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2014年8月

2014年8月31日 (日)

アイスランド周遊の旅:3日目(北アイスランド東部「ダイヤモンドサークル」観光とホエールウオッチング)

 アイスランド周遊の旅 3日目:

 レイキャヴィーク→空路アークレイリ→バスで「ダイヤモンドサークル」エリアの一部観光→フーサヴィークへ移動、ホエールウオッチング→ミーヴァトン泊

午前:
 ・レイキャヴィーク発、雨上がりの空路アークレイリへ。(所要時間約45分)Photo

 
 アークレイリ空港着後、専用バスでダイヤモンドサークルに向かう。
 途中からふたたび小雨模様に変わる、変わりやすい天候。

○アークレイリ(アイスランド北部最大の都市)中心市街を望むエイヤフィヨルド沿いで、小雨模様の中、写真ストップ。Photo_2

 
 ・その後内陸に向かい300mほどの峠を越え、残雪の山並みを眺めながら、北アイスランド(東部)、ミーヴァトンの景勝地「ダイヤモンドサークル」エリアへ向かう。Photo_3

 
 しかし、この頃、明日の天候が嵐到来で荒れ模様になるとの情報が入り、急遽予定変更。
 「ダイヤモンドサークル」のメイン景勝地ミーヴァトン湖見学は明日に変更することに。

 残りの、
○「ゴーザフォスの滝」を見学:
 広大な溶岩台地から流れ落ちる大河が轟音と共に水煙をあげて流れ落ちています。
 (画像はクリックで拡大します)Img_6947

 
 (画像はクリックで拡大します)Img_6950

Photo_4

 
 途中で目にしたチョウノスケソウの果実などの植物:Photo_5

 
 その次のミーヴァトン湖は通過して(明日に入れ替え)、ディムボルギルに向かいます。

 ・車窓からの途上風景。今夜宿泊するホテルをチラリと眺め、ミーヴァトン湖はバードウォッチングのメッカだそうで、通過時には多数の水鳥の姿が遠望、垣間見えました。
 牛の放牧や乳業関連施設なども眺めながら、やがてディムボルギル到着。Photo_6

 
○”ディムボルギル(黒い城の意味):
 入り口に案内表示があります。トロール伝説(色々ないたずらをする13人兄弟のトロール(伝説の妖精) のサンタクロースが住んでいて、12月クリスマスの時期になると会うことができるそうです。)や、ディムボルギルの成因、また環境保全など。)Photo_7

 
 ・複雑怪奇な溶岩迷路の周回コースを見学。Photo_8

Photo_9

Photo_10

 
 ・見学後、遅めの昼食。Img_69792

 昼食後、予定変更になったフーサヴィークへバスで移動、ホエールウオッチングに向かう。

 
○フーサヴィーク着。
 天気は上々で寒さはまったくありません。さすがにプロの現地ガイド氏の判断通りで、スキャゥルヴァンディ湾での約3時間におよぶ快適なホエールウオッチングを楽しむことが出来ました。

 ・出航: Photo_11

 
 ・ザトウクジラ発見:
 ただ、TV映像などで見慣れた、海面上に躍り上がるようなダイナミックな姿ではなく、ザトウクジラ1頭が、時折水面近くに浮上した際に背中が見える程度、また潜る際に尾びれが水面を叩く瞬間、などの光景でした。
 見られただけで満足で、贅沢は言えません。

○海面に時折浮上したザトウクジラ:Photo_12

 
 ・噴気孔が見えました。
 (画像はクリックで拡大します)1img_4701

 
 ・その後しばらく姿は見えませんでしたが、Photo_13

 
 ・2回目の浮上、そして間もなく再び潜水してしまいました。2

 
 ・港に帰ります。Photo_14

 
 ・途中でイルカの姿も遠望。Photo_15

 
 下船後、宿泊地のミーヴァトンに向かいます。
 午後6時半を過ぎても、とても明るく、羊が放牧されている牧草地には刈り取られた牧草のロールが多数あり、カモ類の群れが降り立っている風景などが眺められました。
 (ここに限らず、牧草地帯ではどこでも普通に見られる光景でした。)


 ・ミーヴァトン着後、夕食。
 夜12時過ぎ、“オーロラが見えます”ということで、あまり乗り気にはならなかったものの、外に出て空を見上げると、肉眼では暗闇に「白い」光の帯が延びているのが見えました。
 ポケットにあった“コンデジ”で、(三脚無し)手持ち15秒露出撮影し増感画像にして見ると、黄緑色の光の帯が写っていて、(回りに点々と小さな白い鳥のよう写っている光は手ぶれの”星”!)まあ見えましたよ、という証明です。Photo_16

 
 ・(蛇足ながら、2012年1月下旬、カナダ,イエローナイフで観察できたオーロラ):2012120

                  ミーヴァトン泊
                 (→4日目に続く

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2014年8月30日 (土)

アイスランド周遊の旅:2日目(地球の割れ目ギャウ見学、その他)

 アイスランド周遊の旅 2日目:
 最大の関心事であった「地球の割れ目」”ギャウ”(GJA)見学、その他です。

 レイキャヴィーク→「ゴールデンサークル」(世界遺産シングヴェトリル国立公園、その他見学)→レイキャヴィーク(泊)

※午前:
 レイキャヴィーク発専用バスでアイスランド観光地として最も有名な「ゴールデンサークル」エリアへ。

 
●途中”シングヴァットラヴァトン湖畔”で写真ストップ。地面を這うように小さな多肉植物の仲間や地衣類などが生えていました。Photo

 
 a.m.10:00シングヴェトリル着。

 「ゴールデンサークル」は世界で初めての民主議会が発足した地“シングヴェトリル”、間欠泉の語源になった“ゲイシール”、アイスランド最大の滝“グトルフォス”など、自然と歴史の詰まったエリアです。

●「世界遺産シングヴェトリル国立公園(2004年登録)」11_img_1689

 
○この地域は、古くからアイスランドの人々の様々な生活の場であったことが、ここで行われていた往時の諸行事を紹介する絵画 【 早くから行われていた闘牛ならぬ”闘馬”(Horsefighting)、また世界ではじめての民主議会の様子など】で紹介されています。Photo_2

Photo_3

 
○「世界遺産シングヴェトリル国立公園」で、今ツアー番の目的・見所”地球の割れ目“「ギャウ」見学。

 ・ギャウ案内図:
 (画像はクリックで拡大します)12_img_1686

 アイスランドは大西洋中央海嶺の延長線上に位置していて、海嶺の頂上部には幅数10kmの地溝帯があり、この地溝帯は地球の内部から上昇してきたマントル対流がその下で左右に分かれて水平に進むため出来た割れ目です。
 そして通常、地溝帯は海面下1~2kmにあるため直接見ることは出来ませんが、アイスランド(およびアフリカ大陸)では海嶺が地上に乗り出しているところがあり、ここシングヴェトリルでその景観を目の当たりにすることが出来るのです。

 一つ一つの割れ目は長さ数km、幅も地表面からの深さ30m程度ですが、このような割れ目が雁行して延々と連なってアイスランドをほぼ南北に貫いていて、このため国土は東西に毎年およそ2~3cmずつ広がり続けているのだそうです。

 
 ・南北に延びる割れ目の景観。
 上記ギャウ案内図の”現在地”から、左手方面および右手(アルマンナギャウ)方面を望む。(真ん中が”現在地”付近)2

 
 ☆アルマンナギャウ(ALMANNA GJA):
 見るものを圧倒する、大きなアルマンナギャウを歩きました。
 向かって左側北米プレートと、右のユーラシアプレートが分断されている大陸プレートの境界部を歩くことになりますが、もちろん、どこからが正確な境目になるのかなどわかりません。
 画面の奥に、国旗を掲げたポールが立てられた高台”法の岩”ルゥグベルグ(LOGBERG)があります。Photo_4

 このゾーンは西暦930年、世界ではじめて民主議会「アルシング」を開き、憲法を制定し、議会民主政治を確立した地として、アイスランドの人々が世界に誇る史跡になっています。
 シングヴェトリルは”議会平原“の意だそうです。アルシングは現在に引き継がれています。

 ☆1944年6月17日独立宣言がなされました。
 ギャウの途中の高台に国旗を掲げたポールが立てられています。
 そこが法の岩ルゥグベルグ(LOGBERG)です。
 展望台の背後岩壁が北米プレート、そして正面眼前に広がる川向こうがユーラシアプレートです。
 周囲を俯瞰したあと、次の”ペニンガギャウ”見学に向かいます。

4_2

 
 振り返って見る。5

 
 ☆ペニンガギャウ(PENINGA GJA)に到着。
 シンクヴェトリルにあるギャウの一つペニンガギャウには、大勢の旅行客が投げ入れていった硬貨が沈んでいました。
 透き通る水には似合わない印象も。6

 
 「地球の割れ目ギャウ」見学後、次の「間欠泉」観光地区に向かいます。
 日本の温泉地にも有名な間欠泉がありますね。

●ゲイシール(間欠泉)見学:

※マップ:Img_4522_2

 
 ・「ゲイシール」:
 かつて世界的に有名だった間欠泉”ゲイシール”は、噴出高60~70mに達したそうですが現在は活動休止しています。
 ・現在お休み中の元祖ゲイシール:Img_6879

 
 ・ストロックル:
 現在見られるのは隣接する2代目の間欠泉”ストロックル”で、およそ5~10分おきくらいに最高約20mの高さまで熱湯を噴出するということです。
 数回の噴出を観察しましたが、3回観察した噴出高さは一定ではなく、高低様々で、高いのは15mほどだったでしょうか。1

2

3

 
 ついで、近くにある高温泉”ブレシ”見学:

 ・ブレシ(BLESI)は間欠泉ストロックルの上にある「温泉の一つ。」(ただし80℃以上の高温なので、近寄り過ぎたり手など入れては危険)Photo_3

 
 最後に、
 ・リトルゲイシール::
 こちらは常時沸騰しているかわいらしい”お釜”です。Img_4547

 見学終了後昼食に。

 
 午後:
 滝の見学に向かいます。  
●「グトルフォスの大滝」
 「黄金の滝」の意味を持つアイスランド最大の滝。
 氷河を水源とするクヴィタ河の豊富な水が幅70m、高さ15~30mの2段の溶岩層を曲がりながら白い水煙を上げ、轟音を上げて流れ落ちています。
 滝に虹が架かればなお美しい光景に。
 (見学時に虹は出ませんでした)。Img_1765

 
 なお、1900年代初頭には、滝の豊富な水力を利用して英国の企業が水力発電所を建設しようとする計画が起こったそうです。
 しかし、近くに住む農夫のトーマスと娘のシーグリーズルの身を挺した自然を守れという訴えで滝の売却契約は実行されずに保護され、今に到ったということで、シーグリーズルを称えたレリーフが建てられています。Img_6902

 見学時には強風が吹いていて、滝に近くなると巻き上げられた水煙でカメラのレンズが曇り、タオルでぬぐいながらの撮影に。
 世界的に有名な規模の大きな滝にありますが、この滝の圧倒的な水量の多さはまた格別でした。Img_1756

 
 滝に近づくにつれて風景全体が白いヴェールに包まれたようになります。
 (画像はクリックで拡大します)Img_4572

Photo
Photo_2

 
 次いで、
 ○「ファクシ(馬のたてがみ)の滝」見学。
 ゲイシルから車で5分ほどのところにある滝。
 馬のタテガミを意味する。その名前通りに横たわった”井関“風の滝。P8291946

 
 なお、滝の横には夏の間放牧されていた羊を、秋口には集めてより分けるための囲い施設がありました。Img_1774

R0082122

 見学終了後、「ゴールデンサークル」を発ち、宿泊地レイキャヴィークへ戻ります。

 
 ・帰途、町のスーパーに立ち寄り(トイレ休憩兼):Img_1776

 さらに、
 ☆随所から湯気の白煙が立ちのぼる地熱地帯で、地熱利用の盛んなクベラゲルジ地域の温室風景などを車窓から眺めながら、Photo_6

 
 南西アイスランドのヘインギットルに設置されている「ヘトリスヘイジ地熱発電所」に立ち寄りました。
●「ヘトリスヘイジ地熱発電所」:
 ここは2006年から稼働しているアイスランド最大の地熱発電所で、発電は、地下から汲み上げた熱水に含まれる蒸気でタービンを回す「フラッシュ方式」と呼ばれる発電方式。
 現在の発電量は毎時30万キロワット以上で、地熱発電所として世界2位を誇っています。
 なお、この発電を支えているのは、日本の技術です。Photo_7

 ・併設の「地熱エネルギー展示館」での映像視聴も。(静止画像は撮影許可)Photo_8

 すべての予定を終え、(通)退勤ラッシュの始まったレイキャヴィークへ戻りました。
              レイキャヴィーク(2連)泊
              (→3日目に続く

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2014年8月29日 (金)

アイスランド周遊の旅:はじめに/1日目

●はじめに:
 大西洋の真ん中にある忘れ去られた島、簡略化された地図からは時には省略されてしまう、火山大爆発などの自然災害、あるいは米ソ首脳会談(レーガン/ゴルバチョフ)が行われる、など、島を取り囲む静寂の壁を破るような出来事でもない限り、メディアにはほとんど取り上げられない、そして地理学的には地球上にさしたる痕跡を残すことなく消え去ってしまうことがあるかも知れない島。
 海底火山がたまたま海上に顔を出したという特異な成り立ちの島、アイスランド。
 そこには「北アメリカプレート」と「ユーラシアプレート」のプレート境界を示す「大西洋中央海嶺」に連なったリフトが、南西から北東にたすき掛けに「地上」を走っていて、毎年約2cmずつ東西に広がっているという。
 そんな国アイスランドにある地球の割れ目「ギャウ」を見学に行ってきました。
 (その他もついでの、8月下旬から9日間の周遊観光ツアーです。)
 (画像はクリックで拡大します)Blg

Img_6930

 北極圏に近くて”寒そう!”というイメージが先立ちますが、高緯度(63度24分~66度33分)のわりにはメキシコ暖流の恩恵で、夏は涼しく冬も温暖な西岸海岸性気候で、キャッチフレーズは“The Warm Country of the North”
 氷山のある火山国ですが、常時の噴火災害に対する適切な危機管理のもとに、豊富な水力、地熱を利用した発電エネルギーを活用して、豊かで安全、安定した国の運営がなされています。(火力発電、原子力発電はありません。)
 アイスランドへのアクセスは乗り継ぎ便の場合、通常およそ19時間ほどですが、直行チャーター便の場合約13時間と大分楽になります。日本との時差はマイナス9時間。

 
 訪問した晩夏~初秋は涼しく、湿度は低くからっとしていて、東京の春先くらいの気温。“涼しい夏”の良い季節でした。
 ただ1日の中でも天気は晴れ、曇り、パラパラあるいはザーッと雨、というように短時間のうちに変わりやすく、しかも風が強い時には気温以上に体感温度は寒く感じることもありました。
 そのためこの時期、アウトドア用のレインスーツ(雨具、防風、(防寒)機能)が有用です。(なお強風時の降雨には当然ながら傘は役に立ちません。)

※アイスランド基本情報
 ・国名:アイスランド共和国
 ・首都:レイキャヴィーク(Reykjavik)
 ・略史:
 870~930年頃 ノルウェーから逃れてきた北欧民族(いわゆるヴァイキング)がアイスランド植民。
 1262年 ノルウェーの統治下に入る。
 1397年 デンマーク王の統治下に入る。
 1944年 デンマークより独立。アイスランド共和国成立。
 1949年 NATO加盟。
 1994年 欧州経済領域(EEA)発効。

 ・面積:10万3000平方キロメートル。
  (”アイランド”とほぼ同じ、”イングランド”よりやや小さい、北海道(8万3,456平方キロメートル)の約1.23倍)
 ・人口:32万6,340人 (2014年3月31日 アイスランド統計局)
 ・主要産業:水産業及び水産加工業。水産物輸出が経済において大きな比重を占める。
 また、豊かな再生可能エネルギー(地熱及び水力による電力)を用いたアルミ精錬やフェロシリコン(鉄鋼原料)生産も盛ん。
 近年では観光業の存在感が増している。情報産業も伸びている。
 なお、自然条件は厳しいため農耕可能な土地は少なく、ジャガイモが栽培される程度で、食料の多くを輸入。
 ・一人当たりGDP:45,536米ドル(2013年、IMF)で、日本(38,491米ドル)の約1.2倍と豊か。
 ・平均寿命:82.9(歳) の長寿国で4位 (188ヶ国/2012年)
 ・言語:公用語はアイスランド語、ほとんどの人が英語も話す。
 ・宗教:人口の約8割が福音ルーテル派(国教)。

※にわか勉強による予備知識:

 46億年前に地球が誕生し、内部構造が三層に分かれ、海水におおわれた初期の地形が成立したのが約38億年前といわれ、この年代に海水を含んで柔らかくなった海底の地殻は、マントル上層の一部と一緒にゆっくりと移動を始めて地殻には亀裂が生じることになりました。
 異説もあるそうですが、プレートテクトニクスの開始です。

 プレートテクトニクス理論(1960年代後半以降に発展した地球科学の学説)によれば、地球の外殻表面は何枚かの「プレート」と呼ばれる固い岩盤で構成されており、このプレートが、対流するマントルに乗って互いに動いて、その運動がさまざまな地殻変動を引き起こすと説明されています。

 この理論によって、かつて地球上には「パンゲア大陸」と呼ばれる一つの超大陸のみが存在し、これが中生代末より分離・移動し、現在のような大陸の分布になったとする「大陸移動説」(1912年にドイツのアルフレート・ヴェーゲナーが提唱した仮説)や、また火山、地震など地質学上のいろいろな現象が統一的に説明出来るのだそうです。

 1950年代には海底探査によって、中央海嶺の両側で対称的に海底が拡大していることが明らかにされました。
 ※中央海嶺は、海洋プレートが両側に引っ張られて出来た地表の割れ目が、その直下にあるマントル(固体)の上昇で埋められると、マントルの断熱上昇のために部分融解が起こり、マグマが発生して火山活動が起こり、また新しいプレートと海洋地殻を生成するという繰り返しで出来た大規模な“海底山脈”です。
 こうして中央海嶺でプレートが生まれ、その上に乗っている海洋と大陸が一緒に移動していること明らかになり、大陸移動説の正しいことが認められたとされています。

 現在の地球の表面は、大規模プレートと、多数の小規模プレート(岩石圏と呼ばれる地球の外殻を構成している固い岩板)で覆われています。
 アイスランドの「ギャウ」は、普通は「深い海底にある中央海嶺」でしか見られないプレートの生成が、「地上」で見られるという数少ない場所。
 アイスランドの西半分は北米プレート、東半分はユーラシアプレートからなり、2つのプレートはアイスランドで生まれているということなのです。

 
●終わりに:
 短い旅の後で:
 それにつけても、昨今は世界各地で、降れば洪水、照れば干ばつ、吹けば竜巻と、地球レベルでの極端な気象現象が、平穏であるべき人の日常生活を脅かしています。
 長い地球の歴史的時間からみれば、ほんの少し前に大脳を発達させて地上に出てきた人類が、地球の気象を攪乱する原因をつくったり、出来上がった“海洋や陸地”の奪い合いをしたりしている今日です。
 地球環境を保全し、平和に共存していく術を見いだす英知を働かせなくてはならないと”地球の割れ目”を目の当たりにしながらあらためて思ったことでした。

 
●旅の記録:
 アイスランド周遊の旅1日目:
 成田→コペンハーゲン→レイキャヴィーク(泊)

 成田から空路(9:45)発、日航チャーター直行便にて西アイスランドのケフラヴィークへ:
 (所要時間約12時間30分)
 ・アイスランド上空:Photo

 
 ・ケフラヴィーク着14:10(時差はマイナス9時間)Img_1653

 
 ・ケフラヴィーク空港から専用バス(14:30発)で西アイスランド地区にある首都レイキャヴィークへ(約50km/45分):Photo_2

 
 ・ホテル着15時過ぎ:Img_6840

 夕食まで少し余裕時間潰し。夕食後早めに就寝。
                 レイキャヴィーク(泊)
                 (→2日目に続く

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2014年8月28日 (木)

過ぎゆく夏

 夏の猛暑も息切れしてきたようです。
 しばらく曇りや小雨のぐずつき模様が続いたせいで、残暑も和らいできた8月下旬ですが、稲刈りが遅れているようです。
 昨日からは、いきなり秋も深まる頃の天候に。

 街中の庭や物陰からはエンマコオロギツヅレサセコオロギの鳴き声が、また樹上からはアオマツムシのやかましい鳴き声が聞こえるようになりました。
 原っぱの草むらにも、やはり秋の気配/風情が忍ばれるようになりました。

オオイヌタデが花穂をのばしています。R0081968_2ct

 
ハネナガヒシバッタが葉の上に飛び出しました。R0081973ct

 
○がに股の“ホソヘリカメムシ”がハチのように飛んできて、アルミ欄干に止まりました。Photo

 
○小さなゴミの塊がエノキの葉の上をスルスル動いていると思ったら、案の定、クサカゲロウ科の幼虫でした。
 食べかすなどゴミをまとって身を隠し、大顎とわずかな頭部しか見えませんので種名は不明。Photo_2

 
○ナミテントウがいたエノキの葉の裏側から、頭の先を出して、じっとのぞいていたのはハラビロカマキリでした。Photo_3

 
○夜、突然の雷雨の翌朝、ヒガンバナが開花していました。R0082006c

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2014年8月27日 (水)

イラガ終齢幼虫

 民家の庭のナナカマドについていたイラガの終齢幼虫です。R0081943_5

 
 ちょうど囓っているところ。
 1枚の葉の大半が囓られ、残りわずかになっています。R0081943_4

 
 毒刺毛に触れないように、そっと枝を持ち上げてみる。R0081943_1

R0081943_2

 春、一斉に孵化したイラガがそろそろ終齢になり、蛹になるこの頃はもの凄く大食漢で、アッという間に取り付かれた木の葉がなくなってしまいます。
 毒刺毛があって刺されると激痛が走ります。
 すぐに殺虫剤で退治される運命に。

 
 なお、放置されるともうすぐ繭に変身して行きます。
 成熟した終齢幼虫は口(吐糸口)から糸を吐いて体全体を覆う繭を作ります。
 そしてまた、繭の中の幼虫はシュウ酸カルシウムと尿酸を含む白い粘液や、タンパク質を含む薄い褐色の粘液を分泌して繭の網目を塗り固めていきます。
 こうして出来た多層の繭全体が十分乾燥すると、茶色に白い模様のある、小さな卵のような硬い殻の“繭”が出来上がります。そして越冬します。
 この”繭”は庭木などにもついているのをよく目にします。

 
●庭木に複数ついていた繭抜け殻の、色あせた残骸の一つ。R0081983ct

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2014年8月26日 (火)

オトシブミ誕生③イヌシデ揺籃からヒメクロオトシブミ

イヌシデ揺籃から、ヒメクロオトシブミ誕生:
 採取したイヌシデに造られた4個の揺籃から、3週間後に、誕生したのは1匹だけでした。
 観察を始めてほどなく、すべての揺籃の外部に程度の差はあるものの、カビが発生しました。
 その影響もあったのかも知れません。
 多分、自然状態ではそのようなことは例外的なのでしょう。

※誕生したヒメクロオトシブミの1個体:
 成虫を確認した容器内の”ゴミ”を取り除き、霧吹きで水を吹くと、元気よく歩き回り、水滴を舐めている様子でした。R0080016

R0080021

R0080048

R0080037

R0080022

 成虫は採取地に戻しました。

 来シーズンは(忘れていなければ)、まだ出あったことのない「揺籃作成シーン」を観察できたらいいなと思うのですが・・・

               ---(完)---

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2014年8月25日 (月)

オトシブミ誕生②コナラ揺籃からヒメクロオトシブミ

コナラ揺籃から、2匹のヒメクロオトシブミ誕生:
 採取したコナラの若葉に造られた揺籃4個の一部にはカビが発生しましたが、無事に誕生したのは大小2匹のヒメクロオトシブミでした。2

 
●蛹:
 小さい個体の方は、観察途中で揺籃の外側を一部はがして見たものから誕生しました。
 きっちり巻かれた揺籃は容易には解けないで表層部分しか剥がれなかったものです。
 気づいた時には、残りを食糧として生長して蛹化、そして誕生した個体でした。
 途中で、揺籃の一部がお椀状に残っていて、その上に淡黄色の蛹があるのを観察していました。〈写真下〉
 あるいは食糧不足のため大きくなれなかったのかも知れません。Photo

 
●小さいほうの個体です。
 元気に歩き回っていたので新しいコナラの若葉を与えるとすぐに囓っていました。
 その後シャーレに入れて、揺籃採取地まで戻しに行きました。
 〈写真下〉2_2

 
●大きい方の個体も元気よく歩き回り、時々蓋をした容器内で翅を広げて飛んでいました。
 すぐにぶつかって仰向けになったりして。
Photo_2

 
●こちらも同じ採取地へ戻りました。Photo_3

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2014年8月24日 (日)

オトシブミの揺籃②コナラ、クヌギ、イヌシデに造られたヒメクロオトシブミの揺籃

オトシブミ旧聞の資料を纏めた記録です。
 5月初旬、近隣の丘陵や山地に運動がてらのハイキングに出かけた際、目にしたオトシブミ記録画像の続報です。

●コナラ小木の若葉に造られたヒメクロオトシブミの揺籃:Photo_4

 
●クヌギ若木の新葉に造られたヒメクロオトシブミの揺籃:
 葉を巻くために左右から切り込みを入れたまま巻くのを中止したらしい葉もありました。
〈写真下) Photo_5

 
●イヌシデ(林道端の足元に芽生えた幼木でしたが)に造られていたヒメクロオトシブミの揺籃:
 
 (茎や)葉の両面に細毛が生えていて、揺籃材料としては扱いにくいのではと思ってしまいます。
 巻かれた揺籃の表層はいずれも黒褐色に変色していましたが、差し支えないのでしょう。Photo_6

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2014年8月23日 (土)

オトシブミ誕生①エゴノキ揺籃からエゴツルクビオトシブミ

オトシブミ旧聞の資料を纏めた記録です。

 5月初旬、近隣の丘陵や山地に運動がてらのハイキングに出かけた際、目にした数種の樹木に造られたオトシブミの揺籃をいくつか採取してきました。
 採取した揺籃は、あり合わせのプラスチック容器にティッシュペーパーを敷き、霧吹きで湿らせた上に載せてガラス板で蓋〈隙間があり完全密閉にはなりません〉をして、極端な過湿/乾燥を防止。
 それを窓際に置き、ティッシュペーパーが乾いたら霧吹きで湿らせるようにしながら、しばらく観察してみました。
 自然界でも揺籃から無事に幼虫が誕生する確率は高くないようで、3~4個ずつ採取した揺籃から無事成虫の誕生が観察できたのは、やはり限定的でした。
 (なお無事産まれた成虫は、もとの採取地に戻しに行きました。)

①エゴツルクビオトシブミ♂誕生
 エゴノキに作られた揺籃から生まれ出たのは、首が長いエゴツルクビオトシブミの♂でした。(なおメスは首が短く体長は5mmほどです。)
 採取した揺籃は、揺りかごが作られてから数日経過していた標本だったようです。

●切り落とさない吊り下げ型4個の揺籃の中、1個だけから成虫誕生。
 (なお切り落としタイプで、地面に落ちて、一部は既に茶色に変色していたものも採取しましたが、切り落とし揺籃のいずれからも成虫の出現はありませんでした。)R0072734ct

 
●霧吹き後、元気に歩き回るエゴツルクビオトシブミ〈♂):Photo_12

 
●葉に付いた水滴を舐めて歩き回る:Photo_14

 
●ポリ容器壁の水滴や,ガラス蓋裏の水滴を舐める:Photo_15

 
●エゴツルクビオトシブミ♂:R0072726

※参考:
 誕生までの日数:
 1つの卵が産みつけられた揺りかごが作られてからおよそ6日後に、卵の中から体長2mmほどのイモムシのような幼虫が孵化して出てきます。
 揺りかごの内側から葉を食べて成長し、10日間ほどで蛹になります。
 更に、蛹になってから7日間ほど経つと、羽化が始まります。
 羽化して2日間ほど過ぎてから、未だ残っている揺りかごの壁(葉)を丸く切り、直径6~7mmほどの穴を開け、外に這い出していきます。
 このように、揺りかごが作られてから無事成虫になって揺りかごの外に出て来るまでの期間は、およそ3~4週間。
 (参照:オトシブミ観察辞典:櫻井一彦他、偕成社)

※参考文献:
「エゴツルクビオトシブミの揺籃形成と寄生植物の関係」  http://www.biol.tsukuba.ac.jp/tjb/Vol2No2/TJB200302199900733.pdf

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2014年8月22日 (金)

オトシブミの揺籃①エゴノキに造られたエゴツルクビオトシブミ揺籃の2タイプ

 旧聞になりましたが、オトシブミ資料を纏めた記録です。
 5月初旬、近隣の丘陵や山地に運動がてらのハイキングに出かけた際、目にしたオトシブミの記録画像です。

●エゴノキに造られていたエゴツルクビオトシブミの揺籃。
 ①エゴノキの若葉を巻いて出来た揺籃は主葉脈で繋がり、ぶら下がる”吊り下げ型”:Photo_3

Photo

R0072201

 
 ②完成した揺籃を切り落とす”切り落とし型”
 エゴノキの樹下に点々と落下していました。
 時間が経過したものは乾燥して表面は黒っぽく変色しています。1

Photo_2

 なお、ここから採取した(切り落とし型)4個の揺籃からは、途中でカビが発生したりして、残念ながら成虫の誕生は見られませんでした。

※参考文献:
「エゴツルクビオトシブミの揺籃形成と寄生植物の関係」  http://www.biol.tsukuba.ac.jp/tjb/Vol2No2/TJB200302199900733.pdf

その他:
 ・エゴツルオトシブミの揺籃作製戦術 「吊り下げるべきか、切り落とすべきか」
 ・エゴツルオトシブミ吊り下げ型、切り落とし型揺籃それぞれの生存率
  などに関する専門家の研究報告もありました。

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2014年8月21日 (木)

トンボ、留まる時に前脚を格納したり、しなかったり

 暇な観察記録。

 昆虫の脚は6脚あります。
 トンボは留まる時に、前脚を頭の後に格納して4脚で留まったり、6脚で止まったりと、状況に応じて使い分けしているようです。

●アキアカネ:通常、6脚で止まっています。6r0080875t

 
●ウチワヤンマ:
 前脚を格納して4脚で水平に止まる姿が多くみらますが(写真上)、
 いつもそうではなく、逆立ちするような姿勢の時には前脚も出して6脚です。(写真下2枚)46

 
●コシアキトンボ:
 前脚を格納して4脚で止まったり(上2枚)、(少しわかりにくいですが)6脚だったり(下2枚)適当のようです。46_2

 
●シオカラトンボ:
 6脚で止まっていたり(♂)6

 
 4脚(上♂、下♀)だったり、4

 やはりその時々によるようです。

 
※余談ながら、チョウも6脚ですが、タテハチョウ科の蝶は足が4本しかないように見えます。
 6本の足のうち、前脚は退化して、細く短くなって小さく折りたたまれているため見えにくいのです。
 退化した前脚は、歩くためには役立たなくなっていますが、味を感じたりする感覚器官として機能しています。(写真はコムラサキ)Img_4085t

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2014年8月20日 (水)

シオカラトンボ交尾/産卵 ;シマツユクサ

 早稲種の田圃の稲刈りがはじまったお盆明けの池の端では、ウチワヤンマなどの姿が減り、シオカラトンボが一番多く見られるようになっていました。

●シオカラトンボ交尾/産卵:
 多数のシオカラトンボ♂がめまぐるしく飛び交う中に飛んできた♀。
 ♂は素早く腹部先端の「尾部付属器」という”はさみ”を使って♀の首をつかんで連結します。 
 首根っこをつかまれて連結した♀は飛びながら腹部を折り曲げるように丸めて、腹端の生殖門を♂の腹の根元にある副生殖器に結合させて交尾します。
 この時の姿勢はハート型ではなく、雫(しずく)型でした。Img_4505

 
 交尾したまま飛びながら、回りに邪魔者がいない産卵に適した水辺の近くの草に止まってから交尾を解き、♀は、ホバリングしながら水面を腹端で叩くようにして”打水産卵”をはじめました。Img_4508

 この間、♂は他のオスが邪魔に来ないように見張りをしています。

 
●シマツユクサ:
 ついでに、,毎シーズン池の端の草むらに生えるシマツユクサを確認してきました。
 除草されたり水没したりして不安定な生育環境ながらも、絶えることなく花をつけていました。
 ただ勢いよく繁殖している在来種のツユクサに比べるとずっと少ない個体数です。

※ツユクサ:R0081958t

 
※シマツユクサ:R0081967

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 
p.s.:  残念なことですが、いずこも同じ災害列島日本です。まず身の安全を。

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2014年8月19日 (火)

ハグロトンボの交尾

 村社の脇を流れる清流にハグロトンボが飛び交っていました。
 腹部が金緑色に輝く♂が縄張りを持っていて、♀が近くにやってくるのを待っています。Img_4440ct_2

 
 ♀は黒い翅に、腹部もアンサンブルのシックな黒褐色。
 ♂の近くにやって来て留まると、ゆっくりと翅を開閉しています。Img_4442c

Img_4443t

 
 目ざとく見つけた♂がやって来てタンデム。
 やはりきれいなハート型になっています。Img_4449ct

Img_4454ct

 交尾後、(タンデムを解いて)♀は単独で水面近くの水中植物の組織内に産卵します。

 かつてはどこでもごく普通に見られたものですが、近年は、水質汚濁や河川、水路改修などに伴う生息環境変化などのため、生息個体数は減少しているようです。

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2014年8月18日 (月)

水田に生えていたミゾカクシ、ウリカワ、セリその他

 日本の穀倉地帯と呼ばれる地域の一つ、富山平野の米単作地帯。
 北アルプス立山連峰からの豊富な清流と肥沃な平野の恩恵で、美味しいお米が作られています。

 よく管理された水田の片隅に、慎ましやかながらも在来の水田雑草などが同居しているのを見かけて撮ってきました
 このくらいなら実害がないので、侵入も許容されているのでしょうか。

●オモダカ:
 一株(残って)生えていました。草丈もさほど大きくならずに、白い花をつけていました。Photo

 
●コナギ:
 一株がすこし広がった様子で、群落になるような様子はありません。Img_4459

 
●ウリカワ:
 もともと草丈が15cm↓程度と短くて目立たないためか、小さな群落になっていました。
 白い花もつけていました。
 環境にさえ恵まれれば勢いよく生える水田雑草ですが、近郊ではもう見られません。Photo_2

 
ミゾカクシ
 水田のまさに溝際、ただしコンクリート擁壁でしたが、他の雑草に交じって独特の形の花がのぞいていているのに気がつきました。
 花は径1cmほどの、白から薄紫色を帯びた唇形花で、上2弁と下3弁に分かれ、花弁はくるりと巻くようになります。
 昔は名前の通り、溝を覆い隠してしまうほどに繁殖した(また、田の畦に筵を敷いたように生える様子からアゼムシロ(畦筵)ともよばれた)のだそうですが、昨今はあまり見られなくなった水田雑草の一つです。5r

 
●セリ:
 セリが生えるような清冽な水環境にあるということでしょう。Photo_3

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2014年8月17日 (日)

北陸路へ

 所用のため11日から一週間ほど北陸路へ移動。
 台風11号の余韻が残る北陸自動車道、米山SAで少し早めの昼食と休憩。R0081922

 
 展望所から見える日本海は白波が目立ちました。Photo_4

 
 傍らに、芭蕉の句碑が建っています。

   草臥(くたぶ)れて 宿かるころや 藤の花

R0081923

 元禄二年(1689年〉初夏、松尾芭蕉が弟子の曾良を伴って江戸深川を出立し、奥州から北陸路を経て岐阜大垣まで約五ヶ月、旅程六百里(2,400km)の大旅行を行った、その紀行が『奥の細道』。、
 北陸路においては現、北陸自動車道とほぼ同様のルートであったことを記念して、ここ米山SAに建立されたのだそうです。

 
※まったくの余談ながら、米山SA(下り線)の”ご当地グルメ”は『サバサンド』。帰路立ち寄ってきました。
 その由来は、1997年、柏崎トルコ友好協会主催の第一回トルコ旅行の参加者がトルコで食べたサバサンドを帰国して紹介したのが始まりとか。
 本場トルコのサバサンドは旅行時に食べたことがありますが、ご当地のサバサンドのサバは唐揚げにしたものであること。
 オニオンスライスと共にサンドして、お好みにより塩、コショウ、そしてレモン汁でトッピングして仕上げた味はおすすめの逸品です。Sa

 
 実り豊かな水田地帯では、一部地域で農薬散布の無人ヘリの姿も。Photo_5

 
 稲田にイナゴの姿もありましたが・・・Img_4432tc

 湿度が高いせいで、蒸し暑さばかり覚えた束の間の北陸路でしたが、まもなく実りの秋の近いことも感じて、予定通り、”名残の渋滞”に足を取られながら本日帰宅。

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2014年8月16日 (土)

ウスグモスズ幼虫(♂)

 昨年に続いて、今夏もウスグモスズの幼虫を見つけました。
 夕刻、浴室に侵入しているのに気づいたものです。
 1回目は浴槽の縁を歩いていて(すぐにつまみ出しましたが)、2回目はタイルの壁をゆっくり歩いていたものです。
 肉眼では詳細がわからないため、今回は捕まえて記念撮影に。
 産卵管が無いので♂でした。
 体長5mmほどですが、その5倍ほどもある長い触覚を持った、半透明の感じのする小さな昆虫です。
 裏側の隣家の庭木からやって来たのでしょうか。日中、浴室の外に面した網戸のある格子窓のサッシを少し開けているので、そのわずかな隙間をたどって侵入したものと思います。R0081882ct

R0081883ct

R0081885ct

R0081912ct

5mm4

 記念撮影後、トウキョウヒメハンミョウもいる庭にお帰りに。

 本種は、どこからやって来たのか“渡航歴”不明の外来昆虫で、樹上生活をしていて、まだまだ詳細な生態は明らかではないという変わり種です。
 どう見ても遠方から移動してくるような状況はなさそうで、成虫は我が家で一度だけ見つけたことのあるミステリアスな生き物。

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2014年8月15日 (金)

青い眼のカワウ再び

 気だるい記事です。
 赤い眼のゴイサギに出遭ったのと同じ日、池にいた青い眼の、気だるいカワウです。1img_4384

2img_4382

3img_4383

4img_4388

 
 なかなか逃げませんが、どうにも我慢できなくなると、飛んで行きます。Photo

 また戻って来ると、防水性能の劣る翅を広げて乾かしています。
 涼しくなるでしょう。

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2014年8月14日 (木)

猛暑日のヒルガオ/ゴイサギと逃げ水

 8月初旬、ウオーキングに出た猛暑日のフィールドで。

●朝から暑い日:Img_4393tt

 
●ヒルガオ:
 農道縁に生えたヒルガオに、丸い穴が開けられて風通し良く加工されていました。
 何者の仕業でしょうか。Img_4376

 
●ゴイサギと逃げ水:
 緑のオアシスともいうべき水田地帯を通る舗装道路に降り立ったゴイサギ。
 〈2羽いたのですが、そのうち1羽だけが)トコトコとだるそうに道を横切っていきます。Img_4408

 
 暑さで目が真っ赤に充血しています。(嘘です。本当はいつも赤い眼をしています。)Img_4408_2

 
 カラカラに乾いたアスファルト道路には蜃気楼のように「逃げ水」がくっきり。
 頭もクラクラしました。早々に撤退。Img_4411

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2014年8月13日 (水)

ウチワヤンマの交尾

●ウチワヤンマの交尾:
 8月初旬、かんかん照りの池の端で、全くの偶然のこと。
 ちょうど目の前でウチワヤンマが“タンデム”して周辺を移動飛行した後、近くの水面に出ている枯れ草茎先に止まりました。
 これまでもタンデム飛行する雌雄はしばしば見かけてきましたが、近くに停止する姿は始めてのことです。
 急いでシャッターを切りましたが完璧な逆光状況で、撮影画像は黒いシルエット!
 少し遠回りして順光の位置まで移動した途端に飛び立ってしまいました。
 それでもはじめて撮れた画像です。
 修正ソフトで少し補正して今ひとつながら、ハート型のタンデムを確認できました。Img_4324ct

Img_4373_1

Img_4373_2

Img_4373_2ct

Img_4373_5

※ウチワヤンマの交尾と産卵行動:
 ♂が縄張り監視している水域に♀が飛んでくると、♂は一気にスクランブルをかけ、腹部先端の「把握器」で♀の首根っこを掴まえます。
 首根っこを掴まえられた♀は腹部を前方に曲げ、♂の腹部の付け根あたりにあって、精子が移されている副性器に接することによって交尾が成立します。
 この時のハート型の状態が“タンデム”と呼ばれます。
 大きな腹部端に付属物の団扇があるウチワヤンマのタンデムは、見るからに窮屈そうですが、タンデムを形成した雌雄のトンボの進行方向は〈当然〉同じで、きわめてスムーズな飛行移動です。
 適当な産卵場所を見つけると産卵へと移行します。
 産卵に際してはタンデムを解き、♀が単独で、水面の浮遊物などに腹端を打ちつけるようにして産卵します。
 この間、♂はそのすぐ上空を旋回し、他の♂が近づかないよう見張りをしています。

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2014年8月12日 (火)

気だるい夏の昼下がり、池の傍、雑木林で(コウヤツリアブなど)

 旧聞になりました。

 スポーツ・ドリンク水筒を肩にかけ、暇人が”自転車散歩”に出かけた暑い夏の昼下がり。
 元気な「釣りキチ」おじさんだけがいる池之端。近くの雑木林にはさすがに人影はありません。

 
※池之端にいる常連のトンボ:
●ショウジョウトンボ:Photo

 
●チョウトンボ:Photo_2

 
●ハグロトンボ♂:
 ピンぼけに。日陰を選んでヒラヒラ飛んでいますが、個体数は少ないです。R0081783ct

 
●安全策のロープに止まるアキアカネ:
 まだ赤くなってはいません。Photo_3

 
●ノシメトンボ:
 一緒に交じって止まっています。
 今までは庭に一番たくさんやってきたものですが、今夏はまだ一度も姿を見せません。R0081809

 余談ながら、一番たくさん飛んでいるコシアキトンボはまったく止まらないので撮れませんでした。

 
※林地、林縁で。

●クサギの花:
 花が開いていました。ただ匂いが漂ってくるほどではありませんでしたが。R0081787

 
●カブトムシ:
 居たのはクヌギではなく、なぜか頭上に張りだしたエゴノキの枝に逆さまにくっついていました。R0081779c

 
●コウヤツリアブ:
 黒いデルタのアブで、見かけはあまりよくありません。安全策の木柱を行ったり来たり。R0081804ct

 
●アオバハゴロモ幼虫:
 安全策のロープを這っていました。
 何となくむずがゆくなるような綿毛をまとったお姿です。親御さんの姿は見かけませんでした。Photo_4

 
●アブラゼミ抜け殻:
 木柱にくっついていました。
 なお成虫の画像は、我が家の庭に仰向けになって落ちていて、アリが群がっていたもの。(萎んだフヨウの花を支えにして写真に)Photo_5

 
●ニイニイゼミ、抜け殻も:
 ケヤキの幹にいた、忍者ニイニイゼミ。少し離れるとどこに居るのかわかりません。
 抜け殻は泥まみれですぐにわかりますが。Photo_6

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2014年8月11日 (月)

変形菌「マメホコリ」の仲間(2014/夏)

 高温多湿の続いた7月末の午前中、前日午後の激しい雷雨のせいで、湿熱の空気がよどみ、木漏れ日がチラチラ射すだけの少し薄暗い雑木林で。
 地面にあった倒腐木の表面に、形成されたばかりの変形菌「マメホコリ」の仲間の子実体がありました。
 薄橙色の丸い形の子実体です。しばらくぶりの観察でした。
 前にしゃがみ込んだ途端にヤブ蚊の群れに襲われて、長袖シャツやジャージのパンツの上から方々を刺され、ひどい目に遭いながらも、フラッシュ無しで手ぶれのため、何度も撮り直しして撮影してきました。
 子実体は未熟で、小枝の先で膜を破ると(熟した子実体では、中から煙のように舞立って飛散する)胞子が、まだゼリーの塊のようにどろりと出てきただけでした。1r0081768

2r0081768

3r0081768

4r0081768

 変形菌は摩訶不思議な生き物です。

 
〈参照〉
※過去ログ ”マメホコリ”:
・マメホコリの仲間《変形菌》 11/12/02 記事:
http://kuromedaka-saitama.cocolog-nifty.com/blog/2011/12/post-5e28.html
・変形菌:マメホコリの仲間  11/10/18 記事 :
http://kuromedaka-saitama.cocolog-nifty.com/blog/2011/10/post-1c04.html
・変形菌マメホコリの仲間   11/06/12 記事:
http://kuromedaka-saitama.cocolog-nifty.com/blog/2011/06/post-7730.html
・変形菌②マメホコリの仲間 10/07/03 記事: 
http://kuromedaka-saitama.cocolog-nifty.com/blog/2010/07/post-3b2b.html

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2014年8月10日 (日)

ヒメアカタテハ産卵と幼虫

 各地に災害をもたらしている台風11号、被災地の皆様にはお見舞い申し上げます。

 当地は台風本体から離れているためこれまで大事なく過ぎていますが、今夜から台風と前線の影響も受けて、大雨のピークになるので警戒するようにとの予報が出ています。
 また明日以降は暑さ復活の予報に。 

 
 8月初旬、例年より少し早い観察ですが、道端のヨモギにヒメアカタテハ幼虫の巣がありました。

●一個目の巣:
 (幼虫の食草の)ヨモギに産みつけられた卵が孵化し、出てきた幼虫は糸を出してヨモギの葉を丸めて巣を作り、中でヨモギを食べながら生長していきます。
 中に糞の塊が見えましたが、幼虫の姿はわかりません。すでに抜け出したのかも。
1img_43791

 
●2個目の巣:
 すぐ隣の茎先にありました。22

 
●余計なことですが開いて見たら、もうかなり生長した幼虫がいました。
 鳥に見つかって食べられないうちに元通りに補修すると思います。3img_4380

Img_4381ct

 
●産卵:
 近くに飛んでいたヒメアカタテハが草むらのヨモギに止まりました。
 多分産卵なのでしょう。
 邪魔しないで立ち去りました。
 卵は確認できませんが、ゴマダラチョウなどと同じような外観らしいです。Img_4395

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2014年8月 9日 (土)

アカボシゴマダラの産卵

 いつもままならない天気です。当地は、蒸し暑かった昨日から曇天で弱い雨が断続的に降っています。
 台風11号には皆様十分な警戒と対応を。

 
 8月の始め、酷暑の続く日中はさすがに人影もまばらな公園。
 それでも偶々、セミが鳴く林地を、若いパパが虫取り網を持って、虫かごを持ったお嬢ちゃんと一緒に散策している姿を見かけました。珍しいことです。
 昨今はもっぱら”スマホ”が関心事で、フィールドに出て昆虫採集などに興味を示すお子さんは(大人も)少なくなってきたようです。

 公園を一巡して帰り際、樹陰に対座している二人の脇を通りました。
 若いパパが、大きな黒いアゲハの翅を両手指でつまんで広げ、それをお嬢ちゃんがデジカメで撮影しているほおえましい光景でした。
 (公園の林間には《ゴマダラチョウやアカボシゴマダラ以外に》クロアゲハなど3種類くらいの黒いアゲハが飛んでいてなかなか止まりませんが、その一頭を見事に網で捕獲されたようです。)

 
●アカボシゴマダラ産卵:
 公園出口で、田圃との敷地境界金網フェンス周りに、蔓性の雑草に混じって、ケヤキやエノキの高さ1mほどの幼木が混生しています。
 そして、ちょうど通りかかった時に、林地にいたアカボシゴマダラが1頭飛んできて、エノキの葉に産卵している様子。
 あいにく金網フェンスから向こう側に伸びた細枝でした。
 確かに”アカボシ”が垣間見えて確認。
 飛び去った後で、フェンスの網目に指を入れて細枝をこちら側に引きだしてみると、なんと,葉先にアマガエルがじっとくっついていて、その下に緑色で直径1mmほどのアカボシゴマダラの卵が産みつけられていました。
 見かけは、ゴマダラチョウの卵にそっくりです。
 (→印)8

 
 数日後、再び同じあたりで今度はフェンスのこちら側で産卵しているアカボシゴマダラを見かけました。
 飛び去った後、エノキの枝を探してみると、地表から50cmほどの下枝の葉表に、やはり緑色の卵がありました。Photo

 ケヤキ大木の木陰で見にくいので、産卵された細枝を折取って明るいところで観察。

 1枚の葉に1個ずつ、3個の卵がありました。①、②の2個は産卵直後のものです。

 
※産卵直後①の卵:Photo_2

 
※産卵直後②の卵:R0081822

 
 そして③の3個目の卵は、はじめは気がつかなかったものですが、既に時間が経過しているらしい卵でした。
※産卵後時間が経過している③の卵:Photo_3

 折取った枝葉は元のあたりに放置してきましたが、”駆除”したことになったのでしょうか。

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2014年8月 8日 (金)

トウキョウヒメハンミョウの仲間(捕獲確認)

(前報の続報)
 あらためて手持ちの虫取り網を持参し、たくさんいた中から何とか3個体を捕獲して持ち帰りました。
 至近で観察して見ると、上翅に黒斑があるなど、わずかながら斑紋模様に変化もありましたが、その他はトウキョウヒメハンミョウにそっくりなので、近隣(庭にも)にいるものはすべてトウキョウヒメハンミョウ、ということにして追っかけは終了しました。
 
 なお3 個体観察後は元のところに戻しました。
 (余談ながら、観察は、綿棒の入っていた空の少し深めのプラスチック容器に入れ、(真上に飛び上がらない限り、翅を広げて飛ぼうとしてもすぐ容器壁にぶつかって、容器底を歩き回るだけなので、フタはしないで真上から撮影しました。)

●3個体、大きさや位置など少しずつ異なっていますが、いずれも上翅に黒斑がありました。  
 (画像はクリックで拡大します。)R0081613

 
●黒斑の位置が明らかに異なる個体。2

 
●類似の黒斑がある個体。Photo

 
●腹面は緑色の輝いてきれいでした。体の大小もあります。Photo

 
●同じ日に、駐車場(日陰)にいた個体。
 近接画像が撮れないので、鮮明さに欠けます。本来こちらにも黒斑があるのに判然と写らないだけかも知れません。Photo_2

 10月くらいまで姿が見られるそうですが、ヒメハンミョウフィーバーはこれで終わりにしました。

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2014年8月 7日 (木)

カラスウリ開花/2014夏の夜の夢

 今日は暦の上では立秋。生活実感とはすっかり乖離してしまった感があります。
 しかし昨夜は熱気のこもった夜陰からびっくりするほど元気の良いツヅレサセコオロギの鳴き声が聞こえてきました。
 それだけで古い脳味噌は秋が来る、と思うから不思議ですが・・・

 
 7月始め、雑草刈取り作業ですっかり刈り取られてきれいになっていた農業用水路縁に、再び伸びた雑草の間に埋もれるようにして、少数ながらカラスウリが残っていました。

 そして、今月初旬の日中、前日夜開花して萎んだ花と、当日開花する蕾がいくつかあるのを通りがかりに見つけていました。R0081836

 
 蒸し暑くて日中は外出する気にもならない日が続いていましたが、先日気晴らしと運動をかねて、夕食後、見に行ってきました。
 例によって、夕方以降には雷注意報が出て、照明のないたんぼ道の遠くで稲光が夜陰を切り裂く何となく落ち着かない状況下ではありましたが、日中確認していたとおり、少数ながらレース模様のようなきれいな花が開いていました。R0081849

R0081854

 遠雷が聞こえ、方々で光る稲妻がそれなりにきれいでしたが、花を撮っただけでそそくさと帰宅。
 運動にはなりませんでしたが・・・

 
 派手に光る稲光も、手持ちのコンデジで普通にシャッターを押しただけでは、ほとんど写っていませんでした。
 やはり三脚をセットして長時間露光が必要のようで、光量としてはずいぶん暗いのですね。R0081856

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2014年8月 6日 (水)

猛暑日の昼の白い月

 温暖化の進んでいる夏は暑いものですね。くれぐれもご留意を。
 昨日(8/5)は、今年の全国最高気温(群馬県館林市の39.5℃)には及ばなかったものの、わが内陸県/埼玉・熊谷市では惜しくも!38.8℃を記録。
 それで、閉じこもりを中断して携帯熱中症計を持って外出。
 空気が乾燥していて、少し風もあって、日陰に入れば予想以上に楽なもの。
 やはり日本の夏が気温の割には厳しく感じられるのは湿度のせいですね。

●午後15時16分、風のある日陰で:熱中症計表示【危険】Img_4419ct2tc

 
●早生の品種の稲田ではお盆休み前後には稲刈りがはじまります。
 通りかかった農家の道路脇の日陰から、緑の稲田と、澄んだ碧空にくっきりと白い昼の月が見えました。
 (画像右上、白い半月)Img_4422t

 
●白い月をズームアップで撮っていた時、Img_4424

 
●偶然ファインダーをANAのジェット旅客機が一瞬、斜めに横切っていきました。Img_4425ct

 
●上弦の白い月Img_4426ctblgt

 持っていたスポーツドリンクの水筒が空になったので帰宅。

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2014年8月 5日 (火)

草原に生息しているヒメハンミョウの仲間

 かんかん照りの後、突然の雷雨という不安定な天候が繰り返していた7月下旬、閉じこもり解消をかねて、草原に生息しているヒメハンミョウの種類確認ができないかと、暑い日中でしたが、行ってきました。
 草原に”一時的に出来た湿地”に、多種/多数の不明の“小虫”が発生していて、それを目当てにヒメハンミョウの仲間がたくさん集まっていました。Photo_2

 
 まとわりつく湿熱にポタポタ汗しずくを垂らし、じりじり照りつける日に背中を焼かれながら、望遠で何枚か撮影してきました。
 帰宅後パソコンで画像を確認すると、ヒメハンミョウのつもりで撮った中には大型のハエの仲間も写っていたりして、やはりこのレベルでは種の確認に使えるような画像は得られないということに。Photo_3

Photo_4

Photo_5

 
※そこで、出直しです。
 あらためて手持ちの虫取り網を持参し、何とか3個体を捕獲して持ち帰りました。
 至近で接写した画像をみると望遠撮影では認められなかった(写らなかった)上翅の黒斑があることなどわかり、素人には種の判定など無理という結論に。
 それで、近隣に棲息している種類は、公園、田んぼ道、そして庭にもいる同じ”顔つき”のトウキョウヒメハンミョウ、としました。
 
 (なお観察後は元のところに戻しました。) →続報

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2014年8月 4日 (月)

エンジュ、シモツケ、トウキョウヒメハンミョウ(8月)

●エンジュ(槐)(マメ科 エンジュ属)
 7月になってから、公園に植栽された複数の樹木や、畑脇の道端に1本だけ大きくなったエンジュの花が開きはじめ、8月の今は散り敷いた小さな花の堆積で、遠くからでも地面が黄白色に見えるほどになっています。
 中国原産の落葉高木で、古くから(日本でも)街路樹や庭木として植栽されています。
 葉は奇数羽状複葉で互生し、小葉は4~7対あり、長さ3~5センチの卵形、表面は緑色、裏面は緑白色で短毛がありフェルトのようになっています。
 枝先の長さ15~30cmの円錐花序に、多数の淡黄白色の蝶形花を開き、蜂などの昆虫の蜜源植物となっています。Photo

 秋に結実する長さ4~8cmほどの豆果の莢は、種子と種子の間が著しくくびれています。
 野原に木の実など食糧の乏しくなる冬の間、ヒヨドリなどの貴重な餌になっています
 開花期は7~8月、分布は日本各地。

 
●7月下旬から、公園に植栽のシモツケが咲いています。721

 
●近くの葉にトウキョウヒメハンミョウがいました。721_2

 
●カラカラに乾いた田圃道にも、複数の同じ種類のヒメハンミョウが飛んでいました。722

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2014年8月 3日 (日)

オオフタオビドロバチ

●オオフタオビドロバチ(ドロバチ科):
 毎シーズン展開したフヨウ(芙蓉)の葉が必ずハマキガの幼虫にひどくやられます。
 (ハマキガはハマキガ科のガの総称で多くの種類がいますが、不明なので、単に「ハマキガ」、としています。)
 名前の通り、幼虫がフヨウの葉の端を巻き込んで、中で生活しながら食害しています。
 生長するにつれて黒い糞がぽろぽろこぼれ落ちて見かけ上も不快です。
 葉を巻かれてしまうと殺虫剤は届かないため、駆除するためには巻かれた葉は切り取って足で踏みつぶしかありません。
 (浸透移行性の薬剤もありますが、効果は今ひとつの場合も。)

 梅雨空け後しばらく注意を怠っていたら、多数の葉の端がクルクル巻かれています。
 ヤレヤレです。
 処置を先延ばしにしていたところ、1匹のハチがやって来て、所々穴の開いた”ハマキ“に触覚(頭部)を差し込んで、ハマキの内部を探索している様子。Photo_14

Photo_15

 
 位置を変えながら丹念に探しているようでしたが、結局このハマキからは何も捕獲することなく、別の葉陰に移動して見えなくなりました。Img_4267

 過去にも見かけていましたが、画像から、オオフタオビドロバチとわかりました。

※オオフタオビドロバチ
 体長16mm前後。黒い腹部の第1~2節背板に1本ずつ(2本の)黄色帯があることが大きな特徴です。
 ドロバチの仲間は竹筒などの中を泥で仕切って営巣し、幼虫を育てます。
 オオフタオビドロバチはハマキガやメイガなどの幼虫を狩って幼虫の餌にします。
 成虫の活動期間は5~10月。幼虫で越冬します。分布は日本各地。

 その後、巻かれた葉の切り取りを行いましたが、その際、まだ青く大きな葉の(片隅ではなく)完全に書き込んでいる)”ハマキ“をいくつか開いて見ると、例外なく、中に多量の糞に囲まれたハマキガ幼虫がいました。Photo_16

 オオフタオビドロバチがのぞきに来た“ハマキ”にはあちらこちらに穴が開いていて、既に”獲物”は空っぽになっていたようです。

 
※猛暑日になった8/1、朝、今シーズンはじめてのフヨウが2輪、開花していました。81_2

 
ついでの余談:
ミカドトックリバチ(スズメバチ科)の巣:
 庭の隅に大小積み重ねた空の植木鉢の隙間に造られていました。
 取り出してみると既に脱出した後で使用済みの巣でした。R0081741

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2014年8月 2日 (土)

自然のメダカ

 
 貯留水の放水が行われて水位が下がった池の端に、大きさ1mほどのハクレンと覚しき魚が死んで浮いていました。
 近くで釣りをしている”釣りキチ”おじさんに聞くと、6月の大雨で貯留水が増えた際に、魚もたくさん流入して来たらしいが、その後、放流による水位の低下と連日の暑さも加わって酸欠になり死んだのだろう、鯉も死んでいる、とのこと。
 確かに1匹見かけました。Photo_13

 
 その数日後、いつもながら、きれいではない水際に、メダカの群れがいるのをはじめて見かけました。
 20匹ほどの群れで、水面近くに浮きながら遊泳していました。1_r008135820ctc

Img_4127ctc

 
 肉眼ではまったくわかりませんでしたが、後で画像を見ると、お腹に卵をくっつけている個体も数匹は居たようです。Img_4129ct

 しかし産卵するのに適当な水草があり、安定した水位が保たれる環境ではないので、繁殖は難しいでしょう。
 同じところにとどまることはなく、すぐに泳ぎ去って見えなくなりました。
 飼育している個体と比較するとやはり全体に小さめでした。
 飼育管理している場合は3年くらい寿命がありますが、自然界では1年程度と推定されているようで、やはり自然の生育環境は厳しいようです。

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2014年8月 1日 (金)

猛暑に喘ぐカラス、アマサギ、カワウ

 「平年より暑い」という予報の8月がスタート。

 朝、起きると、”当日と週間”の居住地域のピンポイント天気予報と「熱中症情報」を見ることが日課になってしまいました。
  ( http://www.tenki.jp/ )

 当地の熱中症情報 8/1は危険2日は厳重警戒 、3日以降  危険続きになっていますしまいました。
 熱中症は「現代の災害」というフレーズが実感される状況のようです。
 皆さん充分お気をつけてご活躍を。

 7月下旬、猛暑日になった日中、フィールドには口を開けて暑さに喘ぐ鳥の姿がありました。
 当日は救急搬送された人も多く、やはり暑かったようです。

 
●サルスベリ:
 熱暑に映える(?)紅白のサルスベリの花Photo_4

 
●サンゴジュ:
 5月の新緑が害虫に蚕食されて無残な姿を曝していたサンゴジュも葉がすっかり再生してたくさんの実をつけています。
 まだ橙色ですが、熟して赤くなるときれいです。Photo_5

 
●ハシボソカラス:
 黒服で直射日光に曝されて、一番暑そうです。
 危険暑さ指数 31.0℃以上
Img_4313

 
●アマサギ:
 稲穂も伸びた緑の水田脇で、カラスよりマシかな。
 厳重警戒暑さ指数 28.0℃以上31.0℃未満
Img_4303

 
●カワウ:
 いざとなれば池に飛び込めば良いのだから恵まれています。
 なお余談ながら、いつもなら100m以内に近づくとすぐに逃げる警戒心の強い鳥ですが、この時は50mくらいまで近寄っても口を開けてホホをひくひくさせながら喘いでいて逃げませんでした。
 おかげで、これまで目の色がわかる写真はありませんでしたが、(依然として目つきは良くないものの)青みがかったエメラルド色のきれいな目とわかりました。(画像はクリックで拡大します。)
 警戒暑さ指数 25.0℃以上28.0℃未満
Photo_7

 ※暑さ指数(WBGT)(℃):熱中症の危険度を示す指数(単位は℃ですが、気温ではありません)

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