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2013年5月 2日 (木)

イヌナズナ、シロバナエンレイソウ、ユキザサ、オオウバユリ、マルバスミレと不明のスミレ、ハナイカダ、

 4月下旬、標高950mほどの山地で見かけた山野草・樹木です。 

●イヌナズナ(犬薺)(アブラナ科):
 山地の道端や草地にナズナと共にたくさん生えていました。
 草丈 10~20cmの越年(2年)草で、茎、葉には毛が生えていて、黄色い花は直径4mmほどの小さなもので、花弁は4枚です。果実は楕円形で、扁平。3r

 どこにでも普通に見られるナズナほど多くはなく、比較的自然度の高い地域の道端や草地に生えています。
 ちなみに春の七草のナズナは白い花で、果実は三味線のバチのような三角形。
 役に立たない(食べられない)ナズナという意味で“イヌ”の名がつけられています。(ワンちゃんには失礼)。
 花期は 3~6月、分布は日本各地。

 
●シロバナエンレイソウ(別名 ミヤマエンレイソウ)(ユリ科エンレイソウ属):
 山地林内に群生が見られました。
 比較的低い山から深山まで、山地の林内・林縁のやや湿った所に生える、草丈20~30cmの有毒・多年草です。
 葉は茎頂に3枚輪生し、先の尖った広卵状菱形です。
 白い“花”が茎頂に1個、横向きに付きます。外花被片は先が尖り、長さ20~25mm、また白い花弁に見えるのは内花被片で、3枚です。
 花期は4~6月、分布は日本各地。Photo

 
●ユキザサ(雪笹)(ユリ科ユキザサ属):(写真上)
 山地の木陰礫地に群生していました。伸び上がった花茎の先にまだ緑色のつぼみがぽつぽつ付いている状態で、開花は少し先の様子でした。
 開花期の草姿は、“雪がついた笹”のようにも見えるところから付けられた和名です。
 本種は山地に生える多年草で、その昔は薬用植物としてまた山菜として利用されましたが、今は自生のものは摘み取らないようにしたいものです。
 花期は5~7月、分布は日本各地。

●(オオ)ウバユリの芽生え(ユリ科ウバユリ属):(写真下)
 林縁に生えていました。
 山野に生育する多年草で、芽生えは艶のある葉に淡い褐色の葉脈と緑の部分のコントラストが印象的です。
 成熟株になると高さ50~100cmの茎の上部に、長さ12~17cmの緑白色の花を横向きに数個つけます。
 花期は7~8月、分布は関東~九州。
Photo_2

 (なお、ウバユリとオオウバユリが、植物体の大きさで区別されていますが、良くは分かりません。参考URL: http://www.bg.s.u-tokyo.ac.jp/nikko/buhin/leaflet.pdf )

 
●マルバスミレと不明のスミレ
 山地林縁で、白花に葉や茎に毛の目立つマルバスミレ(写真上)と、白い花弁に微かな赤紫色みがあり、距が薄赤紫色で、ツボスミレ(ニョイスミレ)に似たスミレ(写真下)を見かけましたが、名前は不確かです。Photo_3

 
●ハナイカダ(ミズキ科ハナイカダ属):
 山地林間でたくさんの株を見かけましたが、まだ芽吹いて間もない感じでした。 
 葉の上に本種の特徴の緑色のつぼみが出来ていましたが、本種は雌雄異株で、雄株(写真上)には4個のつぼみが、雌株(写真下)には1個が付いていました。
 開花はまだ少し先のようで、開花株は見られませんでした。Photo_4

 本種は、高さ1.5~2mほどの株立ちする落葉低木で、一番の特徴は葉腋から出た花柄が葉の主脈と合着しているため、葉の真ん中に花が咲き、実がなることです。
 5月頃には葉の中程に花が咲き、7月には(雌株の葉の上に)緑の果実ができていて、その後、黒く熟します。
 葉は楕円形ないし倒卵形で、長さは4~13cm、縁には鋸歯があり、先は尖っています。
 また1~4cmの葉柄があって互生しています。花の咲く葉を筏にたとえてついた名前です。
 分布は日本各地。余談ながら、少し印象は異なりますが、同種の花をモロッコでも見ました。

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