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2013年7月 6日 (土)

ビロードモウズイカ、タケニグサ、ホタルブクロ/ヤマホタルブクロ、八重咲きドクダミ

 6月下旬、山地などで見かけた植物です。

●ビロードモウズイカ(ゴマノハグサ科モウズイカ属):
 ヨーロッパ原産の帰化植物越年草です。
 道端、河原や荒れ地、線路また道路脇等にも生え、高さ1~2mに達する直立した茎の頂に長さ20~50cmの総状花序をだして、黄色の花を密につけます。
 花は花穂の下から咲き始め、不規則に上の方に進行していき、また各花は一日花で、花茎を取り巻く数個の花が午前中にだけ開花します。
 植物全体に白色の綿毛があります。
 繁茂すると在来植物,農作物などに悪影響を及ぼすこともあり、抜き取り、刈り取り等も必要になり、歓迎されません。
 花期は6~9月。分布は日本各地。Photo_3

 
●タケニグサ(ケシ科)
 茎が中空で、竹に似ているというので竹似草の名前。
 平地から山地道端まで広く分布している多年多年性の“雑草”です。草丈は1~2mになります。
 茎は太く、切ると黄色い乳液が出て、皮膚につくと炎症を起こすことがありますので、手で折ったりしないように。
 花期は6~9月、分布は本州、四国、九州。Photo_2

 
●ホタルブクロ/ヤマホタルブクロ(キキョウ科):
 平地から山地林縁で日当たりのよい草原や、林縁などに広く分布する多年草です。
 6~7月にかけて釣り鐘形の白い花を多数咲かせます。基本種のホタルブクロは日本各地に分布しています。
 ホタルブクロには、萼裂片の湾入部に、反り返る付属片があります。Photo_4

 
 ※変種のヤマホタルブクロは東北地方南部~近畿地方東部に分布しています。
 ホタルブクロとの違いは、萼裂片の湾入部に反り返る付属片はなくて、膨らみがあるだけという特徴です。(なお、当該部位の写真を拡大してみれば容易に分かりますが、遠目には分かりません。)
 花色は一般的には淡紅色~赤紫色。Photo_5

 
●八重咲きのドクダミ(ドクダミ科ドクダミ属):
 見かけたのは、山地で、珍しくもない雑草として群落を形成していたものが、雑草刈り作業の後に、一握り取り残されていたものでした。
 ドクダミはやや日陰の湿った場所を好み、野山や家庭の日陰などいたる所に生える多年草で、茎や葉には独特の臭気があり、古来ジュウヤク(十薬・重薬)として親しまれてきました。
 白いのは花弁ではなく総苞片で、中心部の黄色い部分が小さな花の集合体です。
 そして、時には総苞片がたくさん付いた“八重咲き”の自生株も見られます。
 (なお八重咲きのドクダミは”趣味の園芸種”としても栽培され、流通しています。)
 開花時期は6~7月、分布は日本各地。
 (写真下から2枚は参考までに一重の普通種です。)Photo_7

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ps.
 本日、11時、「当地(関東甲信地方)は梅雨明けをしたと見られる」と気象庁からの発表です。
 統計上、47番目に早い梅雨明けという。そしていきなり猛暑日になりました。
 12時過ぎに、外出から大汗をかいて帰宅してのぞいた軒下の温度計は36℃でした。
 長く暑い夏本番を迎える覚悟です。

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