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2014年5月26日 (月)

5月の生け垣風景

 朝から曇り空の元、植木鉢が倒れるほどの南寄りの風が強く吹いて蒸し暑く、夜には雨の予報という、あまり芳しくない一日に。

 さて本題。

 日常ウオーキングで“遠回りコース”の農道沿いには、点在する歴史を重ねた農家の大きな防風林/生け垣が続いています。
 農家毎に、高さ3~5mほどもある防風垣根が、長さ数十メートル以上にわたり、北側道路に面して仕立てられていて見事です。Img_3098ctc
 
 4月に新葉が展開しはじめて、その後の一雨と気温上昇の度に、見違えるようにぐんぐん成長して、この頃はずいぶん緑濃くなっています。

 遠目には均質に見える生け垣も、長年月、代を重ねるにつれて、最初に植えられた樹木(サンゴジュ、カナメモチ、ネズミモチ、シロダモ、マサキなどが多いようですが)の隙間に、鳥などによって運ばれた(と推測される)ケヤキ、エノキ、クヌギ、ネズミモチその他の実生木やツタ(蔦)など、複数の樹種がパッチワーク風に侵入・混生していて、生け垣の歴史が感じられます。

 
●サンゴジュ:
 生け垣の主木として多用されています。
 若緑色の新葉がとてもきれいですが、無傷の葉は探しても無いほど、ムシ(害虫)に好かれる樹木です。R0071585

 
●カナメモチ、ネズミモチ、シロダモ、マサキ:
 いずれも生け垣や防風林などとしても単用、植栽されています。
 今回のものはすべて後から割り込んで部分的に見られた幼木か、小木です。
Photo

 
●クヌギ、ケヤキ、エノキ幼木。Photo_2

 近郊には(”埼玉県の木”にもなっている)ケヤキの大木が多数あります。
 ただ最近、昔は想定しなかった突風や、竜巻などの強風による家屋への危険性を考えられてのことか思いますが、家屋に近接した巨木が伐採される光景も散見するようになりました。

 
●コノテガシワ、サンショウ、ツタ:
 いずれも隙間に紛れ込んでいた小木。
 なお、コノテガシワは常緑針葉高木の雌雄同株で雌雄異花。花期は3~4月頃、果期は5月~。
 雄花は黄褐色で短い枝先に単生し、雌花は淡紫緑色で、種鱗の先端は反り返りますが、もうすでに角のある独特の形をした灰青緑色の若い実(球果)が出来ていました。
 秋には灰褐色に熟します。Photo_3

 まだまだ他にも色々な植物が入りこんでいることが観察できました。
 余計なお世話/お節介ながら、これだけの大規模な生け垣を維持管理するのに必要なエネルギーは相当なものでしょう。

 そしていつもは、この農作業用の軽トラックしか通らない(また通れない)細い生活道路を、ただ”素通り”するだけですが、少しゆっくりと、新葉を1枚ずつ眺めるように歩いてみると、眼前を”メマトイ”*にまとわりつかれるのがうるさくて堪りませんが、ただ普通に通り過ぎるだけの時には目にとまらないたくさんの昆虫/害虫の姿が、特にこの時期には、目につきました。

 見かけたムシ類の幾つかは既に記録しましたが、未整理のものもあり、今後、その幾つかを少しずつ記録します。

 ただ、これらの昆虫相も次々に入れ替わっていき、時間/季節は足早に流れていることも実感させられます。
 梅雨も近づいてきたような感じの昨今です。

*”メマトイ”:
 春先から、林地などに出かけると必ず目の前に現れて、手で払っても払っても執拗につきまとわれて不快です。
 ショウジョウバエ科のマダラメマトイや、ヒゲブトコバエ科のクロメマトイ等々、体長3mm前後のごく小さなハエの仲間で、目に纏わり付くように飛来する習性のあるものが“メマトイと”呼ばれていて、時には目の中に入ってしまうこともあります。(実際に経験があります。)
 目に向かって飛んでくる理由は明らかではなさそうです。

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