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2013年1月18日 (金)

アンコール遺跡(カンボジア)訪問(2013/1)(2日目)アンコール・トム、アンコール・ワット

2日目日程:アンコール・トムおよびアンコール・ワット見学。

午前8:20、バスで大都市国家であった[世界遺産]アンコール・トム観光へ出発。
 (●南大門、●バイヨン寺院、●バプーオン、●ピミアナカス、●ライ王のテラス、●象のテラス)
  見学後昼食、そしてその後一度ホテルに戻り休憩をとりました。

午後15:05、バスでクメールの至宝[世界遺産]アンコール・ワット観光に向かいました。
 見学が終わった後、民芸品店(約30分)へ立ち寄り、その後夕食へ。夕食はアプサラダンスのディナーショー。
                         ( シェムリアップ泊)
記録:
●午前中の観光はアンコール・トムへ。
 この遺跡はアンコール・ワット寺院の北に位置する城砦都市遺跡で、12世紀末~13世紀初、ジャヤーヴァルマン7世によって建立されたといわれています。一辺3kmの堀と、ラテライトで作られた8mの高さの城壁で囲まれています。

①南大門:
 バスを下りて、堀(環濠)から門を結ぶ橋を渡り南大門へ。
・橋の欄干は“乳海攪拌”(ヒンズー教の天地創造神話)を模したナーガ(ヒンズー教インド神話に起源を持つ7つの首がある蛇の精霊、蛇神、水の神)になっています。
 またこのナーガを引っ張るアスラ(阿修羅)と神々の像があります。
・城門は塔になっていて、東西南北の四面に観世音菩薩の彫刻があります。

②バイヨン寺院へ :
 ここはヒンズー教・仏教混交の寺院跡で、アンコール・トムの中央付近にあります。
12世紀末、ジャヤーヴァルマン7世建立。中央祠堂をはじめ、塔の4面に彫られている「クメールの微笑み」と呼ばれている人面像(バイヨンの四面像)が特徴的です。
 寺院は神々の棲む聖域・メール山を象徴する形態で、東西160m、南北140mの長方形を基礎に、塔と回廊を重ねながら中央祠堂に向かって高くなるピラミッド型。
 また第1回廊の壁面には戦闘場面や日常生活の様子などが写実的に描写されています。
 (微笑する人面像と、チュッ!は若い女性ガイドのおすすめポイント。ガイドさんの指示で立ち位置を決めてガイドさんが撮影をしてくれる、女性の人気スポット。年甲斐もないのでご辞退して、あとでおざなりに合成したもの。)

③バプーオン :
 1060年頃、ウダヤーディティヤヴァルマン2世建立、ヒンズー教・15世紀以降仏教。
 歴代の王を祀った王家の菩提寺です。幾本もの円柱が支える長さ200mの空中参道が続き、その奥に3層のピラミッド型寺院が建っています。
 中央にある祠堂の頂には高さ50mほどの塔がそびえていたという。祠堂を囲む回廊にはヒンズー神話のレリーフがあります。
 祠堂西側には後世に造られた未完の巨大涅槃像がありますが、ガイドさんから、あそこのあれですと指さされなければ、なかなか認識できませんでした。(以下の画像はクリックで拡大します。)No1

 
④ピミアナカス :
 10世紀末~11世紀初、スーリヤヴァルマン1世建立、ヒンズー教。寺院の名前は「空中の宮殿」を意味するもので゙、3層の基壇の上に回廊がめぐらされ、その中心に小さな祠堂があります。
 王族の儀式が行われたという。なお、ピミアナカスには「9つの頭を持つという蛇神が宿り、王は毎晩、妻よりも先に女身に化けた蛇神と交わらなければ災いが起こる」、との伝説が残っているとガイドさんから聞きました。(王も大変です。)

⑤ライ王のテラス:
 12世紀末、ジャヤーヴァルマン7世建立、仏教(観音菩薩)。元のテラスを覆うようにして建造されたので壁は2重になっていて、現在は壁と壁の間に通路が設けられ、新旧両方の壁が見られます。
 外壁には神々のレリーフ、内壁には王宮の様子や動物などの彫刻があります。
 テラス上のライ王はレプリカです。(ライ王の名前由来は、ライ病で亡くなった王、あるいは閻魔大王などと聞きました。)

⑥象のテラス :
 12世紀末、ジャヤーヴァルマン7世建立。王が兵士を出迎えたテラス。王宮前広場に面して南北に約300m続くテラスで、王はここで閲兵を行い、戦場より凱旋した兵士たちを出迎えたという。
 外壁には巨象の群れが連なり、.またテラスを支えるようにガルーダの浮き彫りがならんでいます。(ガルーダはインド神話に登場する怪鳥で、黄金の羽を持ち、天界を巡る太陽にその起源があるとされるヴェシュヌ神の乗り物。人間の胴体・腕と鷲の頭部・嘴・翼・脚・爪を持つ。ガイドさんによれば、嘴があるのはオスで、無いのはメスとも。ナーガ(蛇神)の天敵で、両者が格闘する壁面彫刻がアンコール遺跡の随所に見られました。)No2

 午前中の見学が終わりになる頃、熱さ対処の水分補給が極端に少なかったようで、熱中症もどきの不調を覚え、少し心配になりました。
 昼食後、一度ホテルに戻り水分補給をして、休息時間を設けられたので、午後は何とか持ち直しました。
 (なお翌日以降も同じパターンで暑い盛りの日中にはホテルに戻り休憩を挟む見学スケジュールでしたので、水分も意識的に十分摂ったりして大丈夫になりました。)

 
●午後:バスでクメールの至宝[世界遺産]アンコール・ワット見学へ。
 アンコール・ワット:
 12世紀前半、アンコール王朝のスーリヤヴァルマン2世によって、ヒンズー教寺院として30年を超える歳月を費やし建立されたという。
 サンスクリット語でアンコールは王都、クメール語でワットは寺院を意味しています。王が永遠の眠りに就く巨大石造寺院です。
 大伽藍と美しい彫刻からクメール建築の傑作と称えられ、カンボジア国旗の中央にも同国の象徴として描かれています。
 巨大な石積み伽藍はヴィシュヌ神を祀るヒンズー教寺院であり、また王の墳墓でした。そのため、ほかのアンコール遺跡が東向きに建てられたのに対して、アンコール・ワットのみが西方浄土の方向を示す西向きに建てられています。
 周囲を東西1500m、南北1300mの堀(環濠)と石壁が囲み、さらに3重の回廊の中央に本殿が建っています。
 回廊の壁面は多数のデヴァター(女神)や、王侯貴族、ヒンズー伝説などの精緻な浮き彫りで飾られています。
 本殿には高さ65mの中央塔を中心に5本の尖塔がそびえています。なお後に伽藍は仏教寺院改修されて、ヴィシュヌ神を祀った本殿には現在仏像が鎮座しています。
 余談ですが、アンコール・ワット観光の目玉の一つとして、建物の背後から光が射す日の出シーン、また夕日に赤く染まる夕焼けシーンが特に日本人には人気だそうです。

①西塔門:
 環濠を渡って最初にある門で、3つの石塔がそびえ立つアンコール・ワットの正門。

②参道:
 西塔門から本堂へ延びる石畳の参道の長さは約350m。両側には経蔵(教典や歴史書を収めたとされる建物)と聖池が左右対称に配置されています。
 経蔵は第一回廊と第二回廊の間、および第二回廊と第三回廊の間にあります。基壇の上に幾本もの柱が並ぶ経蔵の一つ「北経蔵」は、日本の技術協力で修復工事が施されています。
 また参道の欄干や西塔門など各所には、7つの首を持つ蛇神ナーガが刻まれています。

③西塔門テラス:
 参道の終点にあるテラス。この先の第一回廊から先が寺院本堂。
 テラスに上る階段脇には4体のシンハ(ライオン)像(日本でいうならさしずめ狛犬)があります。そこを過ぎるとアンコール・ワットの雄大な景観が展開します。No3

 
④自信のある人は登って下さい、ということで勾配はきついけれども現在は手すりの付いた階段が整備され、安全に登ることができる中央祠堂に登ってみました。眺めはすばらしいです。
 下りてから、第一回廊にある「神々と阿修羅の戦い」、「乳海攪拌(ヒンズー教の天地創造神話)」などの見事なレリーフなどを見学し、小休止で一旦回廊から庭に出て夕焼け迫るアンコール・ワットを鑑賞しました。それから更にお目当てのデヴァター鑑賞へ。

⑤デヴァターのギャラリー:
 アンコール・ワットの壁面に浮彫で彫られている高さ1m前後のデヴァターは、上半身裸の女神像で、実に1700体以上もあるそうです。
 西塔門の中央門を入って右手(南側)回廊の壁面には、繊細な彫りのデヴァター(女神)彫刻が並んでいます。第二、三回廊でも見られます。
 豪華に着飾った女神たちは一体ごとに薄衣の模様や装飾品、顔の表情などが微妙に異なり、気品があって大変美しいです。
 西塔門南側回廊には歯を見せて笑う珍しいデヴァターがありましたが、若い女性現地ガイドさんは、盛んに「下品です」と繰り返していました。彼女の感性にはそぐわないようです。
 その全身と”お顔”ズームアップ写真。見事な薄衣の拡大写真は別のデヴァターの衣装です。No4

 
 余談ながら、そのすぐ近くにあった「美しい模様のある薄衣を纏い、しとやかに笑みを浮かべた、耳たぶの長いクメール美人」が“お気に入り”になったのですが、残念ながら写真はピンぼけになってしまいました。手が震えたのでしょうね。No5

 見学終了後、民芸品店に立ち寄り、その後、アプサラ・ダンス(天女の舞)のディナーショーを鑑賞しながらの夕食でした。

 この日はかなり疲れたおかげでめずらしく熟睡できました。
                          (→3日目に続く)

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