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2014年11月25日 (火)

冬鳥(2014/10,11)②スズガモ(♂エクリプス羽)、キンクロハジロ(♂エクリプス羽)

 ホシハジロに続いて。

●スズガモ(♂エクリプス羽):
 調節池に立ち寄った個体です。
 ホシハジロと体型も、羽毛の塗り分け方もよく似たパターンですが、配色の違うスズガモです。
 ただスズガモは上面が白と黒の縞模様の羽毛で被われているため、遠目には背中がやや灰色っぽく見えるということです。
 またホシハジロの目は赤いのに対して、スズガモは黄色という明瞭な違いがあり、両者の識別に迷うことはありません。

 そして今回、完全に間違っていたのは、キンクロハジロとの混同でした。
 両者はよく似ていて、遠目には識別困難です。
 キンクロハジロも、10月中旬から下旬にかけて4回撮っていました。(記事/写真は下段に掲載)
 すべてキンクロハジロとしてフォルダに40枚ほど溜まっていたのを1枚ずつ原画サイズでチェックしていたところ、撮影はキンクロハジロと同日で、時間帯が30分ほど異なる同一個体3ショットに、素人ながら?と思った画像がありました。
 よく見ると、換羽しかかった上面に白と黒の縞模様の羽毛が見えること、嘴の基部に少し白斑が残っていること、そして何よりもキンクロハジロにある頭部の寝癖のような冠羽が無いことが分かりました。
 これらの特徴を手がかりに手元の図鑑やネット情報を参照して、スズガモ♂エクリプスの個体ではないかと判断しました。
 なお、♀は嘴の基部周辺に大きな白斑があるのが特徴ということですが、今回観察された嘴の基部の小さな白斑はこれとは違うようです。
 (撮影は10月24日で写真は同一個体です。クリックで拡大します。)Img_635724_1

Img_635724_2

Img_635724_3

※スズガモ:
 全長45cm。冬鳥として渡来し、海水域を好み、大きな河川や湖沼、内湾で見られます。
 東京湾周辺、三番瀬あたりでは最も多く、大群が見られるそうです。
 キンクロハジロに似ていますが♂生殖羽の上面は白と黒の横斑で、灰色に見えます。
 冠羽は雌雄ともありません。

 
●キンクロハジロ:
 毎シーズン、ごく少数ながら池で観察するので珍しくはなくて、特別な追っかけもしません。
 そのせいでよく似た今回のスズガモなどは見落としているのかも知れません。
 それはともかく、10月中旬から下旬にかけて観察した♂は、エクリプス羽から生殖羽に換羽中のようでした。
 キンクロハジロ♂エクリプス羽は雌に似ていますが、頭部や胸部の黒色味が強く、脇や腹に褐色羽毛が交じります。
 生殖羽では脇や腹は白色になります。なお冠羽は♂の方が長いです。
 10月18日撮影1018

 
 10月24日撮影1024

 
 10月27日撮影1027

 
 10月31日撮影1031

 留鳥のカイツブリと一緒に潜水を繰り返す姿が観察できましたが、長居はしないようで現在、姿はありません。
 ”豊富な餌”にありつける都市公園の池などで見られることが多いようです。

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