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2012年9月17日 (月)

シマツユクサ、果実(種)の確認

 昨年の初秋はじめて、正しくは「シマツユクサ」のところ、知らずに「マルバツユクサ」として誤った記事を書きました
 後日、専門家のホームページ(http://blog.goo.ne.jp/yukinioowaretaoze/e/e14dc68bf725e07c5f6656b246dbe58e)を拝見し、更にお尋ねして誤りがわかり、修正いたしました。
 その折、シマツユクサと確認するためには果実(種)の確認が肝要とご教示頂きましたが、昨シーズンは出来ませんでした。
 今年、あらためて経過と結果を確認できましたので記録としました。

 なお、観察場所は昨年と全く同じ調節池の堤防斜面です。これまで、(普通の)ツユクサの繁茂する農道や草地など、日常的な散歩コースの範囲内では、シマツユクサは観察していません。

 
●2012.5.1、若苗を確認しました。既にだいぶ大きくなっていましたから、実際の芽吹きはもっと早いのでしょう。501p5010100201251

 近くにはツユクサの苗がすでに群生をはじめていました。定期的に除草が行われるため、分からなく心配があり、数株掘りとって持ち帰り、小さな植木鉢に植えて、経過も比較確認することにしました。
 (後日、こちらにも花が咲いて間違いないことを確認してから、逸脱させないよう、処分しました)

 
●7月10日、はじめて開花を観察しました。開花した株はわずかでした。近くのツユクサは、早いものでは6月には花をつけていましたので、まだかまだかと待ちわびていたのですが。
 小さな花に小さな黒いハナアブも訪れていました。Photo

 
●7月25日、他の雑草に負けず、よく育った群生が観察できましたが、開花はずっと少ない状態で、果実(蒴果)は見つかりません。
 今夏は特に猛暑と小雨で、さすがの雑草群もあまり勢いがない状態が多かったようです。少しでも雨の降った翌朝には元気を取りもどしていましたが。
 (なお写真下のツユクサは、近くに生えているものをちぎって並べ、撮影したものです)。
 キタヒメヒラタアブが吸蜜に来ていました。この時も果実は見つかりませんでした。725

 
●8月3日、外出するとクラクラするような猛暑日連続の毎日。群落は元気よく繁茂しています。丈夫なものです。花数はずっと少なく、この時も果実は見つけられませんでした。831r0026341

 
●8月7日、汗をかきながら、30分ばかり、花の付いた/終わった苞を指先で開いては、ダメ、開いてはダメ、の繰り返しの後、ついに果実を見つけました。初めての幸運でした。
 雑草の草むらにしゃがみ込んでうろうろしている姿は不審者そのものです。87

 この貴重な標本を壊さないように注意はしたのですが、ハサミなどの準備がなく、苞の部分を指先でちぎった際に、1粒の種が苞から草むらの地面に転がり落ちるのが分かりました。
 探すのは至難の業であきらめて、苞の部位をシャーレに入れ持ち帰り、あらためて観察することに。
 種は4粒ありましたので、完全なものは5個の種子が出来ていたということになります。
                              (→続)

 なおこの数日後、大型機械による除草作業によって、この場所はきれいに刈り取られてしまい、うち続く日照りで茶色の地面になってしまいました。

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