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2013年3月

2013年3月31日 (日)

去りゆく3月

足早に過ぎゆく三月。
 昔から『一月は往(い)ぬ、2月は逃げる、3月は去る』と言われて来たように、ついこの前までは寒いさむいと言っていたのに、やって来た3月は晴れると初夏の陽気とスギ花粉混じりの強風を連れてきて、暑いと言えば冬に逆戻りで、気まぐれ天気のまま、そそくさと過ぎ去っていきます。

 今月は気温がばらつきながらも平年より高めに推移したこともあって、桜の開花も当地はあっという間に過ぎていきました。

 季節が来れば変わることなく山野に咲く花々を見るにつけ、『年々歳々、花相い似たり 歳々年々、人同じからず』(唐詩選)と、一層その思いを深くする我が身です。

 どんよりした天気になった一昨日、人影まばらな散歩コースの公園をのぞいてみました。やかましく飛び回っていたのはヒヨドリだけ。
 曇天の気温は妙に上がって日中20℃を越えました。
 既に満開を過ぎた花は少しの風にもはらはらと散っていきました。R0032202

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 翌日はまた夜半からの雨で、ほぼ午前中まで冷たい小雨。もう行きませんが、大分散ったことでしょう。

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2013年3月30日 (土)

ヒメヒラタアブの仲間(ホソヒメヒラタアブ(♂))

ヒメヒラタアブの仲間(ホソヒメヒラタアブ(♂):

 ナズナの花に来て、花粉にまみれながら、熱心に雄しべの先から花粉を舐め摂っていたヒメヒラタアブの仲間です。

 写真の個体は♂で、腹部はほっそりしていて、先に丸みがあります。R0032121_17

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 また複眼はくっついています。R0032121_10

 (メスの腹部は太めで先は尖っていて、複眼は離れています。)

 ヒメヒラタアブの仲間には外観がそっくりの「ホソヒメヒラタアブ」と「キタヒメヒラタアブ」がいて、見分けるためには♂交尾器の観察が必要だそうです。
 ただ大きさが違い、キタヒメヒラタアブは8mm以上、ホソヒメヒラタアブは小さくて8mm未満だそうです。
 そうはいっても、捕獲して正確に計測しなければ、判断は難しいのではと思います。
 それで、写真だけからは、ヒメヒラタアブの仲間としておくのが適切かと思いましたが、直径約3mmのナズナの花と比較してみると、花2個分少々で、7mmくらいかなと思いました。
 その程度ですが、“見た目”が小さかったので、ホソヒメヒラタアブ(♂)、としました。
 間違っているかも知れません。
 分布は日本各地。(分布は九州以南とした資料もあるようですが間違いだそうです。)

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2013年3月29日 (金)

カワラヒワ/ノボロギクの綿毛の種を食べる

カワラヒワ(アトリ科):

 田んぼに下りたカワラヒワのオス(♂)(気の毒ながら、”ほっかむりした泥棒顔”のようだといわれるように、頭部と顔が黒く、全体に体色も濃い)と、体色がうすめのメス(♀)(つがいだったのでしょうか)の2羽が、畦道に群生したノボロギクの草むらに入り込んで熱心に採餌をしていました。Photo_3

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Photo_5

 
 ノボロギクは1年中花をつけ、綿毛の種をつけて飛ばしている元気者の(時には迷惑もの)雑草です。R0032141

 
 その綿毛の種を口いっぱいにほおばってから、巧みに綿毛だけを外して綿毛の根元に着いている小さな種だけを食べているのです。嘴はそうした採餌に適した形なのです。Photo_6

 カワラヒワの群れは、公園の林や草原で普通に見かけます。またご近所のテレビ・アンテナに止まって鳴いていたりします。
 体長は14.5cmで、マヒワより少し大きく、スズメよりやや小さめ。全体的に暗緑黄褐色で、短く太いピンク色の嘴が特徴的です。
 また翼(初列風切と次列風切)に黄色が混じるのが識別の目印になります。
 日本各地に分布する留鳥ですが、北国のものは冬に暖地へ移動する漂鳥。
 山地林縁から市街地の公園や川原などでも普通に観察されます。春には電線や木の梢に止まって”キリキリ・コロコロ・ビーン”と鳴いています。

 
Cf.メモ):
マヒワ(アトリ科):
 一見カワラヒワによく似た少し小さめの冬鳥で、当地では目にする機会は少なくて、これまでに一度しか記事にしていません。
 越冬のため飛来する冬鳥ですが、北国(北海道や本州中部以北)では繁殖もする留鳥です。
 体長12.5cmで、カワラヒワより小さく、雀より小さいです。カワラヒワに較べると全体的には黄色~黄緑色が強いですが、頭部や尾羽、翼は黒く、羽縁は黄色です。
 また嘴はカワラヒワより細く、色は薄いオレンジ色。
 オスの喉と頭部は黒く、特に頭部は黒いベレー帽を被ったように見えるのが特徴的です。
 顔や胸部、腰は黄色。背中は黄緑色、また腹部は白に黒褐色の縦縞があります。
 メスは黒い帽子は被らず、体上面が緑褐色で、黒褐色の縦縞があります。
 平地から山地の林縁などに生息し、草木の種子や芽などを食べています。繁殖期以外は群れで暮らしています。

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2013年3月28日 (木)

ツバメ(2013/3)

 朝方は肌寒かった曇りの天気も、日中には時々日射しもあり、また気温が20℃を越え、昨日までの装いでは汗ばむほどに。夕刻になっても20℃でした。
 こんな陽気のせいで近隣のサクラの名所も、既に7分咲きに。恒例の桜まつりも急遽開始日を繰り上げスタートに。
 予定のイベントも調整が大変だったようです。当然、祭り期間が終わるのも早くなるのでしょうね。
 
 たんぼ道で2羽のツバメを見かけました。一羽はすぐに飛び立ちましたが、もう1羽はしばらく地面を歩いていました。そして農道に落ちている枯れ草の茎をくわえていました。
 巣作りの材料にするのでしょう。P3285960

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 冬鳥と入れ替わりです。

 
 あたりにはモンシロチョウやベニシジミなども飛び交っていました。Photo

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2013年3月27日 (水)

三寒四温の、冬ではない春

 一気に春が進むと思っていたら,数日もたついています。

●昨日夕刻から曇り、夜半から降り始めた小雨が終日続いて、日中の最高気温も7℃と冬に逆戻りの1日でした。
 近くの小学校のサクラはほぼ満開ですが、寒空に,散らないでいます。R0032064cc

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●昨日、庭に一株生えている雑草キュウリグサのロゼットに、小さな薄青色の花が開いていましたが,Photo

 今日は雨の中で閉じたままです。

 
●何も手をかけないのに、毎春、花開くタチツボスミレ。数日前に開花していましたが、Photo_2

 今日の雨のなかでもそのまま開いています。

 
●昨日快晴だった午前中、庭にやって来たナミホシヒラタアブです。
 日射しがあっても気温は上がらなかったため、ハナニラが咲いているのに、いつものようには飛び回らないで日向ぼっこでした。
 複眼の間があいているので♀のようです。R00320571

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2013年3月26日 (火)

ツマグロヒョウモン終齢幼虫(2013/3)

 一昨日の夜半から降り始めた雨が、雨脚は弱かったものの、昨日も終日降りました。
 気温も平年並みで、少し肌寒い2日間でしたが、本日は朝から快晴に。ただ気温はそれほど上がらずやはり少し肌寒い一日でした。

 開花が進んだ近所の桜も少し長持ちしそうです。ただスギ花粉の飛散は途切れなく、“,非常に多い”ランクが続いています。それで怖じ気づいて閉じこもりがち解消の為、散歩へ。

 コガモを除いて、近くではもう冬鳥の姿は見られません。.代わりに元気の良い揚げひばりの声が空から聞こえていました。
 菜の花が伸びた草地にはモンシロチョウ、モンキチョウがたくさん飛び交っていました。

 帰り道、生活道路で、草取りをまぬがれ、路傍に並んでたくさん花をつけた(一昨日からの雨と風で花傷みはしていましたが) 野生スミレの近くに、数匹のツマグロヒョウモン幼虫が這い出しているのを目にしました。R0032052

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 別の個体です。まだ他にもいましたが。R0032053

 ツマグロヒョウモンは多化性で、成虫は年4~5回も発生しますが、成虫では越冬出来ず、幼虫や蛹で越冬します。
 這い出していたのは、大きさから見て、幼虫で越冬し、路傍のスミレを食べて大きくなり蛹になる場所を求めていた終齢幼虫と思います。
 赤黒の体に刺のある、いかにも毒のある芋虫に擬態していて、鳥は食べませんが、実際に毒はなく,、さわっても刺されるようなことはありません。
 生き物は確かに自然の移ろいに即応してそのライフサイクルを展開していますね。

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2013年3月25日 (月)

ハオルチア(多肉植物)

ハオルチア
 多肉植物・ハオルチアの仲間です。原産地は 南アフリカで南アフリカからナミビア南部の砂漠地帯に自生していて約100種が知られています。
 由緒正しい出ではないので、名前は分かりません。丸っこい葉で、葉の先に「窓」と呼ばれる半透明な部分があるものは、勝手に
●ハオルチア・オブツーサと呼んでいます。R0032034

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●葉が細身で先が尖っている方(名前はわかりません)に、数日前から針金のように細い花茎が伸びだして昨日花が開いているのに気がつきました。
 大きさ1.5cmほど。それで、せっかくだからと写真に。R0032027

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☆ハオルチアの仲間はロゼット形に育つ春秋生育型の多肉植物です。ほとんどの種は大きく育ってもせいぜい15cm程度で、小型のものが多く、またサボテンのような刺もなく、長年経過しても草丈は大きくもならないで場所も手も取りません。
 ただ、暑さにも寒さにも少し弱いので、夏季は軒下においていますが、冬は室内の窓際でカーテン越しに陽の当たるところに取り込んでいます。
 乾燥して萎びかかっても、水やりをすれば持ちこたえます。肥料は思いだしたときに液肥を与える程度で、もうかなり長い年月を生きています。開花期 は春。

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2013年3月24日 (日)

オオジュリン(2013/3)

オオジュリン(ホオジロ科):
 当地には冬鳥としてやってきます。1月下旬に一度記事にしています。それ以降2月~3月初旬に撮った写真がありますがそのままにしていました。
 急に暖かくなってからは、3月初旬を最後に、なかなかそのを見ることがなく、どうやら移動してしまったようです。
 手元に残っていた写真を整理して掲載しました。今シーズンは終わりです。1p1315387_1

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 一部の写真に、夏羽になりかかった?らしい個体の画像もありました。4

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 夏羽の雄は頭と喉が黒色ですが、当地で観察することはありません。

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2013年3月23日 (土)

ヒトリシズカ、ハナニラ、ユキワリソウ、チオノドクサ

 今日の庭の花

 このところ我が「猫額庭」には、”俺たちの庭”と、ご近所の野良猫達が徘徊しています。
 時に鉢をひっくり返したり,”狼藉”を働いていったりして困りものです。

 春の花が咲いています。

●ヒトリシズカ:
 先日芽生えたと思ったらもう花が開きました。足早です。R0032023

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●ハナニラ:
 毎春一番盛大に咲くハナニラ。先頭を切って開花した2株。槍の穂先のように花芽がたくさん立ち上がってきました。これから賑やかになります。R0032019

 
●ユキワリソウ(ミスミソウ):
 数日前まで赤い花びら(実際は萼片)があったのに、強風が吹いた翌日には花弁ゼロになっていました。
 そしてふと気がつくとこんな姿になっている花後のユキワリソウです。Photo

 
●チオノドクサ(ユリ/ヒアシンス科):
 早春から春に星形の可愛らしい花を咲かせる小さな球根植物。
 草丈は15cmほどの小型で、1本の花茎につく花の数はすくないです。植えっぱなしでは、暑さに弱く、平地や暖地では数年で絶えてしまうことが多いのです。
 数年前に10個ほど球根を植えた記憶がありますが、ご多分に漏れず見かけられなくなって、無くなったと思っていましたら,思いがけず一株、ここにいますと2日前、突然花を開きました。開花期:3月~4月。R0032021

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2013年3月22日 (金)

バンとコガモ(2013/3月下旬)

 当地はもはや早春ではなく、冬の間、変わり映えのしないブログの更新に協力してくれた冬鳥達も、もう旅立っていったり、まだ帰り支度の準備中で忙しくしていたりで姿がありません。
 暖かく風のなかった散歩コースを一巡しても、ほとんど姿がなくなりました。
 そして、まだいたのは留鳥のバン。まだしばらく近くにいて繁殖期になるともう少し落ち着いて子育てのできるところに移動していきます。
 コガモは冬鳥ですが、例年北に帰っていくのは(冬鳥仲間で)一番最後で、4月下旬くらいまで長居していますが、今春の陽気では早めに旅立っていくかも知れません。

 バンが陽気に誘われて、物陰から出てきました。1p2215713

 
 トコトコ歩いて行く先で、コガモの雄が餌を探していました。2p2215719

 
 バンが通りかかると、”どうぞ”、と道を譲ります。”ハイ、ごめんなさいよ”3p2215733

 
 その先でコガモの雌がやはり餌を探しています。4p2215725

 
 同じように”どうぞ“、”ハイ、ごめんなさいね”5p2215732

 住む地域や文化が違っても、国境は無く、共存共栄を実践する平和なトリの世界。

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2013年3月21日 (木)

セントウソウ(2013/3)

セントウソウ(セリ科セントウソウ属):
 山野林縁、木陰に生える多年草です。毎年早春、山地の林縁で、小さな白い花の塊をつけた株を見つけますが、なかなか鮮明な写真が撮れません。

 葉はほとんど根生し、長い柄のある1~3回3出複葉です。1_r0031880

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 葉の間から伸びた細い花茎の先に複散形花序をだし、3~5個の小散形花序に5~10個の直径 数mmの白色花をつけます。
 花弁は5個でやや内側に曲がっています。雄しべは5個。3r0031877

4r0031878

 分布は日本各地で日本固有種です。花期は3~5月。

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2013年3月20日 (水)

夏のような春(3013/3)ハクモクレン、レンギョウ、ヒヤシンス、ジンチョウゲそしてソメイヨシノ

 春分の日。各地から急ピッチで桜開花の便りが届きます。
 2日前には、今まで風で飛ばされたことがない屋外の諸々が倒れたり飛散したりする生ぬるい強風が吹き荒れ、その日の夜半からはかなりの雨が降りました。
 そして翌日は午前中に25℃を越えて春の”夏日”になったのが、昨日のことです。

 そんな天気のおかげで、狭い庭の草木も直近の3日間で一気に春に。

●ハクモクレン:
 昨年秋、思い切り切り詰めたので、つぼみは数えるほど。Photo

 
●レンギョウ:
 狭い庭では邪魔になる、花芽が着く枝を切り詰めるので、いつも花は少ないレンギョウです。Photo_2

 
●ヒヤシンス:
 昔から庭に一株植えっぱなしのヒヤシンス。殖えもせず消滅もしないで、年によりとても貧弱だったり、.元気だったり。
 今春は元気です。Photo_3

 
●ジンチョウゲ:
 とみに樹勢が弱ってきました。3

 
★そして今朝、すぐ近くの小学校のソメイヨシノも、気がつけば開花が始まっていました。
 ぴかぴかの1年生入学式の時にはもう葉桜ですね。320

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2013年3月19日 (火)

夏のような春(2013/3 さくら、ヤモリ、カメ、コハコベ、ツバキなど)

 先の日曜日、午前中に気温は20℃を軽く越えて、”すっかり夏めいた”春の一日でした。汗ばみながら、散歩コース一巡に。

●さくら咲く:
 堤防沿いや公園にある河津桜は一気に開花した様子。(ただ同じ環境にあるソメイヨシノはまだつぼみが膨らんできた状態でした。)Photo_3

 
●日溜まりのヤモリ:
 実は家の中にいたのです。玄関の靴脱ぎ台の上に(落ちて)いて、危うく踏みつけるところでした。どこから来たのか分かりません。
 外の日当たりに出すと、気持ちよさそうにしています。まばゆいので瞳孔はすっかり閉じられています。日陰に動かすと少し開きました。(その後何処かに消えていきました)Photo_4

 
●日溜まりのカメ溜まり:
 用水路の日当たりの良い石の上で甲羅干しの外来種ミシシッピアカミミガメです。
 増える一方の外来種で、在来種のイシガメやクサガメは全く見られなくなってしまいました。Photo_5

 
●庭の雑草コハコベと園芸種ユキワリソウ(ミスミソウ)。
 コハコベの方は草取りしないとどんどん増えてしまいます。Photo_6

 
●ツバキも開くとすぐにヒヨドリに花弁を囓られて傷んでいます。囓られないまでも、ポタッと落花するスピードは早いようです。
 まだきれいな花2種。2

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2013年3月18日 (月)

ザゼンソウ(2013/3)

ザゼンソウ(座禅草)(サトイモ科ザゼンソウ属):
 3月初旬、乾燥続きで乾ききった”湿地”に生えていたザゼンソウです。
 こんなに乾いていては生えてこないだろうと思いながらも見に行ったところ、かなり小ぶりではあるものの顔を出していました。P3085921

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 (葉が変形した)大形で暗赤褐色の仏焔苞に包まれた肉穂花序がのぞく花姿を、僧侶が座禅を組む姿に見たてたザゼンソウ。 
 湿地に生育する多年草で、開花時期は1月下旬~3月中旬。開花する際に肉穂花序で発熱が起こるため周囲の氷雪を溶かし、いち早く顔を出すという。
 また発熱時、全草に悪臭が発生して花粉を媒介するハエ類をおびき寄せ、受粉の確率を上げているとされています。
 (余談ながら当地では危急種(UV)に指定されていて、近県まで出かけなければ観察できません。)
 ともあれ、類似した花姿でも、純白の仏焔苞に包まれた黄色の小花を密集させた肉穂花序がのぞく清楚なミズバショウの人気には負けてしまうようです。

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2013年3月17日 (日)

能登・輪島の旅(2013/3) (3日目)

能登・輪島の旅

3日目
 今日は午前中フリー・プランで過ごし、午後3時前、ホテル発のバスで能登空港に向かい、帰路につきます。

 朝食後、まず旧輪島駅、今はバス・ターミナルの『ふらっと訪夢』へ向かいました。
 ここから昨日乗車した路線バスの他に、輪島市コミュニティバス“のらんけバス”も出ています。
 市民のための市内循環バスで、色々な巡回コースがあって料金は均一100円。
 観光案内所でもらった“輪島に来たら「のらんけ!」”というパンフレットに、時刻表と各種コースが掲載されているの見て、海コースに乗ってみることにしたのです。
 バスの発車までの待ち時間を利用して、『旧輪島駅』をのぞいてみました。

●「騙し絵の輪島駅」です。次の停車駅はシベリア。とくに説明不要と思います。
 感心しました。Blg

 
●「のらんけバス」海コース
 バス・ターミナルを出発したバスは、しばらく市街地を走ります。お年寄りの乗り降りがあり、市民生活の足になっていることが良く分かりました。
 やがてお目当ての海辺に出ると袖ヶ浜のきれいな光景が眺められるようになり、楽しめました。
 輪島の港には多数の漁船の賑わいがありました。しばらく後、”輪島の朝市に行かれるお客さんはこちらでお降り下さい”、という車内アナウンスがあり、「いろは橋」の袂で降車しました。Photo

 
●再び朝市見学へ。
 橋を渡ると朝市通りです。一緒に下りたおばさんが、”朝の時間帯はバスは朝市通りには入りません。それ以外の時間では(,バスが)通ります”、,とのことでした。
 のんびりと散策、少しばかり買い物もして、ゆったりした時間を過ごしました。混雑する、ということはありませんでした。Photo_2
 
 朝市通りを少し過ぎたところにやはり「のらんけバスの停留所(わいち界隈)」があり、そこから次の見学予定の「キリコ会館」まで乗車しました。もちろん100円です。

 
●「キリコ」見学:
 キリコ(切籠)は「巨大な御神灯」で、能登地方の夏秋の祭礼の時に、各町内から神輿のお供にかつぎ出される切子灯籠。

 キリコ会館には、3基の神輿と大柱タイマツ、そして能登地方独特の大小さまざまな20数本のキリコがところせましと立ち並んでいて、圧巻でした。
 案内係の方から詳細な説明を伺ってから館内をゆっくり見学。

 2Fには『あえのこと』※のジオラマ展示もありました。
※『あえのこと』
 「あえのこと」は、毎年12月5日、奥能登一円で町野町などの農家で行われている、田の神様を自宅に招いて今年1年の収穫に感謝する田の神様の祭のことで、国の重要無形民俗文化財に指定されています。
 各家によって儀式はいろいろですが、家の奥座敷に種もみの俵を据えて神座を設けます。 
 その前方には、2股の大根2本と主人のつくった栗の木の箸2膳分を左右にならべます。
 田の神様は、ご夫婦2神だとされているので、何事によらずに2膳分お供えするのです。   
 田の神は目が不自由なので、お風呂へ案内して入浴していただいた後、お座敷でお休みしてもらいます。
 また、真心をこめて作ったごちそうを盛ったお膳を、神様にお供えします。
 田の神様は、その家でゆっくりと越年されると信じられており、その後「田の神送り」と言って、2月9日に再び同様の「あえのこと」が行われます。(出所:輪島市観光協会ガイド)Photo_3

 見学を終えて外に出ると、天気は下り坂で特に風が強くなり、それに連れて寒くもあり、他にも見学出来る時間と場所はありましたが、昼食を済ませたら、早めにホテルに戻りました。

 
●帰路:
 午後3時前、ホテル発のバスで能登空港へ向かい帰路につきました。窓外の風景はまだまだ浅い春でした。3

付記:
 ”ささやかな旅に出る楽しみ”
 小さな旅をして、見知らぬ国や土地に暮らす人々やその自然に触れてみると、そこに人の生活がある限り、その地理的環境条件や気候風土に根ざした固有の生活様式と生活文化が生まれ育ち、伝統文化として伝承されていることがわかります。
 そしてそれらは、相対的に比較されるものではなく、絶対的価値のある固有/独自の文化として輝き続け、過去から現在、そして未来にわたり、そこに住む人々の生き甲斐、活きる力の根源となっていることが良く理解できました。

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2013年3月16日 (土)

能登・輪島の旅(2013/3) その2

 白米の千枚田」見学を終えて路線バスに乗り、曽々木口バス停で下車しました。所要時間は13分。距離は10km弱だったようです。

Ⅲ)「曽々木の名勝天然記念物を巡るハイキング周回コース」
 曽々木口バス停到着は正午前。そこで昼食を、と思ったのですが、白米(しらよね)で間食をして特に空腹でもなかったため、昼食はとらず、そのまま予定の「曽々木の名勝天然記念物を巡るハイキング周回コース」に向かいました。

 ★曽々木口バス停スタート→①下時国家→②上時国家→③岩倉寺→分岐点から④岩倉山(357m)往復→分岐点から⑤千体地蔵往復→海岸通り⑥波の花みち(遊歩道)→⑦窓岩→曽々木口バス停帰着というルートです。
 (地図はクリックで拡大します)Blgs

 
① 下時国家:
 バス道路沿いに、「”平家だいら”の由来」という銘板がはめ込まれた琵琶法師のモニュメントを見ながら歩いて行くと、左に分岐した道の向こうに「時国家」の大きな看板が見えて、すぐにわかりました。
 来訪者は他になく、貸し切りで館内案内をしていただきました。

 時国家は、源平・壇ノ浦の戦いで敗れた平家一門のうち、「平家にあらずんば人にあらず」と奢った言葉を述べたとされる平時忠(奢る平家は久しからず、でしたが)の末裔、時国家の邸宅。
 壇ノ浦の合戦後、平時忠は能登に配流され、配所で没しましたが、その子、時国は平家であることを捨て、時国家を興し、困窮していた近隣の農村の救済を図り、この地を支配する豪農として長きにわたり繁栄しました。
 江戸時代には天領、大庄屋として名字帯刀を許されたということです。
 そして、1634年(寛永11年)に13代藤左衛門時保が、時国家を二家に分立し、下時国家は長子の千松が名乗り、上時国家と共に繁栄したそうです。
 現在の下時国家の構造は木造平屋建て、間口13間、奥行き8間、総面積108坪、茅葺き入母屋造りで、大戸口を入ると40坪の土間があり、一尺五寸角の太い大黒柱や巨大な梁組みを持つ豪壮なものです。
 また今も入り口が不明という屋根裏の「隠し倉」があると案内係の方から伺いました。
 二千坪という庭園もあり、昭和38年に国指定重要文化財の指定を受けています。
 (下時国家入館パンフレット、輪島市観光協会ガイド参考)
② 上時国家:
 下時国家の見学を終えて道路に出ると、すぐにその先に見えた上時国家へ向かいました。
 ここでも、入館者は他にありませんでした。
 受付で入館料を払い、入館すると自動案内の音声が流れてきます。それにしたがって一巡しました。
 単なる印象としては、先に見学した下時国家の方が、規模は別にして、全体的に”豪華”な印象を受けました。むろん素人の単なる感じに過ぎませんが。
 上時国家の由緒は下時国家に同じです。また同様に家紋は平氏由来の蝶紋の揚羽蝶です。
 現在の上時国家はおよそ180年前の1831年から28年の歳月を掛けて建てられた大規模な建築で,建坪は189坪、入母屋茅葺きの大屋根は高さ18m。
 玄関は唐破風総けやき造り、大納言の間は書院造り。庭園には心字池を配し、高庭のある独特の庭造りで、平成15年に国指定重要文化財に指定されています。
 (同、入館パンフレット、輪島市観光協会ガイド参考)Blg

 
③ 岩倉寺:
 上時国家の見学を終え、バス道路に出てから、岩倉寺への分岐点まで戻り、そこの案内標識にしたがって岩倉寺へ向かう舗装された坂道を上っていきます。
 道沿いの山地斜面にはフキノトウが沢山頭を出して春を告げていました。
 現在は岩倉寺境内まで直接車で行けるようですが、むろん歩きですから、寺へのやや急な石段を登り、山門をくぐって境内の「宮の縁清水」で手を洗い、そして本堂まで辿ります。
 岩倉寺は、約1300年の歴史を誇る真言宗の名刹で、築500年の本堂を持ち、その昔、沖を行く舟の目印となった霊山とのことです。
 ご本尊は、漁師の網にかかったといわれる千手観音菩薩で、北陸観音霊場第16番札所になっていて、輪島市指定文化財の五重の塔や密教法具、古文書、黒漆塗陰刻棟札など、多くの文化財が見られるということでしたが、今回、寺には人影もなく、本堂は片側が大きな白いシートで覆われていて、それらの様子は良く分かりませんでした。
 境内の角にある五重塔の石塔は室町時代に造られたものだそうです。
 その脇から、車道を横切り、岩倉山へのハイキングコースが延びています。
 ④ 岩倉山(357m):
 岩倉寺境内の角から、岩倉山に向かうハイキングコース入り口で、眼下に曽々木の町並みや、名勝の窓岩、沖の七ツ島などの風景が一望できます。”絶景”と言っておきましょうか。
 しばし見入ってから、おもむろに灌木の生える山道を岩倉山へと向かいました。
 展望のきかないコースを辿り、岩倉山への分岐点にさしかかると、そこには「山頂0.6km、曽々木1.0km」と記された道標がありました。
 登山道に入ると、融けた雪で濡れた、また日陰では残雪に薄く覆われた落ち葉が堆積していて歩きにくく、特に少し急な斜面は、履いていたスニーカーではよく滑って苦労しました。 
 だいぶ登ったかなと思う頃に、「山頂まで0.3km、曽々木、千体地蔵まで1.1km」という標識がありました。たったの300mしか登ってなかったのかという思いでした。

 その辺りから残雪が目立つようになり、傾斜もきつくなり、それに冬のアンダーを着ていたこともあり、春の日射しは暖かさを越して暑く、汗がしたたり落ちるようになりました。
 そしてたどり着いた三角点のある頂上は周囲を笹や灌木に囲まれていて展望は全くありません。
 そこ(頂上)から少し先へ通り過ぎたところに、テレビ放送のアンテナとおぼしき設備基地があって少し開けています。そして部分的ながら視界が開けていました。
 そこから曽々木海岸方面は樹木が邪魔になってわずかしか展望はありません。そして西南の方向に、まだ真っ白い加賀白山が霞んでいますが、遠望できました。
 少しがっかりして来た道を300m下の分岐点まで下ります。思った通り、急な下り坂は上りより一層滑りやすくて手強く、途中で拾った枯れ木を杖にして何とか転ばずに分岐点に戻りました。
 分岐点脇に石仏がありました。岩倉寺の観音霊場と関連があるのかどうか分かりませんが、ここまで来る途中にも何カ所か石仏があって、そのいずれの観音菩薩像の表情も、どこか笑みを浮かべているように見えたのですが、気のせいでしょうか。Blgnc

 

⑤ 千体地蔵:

 山道を辿ると、途中に太い柱の部分が腐って倒れた大きな案内板があり、そこが尾根筋と千体地蔵への下りルート分岐点で、位置を確認してから下ります。
 そしてほどなく曽々木海岸への下降ルートと千体地蔵への分岐点に着きました。
 なお、事前に見たガイドブックで、千体地蔵からそのまま先に下る道は、落石のため現在は通行不可になっていて、その分岐点から往復することになっています。

 各地に人の手で刻まれた”千体地蔵”と称される名所旧跡がありますが、ここの「千体地蔵」は岩倉山の中腹にある巨大な流紋岩と安山岩の柱状節理が、海からの風雨に侵食され、いつしか無数のお地蔵様の彫刻が並んでいるように見えるという、自然が作り上げた奇観です。
 あと200m、100m、そして残り50mと、現れる標識ごとに登ったり下りたりしてたどり着いた千体地蔵岩です。
 その直下まで登って、お地蔵さんらしく見えるアングルを探して何枚か撮ってみましたが、“心眼”を持たない不心得者にはなかなか難しかったようで、修業が足りませんね。
 岩の前方には海に向かって展望台が設けられていています。そこからの眺望はすばらしかったです。
 なお先に記したように、展望台を通り越して曽々木に下りるルートは落石のため通行できないと表示がありました。
 来た道の途中で目にしたオオバクロモジの冬芽の写真を撮りながら、分岐点まで戻り、曽々木海岸まで下ります。300nc

 
⑥ 波の花みち(遊歩道):
 千体地蔵への分岐点から山道を下りきると八世乃洞門トンネル入り口で、海沿いの岩場に沿った「波の花みち(遊歩道)」に出ます。
 
 「波の花」は、寒くてしかも荒れ模様の日にしか発生しません。ですから今回のような荒天とは対極の”好天”では、はじめから可能性ゼロです。
 代わりに、海無し県の住人には、約1kmに渡り続く「波の花みち」沿いの青く美しい春の海の景観を十分堪能することが出来ました。

 資料によれば、「波の花」とは、厳寒の日本海で、海中に浮遊する植物性プランクトンの粘液が荒波にもまれて白い泡を形成し、それが大量に海岸の岩場に押し寄せ、また集まった泡が強風に巻き上げられて花吹雪のように舞飛ぶ様を形容したもの。 
 最初は白くきれいですが、時間が経つにつれて岩床の細かい粒などが混ざってうす黄色、さらに茶色に変色するそうです。
 波の花が発生しやすい気象条件は、寒くて波高4m以上かつ風速13m/s以上ということで、したがって見頃は11月中旬~2月下旬の荒天の日ということになりますから、そのタイミングを見計らって行かなければ観られないことになります。

 なお、輪島では「曽々木海岸」や「鴨ヶ浦海岸」が発生ポイントだそうで、強風で舞い上がる波の花はきれいですが、衣服などに付くとしみになり、指で触るとベトベトし、また金属に付着すると含まれる塩分のためサビの原因にもなり、実のところ海辺にすむ人々には、あまり歓迎されないものだそうです。
 また波に洗われた岩場は滑りやすく危険なので、用心も必要とありました。本当ににそうですね。
⑦ 窓岩:
 波の花みち(遊歩道)の看板がある車道沿いは、日本海の荒波をまともに受ける男性的な景観の海岸線が続く曽々木海岸で、国の名勝および天然記念物に指定されています。
 そのシンボル的な存在が「窓岩」で、板状の岩の真ん中に直径2mほどの穴が開いている奇岩です。
 事前に調べたガイドブックには、穴のところまで歩いて行ける、とありましたが、途中で、たまたま浜にいた漁師さんに尋ねたところ、歩いて行けるけれど、今は、危険なので立ち入り禁止表示と柵が設けられていてダメ、と言うことでした。
 確かに行って見るとその通りでした。

 通り過ぎてすぐ、「窓岩ポケットパーク」があります。特に何もありません。そして出発点の曽々木口バス停まで戻ります。
 途中の郷土特産品直売所や曽々木観光案内所/ふるさと体験実習館などは閉まったままでした。Photo_4

 終日、絶好の好天に恵まれ、ハイキングコースの山道ではずいぶん汗をかきました。
 そして午後4時20分過ぎに曽々木口バス停に帰着。
 (余談ながら昼食は何処かで食べられると思っていたら、コース中、どこにもそんなところはなくて、また人には誰にも会わず、結局昼抜きになり、帰り着いた曽々木口にある食堂で遅い昼食を済ませました。)

 午後5時6分発の輪島行きバスでホテル前まで帰りました。帰着は午後5時40分。久しぶりに良く歩き、日頃の運動不足も解消した1日でした。
 温泉に入り、汗を流した後の夕食時、ビールがいつも以上に美味しかったものです。

           ----3日目に続く----

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能登・輪島の旅(2013/3) その1

1)前置き:
 春なお浅い能登半島輪島温泉2泊3日の旅の記録です。往復の航空券と輪島宿泊ホテル2泊セットのフリープランで、しかも時節柄格安料金ということでした。
 現地の最低気温は0℃~1℃、最高気温は11~12℃と、春は名のみでまだまだ寒く、さらに風が吹くと体感温度はぐんと下がります。
 ダウンのジャケットを着ていって正解でしたが、スギ花粉だけはそれなりに飛んでいて予想以上に悩まされました。

●今回、お目当ての一つは、つとに有名な「輪島の朝市」です。但し、買い物目当てではありません。
 輪島といえばいうまでもなく、日本の漆器を代表する「輪島塗」の生産地で、市街中心地には輪島塗の工芸館、美術館、漆器店などがありますが、今回それらはすべてスルーして、朝市の”見学”です。
 朝市のルーツは、文献記録上でも平安時代に始まり、今日まで1200年以上の歴史を持つ「物々交換市場」に由来するということで、その歴史を引き継ぐ現場の雰囲気をちらっと感じてみたいという程度の事ではあったのですが。

 話がそれますが、2007.3.25に発生した能登半島地震で輪島市も大きな被害を受けました。そのため、今後想定される新たな自然災害の防災も含めた復興再生事業が、かつての歴史的景観を損なわないという配慮の元に企画され、それに基づいて周到な都市整備計画が進められた結果、街並みは一新されています。
 少し古いガイドブックにあるような状況はもはやありません。

●2つ目の目的は、「白米の千枚田」です。
 ここは「白米の千枚田」の指定名称で2001(H13)年1月29日、国の名勝に指定されています。そしてまた2011年6月には:世界農業遺産GIAHSジアス※にも認定されています。
《※Globally Important Agricultural Heritage Systems(GIAHS)世界重要農業資産システム(通称 世界農業遺産):世界的に重要な地域を国連食糧農業機関(FAO)が認定するもの。》
 
余談:
 日本では「能登の里山里海」として輪島市域では「白米の千枚田」の他にも、〔輪島朝市、 輪島塗、御陣乗太鼓、海女漁、キリコ祭、あえのこと時国〕などが、
 また佐渡市の「トキと共生する佐渡の里山」が、2011年6月、次代に残すべき財産であるとして認定されています。)
 (さらに余談ながら、世界農業遺産は世界各国にあり、先に訪れたモロッコでは「アトラス山脈のオアシス」が認定されています。)

●3つ目の目的は、”曽々木の名勝天然記念物を巡るハイキング周回コース”を歩くことで、強いて言うならこちらがメインだったかも知れません。
 (以下の画像はクリックで拡大します)Trm

 
2)日程記録:
 1日目:
 現地到着が午後4時過ぎで、外気温1℃という寒さ。ホテルに着いてから外出もせず、温泉に入浴した後、持参した資料をめくり明日の計画を考えながらお終いに。

 2日目:
 概要:
 午前8時発(ホテルの送迎バス)★「朝市」→(徒歩)★「バス・ターミナル」→(路線バス)★「白米の千枚田」→(路線バス)★「曽々木口」→(徒歩)★「曽々木の名勝天然記念物を巡るハイキング周回コース」→★「曽々木口」→(路線バス)★ホテルに午後5時40分帰着、という1日フルコースです。
 
Ⅰ)朝市:
 朝8時15分頃から朝市通りを覗きました。(この日は特に買い物はしません.翌日再訪しました。)
 この時期はまだ観光としてはオフ・シーズンで、また朝市が一番に賑わうと聞いた時間帯(am10時頃)には早すぎたこともあって、新しい観光パンフレットの写真のように肩が触れあうほどの賑わいではありませんでした。
 おそらく、というより、時代の流れに沿って当然、機能は様変わりした”日本の伝統的な市場”の風情を見学、実感したことでした。
 →朝市通りを通り抜けて、旧輪島駅跡地に建設されたバス・ターミナル『ふらっと訪夢』(はじめは“血の巡りが悪いため”何だか分からなかったのですが、旧輪島駅のプラット・フォームをもじったものと理解しました)まで歩きます。Blg_2

 →バスターミナルから曽々木方面に、約2時間おきに出ている路線バスに乗車して約16分、白米(しらよね)で下車。
 歩いてすぐのところに「道の駅・千枚田ポケットパーク」があり、そこから見下ろす位置にある観光スポット「白米の千枚田」の見学に。

Ⅱ)白米の千枚田:
 千枚田は、高州山の裾が海へ落ちる急斜面にある棚田で、世界農業遺産認定時点では1,004枚あり、またその中で1番小さな田は0.2平方メートルということですが、古いガイドブックには実に2,146枚と書かれています。
 また今回乗車したバスの車内音声ガイドでは、2092枚、1枚の平均は1.6坪との案内が流れていました。

☆朝9時半過ぎの、まだ斜めの光のおかげで棚田の陰影がくっきり浮かび出て、写真にはちょうど良かったようです。Blgp3151640cctrm

 
☆道の駅『千枚田ポケットパーク』から千枚田に、そして氷の張った棚田も眺めながら海辺まで下りてみました。Photo

 2時間後、日が高くなった時には陰影が少なくなり、写真に撮るとフラットな感じになりました。
 写真を撮って喜んでいる当方は脳天気ですが、実際にこの棚田の耕作、維持管理をしている農家などの皆さんは大変です。
 これまで田植え・稲刈り時には広くボランティアを募って作業を行って来たそうですが、さらなる維持管理のため、現在は田の所有者を中心に組織された白米千枚田愛耕会による耕作・保存活動が行われていること、また千枚田オーナー・トラスト制度も運用されているとのことで、その現地も目にしました。

 次の目的地、曽々木に行く路線バスは2時間後。海辺まで下りて、また棚田の周囲を一周したりしても1時間で十分。
 したがって千枚田の見学だけでは時間が余りすぎました。もてあました時間は、人気の無いポケットパークで、“一人朝市”?をしていたお婆ちゃんのところへ。
 “昨日は天気が悪く、とても寒かったけれど今日は良い天気で良かった”。“これはここ(白米棚田)で採れた稲わらを使った私の手造りのお守り。こちらは交通安全、そしてこっちは足腰丈夫のお守り”。“安産のお守り?!、要りません”。
 他には竹の子の皮で作った大小様々のミミズクや民芸品など数種類も。
 “輪島の朝市はきれいになりましたねえ”、“通りが広くなって、お客の数がまばらに見えるようになったよ”。“曽々木まで歩くとどのくらい時間がかかりますか”、“今日は天気がいいから海辺の眺めもいいし、歩くかい、2時間ほどかな、昼過ぎには着くよ、ただこの先歩道はなくなるし、車の通行は多いので気をつけないとあぶないよ”。
 “2時間じゃあ、バスに追い越されるな、止めとこ”。イージーな判断即決。
 交通安全と足腰のお守りを買ってから、やって来たバスに乗車、曽々木口へ。やはり歩くのは止めた方が良かったようでした。

☆浜辺から、オーナー制度耕作田、そして畦道に頭を出していたフキノトウを見ながらポケットパークに戻りました。最後はお婆ちゃんから買ったお守りの写真。Photo_2

                 ――続く――

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2013年3月15日 (金)

カタクリ(2013/3)

 待ちわびていたカタクリ、1輪の開花を見つけました。3月上旬でした。R0031820

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 いずれにぎやかな開花が始まり、春もほどなく本番を迎えることになることでしょう。

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2013年3月14日 (木)

バイカオウレン(2013/3)

バイカオウレン(梅花黄蓮)(キンポウゲ科オウレン属):
 日本固有種で、本州の福島より南、四国に分布し、山地帯から亜高山帯の針葉樹林の林床や林縁に生育する常緑の多年草です。
 まだ山地に自生したものは見たことがなく、山野草植物園で観察するだけです。R0031837_7

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 本種は、細長い根茎が横に這い、地下で匍匐枝を出して繁殖します。
 根出葉は鳥足状複葉で、小葉は5枚あり、倒卵形で光沢がありやや厚めです。
 早春、新しい葉が出る前に褐色を帯びた花茎を伸ばしてその先端に径12~18mmの 1輪の白い花を咲かせます。
 そして、倒卵形の白い花弁にみえるのは萼片で5枚あります。
 花弁は中心に近いところにある小さなヘラ状の黄色い部分で、蜜腺に退化しています。
 “花”の形がウメの花に似ているオウレンの仲間なので、梅花オウレンの名前。

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2013年3月13日 (水)

セリバオウレン(2013/3)

セリバオウレン(芹葉黄連)(キンポウゲ科オウレン属):
 
 セリバオウレンは、本州、四国の山地に生える多年草です。山地に自生したものはまだ見たことがありません。
 3月初旬に山野草植物園で観察したものす。

●セリバオウレン雄花:
 雄花には雄しべだけがあります。(雌しべはありません)。この花の、白くて長い(披針形)のは萼で、5枚ありました。
 またわずかにクリーム色を帯びた白色で短いヘラ状のほうが花弁で、12枚数えられました。
 (以下の写真はクリックで拡大します)R0031847_1512

 
●セリバオウレン両性花:
 雄しべと雌しべがあります。R0031847_2

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●葉の形。セリに似た切れ込みがあります。(花は雄花です):R0031847_10

 
●3本の花茎で、真ん中が両性花、両端は雄花です。R0031847_12

セリバオウレン:
 葉は、名前のようにセリの葉に似ています。根生葉は2回3出複葉で、小葉は更に2~3裂し、葉肉は厚めです。
 早春、高さ7cmほどの花茎を出し、柄のある径1cmほどの白い花を開きますが、花には雄花と両性花(まれに雌花)があり、雄花には雄しべだけが、また両性花には雄しべと雌しべがあり、ややこしいです。
 萼片は5~7個で披針形。花弁は8~12個あり、へら状で萼片より短いです。花期は3~4月。

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2013年3月12日 (火)

アズマイチゲ

 自然公園の落葉広葉樹林の下にアズマイチゲが開花していました。2週間ほど前には全くみられなかったのですが、一気に春になったからのようです。P3085940_10

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 近隣の山野草植物園でも、ちょうど満開ということでした。春の花時です。R0031885

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●アズマイチゲ(キンポウゲ科イチリンソウ属):
 花期は3~5月の多年草。白い花弁のように見えるのは萼片で、 8~13枚ありますが、花弁はありません。
 花の後、落葉広葉樹林の若葉が展開する頃には地上部は枯れてなくなり、その後は翌春まで地中の地下茎で過ごす”スプリング・エフェメラル”の一つです。
 近縁のキクザキイチゲに似ていますが、葉に菊の葉のような切れ込みがないことで区別できます。

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2013年3月11日 (月)

ダンコウバイ(冬芽と葉痕、維管束痕)

●ダンコウバイ(クスノキ科クロモジ属):

冬芽と葉痕/維管束痕
 先のアブラチャンと同じ地域に生えていた同属の落葉低木で、雌雄異種です。
 葉芽は水滴形で赤褐色を帯び、正面から見える芽鱗は3枚です。
 葉痕は半円形で大きめ、維管束痕は1個見えました。R0031764_1

 
 花芽は球形で、柄はありません。樹によってはほころびはじめていました。R0031764_2

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 春、葉が出る前に無柄の散形花序に黄色の小さな花がまとまって咲きます。
 なお雄花序は雌花序よりも大きく、花の数も多く花自体も雄花のほうが大きいです。
 同じ仲間にアブラチャンとシロモジがありまが、3者の中ではダンコウバイが、一番鮮やかな黄色できれいです。

 
●マンサク:
 黄色い花が満開できれいでした。Photo

 
●ミツマタはまだ蕾のままでした。R0031771

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2013年3月10日 (日)

アブラチャン(冬芽と葉痕、維管束痕)

●アブラチャン
 冬芽と葉痕維管束根
 尖っているのが葉芽で、丸いのが花芽。花芽には柄がついています。(一つの花芽に花が3~5個入っています。)
 葉痕は半円形で、維管束根は3個です。
これらの組み合わせでユーモラスな形を作っています。R0031740_5

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余談:
 以前のこと、木々の芽吹きがようやく始まりかけた春まだ浅い4月下旬の山地で、黄色い塊がポンポンとあるのを見つけ、写真に撮って帰りました。
 図鑑で調べて見ると、アブラチャンと、よく似ていて判然としなかったダンコウバイだったことが分かりました。

アブラチャン(油瀝青)(クスノキ科クロモジ属):
 里山等に自生している雌雄異株の落葉低木で、株立ちしています。
 花期は3~4月、花は3~5個集まって付き、葉の展開前に咲きます。
 樹皮や種子に油を含み、生木でも良く燃えるので、油チャンという名前になったという。

 なお、冬芽の時期のダンコウバイは、アブラチャンとは全く別で差は歴然ですが、花時に黄色い花がわっと群がるように咲いている時には、いまだに両者の区別に迷うことがあります。

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2013年3月 9日 (土)

セツブンソウ(2013/3)

 本日も午前中に20℃を越え、午後、庭で鉢植えのライラックを植え替えていた時には汗ばむくらいの陽気に。
 軒下の温度計は25℃を越えていたようでした。

 さて、昨日、スギ花粉が舞飛ぶ[節分草]自生地【星野の里(栃木県)】に”取材“に行った記録です。
 毎年の繰り返しで新鮮味はありませんが、スギ花粉とともに春の到来を実感できました。

●スギ花粉飛散:
 帰り際まで下ばかり向いて歩いていましたので、この時は気がつきませんでしたが、あとで写真を見ると、上の方にスギ花粉が飛んでいるのが写っていました。
 マスクをしながらクシャミ連発の原因でした。1img_0064

 
 (上の写真上部をトリミング)2img_0064

 
●セツブンソウ:
 セツブンソウの花弁(実際は萼ですが)には、形状や枚数などのバリエーションが見られます。1

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 白い花びらに見えるのは萼(ガク)です。そして花びらは、円形に並んだ黄色い雄しべのように見える、蜜槽/蜜腺と呼ばるもの。
 その中心部に淡赤紫色の雌しべがあり、そのまわりを多数の青紫色の雄しべが取り巻いています。
 下の写真で、真ん中の花では、雄しべの葯から白い花粉粒が飛びだしているものや、傘状に開いているものがあり、雌しべの頂部に花粉が付着しているようです。
 ハナバチが貢献しているようです。3l

” 節分の頃に花が咲く“ということからの名前ですが、節分に咲くのはまれで、平年は2月中旬から咲きだし、3月上旬に見頃になるようです。
 今年は咲きはじめは冬寒で咲きはじめは少し遅れたそうですが、このところの”異常な“暖かさで急速に開花が進んだようでした。

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2013年3月 8日 (金)

スギ花粉飛散地獄の悲惨(2013/3/8)

 関東地方も西南の風が吹いて気温が軒並みに20℃を超え、初夏の陽気になった今日、出かけた先(栃木県の山間地)で目にした、そしてまた陥ったスギ花粉飛散の悲惨な地獄絵図。
 (画像はクリックで拡大します。なお花粉が飛び出すことはゴザイマセン。)1r0031802

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 これらもすべて積年の人間様の所業のせいで、人間には自業自得ということでしょうね。
 昨日の夕刊紙に掲載されていた兵庫県洲本市の淡路島モンキーセンターのお猿さんも、花粉症にやられて真っ赤にただれたまぶたをこすりながらクシャミを繰り返している、との写真記事。
 人間のおかげでとんだ災難に。本当にお気の毒です。
 今夜は目のかゆみでうなされそうです。 

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2013年3月 7日 (木)

春ですね(サンシュユ、ヒトリシズカ、シロメダカ)

●サンシュユ:
 このところ4月下旬の陽気ということで、2月中は縮こまっていたサンシュユのつぼみが一気に開きました。
 線香花火のような黄色が暖かいです。R0031727

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●ヒトリシズカ:
 枯れ葉やゴミ等片付けをしていたら、ヒトリシズカが芽を出しているのを見つけました。
 冬の間、邪魔な植木鉢を置いてあったのを、2月中旬に片づけた場所でした。
 そういえば、昨春も近くに生えていました。R0031730

 
●メダカ:
 一冬、特別何もしないでいた屋外のメダカ水槽のカバーを外して見ました。
 シロメダカが予想以上に沢山いて、急に明るくなったためか驚いて右往左往。元気で越冬したようです。R0031737

 水槽に差し込んであった温度計は15℃になっていました。完全に目覚めて活動開始する温度ですが、まだこのまま水温維持はできないでしょうから、もう少しおとなしくしているでしょう。
 少し給餌してみましたが、活動期のようにすぐにパクパク食べる様子は見られません。

 
 別の水槽のシロメダカも元気そうでした。余談ながら寒さに強い外来種のナガバオモダカは緑色のまま冬越ししました。丈夫すぎるので、外部に逸脱すると問題を起こすことにもなります。R0031734trm

 大きい水槽のクロメダカですが、姿が見えません。とても警戒心が強くて、見ていると姿を現すことが通常ありません。
 元気で越冬したことは間違いないと思います。食べ残しが無いように観察しながら、少しずつ給餌をはじめようと思います。

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2013年3月 6日 (水)

雛飾り、習作

 遅ればせながら、先頃、妻の習作、雛飾り2題。

☆プリザーブドフラワー(preserved flower)のアレンジメント雛飾り:R0031675

 
☆パーチメントクラフト(Parchment Craft)の雛飾り:R0031721

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 まあ、もはや雛飾りで祝う歳ではありませんから、やってみただけ、でしょう。
 目出度くもあり、目出度くもなし。

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2013年3月 5日 (火)

トラツグミ(留鳥/漂鳥)とツグミ(冬鳥)

●トラツグミ(留鳥/漂鳥):
 里山にある自然公園の草地で見かけました。
食性は雑食で、雑木林の地面で落ち葉などをかき分けながら、土中のミミズや昆虫類などを捕食していますが、冬季には木の実も食べています。
 そんな採餌する姿は、近くの田んぼや公園にいる冬鳥のツグミとそっくりです。P2245803_1

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 体長は30cmほどで日本のツグミ類の中では最も大きく太っています。
 雌雄同色で全身褐色がかかった黄色と黒色と白色のうろこ模様です。
 各地の低山帯の山林で周年生息し繁殖していますが、冬は平地に移動して市街地の公園などにも姿を見せることがあります。
 時に近隣の公園で、夕刻から夜間、そして夜明け前、また雨天や曇っている時には日中でも、遠くに広がる大きな林の奥から「ヒー、ヒョー」と、何となく薄気味悪い声が聞こえてくることがあります。
 この声がトラツグミの鳴き声で、昔は「鵺(ヌエ)とよばれた怪物の正体です。

 
●ツグミ(冬鳥):
 晩秋、冬鳥としてやって来たツグミ。
田んぼや公園の芝地などにおりて、両足を揃えてホッピングしながら時々胸を張って立ち止まり、を繰り返している、一番よく見かける冬鳥です。あまり鳴きません。
 今回たまたま、公園の草地で餌を探しに来てはち合わせ、少し睨み合いモードになったようですが、すぐに相互に無関心をよそおって別れていきました。Photo

 
 こちらさんは、黙って、田んぼに一人でいたツグミ。P3055879trmcc

 通常は群れを作らず単独で暮らしていて、北に帰るまでは集まることはありません。
 やがてその時期になればお別れです。 居ついてもいいのにねえ。

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2013年3月 4日 (月)

早春の里山で(コウヤボウキ、ゴンズイ、ヤマウルシ、ヤママユ抜け殻)

 春が待ち遠しかった里山の林縁で見かけたもの。

●コウヤボウキ:
 冬の名残、綿毛の種はまだくっついていましたが、手で触れるとぱらぱらとほぐれ落ちて飛んで行きます。Photo

 
●ゴンズイの冬芽と葉痕、維管束根:
  冬芽は対生します。維管束痕はきれいに並び、目鼻だちのくっきりしたものになっています。防寒帽子を脱いで芽出しをするのもそう遠くはないことでしょう。Photo_2

 
●ヤマウルシの冬芽と葉痕、維管束根:
 ヤマウルシの冬芽は裸芽で、褐色の短毛が密生しています。側芽は小さく、球形状に突き出ています。
 葉痕は、大きくハート型あるいは楯型で、維管束痕はたくさんあります。Photo_3

 
●ヤママユ(ガ)の抜け殻:
  ヤママユの抜け殻が林縁の斜面に道に落ちていました。
 風雨に曝されて傷んでいますが黄緑色の繭です。蛾にはお目にかかったことはありません。
 なお、ヤママユは自然に生息しているので「天蚕」と呼ばれています。R0031655_2

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2013年3月 3日 (日)

国立公園 城ヶ崎(静岡県)、そして河津町 来宮神社の大楠(天然記念物)

 先に、河津桜の見学に行った際に、途中で立ち寄った静岡県伊東市、城ヶ崎海岸の風物と、河津町の来宮神社境内にある国指定天然記念物の大楠です。

 当日は曇天の上、特に海岸に出ると強風が吹きすさんで、早々に退散を余儀なくされましたが、美しい風景でした。

●「国立公園城ヶ崎」
  ☆門脇吊り橋、傍に星野哲朗氏の”城ヶ崎ブルース”の歌碑がある風景。1

 
 ☆強風に見舞われたリアス式海岸風景。2

 
 ☆断崖沿いに自生している花期を過ぎたイソギクの花は大半が茶枯れしていましたが、中にはまだ黄色いままでがんばっている花も見受けられました。
 (イソギク(キク科):多年草で花期は10〜11月頃、多数の頭花を散房状につけます。花は筒状花のみで舌状花花弁)はありません。千葉県〜静岡県、伊豆諸島の海岸に自生していますが、各地で栽培もされています。)
 他にも途上で見かけたスイセンやタチツボスミレ、またアオキの赤い実や、赤、白のヤブツバキなど、すっかり春の自然風景でした。3_2
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●来宮神社の大楠:
 その後訪ねた河津町で、来宮神社の境内にある大きなクスノキを見学に。樹齢は1000年以上と推定されているそうで、国指定の天然記念物。
 さすがに”神宿る”風格があります。サクラもいいけど、クスノキもね。
 無信心ゆえに、柏手も打たないで失礼いたしましたが・・・。1000

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2013年3月 2日 (土)

金目鯛の中にいるもう一つの金目鯛(骨)

 金目鯛の中には、もう一匹の鯛がいます。胸鰭のつけねにある、魚の形に似た骨のことです。

 河津ざくら見物に行った折、昼食に城ヶ崎海岸の食事処に立ち寄りました。1

 
 そこで定番の金目鯛の煮付け定食を頂きました。2

 
 その時、金目鯛の潮汁に入っていた大きな胸ビレから取り出した骨の写真です。3r0031678_1

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 言われてみると魚そっくりの形が見て取れます。生き物って面白いですね。

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2013年3月 1日 (金)

カワヅザクラ(河津桜)/(2013/3/1)

 静岡県河津町まで、河津桜の日帰り見学に行ってきました。
 寒かった2月のせいで開花は例年より1週間以上遅れているとのことで、全体的にはまだ6~7分咲きくらいでしたが、十分、春を感じてきました。
              (画像は観光協会ホームページから)Photo

 河津桜は当地でも散歩コースの堤防沿いにも20数本植えられていますが、まだやっと少しつぼみが膨らみはじめた状態です。

 ”ご本家”の河津町では、1月下旬から開花が始まる早咲きの桜で、3月上旬まで、約1ヶ月以上にわたって咲き続け、花色は桃色~淡紅色と、ソメイヨシノよりもかなり濃く、花期が長いことが特徴とされています。
 特に冬の寒さが例年に増して厳しかった今年は、一足早い春を求める観光客でご当地はまだ”立派な枝振り”だけの(花は全く咲いていない)頃から、観光客が訪れていたそうです。

 そこで、本日(3月1日)、【関東地方(と九州北部、中国、四国地方)で春一番が吹いて(東海地方の風は春一番とはされませんでしたが)、また午前中は曇天、そして午後4時過ぎ頃からかなり強い雨に見舞われましたが】、オーバーな言いようではありますが、『花に嵐の例えもあるさ、さよならだけが人生だ』(井伏鱒二訳、漢詩・勧酒」(干武陵))、とばかり、日帰りで見学に行ってきました。
 現地では、帽子を被るとすぐ飛ばされるほどの風は吹きましたが、さいわいサクラの見学を終えて帰路につくまでは雨は降らず、帰路では折りたたみ傘ではすぐに濡れてしまう雨になりましたが、見学自体は十分楽しむことができました。

 出かける前、最新開花情報は河津町観光協会のホームページ(http://www.kawazu-onsen.com/sakura/sakura.htm)に掲載されていますので、本日(3/1)はおよそ6分咲きと予想していました。実際ほぼそのようでしたが、もう十分春の雰囲気が感じられて満足でした。
 今週末は大変な賑わいになるでしょうと、地元の方々のお話でした。
 当初計画されていた桜祭りの関連イベントも、延長されることになったようです。

 なお桜並木からは少し離れたところにある原木は開花が進んでいて8分咲きくらいだったでしょうか、とてもきれいでした。
●原木由来:Nc

 
●原木の開花状況(2013/3/1現在時点):C

 
●桜並木から離れたところにあった開花日2/2の小木。
 1ヶ月後もまだ満開ではありませんでした。22kaika

 
●遊歩道沿いのサクラ並木風景:
 〈他人様を写し込まないようにするのは無理でした。〉Photo

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カワヅザクラ:
 河津桜は、1955年、静岡県賀茂郡河津町田中の地で、飯田勝美氏が原木を偶然発見されたことに由来し、その歴史は意外に新しいのですね。
 本種はその後の学術調査でオオシマザクラとカンヒザクラの自然交配種と推定される新種と同定され、1974年に「カワヅザクラ」(河津桜:学名 Cerasus lannesiana Carrière, 1872 'Kawazu-zakura'))と命名されたということです。
 原木は現在も健在でこの地にあり、樹齢は2013年現在でおよそ60年と推定されています。
 また、1968年頃からは、このサクラが増殖されるようになり、各地に広がっているようですし、現地でも、また園芸店でも苗木が販売されています。

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