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2013年4月

2013年4月30日 (火)

4月の終わり、まだいるコガモなど

 小雨ぱらつく日で、ゴールデンウイーク前半の四月も終わりです。穏やかに晴れた昨日、運動不足解消の一助にとコンデジをぶら下げて散歩コースを一巡。カメラのミスマッチで掲載には耐えない写真ばかりになりましたが、いちおう記録に。

●キジ(留鳥)、コチドリ(夏鳥)、ヒバリ(留鳥):
 近郊の水田では田植えが進行中。池のまわりの舗装遊歩道の両脇には菜の花(といってもほとんどすべてセイヨウアブラナかセイヨウカラシナですが・・・)が密生していて、その中、ウオーキングの人影を気にしながらキジが歩き回っていたり、池のそばにはコチドリが佇んでいたり、そして砂利の敷かれた草地にはヒバリがやかましく囀っていたり。Photo

 
●コガモ(冬鳥):
 大勢の釣り人が糸を垂れている池には、まだ少数ながら冬鳥のヒドリガモ(冬鳥)が休憩していたり、コガモが集まっていたり、ヘビが泳いでいたり。.(パソコンで原画を見て、はじめて分かりました。)Photo_2

 
●コアジサシ(夏鳥):
 夏鳥のコアジサシが「ギリッ ギリッ」あるいは「キュイッキュイッ」と聞こえる(あまり上品な声とは思いませんが)大きな声を出して池の上を旋回しながら、時に急降下して、小魚を捕らえに頭から飛びこんでいく姿も。
 ここの草原の砂礫地で子育てをすることになるようです。営巣、子育てに適した環境が激減していったため絶滅危惧種(UV)になったりして一族も大変のようです。Blg

 夏鳥のオオヨシキリもやって来て、あの大声のギョギョシ、ギョギョシも聞こえてきました。
 また漂鳥のセッカも空を上昇しながらヒッヒッヒッ、下降しながらチャッチャッ、チャッチャッと鳴いています。もう繁殖期です。

 
●ミシシッピアカミミガメ:
 流域にはばらまいたように多数のミシシッピアカミミガメが生息しています。何もこれほど固まらなくても、と思うほど団子になって甲羅干し。P4296305

 
●ヒシバッタ:
 足元から何かがピョンと跳んで気がつくヒシバッタ。どこに跳んだか、隠れたか分からないほど、背景にとけ込んでいます。Photo_3

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2013年4月29日 (月)

アズマイチゲ、ニリンソウ、ネコノメソウ、(カントウ)ミヤマカタバミ、マルバコンロンソウ

 4月中旬頃にも、山地で普通に見られる山野草です。

●アズマイチゲ(キンポウゲ科イチリンソウ属):
 里山の林地斜面に生えていました。本種は山地の林縁に生える多年草で、花色は白色から淡青紫色まであります。
 花期は3~5月。分布は日本各地。 Blg

 
●ニリンソウ(キンポウゲ科イチリンソウ属):
 里山の林縁に生えていました。山地や丘陵の林下に生える多年草で、草丈15㎝位になり、白色5弁花をつけます。
 花期は3~5月、分布は日本各地。
 なお春の芽生え時期の葉はヤマトリカブトに類似しています。 Blg_2

 
●ネコノメソウ(ユキノシタ科ネコノメソウ属):
 里山の池のそばに生えていました。山地や平地の水際湿地などに生育する多年草。
 走出枝を伸ばしてしばしば大きな群落を作ることがあります。
 花は淡黄緑色で小さく目立ちませんが、花期には花の周囲の葉が黄色を帯びてよく目立ちます。
 花期は3~5月、分布は北海道~本州 Blgr0032858_3

 
●カントウミヤマカタバミ(カタバミ科):
 関東地方の山地で見かけました。白い花が咲きますが、今回は見つかりませんでした。
 本種は山地の林下に咲く、草丈10~15cmの多年草。花はミヤマカタバミによく似た白色5弁花をつけますが、葉裏の毛が少なく、また蒴果は卵球形で小型であることが特徴とされます。
 花期は3~4月、分布は名前のように本州(関東~東海地方)Blgr0032769

 
●マルバコンロンソウ(丸葉崑崙草)( アブラナ科タネツケバナ属):
  山地の沢沿いに点々と生えていました。本種は山地の湿地や木陰に生える草丈 10~20㎝ の越年草。
 全体に白色の毛が密に生え、コンロンソウより小型。葉は長さ5~13㎝の奇数羽状複葉で、小葉は3~7個つき、頂小葉が最も大きくなっています。
 茎の上部に短い総状花序をつけ、直径約1㎝の白色4弁花を数個つけます。
 花期は 4~5月、分布は本州、四国、九州。Blg_3

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2013年4月28日 (日)

レンプクソウ

レンプクソウ(連福草)(レンプクソウ科):
 
 間近に富士山の見える標高950mほどの山地で。Img_0185_1

 
 どうでも良いですが、残雪の中に浮かび上がっていた稲妻形の登山道。
Img_0185_3

 
 5mm角のサイコロのような小さな頭花をつけたレンプクソウが、木漏れ日の当たる林縁に点々と生えていました。Img_0210_1

Img_0210_2

 
 また遊歩道沿いの開けた草地では群落を作っていました。草地では、まわりの緑に埋没するようにまぎれて、足元を注意していないと見落としてしまいます。

 本種は、湿り気のある平地や山地林内に生える多年草で、草丈は8~15 cm。小葉には切れこみがあります。
 細長く伸びた花茎先端に、黄緑色で直径5mmほどの小さな合弁花5個が頭状に集まって咲いています。
 花序の中で、頂部につく花とまわりの花とでは形が異なり、頂部の花の花冠は4裂し、まわりの花冠は5~6裂しています。N

 花期は3~5月、分布は(手持ちの図鑑では)北海道~本州(近畿地方以東)。なお近畿地方以西では非常に少ないそうですが、ネット上では記録が見られます。

 レンプクソウの記事は今回が2回目です。底面に串を刺した1片5mmほどの小さいサイコロの上面には花弁が4枚で、おしべが8本の合弁花が1個つき、(サイコロの)4つの側面には花弁が5~6枚で、おしべが10~12本の合弁花が一つずつ、総計5個付くという珍しい花の形です。
 要するに、細長い茎の上に四角いブロックが載ったような花姿は、一度見ると名前も姿も忘れなくなります。

 なお、レンプクソウという和名の由来は、増殖の為に細長く伸ばした地下茎が、たまたま”福”寿草と絡んで”連”なっていたことから、という説もあるそうです。
 別名は「ゴリンバナ(五輪花)」。(日本では)1科1属1種の植物。

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2013年4月27日 (土)

ムラサキケマン、キケマン、ヤマエンゴサクなどエンゴサクの仲間/新しい植物分類学

 いずれも4月中旬から下旬に山地で見かけたケシ科キケマン属の花です。
 ケシ科キケマン属の植物は有毒の多年草で、数種類の仲間があります。中でもエンゴサクの仲間は姿がよく似ています。
 
●一番普通に見られるのはムラサキケマンと、花が黄色のキケマン/ミヤマキケマンです。Photo

 (なお、キケマンとミヤマキケマンの区別は果実の時期でなければ素人には難しいです。ミヤマと名前がついても、平地にも生えています。)

 これらを除くエンゴサクの仲間は、おおよそ地域や環境などで住みわけていて、分布地域や最初の発見場所などからヤマエンゴサク、ジロボウエンゴサク 、エゾエンゴサク などが区別されています。

●ジロボウエンゴサク:
 関東~九州の草地や山地などに生えて、花の付け根の苞葉は全縁(切れ込みがない)で、紅紫色の花付きも楚々としている。
●ヤマエンゴサク:
 本州、四国、九州の山野の湿った林内、林縁に生え、青紫~紅紫色と花色に幅があり、通常は(付け根の)苞葉に切れ込みがあり、ただ葉の形はの変化が激しく、どれが標準的とはいいがたい。
●エゾエンゴサク:
 北海道から東北地方の日本海側山地の湿った林内、林縁に生えて、青色の花が美しく(花の下の)苞葉が長楕円形で切れ込みはない。

 これらは大きな目安にはなりますが、同一種でも変異が多く、素人にはなかなか判断、見分けがつきません。
 今回同じ山域で見かけたものはヤマエンゴサクかと思いましたが、花色や付き方、また葉の形状などに違いがあり、同じ種かどうかも分からないので“エンゴサクの仲間”、としました。R0032851

Photo_2

4

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 ともかく、きれいな花には毒があります。

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素人のメモ:
 単なる趣味で雑草の花を見て、きれいな雑草の花だな、で終わりでも十分ですが、名前が分かればなお良いかと図鑑やネット情報で検索して見るのですが、分からないこともよくあります。
 素人の立ち入る領域ではありませんが、植物分類学の歴史は、【リンネ(Carl von Linne)の時代の博物学的な植物形態分類学】から、”進化”を考慮した系統的関係による分類体系の【新エングラー体系】になり、保存された膨大なタイプ標本との整合性を維持させるため、現在も分類体系として使われ続けています。
 一方、科学の進歩に伴ってその後1980年代には被子植物の分類体系の一つとして【クロンキスト体系】が提唱されました。
 さらに1990年代になるとこれまでのマクロ形態的な分類体系から、ミクロなゲノム解析、すなわち、2003年に完成したヒトのゲノム全塩基配列解析に見られるように、最新のゲノム解析技術を用いた分子系統学が大きく発展してきました。
 そして現在、被子植物の新しい分類体系としてこのミクロなゲノム解析から実証的に分類体系を構築するAPG植物分類体系による研究が盛んになり、学術先端分野はすでにAPGの体系に移行して、2009年には第3版(APG III。書誌)が公表されています。
 また一般生物学専門書として「新しい植物分類学」等の書籍も出版されています。

  植物の分類体系に限ったことでは無く、「生物の分類」学そのものが昔習ったことから随分変わってきたようです。

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2013年4月26日 (金)

フモトスミレ、ケマルバスミレ、タチツボスミレ、アリアケスミレ、アメリカスミレサイシン

 4月中旬、山地林縁や平地の道端、草地などで見かけたスミレです。一部は繰り返しです。

●フモトスミレ(スミレ科):
 山地の林間斜面に一株だけ生えていました。
 草丈は3~6cmとスミレの中では小型です。山地の明るい林下や林縁の枯れ葉などに埋もれていると見落としやすいです。
 花は小型で白色、側弁の基部に毛が多く、下弁の紅紫色の条が目立ちます。
 距は短く紅紫色。葉は卵形で、裏面は紅紫色を帯びています。
 花期は4~5月、分布は本州、四国、九州。Blg3r

 
●(ケ)マルバスミレ((毛)丸葉菫)(スミレ科):
 山地で見かけました。見た瞬間に、ざらっとした感じがしました。
 山野に生える多年草で、葉は卵円形。葉や花柄、葉柄に毛が多く、紫の条がある白い花弁の花をつけます。
 なお、以前は毛のないものは、マルバスミレとして区別されていたそうですが現在はマルバスミレで統一されています。
 花期は4~5月、分布は日本各地。Blg

 
●タチツボスミレ(スミレ科):
 山地で見かけたものです。草地や林などにごく普通に生える多年草で、草丈は5~15cm。
 花柄の先に淡紫色の花をつけ、距はやや細長く紫色で側弁は無毛。側弁と唇弁には紫条があります。葉は鈍い鋸歯のある心形で、長い柄を持ちます。
 花期は2~5月、分布は日本各地。Blgr0032664

 
●アリアケスミレ(有明菫)(スミレ科スミレ属):
 草原の広い範囲にわたりたくさん生えていました。白色の群落が一番多かったようですが、群生毎に花色や筋模様には変化がありました。
 日当たりの良い草地や田畑、道端などのやや湿ったところに普通に生えていて、葉は細長いへら形で葉柄上部に翼があります。
 花径は1.5cm位で、紫色の条がある白色の花をつけます。ただ、花色は白色~淡紅紫色まで変化に富んでいることから”有明の空”になぞらえてこの名がついたということです。
 花期は4~5月。分布は本州~九州。Photo

 
●アメリカスミレサイシン(スミレ科スミレ属):
 ずいぶん前に、ホームセンターで濃い青紫の大きな花が目について一鉢求めたアメリカスミレサイシンです。
 繁殖力が旺盛で、気がつくと庭のあちこちに増えて、花後、大株になったものの茎は一見ワサビのような太いものになり、除草に手がかかるようになってしまいました。
 ただ、ツマグロヒョウモンがやって来て卵を産み、やがて孵った幼虫が食草として食べて成虫になることがよくありましたので、少しくらいはと、残しておくとやはり増えてきます。
 
 路傍や畑の縁など、また山地の道路脇などにも見られる本種は北アメリカ原産の外来種で、逸出帰化したもの。
 草丈10~20cmの多年草で、紫色の花は直径2~3cmと大きく、葉は心形で多数つきます。大株になって、増えすぎると困るようになります。R0032578
 花期は4~5月。

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2013年4月25日 (木)

「グレートジャーニー 人類の旅」展

 国立科学博物館で特別展「グレートジャーニー 人類の旅」が開催されています。先日所用のついでに行ってきました。 
 開催期間は(平成25年3月16日(土))~6月9日(日)までです。       
“本展では360万年前の人類が家族で連れ立って歩いた最古の足跡化石をその「グレートジャーニー」の象徴として位置づけています”、ということで、そのアファール猿人の姿を復元したモデルの写真です。
 (ここは撮影OK(ただしフラッシュ禁止)でした。)
 ご興味とお時間があればどうぞ。R0032801

R0032803

 2足歩行をされている懐かしのご先祖様。
 およそ5万年前にアフリカから世界に拡散を成し遂げた人類の生物学的能力や知力は、すでに現代人類と変わらないものだったと考えられているそうです。
 人類社会の発展は生物学的進化によるものではなく、文化的な能力によっていること。そしてこの知識を蓄積し、祖先から受け継いできた文化を創造的に発展させていく能力は、5万年前には既に備わっていた、ということなのです。
 世界中で争い事の絶えない現代人です。もっと文化的に賢くならなくてはご先祖様に申し訳ないでしょうね。

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2013年4月24日 (水)

クロハネシロヒゲナガ(2013/4)

 天気は下り坂ですが、近郊の田んぼで早いところでは既に田植えが始まっています。
 当地では、5月のゴールデンウイークから、田植えの真っ盛りになります。P4236258

 
 そしてこの時期になると姿を見せるようになるクロハネシロヒゲナガ。
カラスノエンドウ、スズメノエンドウ、そしてネズミムギなど小型の雑草が茂る堤防の草原で、今シーズンはじめて1匹だけ(♂)見つけました。
 (画像はクリックで拡大します。)R0033079

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 毎年追っかけをしてきましたので、絵としてはもう十分ですが、懲りずにアップしました。
 (お暇な方は、以前の記録こちらをご覧下さい。)

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2013年4月23日 (火)

ヤマザクラ、ミツバアケビ、ミヤマシキミ、ヤマブキ、クサイチゴ、タラヨウ

 4月中旬、山里や山地その他などで見かけた木の花です。

●ヤマザクラ(バラ科サクラ属):
 落葉高木。日本の野生の桜の代表的な種。多くの場合、葉芽と花が同時に展開します。
 サクラの中では寿命が長く大木になります。
 開花時期は3~4月ですが同じ地域でも開花時期にはかなりのバラツキがあり、また花色や若葉の色には様々な変異があります。R0032767

 
●ミツバアケビ(アケビ科アケビ属):
 落葉つる性木本です。新葉のわきから総状花序を下垂させ、花序の先端に十数個の小さな雄花を、基部に数個の大きな雌花をつけます。
 雄、雌花ともに濃紫色で、花弁に見えるのは萼で、花弁はありません。
 秋に実る果実はとても美味しいです。開花時期は4~5月。Photo_2

 
●ミヤマシキミ(ミカン科ミヤマシキミ属):
 山地に生える常緑低木で、幹は立ち、まばらに分枝します。高さは50~100cm。
 葉は、枝の先に集まり互生しています。枝先に円錐花序を出し、小さな白い花を開きます。
 雌雄異株。花後に実をつけ,赤く熟すと特に有毒で、,鹿も食べないという。
 開花時期は3~5月。(写真上)

 (写真下)ヤマブキ(バラ科ヤマブキ属):
 低山の明るい林の木陰などに群生する落葉低木です。
 古くから(八重咲きの)山吹と、太田道灌の逸話、「七重八重 花は咲けども山吹の みの一つだに無きぞ悲しき」、で有名です。
 なお、確かに八重咲きの山吹には実が出来ませんが、一重咲きの山吹には実が成ります。開花期は4~5月。Photo_3

 
●クサイチゴ(草苺)(バラ科キイチゴ属):
 林地に生えています。背丈が20~60cmと低く、草本のように見えるため“クサ”の名がついていますが、木本の落葉小低木です。
 生命力は強く、地上部を刈り取っても、根から再生してきます。
 全体に短い軟毛が密生し、茎には小さい刺があります。花は白色5弁花で、花弁は卵円形で、長さは15mmほど。
 花の中央に雌しべが多数あり、その周囲にやはり多数の雄しべがあります。
  バライチゴ、カジイチゴ、モミジイチゴと同じキイチゴの仲間で、果実は大型。赤く熟すると酸味は少なく、とても甘い味だそうです。
 花期は3~4月、分布は本州、四国、九州。Photo_4

 
●タラヨウ(多羅葉)(モチノキ科モチノキ属):
 街路樹として植樹されていました。小さな花のかたまりにはたくさんのアリが群がっていました。
 雌雄異株の常緑高木。葉腋に4mmほどの小さな淡黄緑色の花が群れて咲きます。
 開花時期は4~5月頃。分布は中部地方以西の本州太平洋岸、四国、九州。
 関東にも植樹されていることがあります。Photo_5

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2013年4月22日 (月)

アシブトハナアブ、小さなハナバエ

 昨日は冷たい雨が降り、冬に逆戻りした寒い一日でした。今日は暖かい日になりました。日間の気温変動が大きいですね。ゆらゆらする地震もそれなりに多くて、それで特別どうということはありませんが・・・

●アシブトハナアブ♂(ハナアブ科):
 ハナニラが最盛期の庭に時折やって来ますが、花には寄らないで日溜まりをうろうろして行くことが多く、やはり好みではないのでしょうか。R0032637_1

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 大きさ13mmほど。胸部に2本の縦筋があり、腹部の黄色い三角班が目立つアブで、脚は黒く、ももの部分が太いのが識別ポイント。
 都市周辺にもよく見られる普通種で、いろいろな花に集ります。
 出現時期は3~10月 、分布は日本各地。

 
●ハナバエの仲間:
 同じ時に、風雨で傷んでいたハナニラの花粉を舐めに来たのは大きさ5mmほどの小さなハナバエの仲間でした。R00326505mm

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2013年4月21日 (日)

ノヂシャとヒシバッタ

●ノヂシャ(オミナエシ科ノヂシャ属):
 春の堤防や草地で、他の雑草が大きく伸び出す前には、薄水色の小さな花の塊をつけた群落が目につきますが、やがて他の雑草に囲まれて埋没してしまうこともしばしばです。
 見るからにやわらかそうな姿で、実際にやわらかなサラダ菜として食べられます。Photo

 
 ヨーロッパ原産の帰化植物で、道端や土手などに生える1~越年草です。ロゼットを形成して越冬します。
 茎は4稜で二又状に数回分かれ、高さ10~35cmになります。
 葉は対生し、長さ2~4cmの長倒卵形~長楕円形で、やわらかです。
 茎先に直径約2mmの淡青色で5裂した筒形の小さな花を10~20個をかためてつけます。雄しべは3個。
 花期は4~6月。4

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Photo_2

 
●ヒシバッタ:
 この頃、まだ枯れ草も残る草地の地表でピョンと跳びはねるものがいます。
 良く目を凝らして見ると大きさ8mmほどのヒシバッタです。環境の色にとけ込んですぐに見失いますが、1枚だけ撮れました。元気な小さなバッタです。R0032625trmcc

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2013年4月20日 (土)

シロバナヤハズエンドウ(=シロバナカラスノエンドウ)

シロバナヤハズエンドウ(=シロバナカラスノエンドウ)

 4月中旬、雑草が勢いを増した草原で、紅紫色の花をつけたカラスノエンドウの群落中に白い花をつけたものが巻きひげを絡みあわせて”混生“しているのを見つけました。
 広がっている茎の一つずつを生え際まで辿っていくと、どうやら根元は同じで、一株だったようです。R0032545

R0032561

R0032581

 
 シロバナの個体はそれほど珍しいものではないそうですが、私が観察したのは初めてでした。
 花が白い以外は、通常のカラスノエンドウと形態的に特に変わった点は見られませんでした。その後10日ほど経ってから果実も出来ていました。R0032966

R0032968

 草原は例年6月には大型機械による除草作業が行われて、あっという間に雑草の地上部は刈り取られてしまいますので、それまでに種が熟したらいいなと思うのですがどうでしょうか。

●ヤハズエンドウ(マメ科 ソラマメ属):
 道端や堤防また草原などに普通に生育する越年草で、秋に芽生えて越冬し、4~6月に紅紫色の花を咲かせ、果実を付けます。まれにシロバナもあります。
 「カラスノエンドウ」の呼び名が一般に定着していますが、学術的には「ヤハズエンドウ」です。この和名は、小葉の先端が弓矢の弦を受ける部分(矢筈)に似てくぼんでいることから付けられています。
 子供の頃、まだ若いサヤの両端をちぎって中の種を出してから、草笛として吹くと、”シビビー”というような音が出るので、「シビビー」と呼んで遊んでいました。 
 果実には5~10個の種子が入っていて、熟すと黒色になります。そして晴天の日にサヤが勢いよくパチンとはじけ中の種子をはじき飛ばします。 
 花期は3~6月、分布は本州以南の各地。

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2013年4月19日 (金)

ディンティ・ベス(薔薇)とチュウレンジバチ(またはチュウレンジハバチ)

 一昨日、昨日ともに当地は生暖かい風が吹いて夏日になったようです。
 そんな折、一重咲きの薔薇、ディンティ・ベスが一輪だけ咲いているのに気がつきました。 
 昨年より1ヶ月も早い開花です。Img_0166_1

Img_0166_2

●ディンティベス‘Dainty Bess’(=かわいいベス)
・系統:HT
・作出:WEB & D Archer(イギリス)、”セミダブル咲きの K. of K.(Kitchener of Khartoum)”を母木として、”オフェリアOphelia”を花粉親として1925年に誕生。
・特徴:ソフトサーモンピンクの一重咲き大輪(10cm)で、中香(スパイシーな香り)をもつ四季咲き品種。樹高1.5m、半直立性。
・なお、(1925年のハイブリットのディンティベスの作出から)10年後の1935年につるバラの「つるディンティベス」が作出されています。

 
 写真を撮っていたら早速傍にやって来たのが薔薇の天敵“チュウレンジバチ(またはチュウレンジハバチ)”です。
 バラの新梢に傷をつけて卵を産みつけ、羽化した幼虫が葉を食い荒らして、気がついたときには新葉が葉脈だけになっているというバラの害虫。
 すぐに逃げられて、その後マキの葉にとまって触角をなめたりして身繕いをしているのを見つけましたが、殺虫スプレーを持ってくる前にまたすぐに逃げられました。
 被害を防ぐ為には見つけしだい駆除するしかありません。R0032897_1

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 チュウレンジバチは体長8mm前後で、頭部と胸部背、肢、触角は黒く、腹部は橙色~黄色、また翅は半透明の黒っぽい色をした小さなハチです。
 幼虫の食草はバラ科植物の葉で、バラの“天敵害虫です。地中の繭で越冬します。成虫の出現時期は4~9月、分布は全国各地。

 
(追記:過去に掲載した「チュウレンジハバチ」に関する記事の中に、「ニホンカブラハバチ」の画像を掲載した間違いのがあることが分かりました。遅まきながら当該記事は修正いたしました。)
●ニホンカブラハバチ:Photo_5

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2013年4月18日 (木)

ホタルカズラ

 20数年来、途絶えることなく、狭い庭の隅に存えてきた野生のホタルカズラでしたが、最後の開花の記録は4年前でした。

 地面を奪い合うように、地下茎を縦横に張りめぐらして抜いても抜いても、また別のとこから生えてくるドクダミや、地表で茎を縦横にのばして這い回るカキドオシや園芸種のグレコマの勢いに押されて、花をつける元気もなくただ生きながらえてきた野生種のホタルカズラが、実に4年ぶりに青い花をつけているのを見つけました。Photo

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 昨年の晩秋、スコップで地面を掘り返して、ドクダミや園芸種のカキドオシ等を徹底して除草し、また増えすぎた大型の園芸植物も大分間引いて整理し、かろうじて数株根を張っていたホタルカズラを日が当たる場所に誘引したりして手当をしたおかげだったようです。

 この間、野生種より花色も濃いブルーで、花付きも多かった園芸種のミヤマホタルカズラは完全に姿を消してしまいました。やはり野生のものの方が我慢強いのでしょうね。

●ホタルカズラ(蛍葛)(ムラサキ科ムラサキ属):
 日当たりのよい山地、平地の林縁や草地などに自生する多年草です。緑の中に鮮やかな瑠璃色の花が咲く様子をホタルに例えてこの名前がつきました。
 高さ15~25cmの花茎に披針形の葉が互生し、茎や葉にはザラつく毛があります。
 4~6月になると、茎上部につく葉の腋に瑠璃色の花をつけます。咲きはじめは淡赤紫色ですが、時間が経つにつれてと美しい瑠璃色になります。
 花冠は径約1.5cmで先端は5裂し、るり色の各裂片の中央には縦に白色の隆起があります。
 花後には、地表に長さ数10cmの無花枝を横に這わせ、その先端から根を出して地面に取り付き、翌年の株をつくって増えていきます。
 花期は4~6月、分布は日本各地。

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2013年4月17日 (水)

薄墨の”葉”桜と髙遠の桜(2013/4/16 続き)

 -続き-

●高遠城址公園の桜:
 樹齢130年を越える老木のタカトオコヒガンザクラを含め、現在約1,500本の桜の樹で有名。
 こちらはリアルタイム情報から総合的にはベストタイミングだったようです。
 満開日と人出のピークは休日と重なった13~14日で、交通も渋滞し大変だったようですが、当日16日は散り始め初日ということでしたが、まだ見応えは十分。
 混雑も多少は緩和されていたようです。Photo_4

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 文学/詩歌の世界では、梶井基次郎:『桜の樹の下には屍体が埋まってゐる』、
 そのあとに坂口安吾:『桜の森の満開の下』、いずれも短編小説。
 特に夜陰の、見事な桜の木には何処か妖しいものが漂っている・・・

 ”散るさくら 残る桜も 散るさくら” (良寛):こちらの方がより現実的に、情緒的な日本人の心情に訴えるところがあるでしょうか。

 途中、駒ヶ根PAからの中央アルプス遠望。曇り空に霞んでいました。P4166202pa

                  (完)

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淡墨の”葉”桜と髙遠の桜(2013/4/16)

 有名な桜の観光地については、開花シーズンになると現地のライブカメラでリアルタイムの開花状態が見られます。
 予約なしで出かけられる状況なら実に便利ですが、半年も前に企画されたツアーに予約して旅する時には、気勢をそがれることになる場合も。

●淡墨の桜:
 今回(4/16)はじめて訪れた”淡墨の桜”は、出発の1週間前に既に散り始めていて、前日のライブカメラ映像にはすでに新芽の展開で緑色のこんもりした大木になっていました。

 開花観光シーズンは終わりで閉店準備をしていたお店で写真はがきを1枚買いました。Img111cc3

 つぼみの時は薄いピンク、満開になると白色で、やはりこの時が一番美しく、散り際には”特異の淡い墨色”を帯びてくるということで、複数枚ある写真のなかで、淡墨色の花になった写真はどれかと訪ねると、”淡墨色は写真には写らない、いちばんきれいなのは満開の時”、とのご返事。。
 そして、”樹の傍に寄ってみるとまだ少しは散り残っている花があるから、見てください。それが淡墨色だ”、とも。Photo

Photo_2

Photo_3

 写真には映らず、散りゆく桜にt幽玄の思いを馳せる心眼にだけ映る”淡墨色”で、俗人には見えない色、と納得しました。

 

 能郷白山がきれいでした。標高1,617 mで、岐阜県と福井県にまたがり、両白山地に属する奥美濃の最高峰。
 周辺は豪雪地帯で、濃尾平野から見える一番遅くまで雪を抱いた山という。P4166200_1

      〈-続いて髙遠城址公園の桜へ-〉

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2013年4月16日 (火)

春の高山祭(2013.4.15)

 平成25年4月15日(月)、春の高山祭「山王祭」を見学しました。

■春の高山祭「山王祭」:
※以下の記事は、高山市観光情報ページ(http://www.hida.jp/matsuri/#top)を参照しました。

 「高山祭」は16世紀後半~17世紀が起源とされ、高山の人々に守り継がれてきた、春の「山王祭」と秋の「八幡祭」の総称です。
 このうち、春の訪れを告げる「山王祭」は、旧高山城下町南半分の氏神様、日枝神社(山王様)の例祭です。
 毎年4月14日・15日に、祭の舞台となる安川通りの南側・上町には、「山王祭」の屋台組の屋台12台が登場します。うち3台がからくり奉納を行うほか、祭行事では賑やかな伝統芸能も繰り広げられます。

※祭行事の見どころ

●からくり奉納:
 お旅所前広場では、三番叟・石橋台・龍神台によるからくり奉納が披露されます。
 3台とも熟練の綱方が幾本もの綱を操って人形を遠隔操作する大変高度な技術を要するもので、生きているかのような人形の繊細かつ大胆な演技に圧倒されます。
 奉納は14日・15日とも午前と午後の1日2回、です。
 15日午後、からくり奉納が始まる30分前の広場は既に人混みで埋め尽くされていて、近寄ることはおろか身動きも容易ではありませんでした。
 遠くから双眼鏡代わりのデジカメ望遠で覗いて何とか撮影。
 そのような状況下では、肝心の内容については残念ながらほとんど理解出来ず、 “昨日もスリの被害が発生しているので貴重品に注意、カバンやリュックなどは胸にしっかり抱えて”、と繰り返しのアナウンスばかりが耳に残りました。Photo_7

 
●屋台曳き揃え:
 飛騨の匠の技を伝える「山王祭」の屋台は、国の重要有形民俗文化財に指定されており、12台が勢揃い。
 (神楽台・三番叟・石橋台・龍神台は、上述の通り、お旅所前広場に。)
 他の屋台は(14日は川原町に、)15日は本町一丁目と、さんまち通りに曳き揃えられています。その一部を撮影。Photo_8

 
●御巡幸(祭行列):
 神輿を中心に、獅子舞や闘鶏楽(とうけいらく)、裃姿の警固など総勢数百名の大行列が町を巡ります。
 (14日午後に日枝神社を出発し氏子の家々を巡った後、神輿はお旅所で一泊。) 
 15日午後、お旅所を出発し、日枝神社へ戻るところを一部ながらなんとか写真に。Photo_10

 
 退散:R0032827

R0032828

 「日本三大曳山祭」(日本三大美祭)は「京都祇園祭」、「秩父夜祭」、そしてこの「飛騨高山祭」だそうです。

 ”おどるあほうに みるあほう おなじあほなら おどらにゃ そんそん”のとおり、祭は見物するより、お祭りをやっている方がずっと楽しいに決まっています。

〈→後、名古屋宿へ(泊)、翌日、薄墨の葉桜など見学へ)

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2013年4月15日 (月)

ウラシマソウ

 先のマムシグサ(またはミミガタテンナンショウ)が生えていたのと同じ山地で見かけたものです。
  木漏れ日のちらちらする、少し湿り気のある林床斜面に大小数株が生えていました。
 仏炎苞からのぞいている肉穂花序から伸び上がった付属体が糸のように長く伸びて垂れ下がっています。
 そんな姿を浦島太郎の釣り糸に見立ててつけられたという名前です。足もとが悪かったせいもありますが、なかなか満足な写真が撮れませんでした。
 気味悪いとは思いませんが、美しいものでもなく、奇妙な草姿です。
 この異様な付属体はなぜこのような形をして、どのような機能を果たしているのでしょうか。
 ともかく奇妙な姿のおかげで名前はすぐに分かりますが。

●個体a:R0032733a_2

R0032733a_4

R0032733a_5

 
●個体b:R0032736b

 
●個体c:R0032737c

 ウラシマソウ(サトイモ科テンナンショウ属):
 山野の林床に生える多年草で、地下に偏球形の球茎を形成し、周囲に子球をつけることが多い。葉は通常1枚で、成株では11~17枚の小葉を鳥足状につけます。小葉は先が鋭く尖る狭卵形か長楕円形で通常暗緑色。
 肉穂花序は葉の下につき大型の仏炎苞に包まれています。仏炎苞には濃紫色、緑紫色、緑色などで変異があり、内側には白い筋があります。
 筒部の口辺部はやや開出します。舷部は広卵形で先が尖り、開花の進展とともに垂れ下がります。
 肉穂花序の先端の付属体は釣り糸状に長く伸長し、これが和名の起源とされています。
 肉穂花序に形成される多数の花には花弁がなく、雄花は雄しべのみ、雌花は雌しべのみでできています。
 開花期は4~5月(関東)。分布は本州、四国を中心に、北海道と九州の一部。

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2013年4月14日 (日)

マムシグサまたはミミガタテンナンショウ

 「テンナンショウ」と総称されるサトイモ科テンナンショウ属の多年草は世界には150種余のものが知られています。
 日本にも、よく見られるものに(アオ)マムシグサ、ミミガタテンナンショウ、ウラシマソウ、ユキモチソウなどがあり、その他も含めると約30種があります。
 山地の林床に生えて、葉は根生し、肉質の葉鞘が互いに巻き合って仮茎をつくります。
 春~初夏に花茎の先に緑色または帯紫色の仏炎苞に包まれた肉穂花序を立てます。
 球茎にはシュウ酸カルシウムの針状結晶が含まれていて有毒ですが、薬用に用いられたこともあります。

 先日出かけた山地の斜面林床でマムシグサらしきものを見ましたが、マムシグサかミミガタテンナンショウか判断できませんでした。とりあえず記事にしました。

 手元の図鑑を参照しました。
① マムシグサ(蝮草)(サトイモ科テンナンショウ属):
  山地や原野の湿った林床に生える多年草で、有毒植物です。この仲間はどれも特異的な形をしています。
 春に、花茎を直立させて開花しますが、花のようにも見えるのは「苞」で、仏炎苞と呼ばれます。
 その中心に肉穂状の花序があります。苞の長さは10~20cm程度で白線があり、全体の色も緑色から黒紫色をしています。
 全体にバリエーションが大きいそうです。
 苞が緑色のものは、アオマムシグサまたはカントウマムシグサと呼ばれています。
 地下にある球茎は平たい円形で、偽茎は、葉柄下部の2つの葉鞘部分が重なってできたもので、紫褐色のまだらな模様があります。
 この模様がマムシに似ているところからこの名がつけられました。
 雌雄異株ですが、花の雌雄は仏炎苞の内部を開けて見ないと分かりません。
 葉は2個あり、楕円形の小葉が7個から15個つきます。秋には、トウモロコシに似た形状の果実が橙色から赤色に熟し、良く目立ちます。
 開花期は4~6月、分布は関東以西の本州、九州。

② ミミガタテンナンショウ(サトイモ科テンナンショウ属):
 本種は山野の林床に生える多年草。春花柄を伸ばし、先に白いすじの入った濃紫色~暗紫色の仏炎苞を出します。
 筒の口辺部が耳たぶ状に広く張り出します。仏炎苞の中にある付属体は棒状。花の高さは約70cm。
 葉は鳥足状に分裂し、7~11個の小葉からなる。そして仏炎苞の筒口部が耳状に広がっていることからこの名前がついたこと。
 花期は 4~5月。分布は 本州(東北、関東地方)、四国。有毒植物、とあります。

 今回3つの個体の写真を撮りました。

●個体a:
 こちらは次のbおよびcとは距離的に離れた別の場所に生えていたものです。”ミミ”があるようにも見えます。A

 
●個体b:
 個体bは、cとほぼ同じ場所で、近くに生えていた個体ですが、”ミミ”が相対的に小さいように見えます。B

 
●個体c:
 bより”ミミ”は大きいです。偽茎の模様に差があるようにも見えますがはっきりしません。C_1

 
●個体b(上)とc(下)の”ミミ”をトリミングして並べてみました。
 確かに大きさに差があることは明らかですが、ばらつき範囲内でもあるように見えて・・・Photo

 
●個体cのミミを、アングルを変えて撮ったもの。Photo_2

 手元の図鑑には、ミミガタテンナンショウについては(仏炎苞の上部、先が尖った三角形の蓋のような部分=「舷部」ほどの大きさではありませんが)筒口部に大きな耳たぶ状の張り出しがある写真①が収載されています。
 同じくマムシグサについては、偽茎の色と模様がマムシに似ているのが名前の由来であることと、両者の区別としては、仏炎苞筒部の口辺部に張り出しがほとんどない写真②が掲載されています。
 その①と②のミミ写真の差は歴然としていて、このような標本なら間違いようがないのですが、今回、見かけた写真の個体は両者を足して2で割ったような耳たぶ状張り出しが観察されました。それで、外観だけでは判断できませんでした。

参考:
 http://www.alpine-plants-jp.com/arisaema/index_arisaema.htm

 http://www.aroid.org/genera/arisaema/herold/index.php

(ハイパーリンクはしていません。ご覧になるにはURLをコピーし、ブラウザに貼り付けてアクセスして下さい)

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2013年4月13日 (土)

シロメダカとナガバオモダカ/屋外水槽

 平均気温が平年より高かった3月、屋外水槽でも、下旬には早くも産卵が始まったシロメダカです。
 そのままにしておくと卵は親メダカに”完食”されてしまうので、仔メダカが産まれることはありません。増えてしまうとその扱いに困ることもあって・・・・・
Blg

 
 シロメダカの旺盛な食欲と、それに伴う排泄物を栄養源として、放置していても丈夫な外来種の「ナガバオモダカ」が在来種のオモダカ(こちらは稲が伸びはじめる時期にならないと姿を現しませんが)によく似た白い花をつけています。
 増えすぎていますので間引きをしなくてはなりません。R0032459

R0032462

 同じ水槽の中で息絶え絶えになりながら何とか継代していた田んぼの雑草「ウリカワ」は、まだ消息が分かりません。
 ウリカワも、その昔、水田雑草を防除する農薬が現れる以前には水田(稲作)の”強害雑草”だったのですが。

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2013年4月12日 (金)

飾り羽の生えたアオサギとダイサギがいて、カルガモの雛もいる春。

 繁殖期の春から初夏にかけて、アオサギは嘴が赤みを帯びてきて(普段は上嘴は黒っぽい)、また目先(目と嘴の間)には赤色の婚姻色が現れ、胸や背中に飾り羽も生えてきます。(後頭部に2本垂れ下がっているのは冠羽です。)

 またダイサギも同様に、繁殖期には嘴が黒くなり(それ以外の季節には黄色)、胸や背中に白いレースのような飾り羽が生えます。そしてまた目先に緑青色の婚姻色も現れます。

 話変わって、毎年初夏になると、カルガモの雛が親鳥の後に並んで、ビルの谷間を横断する姿が自然の風物詩としてニュースになります。
 カルガモは12月から翌年の2月頃に番(つがい)になります。そして繁殖時期は4~7月です。(なお抱卵期には番は解消されます。)

 以上が前置きです。

散歩コースの橋の上から。

●アオサギが川に降りていました。カメラを向けると、すぐに飛ばず、大股で,ゆっくりと対岸に向かって歩き出しました。冠羽が風に揺れ、飾り羽もきれいで、”あのアオサギ”がいつになくエレガントに見えてしまいました。
 (以下の画像はクリックで拡大します。)P4116097trmcc

P4116098

 
●対岸には飾り羽の生えたダイサギが暇そうにして佇んでいました。両者は仲が悪いのですが・・・P4116102cc

 
●アオサギはためらうふうもなく歩いて行きます。水際に親カルガモ2羽がいて(○印)1羽が大きな口を開けてグワッ(来るな)!と鳴いたようですがお構いなし。
 ズカズカとダイサギのいる草地に上がっていきます。親カルガモは慌てて居場所を変えました。Cc

 
●アオサギがダイサギの近くまで上がったところで,突然ファインダーに飛び込んできたのがカルガモのひな鳥2羽。
 ただし黄色いひよこではなく、もう少し大きくなった子供です。(時期的には少し早すぎると思うのですが、原画像から確認したかぎりカルガモの雛に間違いないようです。)
 ダイサギもアオサギも、何だ彼奴らは?という風に視線を向けている様子がありありと。P4116107

 カルガモの子供はすぐに視界から消え、どこかの茂みに隠れてしまったようです。(なお、子だくさんのカルガモなのに、2羽しか居ないのが気になりますが・・・)
 しばらくしてアオサギがふわりと飛び立ち、ダイサギは後ろ向きになってきれいな飾り羽を風になびかせていましたが、やがて優雅に飛び去っていきました。
 春たけなわのようです。

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2013年4月11日 (木)

まだいる冬鳥のツグミ(2013/4)

 冬鳥の中では比較的遅くまでいるツグミです。ただ3月中までは田んぼや公園の草地にたくさん見かけたツグミでしたが、今はめっきり姿が減りました。
 散歩コースの遊歩道がある草原ではヒバリが盛んに囀っています。
●ヒバリ:
P4116119trmcc

P4116120_2

 
●ツグミ:
 その草原に、”クゥワクゥワッ”、または”ケケッ”という短い声を発して飛んできたのは紛れもなくツグミでした。
 胸を張ったポーズでホッピングしながらやがて飛び去りました。P41161122013411

 
 街中の道路上にも下りているのも見かけました。P41161252013411

 各地に散りぢりになっていた仲間が集まり、やがて大きな集団となって北に還って行きますが、その時期も大分近くなっているでしょうか。

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2013年4月10日 (水)

コガモ(2013/4)

 他の冬鳥はすっかりいなくなりましたが、近くの池にはまだ少数ながらコガモがいます。
 2月末~3月頃にはつがいを形成しています。P4096056trmcc

P4096034trmcc

P4096028trmcc

 
 神経質で人の姿を見るとすぐに遠ざかり、また雌が少し遠くに離れると「ピリピリッ」と鳴いて、オロオロ探す雄です。Photo

 
 「クゥェックゥェッ」うるさいわねえ、と仕方なくやってくる雌。P4096073trmcc
 
 『春、日照時間が長くなるにつれて視床下部から脳下垂体へ、そして生殖腺へとホルモンによって刺激が伝達され、生殖ホルモンが分泌されて(つがい形成など)繁殖活動への準備が始まる。これを合図に渡り衝動が起きる』と、手元の図鑑に解説されていました。

 本日(10日)は黄砂が日本全国に飛来すると予測されています。 
  http://www.jma.go.jp/jp/kosafcst/#top 
 早めに北に還った方がいいのか、まだのんびりして居てもいいのか、余計なお節介はなしに・・・
  
コガモ:
 冬鳥としてやってくるカモ類の中では一番小さいカモで、飛来は早く、当地(関東)では 10月には姿が見られ、また北に還るのは一番遅く、5月初旬頃までいるようです。
 雄はなかなかの洒落もので、頭は栗色、目の周りから後頸にかけては暗緑色(光を受けて紫色から緑色と華麗に光ります)、体の側面に横の白線が入ります。下尾筒は黒く、両側に黄色い三角の斑がある。翼鏡は緑色です。
 雌は全体に褐色で地味ですが、優しい顔つきです。雄と同様に緑色の翼鏡が見られます。雌雄ともに嘴と足は黒色です。

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2013年4月 9日 (火)

ハナミズキ、ライラック、ハナニラ(イエイオン)、マメカミツレ(2013/4)

 やはり少し早いかなと思うのですが、街路樹のハナミズキが既に開花しています。
 団地の八重桜が満開になって、街路樹の赤花ハナミズキも重なり、また日中の気温も20℃を越え、爽やかな景観を通り越して暑苦しい雰囲気にも見えてしまいました。

●街路樹のハナミズキ赤花:Blg

 
●ハナミズキ白花:Blg_2

 
●ライラック:
 自宅の鉢植えです。10数年放置で植え替えもせず、すっかり樹勢が弱っていたので、2月下旬に植え替えしたのですが、花を開いたので持ちこたえるようです。R0032507

 
●ハナニラ(イエイオン):
 3月下旬から庭に植えっぱなしの2種が花を開いています。少し青みの強いイエイオンも、先日の強風でなぎ倒されていましたが元気に花を咲かせています。2

 
●マメカミツレ:
 小さな雑草のマメカミツレ(オーストラリア原産の帰化植物、1年草)がいつの間にか芽吹いて、小さな株があちらこちらに出来ていました。Blg_3

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2013年4月 8日 (月)

オランダミミナグサ、コハコベ、オオイヌノフグリとタチイヌノフグリ、シロバナタンポポ、セイヨウタンポポ

 春の雑草花盛りです。

●オランダミミナグサ:
 畑の強害雑草。どこにでもはびこって、手で触れると粘つき感があって草取りもおっくうに。R0032212

 
●コハコベ:
  ”主”がいなくなって放置しているプランターにはびこっていたのを抜き取ろうとしゃがみ込んだら、早くも種をばらまいているのを見つけました。増えるわけです。
 外観は在来種のハコベ(ミドリハコベ)にそっくりですが、茎が紫色を帯びる傾向があります。
 ミドリハコベとの区別は種子の形状で。
 ミドリハコベの種子には尖った突起がたくさんあって、ギザギザした感じですが、コハコベの種子は、写真のように、突起は小さいイボ状で、相対的に滑らかな感じです。Blg

 
●タチイヌノフグリとオオイヌノフグリ:
 庭にも草原にも、どこにでも生えています。
 大きさ較べのため、並べて撮ってみました。
 長く茎をのばしたオオイヌノフグリにはもうたくさんの種ができています(写真下)。Photo

 
●シロバナタンポポ:
 黄色の在来種が近くではだんだん見かけられなくなったのに較べると、シロバナタンポポは普通に良く見られるようになったと思います。Blg_2

 
●セイヨウタンポポ:
 萼が反り返るのはセイヨウタンポポ、ですが、最近は良く分からないどっちつかずのものも見られるようになりました。必ず庭にも侵入してきます。Photo_2

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2013年4月 7日 (日)

荒れ模様の1日、ツマグロヒョウモン蛹

 雨は明け方には上がり、朝から快晴になって代わりに強い風が吹き荒れ、軒下の温度計は午前中に25℃を越えました。
 しかし午後2時過ぎには突如暗くなり、強風とともに激しい雨降りに。気温が一気に下がり温度計は16℃。そして3時には風雨ともぱたりと止んだりして・・・
 近郊の交通機関にも影響が出ました。

 昼過ぎ外に出ると暑いくらいでした。しばらくの留守中に大分はびこってきた雑草取りをしていて、野生のスミレが生えたプランターにツマグロヒョウモンの蛹があるのを見つけました。

 プランターに刺してあった竹串にぶら下がっていました。そして蛹の下に脱ぎ捨てた脱皮殻が落ちていました(○印内)。R0032437

 
 金色に光る突起の跡もわかる脱皮殻。R0032446trmcc

 
 5対の”金ボタン”が光ります。R0032449

 
 色が茶色っぽいので雄ではないかと思います。(メスの蛹は黒っぽいです。)R0032454trm

 毎年、どこからか幼虫がやって来て、プランターの縁や鉢置き台の裏側などで、羽化の際に邪魔になるものがなく、また目立ちにくいところに這い上って蛹になっています。
 これまでに蛹化の記録もあります。 

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2013年4月 6日 (土)

北アルプス遠望(2013/4)

 ”本日午後から明日7日は、発達する低気圧の影響で西日本、北陸、関東地方など広い範囲で大荒れとなり、強風、大雨のおそれがあり、外出は控えるように”との天気予報が、昨日から報道されていました。

 それで、今朝、富山から、北陸、上信越、関越自動車道経由で早めに帰宅しました。帰宅後、雨になりました。

 北陸道/立山ICに向かう途中で、既に怪しい雲行きのわりには、北アルプスがよく見えましたので撮ってきました。
 ついでに上信越自動車道からの妙高山も。

●北陸自動車道、立山ICに向かう途中のパノラマ・ビュー。そしてパノラマ左端に位置する「毛勝三山」ズームアップ。Photo

 以下、左から右へ、順に

●剣岳(2,998m)のズームアップ:
 最近、日本で4か所目の氷河(の可能性)が確認されています。
 http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20130329-OYT1T00892.htmR00324282998m

 
●立山(雄山3,003m)方面:
 撮影位置からは、立山はほとんど隠れてしまいます。画面中央に見えている雪山は大日岳2,501mで、その陰に、パソコン画面で原画を見ると大汝山3,015mがわずかにのぞいていることが確認できますが、ブログ掲載画像では全く分かりません。
 画面右端奥に、浄土山2,831mと竜王岳2,873mが写っています。R00324292501m3015m

 
●手前に大きな三角形の鍬崎山2,090m:(埋蔵金伝説の山)が見え、その奥に雄大な山容の薬師岳2,926mが遠望できました。R00324322090m2926m

 
●妙高山2,454m:
 上信越道/妙高SAを過ぎたあたりからのショット。Img_40602454

 関越道に入ると沿線のサクラはもうほとんど葉桜になっていました。

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2013年4月 5日 (金)

不明のハチ

 暖かい春の日、棒杭にとまって日向ぼっこ中の小型のハチ。大きさ10mmくらい。とまっていた場所のせいで、1枚しか撮れませんでした。
 (写真はクリックで拡大します)Blgr0032396trmcc10mm

 情報量が少ないので名前は分かりません。姿形はハキリバチの仲間にも似ていると思いましたが・・・

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2013年4月 4日 (木)

ダイサギ、バン、鯉

春の川辺で。

 まばゆい春の陽光をあびてポツネンと佇むダイサギ。特に何をするというそぶりもなくて。P3055857cc

P3055868cctrm

 
 川辺の草むらをつたい歩くバン。もうすぐここからは移動していきます。P3055875

 
 さしてきれいでもない排水路を遡上する鯉。だんだんその数が増えてくると、季節の進行のバロメーターにも。P3055880

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2013年4月 3日 (水)

ネコノメソウそしてシマヘビ

ネコノメソウ(ユキノシタ科ネコノメソウ属):
 山裾の水田が広がる平地、清流の小さな水路縁に群落を形成していたネコノメソウ。
 黄緑の葉と、茎の頂部に集まってついた淡黄色の小花とのコントラストがきれいでした。1r0032363

 
 本種は、山地から平地の湿地などに生える多年草です。茎は横に伸びて節から根を出し、先端は立ち上がって高さ5~22cmになります。
 葉は対生し、苞は黄緑色を帯びます。花茎の頂部に淡黄色で径2mmほどの小さな花が10数個集まります。2r0032339

3r0032352

 
 萼片は4個あり、淡黄緑色または淡黄色の長円形をしていて、花が咲く頃には直立して四角の箱のようになり、その中に花がありますが、花には花弁がありません。雄しべは4個あります。
 花後の蒴果(さくか)は上部が裂けて多くの種子をのぞかせます。その様子が猫の目のように見えるのが名前の由来ですが、今回の観察ではまだ見つかりませんでした。
 花期は4~5月。分布は日本各地。4

 
 すぐ傍らの水辺の日溜まりにシマヘビがとぐろを巻いて日向ぼっこをしていました。春ですから。5r0032337

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2013年4月 2日 (火)

ヒドリガモ 北に還る準備(2013/2下旬)

 気象庁のまとめではやはり3月は”暑かった”という。全国154の観測所の内、関東から九州にかけて26地点で3月の平均気温が過去最高だったとのこと。

 気が向いた時の観察だけで、科学的根拠などありませんが、冬鳥がいなくなるのが早かった感じを持っていました。

 この冬、例年より大きな群れがいたヒドリガモ、思いつき記録の最後の写真がなんと2月下旬のものでした。3月はじめまでは見たように思いますが、写真はありませんでした。

 2月下旬、群れで堤防の草地に上がって、萌えはじめた軟らかい若草を食べていたヒドリガモ達です。P2225761nc

P2225766

P2225768

P2225775

P2225780

 こじつけかも知れませんが、今思えば、早めの旅立ちに備えて体力を蓄える為に、水から上がって、効率の良い陸上での採餌をしていたのでしょうか。

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2013年4月 1日 (月)

四月

 今日から、人間社会では新年度のスタート。”Well begun is half done” となるようにしたいものです。

 昨日、所用で関越/北陸自動車道を走りました。お天気は曇りのち雨に。
 「国境の長いトンネル(→上越線の清水トンネル)を抜けると雪国であった」(川端康成『雪国』)。

 予想の通り、関越トンネルを抜けると風景はまさに雪国でした。この冬はどこも豪雪だったので、その名残で、湯沢~六日町~塩沢石打~大和あたりはまだまだ春浅い風景が広がっていました。R0032264

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