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2012年10月14日 (日)

サトジガバチ

サトジガバチ(アナバチ科):
 草原の中を通る舗装遊歩道に黒い塊が落ちているように見えました。傍に寄ってみると、ハチがもう1匹のやや大きいハチの首根っこに噛みついているのでした。R0028097_1

 
 噛みつかれた方はまだ生きていて、時々ゆっくりと動いていました。
 噛みついている方は時々向きを変えて、R0028097_2

 
 時には飛び上がろうとするような仕草を見せていましたが、やがて噛みついたのを放すと飛び去っていきました。R0028097_4

 
 残された個体はわずかにうごめくだけでした。R0028097_5

 一体どういう”事件”だったのかは分かりません。

 
 近くでは他にも複数のサトジガバチが裸地面を忙しく歩き回ったり飛んだりしていました。R0028097_6

ジガバチ:
 ジガバチ科の昆虫の総称、またはその一種の和名で、多様な習性を持つ狩りバチとして知られ、どの種でも「狩り」をすることが知られています。
 今回見かけた個体は(同定のための知識がありませんから)単純に、最も普通に見られる種類、ということからサトジガバチとしました。
 本種は黒くスリムな体型のハチで、腹部は細く、お尻の部分が太くなっていて、太さの変わる部位にオレンジ色の帯があります。
 成虫は花の蜜などを食べていますが、狩りをするのは幼虫の餌を確保するためです。
 
 あらかじめ地面に穴を掘り、地面を歩いたり少し飛んだりしながら餌となるガの幼虫を狩って毒で麻痺させたものを運び込んで、そこに卵を1個(種によっては複数)産んでから穴の入り口を塞ぎます。
 この作業はきわめて短時間のうちに行われるそうで、まだ目撃したことがありません。
 孵化した幼虫はガの幼虫を食べて育ちます。そして”保存食”を食べ尽くした頃に繭を作って蛹になり、10日くらいで羽化して巣穴から出てくるというライフサイクルです。
 大きさ(体長)は♂21mm、♀ 25mm ほど。出現時期は5~10月、分布は日本各地。

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