« コシガヤホシクサ(野生絶滅) | トップページ | 木の実(カンレンボク、イスノキ、トチノキ) »

2013年9月25日 (水)

オニドコロ

オニドコロ(ヤマノイモ科ヤマノイモ属):
 出かけた先の植物園で見かけたオニドコロです。雌雄異株で、雌株の方でした。
 既に花期は終わり、先の台風で倒れてしまったので整理するところ、とのことで傷んでいました。R0039130_1

 
 遠目にはヤマノイモやカエデドコロなどと同じように見えますが、葉や”さく果”の翼の形、また花の色などで識別できます。R0039130_3

R0039130_6

R0039130_7

 
 まだ青い”さく果”がたくさん付いていて、“種の様子を観察したら面白いから、採取しても良いです”といわれたので、少し頂いて観察しました。
 さく果を一つとって、その3枚の翼の室を開けて見ると、各々に翼のついた2個の種が入っていました。
 1個のさく果に6個の種があるのです。
 さく果は熟すと自然に開裂して、翼のある種が風に乗ってくるくる舞いながら飛んで行き、散布されるのですね。R0039220cctrm

※本種は山野に生えるつる性多年草です。
 葉は互生し、円心形~三角状心形。ヤマノイモと異なり珠芽(むかご)はつきません。
 雌雄異株です。雄花序は葉腋から直立し、カエデドコロの黄色とは異なる淡緑色の6花披片の花を多数平開します。雌花序は下に垂れ下がります。
 さく果は上向きにつき、ヤマノイモは円形ですが、本種は倒卵状楕円形で、3翼があります。
 果実には3翼室があり、各室に2個の種子が入っています。種子は長さ4~5mmの楕円形で、片側にだけ翼があります。
 花期は7~8月、分布は日本各地。

|

« コシガヤホシクサ(野生絶滅) | トップページ | 木の実(カンレンボク、イスノキ、トチノキ) »

植物」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« コシガヤホシクサ(野生絶滅) | トップページ | 木の実(カンレンボク、イスノキ、トチノキ) »