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2014年7月 7日 (月)

イネの花/水田雑草

 7月になってから、しとしとと降る梅雨らしい雨になっています。
 今後、台風8号が気がかりですが・・・

 雨の合間、早稲種をつくられているたんぼ道で、イネの花が咲いているのを目にして撮ってきました。
 タイミングおよび撮影できたアングルによって、花は白い”雄しべ”ばかりで、”雌しべ”は見つけられませんでした。R0081075_1

R0081075_2

 
 白い雄しべが8個/えい花(籾殻)R0081075_4t

 5月に田植えをされた稲も夏には葉の増えるのが終わり、穂を作り始めます。
 葉のさやの間から穂が顔を出すと1日で穂全体が現れます。
 穂には小さな花『えい花』(頴(えい)=籾殻)がたくさん集まっていて、一つの穂におよそ100個の「えい花」がついています。
 この”稲の花”が咲くタイミングは、穂が出てきた翌日の午前中に開き始め、再び閉じるまでの数時間という短い間です。
 イネの花には花弁がありません。開花時、頴(=籾殻)は左右に割れて口を開き、そこから8個の白色のおしべが外に出てきて(中に花粉が詰まっていて、風で花粉をばらまきます)、おしべの根元にある”めしべ”が授粉します。
 この頴が口を開けている時間は短いもので、再び閉じてしまいますが、籾の口が閉まっても”おしべ”は外に取り残されたままになり(上記の画像の状態)、受粉した”めしべ”だけが籾殻の中にしまい込まれて、やがてお米が実ります。

 
●稲の生長に同期するように”水田雑草”が生長してきます。
 近郊の水田地域では優れた水稲用除草剤のおかげで米の収穫に影響するほどはびこることは無いようですが、根絶やしになることは少なく、田圃によっては少数ながらも生育を見かけることもあり、なかなかしたたかです。
 中には弱いものもあって、無農薬栽培が行われているような環境では強力な水田雑草なのに、そうでない環境下では徐々に姿を消していって、地域によっては絶滅滅危惧種の仲間入りをしているものもあります。
 (ミズアオイ;ヒメシロアサザともに絶滅危惧Ⅱ類(UV)指定(環境省レッドリスト)など。)
 また数年前にはわずかながら観察していたウリカワも、身近な観察域からは姿が消えました。
 毎シーズン普通に見られるオモダカミズワラビも、今シーズンはまだ見られませんが、その内生えてくるでしょうか。

 今(7月上旬)見られた水田雑草:
 写真上からミズアオイ(水色の花がきれいです)、コナギ(3枚目)(葉の形が似ています。まだ花は付いていませんでしたが、付き方が違うので区別できます。)、最後はヒメシロアサザ(やがて小さな白い花をつけます。)Photo

 
 上から順にクサネムアメリカアゼナイヌホタルイ( これほど著しい繁殖を見かけたのは始めて)Photo_2

 お米作りもなかなか大変です。

 

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