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2012年9月 8日 (土)

稲刈り前の水田雑草:イヌホタルイ、オモダカ、コナギ、ヒメシロアサザ、ミズワラビ

 方々で稲刈りがはじまった近郊を一回りしてみました。まだ水があり、刈取りも少し先の稲田には、稲の栄養を横取りして除草剤にも耐え抜いた代表的な水田雑草が点々と見つかりました。
 もちろん、それらが見られる稲田は限局的なものです。

●イヌホタルイ:
 休耕田で、本種だけが繁殖している例外的なところもありました。生えている田んぼは多くはありません。Blg

 
●オモダカ:
 近郊では一番多く見られます。酷いところでは稲より大きくなった株も見られました。もちろん、生えていない田んぼの方が多いですが。R0026408

 
●コナギ:
 コナギも比較的多くの田んぼで見られました。草丈はあまり高くはなりませんが、稲の株元にたくさんはびこってしまった例も。
 青紫の花をつけている株もありました。周囲にはキクモも生えていました。Photo_2

 
●ヒメシロアサザ:
 だいぶ探せば稀に見つかることがあるレベルです。しかも繁殖している範囲はごく限定的です。農家さんには叱られるでしょうが、見つけたら、あった!と思わず喜んだりして、申し訳ないですが。
 乾きはじめた田んぼで、花径5mmほどの白い小さな5弁花を咲かせた株もありました。(午前中だけ開花します)。
 ご多分に漏れず、いまや絶滅の危機が増大している「危急種」になっている地域もある水田雑草の一つですが、本来丈夫で繁殖力にも優れ、生育環境条件さえ良ければすぐに大きな群落を形成する浮葉性の多年草です。Photo_3

 
ミズワラビ
 田んぼに目立つようになるのは7月下旬くらいからです。広い範囲に見られます。ミズワラビは生育状態、時期によって葉の形がとても同じ植物とは思えないほど変化する1年生のシダ植物です。
 昔は田んぼ脇などに生えたものを食用にしたこともある、と聞きました。稲刈りが終わって乾田化されると、当然姿を消していきますが、それでも雨降りで田んぼに水が溜まってくると、残っていたものが勢いを増して大きく伸び出すのを見ることがあります。Photo_4

 ミズワラビの一種が”ウオータースプライト”という流通名で、鑑賞用の水草としてホームセンターなどで販売されています。

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