« 2014年10月 | トップページ | 2014年12月 »

2014年11月

2014年11月30日 (日)

冬鳥(2014/10,11)⑦ヒドリガモ(♂エクリプス羽)

 11月も最後の日曜日で終わりです。
 時間だけは確実に、万物に等しく過ぎていきます。

 余談ですが、以前から「渡り鳥と鳥インフルエンザ」について注意・警戒されていますが、今シーズンも、すでに渡り鳥(回収されたホシハジロの死骸、また衰弱して見つかったマナヅルなど)から、鳥インフルエンザ・ウイルスが検出されたという報道があります。
 今後も大事にならないように願うばかりです。

 さて、あいも変わらずですが。

 ヒドリガモは、冬鳥として毎年秋には”忘れることなく”いち早く大きな群れでやってきて、春は遅くまで滞在するカモです。
 それで、今更ということではありますが、冬鳥として姿を見せた「カモ類エクリプス」の締めくくりとして、あらためて記事にしました。

 ヒドリガモは池だけでなく、用水路にも頻繁に姿を見せます。
 理由はその食性と、採餌環境によるものと思われます。

 食性は主に植物食で、水面で採食できる水性植物の葉、茎、根、種子等をついばんだり、浅い水底では逆立ちして水底の植物を採食したりしていますが、潜水はしないようです。
 また、しばしば岸辺や堤防の草地に上がって、陸上の植物も食べています。
 なお水生昆虫や軟体動物を食べることもあるとのこと。
 特に春先、水路沿いの草地に雑草の若芽が芽吹き、やわらかな若葉が展開する頃になると大挙して堤防(の草地)にやってくる、一番見慣れた冬鳥です。

 
●ヒドリガモのエクリプス♂:
 ・11月中旬の池に群れて休息中の一群。
  よく見るとエクリプス♂が混じっています。
 (画像はクリックで拡大します)11

 
・用水路にやって来た群れ。
 はじめ目にしたのは対岸堤防の堤防。雑草がきれいに刈り取られた後に、イネ科の雑草がまばらに生えた斜面の草地です。。
 集団で上がって、カルガモに混じって採餌していた一団でしたが、近距離だったため、さすがに警戒したようで、一斉に飛び立って水路に下りていきました。Img_7400_1

1111img_7148_12

Img_7400_7

 
 ・♀Img_7506t

 
 ・生殖羽への換羽が始まったエクリプス♂Img_7400_8

Img_7509t

 
 ・換羽の終わった生殖羽♂Img_7510t

 
 ・生殖羽に換羽した繁殖期の♂と♀(つがい形成)。1116img_7400_6

 やはり大きな群れになるとかなり個体差があるようです。

| | コメント (0)

2014年11月29日 (土)

冬鳥(2014/10,11)⑥オナガガモ(♂エクリプス羽)

 ハシビロガモに続いて。

●オナガガモ/エクリプス♂:
 10月中旬から下旬の(18日、20日、そして24日)3回の撮影画像の中に、ヨシガモ、オカヨシガモ、そしてオナガガモの♀らしい(いずれも遠目にはよく似ています)鳥と、それらの♀によく似たエクリプス♂が混在しているかも知れない画像が複数枚ありました。Img_6285_7

Img_6285_4

Img_6285_3

Img_6285_5

Img_6038_2

 それらの判別は素人には初めから無理なことで、ネット上の諸情報を参照しながら、とりあえず”オナガガモのエクリプス♂”と判断した画像をピックアップして掲載しました。

 
※参考までに、過去ログから繁殖期(生殖羽)のオナガガモ雄と雌の画像を再掲:
 
 名前のように尾羽が長く、きれいな生殖羽で、嘴の側面が青灰色の個体が♂、地味なのが♀。P10807941_2

2

3

 
※ついでに過去ログから「ヨシガモ」の♀と繁殖期の(生殖羽)きれいな♂(下)も再掲:Photo

Img_0802trm1

 
 前置きが長くなりました。

●2014.10月中旬から下旬に撮影したオナガガモのエクリプス♂:
 ♀との識別は『同一画面内』で比較する時、体の色が全体に淡色に見え、嘴の側面に青灰色が残っているのが♂、そして嘴全体が黒いのは♀、としました。
 (画像はクリックで拡大します)Img_6285_1_3

 
 ・右側の、嘴に青灰色の縁取りが見える個体がエクリプス♂Img_6118_2

 
 ・嘴の側面が青灰色に見える右側の個体がエクリプス♂Img_6118_3

 
 ・ここまで生殖羽への換羽が進むとわかりやすいオナガガモエクリプス♂です。
 やはり個体差が大分あるように見受けました。Img_6251

 撮りためた画像を見て、日照や、光の受け方で体色の見え方は変化することがよくあるので、シャッターチャンスとともに解像度の高い写真が撮れなければ識別は難しいなと、あらためて素人の感想です。

| | コメント (0)

2014年11月28日 (金)

冬鳥(2014/10,11)⑤ハシビロガモ(♂エクリプス羽)

 コガモに続いて。

●ハシビロガモ(カモ科):
 エクリプス♂換羽中は全体が黒っぽくて見栄えしませんが、繁殖期にはとてもきれいです。
過去ログから生殖羽の個体画像:P1255188

 
・2014.10.27:
 今シーズン始めて確認した見栄えしないエクリプス♂。
 この時は、この2羽(つがい)の他に見当たりませんでした。1027img_6556_1

1027img_6556_2

 
・2014.11.13:
 池で2回目の観察。換羽の程度が異なるエクリプス♂2羽と、♀です。
 かなり長い間見ていましたが、ほとんど眠りこけている様子で、動き出す気配はありませんでした。1113img_7290_1

1113img_7290_2

1113img_7290_3

1113img_7290_4

 大きさ50cm。名前の通りシャベルのような大きく幅広のクチバシをもつ大型の淡水ガモ。
 北海道では少数が繁殖するそうですが、多くは冬鳥として渡来し、数羽から数十羽の少群で池や湖で越冬します。
 他のカモに混じっていても、嘴が確認できれば間違うことはありません。

| | コメント (0)

2014年11月27日 (木)

冬鳥(2014/10,11)④コガモ(♂エクリプス羽)

 マガモに続いて。

※コガモ♂エクリプス
 秋にやって来たばかりの群れには、繁殖期のきれいな洒落ものの♂の姿は無く、同じような地味な茶色の個体ばかりです。
 過去の記録では、恥ずかしながら、コガモ・エクリプスについての認識/知識がないため、雌ばかりで、雄の姿が見えません、などとしていました。

 エクリプス♂としての特徴は、嘴は全体に黒く、(雌には黄色が部分的に見えることがある)頭部の眼より上が暗色で眉斑がないこと、また脇羽にも僅かに細かな白黒の縞模様がある繁殖羽が見えはじめる、などの特徴が観察されるようですが、素人にはなかなか判断できません。  
 一応、記事にしてみましたが、間違いがあるかも知れません。

●初めに過去ログから繁殖期の♂と雌の画像再掲。
 (2012.2.3記事)
201223

 
201223_2

 
 (2013.2.15記事)
P1064761_11

 
●今回観察記録
 2014.10.17撮影:
・群れの中で、全体に色が濃く(黒っぽく)、嘴が黒い、画面右側の3羽がエクリプス♂ではないかと・・・
 (画像はクリックで拡大します。)Img_59481_4

 
・同じ群れです。Img_59481_5

 
・右側の個体がエクリプス♂でしょうかImg_59481_6

 
・こちらは分かりません。Img_59481_7

 
・わずかに白黒縞模様の羽毛がのぞいているような、エクリプス♂?Img_6106_4

 
・上と同じ個体です。Img_6106_5

 
2014.10.18用水路で撮影(再掲):
・嘴全体が黒く、変化しかけたらしい顔の部分などからエクリプス♂ではないかと。Img_6140_2

Img_6140_4

 いずれにせよ年明けにはおしゃれに変身した生殖羽の姿が観察できると思います。

| | コメント (0)

2014年11月26日 (水)

冬鳥(2014/10,11)③マガモ(♂エクリプス羽)

 スズガモに続いて。

●マガモ(青首):
 地元の年配者に聞くと、市街地から池までは禁猟区で、その奥からは狩猟許可域だったので、冬に池(の向こう)にやってくるマガモは「青首」と呼ばれて狩猟対象だったそうです。
 今でも池の堤防にはすっかり寂れていますが判読できる”発砲禁止”の「高札」が傾いて立っています。
 それはさておいて、10月中旬、台風の大雨で水面が広がって数百羽の水鳥が混在して浮かんでいるのを双眼鏡でのぞいた中に、妙に”貧相な”鳥がいるのに気がつきました。
 後日、あらためて画像を確認して、マガモ♂エクリプスと分かりました。
 マガモは毎シーズン、一定の数が池周辺で過ごしていきますので珍しくはありませんが、♂エクリプスに気づいたのは初めてなので記録に。
 10月17日撮影マガモ♂エクリプス:1017

 
 同じく、エクリプス♂とマガモ♀の群れ:1017_2

 
 10月18日、突然、目の前に1羽のすっかり生殖羽になった「青くび」が降りてきましたが、ほんのしばらくで飛び立って行きました。
 別に移動中のグループだったのでしょう。10181

 
 10月24日、繁殖期のきれいな羽になった青首が多く見られました。Img_6274_2

 
 手前はコガモです。Img_6274_3

 現在は水量が減って水面も狭くなった池ですが、少数の青首グループが滞在しています。

| | コメント (0)

2014年11月25日 (火)

冬鳥(2014/10,11)②スズガモ(♂エクリプス羽)、キンクロハジロ(♂エクリプス羽)

 ホシハジロに続いて。

●スズガモ(♂エクリプス羽):
 調節池に立ち寄った個体です。
 ホシハジロと体型も、羽毛の塗り分け方もよく似たパターンですが、配色の違うスズガモです。
 ただスズガモは上面が白と黒の縞模様の羽毛で被われているため、遠目には背中がやや灰色っぽく見えるということです。
 またホシハジロの目は赤いのに対して、スズガモは黄色という明瞭な違いがあり、両者の識別に迷うことはありません。

 そして今回、完全に間違っていたのは、キンクロハジロとの混同でした。
 両者はよく似ていて、遠目には識別困難です。
 キンクロハジロも、10月中旬から下旬にかけて4回撮っていました。(記事/写真は下段に掲載)
 すべてキンクロハジロとしてフォルダに40枚ほど溜まっていたのを1枚ずつ原画サイズでチェックしていたところ、撮影はキンクロハジロと同日で、時間帯が30分ほど異なる同一個体3ショットに、素人ながら?と思った画像がありました。
 よく見ると、換羽しかかった上面に白と黒の縞模様の羽毛が見えること、嘴の基部に少し白斑が残っていること、そして何よりもキンクロハジロにある頭部の寝癖のような冠羽が無いことが分かりました。
 これらの特徴を手がかりに手元の図鑑やネット情報を参照して、スズガモ♂エクリプスの個体ではないかと判断しました。
 なお、♀は嘴の基部周辺に大きな白斑があるのが特徴ということですが、今回観察された嘴の基部の小さな白斑はこれとは違うようです。
 (撮影は10月24日で写真は同一個体です。クリックで拡大します。)Img_635724_1

Img_635724_2

Img_635724_3

※スズガモ:
 全長45cm。冬鳥として渡来し、海水域を好み、大きな河川や湖沼、内湾で見られます。
 東京湾周辺、三番瀬あたりでは最も多く、大群が見られるそうです。
 キンクロハジロに似ていますが♂生殖羽の上面は白と黒の横斑で、灰色に見えます。
 冠羽は雌雄ともありません。

 
●キンクロハジロ:
 毎シーズン、ごく少数ながら池で観察するので珍しくはなくて、特別な追っかけもしません。
 そのせいでよく似た今回のスズガモなどは見落としているのかも知れません。
 それはともかく、10月中旬から下旬にかけて観察した♂は、エクリプス羽から生殖羽に換羽中のようでした。
 キンクロハジロ♂エクリプス羽は雌に似ていますが、頭部や胸部の黒色味が強く、脇や腹に褐色羽毛が交じります。
 生殖羽では脇や腹は白色になります。なお冠羽は♂の方が長いです。
 10月18日撮影1018

 
 10月24日撮影1024

 
 10月27日撮影1027

 
 10月31日撮影1031

 留鳥のカイツブリと一緒に潜水を繰り返す姿が観察できましたが、長居はしないようで現在、姿はありません。
 ”豊富な餌”にありつける都市公園の池などで見られることが多いようです。

| | コメント (0)

2014年11月24日 (月)

冬鳥(2014/10,11)①ホシハジロ

今シーズンの冬鳥。
 10月には台風18、19号のせいで散歩コースの調節池も貯水量が多く、水表面積も広大になっていたので、例年になく多くの渡り・移動中の冬鳥が一時的に翅を休めるために立ち寄り、通過していきました。
 その群れの中で最初に確認出来たのは、一部がそのまま、この池や近くの用水路で春先までとどまって冬越しをするヒドリガモでした。
   10月いっぱいは、池の水位もあまり下がらず、広い水面がありましたので、晴れた日中は、数百羽の水鳥が休んでいるのが観察できました。
 ただし、双眼鏡(8倍)でのぞいても素人には判然としない程に距離が遠く、都度、非力な“コンデジ”写真は撮りましたが、そのままにしていました。1img_5938

2img_5935_2

3img_5935_4

 
 その後、10月末から11月初めにかけて行われた池や水路一帯の除草・環境整備作業と、貯留水の放流も段階的に行われた結果、11月中旬には水位も”渇水期”レベルに低下して、水面積はずっと少なくなり、また身を隠すヨシなどもすっかり除草されて見透しも良くなりました。
 それに連れて、冬鳥の姿もずっと少なくなって現在に到っています。

 かわりに増えたのは釣り人でしょうか。
 暖かい陽射しに鏡のような水面。
 近くに鳥がいないので、二人の釣り人の傍に座り込んでしばし、釣果観察。
 数分おきにヘラブナがつり上げられました。
 タモ網ですくい上げてキャッチ、まあまあだな、小さいな、など大きさを確認するとすぐにリリース。楽しそうでした。Img_7441t

Img_7442t

Img_7443t

Img_7443tct

 
 特に目新しい冬鳥も確認できず、もっぱら暇つぶしとして、撮りためた写真を整理しようと眺めて見ても、写真が不鮮明なことと基礎知識がないので分からないものも多く、にわか学習なども。
 結局よく分からないものもありましたが、間違いも含めて、順次、過去ログとして掲載いたしますので、お許しのほどを。

カモ類のエクリプスについて(あらためて自分の入門学習メモ):
 毎年秋(10月頃から)、カモ類で当地の池や用水路など水辺に渡ってきたばかりの頃の冬鳥の♂は、見かけが地味な♀によく似た「エクリプス」色をしていて、素人にはなかなか判別が出来ません。
 しかしカモ類は冬期につがいを形成するため、その後に♂はだんだんエクリプス羽から、♂の種毎に個性的な生殖羽へと換羽が始まり、12月頃までに殆どの♂は生殖羽に換羽して《こうなれば素人でも間違えようがありませんが》つがい(番)形成が始まります。

★エクリプス(エクリプス羽)とは:
 カモ類の雄が繁殖期のあと、全身換羽《カモ類に限らずどの鳥でも1年に一回は全身の換羽(羽毛の抜け換わり)をする》で、雌に似た地味な羽になること、またその羽色。
 ちなみに辞書を引くと、エクリプス(Eclipse)は天文用語で、日食や月食の“食”で、「おおい隠す」という意味。

 なお余談ながら、カモ類以外の多くの鳥では、繁殖期の春頃から換羽する羽(生殖羽)は「夏羽」、 繁殖後に換羽する羽(非生殖羽)は「冬羽」と呼ばれています。

 
 長い前置きのあと、まずはホシハジロから。

●ホシハジロ:
 10月中旬から下旬にかけて数十羽の群れで滞留していたようです。
 観察したのは既につがい(番)形成期の生殖羽に換羽した個体で、わかりやすかったです。
 なお、エクリプス羽の♂は、やはり♀によく似て胸部やお尻の部分なども焦げ茶色(黒色ではない)だそうですが、目は赤色(♀は黒)なので、識別できるようです。Img_5919_1_3

Img_5919_2_3

 
 ♂です。目は赤く、また嘴、頭部、胸部、お尻部など体の配色が雌と異なります。Img_5919_3_3

 
 番(つがい)のようです。Img_5919_4_3

Img_5919_5_3

Img_5919_6_3

 
 11月初めまで”一時休憩所”としていましたが、 その後はホシハジロの姿はありません。Img_6755_4t

続きを読む "冬鳥(2014/10,11)①ホシハジロ"

| | コメント (2)

2014年11月23日 (日)

ウラナミシジミ(さまよえるチョウ)

●ウラナミシジミ(シジミチョウ科):
 快晴の日中、気温は10月初旬の暖かさになった栃木県下の里山で見かけた個体です。
 まばらに生えたセンダングサで吸蜜したり、翅を広げて暖をとったり、時にはすぐ近くにいた別の個体(ペアと思いますが)と追っかけ合いながら舞い上がったりして、まだ元気に活動していました

 ♂(雄)の個体(画像はクリックで拡大します):R0083286_1ct

R0083286_2t

R0083286_3t

 
 別の個体(♀雌のようです):R0083286_1

R0083286_2

R0083286_3t_2

 本種は、翅の裏面に黄褐色と白灰色のさざ波模様がある小柄のチョウ。
 幼虫はまだ見たことがありませんが、栽培豆類を食害する害虫として、時には防除対象になったりします。(ただ、言ってみれば、モンシロチョウ(幼虫アオムシ)も、キャベツの大害虫ですが・・・)
 定着地では年5~6回以上の多化性です。
 そして、初夏から秋にかけて、分布地から食草を求めて北へ北へと移動して行き、時には北海道まで北上します。※※
 しかし成虫は(暖地以外では)越冬できないで、冬の訪れと共に死に絶える、『たくましくも哀しいさまよえるチョウ』、と手元の図鑑にありました。

(参考):
 ウラナミシジミは現在検疫有害動植物として取り扱われています。※
 若齢幼虫は栽培マメ類の花蕾や花芯を食害し、やがて莢内に食入するため、幼莢で落下したり不稔実や傷果となったりして収穫に被害を与える害虫として扱われます。
 とくに成虫の発生期と開花期が一致する夏播き、年内収穫、次いで夏~初秋播き、晩秋~春収穫の場合の被害は大きくなるため防除対策が必要な場合もあります。
※防除法:
・アズキ、エンドウ、インゲンマメ、ソラマメではウラナミシジミに対する登録農薬があります。
・シルバーマルチ(農業用多層フィルム)で被覆することにより成虫の飛来を回避する方法も行われます。

・国内分布域は、房総半島南部以南、四国、九州、南西諸島。
・寄主(食害)植物:いんげんまめ、あずき、ささげ、えんどう、そらまめ、まめ科牧草。

・成虫の前翅長は17mm 内外で雄の翅表は光沢のある青色で、外縁は細い黒褐色に縁取られています。雌は青色部が少なく外縁の縁取りは幅広い黒褐色です。
 後翅の後端に黒い斑点が2つあり、2つの斑点の間には細い尾状突起が出ています。 
 翅裏は黄褐色で白灰色のさざ波紋があります。
・卵は淡黄色のまんじゅう形で表面に放射刻紋があります。。
・老熟幼虫の体長は15mm 内外で長楕円、平たいワラジムシ形で暗緑色~緑褐色、蛹の体長は7~8 mm となります。
・気温の上昇とともに北へ移動して分布を広げ、加害も見られますが、越冬はできません。
・卵は花、蕾、新芽などに1卵ずつ産みつけられます。卵期は4~5日。
 幼虫期間は15 日内外、4齢を経過して食草の葉間や物陰、地表のくぼみなどで蛹化します。
 蛹期は7日内外、越冬期の場合は2か月に及ぶこともあります。

※参照文献:
 ウラナミシジミのPRA報告書 (平成22年11月 横浜植物防疫所)http://www.maff.go.jp/j/syouan/keneki/kikaku/pdf/uranami_pra.pdf

※※北上する蝶
 http://nakaikemi.com/goupnorth.htm

| | コメント (0)

2014年11月22日 (土)

ヒサカキの果実

 里山の林地では、たくさんの花芽を付けたヒサカキ雄株、そして花芽はまだ見られないものの、紫黒色に熟した果実をびっしり付けた雌株を共に多数見ることができました。1r0083279

2r0083277

3r0083278

4r0083282

 
 熟した実を一粒、指先で潰してみるとロイヤルブルーインクのようにきれいな青紫色の汁が出て指先が染まります。5r0083276t

 
 さらに潰すとたくさんの小さな種が出てきます。6r0083283

 (雌株の)果実は鳥に食べられて消化器官を通過して散布され、林内に侵入していきます。 
 鳥の消化管を通過した種でないと発芽しないそうです。
 なお、余談ながら、本種は基本的に雌雄異株ですが、両性花をつける株も報告されていて、あまり分化が進んでいない樹種だそうです。

| | コメント (0)

2014年11月21日 (金)

ヒサカキの蕾

●ヒサカキ(ツバキ科ヒサカキ属):
 公園に植栽されている数本のヒサカキに、小さな花芽がびっしりついているのに気がつきました。
 10月には出来ているようですが、遊歩道から少し離れたところにあるため注意して見に行かなければ気がつきません。

 日当たりの良いところの蕾を被う萼は紫黒色、3r0083260_3

4r0083238_3

5r0083260_1

 
 日陰のところは緑色のままです。1r0083260_2

2r0083238_1

 蕾の期間は半年もあり、萼には、この間の蕾を害虫から守るための防御物質が含まれているのだそうです。
 そのおかげで、このまま冬を越し来年早春に開花して、近くを通ると独特の“匂い”、人によっては“臭い”を漂わせているのに気づかせて、春の訪れを告げるのです。

 余談ながら、先日ホームセンターに神棚や祭壇に供える「サカキ」(榊:モッコク科サカキ属の常緑小高木)の代用品として、サカキと共に並べられて同じ値段で売られていました。

 ヒサカキ:
 常緑小高木(樹高3m~10m)で、雌雄異株、 本州の東北以南に分布する常緑樹木です。
 自生のものでは10mの高さに達しますが生長は遅く、植栽されているものは2~3mに管理されています。
 葉は互生し、長さ5cm前後の楕円形で、縁に鈍い鋸歯があります。
 開花期は3~4月。 雌株は花後に径5mmほどの丸い果実ができ、長時間かけて生長し10月頃に黒紫色に熟します。

| | コメント (0)

2014年11月20日 (木)

ダイサギとアオサギ①-2池の端で

 池の端で出くわして、無関心を装いながらも相互に気になるダイサギとアオサギ。

 ダイサギが視線を落として近寄って、Img_7283ct

 
 知らない振りして通り過ぎ、Img_7284ct

 
 それでも何となく気になったアオサギが、チラリ!Img_7285

 
 行っちまったか。Img_7286ct

 特に何事も起きません。

●ダイサギ:
 当地では夏鳥または漂鳥としてほぼ1年中見られます。
 全長90cmほどで、日本のシラサギ類では最大。
 現在は冬羽で、嘴が黄色くなり眼先も黄緑色になっています。Img_6821

 
 繁殖期には背に長い飾り羽が生え、嘴は黒、眼先は青緑色になります。
 ※ http://kuromedaka-saitama.cocolog-nifty.com/blog/2012/04/post-e684.html
 水の中をゆっくり歩き、獲物を見つけると、長いくびをさっと伸ばして捕らえますが、見ている限り下手くそでなかなか順調には獲れないようです。
 なお、日本で繁殖するのは亜種チュウダイサギで、冬鳥として渡来するのは亜種ダイサギで、亜種ダイサギのほうが大きく、当地でも少数ながら河川や水田などで見ることが出来るようですが、素人には識別できません。
 ※ http://kuromedaka-saitama.cocolog-nifty.com/blog/2013/04/post-ed6d.html

 
●アオサギ:
 一年中見られる留鳥です。
 ゴワーとかギャーという悪声を発してゆっくり飛ぶ姿を見かけますが、全長は約93cmと日本のサギ類の中では最大で、翼を広げると1.6mにも達して、それなりに見応えがあります。4r

  
 体の上面は灰色で、下面は白色に黒い縦すじがあり、嘴と脚は黄褐色で、眼先は黄緑色です。Img_7089

 繁殖期には嘴の基部、眼先、脚がピンクの婚姻色になり、また頭部には長い完羽、胸や背中に飾り羽も生えてきます。
 ※ http://kuromedaka-saitama.cocolog-nifty.com/blog/2014/01/20141-fe4d.html
 河川や水田などに下りたって、歩いたり水際で待ち伏せしたりして、魚類やカエルを捕らえています。
 大きな鯉らしき獲物を捕らえて呑み込むのに難渋している姿を見かけたことがあります。   
 ※ http://kuromedaka-saitama.cocolog-nifty.com/blog/2010/05/post-8a65.html

| | コメント (0)

2014年11月19日 (水)

ダイサギとアオサギ①用水路で

 カルガモ一族が住み処にしている用水路に常連のダイサギとアオサギがやって来ました。

●ダイサギです。
 とりあえず下りたってから、Img_6819

 
 ゆっくり歩いて川床に転がった鉄枠ゴミに登ります。Img_7081

 
●アオサギです。
 こちらも少し間を置いて川床に降り立ちました。Img_6954

 
 とりあえず、しばらくの間はお互いに無関心を装ってこの状態で動きません。
 カルガモは行ってしまいました。
 (画像はクリックで拡大します)Img_7105_2

 
 十分位も経ったでしょうか、(ボーッと見ている暇人がいます。)
 アオサギがゆっくりとダイサギの後方にむかって歩き出しました。Img_7103

 
 そして、突如、川面めがけてドボッと頭を突っ込みましたが、ただ水面を揺らしただけです。(鯉など川魚がたくさんいます。)Img_7114

 
 無関心を装いながらも、”下手くそ!”と気になるダイサギです。Img_7094

| | コメント (0)

2014年11月18日 (火)

ハナアブの仲間、スズメガの仲間の蛹

 晴れても北寄りの風が冷たい一日でした。
 毎日少しずつ、ささやかな庭の片付けをしていると、アブラゼミの抜け殻が落ちてきたりて、時の移ろいの慌ただしさを感じます。

 バラの剪定冬越し準備などをしている時、ハナアブが1匹やって来ました。
 咲き残りのホトトギスとサザンカの花しかありませんので、あいにくだったようで、すぐに飛び去っていきました。

●ハナアブの仲間:
 写真の写りが悪くて判然としませんが、シマハナアブ ナミハナアブかも知れません。
シマハナアブ:大きさ(体長)12mmほど、出現時期は4~12月)R0083243

R0083244

 
●スズメガの仲間の蛹:
 雑草溜まりになっているプランターや鉢を大々的に処分して片付けたところ、物陰になっていたコンクリート床上に直接、蛹がころんと転がっているのを見つけました。
 触ると元気よく動きます。
 この時期、雑草を堀取っている時に、浅い土の中に潜って蛹になっているのを掘り起こすことはありますが、コンクリート床の上に転がっているのは初めて見ました。
 そのまま放置です。R0083245

R0083246

R0083247

 ここままだと無事ではないと思いますが・・・

なお、ベニスズメ幼虫などのスズメガの仲間は毎年我がでも見かけます。

| | コメント (2)

2014年11月17日 (月)

カワウとダイサギ

 晩秋の日中、穏やかに晴れた池の畔で。

 暇人一人と、カワウ3羽、そしてダイサギ1羽。
 ずっと見ていたのは暇人。
 カワウとダイサギは、時に同じ方向に向いていても、見ているところも関心もバラバラで、相互不干渉。
 これならいがみ合うこともありません。
 これで平和が保たれているのです。Img_7332t

Img_7333_2

Img_7335_2

Img_7338_2

Img_7344_2

Img_7345_2

Img_7350_2

| | コメント (0)

2014年11月16日 (日)

晩秋の公園

 晩秋、日曜日の公園で。
 朝夕は薄着だと肌寒いものの、日中はまだまだ夏服でも十分のぽかぽか陽気です。
 錦織選手の活躍も影響しているのかどうか分かりませんが、二面しかなく、それでも普段は 人影の少ないテニスコートも、今日は賑わっていました。
 ケヤキ並木も紅葉が進んでいます。
 山地の鮮やかな紅葉風景には較べようがありませんが、限定された樹種しかない公園ではこんなものでしょうか。Img_7417

Img_7423

 
 すっかり葉を落としたサクラにシジュウカラが飛び回って虫を探していました。Photo

 やはり冬になると山地から下りてくるようで、市街地でもよく見かけます。
 庭にも時にはやって来ます。

 
 今年は人里にクマが出没して人身被害などの報道が多いようです。原因の一つは住み処である奥山のドングリ凶作といわれています。
 http://www.wwf.or.jp/activities/2014/10/1226507.html

 ただ、今シーズンの公園では近来稀なほどのドングリ大豊作になっています。
 ”ドングリ”の実る公園樹としてクヌギ、マテバシイ、そしてアラカシがあります。
 クヌギ、マテバシイのドングリは既に終わっていますが、実りの時節には大量のドングリが落ちて掃除を担当される人達も大変だったようです。
 そして現在は、樹木本数も一番多いアラカシが大量のドングリを付けていて、Photo_2

 
 樹下にも遊歩道にも大量に落下しています。R0083231

 
 ナミテントウが、日溜まりになっているアラカシのドングリの帽子(殻斗)にすっぽりはまって、日光浴をしていました。極楽気分でしょうか。Photo_3

 
 すぐ傍の葉に小さなハチが1匹、こちらも日光浴でしょうか。いつもなら素速く動き回っていてすぐ飛び去るのに、佇んでいました。
 (ヒメバチ科の仲間?)Photo_4

 
 ヒヨドリの群れが緑の大木に集まって、やかましく鳴いていますが、葉に隠れてまったく姿は見えません。
 餌になるピラカンサはたわわに実をつけています。R0083236

 
 ついでに:農道脇に自生したピラカンサも実りで真っ赤でした。Img_7425

 
 9月にはまだ緑色だったモッコククロガネモチ(雌株)の実もきれいに赤く熟しています。R0083237

 深まる秋です。

| | コメント (0)

2014年11月15日 (土)

イソシギ、ハクセキレイ

 晴れた日が続いています。
 ただ、街中では風もほとんど感じませんが、吹きさらしで遮るもののない たんぼ道のフィールドでは、ヤッケがないと寒いくらいの風が吹いています。

●イソシギ(チドリ目/シギ科):
 用水路に1羽のイソシギが飛来しました。留鳥ですが、当地で見かけるのはほとんど晩秋から春先までの間で、環境にもよるのでしょうか。
 非繁殖期の今頃はたいてい単独行動です。
 短い尾羽を上下に振りながら歩き、水辺のユスリカや昆虫などを捕らえて食べています。体長20cmほどで、雌雄同色です。Img_7124t_12014117

Img_7124t_2

Img_7124t_5

 イソシギの名前から海辺の磯に住む感じがしますが、海岸~河川など全てで見られるシギです。

 
●ハクセキレイ(セキレイ科):
 年中、たんぼ道や用水路などで見かけますので、たいてい撮りません。
 たまたま目の前に飛んできてウロウロしているので暇つぶしに。
 長い尾羽を上下に振りながら歩いています。Img_7386

 昔は清流の川辺に住む鳥というイメージでしたが、今は都心にも住みついている、環境適応能力の高い小鳥です。

| | コメント (0)

2014年11月14日 (金)

冬羽のカイツブリ

 秋晴れの午後の池。
 100mほど先にポツンと浮いていた小さな白っぽい鳥。
 双眼鏡でのぞくとやはりカイツブリでした。Img_7248

 
 撮ってみると、いやに白っぽく、順光でしたが白飛びした画像のようで、撮り直ししようと再びファインダーをのぞいたら、傍らにもう1羽浮かんでいて、白飛びではないことが分かりました。
 色の濃いのが夏羽のカイツブリで、全体に色の薄いのが冬羽のカイツブリです。
 同時に撮れたのは初めてでした。Img_7248_2

 
 例によってどんどん遠ざかって(逆光の中)いきました。Img_7248_3

Img_7248_4

Img_7248_5

Img_7248_6

Img_7248_7

 なお余談ながら、ネット上には、きれいな白色(アルビノ)カイツブリの観察記事がありますが、私はまだ見たことはありません。

| | コメント (0)

2014年11月13日 (木)

濃霧(放射霧)/カワウ

 朝、雨戸を開けると外は濃霧で真っ白。
 昨日の冷たい雨の後、冷気で地表が急速に冷やされて発生した放射霧のせいでした。
 通学時間になっても晴れません。
 父兄が付き添いの姿も。Img_7287

 
 たんぼ道はさらなる濃霧。立っているとカメラや着衣も濡れてくるほど。Img_7288

Img_7289

 まあ、これほどのことは珍しいですね。

 
 10時過ぎ頃から急速に晴れてきましたが、北西の風も強くなって、ままならない天気です。
 正午前、池の端ではカワウが防水/撥水性能の劣る、着たきりの黒衣を広げて乾かす姿がありました。
 (画像はクリックで拡大します)Img_7356t

 余談ながら、右下の個体で、頭頸部と腰部に白い繁殖羽が生えてきているのが雄です。

| | コメント (0)

2014年11月12日 (水)

ボラ

 海から50km以上遠く離れた内陸県の調節池にも、ボラ幼魚の大群が見られます。
 たまたま近くで、群れが水面に集まってザァーという波の音をたてながら、また空中にピョンピョン跳び上がり銀鱗を光らせながら泳ぐ有様を目撃して驚きました。
 近くにカワウが潜水を繰り返していたからでしょうか。Img_7236

 
 池端でヘラブナや鯉を目的に釣りをしているツリキチおじさん達の近くにボラ幼魚の大群が回遊してくると、釣り針にしょっちゅうかかるため、おじさん達は、また外道か!と舌打ちしながら、近くに住み着いている野良猫に投げ与えています。
 間近に見たのは初めてです。胸ビレの付け根に青斑があります。
 体長15cmほどで、丸まる太った魚です。
R0083014

R0083015

 ピンピン跳ねているのを物陰から窺っていた”ノラ”がやってきて、ごちそうを咥えていきました。

 
 そのすぐ先で、”オッ××、やったね”という声の方を見ると、竿がしなって”大物”がかかったようです。
 ピンぼけながら一枚撮ったところで、その“大物”は逃げてしまいました。
 逃げた魚は1mほど、はありませんでしたね。Img_6289

Img_6289ct

※ボラ:
 基本的には海水魚で、生活史の中で必ずしも淡水を必要としないにも拘らず、適応範囲が広くて汽水域から淡水域へと陸域深くまで侵入し、堰などで遡上が困難な場所を除いては、 海水淡水を問わず、全国どこでも見られる魚となっている、ということです。

 なお、あらためて過去ログを見て、ボラの幼魚群ではなかったかと思う記事が二つありました。
 ・ひとつは次の記事:無風の水面に白く輝く、何者かの“航跡”が、白く光って広がっていました。水面を泳ぐ魚の大群、だったのかも知れません。

 ・もう一つは、調節池と同じ水系でつながりのある町裏を流れる排水路で、群れをなして泳ぐ小魚を”川魚”として記録していましたが、海水魚のボラだったのかも知れません。

| | コメント (0)

2014年11月11日 (火)

晩秋の雑草

 晩秋の初め、茶色になったフィールドで平凡な、しかし元気な雑草や昆虫仲間。

●スカシタゴボウにカブラハバチ(ナノクロムシ)幼虫:
 真っ黒い幼虫です。雑草のスカシタゴボウの回りにたくさん這っていました。
 もうすぐ地面の浅いところに潜って土繭を作って蛹化し、越冬します。
 幼虫は12月初めまで見られます。Photo

 
●イヌガラシに(アオムシ)モンシロチョウ(中齢)幼虫:
 やがて終齢になった幼虫は蛹になって越冬します。Photo_2

※余談
 ■スカシタゴボウ〈透し田牛蒡〉:
   湿り気のある道ばたや草地に生える高さ10~40㎝の2年草。
 イヌガラシと比べて葉の裂け方が深く、花が小さめのスカシタゴボウです。
 根生葉は羽状に裂け、茎葉は上部のものほど裂け方が浅いです。
 花は黄色い十字形花で直径約3㎜。果実はスカシタゴボウより短く5~7㎜で、ほぼ同じ長さの柄があります。花期は1~12月。

 ■イヌガラシ〈犬芥子〉:
   湿り気のある道ばたや草地に生える高さ10~40cmの多年草。
 葉は大小不ぞろいの鋸歯がありますが、スカシタゴボウより切れ込みは浅いことが多いです。花は黄色の十字形花で直径4~5mm。果実は細長く、長さ約2cmほど。花期は1~12月。

 
●シロバナタンポポにカスミカメ:
 日の当たる花に小さなカスミカメが隠れていました。種類は分かりません。Photo_3

 
●マルバアメリカアサガオ:
 一度は除草されて群生は無くなったものの、取りこぼされた株がまだまだ元気で、午後2時を過ぎても花は萎れずに開いています。Photo_4

 
●ノアサガオ:
 根絶除草は難しいようです。同様の元気さです。本種の結実はほとんど見られません。Photo_5

 
●ハキダメギク:
 たんぼ道に今一番多く残っていて目立ちました。Photo_6

 
●オオニシキソウ:
 除草からもれた株が赤く熟した実をつけていました。
 夏に目立たない花を咲かせ、秋に朱色の果実を形成します。分布は本州以南。Photo_7

| | コメント (0)

2014年11月10日 (月)

ミシシッピアカミミガメ、ヌートリア

 寒かったり”暑かったり”、行きつ戻りつを繰り返す晩秋の用水路に定着している、ミシシッピアカミミガメとヌートリアです。

●ミシシッピアカミミガメ*:
 用水路に在来種のカメの姿を見ることは全くなくなり、どう見ても増えすぎ、と思われるミシシッピアカミミガメが、甲羅干しをする姿を日常的に見かけます。
 厳冬期、水路に張った薄氷が融け残っている日当たりに出て暖をとっている姿を見たことさえあり、冬眠しない個体も居るのではないかと思います。
 困ったことだと思うのですが、カメのせいではありません。Img_6752

Img_6753

Img_7097

*http://www.nies.go.jp/biodiversity/invasive/DB/detail/30050.html

 
●ヌートリア*:
 本種は、毛皮取り用に連れてこられ、その後野外に逃げ出したものが定着した遠来の生き物。
 ヌゥッーとリア姿を見せてかなりのスピードで泳ぎ去り、水際の茂みに姿を消しました。
 リアスタイルのみ拝見。Img_6412_1

Img_6412_2

 *http://www.nies.go.jp/biodiversity/invasive/DB/detail/10140.html

| | コメント (0)

2014年11月 9日 (日)

下栗の里

●『日本の里100選』の一つ「下栗の里」:
  10月末、日帰りで写真撮りにいってきました。

 下栗の里*(長野県飯田市上村下栗地区)を俯瞰できる「天空の里ビューポイント」からのワン・シーンです。
 (画像はクリックで拡大します)

Blgimg_6606
 (2014.10.30、午後4時撮影)

 日帰りの強行日程で、現地到着は午後4時。数枚のショットのみですが、なんとか撮れて幸いでした。
 そそくさと帰路につきました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

■下栗の里
 * http://www.shimoguri.com/about.html
  * http://tohyamago.com/osusume/shimoguri/

| | コメント (0)

2014年11月 8日 (土)

錦秋

 本日は天気予報の通り、昨晩からどんよりとした曇り空で、明日は雨もように。
 そんなわけで、当地では”天心の月”ということもありません。

 代わりに半月遅れの過去ログで、日帰り見物の紅葉シーンです。
●撮影場所/日時::
  新潟県湯沢町、苗場の田代・ゴンドラから/2014.10.23撮影。

Img_2600

Img_2613

Img_2619

Img_2627

Img_2630

Img_2635

Img_2643

Img_2644

| | コメント (0)

2014年11月 7日 (金)

ツタバウンラン

 立冬ですね。北西の強風が吹いた1日でした。

●ツタバウンラン(オオバコ科ツタバウンラン属):
 いささか 旧聞ですが記録に。
 9月初旬、 街中の幹線国道で、分離帯のサツキの植え込みを被うように歩道脇に野生化していたツタバウンランです。R0082026_1

R0082026_3ct

4r

 限局的な繁茂でしたので、単なる憶測ですが、分離帯の植栽刈り込みなどの道路環境維持管理作業に伴う”人為的攪乱”によって運ばれてきたのでしょうか。
 余談ながら現在はきれいに除草されていて見ることはありません。

※本種はヨーロッパ原産のつる性帰化植物多年草。
 ほふく性で草丈は20~80cmぐらいに延び上がります。
 葉はツタの葉に似た形で、円形~扁円形で縁は掌状に5~7裂しています。
 葉腋から出る長い花柄の先に白色~淡青色で直径1cmほどの唇形花を一つ付けます。 
 花期は4~9月。(帰化)分布は北海道から本州。

 
 なお、地面を這い、外観が少し似ている雑草にはトキワハゼやムラサキサギゴケなどがありますが、大きさや葉の形などがまったく異なります。
 ●たんぼ道のトキワハゼ:R0083170_1

R0083170_2

※参考情報:(独)国立環境研究所侵入生物データベース
 ・ツタバウンラン
 http://www.nies.go.jp/biodiversity/invasive/DB/detail/81470.html

| | コメント (0)

2014年11月 6日 (木)

シロザの紅葉

 雑草の紅葉で晩秋を知る。

 ”尾瀬の草モミジ”、ほどに膾炙していませんが、紅葉する雑草仲間のシロザです。
 どんどんアースカラー色になりつつあるフィールドに、除草から取りこぼされた迷惑雑草のシロザが一株、紅葉していて目についたので記録に。Img_7004tc

R0083136_2

Img_7006_2

 
 少数の未熟な果実は緑色ですが、熟したものはきれいな紅赤色です。
 果実の周囲には砂糖をまぶしたように白い粉状の細粒がついています。
 果皮が破れて黒い種がのぞいている果実もあります。R0083136_4ct

 
 種子です。
 果実の塊をギュッと握ると、大きさ1mmほどの種がこぼれ落ちてきます。
 たくさんの種をばら播くのですね。R0083163

※シロザ(アカザ科アカザ属):
 道端や畑地、荒れ地、などに生える帰化植物1年草です。
 茎が木質化して高さ60~150cmほどになる嫌われもの雑草の一つです。
 そのため近くでは初夏および秋の除草作業などで除草され、大きく育つものはほとんど見かけません。
 生長時に若芽の中心部分が白い粉状の細粒で被われるため、遠目には中心付近が白っぽく見えるので、“シロザ”。
 (また中心部が赤色の粉粒で被われるものがあり、赤く見えるためそちらは「アカザ」と呼ばれますが、アカザは少ないようです。)
 花期(9~10月)に雌しべが先に成熟し、花が開いてから雄しべが伸びていきます。
 受粉後の果期(10~11月)になると果実ができます。果実の縁は稜になって5角形になります。
 成熟すると果皮が5角形にそって5裂し、中から大きさ1mmほどの黒い種子が一個こぼれ出てきます。
 この頃に葉は紅葉してきれいです。

| | コメント (0)

2014年11月 5日 (水)

モズのはやにえ/旧暦うるう9月の十三夜

 池の端。晩秋の青空に突き刺さるように3m近く伸びた枯れヨシ叢。
 ふと見上げると茎の途中に何やら刺さっているものが。R0083158

R0083156

R0083157

 池に住んでいるトウキョウダルマガエルの干物でした。

 
 この早贄を作ったのは、あたりを縄張りにしているこのお方。Img_7000ct

 理由無きいたずら、なのかどうか。

..................................................................................................................

追記(p.m.23:45):
 本日2014年11月05日は、1843年(天保4年)にあった「うるう9月」以来、実に171年ぶりの「うるう9月」の十三夜です。
 要するに本日は、旧暦「うるう9月」の2度目の十三夜。
午前中は晴れていましたが正午から曇りに、そして日没後は全天厚い雲に被われてしまい、ほんの時折、月があるあたりがぼんやり白っぽく見える程度。
 そして午後九時半過ぎ、時々リビングから眺めていた曇天にわずかに雲の薄いところが見え、急いで外に出て見上げた十数秒間、雲を通して白い月が見えたのでした。
 結局その時の名月/迷月写真だけに終わってしまいました。Img_701513

| | コメント (2)

2014年11月 4日 (火)

晩秋のチョウ(2014)

 草刈りも終わって、雑草の花も少なくなったフィールドですが、草地にまだ所々かたまって残っている”ひっつき虫“のコセンダングサの花に、チョウや小昆虫などが吸蜜に来ていました。
 成虫で冬越しする者以外は、残された日々もだんだん少なくなってきました。

●モンシロチョウ:
 蛹で越冬します。Photo_5

 
●モンキチョウ:
 幼虫で越冬します。Photo_6

 
●キチョウ:
 成虫で越冬します。(夏に出現する成虫は数週間程度の寿命ですが、秋に出現した成虫はそのまま越冬し、春に産卵します。)Img_6748

 
●キタテハ(秋型):
 ヒメジョオンの花に止まって日向ぼっこのようでした。
 秋に発生する成虫(秋型)は翅の切れ込みが大きく、翅色も鮮やかな山吹色できれい。
 成虫で越冬します。体をアップで見ると、長い毛に包まれた温かそうな装いです。
 (物かげでじっとしていますが、冬季まれに日光浴する姿を見ることもあります。)
 (画像はクリックで拡大します)R0083105_4

Photo_7

 
●ツマグロヒョウモン(♀):
 少なくなったアカツメクサの花に来ていました。翅の傷みもないきれいな個体でした。
 成虫は4、5回発生する多化性で、4月頃から11月頃まで見られます。
 成虫では越冬できず、幼虫や蛹で越冬します。Photo_8

続きを読む "晩秋のチョウ(2014)"

| | コメント (0)

2014年11月 3日 (月)

ジョロウグモ、ドヨウオニグモ

●ジョロウグモ(ジョロウグモ科):
 
 10月中旬の里山公園で、繁殖シーズン真っ只中とはいえ、今まで見たことがないほど沢山のジョロウグモの巣をみかけました。
 夏から秋にかけて、大きな網を張るもっとも目立つクモです。
 そしてほぼすべての網の端っこに、大きな網の持ち主で真ん中に陣取っている雌に比べて、極端に小さい雄のくもが交配の目的で居候していました。
 下手をすると雌に食べられてしまうため、居候も楽ではなさそうで、がんばって“有終の美”を飾ってほしいものです。
 交尾を終えた雌は腹部が膨らみ鮮やかな黄色と青の模様がはっきりとして、おしりの赤い色も鮮やかになります。
 そして11月の中頃から12月初め頃には木の幹や建物の壁などに卵を産みつけると、一生を終わります。
 分布は本州、四国、九州。1

Photo

 
●ドヨウオニグモ(コガネグモ科):
 10月中旬、田圃沿いの草地のあちらこちらで見かけました。
 夏から秋にかけて、田んぼやそのまわりの草むらに多く見られる小型のオニグモの仲間です。
 雌は体長9mm前後、雄は6mmほど。腹背には独特の波のような斑紋があります。
 円網を張りますがその角度は水平だったり斜めだったり様々です。
 分布は日本各地。P9262389_1

P9262389_2

P9262389_3

| | コメント (0)

2014年11月 2日 (日)

バン若鳥、コガモ、カルガモ(2014/晩秋)

●バン(留鳥):
 今シーズンも10月下旬に姿を見せました。
 毎年晩秋になると用水路に移動してくるバンです。
 (はっきりしませんが、額板がまだ赤くならない若鳥と思います。成鳥になると赤色になります。あるいは額板が縮小して赤色も退色した冬羽の成鳥かもしれません。)12

 過去の記録を見るとやはり1ヶ月近く早いようです。
 やってくるのはごく少数ですが、来たものは例年春先までこの水路界隈で暮らしています。

 本日、午前中は晴れ間ものぞいた水路に、2羽のバンが仲よく羽繕いをする姿を見かけました。PhotoPhoto_2

 警戒心が強くて人影に気づくと必ず物陰に隠れてしまうのですが、今日は珍しく気持ちよさそうに羽繕いサービスを受けてリラックスしている様子で、カメラを気にする様子もありません。
 はじめて目にした光景でしたので、ついでに動画(20秒)も撮りました。

 
●コガモ(冬鳥):
 10月中旬から、冬鳥のコガモも少数ながら用水路に姿を見せています。
 例年、この界隈で春遅くまで暮らしていきます。Photo_3

 
●カルガモ(留鳥):
 余談ながらこの用水路にはカルガモが年中暮らしています。
 (傍にいるのはミシシッピアカミミガメ)Photo_4

| | コメント (0)

2014年11月 1日 (土)

サザンカ開花、コウヤボウキ、シラサギカヤツリ他

 11月は冷たい雨降りの一日でスタートになりました。

●サザンカ開花:
 今朝、窓の外を見ると、ピンクのサザンカが1輪開いていました。
 昨年はじめての開花記録を見ると11月30日でしたので、約1ヶ月早いようです。R0083119

 
●庭のコウヤボウキ:
 なぜか今シーズンになってはじめて、コウヤボウキが沢山の花をつけています。
 5年以上前に近隣の里山で採取した種を庭に播いていたものが芽を出して、か細い茎を延ばしていましたが、これまでほとんど花をつけることはありませんでした。
 多分回りの植物を整理して、本種だけ残して置いたのが良かったのかも知れません。
 ただあまり勢いを増して蔓延っても困るのですが・・・。しばらくは静観。Photo_2

 
●シラサギカヤツリ(園芸種):
 今夏、ホームセンターの水草コーナーで”衝動買い”して鉢植えにし、屋外メダカ水槽に放り込んでいたものが元気よく増えました。
 9月に、増えすぎた株を一度整理しましたが、今再び大きくなっています。
 ただし耐寒性は弱いということなので冬越しできないかも知れません。(毎年水槽には薄氷が張ります。)Photo_3

 
●ナガバオモダカ(外来種):
 今、春先から何度目かの白い花をつけています。
 外来種で、ホームセンターで購入したもの。屋外メダカ水槽のBOD除去目的で鉢植えにして水槽に沈めています。 
 厳冬期には水上部は枯れますが、水没部分は枯れないで冬越する、大変上部な植物です。
 旺盛な繁殖力で困るほどで、外部環境に逸脱させないよう注意が必要です。R0083008

続きを読む "サザンカ開花、コウヤボウキ、シラサギカヤツリ他"

| | コメント (0)

« 2014年10月 | トップページ | 2014年12月 »