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2012年9月 9日 (日)

アメリカオニアザミ、オオアレチノギク

●アメリカオニアザミ:
 カンカン照りの田んぼ道で、目の前をピンポン球ほどの大きさの綿毛が一つ、白く光りながらふわふわと飛んで行きました。
 何だろうと振り返ると、道端に一株のアメリカオニアザミがあって、さして風もない中に、ほぐれて盛り上がった冠毛(綿毛)が上の方から飛びだしていたのです。Photo

 
 あらためてしげしげと観察してみると、この株の場合は既に多くの種ははずれてなくなり、冠毛だけになった綿毛の塊になっていました。そしてわずかな風にも冠毛だけがふわふわと飛び立っていたのです。
 絡まりあった冠毛の中に、まだその中心部に種が付いているものもあり、その一つをそっとつまんで撮影し、それから種に軽く触れると、きわめて簡単にポロリとはずれました。
 その画像です。Photo_2

 
 冠毛の主軸には細毛が鳥の羽毛のように生えていて、これで風に乗って飛んでいくことがよく分かりました。
 たまたますぐ傍に生えていたオオアレチノギクも盛んに冠毛の種を飛ばしていましたので、その種を並べて撮ってみました。
 アメリカオニアザミの種の”巨大さ”は歴然としています。(画像はクリックで拡大します)Photo_3

アメリカオニアザミ(キク科アザミ属):
 市街地にも急増中のアメリカオニアザミ。ヨーロッパ原産で最初に北アメリカに帰化し、北アメリカから日本に帰化したと考えられている大型の外来雑草です。
 近くの国道沿いの郵便局花壇にも侵入して生育し、鋭い刺は痛くて素手ではとても触れませんから、休憩時間中などに花壇の除草などの手入れをする人たちを悩ませていました。
 刺が鋭く草丈も大形になり、6月から8月にかけて赤紫色のアザミ形の花を開き、その後、大きな冠毛のついた多数の種子をつけて風に乗せて飛ばす厄介者です。
 1~越年草で、鋭い棘の生えたロゼットを形成して冬を越します。

 
●オオアレチノギク:R0027738_1cc

 
 冠毛の種:Photo_4

オオアレチノギク(キク科):
 秋に芽生え、ロゼットで越冬します。夏には草丈1.5~2m程になり、茎の上部に多数の花をつけます。
 花はトックリ型の頭状花で、長さ5mm程度。舌状花は目立たず花弁が無い花のようにみえます。果実は薄茶色の冠毛が付いた痩(そう)果です。
 花期は晩夏~秋。分布は日本各地。

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