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2012年7月 5日 (木)

アカバナトビハムシの仲間(幼虫と成虫)

アカバナトビハムシ(ハムシ科):

 ハムシ科の甲虫は幼虫・成虫ともに植食性で、その多くは害虫とされ、また種類も多く、光沢のある美しい色彩を持つものから、特徴ある模様のあるものなど様々ですが、外観の類似した種類では写真だけで種を確認するのは難しいこともあります。
 今回、数種の雑草溜まりになったまま放置しているプランターで、混在している他の雑草には全く食害はなくて、アカバナユウゲショウ(別名ユウゲショウ)だけが、穴だらけになって汚らしいのに気がつきました。
 いずれ、プランターごと処分するしかないので、どうでも良かったのですが、のぞき込んでみると、緑色を帯びた瑠璃色に光る小さな甲虫とその幼虫が、まだ食べられていない下葉に隠れて、たくさんいるのが見つかりました。
 そこで観察のため、蚕食が始まった葉っぱを一枚ムシごと切り取ってシャーレに載せ、とりあえず記録写真に。1blg

 
 ところが、しばらくすると、成虫は突然ピンッと跳んで視界から消えてしまいました。そして傍に転がっていた円いプラ容器の縁を歩いているのを見つけました。
 追っかけで写真を撮っていると(写真下のところから)、再びピンッと跳ねて行方不明に。2

 
 あらためて、まだアカバナユウゲショウにくっついているのを、葉ごと切り取ってシャーレに入れ、少しばかり観察した結果、一番類似点が多そうなアカバナトビハムシではないかと推測しましたが、間違っているかも知れません。
 体長は約3.6mm。36mm

 
 アカバナユウゲショウの葉をすごいスピードで囓って孔を開ける成虫と幼虫(写真上3枚)、そして下2枚は、突然尻を持ち上げた成虫で、背面から、そして腹面からの画像。
 何してる? 腹節の生殖節から出入りする雄生殖器?4

 
 腹面からの動画も(約2分)。なお、動画をご覧頂く場合には、スクリーン下部の右端にあるフルスクリーン(全画面表示)アイコンをクリックして、フル画面でご覧下さい。
 また全画面表示を中止、または終了するには、パソコンのキーボード(通常最上部右端に配列されている)【Esc】(エスケープ・キー)を押して下さい。

【註】 
 1)「アカバナユウゲショウ」(別名ユウゲショウ、ベニバナユウゲショウ)(アカバナ科マツヨイグサ属):
 マツヨイグサのように、淡紅色の花を夕方に開かせるというのでこの名がありますが、実際には昼間から開花が見られます。
 南アメリカ原産の帰化植物で、明治時代に観賞用として輸入されましたが、現在では野生化したものがあちこちの市街地の道端、田の畦、野原等、いたるところに見られます。
 花期は5~10月。国内(移入)分布は本州以南 。時には白花も観察されます。
  なお、「アカバナ」は別種の植物です。
 
 2)「アカバナトビハムシ」については、
 オオマツヨイグサやメマツヨイグサ(アカバナ科マツヨイグサ属植物)、またアカバナ(アカバナ科アカバナ属)を食草とする依存度が高く、それらの花や葉の上でよく見かけられること、 体長は約3.5mm(3~4mm)ほどの小型の甲虫で、直射日光下では緑色を帯びた瑠璃色~瑠璃色の光沢をもち、逃げるときは蚤のように ピンッと跳ぶという、写真と記述が多く見られました。
 今回の観察結果は、これらと類似点が多かったので、(幼虫も含めて)アカバナトビハムシと推測したものです。
 出現時期は4~8月。分布は日本各地。

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