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2014年4月 8日 (火)

3月下旬の虫たち(モモブトカミキリモドキ、そ他5種)

 今日は良く晴れました。午前中はひんやりして肌寒かったのですが、日中の最高気温は22℃まで上がり、随所で花吹雪が見られました。

 さて、遅ればせながら、3月下旬、山地などで見かけた春の訪れを感じさせた昆虫たち、その他です。

●モモブトカミキリモドキ:
 芽吹いた雑草が伸びはじめた3月下旬、まだ裸地の多い山地斜面に、キジムシロが茎を這わせ、黄色い花を開き始めていました。
 その周辺でブンブン飛び回っていたり、地面を這い回っていた小さな甲虫です。
 後で写真を拡大して見てわかりましたが、♂の後肢腿節(後足の付根)が丸く見えるほど太いものでした。Photo

 
 近くに一緒に群れていたメスはやや大きめで、腿節は太くありません。Photo_2

モモブトカミキリモドキ(カミキリモドキ科):
 体長6~8mmの黒色で藍色の光沢がある、カミキリムシに似た小さな甲虫。
 首の中央と左右に窪みがあり、♂の後脚の付根(腿節)は太く、♀は太くありません。
 春先に林縁などでよく見られ、都市郊外にも多い普通種です。
 ヘビイチゴや、タンポポ、ハルジオンその他の花によく集まります。
 なお、止まる時には上翅(鞘翅)先端は完全に閉じず、下翅(膜状)が見えていることが多いようです。  
 出現時期は3~6月、分布は日本各地。

 
●タテハチョウの仲間:
 ほとんど焦げ茶色の塊に見えたチョウが、山地林間の明るい切り通しの間を数十メートル行ったり来たり。
 頭上を通過する時にはブンッと羽音が聞こえるほど元気よく飛んでいました。
 時々地面に下りますが、すぐに飛び立ちなかなかシャッターチャンスが有りません。
 地面に下りると落ち葉に紛れ、近づきすぎて足元から飛び立たれてしまうまでわからないほど。
 しばらく粘ってみましたが、結局何者か判定できる画像は得られませんでした。
 翅はボロボロでも、配偶相手を求めて縄張りを巡回しているタテハチョウの仲間の越冬成虫のようでした。Img_2519

 
●ルリタテハ:
 別の草地ではルリタテハが飛び回っていました。
 遠くに下りた時は日光浴のために翅を開いていましたが、近くの日陰に止まった時にはずっと閉じたまま。
 その画像しか撮れませんでした。Img_2546

 
●マルカメムシ:
 公園林地で自然に剥がれ落ちた木の皮の裏に潜んで越冬中でした。
 大きさは5mmほど。そろそろ出歩く季節ですが、触ったりすると臭腺からとても強い悪臭を放つため嫌がられるカメムシの一つ。
 夏にはフィールドに蔓延ったクズにたくさん付いています。出現時期は4~10月、分布は本州、四国、九州。Photo_3

 
●カシワクチブトゾウムシ:
 木の皮の裏で越冬中の小さなゾウムシ。光が当たると隠れようとして動き回るので写真はピンぼけばかりになって、掲載できるのは1枚になりました。
 大きさ4~5mmのゾウムシです。本種は、クチブトの名前のように太くて短い口吻を持ち、ゾウムシの一般的イメージのように長くはありません
 カシワ、ナラ、クヌギ、ハンノキなどで普通に見られます。
 出現時期は5~6月、分布は日本各地。R007027145mm

 
ついでに:
●シミの仲間:
  3月下旬、どこから飛ばされてきたのか、屋外のメダカ水槽に落ちてうごめいていました。
 体長10㎜ほど。まだ水温が低く、好奇心旺盛なメダカも水底に沈んだままで、突っつきに浮上はしてきません。
 乾燥食品や衣類を食害し、また糊づけした本の表紙や掛け軸などの表面に地図状の食痕をつける害虫です。Photo_4

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