はすぐ無くなり、(その後また給水はされますが、この繰り返しで)、また稲の収穫後は乾田化されますから、この環境では長生きも世代交代も出来ません。 
 やはり昔の小川が流れる田んぼの環境とは違って、現在はメダカの生存には不向きなのです。

 
 ザリガニは大小、どこの田んぼにもたくさんいます。畦の傍に大きな巣穴をつくって潜む輩も。しかしそのまわりには大きな鳥の足跡が続いていましたが・・・3r_2

 
 オモダカが成長をはじめていました。この程度で止まってくれたら多少は鑑賞価値のある雑草ですが、放置されると稲の肥料を奪い取って、稲より先に大きくなってしまう稲作の害草仲間です。Photo_2

 
 そして、6月下旬。
メダカが見つかった同じ場所です。丈夫なはずのアメリカザリガニも対応しきれなかったものがいたようでした。メダカは為す術がなかったことでしょう。R0024887

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2012年6月28日 (木)

コチドリ

 夏鳥としてやってくるコチドリ(小千鳥:全長16cm)は、名前の通り、チドリ類の中で最小のチドリです。
 4月下旬、田植えが始まる頃から、水田や草地に飛来して、餌を獲っている姿が見られるようになりました。C

 
 過眼線の黒模様の中で眼のまわりの黄色いアイリングが特徴(夏羽)で、すぐに見分けがつきます。
 ツツツと素早く歩いては、急に止まって、田んぼや草地の地面にいる昆虫などをついばみ、再び向きを変えてツツッと小走り歩きをし、まっすぐではなくジグザグ歩きを繰り返します。420126_3

 酔っ払いの歩く姿を”チドリ足”というのはその様を模したもの。酔っ払いのわめき声とは対極の、穏やかなかわいらしい声で”ピィオ ピィオ”と 鳴きます。

 
 6月の水辺に、つがいらしい2羽がやって、片足立ちになったり座り込んだりしながら、休息の一時のようでした。2r_2

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別の一羽も。P6282762trmcc628_2

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2012年6月27日 (水)

東京スカイツリー

今時 都に 流行るものBlg2012627p6271278trmcc

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 ツリーは光の三原色である赤、緑、青の組み合わせと、江戸紫色専用のLED(発光ダイオード)1995台のコントロールによってライトアップされ、「粋」:隅田川の水をイメージした淡い水色が基調の”心意気”、「雅」:江戸紫を基調にした”美意識”(写真の照明)など様々なテーマ表現のライトアップが出来るという、地上634mの電波塔。

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コアジサシ

 田植えが始まった4月末頃から、当地ではこれまであまりなかったことですが、夏鳥のコアジサシが飛来するようになりました。
 数は多くありませんが、小さな群れで、水田地帯の上空を飛び回ったり、田植えが終わった水田のコンクリート畦に降りて、並んで立ったり座ったりして休憩する姿を散見していました。201256

 
 5月中は、釣り人が釣り糸を垂れている調節池の上空を飛び回って、小魚の群れを見つけると急降下、小魚を捕獲しているのを見ることが多かったものです。
 6月になると水辺に近い草原に降りて、短い雑草しか生えていない礫地の地面で休む姿がしばしば見られるようになりました。
 これでも立っている短足のコアジサシ。2r

 
 どこにでも座り込むのが好きなコアジサシ。Photo

 
 水辺で休憩も。P6202658

 
 やがてつがいになり、小さなコロニーを形成して、今頃は地表に巣作りをして繁殖期になっているようです。
 それで一つ困ったことがあります。もともと”人間様”のために遊歩道などの整備が行われた草原なのに、人が舗装遊歩道を歩いても”モビング”をしてくることです。
 (→猛禽類など外敵が現れると、小さい鳥が群れを作ってつきまとい、それを追い払う行動(擬攻撃)で、追い払うのが目的)
 コアジサシは、営巣ゾーンに人や犬、またカラスが現れると、親鳥たちが集まってきて、相手に突っかかるように、立ち去るまで執拗に飛び回ります。
 時には「キリリッ、キリッ」と鋭く鳴きながら人のすぐ近くまで来て、旋回する瞬間に白い液状の糞をかけていきます。まさに「無差別糞爆弾攻撃」です。
 知らないで通りかかった散歩の人は脅されてしまいます。Photo_2

 糞爆弾の洗礼は受けたくありませんから、お互いの幸せのために、子育ても無事に早くお終いになって、秋には南に帰ってほしいものです。

コアジサシ(小鰺刺)(チドリ目カモメ科):
 夏鳥として本州以南に渡来。全長は28cm、ツグミやヒヨドリと同じくらいの大きさで、アジサシよりも小さい。
 翼開長は約53cmで、翼と尾羽がツバメのように細くとがっていて、翼と尾が非常に長く見えます。嘴もまっすぐのびています。
 上空を旋回しながら、時には水面上でホバリングして、水中の魚群めがけてダイビングし小魚を捕らえています。
 海岸、埋め立て地、河原の砂地などで繁殖しますが、適切な繁殖環境が減少して問題になっています。環境省のレッドデータブックで絶滅危惧II類(VU)に指定されています。(平成18年12月22日公表、鳥類,:コアジサシ)

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2012年6月26日 (火)

ヒバリ、セッカ

●ヒバリ(スズメ目ヒバリ科): 
 早春の草原一番乗りで、雑草が芽吹きはじめた3月の原っぱから、囀りながら天空高く舞い上がった揚げひばり。
 ひとしきり縄張り宣言を終えると、まだ枯れ草の多い草地に降りて、草の種などをついばんでいましたが、Photos2s

 
 以来、変わらず、大きな声で囀りながら舞い上がり、そして舞い降り、元気のシンボルのようです。
 そして今は背丈の低い雑草の草原で巣作り、餌採り、子育てに忙しい繁殖のシーズンです。Photo_22

 
 もう巣立ちして、大きな声を上げ、いつまでも餌をねだっている幼鳥らしい姿も見られます。(写真は別々の個体です)C

 大きな囀り声はオオヨシキリの声よりましでしょう。大きさ17cm、留鳥。

 
●セッカ(ウグイス科)
 ヨシの茂みもある広い草原で、”やかましい鳥”のご三家は、オオヨシキリヒバリ、そしてセッカ。
 当地では冬の間セッカの声は聞かれませんが、春以降には、遊水地や水田の広がる草地に住みついて、その小さな体に似合わず(雄は)大きな声で、ヒッヒッヒッと鳴きながら上昇し、ジャッジャッと鳴きながら下降する“さえずり飛翔”を繰り返しています。
 飛び続けて、なかなか撮れないセッカです。Blg2012530p5302348_2trmcc1

 
 降りてきて、また飛び立つまでは囀ることはないようです。 シャッターチャンスは偶然を期待するしかありません。これまで撮れたのは2回(2個体)だけでした。Blg20126225rcc

 大きさ13cmほどで、スズメ(14~15cm)より小さく、体の上面は黄褐色で、白い眉斑が目立ちます。
 降りて来る時はたいてい突っ込むように草むらに降りて、草から草へすばやく移動しながら昆虫やクモを捕らえているようです。
 本州中部以南にすむ留鳥で、中部以北ものは秋冬になると南部に移動します。(漂鳥)

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2012年6月25日 (月)

オオヨシキリ

 散歩コースの調節池水辺に生い茂ったヨシを、カマで刈り取っている年配のおじさんがいました。
 手作業で草刈りとは奇特なことだと、通りがかりに挨拶をしたところ、草刈りをしているわけではなく、『このあたりの水辺にマコモを植えているが、今年はみんなヨシにやられたらしくて見当たらない』、という。
 ただし本当の原因は『ヨシのせいかどうか分からないが、その昔は、このあたり一帯の低湿地/農地水辺にはどこにでもマコモが生えていて、食用にしたものだ』、しかし『20数年前、数年間にわたる大規模の圃場整理事業が行われてから、一帯の水辺の環境がすっかり変わってしまい、マコモが消えてしまった。
 それで、(趣味で)自分ひとりでマコモを植える作業をずっとやってきている』、というお話。(御年89才とのこと)
 『せっかく植えても大雨の後は,流域の水量調節のために水辺の水位が大きく変動し、今シーズンは既に数回、マコモを植えている草地が、数日間にわたり水没したままになったり、その後、貯留水を放出して、水位が根元より下がってしまったりと、マコモの生育には条件が悪すぎたせいもあるのかな』,と残念そうでした。
 水位事情はまさにそうなのですが、調節池本来の機能なので、これは仕方ありません。(ヨシはそんなことには無関係にはびこっていますが・・・)

 『マコモ』は知らない、見たこともない、というと、『稲やススキによく似た植物で、見たければ潮来(千葉県)に行けばいっぱいあるよ、歌にも詠われているから聞けばすぐわかるし、ついでに成田山新勝寺にも、お参りしたらいい』、とのお教え。勉強になりました。いつか機会があればと思うのですが・・・

 そんな、昔とは一変したという、水際の広い草地にはヨシが勢いを増し、堤防斜面沿いには、負けじとブタクサなどの大型雑草ものびています。Nc

 
 そのような環境はまさにオオヨシキリの格好の繁殖地にもなっています。
 ただ、巣作りしたヨシが水没するリスクは、マコモと同じですから、決して「絶対安全」の環境とはいえません。 
 「そんな心配ばかりしていたら住むとこがないよ」、とばかり、先に”高台”にやってきた雄から順に、ギョギョシ、ギョギョシと仰々しい大声を張り上げて縄張り宣言をし、のども裂けよと真っ赤な口を開け叫び続けて、雌を誘っています。1p5072224_6

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 そして、今は繁殖期の真っ最中のようです。まあ、無事に一族の繁栄を、陰ながら応援することにいたしましょう。

オオヨシキリ(ウグイス科):
 体長18cmほど。夏鳥として4月頃日本に飛来し、全国で繁殖する。
 ヨシ原に棲み、主に昆虫を食べる。
 繁殖期は5月~7月頃で、ヨシの茎の間にお椀型の巣をつくり、4~6個産卵する。
 抱卵は12~14日。巣立ちまでは14日程度。

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2012年6月24日 (日)

ノミバッタ(そのⅠ)

 梅雨の合間、掃除をしていた駐車場の片隅に何か鈍色に光るゴミ粒のようなものが跳ねました。
 しゃがみ込んで見るとノミバッタでした。濡れたコンクリート床にいると目立たないので気がつきません。そーっと近寄って1枚。P610103520126_2trmcc

 
 もう一枚と寄ったところで日射しの道路にピンと飛びました。そこを、立ったまま、上から1枚。P610103520126_1trmcc

 アングルを変えて撮ろうと動いたら、ピンと跳ねて視界から消えてしまい、それきりです。写真に撮れたのは初めてです。

ノミバッタ:
 体長5mmほどの小さなバッタ。ノミバッタ科の昆虫はバッタ類やヒシバッタ類に近縁なグループです。
 日本ではノミバッタ1種だけです。全体は金属光沢のある銅褐色で、ずん胴の砲弾型をしています。
 頭部は体に比べて大きく、触角は糸状で短いものです。翅は短く飛ぶことはできませんが、危険が近づくと発達した後肢で、跳びはねて一瞬に視界から消えてしまいます。
 後肢の腿節は太く、丸い関節も頑強なばね仕掛けのロボットのように見えますが、脛節は細いものです。Photo

 ただ、上図と違って、静止時は”折りたたみナイフ“のように、脛節は腿節にぴったりくっつけていますから、今回の写真では分かりません。
 一跳びで50cmくらいは跳ねとんでいるでしょうか。餌は植物の葉を食べています。
 もう一度、遇いたいものです。
 出現時期 は3~11月、分布は 日本各地。

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2012年6月23日 (土)

ヒシバッタ(そのⅡ)

 降らないと照りつけて気温が上がり、降れば台風連れの大雨と変動の大きい昨今です。雨降り毎に夏草がぐんぐん伸びる草原は、人通りのあるところは草刈りが行われて、しばらくの間は雑草も少しまばらになりますが、そうでないところはもう足の踏み入れようもなくなりました。
 草刈り後の通り道には、たくさんの小さなバッタやコオロギの幼虫がぴんぴん跳びはねています。
 ”居住地”は大雨の際に浸水を繰り返していますが、どうやり過ごしているのでしょうか。
 翅で飛ぶことが出来ないで、跳びはねて移動するだけのヒシバッタも、”全滅”する気配はありません。
 5月、ヒシバッタがたくさん住んでいた草地で撮りためたものと、6月、大雨で草地が数日間水没した後で、やはりそこに住んでいたヒシバッタたちの再登場です。

 ごく狭い範囲で、飛びだしてきた個体を無作為に撮りため写真を並べてみると、体の色や斑紋の個体差は、実に変化に富んだものであることが分かりました。

成虫の体長は7~10mmほど:10mm

 
5月、大雨前のヒシバッタ:1

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6月、大雨後のヒシバッタ:4r

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2012年6月22日 (金)

ムカシヤンマ(昔蜻蜒)

ムカシヤンマ(ムカシヤンマ科):

よく保全された里山林縁の開けた沢筋で、大型のトンボが飛んでいるのを見かけました。一瞬オニヤンマかと思ったのですが、”追っかけ”をしました。
 少し先の階段の横木に、垂直にぶら下がるようにとまったところを望遠で撮影。(画像はクリックで拡大します)P6152603_3trmcc

 
 近寄ろうとしたらすぐに飛び立ち、今度は斜面の柵にとまりました。回り込んで何とか撮れたあと、飛び去りました。P6152603_5_2

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 後で写真を確認したところ、複眼の色や腹部の紋様など様子が違い、これまで撮ったことのない「ムカシヤンマ」と分かりました。(撮影は6月中旬)

ムカシヤンマ:
 日本固有種のトンボで1属1種のムカシヤンマ。がっちりとした大型のトンボです。名前のように他のトンボと違い、産卵器官は生殖弁ではなく産卵管であり、複眼は接することなく離れている、翅の翅脈、三角室など、原始的な特徴を多く備えたトンボです。
 “ヤンマ”の名前のように、ムカシトンボよりも大型で、体長は80 mmくらいになります。遠目にはオニヤンマやサナエトンボのようにも見えますが、オニヤンマとは複眼の色が違い、サナエトンボのように複眼が離れています。
 止まる時は、翅を広げたままで木の幹などにぶら下がるような姿勢を取ることが多いようです。
 成虫は主に5月初旬頃から6月頃に出現します。幼虫(ヤゴ)は低水温で、きれいな水質の谷筋の湿地や、湧き水の出る崖などにトンネルを掘って生息しています。成虫になるのに約3年かかるといわれています。
 分布は東北以南の本州、九州。地域によっては絶滅危惧種になっているようです。

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2012年6月21日 (木)

ダイサギ、田んぼでカエル獲り

 梅雨の最中、早苗がのびだした近郊の田んぼでは、たくさんのカエルが繁殖をはじめています。
 そんな田んぼの一角に、普段あまりやってこないダイサギが数羽おりて、盛んに羽繕いをしているのが目にとまりました。かなり距離がありましたので、特に警戒したり、飛び去る様子もなく、暇つぶしの観察。

 他の仲間は畦にとまったまま動かず羽繕いに専念していましたが、1羽だけ、歩き回ってカエル(トウキョウダルマガエル)を追いかけていました。そして首尾良く、大きめの1匹を掴まえ、だいぶ苦労しながら呑み込むまでの一部始終です。

 畦の上から稲田のカエルを窺っています。Photo

 
 稲苗の間に動くカエルに狙い定めて突進して華麗に舞いましたが、カエルも然るもの、逃げられたようで、場所変えします。Photo_2

 
 今度は首尾良く、丸々太ったトウキョウダルマガエルをゲット!(余談ながらダイサギの嘴の長さは13cm、トウキョウダルマガエルの体長は6.5cmほど)。(画像はクリックで拡大します)P5312436_2

 
 呑み込むのが一苦労。その一部始終です。何度もくわえ直して、さらに何回も繰り返しカエルを水田につけては振り回します。カエルが弱って暴れなくなった頃、呑み込む瞬間は後ろ向きになってしまいましたが、やっとゴックンして、長い首の途中が膨らんだのが見えるまで、3分かかっていました。3

 
 しばらく首を長く伸ばしたまま休んでいる様子でしたが、やがて、まだ羽繕いに余念のない仲間を残して飛び去っていきました。5

 やはりコサギやチュウサギより迫力があります。

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2012年6月20日 (水)

ユキノシタ

 ユキノシタは、日陰~半日陰で湿り気のある地面に生える常緑の多年草で、古くから民間薬や一年中採れる山菜として親しまれてきました。
 紫紅色をおびた糸状の長い匍匐(ほふく)枝を四方に出して、地面を這いながら伸びて行き、ところどころに根を出し、そこから芽が出て、やがて独立した株になってどんどん増えていきます。
 狭い庭でも気がつくと、どこからともなく侵入した株が庭の隅に隠れるように広がって生えていて、株を引っぱると芋づる式に簡単に取れてきますので、草取りは簡単ですが、しかし取ってもとってもまたいつの間にか生えています。
 葉は円い腎臓形で長さ3~6cm、巾は3~9cmの大きさで、葉質は厚くて柔らか、表面には長毛が生えています。3r

 
 5~7月頃の開花期に、高さ20~50cmの花茎を立ち上げて上部に円錐花序をつくり、多数の花をつけますが、この時だけは存在感があります。R0024620

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 個々の花は特徴的な風情のある5弁花で、雄しべは10本、葯(やく)は淡桃色ですが、すぐ落ちて幅の広い花糸だけが残ります。R0024619

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 分布は本州、四国、九州。

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2012年6月19日 (火)

トウキョウダルマガエル

 給水配管システムが整備された近郊の大規模水田地域です。
 早苗が伸びはじめた初夏の田んぼにトウキョウダルマガエルの“親子”の姿がみられます。 
 この時期はふらりと田んぼに降りてくるサギ類に捕食されています。

 田んぼまわりのトウキョウダルマガエル。逃げ足は速いのですが・・・P4290011_1

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 稲作シーズン中は干上がる心配のない給水蛇口ピットに、たくさんのオタマジャクシが浮かんでいました。やがて田んぼ中に分散していきます。4r

 よく見るとドジョウの稚魚の姿もありました。ピットにはアメリカザリガニも潜んでいて、オタマジャクシも稚魚も、餌食にもされているでしょう。

 無事にカエルになっても、秋の稲刈りシーズンには大挙してやってくるカエル目当てのサギの餌になってしまいます。また一帯の水田は収穫後には乾田化されるためカエルには住みにくい世界になって生息数が減ってしまったのでしょう。
 トウキョウダルマガエルは、大きさも形もトノサマガエルによく似ています。その違いは、詳しい人にはすぐわかるそうですが、素人には分かりません。
 ただ、従来は両者の生息分布域について、トウキョウダルマガエルは本州の仙台平野から関東平野にかけて、トノサマガエルは関西と、ほぼ生息域が別れているとされていましたが、最近では両者は混在しているという報告も優勢になっているそうです。
 良く分かりませんので、トウキョウダルマガエル、としました。

トウキョウダルマガエル:
 平地の水辺に生息。繁殖は4月下旬から7月、水田や浅い池、沼、河川敷の水たまりなど。
体長は、♂約60mm、♀約67mm 、分布 は仙台平野、関東平野、新潟県中部・南部、長野県北部・中部。

 
アマガエル:
 住みかが広いアマガエルだけは平穏に暮らしているようです。R0023406

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2012年6月18日 (月)

ウシガエル

 田んぼまわりの流れの緩やかな水路や池端の草むらから、「ブオー、ブオー」という大きな鳴き声が聞こえてきます。ウシガエルです。
 とても警戒心が強く、近づく前にドボンという音がして、姿を見せることなく逃げてしまいます。
 (ちなみに、”チャポン”、と言う音は在来種で、すっかり生息数が減ったトウキョウダルマガエルです。) 
  大雨の後、増水した水路に浮かんでいたり、1

 
 草むらに這い上がって甲羅干し?している姿を遠望したり、P4091728trmcc_2

 
 大雨を貯留した調節池に”流入”?したのを見かけることがあります。P5160340_7

 
 眼の後にある丸いのがウシガエルを特徴付ける大きな鼓膜です。♀でも眼の直径にほぼ等しく、♂ではその倍近くあります。
 写真の個体は♂でしょうか。P5160340_5

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 殆どの場合、声はすれども姿は見えず、です。
 雨の夜、道路に這い出して車に轢かれているのは日中、目にすることもあります。

 ウシガエルは今、IUCNの「世界の侵略的外来種ワースト100」及び、日本生態学会の「日本の侵略的外来種ワースト100」に名前を連ねる悪名高いカエルです。
 ただし、こちらもやはり、勝手に乗り込んできたわけではなく、かつては”食用”にする目的で連れてこられ、「食用ガエル」として増やされたもの。
 水田の畦に孔を開けて稲作に害を及ぼすこともあるアメリカザリガニは、このウシガエルの養殖用の餌として輸入されたもの。
 そのどちらも、その後、強い繁殖力で増えて、在来種を圧迫しています。
 ウシガエルは現在、外来生物法により特定外来生物に指定されていて、日本国内では飼育や販売は禁止され、また、野生化している本種を捕まえたり、逆に飼育している個体を野外へ放したりすることも法律で禁止されています。違反すると罰則が科せられます。 
 因果なことです。

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2012年6月17日 (日)

ヌートリア

 人間様のご都合でつれてこられて、そのうち要注意外来生物になってしまったヌートリアです。
 散歩コースの水路に住み着いていて、冬でも暖かい日に姿を見ることがありますから、丈夫な動物のようです。
 いつものことで、珍しくもなく、ニュース性もありませんが、ついでに撮っていた写真を今年も記録用に掲載しました。 
 特に注意しているわけではありませんが、たいていの場合、川面を巨大なドブネズミが泳いでいるように見えて結構目につくのです。P4151780_2

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 水際に伸びだしたヨシの若葉を採取に行き、囓りとっては巣穴に運んでいる様子でした。P4101753cctrm_1

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 特定の繁殖期は無く、1年に2~3回出産し、妊娠期間は約130日。1産で1~13子、平均は5子ということです。
 特別関心を持って定点観測などしているわけではありませんから分かりませんが、増えているのでしょうか?

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2012年6月16日 (土)

ドウガネサルハムシ②

ドウガネサルハムシ(ハムシ科):
 すでに、ドウガネサルハムシではないか、として記事にしていますが、今度は、遊歩道脇に伸びた雑草に、大きさ4mmほどで、メタリックな銅金色に光っている甲虫がいるのに気がつきました。
 触るとポロリと落ちるのを受け止めて、ご迷惑とは思いましたが、しばし写真撮影におつきあいしてもらいました。
 背面に密な点刻があり、きれいな光沢があることなど、ほぼ間違いなくドウガネサルハムシと確認できてから、さよならしましたので、あらためてお披露目を。5r

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 (写真はクリックで拡大表示します)Img_1742

 本種は、体長3.5~4㎜で、背面には光沢があり、多数の点刻があります。前胸背板は中央で最も幅広くなっています。体色は銅金色、赤銅色、青緑色など変異があります。
 食草はノブドウ、エビヅル、ヤブガラシなどブドウ科植物。分布は本州、四国、九州。

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2012年6月15日 (金)

ノアサガオ

●ノアサガオ:
 水田の畦脇斜面に早くも野生のノアサガオが紫色の花を開いています。
 園芸種の大輪アサガオに較べれば花はかなり小ぶりですが、なかなかきれいです。R0023946

 
 何しろ丈夫な植物で、”緑のカーテン“に使えますが、油断すると、家屋全体を覆い尽くしてしまうかも知れませんから、やはりやめた方がいいかも。
 近隣では水路境界の金網フェンスを登り、夜間照明外灯の鉄柱を登って電線にまで這い上がる困りものです。

 
 葉はハート形で、R0023948

 
 早朝から紫色の花を多数開き、午後にも萎れないで咲いています。R0023950

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 道端に繁茂した株は、晩秋の環境整備/除草作業で地上部は刈り取られて殆ど除去されますが、本種は多年生・宿根性で、地際に残った株から翌年、他の蔓性雑草に先駆けて途絶えることなく生えてきます。
 また株自体、関東以南では越冬して成長し、古い茎はやや木質化します。
 結実しにくいので挿し木するか、夏から秋に古い蔓を30cmほどに切って浅く植えておくと簡単に根付き、繁殖は容易です。
 花期は6月中旬から霜が降りる11月頃まで。

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2012年6月14日 (木)

ナガヒラタムシ

ナガヒラタムシ(ナガヒラタムシ科):

 いつ、どこからやってきたのか見当もつきませんが、リビングで、掛け時計直下の壁に貼りついているのを見つけました。
 大分昔にも見たことがあって、ナガヒラタムシと分かりました。プラスチック容器を下に受けてから、触ると予想通りポタッと容器の中に落ちました。
 触覚は長く伸ばしたまま、脚は体側に添って縮めたままで、かなり長時間、ぴくりとも動きません。(画像はクリックで拡大します)R0023984trmcc

 
 ずっと放置しておくとそろそろと脚を伸ばしはじめ、やがて動き出しますが、また少し刺激を受けると再び長い間”固まって”しまいます。
 体長は計測したところ約11mmでした。R0023979trmcc_2

 
 ナガヒラタムシは、甲虫の仲間ではもっとも原始的な昆虫の一つと考えられています。体は細長く、体長は9~17mm、両側平行。
 触角は長く糸状で11節。但し基部から2つめの節は小さく丸っこいので、一見すると11節あるようには見えません。
 それにしてもぴかぴか光るつぶらな瞳です。R0023976trm_2

 
 上翅に点刻列があり、斑紋はなく、前胸中央隆起の両脇がくぼんでいます。また前胸背板の前角が鋭角です。R0023977trmcc

 幼虫は朽木を食べています。成虫は枯れ木などに見られ、一度触れると脚を折りたたみ、長時間じっとしています。
 灯火にも飛来するため、屋内で発見することもあります。出現時期は6~8月、分布は日本各地。

 それにしても”死んだ真似”する昆虫はけっこういますね。

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2012年6月13日 (水)

ヒメイトカメムシ②

 先に、芙蓉の若葉にヒメイトカメムシがついているのを見つけました。
 その後もアブラムシや不明の害虫の卵が生み付けられたりしている中に、もちろんヒメイトカメムシもまだうろうろしています。
 再び、のんびり歩いていた葉を切り取って、特に変わりばえしませんが、写真を撮り直してみました。(画像はクリックで拡大します)Img_2104

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 先の記事でが画像が今ひとつだった黒色の小楯板の真ん中辺りに生えている白い刺1本と、小楯板基部付近の一対の白い突起をアップにしてみました。
 何の役割をしているのでしょうか。43

 
 ついでに動画も。何の変哲もなく、長い口吻を伸ばしてヒマそうにしている姿です。
 焦点が合わずに、さまよったブレブレの画像ですが、60秒ほどです。

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2012年6月12日 (火)

ヒメマルカツオブシムシ

 ヒメマルカツオブシムシは、どこにでも普通に見られるカツオブシムシ科の小さな昆虫です。
 花にもよく飛んできます。5~6月、庭のカラーやバラの開花期になると、花粉や蜜を求めてどこからともなくやってきて、,カラーの白い苞と黄色の肉穂の隙間に潜んでいたり、バラの花弁のまわりをうろついているのを目撃します。1p5310753

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 成虫は厚みがある丸っこい体型で、大きさは約3mmです。2img_1866

 
 見つけしだい、飛んで逃げられないよう、殺虫剤スプレーで駆除していますが、この時期しばらくは要注意です。3r0023379

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 合成繊維の衣類が多くなってからあまり気にしなくなりましたが、昔はウールや絹などの天然繊維衣類保存中、ナフタリンなど防虫剤を入れ忘れたり、なくなったりしていたスーツやセーターなどに孔を開けられて悔しい思いをしたことがあります。その加害犯がヒメマルカツオブシムシの幼虫なのです。
 幼虫は一冬の間、羊毛や絹、毛皮などの衣料品類、また鰹節などの乾物食品なども食害して成長します。
 成虫は無害ですが、よく飛び、また産卵する危険性がありますから、室内に侵入されないように注意して駆除することが必要です。

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2012年6月11日 (月)

コメツキムシの仲間、梅雨時の花

アカヒゲヒラタコメツキ(コメツキムシ科):
 晴れた日、メダカ産卵用の水草ホテイアオイを入れてあった庭先のポリバケツに浮いていました。
 どこからか落ちてきたようです。拾い上げて葉に載せると、触覚を折りたたみ足もすくめて仰向けになったまま死んだふり(擬死行動)。
 しばらくするともぞもぞ動き出して胸・腹の関節をくの字に曲げてから、胸を下にたたきつけるようにして、はっきり聞こえる”パチン”という音を立てて跳ねあがり、再び水面に落ちて浮かび、もがきます。Photo_3

 
 また拾い上げて今度は玄関先に置くと、やはり”固まって“仰向けに。そしてしばらくするとやっぱりモゾモゾ、パチンで”腹部を下にした体勢で着地して、這っていきます。なかなかの運動神経です。C

 
 体長測定、と様子の観察に協力してもらいました。体長は17.5mmでした。全体に平たく、暗褐色で黒い光沢があり、粗く短毛が生えています。肢と触角は赤褐色で、前胸部の側面後方は長く突出しています。175mm

 観察後、庭に”釈放”、物陰に消えていきました。草や低木の上などに住む種類が多く、石の下に住むものもいます。出現時期は5~8月、分布は本州・四国・九州 。

 
種類不明のコメツキムシ仲間:
 別の日、草原に大きくなり出したブタクサの葉の上にいました。少しアングルを変えて撮ろうと触れたら、ポロリ、と草むらに落下して見失いました。別の種類のようでしたが、写真1枚で、種類は分かりません。Blgr002344520mm_2

 
 しとしと降りの梅雨の合間をぬって、無聊の慰みになる花々が開いています。(順にアジサイ、ヘメロカリス、ドクダミ、ジュリア、ロイヤルハイネス)。68

 空梅雨も困りますが、気まぐれな土砂降りだけはごめん被りたいものです。

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2012年6月10日 (日)

ヒメイトカメムシ①

 関東地方も昨日、梅雨入りしました。降ると肌寒く、晴れると暑く、ままなりません。そんなことには無縁で、芙蓉の新梢がぐんぐんとと伸びていきます。その新芽や若葉を狙っていろいろな害虫がやってきます。
 園芸用の害虫、病菌防止ハンドスプレーをもってうろうろしていた際に、体長4mmほどの小さな虫が葉表をゆっくり歩いているのに気がつきました。
 シューッとやる前によく見ると、数年前にも気まぐれで写真に撮ったことのあるヒメイトカメムシ(その時は交尾中)でした。Photo

 
 葉裏をめくってみると、そこにも数匹いて、また他の葉にも虫卵らしきものや、ごく小さな虫などいろいろなものがくっついているのが目につきます。
 今回はスプレーはやめて、ヒメイトカメムシの”追っかけ”をしてみました。
 数匹いたのですが、バラバラに葉裏や茎の裏側に回り込んでしまい、小さいこともあってやがて見失いました。
 1匹は現場で何とか写真に撮れましたが、画像を見ると画質も今ひとつで、翅がはっきりしません。あるいは幼虫だったのでしょうか。Photo_2

 
 翌日、また葉裏に別の個体がいるのを見つけ、その葉を切り取って再度観察してみました。 
 ゆっくり移動していきますが、特に飛んで逃げることはありませんでした。
 ヒメイトカメムシ(イトカメムシ科)は、遠目には大きな蚊か、または小さなガガンボの仲間のようにみえる華奢なカメムシで、体長4㎜前後、翅は透明、頭部と胸部は淡茶褐色、小楯板は黒色、腹部は淡緑色で、脚はまだら模様になっています。5r

 
 触角と脚に暗色環状紋があり、触角第4節と、各腿節先端は黒色で太くなっています。
 前胸背後縁沿いには3つのこぶがあり、また何だか分かりませんが、黒色小楯板の真ん中辺りに白い刺が1本、また小楯板基部付近に白い突起が一対あります。
 長い触角の先端(第4節)は大きくふくらんでいて、触角は途中で折れ曲がります。Blg201261l

 
 シャーレのフタに移動させて、腹面から1枚。撮影後、芙蓉に戻しました。
 何をしているのか分かりませんが、吸汁するとしても特に影響などはなさそうです。P5290749

 珍しい昆虫ではありませんが、さして目立ちもしないので気づかれないことが多いのでしょうか。キリ、ゴマなどの他にも、いろいろな植物に寄生しているのが観察されているようです。
 成虫で越冬。出現時期は5~11月、分布は日本各地。

         後日、続報 こちら があります。

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2012年6月 9日 (土)

ハグロハバチ(成虫と幼虫)とコガタルリハムシそしてギシギシ

 初夏の草むらに、スイバやギシギシが大きく伸びてはびこっています。そのまわりに食草とする昆虫が集まっていました。

 ギシギシに群がって原形をとどめなくなるほど蚕食していたのはコガタルリハムシ。でもこれで昆虫のバランスが変わるわけではなく、増えた分は小鳥などに捕食されることでしょう。
 まわりにはまだ手つかずのギシギシがたくさんあるのに、同じ茎にハグロハバチの幼虫も取り付いていました。Blg516

 
 また別の草むらでは、長く伸びたギシギシの花茎のまわりにたくさんのハグロハバチが飛び交ったり、すぐ傍の雑草の葉にとまって歩き回っていまいた。R0023626_2

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 ギシギシに倒れかかった草の上には、ギシギシから移動したハグロハバチの幼虫がいつものようにとぐろを巻いて休息中の姿がありました。R0023626_6

 親子セットでいてくれると判断しやすいです。ハグロハバチは多化性(1年に3回以上の世代を繰り返す性質)で、5~11月の間に発生を繰り返すため見かける頻度が多いハバチです。

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2012年6月 8日 (金)

ノビル

ノビル(ユリ科ネギ属):
 ノビルは畑地周辺や土手でなどで、丈の低い草が生えているところによく自生していますが、なぜか今シーズンは今まであまり見かけなかった道端の草むらで、背丈がのびた雑草に混じって群生しているのが目立ちます。1r0023451

2r0023424

 
 まっすぐ立ち上がる花茎は60cmほどにも伸びて、先端に一個だけ花序(散形花序)をつけます。3r0023424

 
 花は長さ数ミリメートルの楕円形花弁の6弁花で、白または薄紫を帯びています。花柄はやや長めです。Photo

 
 なお、花には種子ができることはまれで、代わりに花序には小さな球根のような珠芽(ムカゴ)をつけることが多く、ムカゴがたくさん集まると、表面に突起のあるボールのようになります。Photo_2

 よく知られているように、地下に小さなラッキョウほどの鱗茎(球根)があり、食用になりますが、地下5~10cmにできるため、”収穫”するには、茎を引っぱると茎だけ抜けることが多く、スコップなどで掘り起こすのが確実です。
 分布は日本各地。

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2012年6月 7日 (木)

シモツケ、シモツケマルハバチ幼虫、リンゴハマキクロバ(?)

 公園で生け垣の一部になっているシモツケが、きれいなピンクの花をつけるようになりました。Photo

 
 そばに寄ってみると案の定、いろいろな昆虫が集まっています。その中に、やはりいたのはシモツケマルハバチの幼虫です。あちこちの花に大小いろいろな幼虫がついていました。P6040904

 
 幼虫はシモツケの花を丸坊主にするまで食害します。食べ尽くすと葉も食べます。体は半透明なので、花を食べている時には、体色がレインボーカラーになり、きれいに見えます。
 たしかにイモムシにしては気持ち悪さは少なめです。なお、体表にある白い突起は、短い毛束の塊。体長は15mmほど。P6040906

 幼虫の食草はシモツケで、幼虫出現時期はつぼみから花の咲く5月の下旬から6月の中旬あたりです。
 なお成虫は全身黒いハバチですが、よく似た黒いハバチがまわりにいますのでなかなか分かりません。

 
 また別の花では、黒いガが1匹、熱心に吸蜜していました。近寄っても逃げる様子がありません。
 ブドウスカシクロバではなく、リンゴハマキクロバかウメスカシクロバのようです。
 しかし、判別するための翅脈が不鮮明なため、判然としませんが、やや大きめだったので、リンゴハマキクロバと推測しました。P6040884

P6040890

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ps:
 当地では、先の(6/4)部分月食、そして昨日(6/6)の金星の太陽面通過天体ショーの舞台は、両日とも、分厚い雲の暗幕が降りたまま開く気配もなく、全く観察できませんでした。テレビ放送で満足です。(天気予報の通りでした。)

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2012年6月 6日 (水)

オオバコ、ヘラオオバコ、ツユクサ、メダカ、ミシシッピアカミミガメ

 初夏。梅雨入り間近の様相のフィールドには確実に雑草がのびています。人通りの少ないところはもう立ち入るのは躊躇するほどになっています。
 在来のオオバコは草丈が低いので通行にさほど抵抗はありませんが、Photo_2

 
 道路脇に群生する大型の外来雑草ヘラオオバコは、50~70cmほどにも花茎を立ち上げて群生し、在来植物と競合したりして大変困る「外来生物法」の要注意種です。Blg2012530_4

 
 田んぼ脇の湿地には、もうツユクサが青い花をつけるようになりました。P6040975_3

 
 水田の排水路に、少数ながら野生メダカの姿が見られるようになりました。水質や環境条件には恵まれていませんから、あまり個体数は増えません。Blg2012530_2

 
 日中、川から50m以上は離れている、車は入れない遊歩道を、大きなミシシッピアカミミガメが歩いていました。
 時には夜間、車も通る舗装農道に出て、轢かれているのを見ることもあります。増えすぎたのでしょう。カメに責任はありませんが、こちらも困ったことです。Blg2012530_3

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2012年6月 5日 (火)

シャリンバイ、センダン、ヘビイチゴ、アカバナユウゲショウ、ミゾコウジュ

 関東ははっきりしない天気が続いていますが、九州南部は梅雨入りしたというニュースも聞かれます。

●シャリンバイ:
 近くの遊歩道では植栽のシャリンバイの花が咲きました。61

 
●センダン:
 春先まで、畑の真ん中で、黄色く乾いた実がたくさん残っていたセンダン。
 やはりセンダンの実は鳥には不人気で、まわりの木の実がすっかり無くなっても敬遠されて殆ど食べられていません。
 そのセンダンにも花が咲きました。またたくさんの実が成りそうです。Blg2012530

 
●ヘビイチゴ:
 道端の草むらにはヘビイチゴ( バラ科の多年草)が赤い実をつけて目立つようになりました。
 我が家の狭い庭の片隅にもいつの間にか赤い実をつけているのに気がつきました。食べても毒ではありませんが、全く味気がありません。Photo

 
●アカバナユウゲショウ:
 アカバナユウゲショウは、きちんと草取りをされる住宅地域の生活道路道端にも、ときには別格として残されていることが多い、可愛い雑草です。
 稀に白花もあります。Photo_2

 
●ミゾコウジュ(シソ科):
 やや湿り気のある日当たりの良い草地に生える2年草です。
 近郊では農地道端や草原などに普通に見られますが、地域によっては生育環境変化で見られなくなったところもあり、準絶滅危惧(NT)に指定されています。
 草丈は30~70cmで、茎の稜には下向きの毛があります。
 枝先に花穂を出し、淡紫色の小さな唇形花を多数つけます。
 花冠は長さ4~5mmで、下唇には紫色の斑点があります。花期は5~6月。Blg3r

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2012年6月 4日 (月)

キュウリグサ、開花から結実

 まだ裸地の多い早春、ロゼット状にひろがった若苗からごく短い花序を立ち上げ、水色の小さな花をつけたキュウリグサ。
 花序は最初サソリの尾のように(サソリ型/巻散花序)くるりと巻いていますが、やがて季節が進むにつれて、まわりに競合する背丈の高い雑草に負けないようにと花序を伸ばしていきます。Blg

 
 花序が細い針金のように伸びきった今頃には、下部についた花は結実し、茶色に熟したところから順に、一つの花に4個ずつできる小さなピラミッドのような形の種を播き散らしていきます。201262

Photo_2

 
 たまたまルーペで見ていた数mmの小さな花の一つに、何者か分かりませんが、幼虫らしきものが潜り込んで蠢いているのに気がつきました。Photo_3

4

 肉眼では気がつかないところにも、小さな生き物のいろいろな営みがあるのですね。

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2012年6月 3日 (日)

サンショ、ノヂシャ、ムシクサ、ナガバオモダカ、コヒルガオ

サンショ:
 花弁を持たない山椒の花が咲いたのは4月下旬でした。Blg2012424

 若葉を摘み取り、ちらし寿司にのせたりして季節感を楽しんだのもつかの間、今はアゲハチョウの幼虫の餌になるのを待つ季節です。早いですね。

 
ノヂシャ:
 4月下旬、まだ背丈が高くなる雑草が伸びてこない時期にやわらかな花茎を立ち上げ、とても小さなうす水色の花をつけて、存在感のあったノヂシャ。
 若苗は、”コーンサラダ”として欧米では人気のあるサラダ用ハーブなのですが、日本では雑草あつかい。Blg2012513r

 今はもうすっかり他の雑草に埋もれて姿が見えなくなりました。かき分けてみれば,精一杯背伸びしながら、力尽きようとしているようです。軟らかかった茎も固くなりました。

 
ムシクサ:
 庭に生えた雑草なかま。4月下旬、小さな白い4弁花がいじけたようについていました。ゴマノハグサ科の1年草です。
 草丈は10cm~程で、目の敵にするほどではありませんが、抜き取る前に記念写真。Blg2012420

 
ナガバオモダカ:
 屋外飼育メダカ水槽用の水生植物として、数年前に専門店から購入したもの。強力な繁殖力があり、増えすぎないよう管理をしなければ大変なことに。
 ただ、管理というのは、増えた株を根こそぎ切り取り除去するということだけです。
 3号鉢(直径約9cm)の鉢植えに閉じ込めて、水槽に沈めた株も、春先から小さな白い花を繰り返しつけます。見た目は涼しげな印象です。R0021928

 
コヒルガオ:
 5月中旬、雨の後アマガエルが日光浴?をしていた草原には、葉の基部が横に張り出す特徴のあるコヒルガオがいち早く、陽の当たる地面を占領し始めていました。
 ほどほどにしてもらいたいもの。Blg201254r

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2012年6月 2日 (土)

トキワツユクサ

 5月中旬、雑草取りをしていた庭の隅に生えているのに気がつきました。(撮影後に除草)
 これまでにご近所では見かけていましたが、我が家では初めてです。1r0022963

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トキワツユクサ(ツユクサ科ムラサキツユクサ属):
 南アメリカ原産の帰化植物で、昭和初期、園芸種として導入された花が野生化していて、繁殖力が強いため外来生物法により要注意外来生物に指定されています。
 湿り気のある日陰や水辺に生え、群落を形成します。草丈は50cmほど。在来の青い花をつけるツユクサより早く、5月には白い花弁の三角形の花を咲かせます。
葉が常緑なので常盤(トキワ)の名がついています。

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2012年6月 1日 (金)

6月の始まり

 熱中症予防対策、電力不足対策準備月間、でしょうか。心がけるとして、初夏の一時。
 一重のバラ ”ディンティ・ベス”が咲いて、P5170416

 
 切り花にした”ブルームーン”から、室内にダマスクの芳香が漂い、P5220564

 
 ”ミニバラ”に絡みついた”クレマチス”は、邪魔にされながらも青い花を咲かせています。Photo

 
 多肉植物の”ハオルチア・オブツーサ”は針金のように細く長い花茎を伸ばして、あまり見栄えのしない花をつけました。Photo_2

 
 いつも魅力のない庭を素通りしていくアオスジアゲハも、ご近所のお庭のウツギはお気に入りで、熱心に吸蜜していました。Photo_3

 めぐる季節。当地もほどなく梅雨入りすることでしょう。しとしと降る雨に濡れたヤツデの葉の上を、でんでん虫(カタツムリ)がゆっくり這っていく、そういう風景が似合う穏やかな梅雨であってほしいものですが。

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