ジョロウグモの卵塊、クワコの繭
1月も最終日。
前日は池や水路に氷が張って日陰は融けず、午後小雨がぱらつきましたが、今日はうって変わって朝から気温は高め。
日中は14℃まで上がり過ごしやすかったのですが、前日のささやかなお湿りは全く無効で、外に出ると強風が土埃を巻き上げる、というあまりうれしくない1日でした。
2月も気温の日間変動は大きく乱高下するという予報で、気になるスギ花粉の飛散も、少量ながら本日確認されたとのこと。
ともかくそうして季節は進んで行きます。
1月の締めくくりは、近隣の自然公園で見かけた春待ちの目立たぬ生き物で。
●ジョロウグモの卵塊:
自然公園の木の幹にクモの巣がありました。白い糸に包まれた塊です。
晩秋から初冬の間にジョロウグモが産みつけた卵塊です。卵のまま越冬しますが、時にはコゲラなどに食べられてしまうこともあるそうです。
●クワコの繭:
葉を落とした(たぶん)ヤマグワの枝先に白い繭がぶら下がっていました。穴が開いていたので古い抜け殻だったようです。
絹糸を紡ぐカイコのご先祖のクワコという蛾の繭です。
クワコは年に2~3回世代を繰り返す2~3化性で、初秋にできた新しい繭の中には卵があって休眠越冬し、初夏に成虫になって繭から出てくるそうです。
(なお、門外漢には分かりませんが、クワコの化性については1化性とするものから2~4化性の記事もありました。一例→ http://www.ier.hit-u.ac.jp/Common/publication/DP/DP457.pdf など。)
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