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2012年7月 6日 (金)

イヌゴマ、ヤブカンゾウ、ハクチョウソウ

 防災有線放送で、”熱中症に注意して下さい”、と繰り返しアナウンスがあった日中、うろうろと外出すると、やはり暑いです。
 田んぼ道まわりには、むさ苦しい、暑苦しい、そして涼しげな野の花が咲いています。

イヌゴマ(シソ科イヌゴマ属):
 田んぼの水路脇に、雑草に絡まれて茎をゆがめながら生えていました。湿地や水路脇等の水気の多いところを好んで生える多年草です。
 高さ40~70cm、茎は四角形で直立し、稜には下向きの短いとげがあって触るとざらつきます。
 地下茎は長く地中を這っています。葉は披針形で2枚ずつ対生。夏に茎の先に花穂を作って、薄桃色の唇形花をつけます。Photo_3

 花後、ゴマのような種ができますが食用にはなりません。役に立たないので、イヌゴマ。(ワンちゃんに失礼)
 花期は7~8月。分布は日本各地。

 
ヤブカンゾウ(ユリ科ワスレグサ属):
 水田沿いの道端や、水路脇、また堤防斜面などに点々と生えています。中国原産の多年草です。P7051465_1

 
 花は橙色で八重咲きです。Photo

 なお、同じような環境に生えて、一重咲きで、よく似た花はノカンゾウです。日本では本種もノカンゾウも結実しないということです。花期は7~8月、分布は日本各地。

 
ハクチョウソウ(白蝶草)(アカバナ科ガウラ属):
 農道に沿った畦脇に点々と株立ちして生えていました。雑草刈の時にも残されて、農家の方が増やされたようです。
 北アメリカ原産の帰化植物で、観賞用として渡来したものが、強い繁殖力で野生に転じたものが多いそうです。
 耐寒性の多年草で、草丈は60~120cmになり、細くしなやかな長い花茎にたくさんの白い花をつけ、少しの風にも揺れて涼しげです。P7051468_1

 
 花は一日で萎れますが、穂状の花序を伸ばしながら、下部から上部に向かって数個ずつ順に咲いていきます。
 花弁は4枚、雄しべは8本で長くたれ下がり、雌しべは1本で花柱は雄しべより長く、柱頭は4裂しています。Photo_2

 このような花姿が、遠目には白蝶のように見えるので、ハクチョウソウ。こぼれ種でも殖えて繁殖域が広がっていきます。
 花期は6~10月、分布は日本各地。

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