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2014年12月 1日 (月)

最後のカネタタキ♂(2014/11末)

 ”妙に温かい雨の降る一日から師走がスタート。
 暇人でも慌ただしい気分にさせられるご時世です。

●カネタタキ♂(カネタタキ科):
 毎年、晩夏から秋になると、複数の庭木の何処かからチンチンチンと鐘を叩くようなカネタタキの声が聞こえて来ますが、これまで見つけようとしても一度もその姿を見たことがありませんでした。
 例外的に、庭木の選定をした後で、雌を見つけた記録があるだけでした。

 11月も残りわずかになったある日、偶然カネタタキを見つけました。
 数日の冷たい雨の後、1日だけ小春日和になり、さらにその翌日の肌寒い午前中ことです。

 朝食後、すこし乾いた庭の片付けなどしていた際に、すっかり灰色に枯れた竹の支柱に、1匹の薄茶色のカネタタキがじっと動かずにいるのを偶然見つけました。
 大きさは1cmほど。活動期には頭部、前胸背はやや明るい赤褐色、翅は暗赤褐色なのですが、もう体色も羽色もずっと色あせて、全体が”年輪”を感じさせる淡褐色になっていました。

 カメラを取って戻り、じっと動かずにいるのを撮りました。
 初めての♂の写真です。R0083307

R0083307_2

R0083307_3

 冬を迎える冷たい雨の樹陰で動けずにいたところ、暖かくなったので日当たりに出てきて、そのままじっとそこにいたのでしょうか。
 見つけた日の午後明るいうちまでは不動の姿勢でそのままいるのを見ていましたが、翌朝以降は姿は見えなくなりました。
 成虫が見られるのは11月まで、遅くても12月初めくらいまで。
 成虫では越冬できず、卵で越冬します。
 この成体も十分生きてその役割を終えようとしていたのでしょう。

 なお余談ながら、カネタタキはみかんの害虫で、みかん生産地では時には駆除の対象にもなっています。
※『カネタタキによる温州みかん果実被害の発生について』 愛媛県病害虫防除所(平成20 年10 月22 日)
http://www.pref.ehime.jp/h35118/2406/byocyubojo/htm/documents/20-bojyojho3.pdf

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