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2014年10月21日 (火)

コガタスズメバチ、ヒメハラナガツチバチを捕らえて肉団子に

 庭先で、たまたまツリバナの枝先に後肢で逆さまにぶら下がり、何やらしているハチの姿が見えました。
 近寄ってみると、コガタスズメバチ*が、庭によく来ているヒメハラナガツチバチ**を捕らえて肉団子にしている最中でした。
 既に頭部と翅は切除されていて、胸部と残りの部位を肉団子に加工中でした。
 カメラを近づけてもまったく気にする様子はありません。
 後肢はもっぱらぶら下がり用。触覚で獲物の向きや位置状態を確認しながら、中肢で獲物を保持、そして前肢で操作しながら大顎で肉団子に丸める、という作業を熱心に続けていました。
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 邪魔しないように離れましたが、5分以上かかったでしょうか、やがて出来あがった団子をかかえて飛び去りました。

※コガタスズメバチ(スズメバチ科):
 コガタといってもそれほど小さいわけではなく、見かけはオオスズメバチと似ています。
 ただし胸部背面は黒色ですが、オオスズメバチに見られる一対の褐色紋が無いことで明確に見分けがつきます。
 昆虫や、ガの幼虫などを捕らえて、その場で食べることもありますが、多くは、捕らえた獲物をかみ砕いて丸め、肉団子にして(オオスズメバチ同様)、巣に運んでいきます。
 スズメバチの姿は自宅では普段はあまり見かけませんが、どこから来たのやら・・・

 
※※ヒメハラナガツチバチ(ツチバチ科):
 秋になってから、よく庭にやってくるヒメハラナガツチバチで、写真の個体は触覚が長いので♂でした。
 体長15~22mm(♀が大きい)で、一見ミツバチのようにも見えますが、黄色味が少なく、腹部が長いことで識別できます。Photo_5

 本種は花の蜜によく集まり、普通に見られます。
 単独で生活する寄生蜂で、♀は交尾後、土中のコガネムシ類の幼虫を探し、見つけると土中に潜って毒針で刺して麻酔してから卵を産みつけ寄生します。
 孵化した幼虫は寄主の幼虫を食べて成長します。
 なお成虫は乾いた地中に潜って越冬します。
 出現時期は5~10月、分布は本州、四国、九州。

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