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2014年9月

2014年9月30日 (火)

赤トンボ

 今日も良く晴れた日中は歩くだけでもじっとりと汗ばむような気温でした。
 明日は衣替えと、暦通りには行きそうにありませんが、9月も終わりになりました。

 特別の品種の田圃以外はほとんど刈取りも終わったフィールドには、赤トンボがだんだん増えてきました。
 色も大分赤くなって、しかも単独よりもタンデム(連結)して飛ぶ姿のほうが多いというのも季節が進んでいる証でしょうか。

 川床に蘆などの生えた農業排水路の水量もずっと少なくなり、赤トンボが産卵している光景があちらこちらで眺められました。

 秋もたけなわになりますね。
●赤トンボ(アキアカネ):
   アキアカネの産卵は、♂♀がタンデム(連結)した状態で飛びながら、水たまりや湿った土に♀が腹端をチョンチョンと打ちつけるようにしてう”連結打水産卵です。
 (写真は連続撮影したもの)Photo

Photo_5 21_3 Img_5554_3 Photo_6

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2014年9月29日 (月)

ニラの花に集まるチョウ、その他のチョウなど

 稲刈りに備えて田圃脇の除草がされたあとにニラが生えてきて、9月中旬には小さな白い花畑のようになっていました。S

 そして良く晴れた日中、満開の白い花にたくさんのチョウやハチなどの昆虫が群れていました。
 身近で普通に見かけるものばかりでしたが、花粉や蜜の奪い合いで追いつ追われつの様相を呈していて動きが激しく、なかなか適切なシャッターチャンスが得がたいこともあったのですが、しばらく追っかけをして撮ってきました。

 今回はチョウについて。

●アカタテハ(タテハチョウ科):
 本種だけが、近くではあまり見かけない個体でした。
 前翅は朱色と黒色、後翅は茶色のタテハチョウ。
 ヒメアカタテハに似ていますが、大きさ(前翅長)30~35mmと本種の方が大きく、後翅の色や斑紋などの違いで見分けられます。  
 山地から人家周辺まで幅広い環境で見られます。
 成虫で越冬するため早春から飛びはじめます。
 幼虫の食草は、カラムシ、ヤブマオなどで草地に繁茂しています。
 出現時期3~11月、分布は日本各地。Photo

 
●ヒメアカタテハ:
 たくさん飛んでいます。Photo_2

 
●キタテハ:
 夏型(翅の切れ込みは浅く、表翅色もくすんだ感じの黄橙色です。)と、秋型(翅の切れ込みが深く、翅表はあざやかな橙色(裏翅は紫を帯びた褐色)の個体が現れます。

 ・夏型:Photo_3

 
 ・秋型:Img_5249

 
●ミドリヒョウモン:Photo_4

 
●ツマグロヒョウモン♂:
 (♀もいましたが追っかけはしませんでした。)Photo_5

 
●ナミアゲハ:Img_5224

 
●キチョウ:
 例年は近くでは見かけることが少ないのに、なぜか今年は多く見かけます。Photo_6

 
●イチモンジセセリ:10r0082138_2

 
※以下は同じ日、散歩コースで見かけたもの。
  たまたまニラの花にいなかっただけでしょう。

●ゴマダラチョウ:Img_5359

 
●ヒメジャノメ:R0082053

 
●モンシロチョウ:Photo_7

 
●ベニシジミ:Photo_8

 
●ヤマトシジミ♀:Photo_9

 
●ついでに、シロオビノメイガ:
 足元の草原から飛びだしてきました。
 ・シロオビノメイガ(ツトガ科ノメイガ亜科):
 大きさ(開張)21~24mmで濃褐色に白い帯の入った翅を持つメイガ。
 草原に普通に見られます。昼間から活発に活動していて、草むらを歩くとすぐ飛び立ちますが、すぐに近くの植物の葉裏に隠れるようにとまります(写真)。
 夜間、灯火にも飛来します。
 幼虫の食草はアカザなど幅広い植物。
 出現時期は6~11月、分布は日本各地。R0082078

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2014年9月28日 (日)

初秋に咲いている雑草の花など③アメリカキンゴジカ、ヒレタゴボウその他

 身近なフィールドに咲いている見慣れた雑草の花を散歩のついでに撮ったもので、ゴミ箱に行く前の記事の最後です。

●ノボロギク(キク科ノボロギク属):
 ヨーロッパ原産の帰化植物1~越年草。
 
 頭花は腋性の散房花序状につき、黄色の筒状花からなりますが、まれに少数の小さい舌状花がついていることもあります。
 1年中花をつけ綿毛の種を飛ばしています。Img_5291

 
●アメリカキンゴジカ(アオイ科キンゴジカ属):
 見かけたのは午前11時頃でしたが、既に花はすべて閉じていました。
 本種は熱帯アメリカ原産の帰化植物で、畑、道端などに生育する高さ60cm程度の1年草です。
 直径1.2cmほどで淡黄色の花を次々と咲かせますが、開花時間は晴れた日の午前10時過ぎ頃まで、早々閉じてしまいます。
 花期は8~10月。 以前に少し細かく観察した記録があります。Photo_11

 
●スベリヒユ(スベリヒユ科スベリヒユ属):
 スベリヒユは熱帯から温帯にかけて生育する史前帰化植物。
 畑や路傍、荒れ地に生育しています。葉も茎も多肉質で乾燥には強そうです。
 粘液物質を含んでいて、昔はゆでておひたしなどにして食べたそうです。
 午前中に黄色い花を開きますが、午後には閉じて見えなくなります。Photo

 
●イヌガラシ(アブラナ科イヌガラシ属):
 湿り気のある野原や道ばたに生える多年草。
 枝先に総状花序をだし、直径4~5mmの黄色の小さな十字花を開きます。
 果実は長さ1.6~2cmの長角果で、弓状に曲がっていますが、真っすぐの場合もあります。
 茎に着く葉に切れ込みはありませんが、根生葉には切れ込みがあります。
 花期は4~10月。
 (草姿がよく似たスカシタゴボウは、果実が短く、葉に切れ込みがあるので区別できます。)Photo_2

 
●スカシタゴボウ(アブラナ科イヌガラシ属):
 水田や道端の湿地に生える越年草で、引き抜いてみるとゴボウ根です。
 葉には切れ込みがあり、果実は5~8mmと短い短角果なので、一見似ているイヌガラシと区分できます。花期は4~10月。
 (よく似たイヌガラシは、果実が1.5cm以上と長く、葉の切れ込みがないか、あっても少ないです。)Photo_3

 
●ハキダメギク(キク科):
 熱帯アメリカ原産で、大正時代に帰化したとされ、東京都世田谷のはきだめで初めて見つかったことが名前の由来との説がありましたが後に訂正されたとのこと。
 ともあれ「ヘクソカズラ」などと共に”かわいそうな名前”といわれる仲間の一つです。Photo_4

 
●ヒレタゴボウ(別名アメリカミズキンバイ)(アカバナ科チョウジタデ属):
 熱帯アメリカ原産の帰化植物一年草で湿地などによく生えています。一見チョウジタデに似ていますが黄色い花は大きく、まあまあきれい。葉の縁や先端部は赤紫色に彩られています。
 花弁には葉脈状の筋があります。茎にはより顕著な稜(あるいは翼)あり区別できます。 
 花期は8~10月。Photo_5

 
●アメリカタカサブロウ(キク科タカサブロウ属):
 帰化植物1年草で、タカサブロウに似ていますが、現在、当地では田圃脇や道端に生えているのはほとんどこちらのようです。
 花は直径5~7mm。舌状花は雌性で、筒状花は両性。
 そう果は幅1.9mm、長さ2.4mmほど。花期は9~10月。Photo_9

 
 ・タカサブロウとは、種(そう果)のまわりに“翼”が無いことで区別できます。Img_5419_2

 
●オオイヌタデ;アオゲイトウ;ムラサキアオゲイトウ:ホソアオゲイトウ(?)
  同じ草原の水辺や湿地に生えていました。Photo_10

 
 ・オオイヌタデ(タデ科イヌタデ属):
  高さ1以上になる1年草です。池の端や田圃脇の湿地に淡紅色又は白色の花をつけた個体が混じり合って繁茂しています。
  花序は長さ3~10cmと長く、先端は下垂します。花期は6~10月。
 ・アオゲイトウ(ヒユ科ヒユ属):
  熱帯アメリカ原産の帰化植物1年草。道端や畑地などに生えてすっと直立した茎をのばし、その先に太く短い緑色の花穂をつけます。
  駆除のやっかいな雑草仲間です。花期は8~9月。
 ・ホソアオゲイトウ(ヒユ科ヒユ属):
  熱帯アメリカ原産の帰化植物で、大型の1年草です。
  アオゲイトウに比べて一つ一つの花穂がとても長く伸び、全体として花穂は長く伸びて”ぎっしり”感があります。
  植物全体が緑色ですが、紫紅色を帯びるものもあり、ムラサキアオゲイトウと呼ばれています。花期は8~10月。
 ・ムラサキアオゲイトウ(ヒユ科ヒユ属):
  熱帯アメリカ原産の帰化植物1年草。ホソアオゲイトウの中で花穂が紅紫色になるものです。花期は8~10月。

 
※実のところ、写真だけでアオゲイトウなのか、ホソアオゲイトウなのか、判然としません。  もう少し細部の植物学的観察が必要のようですが、素人にはここまでです。Photo_8

                  (完)

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2014年9月27日 (土)

初秋に咲いている雑草の花など②シマツユクサ、ハナイバナ、ザクロソウ、その他

 身近なフィールドに、秋の雑草がそれぞれの花をつけています。
 ついでに撮ったものが溜まってきたので、ゴミ箱に行く前の記事、の続きです。

 
●シマツユクサ(ツユクサ科):
 日本の九州以南や琉球列島に分布する1年草で、本来は分布域ではない当地でも、シマツユクサが、限られた範囲の草地で毎年観察できるようになっています。
 この秋、偶然に、定着している草原の近くの畦道で、雑草に交じって一株花が咲いているのを見つけました。
 物理的には隔絶したところで、どうやって移動したのでしょう。
 当地での開花期は7~9月頃。1

 
●ツユクサ(ツユクサ科ツユクサ属):
 田圃脇や水路脇の湿地に群生しています。まれにシロバナも見つかります。
 除草剤をあびたところでは、そのあおりで”シロバナまがい”になった花も隣り合って咲いています。
 花は半日でしぼみます。花期は6~10月。2p9202314

 
●イボクサ(ツユクサ科イボクサ属):
 イネの収穫まえ頃から、水田の畦際や泥の溜まった水路などの湿地に繁殖している1年草です。
 ツユクサの仲間で、開花は午前中で、午後には閉じています。
 花は淡紅紫色の3弁花ですが、稀に4弁花もあります。茎の先や葉腋に単生します。
 花期は9~10月。3

 
●ハナイバナ(ムラサキ科ハナイバナ属):
 畑や道端などに生える1~越年草。花は直径3mmほどの小さな淡青紫色で、花冠は5裂しています。花期は長くて3~12月。
 小さな花に、小さなキタヒメヒラタアブ(またはミナミヒメヒラタアブ)♂が来ていました。4

 
●ザクロソウ(ザクロソウ科ザクロソウ属):
 畑地や道ばたに生える1年草。草丈は高さ10程度。
 葉の付け根から、細い柄を伸ばし、その先の集散花序に直径約3mmの小さな白~黄緑色の花をつけます。花期は8~10月。5

 
●キツネノマゴ(キツネノマゴ科キツネノマゴ属):
 野原や道端に生える1年草。小さな花をつけますが拡大して見るとなかなかのものです。
 花期は8~10月。
 なお、白い花をつけるものもあるそうですが、まだお目にかかったことはありません。6

 
●ツルマメ(マメ科ダイズ属):
 野原や道ばたなどに生えるつる性1年草で、草地の雑草に絡んで繁茂していました。
 葉腋から出た総状花序に長さ5~8mmの淡紅紫色の蝶形花を3~4個つけます。
 花後豆果が出来ます。鞘には2~3個の種子が入っています。花期は8~9月。7

R0082255

                (続く)

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2014年9月26日 (金)

ダイサギとチュウサギ

 稲刈りも終盤の9月中旬のフィールドで。

●チュウサギ:
 稲刈り後の田圃にやって来たチュウサギ。
 水路に下りることはほとんどなく、田圃の餌採りにも行かず(行った後だった?)、暇そうに羽繕いなどしてリラックスしている様子でした。
 ・チュウサギ1:Img_5304_1

Img_5304_2

 
 ・チュウサギ2:Img_5304_1_2

Img_5304_2_2

 
●ダイサギ:
 一方、水路に下りたダイサギは、”長すぎる”首を長く伸ばして川魚を狙っていましたが、なかなかうまくいかない様子でした。

 ・ダイサギ1:Img_5207_1

Img_5207_2

Img_5207_3

 
 ・ダイサギ2:Img_5344_1

Img_5344_2

 ※同じタイミングで観察できると、チュウサギの口角(嘴の付け根から目の下に伸びる線)は眼の位置と同じ位であるのに対して、ダイサギの口角は眼より後ろまで延びていることで、両者の違いがわかります。

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2014年9月24日 (水)

稲刈りの田圃に集まるサギ仲間

 毎年の稲刈りシーズンに繰り返される定番風景です。
 近郊では、今年は8月の天候が不安定で、9月になっても初旬は稲刈り日和に恵まれなかったため、全般的には収穫作業は例年より遅目になっていたように見受けられました。

 そしてたまたま初旬の終わりで晴天に恵まれた日の昼前、通りかかったいつもの”集合場所”に、サギ仲間が大集合していました。
 この時間には、まだ近くの田圃では収穫作業は行われていなかったからでしょう。

●サギ仲間大集合:
 (画像はクリックで拡大します)Img_5088

 
 ・頭から首にかけて亜麻色羽のアマサギも少数交じっていました。
 (写真中央)Img_5091

 
 ・そしてコサギ(一番小柄で、嘴は黒色、足指が黄色)もいました。
   (写真手前)Img_5095

 
●そしてお昼が過ぎてから、再び通りかかったところ、近くの田圃1枚で、大型のコンバインが稼働していて、大集合していたサギ仲間が一斉に移動して、コンバインの収穫跡につきまとっていました。
 そして飛びだしてくるバッタや這い出してくるアメリカザリガニ、また特に好物のカエルを盛んに捕食しているらしい様子が眺められました。
 (画像はクリックで拡大します)Img_5151

 
 ・チュウサギが絶対多数を占める中にアマサギがいて、さらにクロサギならぬカラスまで一緒になって、うろついていました。Img_5156

 今年の作柄はどうだったのでしょうか。
 まだ近くでは収穫作業のはじまらない田圃が点在している昨今です。

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2014年9月22日 (月)

初秋に咲いている雑草の花など①アサガオ類やハギその他

 ささやかな運動がてら、降らなければ出かける身近なフィールドに、秋の雑草がそれぞれの花をつけています。
 もう毎年のことで見飽きるほど目にするもので、特別の関心はありませんが、ついでに撮ったものが溜まってきたので、ゴミ箱に行く前に掲載。

●ノアサガオ(ヒルガオ科サツマイモ属):。 
 頑健なつる性多年草で、茎は旺盛に伸びて10数mに達します。除草作業をする方は本当に苦労されています。
 花は直径6cmほどの小ぶりで、紫色の中心部は白くなります。
 開花期間は長く、6月~霜が降りる11月まで咲き続けています。今頃が一番きれいでしょうか。
 種子は探すと稀に見つかりますが、ほとんど出来ません。Img_5161

 
●マメアサガオ(ヒルガオ科サツマイモ属):
 北アメリカ原産つる性1年草の帰化植物。
 直径1.5cmほどで白色の花を1~2個つけます。薄紫色の花もあるようですが、当地では見かけません。
 葯は赤紫色。花期は7~10月。R0082073

 
●マルバアメリカアサガオ(ヒルガオ科サツマイモ属):
 熱帯アメリカ原産つる性1年草の帰化植物。全体に短毛があってざらつきます。葉は心臓形です。
 直径3cmほどの淡青色のロート形の花をつけます。
 萼は線形に5深裂し、すぐ下に苞葉が1対あり、萼片は果時に著しく反り返るのが特徴です。
 花期は8~10月。Photo

 
●ルコウソウ(ヒルガオ科サツマイモ属):
 熱帯アメリカ原産つる性1年草の帰化植物。
 茎はよく分岐して他物に巻き付き、長さ数mにも延びます。
 葉は中肋まで線状に深裂した長楕円形で、ほとんど無柄で互生しています。
 葉腋に花序を出し、直径3cmほどの星形の深紅色の花を1~2個つけます。
 花期は8~10月
 (なお花がよく似ていますが葉が裂けずハート形のマルバルコウがありますが、既に除草作業で刈り取られていました。
 丈夫なので、今から“復活”して花が見られるようになるかも知れません。)Photo_2

 
マルバハギ(マメ科ハギ属):→ヤマハギ*の間違いでした。
 秋の七草」のひとつです。
 落葉低木で、草本のような性質もあります。
 初秋から葉腋に長さ1.5cmほどになる紅紫色の蝶型花を塊のように多くつけます。
 名前とおり、小葉は円形に近い楕円形で三出複葉です。
 *ヤマハギ(マメ科ハギ属の落葉低木、花期7~9月、果期10月)は、葉柄の短い葉(三出複葉)の腋から長い花軸を出して総状に花をつける。

 なお、遠目には似ているマルバハギ(マメ科ハギ属の落葉低木、花期8~9月、果期10~11月) は、葉柄の短い葉(三出複葉)の腋に短く詰まった花序をつけるので、近くで観察すれば区別できます。P9202313

 
●アレチヌスビトハギ(マメ科ヌスビトハギ属):
 北米原産の帰化植物1年草。
 花は長さ6~9mmで、旗弁の基部に黄緑色の2つの斑がある紅紫色の花をつけるので、容易に多種と区別できます。何となく”頬被りした泥棒の顔”のようにも見えます。
 扁平な果実は3~6節に分かれ、表面にはカギ状に曲がった毛が密生していて“強力なひっつき虫”となり、衣服につくとなかなか取れなくて泣きたくなるほどです。
 花期は7~9月。Photo_3

 
●アキノノゲシ:
 葉に切れ込みのあるものと、切れ込みのない細い葉を持つものがあり、こちらはホソバアキノノゲシとして別に記載されることもあります。
 たいてい両者は同じ環境にとなりあって生えています。
 また株によってはどちらともつかない(茎の上の方は切れ込みのない細身の葉で、下の方は幅広で切れ込みがある葉になっていたりして、素人にはどちらとも分からない株も見かけます。
 花期は8~11月。R0082066_2

 
●ミズワラビ(シダ植物門ホウライシダ科に属するシダですが、分類によってはミズワラビ科):
 シダ植物で花は咲きません。
 近郊の水田地帯では比較的よく見かけられる一年草。秋に胞子をつけて繁殖します。
 かつては食用にされたと聞きましたが、現在、一般的には除草剤や生育環境の変化のためか、他の多くの水田雑草と共に姿を消した地域が多いようです。
 シダとしては珍しい水草で、水中でも容易に育つため、アクアリウム愛好家の間では人気の水草、”ウォータースプライト”と呼ばれて流通しているようです。Img_5343

                 (続く)

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2014年9月21日 (日)

秋の香り/風情が漂って

 ご近所のどこからか、キンモクセイの甘い香りが漂ってきます。
 我が家での開花は例年ご近所より遅く、10月初旬になりますのでもうしばらく先のことですが・・・

●ヒガンバナ:
 近隣のヒガンバナの名所では今が盛りのようで、500万株もの花が咲いて一面赤い絨毯を敷き詰めたような公園は、この時期入園有料というニュースも聞かれます。
 散歩コースの田圃脇のあちこちにも点々と咲いていて、十分きれいです。Photo

 
●コスモス:
 畑沿いの道に咲いた一叢のコスモスがきれいです。イチモンジセセリが吸蜜していました。Photo_2

 
●ヤブラン:
 庭植えの、増えすぎて困る丈夫なヤブランです。
 抜いても刈っても生えてきて、気がつくと花が咲いています。R0082103

 
●ニイタカホトトギス(園芸種):
 はびこって困る在来種ホトトギスに比して、毎年やっと数株が在来種より早く、遠慮がちに花をつけます。
 居心地が悪い環境なのでしょうか。R0082102

 
その他。
●ハエドクソウ:
 いつの頃からか侵入してきた雑草です。
 放任すると出来た種が飛んであちらこちらに生えてくるので、やはり邪魔になり除草しますが、今シーズンもバラの株元に隠れていた一株が大きく伸びて花をつけていました。
 種が熟して落ちる前に処分しなくては。
 (種にはかぎ爪がついていて、衣服や動物の毛などにくっついて運ばれ広がっていきます。)Photo_3

 
●ヒメシロアサザ(絶滅危惧種):
 屋外メダカ水槽に数年来、途絶えることなく”住み着いて”いて、この時期になると直径8mmほどの特徴のある白い4弁花を午前中に開いています。Photo_4

 本種は、”関東以西の溜め池、水田、休耕地などで見られる浮葉性の多年草ですが、溜め池の減少や生育環境変化などで個体数は減少して、現在は絶滅危惧種になっています。

 そう聞くと、いかにもひ弱な植物かと思われますが決してそのようなことはなく、数年前に田圃の畦際に生えていた一株を採取して、屋外飼育のメダカ水槽に植えたところ、爾来、途絶えることなく夏になると増えて困るほど旺盛な繁殖を示します。
 むろん(増えすぎた分を刈り取って除草する以外)特別の管理などしませんが、メダカの排泄物や、食べ残した餌などのBOD物質を栄養源にして、水質浄化に貢献しながら生育しているので、この場合はありがたい存在なのです。

 もし水田が同じような環境を提供すれば、あっという間に水田を覆い尽くしてしまうのではないかと勝手に想像するのですが・・・。 

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2014年9月20日 (土)

秋の公園樹の果実など

 確実に季節が進んでいるなと感じる公園樹の果実など。
 夏の天候の影響なのかどうかわかりませんが、まだ未熟ながら、いずれの樹種についても例年より木の実の付き方が多いようにみえました。
 多くが野原に食べ物が少なくなった冬の間、鳥(ヒヨドリなど)の大事な食糧になりますので、今冬は食糧事情は少し安心できるのでしょうか。

●サンゴジュ:
 鈴なりの実が赤くきれいに熟しています。Img_5267

 
モッコククロガネモチ(雌株)
 まだ青く小さな丸い未熟果ですが、熟すと赤くなります。P9182282

 
●ピラカンサ:
 同じく未熟ですが、例年に増して、びっしりと結実しています。
 やがて赤く熟します。P9182284

 
●ネズミモチ:
 公園樹だけでなく、規模の大きな生け垣にされた樹にもたくさん結実しています。
 黒紫に熟すと、鼠の糞のようにも見えますが、小鳥には人気の果実です。P9182290

 
●アキニレ:
 翼のある実なので、それを外して中の小さな種を食べるのに適した短い嘴をもつマヒワなどの小鳥たちが晩秋から群れになってやって来て食べています。Photo_2

 
●エンジュ:
 冬の間、遅くまで”手つかず”で残っていますが、結局ムクドリや、特にヒヨドリの餌になるようです。Photo_3

 
 ※その他公園ではありませんが、ついでに掲載。

●アオツヅラフジ:
 国道の車/歩道分離帯植栽に絡んで生えていました。
 鳥が食べて種を運び、こんなところにも生えるのでしょう。
 果面は白粉を帯び、径は5~8mm球形で青紫の実はきれいです。Photo

 
 迷惑ツル植物仲間
 ●ノブドウ:
 金網フェンスに絶えることなく繁殖して毎年変わらずたくさんの実をつけています。Photo_4

 
●スズメウリ:
 農家の庭木に絡んでまだ緑色で小さな丸い実をつけていました。
 晩秋には灰白色に熟します。小鳥の卵のようでもあり、特に冬枯れのフィールドに残っているとどこか郷愁を誘う季節感と情緒のある風景・雰囲気を醸し出します。Photo_5

 なお、カラスウリもフィールドにあるはずですが、まだ見ていません。

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2014年9月18日 (木)

初秋見かける、身近なフィールドの昆虫(バッタやベッコウガガンボなど)

 ようやく秋らしさを感じられるようになった中旬の1日、デジカメをぶら下げて散歩コースのたんぼ道から草地堤防、そして公園まで一回りしました。

 種によって生活史が異なるため、一律ではありませんが、世代交代の準備が着々と始まっている様子でした。

●トノサマバッタ:
 草地の足元から”佃煮に出来る”ほどたくさん飛びだしてきます。
 地中に卵を産みつける準備をしているペアーもいろいろ。Photo_15

 
ヒナバッタ
 神経質で、イナゴよりも小さなバッタです。近寄るとすぐに逃げてしまいます

 →クルマバッタモドキの間違いであることが分かり後日訂正しました。Photo_20

 
●オンブバッタ:
 オスの小ささが強調されるお姿です。R0082087

 
●ウスイロササキリ:
 イネ科植物の葉にとまると目立ちません。また近寄るとススッと葉裏に回り込んで隠れる習性があり、撮りにくい被写体です。Photo_21

 
●マメハンミョウ:
 ”毒虫”です。見かけも”ヤクザっぽい”でしょう。
 農道や舗装遊歩道にもたくさんうろついていました。中には踏みつぶされて腹端から黄色い卵がとびだしていたり・・・
 地中に産みつけられたイナゴやバッタの卵の近くに卵を産みつけると成虫は死に、孵化した幼虫はバッタの卵を食べながら成長するという生活史をです。
 地面をうろついているのは、地中に産まれたバッタの卵を探しているのでしょう。Photo_16

 
●ベッコウガガンボ(雌雄):
 ヤマブキの葉裏で交尾中のところをお邪魔しました。そのためピンぼけです。
 櫛歯の触角があるのが♂です。Photo_2

 
●ビロウドサシガメ:
 石の下、落ち葉の下、植物の根際などの地表を歩き回って、小昆虫や多足類を捕らえて食べるいることがほとんどです。
 そのため通常はほとんど目にすることがありませんが、今頃には舗装遊歩道に這い出してゆっくり歩いていることが多く、写真撮りのチャンスです。
 珍しくもありませんが・・・Photo_18

 
●ハッカハムシ:
 ハッカ、ホトケノザ、アオジソなどの葉を食べますが、こちらも普段は目にすることがほとんどありません。
 上翅は金銅色に鈍く光り、縦に並ぶ丸い平滑隆起があるのですぐに本種とわかります。 
 触角や肢、また腹面は紫色に光ります。Photo_19

 
●スカシヒメヘリカメムシ:
 クズの葉についていた小さなカメムシです。R0082084

 
●アカヒメヘリカメムシ:
 同じように小さなカメムシで、やはりクズについていました。R0082086

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2014年9月15日 (月)

ミズオオバコ/(絶滅危惧種)、ウリカワ

 先月下旬、環境モニタリングの専門家から、かつては迷惑水田雑草の一つであって、今は絶滅危惧II類(VU)(環境省レッドリストに指定された「ミズオオバコ」が、近くで見つかったと伺っていました。

 数年前、新聞の地域ニュース面に「ミズオオバコ再発見」の記事が掲載され、少し遠く不案内なところでしたが、最寄りの警察署に立ちよって道を聞いたりしながら、生育地まで観察に行ったことがありました。
 それ以来のニュースです。
 さっそく観察に行きました。
 場所ははじめて聞くところですが、歩いて行ける近いところで、幹線国道の走る市街地からほんのわずかに水田地域に入ったところ。
 現地は、農業用幹線水路の枝線の末端で、いわば”盲腸“のような幅50cmほど、延長50mほどの”水溜まり“。
 上流に水源はなく、雨水以外には、両脇の田圃からさして太くない塩ビの配水管が2本出ていて(下の意写真手前)、ここから流れ出るのが唯一の“水源”で、一般生活排水などの流入もありません。
 水路の下流先は埋設PC管(写真奥)になっていて、その出口は一段下がった別の枝水路に落ちるようになっているため、構造的には”縁が切れて”います。
 そのようなわけで、独立した小規模の”溜め池”環境になっています。2014823_2

 
 ごく浅い池のような水溜まり状態になっている水面には、一面に浮き草が繁茂し、水面上に、ミズオオバコの花がたくさん咲いて目立っていました。
●ミズオオバコ:823
 (8月下旬撮影)

 
 初めのうちはミズオオバコだけに目を引かれて気がつきませんでしたが、同じ水路の奥まったところに、しばらく目にすることがなかった「ウリカワ」が、今まで(他の地域で)観察した中では一番元気よく生えていて、こちらも白い花をつけて小さな群落を形成しているのを観察しました。
●ウリカワ:Photo

 写真を撮っていたら、たまたま近くで農作業をしていた農家の男性が、“この頃、何だか白い花がいっぱい咲いているんだよ、珍しいものかい?”と声をかけられました。
 ご近所では、どちらも、もはや”難防除性の水田雑草”との認識は持たれていない存在のようです。

 
☆再びミズオオバコ:
 ・それから2週間ほど後、少し水量が減っていて、花の下にある筒状の苞が水面上に出ているのが観察できました。
 葉の大きさは水没していて今ひとつ全体がよく分かりませんが、小ぶりのようです。
 苞には縦に数本の翼があり、波状に縮れています。99

 
 ・そして更に1週間後の9月中旬には、まだ緑色でしたが、若い果実が出来ているのが観察できました。Photo_2

 農閑期にはおそらく干上がってしまうのではないかと推測される排水路です。
 今後どのような経過をたどるのでしょうか。

●ミズオオバコ(トチカガミ科ミズオオバコ属):
 湖沼や溜め池、水田などに自生する1年草の水草で、かつては水田における主要な水田雑草の一つでしたが、適切な除草剤や、水田の環境変化、また溜め池の埋め立てや水質汚濁などにより生育数は激減して、現在は絶滅危惧II類(VU)(環境省レッドリスト)に指定されています。
 ただひ弱な植物ではなく、条件さえ合えばすぐに繁茂してくるようです。
 富栄養の浅い水域に多く、沈水状態で生育して、葉の大きさは5~40cmと環境によって変異が大きく、水深が深いところのほうが大型化する傾向にあるそうです。
 8~10月にかけて、水面に花茎を伸ばし、3枚の花弁をもつ径約3cmで、中心部は黄色、周縁部は淡い紅色がかった白い花をつけます。花は一日花です。
 花の下には、筒状の苞があり、縦に数本の翼があり波状に縮れています。
 基本的に1本の花茎に一つの花をつけますが、複数の花を開花させることもあります。
 花が咲き終わると花茎は短縮して水没しますが、種子が熟すと再び水面に現れて、果実は三裂し、水面に種子を散布します。
 

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2014年9月13日 (土)

「五十鈴玉」(多肉植物メセンの仲間)

 しばらく不安定な天気が続いていましたが昨日から日中晴れて、明日まで日中は雨の心配はなく晴れという予報です。
 久しぶりに近くの大型ホームセンターを覗いてきました。
 3連休の初日ということもあってペットコーナーも花卉園芸コーナーも賑わっていました。

 多肉植物コーナーではおなじみのサボテンをはじめ多数の多肉植物が並んでいます。
 そして、これまで、何度となく買っては枯らしている“メセンの仲間”(多肉植物のハマミズナ科植物全体が「メセン類」や「メセンの仲間」と呼ばれています)で、フェネストラリア属の[ 五十鈴玉 ]という小鉢に、直径3cmほどの白い花が1輪開いているのが目にとまり、性懲りもなく衝動買いをしてきました。
 育て方は、寒さには比較的強く、暑さや強光に弱いという性質をわきまえて、6~8月は断水ぎみで強光下には置かず、9~5月ぐらいは月に2度ほど灌水するという、基本的な管理は、現在”飼って“いるロゼット形で春秋生育型の多肉植物ハオルチ・アオブツーサによく似ていています。
 花は夕刻には閉じて、翌日,光が当たると開きます。
 同居させておけば、来年も花が咲かせられるでしょうか。

●五十鈴玉(フェネストラリア):
 株は大きくなりますが、個々の植物体の高さは5cm程度で大きくなりません。R0082158

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2014年9月 8日 (月)

中秋の名月

 今夜は中秋の名月、15夜、そして白露。

 昨日は朝からそれなりの雨模様でしたが、幸いにも午後6時頃から東の空の雲が切れて、8時頃にはきれいな月が眺められました。

 そして今日の天気予報は終日どんよりした肌寒い曇り空で、名月は望むべくもありません。
 昨日からわかっていた天候ですから、昨日の月を撮っておきました。

 中秋の名月は前夜の少し欠けた名月で代用です。Img_5083t

 
 ツヅレサセコオロギが鳴いて、カネタタキが、まだ勢いはありませんがチンチンチンと途切れがちに鳴いています。
 

 ・昨年2013年9月19日(木)の中秋の名月記録。

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2014年9月 5日 (金)

アイスランド周遊の旅8日目/9日目(アイスランド北西部景勝地の滝や温泉を巡り、その後、帰国の途へ)(完)

  アイスランド周遊の旅8日目:

 アイスランド北西部景勝地の滝や温泉を見学、その後→帰国の途に→機中泊

※8日目マップ:8_3

午前:
 アイスランド北西部観光(オプショナルツアー)へ:

●バスでホテル出発:
 レイキャヴィークから国道1号線を島の西側に沿って北上。
 クヴァルフィヨルズルの向こうにレイキャヴィーク市街を遠望しながら、フィヨルド下のトンネルをくぐり、通り抜けるとスナイフェルス半島の西端にあるスナイフェルスヨークトルが遠望できました。
 (ここは、ジュール・ベルヌの小説「地底探検」(1864年) に登場したことでも有名です。)
 その後、ボルガルフィヨルズルが見えてきます。
 ここに架かる大きな橋を渡るとしばらくで、ボルガルネースに至ります。8

 
●ボルガルネース:
 トイレ休憩後、ここから内陸部に入り、40分ほどで湯煙が上がるディルダルトゥングヴェル温泉の源泉に到着。8_2

 
●ディルダルトゥングヴェル(Deildartunguhver)温泉:
 ここは1978年にアイスランド国立公園に指定されています。
 「180リットル/秒」、という世界最大の湧出量を誇る温泉源ですが、他に特別の“観光施設”などはありません。
 ○溶岩の間から熱湯が吹き上がり、また湧き出しています。Photo

 
 ○海抜は19mしかないので、温泉は、源泉の近くに設置されたポンプ室施設からまっすぐに伸びる銀色のパイプラインによって、ボルガルネース、さらにアクラネースまで24時間で圧送され、暖房用熱源として利用されているそうです。
 この種のパイプライン設備では世界最長の総延長74kmで、また源泉温度は100℃(212度F)、ボルガルネースでは77℃、アクラネースでは73℃、利用末端での温度は65℃と、傍らに立つ案内板に説明がありました。
 近くに無人の農産品売り場があり、真っ赤なトマトが並べられていました。Photo_2

見学後、フォロインフォッサル、そしてその少し上流にあるバルナフォッサルに向かいます。バスで約20分程でした。

 
●フロインフォッサル:
 フロインフォッサルは、湖や川から流れ落ちる普通の滝と異なり、氷河が溶けて溶岩台地にしみ込んだ水が、周辺の1kmに渡って、川壁の溶岩のすき間からグヴィートアゥ川へ流れ落ちているのです。1

2

 滝を眺めながら遊歩道を上流に向かうと、ほどなくバルナフォスがあります。

 
●バルナフォス:
 ○対岸に橋が架けられています。
 橋の上から下流が先ほど見てきたフロインフォッサル(写真左)で、上流側がバルナフォス(写真右)です。
 橋の手前にはバルナフォス(『子ども達の滝』の意)の由来を記した案内板がありました。(→”伝えられるところに寄れば、その昔、クリスマスのある日、集会に参加するために二人の子供を家に残して出かけた母親が、帰宅した時に子供達の姿が見えず、川に向かった足跡があったので探しに行くと、(当時は川を渡れる橋のような岩があったが) 2人の子供はその“岩の橋”から川に転落して溺れ死んでいたということで、嘆き悲しんだ母親が、二度とこのような悲劇が起きないようにと岩の橋をたたき割った、という悲しいエピソードから名付けられた”のだそうです。)1_2

 
 ○バルナフォスは小規模ながら水量が多く、勢い良く流れ落ちている水と溶岩台地の対比が美しい景観を呈しています。
 残雪の山も遠望できました。2_2

 
●見学後バスで20分程の近くの村レイクホルトへ:Photo_3

 
●レイクホルト:
 首都レイキャヴィークからは108kmのところにある、千年以上の歴史あるという小さな村です。
 古くから温泉が湧き出していたそうです。村には学校や教会などがまとまって建ち、その周りには牧草地が広がっています。

○赤い屋根のレイクホルト教会です。P9042208

 
 ○オールドチャーチの建物が保存されています。Photo_4

 そして、ここは13世紀の作家・学者・政治家のスノッリ・ストゥルルソンが住んだところとしても有名です。
  ○スノッリを記念して創立されたスノッラストーヴァがあり、建物の入り口にはスノッリ・ストゥルルソンの銅像が立っています。Photo_5

 
 ○スノッリ・ストゥルルソンは友人と共に、自らが造った露天温泉風呂を楽しんだということで、サウナその他の施設(遺構)や露天温泉風呂浴槽跡が残されています。
 ちなみに露天温泉風呂(遺構)の大きさ(長径)は4m、深さは0.7~1mという。Photo_6

 (余談:なお、レイクホルトはアイスランドでも有数のオーロラ観測スポットだそうで、日本の国立極地研究所が、レイクホルトから車で5分ほどのところにある農家に委託し、観測機器を設置、毎日オーロラのデータを集めているということでした。)

●この後、帰国に備えて午前11時過ぎ、早めの昼食を済ませます。

 
○食後、レイキャヴィークに戻る途中、馬牧場に立ち寄り。
 旅行中にはなかなか近くで見る機会がなかったアイスランド馬に間近でお目見え。
 茶色の馬は一般的で面白くなくて、”黒毛に白いたてがみ”の馬こそ、見るべき馬なのだと強調されました。
 普通の茶色の馬の優しい目つきが良かったのですが・・・Photo_7

 
○さらにアルミ精錬プラント前で写真ストップ。Photo_8

 その後一度ホテルに立ち寄り、午前中別行動のグループと合流してからケフラヴィーク空港に向かいました。

 
●帰国の途へ:
 ○ケフラヴィーク空港:Photo_9

 
○ケフラヴィーク18:00発、空路、日航チャーター直行便にて帰国の途へ。(所要時間約12時間10分):Photo_10

             (機中泊)

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●9日目:
  成田空港にほぼ定刻の15:10 帰国。

               (完)

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2014年9月 4日 (木)

アイスランド周遊の旅7日目(終日、首都レイキャヴィーク市内観光など)

アイスランド周遊の旅7日目:

 首都レイキャヴィーク市内観光→アイスランド版露天風呂「ブルーラグーン」→レイキャヴィーク泊

   ホテル発、バスでアイスランドの首都レイキャヴィーク市内観光に。
 ここは世界最北にある「最も空気のきれいな首都」と言われ、アイスランド全人口の約6割が周辺に集中している都市です。市内観光後、ブルーラグーンで入浴も。

※午前:
 あいにくの雨模様でした。防風・防水ヤッケ着用だけでほとんど大丈夫でしたが。

●ホフジハウス(レイキャヴィーク迎賓館):
 おしゃれな個人住宅かと思えるほど、そのたたずまいは謙虚なものです。
 1986年10月、冷戦終結のきっかけとなったレーガン・ゴルバチョフ会談が行われたことでも有名に。
 会談の地に選ばれたのは、アイスランドの首都レイキャヴィークがニューヨークとモスクワの中間にあたるため、また周辺は見通しが効き、安全警備上も優れた環境だからとのこと。Photo

 
●レイキャヴィーク漁港(古い港、オールドハーバーと呼ばれています):
 ・漁業立国の中心漁港として発展してき港。
 港の東部地区に、コンサートホールと会議場の複合施設である「Harpa」が望まれます。
 2007年に建築開始、斬新なデザインの建物で、異なる色の不規則な形のガラスパネル張りの鉄骨構造。
 建設中に国の財政危機で工事が中断されましたが、その後立ち直り2011年5月に完成。
 しかし今も巨額の投資を回収しきれない状態が続く”金食い虫”である、というガイドさんの話。いずれは改善されることでしょう。
 尖塔のハトルグリムスキルキャ教会も遠望できました。Photo_2

 
 ・この港からホエールウォッチング観光船も出ています。
 また向こうに見える青い建物ホフニン(Hofnin)は、魚料理、温野菜添え、アイスランドパンケーキなどが食べられるレストラン。
 周辺には古い面影の波止場風景も広がっています。Photo_3

 
●大聖堂と国会議事堂(アルシング):
 ・大聖堂:(写真上)
 大聖堂は国会議事堂に隣接しています。
 アイスランドにキリスト教が伝来して以来、この地にあったと考えられているそうです。
 現在の建物は石造りで、1788年から1796年に建てられたもの。
 ルター派の小さな教会ですが、1874年にはアイスランド国歌が初めてこの教会で演奏され、1918年にはアイスランドの主権が、1944年にはその独立がこの教会で祝福されているというように、アイスランドに歴史に深く関わっています。
 ・国会議事堂:(写真2枚目)
 現在の国会議事堂は、1881年に建てられた、玄武岩の外壁をもつ建物。
 国会は世界最古の民主議会の名前を残し、アルシングと呼ばれます。
 国会議事堂の壁には、ドラゴン、鳥、牛、巨人の4つのレリーフが彫られています。
 昔デンマークがこの地を征服しようとした時に、それを防いだアイスランドの守護神なのだそうです。守護神はアイスランドのコインにも描かれています。
 なお世界最古の民主議会アルシングは、1800年頃、ここに移されるまでは、地球の割れ目「ギャウ」(現在シンクヴェトリル国立公園)で行われていました。
 国会議事堂の正面オイストゥル広場には19世紀独立運動のリーダー、ヨゥン・シグルズソンの銅像が建っています。(写真3枚目)
 台座には彼に従う人々の様子を表現したレリーフが埋め込まれています。(写真4枚目)
 彼はアイスランド独立運動の中心ではありましたが、学者で、暴力に訴えることはせず、学校を設立して医学や法学の普及に尽力したのだそうです。
 そして、生前には独立は成らなかったものの、その意志を継いだ人々によってデンマークから独立を勝ちとったその日、1944年6月17日、独立記念日はまさに彼の誕生日だったそうです。Photo_4

 
●街歩き:
 ・小雨の降る中、おしゃれな郵便局、石畳のシックな街並み、ティー&カフェ店など眺めながら、レイキャヴィークのメインストリートであるロイガヴェーグル通りなども散策。
1

 
 ・交差点の向こうに首相府:
 ライキャルガータ通りを挟んで、市バスターミナルの向かいに見えた首相府。
 建物は1756年に建設され、監獄として使われていた、とガイドさんから伺い、驚きました。
 その後、大統領兼首相府となり、1996年に大統領府が移動して、現在は首相府になっているのです。
 建物の前には左右に銅像が建っていて、(左の銅像は写っていませんが1874年に自治拡大を認めた憲法を発布したデンマーク王、クリスチャン9世だそうで)、右の銅像がアイスランド初の首相ハンネス・ハフスティン。
 石畳の道路を歩いて行くとその先工事中。何かと思えば温泉給湯パイプの敷設現場という。
 .なるほどこうして各家庭にもお湯が行き渡っているのです。2

 
 ・チョルトニン湖周辺:
 チョルトニン湖は市街地の中心にある湖。レイキャヴィーク市民の憩の場で、カモメやカモ類、また白鳥の親子など、たくさんの水鳥の姿が見られました。
 湖の周辺には、古い建物の並ぶ旧市街や、国会議事堂、レイキャヴィーク大聖堂などが展望できる、落ち着いた美しい景観が広がっています。
 また一角にユニークなモニュメントがありました。雨の中でじっくり撮れなかったのですが、大きな石の箱を頭からすっぽり被った人物。
 頭の硬い(石頭の)お役人像、とか、見る人が自由に鑑賞すれば良いのだそうです。
 まさにユニーク!
 ・またチョルトニン湖に浮かぶように建っている近代的な建物は市庁舎で、1991年に建てられ、地上3階、地下2階、湖に面してカフェテリアもあるユニークな近代建築です。Photo_5

 
 ・市役所内には、アイスランドの5万分の1の立体模型が展示されていたり、眺めの良いカフェなどもあったりして、雨降りの市内観光時の休憩にちょうど良いところでした。5

 
●ペルトラン:
 ペルトランとはアイスランド語で『真珠』の意味。
 ここはレイキャヴィークの貯湯タンクを改築した複合施設で、レイキャヴィークの小高い丘の上にあるドーム状の建物。
 1991年に改築され、貯湯タンクだけでなく、レストランやショップ、展望デッキやサガ博物館があり、最上階は回転式の展望レストランとなっていて、2時間ほどで1周し、レイキャヴィークの街を一望できます。
 また近隣の地熱発電所から送られてきた熱水を一旦ここに貯め、ここからレイキャヴィーク市全体にお湯が供給されているという、まさに温泉大国、アイスランドです。Photo_6

 
●ハトルグリムスキルキャ教会:
 レイキャヴィークのシンボルとも言われる、最も目立つ建物でルーテル派の教会。
 教会の正面には、西暦1000年にアメリカ大陸を発見したというレイブル・エリクソンの銅像が立っています。
 1930年、世界初の民主議会アルシング発祥1千年を祝って、アメリか合衆国から寄贈されたのだそうです。
 (画像はクリックで拡大します)Img_2218

Photo_7

 
 この後、 昼食に。

●昼食:Photo_8

 
※午後:
●ブルーラグーンへ。
 ・ブルーラグーン:
 ここは豊富なミネラルを含む白濁したアクアマリン色の”露天風呂“が、約5,000平方メートルにわたって湖のように広がる世界最大の「露天温泉」(水着着用)。
 温泉水は自然湧出温泉ではなく、背後にそびえるスヴァルツェンギ地熱発電所から供給されています。
 地中2,000メートルから噴き出す蒸気と熱水のうち、蒸気は発電機のタービンを回し、分離された使用済みの温熱水は豊富なミネラルを含む温泉用水として蓄えられ「ブルーラグーン」の泉源となっています。
 排水は70℃以上あり、それを約38℃に調節して供給されています。
 舐めると塩辛いです。
 (画像はクリックで拡大します)1img_2223

22

 
 ・電子式のローッカールームで水着に更衣し、シャワールームで全身を洗って通過し、露天温泉へ。3p9042139

 
 ・白濁したお湯は、乳液やクリームの原料として使われるシリカ(ケイ素)、塩分その他を多く含んでいて美肌効果があると評判で、老化防止にとシリカの泥パックを顔に塗りたくり、老いも若きも極楽気分で湯につかっています。
 長湯の苦手な私は早々に退散しましたが、でも、“いい湯だな”、でした。4

5p9032108

 なお温熱水は近所の家庭暖房や温水プールにも給湯、利用されているそうです。

 観光後ホテルに戻ります。

            レイキャヴィーク泊
         (→8日目/9日目に続きます。)

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2014年9月 3日 (水)

アイスランド周遊の旅:6日目(スヴィーナフェルズ氷河末端部、ディルホゥラエイ、スコゥガフォス滝、セリャリャントスフォス滝見学)

 アイスランド周遊の旅6日目:

 キルキュバイヤルクロイストゥル発→スヴィーナフェルズ氷河末端部見学→ディルホゥラエイ→スコゥガフォス滝→セリャリャントスフォス滝見学→レイキャヴィークへ(泊) 

●アイスランドの旅、6日目見学地 参照地図:Photo_10

 昨夜は曇天でオーロラは見えず、結局、深夜は雨になったようです。

 
●雨上がりのホテル周辺:
 ホテルの前後に見えるはずの海も氷河も曇りで見えません。
 雨滴でぐっしょり濡れた芝地には雑草の花がかたまって咲き、その向こうには餌を探してホッピングするワキアカツグミの姿も。Blg

 
●朝一番に宿泊ホテルから歩いてもいけるほど近いスヴィーナフェルズヨークトル(Svínafellsjökull)見学:Blg6

 ここはヴァトナヨークトルの南端エーライヴァヨークトル(Öræfajökull)から延びる氷舌(舌のように長く延びだした氷河の末端)のひとつです。

 
 ・ホテルを出てすぐに氷河が見え、入り口につきました。
 案内表示板があり、氷河にはクレバスや氷河湖への転落、落石などの危険性があり、ガイド無しで立ち入らないことなどの警告なされています。
 (氷河の先端には小さな氷河湖ができています)。1

 
 ・スヴィーナフェルズヨークトル:
 見学した氷河の末端は、近くで見ると“氷河”から連想した真っ白な氷とういうよりも、汚れた岩という感じでした。
 氷河は溶岩の谷底や側壁部を削りながらその岩屑を取り込み、さらに火山灰で真っ黒に汚れて、あたかも堆積岩の層のようにほぼ水平に黒っぽい層と白っぽい層とが交互に層をなし、氷河が流れていることを示す景観です。23

 
 ・氷河湖に浮かぶ氷塊も真っ黒に汚れていました。4

 
 ・道沿いには夜来の雨でぐっしょり濡れたハゴロモグサの仲間やハマカンザシなど、また
周辺の平地には植生のルピナス*が群生し、さらに石の上に大きな黒いナメクジが縮こまっているのも見かけました。5

☆ルピナス:  アイスランドの居住に適さない内陸地では、その土質(溶岩/火山灰土)のせいで雨や雪として降ってきた水が、植物が生育のために利用できないほど速く地下に浸透してしまうため、大部分は灰色や黒色、茶色の土や溶岩、火山灰で覆われた砂漠のような様相を呈しています。
 緑の植生の多くは氷河川の岸辺には見られますが、そのため融けた氷河の洪水を受ける危険性もあり、安定した農地化(牧草地)は難しそうです。
 その危険性の少ない地域ではルピナスが広範囲にわたって植えられている光景が見られました。
 痩せた溶岩/火山灰土の土地を牧草地化するため、緑肥植物としてルピナスが広く植えられているのです。
 ルピナスは(暑さに弱いものの)寒さに強いマメ科植物で、根瘤バクテリアとの共生により空気中の窒素を固定して痩せ地でも生育するため、生育後の植物体をそのまま痩せた(溶岩/火山灰土の)大地に鋤込んで肥料にする“緑肥植物”として導入されて、広く利用されているのだそうです。
 近寄ってみると、既に花の時期は終わり、茶色の鞘状の種が出来ていました。

 
 ・氷河沿いの途中に遭難碑もありました。6img_7206

 
●見学後に、国立公園・ビジターセンターへ立ち寄り。
 ・ビジターセンター:
 トイレ休憩と、売店で本など買い物も.。
 このあたり一帯は1967年にアイスランドで初めて指定された3つの国立公園のひとつスカフタフェットル国立公園でしたが、その後2008年にヴァトナヨークトル国立公園が制定されたことにより、現在はその一部になっています。
 国立公園に関するハイキングコースや、宿泊施設、レクリエーション施設などの情報が提供されています。Photo

 a.m.10時、ビジターセンターを出て、ディルホゥラエイに向かいます。

 
 ・30分程走ったところで、1996年にヴァトナヨークトル'氷河の下にある火山の大噴火によって”一面が黒い砂漠”になり、またギーギャ河に架かる橋やスケイザルアゥ河に架かる橋なども、融けた氷河の大洪水によって流されてしまったということでしたが、その被災も短期間で復旧され、長大橋による交互通行方式で運用されているという国道部分を2箇所通過しました。
 火山国ならではの災害復旧ノウハウを目の当たりにしました。1

 
 ・真っ黒い不毛の地域がしばらく続いた後に、少しずつ緑の苔で被われて行く風景に変わっていきました2

 
 ・11時過ぎ、キルキュバイヤルクロイストゥル域内のガソリンスタンド/売店に立ち寄りトイレ休憩。
 さらに1時間ほど走ると、1700年代の大噴火の跡が、今は苔むした溶岩台地となっている風景が広がります。
 そして11:35頃、ミールダルス氷河が見えてきました。
 氷河の下には1918年に大噴火したカトラ火山が隠れていて、再噴火の時期が近付いてきているそうです。3

 
 ・11:53頃、大地一面がルピナスの緑に被われている光景が眺められました。
 1918年のカトラ火山大噴火の跡に行われている緑地化なのだそうです。
 さらにしばらく走ると台形の崖が見えてきました。島でした。4

 
 ・12時過ぎ、ヴィーク(Vik)に着きました。
 ここにも、地方でよく見かけられるガソリンスタンド兼カフェ兼コンビニのような場所があり、トイレ休憩。
 Vikはウール製品が有名とのことで、傍らにはウール製品の売店もありました。
 周辺にフルマカモメの営巣地がたくさんあり、売店など覗かず、営巣子育て中のフルマカモメを覗いていました。5vik

 出発してほどなく

 
 ・遠方に屹立する奇岩の風景が見えるところで写真ストップ。
 これから訪れるディルホゥラエイの遠望です。
 大西洋に突き出した岸壁は、遠望では島のように見えますが、島ではありません。
 そこは、英国のトロール漁船員によって「ブローホール(額の穴)」と名付けられた、ボートが楽に通れるほどの巨大な穴がある、海に突き出た断崖の岬なのです。1_2

 
●ディルホゥラエイ到着:
 ・山側の草地斜面には放牧の羊がいました。
 麓の横側断崖には大きな窪みがあり、玄武岩でできた見事な柱状節理が観察できました。120mImg_5003trm

 
 ・砂浜側にある絶壁部分の高さは120m、その沖合いには自然が創った幾つかの奇岩柱が屹立して特異な景観を呈しています。
 一帯の砂浜はブラックサンド・ビーチと呼ばれるとおり、砂も小石も真っ黒です。
 間氷期に海底火山噴火によって出来た地形と考えられているそうで、氷河の下で火山が噴火すると溶岩が急に冷やされてガラス質を含む黒い砂になるのだという。
 風よけになっていた断崖から海辺に近寄った途端に強風に曝され、また激しく白波の立つ海の波しぶきを浴びて、遠景は霧がかかったような写真になりました。Photo

 沿岸の険しい断崖にはパフィンやフルマカモメ、ウミガラス、カツオドリ、アジサシなど多数の海鳥の棲息地としても知られている、アイスランド本島の最南端地点です。

 
●パフィン(ニシツノメドリFratercula arctica 、ウミスズメ科ツノメドリ属):
 周囲に飛び交うフルマカモメなどの間に、崖に巣営して飛び交っているパフィンを見つけました。
 北大西洋で繁殖するパフィンは、5~9月の時期にはアイスランドで非常に良く観察されるポピュラーな種で、周辺地域を含めての象徴的な存在という。
 全長35~41cm。上面は黒、胸部から腹部にかけては白い羽毛で覆われた特異の愛嬌のある姿ですが、飛び方はどことなくぎこちなく見えました。
 小魚(多分シシャモ)を大きな口いっぱいに咥えた写真の絵はがきが人気の鳥です。
 なお北海道に生息するエトピリカ属をこの属に含める説もあるそうです。1_3
Photo_2

 
 見学後、次の南アイスランド地域の氷河が作りだした滝巡りに向かいます。

●スコゥガフォス滝:(フォスは滝の意ですから、”滝”の字は不要なのですが・・)
 スコゥガフォス(Skógafoss)はアイスランド南部のスコゥガル(Skógar)にある滝。
 幅約25m、落差は約60m、水量も多く、条件が良ければ虹のかかることも多くて、滝が多いアイスランドでも人気だそうです。
 なお、滝の上まで登る遊歩道が整備されていて、滝の落ち口には展望台が設けられています。
 元気のいい人達は登られました(10分ほど)が、私は初めからその気にならずにギヴアップ。Img_5016

P9022071

Img_5015

 
 見学後、遅めの昼食に。

●モルドゥヌープルのホテル「アンナ」で遅めの昼食。
 ここは1927 年に建てられた民家を改装したホテルで20世紀のアイスランドに大きな影響を与えたというアンナ女史の名にちなんでいます。Photo_4

 
 食後、さらに25分ほどでセリャリャントスフォスにつきました。
●セリャリャントスフォス滝:
 セリャランスアゥ川から流れ落ちる、落差40mほどの滝ですが、滝の裏側に小道があり、裏側からも滝を見ることができます。。
 国道1号線から近く、アクセスしやすいため、こちらも訪れる人が多い人気の滝ということです。
 しぶきで濡れないようにヤッケを着用して行ってみました。Photo_5

P90320752

Photo_6

 
 予定をすべて終了し、宿泊地レイキャヴィークに向かいます。

 
 ・途中で降り出した雨もレイキャヴィークに近くなる頃には上がり、空に大きな虹が見えました。
 そしてほどなくレ一キャヴィーク到着(午後6時)。Photo_3

           レイキャヴィーク泊(2連泊)。
             (→7日目に続く

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2014年9月 2日 (火)

アイスランド周遊の旅:5日目(ヴァトナヨーク国立公園、氷河と氷河湖ボート・ツアー)続編

 アイスランド周遊の旅5日目(続編):ヴァトナヨーク国立公園とヨークルサルロン氷河湖ボート・ツアー

 (前編:エイイルススタジール発→ヴァトナヨーク国立公園へ。)→「ヴァトナヨークトル氷河」を眺めながらの、“ヨークルサルロン氷河湖”ボート・ツアー→キルキュバイヤルクロイストゥル泊

●5日目 ヨークルサルロン氷河湖ボート・ツアー参照マップ:Blg

Blg_2

 ここまで道中の天候は雲が多く、到着時はまだ曇りがちで肌寒い気温でした。

 見学地はヴァトナヨーク公園の南端の一角になります。
※ヴァトナヨークトル氷河(Vatnajökull):
  ヴァトナヨークトル氷河は、ヨーロッパ最大の氷河で、その総面積は約8,100平方メートル、アイスランドの国土の約8%を占めているという。
 氷河の下には多くの火山があり、1996年の噴火では、大量の氷を溶かして大洪水を引き起こし、大きな橋や鉄塔も流され、国道1号線も寸断される事態になりましたが、事前の対応で住民の避難は済んでいて、死傷者はまったく出なかったということです。

※ヨークルサルロン(Jökulsárlón)氷河湖:
 ヴァトナヨークトル氷河の南にあるアイスランド最大の氷河湖です。
 氷河の一部が融けて崩れ落ち、後退して出来た湖に、多数の氷山や流氷などが氷塊群となって浮かんでいます。そして海に流れ出しています。
 
 なお、ご多分に漏れず、温暖化などにより氷河が融解・後退することで、年々その面積が大きくなってきているという。

 
●ボート・ツアー基地と、到着時の水陸両用ボート・ツアー出発風景:Img_7137

 
 ・陸上を車で走行して、そのまま湖に滑り込むように進水して行きました。Photo_9

 
●ボート・ツアー出発まで30分程の待ち時間:
  この間にトイレを済ませたり、防寒、防風雨ヤッケなどを着込んで準備をしたり、目前のヨークルサルロン氷河湖の景観を眺めたりして出発待ち。

 ・岸辺に立って、青い氷塊が国道1号線の橋の下を抜けて海に流れ出している下流方面から、氷河湖正面~そしてその奥、遠景のヴァトナヨークトル氷河を展望。Photo

 
 ・眼前に広がるヨークルサルロン氷河湖のパノラマ写真:
 (画像はクリックで拡大します)Photo_2

 そうした待ち時間の間にも天気は急速に晴れはじめ、ボート・ツアー車(船)に乗り込んだ時には陽射しも強く、奥のヴァトナヨークトル氷河もくっきり見え、また暑いくらいになってしまいました。
 おかげで乗船前に着込んでいた防寒具、防風雨ヤッケなどはすべて途中から脱いでしまいました。
 やはり何といっても観光の快適さは天気次第です。

 
●ヨークルサルロン氷河湖ボートツアー:
 ライフジャケットを着て水陸両用車(船)に乗り込みクルーズへ出発(p.m.3時)。

 ・氷河から崩れ落ちてきた氷が氷山のように間近に浮かぶ氷河湖の景観を鑑賞。Photo_3

Photo_4

Photo_5

 
 ・万一の事故に備えて緊急救助艇が後についていて、安全にも配慮されています。Photo_6

Photo_7

 
 ・漂う氷は密度が高いため、”普通の氷“よりも融ける時間が長いこと、また青く見える理由*や、氷は硬くて美味しいこと (もらった氷片を囓ってみました) など、ガイドの話を聞きながら、飛び交うカモメやキョクアジサシなどの海鳥や、遠くの水面に顔をあげたアザラシなどの姿なども確認しました。Blg

 また、好天のおかげでヴァトナヨークトル氷河もよく見えて、十分楽しむことが出来ました。

 *氷河の氷が青く見える理由:
  太陽光(七色)が氷表面で反射したり、氷に含まれる気泡にぶつかって散乱すると氷は白くみえます。
 ところが氷河の氷は非常に長い時をかけてつくられた、気泡をまったく含まない高密度・高純度の氷になっていて、氷の表面にほぼ垂直に入射した太陽の光は氷の内部に進入して七色に分光されます。
 そしてそのうち青い光だけが、氷の結晶にはばまれて進路が曲げられて、いつのまにか180度方向を変えて氷の外に出てきて(その青い光だけが)目に届くため、氷が青く見えるのだそうです。
 単純化して言えば、気泡を含まない高純度・高密度の氷河の氷は、”太陽光の7色のうち、青色のみが透過する”ため青く見える、ということで、言わば氷の純度の証明なのでしょう。
 また光を通す際、氷が分厚ければ分厚いほど青が濃くなるということです。

 
●下船後:
  流氷のビュースポットGlacieへ:
 1号線の橋の下を流れる氷塊を見ながら渡り、流氷のビュースポットヨークルサルロンGlacier Lagoonでバスを下りて、波打ち際近くまで歩きます。

 下車した時には一瞬ひるむほどの強風が吹いていました。
 その強風に煽られながら波打ち際近くまで歩き、さらに波しぶきを浴びながら、氷河湖から流れ出した氷塊が浜辺に転がり、また波間に漂うさまをしばし見学。Photo_8

 氷塊はなかなか融けないで長期間滞留するそうです。
 防寒具は脱いで防風ヤッケだけだったので、さすがに寒くて早々に退散。
 

 
 見学終了後、雲行きが怪しくなった中、氷が削って運んできた岩屑を、氷岩の先端(氷舌)に残して後退したため、氷河の縁に沿って土盛りのような地形が出来ている光景を眺めたりしながら、宿泊地の南アイスランド、キルキュバイヤルクロイストゥル地区へ向かいました。Photo_9

 (何度聞いても覚えられない”キルキュ・・・・・”というのは「教会のある村の修道院」の意だそうで、もともとベネディクト会の女子修道院があった地だそうです。)

●余談:
 ホテル(Hotel Skaftafell)での夕食後、ここで観察できるというオーロラを紹介するDVD鑑賞会がありました。(その一部)Dvd

 少しは“その気になって、夜更けてから”防寒着を着込んでホテルの灯りがとどかない小高い丘まで行って出現を待ちましたが、全天を被っていた雲が切れることはなく不発でした。
           キルキュバイヤルクロイストゥル泊
               (→6日目に続きます

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アイスランド周遊の旅:5日目(ヴァトナヨーク国立公園,氷河と氷河湖ボート・ツアー)前編

 アイスランド周遊の旅5日目:(ヴァトナヨーク国立公園氷河と氷河湖ボート・ツアー)前編

※【冗長な記録になりましたので記事は二分割しました。
 今回の前編は、ヨークルサルロン氷河湖を巡るボート・ツアー基地に到着までの記録としていますので、読み飛ばして下さい。
 ボート・ツアーは続編で、次ページの記録としました。】

 エイイルススタジール発→ヴァトナヨーク国立公園へ。「ヴァトナヨークトル氷河」を眺めながらの、“ヨークルサルロン氷河湖”ボート・ツアー→キルキュバイヤルクロイストゥル泊

●アイスランドの旅、5日目行程参照地図:Photo_8

 ・朝:
 ”二重虹”
 出発の準備を済ませ、Img_2000

 
 7時半からの朝食に行こうと部屋を出ると、外から、“虹が出ているよ!”との声で、非常階段から外に出てみると、見事な大きな虹(主虹)が見えました。
 (画像はクリックで拡大します。)1img_2002717

 
 しばらく見ているうちに、最初は気がつかなかった“副虹”がうっすらと見えるようになり、そのうち写真にもはっきり写るまでになりました。
 これほど見事な主虹と副虹の二重虹を見たのは初めての経験です。
 副虹は、主虹と色の並びが反対です。
 二重虹が観察できた時間は10分間ほどでした。
 (強調のため一部露出を変えて撮影した画像もあります。)2l

※虹
 ・主虹は、太陽を背にして太陽の射す方向を中心に視半径42度の円として現れます。通常見える虹は円の上部が弧として見えていて、このとき外が赤になります。
 ・副虹は、視半径51度の円(の一部)として現れることがあり、外側が青、紫になります。
気象光学的原理:
 虹は空中の球状の水滴、つまり雨粒が光を屈折・反射して、太陽の虚像として見えています。
 主虹と副虹の色の順番が逆になるのは球状水滴内の複雑な反射と屈折によるものです。主虹は1回の反射、副虹は2回の反射です。
 (次のホームページ http://butterflyandsky.fan.coocan.jp/sky2/sky.html を参照させて頂きました。)

 
午前:
 エイイルススタジールa.m.9:00発、専用バスで、ヴァトナヨーク国立公園へ向かいます。所要時間は途中2回のトイレ休憩や昼食時間を含めて約5時間半。

 ・エイイルススタジールの宿泊地から、しばらくは国道1号線沿いの一部未舗装道路を走ります。
 牧草地帯や複雑な溶岩台地に豊富な滝が流れる風景を目にしながら標高500mほどの峠を越えて行きます。Photo

 
 ・峠を下って国道1号線に入り、フィヨルドが遠望できるようになりました。
 そして東海岸から独特の景観を楽しみながら南側の海岸に向い、フィヨルドが作る深い入り江の縁をいくつも巡って行きます。
 入り江に設けられたサーモン養殖場の円形の網が見られるようになると、ほどなくデューピヴォーグルです。Photo_2

※(暇つぶしの閑話休題)
 【余談1】:
 国道1号線はアイスランド本島を一周している約1,400km(一部未舗装)のリングロード。
 この他には氷河に閉ざされている内陸部にも国道26号および35号が貫通していますが、冬季は通行禁止になっているそうです。
 制限速度は市街地で50km/h、未舗装の田舎道で80km/h、その他の舗装路面では90km/h。
 市街地ではすべての日本車が走っていました。
 優れた品質が好評だそうですが、ただ、体格の良いアイスランド人にとっては少し窮屈なのだそうです。)

 【余談2】:
 (車中でガイドさんの話をうわの空で聞きながら・・・)
 46億年の地球の歴史を「一日」に例えると、地球物理学的には、「アイスランド」が出来たのはわずか「3分前」という(数字はガイドさんの話とは少し違いますが、島村英紀著『地震と火山の島国』から引用) 若い国土で、未だに拡張を続けているという。
 〈なお、ついでの参考までに、我が国については、ユーラシア大陸の東の端にひび割れが走り、割れた列島が大陸から分かれて日本列島が誕生したのは今から6分前 (参照→http://shima3.fc2web.com/201306seien.htm )とも。〉
 では、地球上に現れて単一種としては最大の生息数となって地球環境を痛めつけている生き物が出てきたのは何時か・・・考えないことに。

 
 ・出発後およそ1時間半で、氷河が造った秀麗な姿をしたBulandstindur山(1,069m)の麓にある港町「デューピヴォーグル」に着きました。
 ここは陸路のなかった1760年頃から 商品取引所があったところだそうです。
 ここで1回目のトイレ休憩。
 (写真上2枚は本のコピー)1

 
 ・デューピヴォーグルから先、フィヨルドは姿を消して海岸線に切り開らかれた国道1号線を進んで行きます。 
 途中の海辺に広がる草地には白鳥が集まっていました。
 そして遠方に、海に浮かぶような黒い低い台地の中に集落らしい風景が見えはじめたのが(ピンぼけ写真になりましたが)、ホプンです。
 黒い台地に見えたのは、火山灰や火山の溶岩流などが固まって出来た黒い土地だからです。海からの高さもわずかしかない平地です。
 さらにバットマンのような形の山を過ぎると、その先の国道1号線はトンネルになっていました。これで大分時間短縮が出来たそうです。Photo_3

 
 ・そこからすぐで、東アイルランドの商業の中心地で、漁業や海産物の町「ホプン」に到着しました(正午頃)。
 デューピヴォーグルを出てからから1時間半ほどでした。
 スーパーと図書館のトイレを借りて、2度目の休憩と買い物なども。Photo_4

 
 ・ホプンを出ると 国道1号線は南の海沿いを走ることになり、ヴァトナヨークトル氷河(註:「ヨークトル (jökull) は「氷河」の意で、日本語訳では”いわゆる重箱“の重ね言葉”になります」)が見えるようになり、氷河の先端(舌端)が いく筋か見えるようになりました。Photo_5

 
 ・さらに1時間ほど走って少し遅めの昼食を済ませます。Photo_6

 
 ・その後、約1時間で、ヴァトナヨークトル氷河を目前に眺められるヨークルサルロン氷河湖ボート・クルーズ基地が見えるようになりました。(14:25)Photo

 
 ・ヨークルサルロン氷河湖/ヴァトナヨークトル氷河パノラマ遠望(車窓から撮影): (画像はクリックで拡大します)Img_7136ct

 →この後、次ページ、水陸両用車(船)によるヨークルサルロン氷河湖を巡るボート・ツアーの記録に続きます。

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2014年9月 1日 (月)

アイスランド周遊の旅:4日目(北アイスランド東部「ダイヤモンドサークル」エリアの残部、デティフォスの滝見学)

 アイスランド周遊の旅4日目:
 昨日からの予報通り、今日は天候がめまぐるしく変わる荒れ模様の1日になりました。

 ミーヴァトン発→「ダイヤモンドサークル」エリア(昨日通過したミーヴァトン湖、グリッタギャウ、ナウマフィヤットル)
→デティフォスの滝→東アイスランド「エイイルススタジール」泊

午前:
 ・a.m.5時半、室内からの朝焼け風景。
 本日、天候荒れ模様の前兆だったのでしょうか。
 出発前の8時半頃外に出ると、雲が広がり、強風が吹き、肌寒かったホテル周辺。Photo_4

 ミーヴァトンをバスで出発。
 まずは昨日予定変更で行かなかった北アイスランドの景勝地「ダイヤモンドサークル」の、見残しポイント見学に。

 
○ミーヴァトン湖周辺、南部クレーター群を見学。Img_7032

 ここでクレーターというのは、火山活動にともなう溶岩流が湖に流れ込んで、その熱で水が爆発する”水蒸気爆発”によって形成された凹みのある小山状になった”プセウド(擬似)クレーター(pseudo-craters)地形”:”スクトゥスタダギール ガルル”のこと。

 
○周回コースへ。
 ・時折雨がぱらつき、風がブリーズするあいにくの天候の中、クレーター地形を眺めながら、Photo

 
 ・放牧の点々とした羊の群れを目にして、Photo_2

 
 ・更にその先の陥没地形なども見て、2

 
 ・また、途上で見かけた風の波間に揺れる白鳥や、水鳥で最も多いキンクロハジロ、次に多いスズガモの姿も遠望し、さらに小雨の岸辺に咲くマンテマの仲間、(ということではなく、ご本家のマンテマです。日本にもヨーロッパ原産の帰化植物として見られますが、様子は少し異なっています)やノコギリソウなどの植物も気まぐれ写真に。
 (余談ですが、いずれの鳥も冬鳥として日本でも見られます。)Photo_3

 
 ・最後にもう一度、ミーヴァトン観光の代表的スポットを振り返ります。(画像はクリックで拡大します)Img_7031img_7031

 (なお余談ながら、アイスランドの鳥は豊富で、キョクアジサシや”パフィン”などの渡り鳥だけなく、ワシ、ハクチョウ、ライチョウ、フクロウなどが生息しているそうです。)

 
ついで
○グリッタギャウ見学へ。
 豊富な天然温泉・,蒸気温泉地帯として知られ、1975~84年頃までは60℃近い地下温泉が湧き出していた「地球の割れ目」”ギャウ”。
 現在、この洞窟温泉は43~46℃になっていますが、岩盤崩落の危険があるため立ち入り禁止になっています。
 ・グリッタギャウ、洞窟温泉:Photo_5

 
 ・ギャウ(地球の割れ目):Photo_6

Img_7040_2

Img_1920_2

 
 ・近くに咲いていたノコギリソウやブタナの仲間、その他雑草の花も時間つぶしに:Photo_7

 
 見学を終えてバスに戻ると、車中のあちこちから”蚊がいる“、”小さなハエがいっぱい入っている”という声が。

 見ると私の座席の窓ガラスにも数匹が盛んに動き回っています。よく見るとフロントガラスにも。
 バスの運転手さんによれば、小虫は「ユスリカ」の仲間で、(蚊ではないので)刺されることはなく、「メマトイ」でもないので人の目(顔)にまとわりつくこともなく、潰したりしないでそのままにしておいて下さい、とのこと。
 潰すと後でガラス掃除が大変なのだそうです。

 話が逆戻りしますが、先に見学したミーヴァトン湖の名前は、アイスランド語で「蚊の湖」を意味し、大量の「ユスリカ」が発生するところから名付けられたのだそうです。
 夏には巨大な蚊柱となって、(そのため観光には防虫網を被ることもあるそうですが)そのユスリカなどを餌とする野鳥の繁殖地となっていて、アイスランド野鳥観察のメッカになっているとのこと。 
 ミーヴァトンでのバス乗降中にたくさん飛び込んでいたようです。

 ・暇つぶしにガラスを動き回るので、なかなか撮れない”ユスリカ”を撮ったりしていた10分ほどで、次の見学地ナウマフィヤットルの高温地熱地帯の白煙が見えてきました。Photo

 
○ナウマフィヤットル見学に。
 活発な地熱・温泉活動で地帯で、大規模の荒涼とした”温泉地獄風景”が広がっています。  ガス噴気孔や熱泉、酸性高温粘泥池(いわゆる泥坊主地獄)(mud pots)のある高温地熱地帯です。
 地下1000mの温度は200℃以上あるそうです。
 噴気孔から噴出される鼻を突くようなガスの臭気は硫化水素などによるもの。
 硫化水素ガスは地表層の水と反応して硫酸を生成し、岩石や泥を融かしてシリカや石膏の混合物である硫黄鉱床(sulphur deposits)を形成します。
 ここでは相当量の硫黄が採取されていました。

 遊歩道が整備されていて、日本の温泉地でも見られる”温泉地獄風景“です。
定められたコースルート以外の場所・地面は高温(80~100℃)で危険なため立ち入らないこと。
 ・ナウマフィヤットル:Photo_2

 
 ・全景:Photo_3

 
 ・噴気孔:Photo_4

 
 ・”泥坊主地獄”:Photo_5

Photo_6

 
 ・硫黄析出、高温酸性土壌危険地域、硫黄採掘施設跡:Photo_7

 
○見学後、昼食地へ。
 ・途上風景:1

 
 ・羊、馬、牛の放牧が盛んな地域。
 昼食はビーフステーキ:Photo_8

 
 ・昼食を済ませて出発後、天候急変、横殴りの雨模様の中、デティフォスの滝に向かいました。
 途中、日本のオーロラ研究所という赤い屋根の建物がチラリと見えました。
 激しい雨の中、アイスランドで2番目に長いという橋を渡り、やがて道路は舗装が切れて、未舗装道路に。
 そして、デティフォスの滝に近づく頃には、幸いなことに雨は小やみに。Photo_9

 
 デティフォス到着。雨はほとんど上がりましたが、強風が吹いていました。

○ヨーロッパ最大の水量というデティフォス。アイスランド語で「落ちる滝」の意味。
 瀑布の轟音と水しぶきはものすごく、数キロ先からも見えるほど。 
 ヨーロッパ最大の氷河「ヴァトナヨークトル氷河」メートルを水源とするヨゥクルスアゥ・アゥ・フリョルム川の流域にあり、その名の通り、幅100m、落差45mの、アイスランドで最もパワフル、ヨーロッパの滝の中でも最大級の水量(400立方メートル/秒)を誇っています。

 
 ・ガイドさんを先頭に雨で濡れて滑りやすい岩場の斜面を滝に向けて下っていきます。1_2

 目前にする轟音と水しぶきは凄まじく、ゴツゴツした岩場は滑りやすいので、足下には十分な注意が必要。
 雨は時折小雨程度だったものの、強風が吹きすさんで煽られ、足元の岩場も濡れて滑りやすく、水しぶき、水煙の上がる滝ならどこでも同じではありますが、写真撮りもおっかなびっくり。
 ・デティフォスの滝:P8311973

 
 (画像はクリックで拡大します)P8311972

P8311980

Photo_10

 
 滝から戻って下流を望む。P8311977

 
 見学後、宿泊地の東アイスランド・エイイルススタジールへ向かいます。
 出発後、強風のぶり返し。

 ・途中の峠越えは、通年「強風の通り道」といわれるとおり、周囲の風景が茶色に染まるほどの砂塵の嵐の中。
 ハンドルを握る腕にも力が掛かり”、腕が疲れる”という運転手さんの話とともに、安全運転でバスもスピードダウン。Photo_11

 
 ・峠を越えると風は弱まりました。Photo_12

 
 ・出発して約1時間ほど走って、再び小雨と、降車するのをためらうほどの強風の中、農家兼ショップに立ち寄りトイレ休憩/小休止。Img_1992

 
 ・その後、今度は激しい風雨になりましたが、宿泊地に近くなるにつれて雨が上がり、前方に虹が見え、Photo_13

 
 ・そして肥沃な内陸部の風景を目にしながらPhoto_14

 やがて東アイスランドの中心都市で、小さな空港もある、宿泊地の「エイイルススタジール」に午後6時過ぎ、無事到着。  
 天気予報の通り、めまぐるしく変わる荒れ模様の1日でした。
      エイイルススタジール(ハトルオルムススターズル地区)泊
               (→5日目に続く) 

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