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2014年1月26日 (日)

冬のドングリ、ジャノヒゲ、ヤブラン、そしてフクジュソウ

『冬来たりなば春遠からじ』
 ハイキングがてらの1月の里山公園地で見かけた光景です。

●ドングリ発根:
 落葉樹林帯の足元には、地中に根をのばしながら、もう地上部を持ち上げる準備していたドングリがありました。
 少々気の早いひそやかな春の跫音です。Photo_2

 植物の種子はまず先に根を伸ばし、水分を確保してから後、初めて葉を展開させますが、小さい種子の場合は、発根直後にエネルギーを消費してしまい、新たなエネルギー獲得のために葉を形成する必要があります。
 しかし、ドングリなど栄養分の蓄積量が大きいものでは、至急にエネルギーを補給する必要がありません。
 コナラ、クヌギ、アベマキなどの落葉ナラ類の種子は休眠せず、熟して落下した直後から発根します。
 そして、冬季も地温が5℃以上であれば根を地中に伸長させ、春に地上部を発達させる段階では、すでに30cm以上の深さに根を発達させていることがわかっているそうです。

 
スダジイ:→ツブラジイに訂正
 常緑高木の樹冠の下にたくさんのドングリ*が落ちていました。
 樹名表示がないので名前が分かりません。葉や堅果などの写真を手元の樹木図鑑と見比べてスダジイあるいはツブラジイではないかと思いましたがはっきりしません。
 スダジイとツブラジイの区別は難しいそうで、それは、中間型(雑種)もあって明確な判断ができない場合が多いからとのこと。
 一般的に両者の識別点として樹皮、葉の形状(厚み、葉身の長さ)、堅果の長さ(円錐卵形か、丸っこいか)などが挙げられていますが、わかりやすいのは、堅果が、より丸っこい方がツブラジイと いうので、今回はスダジイとしましたが、確かではありません。Photo_3

 *なお、「ドングリ」の定義については幾つかの説明があります。
 例えば、ブナ科のうちコナラ属;シイ属;マテバシイ属の堅果を総称していること、そして日本には亜種を含めて18種類のドングリの木がある。(環境庁自然保護局生物多様性センター)など。
 他にも参照したページ(ハイパーリンクはしていません)はhttp://www.enyatotto.com/donguri/acorn/acorn.htm

 
●ジャノヒゲ(リュウノヒゲ)(ユリ科ジャノヒゲ属):
 落葉樹林域の斜面林床には、常緑多年草のジャノヒゲ(リュウノヒゲ)が葉の根元に艶のあるきれいな青い実をつけて大群落を形成していました。Photo_4

 
●ヤブラン(ユリ科 ヤブラン属):
  そしてまた同様に常緑多年草のヤブランも黒紫の実をつけた長い花穂軸を立ち上げていました。Photo_5

 
●フクジュソウ:
 林間にある野草園ではまだフクジュソウの芽生えは見られませんでした。
 やはり厳しい寒さのせいで遅れているのでしょうか。
 帰り間際に立ち寄った暖房の効いた管理棟には、鉢植えの福寿草が展示されていました。Photo_6

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