バイカオウレン(2013/3)
バイカオウレン(梅花黄蓮)(キンポウゲ科オウレン属):
日本固有種で、本州の福島より南、四国に分布し、山地帯から亜高山帯の針葉樹林の林床や林縁に生育する常緑の多年草です。
まだ山地に自生したものは見たことがなく、山野草植物園で観察するだけです。
本種は、細長い根茎が横に這い、地下で匍匐枝を出して繁殖します。
根出葉は鳥足状複葉で、小葉は5枚あり、倒卵形で光沢がありやや厚めです。
早春、新しい葉が出る前に褐色を帯びた花茎を伸ばしてその先端に径12~18mmの 1輪の白い花を咲かせます。
そして、倒卵形の白い花弁にみえるのは萼片で5枚あります。
花弁は中心に近いところにある小さなヘラ状の黄色い部分で、蜜腺に退化しています。
“花”の形がウメの花に似ているオウレンの仲間なので、梅花オウレンの名前。
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