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2013年5月 8日 (水)

2013/4下旬の山地で(アカヤシオ、コバイケイソウ、ヤマトリカブト、ヤマウルシ冬芽、カワラタケ)

4月下旬、標高1,200mほどの山地はまだ遅い春模様で、芽生えが始まったばかりの植物も多く見られました。
それらのいくつかです。

アカヤシオ
 今年はやや開花が遅いらしく、まだつぼみの状態の株がほとんどでした。大分探して数輪の開花が見つかりました。
 満開の花時は見事です。
 本種は山地の岩場に生える高さ3~4mの落葉低木。枝はよく分枝し、葉は楕円形でやや硬く、枝先に5枚輪生します。葉の展開よりも先に濃桃色の花が咲いて、大変美しいです。
 自然分布は本州(福島県以西)・四国・九州。1

 
コバイケイソウ(芽生え):
 芽生えのこの時期には、食べて美味しいオオバギボウシ(食用に栽培されてウルイの名前で販売もされています)に見かけが似ていますので、かつての“山菜ブーム”と言われた頃には、誤食して重篤な中毒症状を起こしたケースもありました。(http://www.mhlw.go.jp/topics/syokuchu/poison/higher_06.html
 昨今は、山野の自生植物をとるのは写真だけにして、とって食べることはされなくなりました。
 分布は北海道~本州中部地方以北。2

 
●ヤマトリカブト(芽生え):
 トリカブトは平地や山地に自生するキンポウゲ科の多年草です。トリカブトが有毒であることを知らない人はいませんが、同じキンポウゲ科の植物で、春先、山菜として食べられるニリンソウ、モミジガサ、ゲンノショウコなどの若芽や若葉の外観が、同時期のトリカブトの芽生えと似ているため、誤って食べて中毒事故が起きていました。(http://www.mhlw.go.jp/topics/syokuchu/poison/higher_15.html) 
 分布は日本各地。3

 
ヤマウルシ・冬芽と葉痕、維管束痕
 芽吹きはまだ始まらないで冬芽のままでした。冬芽は裸芽で、褐色の毛に覆われています。側芽は小さな球形です。
 葉痕はハート形、維管束痕はV字形に並んでいます。4r0033182_3

 ヤマウルシ(ウルシ科)はヌルデに類似していますが、枝に翼がなく、毛が多いので見分けがつきます。
 樹高は3~8mほどになる落葉低木で、雌雄異株です。
 花期は5~6月、秋に結実します。分布は日本各地。

 
●カワラタケ(タマチョレイタケ科):
 林内の倒木に生えていました。まだほとんど白いものから美しい群青色になった群生がありましたが、白いものは幼菌でしょうか。
 本種は白色腐朽菌の1種で、広葉樹の切り株や倒木などに、瓦が重なるように幾重にも発生します。カサは直径1~5cmほどの小型で薄く皮質で、とても丈夫です。
 柄はなく、扇形のカサが枯れ木から直接出ています。色は黒色、褐色、濃青色、黄色など変化に富み、切り株の年輪のような同心円の模様が出来ています。
 発生時期は主に春~秋。分布は日本各地。43r

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