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2013年8月 2日 (金)

千畳敷カールの高山植物(2013/7、その4)ショウジョウバカマ、イワスゲ、ミヤマカラマツ、ゴゼンタチバナ、ミヤマシシウド、ミツバオウレン

 7月下旬、中央アルプス千畳敷カールに咲く高山植物の続き(その4)です。

●ショウジョウバカマ(ユリ科):
 既に花の時期は終わりですが、霧に濡れて、ところどころに咲き残っていました。 
 花の方は、終わったあとも花被はそのまま残り、色あせはするものの黄緑色になって夏にも花が咲いているような姿になります。低地でも普通に見られます。
 葉は、冬も枯れないで根際から放射状に多数出ます。それぞれ長さ5~10cmで先端がとがっています。
 花期は低山では3~4月ですが、高山では雪渓が融けたあとの6~7月になります。分布は日本各地。(写真上)
●イワスゲ(別名タカネスゲ) (カヤツリグサ科):
 写真1枚しか撮っていませんので、不確かですが、イワスゲとしました。
 高山帯の砂礫地に生育しています。
 花期7~8月、分布は本州(中部以北)。(写真下)Photo

 
●ミヤマカラマツ(キンポウゲ科カラマツソウ属):
 山地や亜高山の林縁に生える多年草です。濃霧で濡れてくっついた白いオシベの花糸が、遠目には白い花弁のように見えました。
 茎先に白い花をつけますが、花弁はなく、萼片も早くに落ちてしまい、花弁のように見えるのは雄しべの花糸です。
 草丈は30~70cm。根際から生える葉は2~3回3出複葉で、長い柄があり、小葉は長楕円形で、縁には鈍い鋸歯があります。また、茎につく葉は2、3枚で、上部の葉は単葉になります。
 花期は5~8月。分布は日本各地。R0037392

 
●ゴゼンタチバナ(ミズキ科ミズキ属):
 亜高山帯~高山帯の針葉樹林下や林縁に生育する多年草です。草丈5~15cmほどで、花は花弁のように見える4枚の白い総苞に囲まれていて、その中央に頭状小花が集まっています。
 秋に小さな赤い実が付きます。
 花期は6月下旬~8月、分布は北海道、本州、四国。Photo_2

 
●ミヤマシシウド(セリ科シシウド属):
 わが国の固有種です。亜高山帯から高山帯の草地や礫地に生える多年草で、高さは1~1.5mになります。
 茎は太くて中空です。葉の表面は、明るい緑色でやや光沢があります。
 茎の先に大きな複散形花序を出して、白い小さな花をいっぱいに咲かせます。
 花期は7~8月、分布は本州の中部地方以北から東北地方。Photo_3

 
●ミツバオウレン(キンポウゲ科オウレン属):
 亜高山帯から高山帯の針葉樹林内や林縁、湿地などに生育する多年草です。
 根茎は細長く、横に這って繁殖します。根出葉は3出複葉で、小葉は倒卵形で光沢があり、縁には鋭い重鋸歯があります。
 花茎は緑色で、高さは5~10cmになり、1個の花を上向きにつけます。花の径は7~10mm、白い花弁にみえるのは萼片で5枚あり、長楕円形。
 花弁は黄色で萼片より小さく、蜜を分泌します。果実はほぼ卵形の袋果で矢車状に開出し、袋果の長さ3~8mmです。
 花期は6~8月、分布は北海道、本州中部以北。3r

                 (その5:最終回) に続きます。

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