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2013年5月29日 (水)

アオバアリガタハネカクシ①

●アオバアリガタハネカクシ(青羽蟻型羽隠)(ハネカクシ科):
 ノミバッタ、ヒシバッタ類が生息している湿った草地で見かけられます。同じ環境に他種のハネカクシも住んでいます。
 本種は体長7mmほど。触角は11節の糸状で、頭部はアリに似て黒く、胸部は橙色、前翅(鞘翅)は藍色で小さく、ここに大きな後翅を細かく折りたたんで隠しているように見えるのでこの名前。
 腹部は橙色、そして末端部が黒色という特徴的な色彩をもった甲虫です。
 明るい日射しの下に物陰を伝い歩きしていても、光を受けると目立つ体色のせいで、少数でも目につきやすいです。
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 アオバアリガタハネカクシは、水田、池沼の付近など、湿気があり開けた場所で、背丈の低い雑草が生えていたり、また枯れ草や落草、朽木や石の下などの隠れ場所があったりする地表に生息しています。
 日中でも、物陰を伝いながら素早く歩き回って餌を探しています。
 昔は衛生害虫として著名なものの一つだったようで、分泌されたり、潰したりした体液に触れると、体液に含まれるペデリンという強い毒物質のためにひどい炎症を起こすことで知られ、敬遠されていました。
 近年はあまり話題になりませんが、夏季には灯火に飛んできて家の中にまで入ることがあるので要注意です。
 食性はウンカやヨコバイなどを好んで捕食するなど、基本的には肉食ですが、植物性のものも食べる雑食性でもあるようです。
 出現時期は4~11月(成虫越冬)、分布は日本各地。

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