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2012年8月

2012年8月31日 (金)

夏の姫川源流/親海湿原の昆虫他 ②イナゴ幼虫(褐色型)、ヒメギス(緑色型/褐色型)、ヤマアカガエル

 暑さがおさまることのないままに8月も終わりますが、暦の上では天地始粛の侯で、「二百十日」となりました。時間だけは確実に流れていきます。

 8月の湿原散策途上で見かけたバッタやカエルの記録です。

●イナゴ幼虫(イナゴ科)(褐色型):
 ドクゼリの花の基部に隠れるように止まっていました。成虫を見かける時期は8~11月。Blg_2

 
●ヒメギス(キリギリス科):
 全身が黒褐色で、背中は緑色(緑色型)または褐色(褐色型)のものがいます。大きさは25mmくらいでキリギリスより一回り小さく、胸部の後方が白線でふちどられているのが特徴です。
 腹端に長い産卵管を持つのが♀。翅は通常は短いですが、長いもの(長翅型)もいます。湿り気のある草原や水田・休耕田周辺、林縁、などで、草丈が低く開けた環境を好んで生息しています。植物の葉やほかの昆虫などを食べる雑食性です。
 出現時期は6~9月、分布は日本各地。

・緑色型の♀Blg_3

 
・褐色型の♂(撮影はひるがの高原)Blg_4

 
●ヤマアカガエル(あるいはニホンアカガエル?):
 湿原に生えたシダの葉陰にいました。このアングルしか撮れませんでした。ニホンアカガエルとヤマアカガエルがいて、そのいずれかと思うのですが、両者の見た目はよく似ています。
 Web上にも両者の見分け方として、目の後ろからのびる「背側線粒上隆条」で区別できると紹介されていますが、その判別に必要なアングルの写真が撮れていませんから、素人には判別が困難です。
 そこで標高750mほどの”山地湿原“にいたから単純に「ヤマアカガエル」としました。間違っているかも知れません。Blg

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2012年8月30日 (木)

夏の姫川源流/親海湿原の昆虫 ①アカハナカミキリ、ウラギンシジミ、エゾイトトンボ、ノシメトンボ

 散策の折りに目についたものです。遠くにいたり、すぐ逃げられたりです。

●アカハナカミキリ(カミキリムシ科):
 オトコエシの白い花にいました。頭部以外はやや茶色がかった赤色で、大きさ 18mmほどのやや小さめのカミキリムシです。
 平地から山地まで広くみられます。夏の林縁に咲く、シシウド、ノリウツギなどの白い花に、他の昆虫と共によく集まっています。
 出現時期は6~9月、分布は北海道、本州、四国、九州。
 なお幼虫は、マツ、ハンノキ、クヌギなどの枯木や伐採木を食べています。Blg

 
●ウラギンシジミ(♀)(シジミチョウ科):
 林縁を飛んでいました。大きさはモンシロチョウと同じくらい(前翅長19~27mm)の大きさで、翅の裏面が真っ白(銀色)のチョウです。
 翅の表面は、メスは濃茶色地に水色の紋、オスが濃茶色地に朱色の紋です。この個体は水色がほとんどはげて白っぽくみえ、だいぶくたびれた♀だったようです。
 飛んでいる時には翅の裏の白色がチラチラと良く目立つのですぐに分かります。成虫で越冬します。
 出現時期は3~4月、そして6~10月。分布は本州、四国、九州。
 幼虫の食草は、フジ、クズなどの花やつぼみです。Blg_2

 
●エゾイトトンボ(イトトンボ科):
 親海湿原(標高約750m)にいました。涼しい環境を好む北方系のイトトンボです。
 分布は北海道に普通、本州では東北地方~中部山岳地域の高地、寒冷地で、挺水植物が繁茂する湿原や滞水など。出現時期は6~9月。
 なお、環境省のレッドデータブック(RDB)には指定がありませんが、都道府県によっては絶滅危惧種に指定されている外観がよく似た「オゼイトトンボ」がいますが、その見分け方は、本種の腹部第2節背面の黒色斑紋がスペード型であることによるということです。
 しかし(上面からの画像がなく)この写真1枚では判然としませんが、”オゼ”ではなく、”エゾ ”としました。(画像はクリックで拡大します)Blg_2_2

 
●ノシメトンボ(トンボ科アカトンボ亜科):
 アカトンボの仲間では一番大きくて大きさ40~50mmで、翅の先が黒くなっているトンボです。
 秋になって成熟してもあまり赤くはなりません。平地や丘陵地、また低山地の、水生植物の多い池、水田などでごく普通に見られます。
 出現時期は 6~11月、分布は日本各地。Blg_3

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2012年8月29日 (水)

夏の姫川源流/親海湿原に咲く花 ④ハエドクソウ、フシグロセンノウ、ボタンヅル,ママコノシリヌグイ

 夏の姫川源流/親海湿原に咲く花の続き、最後です。

●ハエドクソウ(ハエドクソウ科):
 姫川源流に向かう遊歩道の林下にたくさん生えていました。自宅近くの草原にも生えていていますが、こんなところにもあるかと、ついでに撮ったものです。
 唇形花基部にある大きさ5~6mmの顎上側には、3本の濃い赤紫色の“鉤針”があり、果実が稔るとこれで“ひっつき虫”になって散布されます。
 花期は7~9月。分布は日本各地。Blg3r_3

 
●フシグロセンノウ(ナデシコ科):
 山地の林縁などに生える多年草です。うっそうとした自然園内では朱色の花がよく目立ちました。花の見頃は7月下旬~8月。Blg3r_4

 
●ボタンヅル(牡丹蔓)(キンポウゲ科):
 遊歩道の林縁に生えていました。山地に自生し、葉柄によって他物にからみつく蔓性多年草です。小葉は複葉で、ボタン(牡丹)のような葉をした蔓、ということでこの名前。
 葉のつけ根に小形の白花をつけ、秋に実る種子(毛を密生したそう果)は鶴の羽のようにも見えます。
 花期は8~9月、分布は本州、四国、九州。Blg_7

 
しんがりは、
●ママコノシリヌグイ(タデ科):
 遊歩道沿いの林縁に生えていました。その名を口にするたびに、なんともすさまじい名前がつけられたものと思うのです。
 下向きに鋭い棘があり、うっかり皮膚に触れると傷が出来るほど。花は金平糖のようなかわいらしい花で、ミゾソバアキノウナギツカミにも似ています。
 花の見頃は8~9月。Blg_8

                                 (完)

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2012年8月28日 (火)

夏の姫川源流/親海湿原に咲く花 ③ツリフネソウ、キツリフネ、ドクゼリ、ノブキ、バイカモ

 夏の姫川源流/親海湿原に咲く花の続きです。

●ツリフネソウ(写真上)、キツリフネ(写真下):
 ツリフネソウ(ツリフネソウ科)
 日本に1属3種。花が帆掛け船を釣り下げたような形をしていることが名前の由来です。花の下の大きなふくれた部分は3枚あるガクのひとつです。花の後の突き出した部分(距:きょ)は、くるりと巻いています。花の見頃は8~9月上旬。
 キツリフネ(ツリフネソウ科)
 山中の湿地に生える1年草で、花の形が船に似ていて、黄色い花であることからこの名前がつきました。ツリフネソウと違って、花の後に突き出した部分(距)は巻いていません。花の見頃は8~9月上旬。Blg_6

 
●ドクゼリ(セリ科):
 大形の植物で、長く伸びた花茎の先端に花の塊が球状につきます。幼植物の時にセリと間違われることがありますが、全草に毒がありますので要注意です。
 花の見頃は7月中旬~8月中旬。Blg3r_2

 
●ノブキ(野蕗)(キク科):
 姫川源流に向かう歩道沿いの林縁にたくさん生えていました。フキとは別属ですが、葉の形はフキによく似た多年草。山地林縁の湿った所に生え、高さ約50cm。
 夏から秋にかけて、多数の白色の小頭花をつけます。同時に出来ている果実(放射状に並んだそう果)には粘毛があって動物などにくっついて散布される”ひっつき虫”です。
 花期は7~10月。分布は日本各地。Blg5r

 
●バイカモ(梅花藻)(キンポウゲ科):
 なんといっても一番のお目当て。
珍しい水中花で、花が梅の花に似ているところからこの名があります。花期には白く小さな花が水中で水の流れに合わせてゆれています。
 夏のこの時期に最も多く花をつけますが、姫川源流の水温がほぼ9℃を保っているからか、冬も咲いている時があるとのことです。開花時期は5~11月。Blg5r_2

                               (続く)

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2012年8月27日 (月)

夏の姫川源流/親海湿原に咲く花 ②キンミズヒキとミズヒキ、クサレダマ、コオニユリ、コバギボウシ、サワギキョウ

 夏の姫川源流/親海湿原に咲く花の続きです。

●キンミズヒキ(写真上)とミズヒキ(下):
 ・キンミズヒキ(バラ科)
 長く伸びた花茎に小さな黄色い花がたくさん並んでいます。赤いミズヒキに対して黄色いので金水引と呼ばれています。花の見頃は7月中旬~8月。
 ・ミズヒキ(タデ科)
 上から見ると赤く見え、下から見上げると白く見える花を紅白の水引に見立てた名前です。林地の日陰に生えます。花の見頃は8~10月。Blg_3

 
●クサレダマ(草蓮玉)(サクラソウ科):
 親海湿原にありましたが、もう花は終わっていました。はじめて名前を耳にしたときには“腐れダマ”かと思ったのですが。
 なにしろ植物の中には酷い名前をつけられたものがありますよね。
 山地の湿地に生える多年草で、マメ科の低木レダマに似た草の意。花の見頃は7月。Blg_4

 
●コオニユリ(小鬼百合)(ユリ科):
 鮮やかなオレンジの花が夏空に映えます。花の見頃は7月中旬~8月中旬。Blg_5

 
●コバギボウシ(ユリ科):
 山地の湿地に生える多年草で、葉の小さいギボウシ。紫色が濃く群生している時期には紫の帯のように見えます。花の見頃は7~8月。Blg3r

 
●サワギキョウ(沢桔梗)(キキョウ科):
 山間の湿地に生える多年草で、茎は枝分かれせずに直立して、90cmほどの高さになります。
 花の色があざやかな紫色で、沢に多く生育するところからこの名があります。花の見頃は7月下旬~9月上旬。Blg4r

                                 (続く)

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2012年8月26日 (日)

夏の姫川源流/親海湿原に咲く花 ①アギナシ、オオバセンキュウ、オオハナウド、オタカラコウ

 昨夏と同様に、お盆休みも明けて一息ついた北陸路からの帰路、長野県/白馬村・佐野坂にある姫川源流自然探勝園と親海(およみ)湿原に立ち寄ってきました。
  ( http://www.hakubasanosaka.com/himekawa_oyomi.html
 北陸自動車道を新潟県・糸魚川I.Cで下りて、一般国道148号線を姫川に沿って約54km南下したところに位置しています。
 単純に歩くだけなら所要時間は60分程度ですが、さして急ぐわけでもないので2時間弱、人気もまばらな静かな自然を散策して帰りました。
 あらためて気まぐれに撮ってきた写真を整理してみると、(当然のことではありますが)、昨年とほぼ完全に重複した中味ばかりで、新鮮味はありませんが、ブログの”埋め草”として少しずつ、しばらく連載します。

●姫川源流/親海湿原入り口と,姫川源流湧水:1blg

 
●アギナシ(オモダカ科):
 浅い湿地に生える多年草で、葉が矢じりのような形をしています。秋になると葉腋に小さい球をつけます。水田の害草オモダカに似ていますが、葉はオモダカよりやや細め。
 花の見頃は8月。Blg

 
●オオハナウド(セリ科):
 国道入口から遊歩道脇沿いに咲いていました。草丈1.5~2mになり、白い花をつける多年草。
 遠目にはオオバセンキュウに似ていますが、近くで見れば違いははっきりしています。
 茎頂または、分枝した先端に大型の複散形花序をつけ、花は白色の5弁花で、外側の1花弁が大きく、2深裂し、左右相称花となっています。
 花期は地域差があり5~9月。分布は北海道、本州近畿地方以北。Blg2r

 
●オオバセンキュウ(セリ科):
  親海湿原に咲いていました。草丈が高く、60~180cmにもなります。モロコシの皮のような葉柄がついています。花は、花弁の先端が内側に曲がっていて、雄しべが花弁より長い特徴があります。
 中部地方以北で、亜高山帯の湿地に生える多年草です。花の見頃は8月中旬~9月中旬。Blg_2

 
●オタカラコウ(キク科):
  姫川源流近くの湿地に生えていました。湿地に生育する多年草で、根出葉はフキの葉に似ていて大きく、直径30~40cmで、1m近い葉柄があります。
 高さ2mほどにもなる花序を形成し、黄色い花を次々と咲かせます。花期は8~10月。分布は本州の福島県以南から四国・九州。Blg2r_2

                                 (続く)

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2012年8月25日 (土)

キイトトンボ、クロイトトンボ、アカトンボ

 ひるがの湿原植物園の、水生植物が茂る池や水路周辺にはたくさんのトンボが飛んでいました。目立ったのはたくさんいたキイトトンボでした。Photo

 
●キイトトンボ(イトトンボ科):
 園内の睡蓮やヒツジグサの繁茂した池に特にたくさん、また園内の水路付近にも飛んでいました。
 他のイトトンボに較べて腹部がやや太めで、鮮やかな黄色がとても目立ちました。大きさは40mmほど。
 ♂の腹部は鮮やかな黄色で、腹節7~10節の上部に黒い斑があります。♀は腹部が黄色い黄色型と、黄緑色の強い緑色型がいます。今回見かけた♀は緑色型でした。
 本種はおもに平地や丘陵地の挺水植物がよく繁茂した池沼や湿地に生息しています。
 出現時期は5~10月、分布は本州、四国、九州。Blgp8163619cctrm

3r

 
●クロイトトンボ(イトトンボ科):
 体色が黒っぽくて、胸部側面と腹部の先が青い、大きさ33mmほどのイトトンボ。成熟した♂は胸の横が粉をふいたように白くなっています。♀は緑色の強いものと青みの強い固体がいます。
 おもに平地や丘陵地の挺水植物がよく繁茂した池沼や湿地で普通に見られます。
 出現時期は、4~11月頃まで長期間です。分布は日本各地。Photo_2

 
●アカトンボ:
 少し小さめのアカトンボ。この写真では(白い)顔が写っていないので判然としませんが、湿地性のトンボ、「ヒメアカネ」のように見えます。
 アカトンボは豊かな季節感のシンボル。Photo_3

 他にも大形のオニヤンマなどが飛んでいましたが、写真は撮れませんでした。

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2012年8月24日 (金)

8月の”ひるがの湿原植物園”の植物

 お盆休みも明けて静かになっていた「ひるがの湿原植物園」に行ってきました。 
   ( http://plants.takasu.or.jp/bg/
 この施設は、岐阜県郡上市の最北部、長良川の源、高鷲町の「ひるがの高原」にあり、かつての”ひるがの高原”の面影を残す貴重な場所となっていて、園内には、50種類以上の湿原植物と水生植物が生育しているということで、この季節に見られる花々や、イトトンボの仲間なども観察することが出来ました。
 施設そのものはさほど広大なものではなく、園内周遊の所要時間は20分弱ということでしたが、気ままに1時間ほどかけてのんびり歩いてきました。
 夏がゆっくりと去って行き、秋が忍び寄る跫音もチョッピリ感じながら、目にした草木の花々です。

① 写真上から、紫色のサワギキョウ;ウド(の花);ヨツバヒヨドリ;コオニユリ:Blg2

 
② 写真上から、シュロソウ(黒紫色の独特の花はもう終わりでした);コバギボウシ;マツムシソウ;そしてゲンノショウコの赤花と白花種(関東以北は白花のゲンノショウコが一般的で、赤花はほとんど見られません):Blgnc

 
③ 写真上から、オトコエシ(頑丈そうな草姿の白い花);オミナエシ(黄色い花で、たおやかな感じ、秋の七草の一つ);ヤマホタルブクロ;イヌゴマ:Blg_2

 
④ 写真上から、シラヒゲソウ(はじめて見た花です。花期はこれからで(8~10月)、分布は本州、四国、九州);コウホネ(移植して管理されているそうです);ナガボノアカワレモコウ(名前の通り、とても草丈が長く、赤い花穂):Blg2_2

 
⑤ 写真上から、ノリウツギ;ノギラン(もう終わりかけでした);イラクサ;アカバナ;ツリフネソウ:Blg_3

 当日の平地は33℃くらいだったようですが、標高900m近いここは25℃ほどでした。ただ少し蒸し暑く、やはり汗をかきました。

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2012年8月23日 (木)

さくら街道R156号線、ひるがの高原~御母衣湖畔・荘川桜を走る

 所用のため、お盆休みを挟んで富山まで出かけました。その合間に、お盆休みのUターンピークを避けて、さくら街道として知られる国道156号線沿いを少し走って、沿線の”名所”を何カ所か“つまみ食い”してきました。
 白山連峰大日ヶ岳(1,709m)の麓に広がる標高およそ900mの「ひるがの高原」一帯には色々な施設があります。
 観光案内所でもらった見所・ウオーキングマップを手にして、まずはお目当ての『ひるがの湿性植物園』へ。(http://plants.takasu.or.jp/bg/?page_id=8

ひるがの湿原植物園→道の駅大日岳:
 実際に散策可能な湿原スペースは想像していたほどに広くはなく、こぢんまりした”施設“でしたが、カメラ片手にゆっくりウオーキング。
 スイレンやヒツジグサの咲く蓮池にはキイトトンボがたくさん飛んでいて、自然が豊かで気持ちの良いところでした。
 見学後、「道の駅大日岳」まで。Photo_4

  
駒ヶ滝:
 小休止してからR156号線沿いにある見所のひとつ「駒ヶ滝」へ。車数台止められるスペースがありました。写真を撮ってからBlgr156fitr0026842

 
長良川源流湧水→夫婦滝:
 次の長良川源流湧水へ。ここにも道路脇に駐車スペースがあります。歩き始めてすぐのところに、冷たくきれいな石清水が流れ出ていました。
 そこからさらに遊歩道を100mほど進むと夫婦滝でした。水量豊富な2条の滝で、一帯にミスト(飛沫/微少水滴)が漂い、マイナスイオンたっぷりで爽やかなところでした。Photo_5

 
続いて「分水嶺公園」へ:
 大日岳の山腹を縫って下る流水は、ここ、ひるがの(蛭ヶ野)峠で袂を分かち、南(下段写真の画面左)へは、長良川の源流となって濃尾平野から太平洋へ、そして北(画面右)へは庄川と名付けられて御母衣ダムなどの発電用水源になり、日本海へ注ぐ分岐点(分水嶺)になっている、ということでした。
 なお、この公園は「ひるがの,湿原植物園」に隣接していて、ウオーキングコースで結ばれていました。Photo_3

 
御母衣ダム湖畔の荘川桜:
 最後に、白川郷方面に向かって走り、御母衣ダム湖畔にある2本の荘川桜を見学。その後、御母衣電力館・荘川桜記念館に立ち寄りました。
 かつて、日本の産業・経済発展の原動力として国内で盛んに電源開発が行われてきましたが、その代償として先祖伝来の故郷が、ダム湖底に沈んだという歴史物語が各地にあります。
 ここの桜もその一つという、歴史物語を見てきました。Photo_4

 見学後、白川郷I.Cから高速道で富山に。往復4時間ほどのドライブでした。

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2012年8月22日 (水)

ブタナ、セイヨウノコギリソウ、カワラナデシコ、トカゲ、カナヘビ、

 酷暑の堤防草地に咲いていた野草、そして全く関係ない、今はめずらしいトカゲと、めずらしくはない、庭にいるカナヘビ。

●野草は写真上から、ブタナ(2枚)、セイヨウノコギリソウ、カワラナデシコ。Blg20128122

 「なでしこ」といえば通常はカワラナデシコ。秋の七草の一つで、名前のとおり昔は河原の草地に秋の訪れを告げて普通に咲いていましたが、昨今は環境変化などでなかなか見られなくなりました。本来”健気で丈夫な”草花なのですが。
 なでしこジャパンの名にふさわしく,がんばってほしいものです。

 先の20日、東京,銀座で行われたロンドン五輪のメダリスト71人の凱旋パレードに、50万人の人出があったとか。もちろん「なでしこ」ジャパンも大人気。

 
●トカゲとカナヘビ:
 今は、近くではまず見たことがないトカゲ。林地で見かけた青く光る尻尾が懐かしい思いでした。カナヘビは庭先で普通に見かけます。Photo

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2012年8月21日 (火)

カクムネベニボタル、キマワリ、その他不明甲虫の仲間3種

 夏の間、林地や草地などで見かけた甲虫です。

 
●カクムネベニボタル(ベニボタル科):
 林縁の擬木に止まっていた体長10mmほどの甲虫。類似しているアカハネムシではなく、カクムネベニボタルのようです。
 前胸背板は前側が狭い台形で、極端な突起は無く、中央部が高まった中心線に縦溝が見えます。
 また赤紫色の前翅と、発達した大きな触角があり、♂の触角は細長いクシの歯状に枝分かれしていますが(写真上)、♀のは短い鋸歯状です(写真下)。
 花の蜜などを食べています。出現時期は5~8月、分布は本州、四国、九州。Photo_3

 
●キマワリ( ゴミムシダマシ科 キマワリ亜科):
 林地の舗装道路を忙しく歩き回っていました。写真は1枚しか撮れませんでしたので少し情報が不足していますが、「キマワリ」(ではないか)と思いました。
 大きさ18mmほど。黒色で、上翅には筋があり、脚が長いゴミムシダマシの仲間です。
 雑木林や、都市郊外でも普通に見られます。
 出現時期は5~10月、分布は日本各地。R0024139

 
●ゴミムシの仲間:
 草むらから這い出してきた大きさ2cmほどの甲虫。ゴミムシのようですが写真1枚しか撮れなくて、図鑑には似たものが多く、この写真だけでは名前は特定できませんでした。Blg20125192cm

 
●センチコガネの仲間:
 林地の地面を這っていました。こちらも写真は2枚だけで、情報不足ですが、センチコガネの仲間のようです。Blg_2

 
●不明の”ハナカミキリモドキ”の小さな甲虫:
 庭にやって来た大きさ8mmほどの小さなカミキリムシ体型の甲虫で、とりあえず1枚撮ってから、近寄って撮ろうとしたらすぐ逃げられてしまいました。
 1枚の不鮮明な画像ではなんともなりません。
 (まず間違いと思いますが、Web図鑑なども参照して、何となく似ているかなと思った「キバネニセハムシハナカミキリ」(カミキリムシ科ニセハムシハナカミキリ属)、という長いややこしい名前の昆虫だとしたら、次の特徴があるようです。
 大きさ5~8mmほどの、ハムシのような体型のカミキリムシで、前胸背と小楯板は黒く、翅鞘は黄褐色~赤みがかった茶色。
 寄生植物はアカメガシワ、ヤマブドウ、ミズキなど。
 出現時期は4~7月。分布は本州、四国、九州)Photo_4

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2012年8月20日 (月)

コバネイナゴ幼虫(褐色型)、ヤブキリ幼虫、ウスイロササキリなど

 8月も下旬になりましたが、盛夏と変わらない熱い風が渡る草原で元気に暮らしている昆虫たち。

●コバネイナゴ幼虫(褐色型):
 体がすっぽり包み込まれるほどにヨシの茂ったむせかえる暑さの草地を、その先の水辺に行くために通り抜けようとすると、一面、ばらまいたようにバラバラと跳ぶコバネイナゴの幼虫。
 通常は、緑色をした幼虫が普通で、褐色型は例外的だそうです。が、なぜかその場所は”例外なく”褐色型ばかり。
R002653010_2

 
ヤブキリ幼虫:
 林縁の草地にいたものです。写真上は♂、下2枚は♀。Blg

 
●ウスイロササキリ(キリギリス科):
 ヨシの草原にいました。”目が合うと“、止まっている葉の裏側や茎の反対側にクルッと回りこむのでなかなか撮れません。
 枯れた茎の裏側にいるのを茎ごとゆっくり回してこちら向きにしてパチリ。すぐ逃げられました。
 大きさ(腹端まで)は16mmほど、また翅の端までは32mmほど。体は明るい緑色で、長い触角と、腹端をこえる薄茶色の長い翅を持ったスリムな体型のササキリの仲間。
 出現時期は6~10月、分布は日本各地。R0025066_2

 
●シオカラトンボ:
 写真上は♀、下が♂。最もなじみ深いトンボですがずっと数は少なくなりました。
 稲田の上を遊弋していたり、草原に止まっていたり。Photo_2

 
●スグリゾウムシ(ゾウムシ科):
 庭にもやってくる大きさ5mmほどのゾウムシ。
 植物の葉や茎、またつぼみや花などいろいろな植物組織に丈夫な口吻で孔を穿ち、その中に卵を産み付けます。
 孵化した幼虫はそのまま住み着いたり、虫こぶを形成したりして植物に被害を及ぼす困りもの。
 出現時期は4~8月、分布は日本各地。Photo

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2012年8月19日 (日)

クロオビハナバエ、ツマグロキンバエ、アシナガバエ科の仲間

 普通に見られるハエ仲間です。正体は良く分からないのもいます。

 
●クロオビハナバエ♀(ハナバエ科):
 たまたまコンポストのフタに止まっていました。複眼が離れていますから雌のようです。
 体長5~6mm。灰白色地の胸部の背に黒くて太い横帯があるので、この名前。
 名前は「花蠅」でも、成虫は動物の死骸やゴミ箱に集まり、また幼虫はそれらを食べて育つということでハナバエの名にはそぐわない汚物に集まるハエの仲間です。
 出現時期は4~9月、分布は本州、四国、九州。Blg2012529

 
●ツマグロキンバエ(クロバエ科):
 ヤブガラシの花盤の蜜を熱心に舐めていました。他にも色々な花の上でよく見かけます。大きさ 6mmほど。”キンバエ”の名がありますが、汚物に集まるハエではなく、花に集まるハエの仲間です。
 深緑色で、背中に丸みがあり、翅の先端(→褄)が黒くなったキンバエの意。
 青緑色に輝く複眼に特徴的な筋模様があります。口器は長く突き出て花の蜜をなめるのに都合が良くできています。
 なお複眼がくっついているのが♂、隙間があるのは♀です。
 出現時期は6~10月、分布は本州、四国、九州。Photo_8

 
●アシナガバエ科のハエの仲間:
 体長5~6mmで、庭にもやって来たりして、葉の上を忙しく動き回り、時々止まっては土下座するような格好で何かを舐めている、そのような、どこでも普通に見かけられるハエの仲間です。
 見た目は、足が長くて、金緑色に光る、細身の小さなハエです。
 それでそのまま”アシナガキンバエ”、としてしまうとほとんど間違いらしいですが、専門的な詳細は分かりません。*Photo_9

 * http://plaza.rakuten.co.jp/Wolffia/diary/201107170000/

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2012年8月18日 (土)

モンクロシャチホコ(羽化直後~)

クロモン モンクロシャチホコ(羽化直後):
 夜、ニイニイゼミなどの抜け殻がたくさんくっついている樹の幹を、一見ずんぐりしたクリーム色のイモムシ風、しかし、イモムシではないものが、サササッと早い足取りで登っていました。 
 懐中電灯の光を当てると、ピタリと止まって動かなくなりました。萎縮したままの翅が見えました。
 そこで、持合わせの携帯で写真に。出来の悪い画像です。1

 
 そのままじっとしていましたので、空気を吹き込んで膨らませた薄いポリ袋に入れると、ポリ袋の壁にとまって、翅がだんだん伸びていく様子が見えました。そのままお連れし、一晩玄関先でお泊まりしてもらいました。

 朝、開けて見ると、もうすっかり一人前の姿で、なんと最初に見たのは既に面識のあるお方、クロモン モンクロシャチホコの、羽化直後のお姿だったのです。2r0026575

 
 突っつくと、早足でサササッと歩いて道路まで出ていきました。しかし飛ぶ気配はありません。5

 
 翅をすぼめて道端で止まってしまいましたので、4r0026581

 
 外構の壁に止まらせておきました。6r0026582

 翌朝には姿はありませんでした。

クロモン モンクロシャチホコ(シャチホコガ科):(幼虫別名サクラ毛虫)
 幼虫は別名が示すようにサクラの葉を食害する黒い毛虫で、公園のサクラに群がっているの見たことがあります。
 成虫も、桜並木の下植えの植栽に止まっているのを観察していました

 成虫は大きさ(開張 )45mmほど、前翅は明るい灰黄色で、基部に紫黒色の紋があり、外縁部には同色の太い帯があります。
 止まっている時は翅をぴったり合わせていますが、歩くときは開き気味になるので黒紋の特徴がよりはっきり見えます。

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2012年8月17日 (金)

ブドウトリバ、チャドクガ、セスジスズメ、ヨモギエダシャク終礼幼虫

 ご近所の蛾仲間です。とくにめずらしくはありません。見るのも暑苦しいですが。

●ブドウトリバ:
 庭に飛んできました。見るからに飛びにくそうな姿ですが、どうしてこんな格好になったのかと毎度ながら不思議におもいます。Blg201251

 
●チャドクガ(ドクガ科):
 天気大荒れだった翌日の朝、北側廊下のガラスに貼り付いていた個体です。
 知る人ぞ知る都市型のドクガ仲間で、庭木のツバキやサザンカに卵を産み、幼虫を大量発生させます。その毒毛が風に乗って飛散するという忌まわしい毛虫です。
 今夏、ご近所でたくさん羽化したらしく、近隣で成虫を一斉に見かけました。成虫は黄色タイプと黒いタイプがいて、一年に二回発生するのですが、夏に発生する♂が黒いタイプのようですが、隣家の壁に黄色いタイプも数匹貼り付いていました。
 我が家の玄関先や、北側の窓にいたのは茶色~黒でした。翌日になっても少し位置が変わっただけで居座っていましたので殺虫剤スプレーで追い払いましたが・・・。
 前翅の先端についた黒い二つの点が目印です。Blgr0025064

 
●セスジスズメ:
 大雨の翌朝、駐車場においてあった庭木の剪定屑入れのプラスチックカゴに止まって、翅を振動させていました(写真上)。体温を上げる目的のようです。
 昼前になって、まだいたので、葉の先で触ると飛んで、隣家の玄関にいったん止まって(写真下)から飛び去りました。Blg_3

 
●ヨモギエダシャク終礼幼虫:
 公園の木の幹にくっついていた薄黄緑色の、つるんとした尺取り虫です。Blg_4

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2012年8月16日 (木)

夏の夜のツヅレサセコオロギ

 コオロギ等の鳴く虫が鳴く温度領域はかなり狭く、気温に比例して鳴く速さや周期などが変動することが昔からよく知られています。
 暑い夏の日中には鳴かず夜に鳴きますが、だんだん涼しくなると一日中、そして寒くなると日中だけ鳴くようになります。
 残暑が厳しく蒸し暑い夏の夜に、植木鉢のそばでツヅレサセコオロギが早いビートで盛んに鳴いていました。R0026760trm

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2012年8月15日 (水)

ヒサマツムシヒキ、ベッコウハナアブ、その他アブの仲間

 初夏から秋頃まで、近くで普通に見られるアブの仲間です。

●ヒサマツムシヒキ(ムシヒキアブ科):
 庭にやって来ました。黒い体色、胸部背中の模様、腹節の白帯などからヒサマツムシヒキとしました。
 体長約20mmでした。出現時期は5~10月。分布は日本各地。Blg2012721

 
●シオヤアブ♀(ムシヒキアブ科):
 庭にもよくやってきて普通に見られるアブ。♂は腹部先端に白い毛束があります。
 他の昆虫を捕らえて体液を吸います。大きさ25mmほど。出現時期は6~9月、分布は日本各地。2012717

 
●マガリケムシヒキ(ムシヒキアブ科):
 林地で見かけました。大きさ18mmほどの暗灰色で小さめ、細身のアブ。正確な同定は少し難しそうで、間違っているかも知れません。
 小さなハエやガガンボなどを捕食しています。出現時期は5~10月、分布は日本各地。Blg

 
●ベッコウハナアブ(ハナアブ科):
 林縁の草地にいました。大きさ18mmほど。見るからに”メタボ体型”で、全身に橙黄色の毛が生えていて、翅の中央部には黒斑があります。
 花を訪れます。出現時期は5~9月、分布は日本各地。Blg_2

 
●その他いつも庭にもやって来てよく見るハナアブ科の、
 写真(上から)フタホシヒラタアブ、(中)ホソヒラタアブ、(下)アシブトハナアブ。Photo_14

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2012年8月14日 (火)

タマムシ

タマムシ(ヤマトタマムシ):
 朝6時過ぎ、所用で駅に向かう市街地の路上にいて踏みつけそうになりました。これまで近くで見かけたことはありません。
 まだ動きは鈍く、すぐに飛んで逃げる様子もなかったので、一度ポケットにいれてお連れしました。大きさは4cmでなかなか立派な体格の雄でした。
 午後、エノキ、アキニレ、ケヤキなどの大木がある公園まで連れて行き、記念写真撮影後お別れしました。R0026189

Photo_12

Photo_13

4 

 エノキの下枝に止まらせたら、すぐ、ブンッという羽音を残してあっという間に林間に消えていきました。
 気がつきませんでしたが、止まらせた小枝のすぐ傍にいたのはハラビロカマキリの“若者”。残念そうに見送ったようです。5r0026198

 虫の嫌いな人でもこのタマムシだけは例外でしょうか。鮮やかに光り輝くこの虫は法隆寺にある国宝・玉虫厨子でも有名。
 成虫は7~8月の昼中に活発に活動し、伐採された樹木が堆積してあるような林地や、エノキ等の広葉樹の林でよく見かけられ、エノキやアキニレ、ケヤキ等の葉を食べています。
 なお幼虫はエノキやサクラなどの枯木内で生活して成虫になります。

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2012年8月13日 (月)

木曽の御岳山、アサギマダラ、エルタテハ

 先日、日帰りで木曽・御岳山のお花畑(標高2,150m)に行って、アサギマダラを見てきました。さすがに下界の暑さには無縁でした。

 ロープウエイのゴンドラリフト乗り場から御岳山を望む。下界は暑いです。R0026136cc

 
 ロープウエイ飯盛高原駅(御岳山7合目,標高2,150m)から乗鞍岳方面の眺望。
 普通なら午後になると霞んでしまう遠景も、空気が乾いていたためによく見えました。P7313482_2

 
 すぐ傍にある高山植物園お花畑のコマクサ:R0026144

 
●アサギマダラ:
 そして、お目当てのアサギマダラ。
 葉の写真がありませんので不確かですが、ヤマブキショウマの花で、いつもの、重そうにぶら下がる格好で吸蜜していました。
 1,000km以上の距離を移動していくことがマーキング追跡調査で確認されているそうです。Photo_10

 
●エルタテハ:
 おまけでしたが、林縁には色々なチョウが飛んでいました。残念ながら追っかける時間もなく、エルタテハだけ撮れました。裏羽根に白文字Lのイニシャルがあり、表前・後翅の白斑が特徴的です。Photo

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2012年8月12日 (日)

ナガゴマフカミキリなど、樹液に集まる昆虫

 日中、ゴマダラチョウやコムラサキ、またアカボシゴマダラなどのチョウが集まるクヌギの樹液には、その他の蠅の仲間や甲虫なども集まっています。

 
●ナガゴマフカミキリ:
 樹皮肌にそっくりな体色で、巧みなカモフラージュです。R0025347_3

 
●カブトムシ:
 他の昆虫がいない♀♂だけの時でも争っていました。R0025894

 
●サビキコリ(上2枚)、カナブン、シロテンハナムグリ(下)も常連です。Photo_7

 
●オオスズメバチ:
 樹液目当てだけではなく、そこに集まる昆虫狩りも目的です。サビキコリを襲って捕捉し(下)飛び去っていきました。Photo_8

 
●ヨツボシオオキスイ(上2枚)、ヨツボシケシキスイ(下)Photo_9

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2012年8月11日 (土)

アカボシゴマダラ

 要注意外来生物の「アカボシゴマダラ」がいるのには昨年初めて気がつきました。今シーズンもクヌギの樹液に来ています。
 確かに、樹液に集まる他種の昆虫を追い払って、”餌場”を占していく様子を観察しました。スズメバチさえ恐れない様子でした。
 (アカボシゴマダラ:http://www.nies.go.jp/biodiversity/invasive/DB/detail/60400.html )

アカボシゴマダラ:Photo_3

 
 まずキタテハを追い払う。Photo_4

 
ゴマダラチョウ(在来種):Photo_2

 
 次に、ゴマダラチョウの樹液壺にも近寄っていき、だんだんに追い払う。Photo_5

 
 ついに樹液の餌場を独り占めに。Photo_6

 先には、当地でも新聞(地方版)に記事が掲載されていましたが、(要注意外来生物に指定されていて)在来種への影響が懸念されるようです。
 人為的に放蝶されたものが適応定着したものと解釈されているようで、放蝶などの行為は慎みたいものです。

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2012年8月10日 (金)

クサノオウ、ハエドクソウ、カラスウリ、エンジュ、綿の花

 ご近所の草むらに咲く雑草の花です。

クサノオウ:
 毛深い草です。Blg2012721p7211600_1

 
ハエドクソウ:
 有毒の多年草です。昔、この植物の汁が蛆殺しや殺虫剤に用いられたことが名前の由来だそうです。
 花後の種は、イノコヅチに似た形になり、萼の先端にあるカギ爪で”ひっつき虫”になります。Blg20128

 
カラスウリの花:
 夏の夜陰を飾る定番の、一夜限りの白いレース花です。(画像はクリックで拡大します)Blg201283r0026367trm

 
エンジュ:
 公園の植樹、エンジュの花が散り敷いています。一斉に開花するのではなく順々に開花していき、咲いたものから落花していきます。
 花の間からカマキリの若者が顔をのぞかせました。花は長い間にわたりぱらぱら落下し、お掃除の人が大変です。
 秋に実った果実(種)は、冬期の小鳥の餌になります。201283

 
綿の花:
 近くの「道の駅」で、”衝動買い”してきた綿の(花)鉢植えです。きれいです。綿が収穫できるまで枯らさないで育てられるでしょうか。Blg2012713

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2012年8月 9日 (木)

キジの親子

 7月下旬、田んぼ沿いの舗装道路を自転車で走っていたら、突然、目の前にキジが1羽いて互いにびっくり。
 まだ若い雌キジのようでした。他に仲間がいる様子もなく、特別に警戒する風ではありませんでしたが、立ち止まってしばらく見つめた後、ゆっくりと稲田沿いに遠ざかっていきました。キジも暑かったことでしょう。Photo_2

Photo_3

 
 それから2週間ほど後、やはり肌を刺すような日射しの猛暑日の午後、場所は違いますが、同じ地域の舗装農道で、60mほど先に雌キジが1羽、路上に立ち止まって上空に目を向けている姿を見つけました。Photo_5

 
 何をしているのかと、カメラのレンズを覗いていたら、(画面右手の)稲田の中から小キジが1羽、トトトッと走り出て、上空警戒中の親キジの脇を走り抜け、左手の草むらに消えて行ったのでした。Photo_6

 
 親キジはまだほとんど動かず、やはり上空を見上げていましたが、もう走り出してくる小キジはいなくて、やがてゆっくりと小キジが走り込んだ草むらへと消えていきました。Photo_7

 それで、ゆっくり自転車を走らせて、キジの親子が消えていった草むらあたりにさしかかった時、その前後からバラバラに小キジが4羽飛び立って行き、最後に母キジがばさばさと羽音を立てて飛び立っていきました。
 いつもながら突然飛び立つキジにはびっくりさせられます。
 雄キジの姿はこのところ、とんと見かけません。どこをほっつき歩いているのやら。

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2012年8月 8日 (水)

2012夏、アブラゼミやっと現れる

 今夏は、7月中にニイニイゼミは普通に現れて、元気よく鳴いていました。R0025990cc

Photo_5

R0026403

 
 しかし、例年なら聞こえたアブラゼミの声が全く聞こえませんでした。
 どこかおかしいなと思っていましたら、8月1日、自宅の庭木にアブラゼミの抜け殻があるのが目にとまり、枝の茂みを揺すると1匹は”無言”で、そしてもう1匹はジジッと一声発して飛びたっていきました。
 その翌日、今度は幼虫が地面に落ちていて、まだ生きていてわずかに肢を動かしてはいましたが、アリが群がっていて、もうダメの状態でした。
 地上に出てきたものの羽化のために、しっかりつかまることが出来なくて落下し、そのまま羽化できなかったのでしょう。Photo_6

 
 そこで、夜間ウオーキングに行った公園の林をあらためてのぞいてみました。いましたね、アブラゼミの幼虫が。
 幹を登っていくものや,羽化の場所を決めて動かなくなったもの、既に羽化の始まっているものなど、時の満ちるのを待って一斉に地上に現れた、という感じです。201283
                        (2012.8.3撮影)

 翌日の日中に行ってみると、ニイニイゼミのニーッという大合唱はもちろん、ミンミンゼミ、アブラゼミ、そしてなんと、少ないもののツクツクボウシの”ツクツクボーシ”という声まで聞こえてきたのです。
 その前日までには、日中にも聞いたことはなかったのですが。
 ”時”というものにはそれぞれの事情があったのでしょうけれど・・・・
 行き帰り、早生の田んぼでは稲の穂が出そろい、農道の草むらからはエンマコオロギの鳴き声がして、季節は進んでいきますが、このところ雨らしい雨も少なく、ただひたすら暑い夏です。
 連日のロンドン・オリンピック、日本選手の活躍も熱いですね。

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2012年8月 7日 (火)

夏の高原・草原で見かけた昆虫(シオヤトンボ、クロマイコモドキ、アワフキムシ、その他)

 秋田駒ケ岳(標高1,637m)に挟まれた標高約600mの台地に位置する田沢湖高原温泉。 
 真夏の日中はさすがに暑いですが、日が落ちると涼しくなり、夜間の冷房は不要です。
 涼しい朝方、宿泊ホテル近くの林縁/草地を一時間ほど散歩がてらに歩いて、見かけた昆虫などを撮ってきました。
 とくに珍しいものはいませんでしたので、おざなりの記録としました。(撮影は2012.7.20)

トンボ:
 写真上から順に、アキアカネ(まだ赤くなりません); ヒメアカネ; ノシメトンボ; シオヤトンボ。Photo

 
昆虫5種:
 上から順に、シリアゲムシ♀; セマダラコガネ(どこにでも必ずいますね);カメムシ3種(一番下はヒメツノカメムシ、大きさ.7mmほど)。3

 
バッタの仲間:
 ツユムシの仲間の幼虫(別々の個体); フキバッタの仲間4種。(多くは名前の通り、大きなフキの上にいて葉を食べていました。Photo_2

 
ガの仲間:
 上から、ユウマダラエダシャク(羽化の時に翅に異常が起きたようです); 不明のガ(単純に白一色で模様などもない小さなガ(3枚組)、 ヒメシャクの仲間?); クロマイコモドキ(マルハキバガ科の小さなガ。金色に輝いて美しいのに写真が不出来); コヨツメエダシャク。Blg4os

 
ブチヒゲヤナギドクガ(またはヤナギドクガ?)(♀)(写真上3枚):
 この写真だけでの判別は難しいです。全身真っ白いガ。デジカメの液晶モニターにはきれいな淡い青色が見え、記録画像もそうなっていますが、実際の肉眼観察ではそのような色はありません。

アワフキムシ(写真下3枚):
 草地にいました。じっと見ていると泡がぷくぷくと出てきます。中で泡を吹いているムシが見えますので、お姿を拝見したくて、枯れ葉の上で泡をとりのぞいてみると、黒褐色のムシが。
 今ひとつ様子が分からないので向きを変えようとつっついたところ、ピョンと跳びはねて草むらに消えてしまいました。
 朝から余計なことをされて縁起が悪い、と怒っていたでしょうか。S

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2012年8月 6日 (月)

栗駒山麓・世界谷地原生花園、ツルアリドオシ、オニシモツケ、タテヤマウツボグサ、タイマツソウ

 世界谷地原生花園は宮城県の栗駒山南麓に広がる湿原で、6~7月に咲き乱れるニッコウキスゲなどが有名です。
 湿原には木道が整備されています。なお現時点では第一湿原のみ散策可能で、 第二湿原は立入禁止 になっていました。
 花の最盛期を過ぎていたようで、キンコウカの黄色い花が目立った意外には、すこし寂しかったようです。1

 
 その他に、原生花園入り口から第一湿原までの林間コースで目についた植物のいくつかです。
 
ツルアリドオシ( 蔓蟻通)(アカネ科):
 小さな植物ですが、林縁にひっそりと咲いていた白い花と赤い実が印象的でした。
 本種は、やや湿り気のある木陰に生えるつる性植物で、茎は地面を這い、節から根を伸ばします。
 茎の先に小さな2つの白い花をつけます。ろうと形の花冠で、先は4(~5)裂しています。Photo_5
 花が散った後にできる果実は熟すと赤色になります。果実は本来2個になるものが合体してひとつになったもので、その証拠として”おへそ”が2つあります。
 花期は6~7月、分布は日本各地。

 
オニシモツケ(鬼下野)(バラ科):
 沢沿いの草地に生えていました。背が高く抜きん出ていて目立ちました。Photo_6
 本種は、山地の沢沿いなど日当たりの良い湿地に生える多年草です。シモツケソウ(下野草)に似ていますが草丈2 mにもなることがある大形種なので「鬼」の名がついています。
 茎の先に散房状の花序を出し、遠くから見ると白い綿毛のようにも見える白色の小さな5弁花をたくさんつけます。
 花期は6~9月、分布は日本各地。

 
タテヤマウツボグサ(シソ科):
 日当たりの良い林縁に咲いていました。Photo_8
 本種は、山地の草地に生える多年草。茎の高さは25~50cmになり、低地に見られるウツボグサより葉の幅が広く、葉柄はないか、あってもごく短いものです。
 茎の先に短い花穂を作り、紫色の唇形花を密につけます。花も大きく、花色もウツボグサより濃い紫です。
 花期は7~8月、分布は本州の中部地方以北。

 
タイマツソウ:
 原生花園入り口付近に植えられた園芸品種のようです。名前の通り赤い松明の炎のような花がひときわ目に鮮やかでした。Photo_7
 タイマツソウ(松明草) (シソ科):
 北アメリカ原産の耐寒性多年草で原種は赤花。ピンクや白花などの園芸種があるそうです。.英名はベルガモットでハーブの仲間。
 草丈50~150cmになり、茎は太く四角形で、 葉は先の尖った卵形で対生しています。
 茎の先に長さ3cm程の唇形花を多数つけて、松明の炎のようにも見えます。
 花期は7~8月。

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2012年8月 5日 (日)

鳥海山麓/元滝伏流水、獅子ヶ鼻湿原ハイキング

 鳥海山の伏流水が流れ落ちる元滝伏流水ハイキングコースで見られた風物や、鳥海山麓に広がる獅子ヶ鼻湿原の見所、奇形ブナの巨木”あがりこ大王”や、”,鳥海マリモの見学などのメモ記録です。(写真は2012.7.19撮影)

 元滝伏流水、そのハイキングコースで見かけた植物など。通りがかりのスナップショットばかりで、名前を確認するにはほとんどが情報不足で、間違いも多いと思いますので悪しからず。
 写真は順に、元滝伏流水(流れ落ちる景観はマイナスイオンが”豊富な感じ”がして爽やかな光景でした。この上流に滝がありますが、現時点ではそこには行けないということでした。); カラマツソウの仲間(アキカラマツ?); クガイソウ(花茎が100cm以上に伸び、淡紫色の長い総状花序が大変きれいでしたが、写真では直射日光で光って白飛びしてしまいました。); トリアシショウマ(葉の形からは別種かも); オククルマムグラ(白い小さな花がぽつぽつ)。Photo

 
 上から順に、ヒヨドリバナ(似たものは多く怪しいです); アカアシカスミカメ(大きさ8mmほど。ブレブレ写真1枚ですが); オオバセンキュウ。Photo_2

 
 アカソ(画面の白い花穂は別物); サワヒヨドリ?; オカトラノオ。Photo_3

 
 鳥海山麓・獅子ヶ鼻湿原ハイキングコースでのスナップショット。
奇形ブナの巨木”あがりこ大王”。一帯には同様の奇形のブナがたくさんありました。ゆっくり歩けば大変趣のあるコースです。Photo_4

 
 ハイキングの締めくくりは【鳥海マリモ】。大きな写真とその説明の案内板がありました。それによると、”鳥海マリモ”と呼ばれているのは、ハンデルソロイゴケとヒラウロコゴケが絡み合って、直径50cm以上もの球状体になった珍しいコケということで、阿寒湖のマリモとは全く別のものです。
 しかし正直のところいくら望遠でのぞいてみても、,案内板のような光景(写真下)は見つけられず、(はじめから摩周湖のマリモのイメージがすり込まれていた!ので)石に生えたきれいなコケのある風景にしか見えませんでした。
 
 写真は上から、「案内板の写真」を撮ったもの; 実際のコケの生えた清流風景; 帰路の植物で、湿地にたくさん生えていたオオウバユリ(すべてまだつぼみ); アカショウマ(これは怪しいです); ミズタビラコ(キュウリグサによく似た淡青色の小さな花と黒褐色に熟した種)。5

 森林浴の楽しめる爽やかなハイキングコースでした。

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2012年8月 4日 (土)

月山/弥陀ヶ原湿原の植物

 夏の月山・弥陀ヶ原湿原(標高1,400~1,500m)で、気ままに観察した植物の一部です。(撮影は2012.7.18)

①写真上から順に(以降同様)、
 月山遠望; 月山・弥陀ヶ原湿原案内板; ニッコウキスゲ(終わり頃でした); キンコウカ(群落がありました); コメツツジ。Photo

 
②ヨツバシオガマ; トキソウ; ウラジロヨウラク; マイヅルソウ。Photo_2

 
③イワイチョウ、ゴゼンタチバナ、ツマトリソウ、コイワカガミ。Photo_3

 
④イブキセリモドキ(?); エンレイソウ; ズダヤクシュ; ツボスミレ。Photo_4

 
⑤ミズバショウ; ヤマハハコ; ハクサンフウロ; シロバナニガナ。Photo_5

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2012年8月 3日 (金)

月山・弥陀ヶ原湿原;鳥海山麓・元滝伏流水・獅子ヶ鼻湿原;世界谷地原生花園の旅

 遅まきながら過去ログです。

2012.7.18~20、酷暑に閉じ込められた蟄居生活の気分転換にと、安直バスツアーに行ってきました。1201271820

 
1日目(バス走行距離約445km):
 新幹線新白河駅からバスの旅。月山8合目・弥陀ヶ原湿原のお花畑散策。Blg

 曇り空で眺望もなく、蒸し暑くて必ずしも高原の爽やかなお花畑を楽しむ、とまではいきませんでしたが、まあこんなもの、というところでした。
 花も終わりかけ~端境期で少なめ、という感じで、とくに目新しいものは見かけませんでしたが、行き当たりばったりで少し撮ってきましたので、別にまとめました。
 平日ということもあって、人出は少なめでした。(宿泊地は蔵王温泉)

 
2日目(バス走行距離約315km):
 一日晴れの好天だったのですが、鳥海山麓・元滝伏流水(伏流水が流れ落ちる滝の見学)、そして同山麓・獅子ヶ鼻湿原・太古の森ウオーキング(奇形のブナの大木”あがりこ大王”と、”鳥海マリモ”の生育地を巡る森林浴)ということで”せっかくの青空も、森の中ではあまり関係なしでした。

 (写真上から順に,鳥海山遠望; 「にかほ市」あたりの海辺風景; 再び鳥海山遠望; 元滝伏流水・大滝; 鳥海山麓・獅子ヶ鼻湿原の奇形ブナ”あがりこ大王”; そして鳥海マリモが生育する清流。Blg2

 標高が低いせいもあり、かなり蒸し暑かったウオーキング。(宿泊地は田沢湖高原温泉)

 
3日目(バス走行距離約440km):
 秋田駒ヶ岳を望む田沢湖近くの宿泊地。出発がゆっくりだったので、朝付近を散歩。
 草むらに色々な昆虫がいました。のんびり散策後、バスで世界谷地原生花園へ。
 道中では、沿線の度重なる災害の復旧工事もまだ完全には終わっていない様子が垣間見られ、復旧にも時間がかかり大変なことをあらため知らされました。
 世界谷地原生花園に到着。第一湿原のみ散策可能。他に観光客の姿もなく、時期的にもあまり見所もなくて、閑散としていました。

 写真は上から秋田駒ヶ岳遠望(あいにく頂上付近は雲の中); 草むらにいたフキバッタ; 世界谷地原生花園の案内と; 第一湿原周遊木道。Blg3_2

 散策後、バスで新白河駅まで。そこから新幹線乗車、帰宅。

 3日間、終わってみると、暑くて長いバス乗車時間ばかりが印象に残った旅でした。また機会があれば、月山、鳥海山ともにゆっくり登ってみたいと、あらためて思ったことでした。

           →弥陀ヶ原湿原のお花畑

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2012年8月 2日 (木)

トンボ6種(ハグロトンボ、シオカラトンボ、アキアカネ、コシアキトンボ、ショウジョウトンボ、セスジイトトンボ

 おなじみのトンボばかりですが、昔に較べて身近な環境では数がずいぶん減ったように思います。もはや希少価値になりつつあるような気がするのですが・・・

●ハグロトンボ♀(上)とシオカラトンボ♂(下):Blg

 
●アキアカネ:
 平地のアキアカネはまだ黄色。山地に移動し、秋に赤くなってまた戻ってきます。3r

 
●コシアキトンボ:
 ”腰”の部分が黄色いのは成熟した♀か、または未熟の♂。この写真ではどちらかは不明です。白いのは成熟した♂です。Blgz

 
●ショウジョウトンボ:
 全身まっ赤っか。だんだん腹部を持ち上げて逆立ち体勢に。Blg_2

 
セスジイトトンボ♂・♀:
 青い方が♂、明るい緑色が♀です。池の端で普通に見られます。成虫の体長は26~35mm。出現時期は5月~11月。Blgz_2

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2012年8月 1日 (水)

オオセスジイトトンボ

 各地で連日の酷暑の中、8月を迎えました。若人は元気ですね。 

 今夏も、比較的よく出会うことができたオオセスジイトトンボ。成熟♂の水色はとてもきれいです。
 ( http://hyouhon.jp/html/ton3b11.html ) 

オオセスジイトトンボ♂:
 水色が涼しげです。画像はクリックで拡大します)
Blg2012614p6141106

 
 フタホシヒラタアブを捕食していました。P6040980trmcc

 
オオセスジイトトンボ♀:
 体色は明るい黄緑色。R0025038

 
 複眼の内側にある独特の眼後紋、また後頭条。イトトンボの王者の風格があります。R0023662

 
ハートマークの最中。遠くから失礼しました。R0025018

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