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2013年2月 5日 (火)

モロッコへの旅(2013/2)概要

 =☆「日出ずる国」日本から、「日の没する大地(マグレブ)」西端の国モロッコへ=☆
 -ヨーロッパとイスラム文化が交差するモロッコ世界遺産の街並み、またサハラ砂漠や美しい自然の景観に親しむ11日間の旅-

Ⅰ)はじめに:
 モロッコ王国(モロッコ)概要

●現在のモロッコには先史時代から先住民族であるベルベル人が住んでいたと考えられています。
 古代にはローマ帝国、ビザンチン帝国の支配を受けましたが、8世紀初頭からのアラブ人到来と共に次々にイスラム王朝が興り、18世紀までにアラブ文化の全盛期を迎えました。
 しかし19世紀になるとヨーロッパ列強の勢力争いに巻き込まれ、20世紀初頭には国が3つに分断されました。
 そして第2次大戦後の1956年、それらが一つとなり、主権が回復されました。その後も曲折を経ながら、現在の国王を元首とする立憲君主制国家になっています。

 人口3,195万人(2010年、世銀)。構成民族はアラブ人、ベルベル人、その他ヨーロピアン。首都はラバト。最大の都市はカサブランカ。国教はイスラム教。
 主要な資源はリン鉱石(世界2位)、コバルト(世界8位)、石炭、鉄鉱石など。
 その他産物としてオリーブ、オレンジ、ナツメヤシ、ワイン、コルク樫、白トリュフ、また日本にも輸出されているタコ、モンゴウイカやマグロなど。

 なお最近の出来事としては2011年2~4月、”アラブの春”の影響で憲法改正要求のデモが起きたことなどありますが、現在の世情は安定していています。

●モロッコ経済のGDPは 972億ドル(2012年 IMF推計値)。その中で、観光収入は22億ドルを越え、それを支える主要な観光資源の一端を担うものとしてユネスコ世界遺産リストに登録された9件の文化遺産があります。

登録年度順に
 ①フェズ旧市街(メディナ):世界で一番大きな迷路といわれる。(1981年登録)
 ②マラケシュ旧市街:モロッコ最大の旧市街を誇る。(1985年登録)
 ③要塞都市アイト・ベン・ハッドゥ:(1987年登録)
 ④古都メクネス:旧市街(メディナ):(1996年登録)
 ⑤古代ローマ遺跡ヴォルビリス:(1997年登録)
 ⑥ティトアン旧市街:(1997年登録) (*今回のツアーでは行きません)
 ⑦エッサウィラのメディナ(旧市街):(2001年登録)
 ⑧アルジャジーダの旧市街:ポルトガル都市。(2004年登録)
 ⑨首都ラバト:近代的首都と歴史的都市をあわせもつ遺産。(2012年登録)

 なおその他の見どころとしては、
●カサブランカ:
 モロッコの玄関口で人口367万人(2009年)の最大都市。見所の一番は街のシンボル「ハッサン2世モスク」。
 ミナレットの高さ200m、最大2万5千人が同時に礼拝できるというアフリカ最大のモスク。
 他にも「ムハンマド5世広場」など。
※余談:
 1943年に第16回アカデミー賞受賞の映画『カサブランカ』は、(フランス領時代の)モロッコ、カサブランカを舞台にしたラブロマンスを描いた1942年製作のアメリカ映画ですが、
 ロケは、モロッコではなく、すべてハリウッドのスタジオで撮影されています。これに関連して造られた見所として、カサブランカ市内の「Rick's Café」*があります。
 カフェ(レストラン)の中には映画でお馴染みの”「バー、Café American」”がそのままにイメージして再現されています。(*http://en.wikipedia.org/wiki/Rick's_Caf%C3%A9_Casablanca)
                                (筆者撮影)Photo_3

 
●砂漠地方:
 砂漠へ向かう東のベースキャンプ「エルフード」。ここから4輪駆動車で1時間ほど南東へ走行したところにメルズーガの大砂丘があります。
 赤みを帯びた砂丘が折り重なり、地平線から昇る朝日や沈む夕日鑑賞のメッカです。                       (筆者撮影)Dcf00109

※余談:
 学生時代に見た懐かしい映画のひとつ『アラビアのロレンス』
英国人T.E.ロレンスの生涯を描いたデビッド・リーン監督、1962年、第35回アカデミー賞受賞作品。

 第一次世界大戦最中のアラビアで、イギリスから送り込まれた若き戦略家ロレンスが、アラブ王族のファイサル王子の軍事顧問となって独自のゲリラ戦法を駆使して反乱軍を指揮し、アラブ国民から砂漠の英雄とうたわれるようになる。
 しかし、“華やかな論争”に明け暮れるイギリス軍政の姿と、自分はその上層部に利用されていることを知り、またアラブ民族も、部族間の対立からロレンスを裏切ってゆく…というもの。
 今、再びDVD(216分の長編)を見ると、その時の感動が蘇ります。
 ロケは世界各国各地で行われています。中でも砂漠を舞台にしたひときわ感動を呼ぶ美しくも、また過酷な砂漠シーンの主な撮影地はヨルダン(Jebel Tubeiq, Jordan)のようですが(*)、一部はモロッコのワルザザート(Ourazazate)、アイト・ベン・ハッドゥ(Ait Benhaddou)の近郊砂漠でも行われたそうです(**)。       (筆者撮影)P2101533_2 *http://www.nytimes.com/packages/html/movies/bestpictures/lawrence-ar1.html
**http://www.imdb.com/title/tt0056172/locations

 イスラム国家モロッコです。イスラムの誕生から、今日、世界の注目を浴びるアラブ/イスラム社会ついて、さほどの知識もなく、また特定の信仰も持たない身には、イスラム本質の理解はなかなかが難しく、単なる観光旅行で何かが分かるわけではありません。
 叶わないことはさておいて、その上辺だけでも見えたらというささやかな願いも込めてこの度のツアーに参加しました。

 ※今回は⑥ティトアン旧市街(1997年登録)を除く8か所の世界遺産と、サハラ砂漠(の日の出鑑賞)や冠雪のアトラス山脈、トドラ渓谷などの景勝、また季節としては最適で、サクラによく似たアーモンドの花が咲き競うカスバ街道沿線の風景など、モロッコ世界遺産の街並みと美しい自然の世界を訪ねる旅です。

Ⅱ)旅程:
 ★1~2日目:成田発、ドバイ経由カサブランカ(泊)。
 ★3日目:カサブランカ→ラバト→メクネス→ヴォルビリス→フェズ(泊)。
 ★4日目:終日フェズ(泊)。
 ★5日目:フェズ→アトラス山脈を越え→イフラン→エルフード(泊)(約480km/約7時間30分)。
 ★6日目:エルフード→サハラ砂漠往復→カスバ街道→トドラ渓谷→カスバ街道→ワルザザート(泊)。
 ★7日目:ワルザザート→ティフルトウトのカスバ→アイト・ベン・ハッドゥ→ティシュカ峠(標高2260m)を越え→マラケシュ(泊)。
 ★8日目:マラケシュ→エッサウィラ(泊)。
 ★9日目:エッサウィラ→アルジャディーダ→カサブランカ(泊)。
 ★10~11日目:カサブランカ発→ドバイ経由→成田帰国、というスケジュール。Blgaa

                        (→1~2日目に続く

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