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2014年12月

2014年12月31日 (水)

オニグルミ・冬芽と葉痕/維管束痕(2014大晦日)

 今年1年、ご訪問ありがとうございました。
 過去の延長線上でない明日の一日にと思えどままならず、進歩のないことよ、と反省ばかりも歳のせい?

 年末に整理していた、幼木の生えた植木鉢。
 何だったか記憶がない雑鉢でした。
 移動しようとしたら動きません。鉢底の網を貫通した直根が地中にしっかり延びていたのです。
 地中に延びていた根を切り、鉢から引き抜いたところで、枝先をふと見ると、何と愛らしい顔に見える葉痕/維管束痕が。

 あらためて何者かと記憶をたどってみると、オニグルミでした。
 数年前に、用水路端の自生樹が結実し、一部が川縁の草むらに落ちていたのを拾ってきて、空いていた鉢に放り込んだまま忘れていた鉢でした。

 ヒヨドリに食べられないでまだ残っているマンリョウの赤い実といっしょに撮って、年末のご挨拶に。R0083783

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 ” 万両や 暦日めぐること速し ” (岸 風三楼)

 どうぞ佳いお年をお迎えください。

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2014年12月30日 (火)

小晦日/ご近所のカワラヒワなど

小晦日。

 翌(あす)あると おもふもはかな 小晦日   (蝶 夢)

 何かしら慌ただしくしているニンゲンの煩悩には無縁に生きているご近所の鳥。
 まあ、お互い、インフルエンザには注意したいものですが。

 
●カワラヒワ:
 ♂Photo

 
 ♀Photo_2

 
●シジュウカラ:Photo_3

 
●ツグミ(冬鳥):Photo_4

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2014年12月29日 (月)

オオフサモ、クサシギ

●オフサモ(アリノトウグサ科):
 先日のこと、歩いて行くには少し遠すぎて、普段はほとんど行くことのない水田地帯の用水路下流域まで、自転車で”散歩“に。
 水量もずっと少なく水深は川床からせいぜい10cmもあるかないかというところで、川床が遠目にはきれいな若緑色になっているのが目に止まりました。
 近くまで行くと、素人目にもはっきり単一種とわかる水草が一帯の水面をびっしり被っていたのでした。
 途中に途切れた場所はありましたが、200mほどに渡って繁茂していました。
 これまで近くで見かけたことがなく、在来の植物ではないなと直感したものです。
 写真だけ撮って帰宅後調べて見ると想像したとおり外来種で、日本の侵略的外来種ワースト100にリストされている、南アメリカ原産の「オオフサモ」と分かりました。Img_8293_3

Img_8293_2

 本種は特定外来生物に指定されているので、現在は栽培、移植等が禁止されています。
 雌雄異種で抽水性の多年草。繁殖期は春から初夏で、冬期に地上部は枯れて、おもに根茎で越冬するということですが、地域によっては地上部も枯れ死しないで残るそうで、当地でも写真のようにこの時期(12月下旬)まだ青々としているのを見ると繁殖力は相当旺盛な感じがします。(なお余談ながら繁殖しているには全て雌株だけだそうです。)
 http://www.nies.go.jp/biodiversity/invasive/DB/detail/80250.html

 
 写真を撮って通り過ぎた際に、逆光でしたがイソシギかと思った鳥が目に入りました。
 特に珍しくもないのでいったんは通り過ぎたのですが、そこは暇人、Uターンして(今度は順光に!)あらためて見ると何となくイソシギとは雰囲気が違うので、少しずつ近寄りながら何枚か撮ったところで飛び立っていきました。
 こちらも後で調べたら、イソシギではなく、はじめて確認した「クサシギ」でした。
 これはおまけでしょう。Img_8297_1

Img_8297_1ct

Img_8297_3ct2

●クサシギ(シギ科):
 一見似ているイソシギは、羽脇に食い込む「白」がポイントで、その特徴がない、灰色味を帯びた冬羽のクサシギです。
 全長24cm、北日本では旅鳥、関東より南では冬鳥。あまり群れにならず、イソシギ同様、1羽でいることが多い。
 河川、水田などの湿地に飛来し、関東以西では冬を越すものもいる。
 水田や湿地、川などの浅い水辺で、水生昆虫や軟体動物などを食べるということです。

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2014年12月28日 (日)

晴れて寒い年末のフィールドで:キジ、アオサギ

 今年も残りわずかに。庭先のじょうろには氷が張り、乾きすぎて水遣りをした庭土には霜柱が。

 大掃除に飽きて気分転換に外出したフィールドで。
 逆光のもと、刈り残された枯れヨシの足元にいきなり姿を現したのはキジのつがい。
 毎度ながらおたがいにびっくり。
 雌キジの方はそそくさと枯れヨシに茂みに姿を消しました(写真は撮る暇がありませんでした)が、雄キジの方は立ち止まって様子を窺う風情。
 カメラを向けるとゆっくりと雌の後を追うように草むら隠れて行きました。
 ここは禁猟区域内ですので、心得ているのでしょうか。Img_8263_2

Img_8264

Img_8265

 
 強風が吹き付ける田圃の中の狭い水路脇。周囲の道路から離れたところで、サギのたまり場になっています。

●アオサギ:
 案の定、遠目には、襤褸の塊のようにしかみえないアオサギ6羽と、(多分)ダイサギ1羽。
 (画像はクリックで拡大します。)Img_8270

 
 2羽は、もうまさにボロの塊でしょう。Img_8266t

 雪国に行ったらどうするつもり?
 我慢強いものは東北地方でも越冬するようですが・・・
 http://ir.iwate-u.ac.jp/dspace/bitstream/10140/2605/1/al-no58p161-171.pdf

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2014年12月27日 (土)

ヒドリガモ

 冬晴れの水路で。
 池からすっかり姿が見えなくなっているヒドリガモの一群が用水路にやって来ていました。
 どちらかと言えばさほど警戒心の強くないヒドリガモです。

 50mくらい離れた堤防脇に立ち止まってしばし暇つぶし見物。
 こちらを気にする様子は無く、次々に水路から堤防の草地斜面に飛び上がると、ぞろぞろ堤防の上まで上がって盛んに緑色の草の芽を食べています。Img_8304

Img_8307

Img_8315

 
 いつまでも見ていられないので歩いて行くと、邪魔者が来たか、と見回してから一斉に飛び立ち、少し先の水面に下りてから、こちらをチラチラ見ていた♀(上)と♂(下)でした。Img_8319

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Img_8330

Img_8331ct

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 邪魔者が消えたらまた草を食べに堤防に上がることでしょう。

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2014年12月26日 (金)

快晴無風の池の端(12月中旬)

 晴天には強風が付きものになってしまった昨今にあって、珍しく無風の快晴になった中旬の池の端で。
 池には冬鳥のカモ類の姿はまったくありません。
 相変わらず、釣り好きのオジさん達が釣り竿を垂れたり、四つ手網を沈めたりのお楽しみ。Img_8178

 
 四つ手網漁では小魚や、特にまだ小さいテナガエビがたくさん取れるという。Img_8181

 
 近くで水際を歩き回りながら”漁”をしていたのはコサギ。
 黄色い4本趾(あしゆび)ソックスをはいているのですぐわかります。Img_8253ct

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 ほかのサギ仲間より魚取りは上手です。Img_8149ct

 
 たむろして日向ぼっこをしていたカワウ、ダイサギ、アオサギも。
コサギも混じっていたようですが、飛び去りました。Img_8166t

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2014年12月25日 (木)

ガガイモの袋果

 今シーズンのフィールドは除草がタイミング良く実施されたため、大型のツル植物も結実することなく冬枯れて、”ピカピカ”の茶色一色になっています。
 夏場には田圃の畦にまで蔓延ったガガイモも、袋果が出来る前、また出来た後に除草されて見当たりません。
 そのようなフィールドでも、水路脇の防護フェンスに、除草機械が入れず、また人手による刈払いの作業からも免れたガガイモの袋果が1個だけぶら下がっているのを見つけました。
 前日の冷たい雨上がりで、袋果はかなりの湿気を帯び、開裂はしていませんでした。1r0083555

 
 指で押し広げて日当たりの良い地面におくと,少しずつ乾くと共に、中にぎっしりたたみ込まれていた種の綿毛が膨らみだして、指先で少しつまんで取り出すと、後は次々と盛り上がってきて、おりからの風で散らばっていく、いつもの光景が観察できました。2r0083558

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 なお余談ながら、古事記に記された神話の中に、”ガガイモの舟に乗ってやって来たスクナビコノカミ”という逸話があります。

また、お調子にのって、”ガガイモの船に乗る、羽毛服を着た小人神”として、お遊びもしています。

※無関係の余談:
 お祭りクリスマス。お目当てのプレゼントは届いたでしょうか。http://www.noradsanta.org/    
  (開けない場合は時間が過ぎて既にリンク切れになっている可能性があります。)

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2014年12月24日 (水)

獅子柚子(ジャガタラユ、鬼柚子)の砂糖煮(ピールもどき)(その2)

 12月初旬、出かけた先の道の駅で、2個100円!で売られていた獅子柚子を衝動的に買ってきました。
 しかし2週間近く放置したままで邪魔になるし困ったな、ということで、”つれづれなるままに”思い立って“先に試作したレシピ”に準じて、2回目の思いつきレシピでピールもどきを作り、一部はジャムになりました。
 出来たものは、「甘さ控えめ、酸味はっきり」で、今回のレシピでは、好みは分かれるかも知れません。
 ともあれ、作りすぎないように、特に味は途中でチェックしながら、というのが今回の反省です。

Ⅰ.材料:
①獅子ユズ:2個(590gと450g) 
 表面を良く洗い、小さい方の表皮に茶色っぽい斑紋があったので切除して、合計約1,000g。

②白糖500g:
 (←600gくらいが良いかと思ったのですが、買ってきたのが500g入りの商品だった!のです。)

③水飴40g:
 砂糖が少なめだったので、手元にあったものを思いつきで追加したものです。
 もう少し多くても良かったのですが、手間がかかるので止めました。
 (→温度のせいで硬くなっていて、そのままでは扱いにくかったので、お湯50mlを加えましたが、問題なければ不要です。)

④『100%レモン汁』180ml (→レモン6個分):
 →「30mlがレモン1個分」、という「100%レモン汁、500ml 」瓶詰め商品でした。 
 
 お好みにより使用量は適宜調整を。
 (酸味付け用のレモンを買いに行ったのですが、自分で絞るのも面倒なので、こちらを使用することに。)

⑤フロストシュガー:適量

Ⅱ.作り方:
 1)獅子ユズを5mmほどにスライスします。果肉部分は取らないでそのままに、種だけ取ります。
 
 ・大きい獅子柚子のスライス片の一部です。R00837051c

 
 ・小さい方のスライス片全部。R00837062c

 
2) 大きいスライス片は4つ切り、その他も適当な大きさに切り分けてから、スライス切片を全部、茹で鍋に入れ、R0083708c

 
 ・ひたひたになるくらいの水を加えます。
 スライス片が浮き上がりますので、ステンレス製落とし蓋を載せ、R0083709c

 
 ・さらに重しとして磁性の平皿を載せました。R0083710c

 蓋をして煮えこぼれしないよう気をつけながら、30分間緩やかな沸騰状態を保ちます。

 30分後には、生の時に真っ白で硬かった“わた”の部分に透明感がでて、また果肉の部分は相当バラバラに分散していました。

 網ザルにあけて、バラバラになって浮遊している果肉(もともとさほど多くはありません)と共に、ゆで汁を捨てます。汁は黄色く着色しています。

 
3)湯切りしたスライス片をそのまま鍋に戻します。R0083711c

 
4)材料②砂糖、③水飴、④レモン汁を加えます。
 (特に撹拌など何もしないで、単純に上から順次振りかけながら、添加しました。
 画像でスライス片が白く見えるのは、どさっと入れた砂糖のせいです。)
 これで意外に材料が浸る液量になりましたので、特に水は加えません。R0083715c


5)火にかけて、初めは弱火でゆっくり加温します。緩やかに煮たって来てから30分、煮詰めていきます。
 この間数回、焦げ付き防止とシロップを均質に混ぜるために、しゃもじで底の方からスライス片をすくい上げて、ゆっくりと混ぜました。
 煮詰まってくると全体が飴色になり、かなり軟らかくなりましたが、煮崩れすることはありません。

6) 30分後、シロップがまだ大分残っていましたが、煮詰めるのは終わりに。

 
7)火から下ろして冷まします。
 十分冷えたら、飴色になったスライス片をステンレスバットに重ならないように並べ、フロストシュガーを振りかけて自然(天日)乾燥へ。R0083719c

 
 やはり、たくさん作りすぎで、並べきれなかった残りは、R0083716

 
 ナイフで薄片に切って、鍋の底に残ったシロップ液と共に容器に入れてマーマレード風の獅子ユズ・ジャムとしました。
 なおこのままではジャムはゆるめです。R0083720c

 甘さ控えめで、酸味と、やや特有の苦味がある味で、好みが分かれるかも知れませんが、ジャムは、朝食サンドのパンに塗ってみたところ、まあまあと言うところでした。

 ピールもどきの乾燥はお天気任せの天日乾燥で、一週間くらいかかるでしょうか。(乾燥2日目につまんでみると、まだ柔らかですが、べたつくようなことは無くなっていました。)

 いずれも、カビが生える可能性がありますので、保存は冷蔵庫中で。なるべく早く賞味を。

 なお最終的に計量はしていませんが、出来たのは全部で、多分1kg程になるでしょうか。

 ※後日談の追記がこちらにあります。

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2014年12月23日 (火)

タンボコオロギ(別名イチモンジコオロギ)幼虫

●タンボコオロギ幼虫(コオロギ科):
 12月中旬、やはり冷え込んで寒い日中でしたが、草地の舗装遊歩道にタンボコオロギの幼虫が出ていました。
 そーっと近寄って1枚。あいにくの逆光だったので、複眼の間にある淡黄白色の”すじ”が見えにく、もっと寄るとピョン、ピョンと跳びはねて草地に消えていきました。R0083646_1t

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 (画像はクリックで拡大します。)R0083646_2t1

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 成虫は体長18mmほどの中型のコオロギで、左右の複眼をむすぶ毛筆で描いたような”横一文字”が特徴です。
 草地よりも田んぼなど湿った環境を好んで生息しています。
 初夏から秋、地面の窪みなどでジィッジィッと鳴いていますが、その姿は未だに見つけたことがありません。
 本種は初夏と秋の年2回発生する2化性です。初夏の後、秋にもう一回発生して、秋に生まれた幼虫はそのまま越冬します。
 コオロギのほとんどは、土中に産まれた卵で越冬しますが、タンボコオロギは秋に生まれた幼虫で越冬する数少ない種類の一つです。
 成虫の見られる時期は6~11月、分布は本州、四国、九州。

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2014年12月22日 (月)

ケラ

 本日は一年で昼が最も短い冬至です。それも19年に一度の「朔旦冬至」。
 これは、新月と冬至が重なり、月の復活と太陽の復活が重なる大変おめでたいこと、なのだそうです。
 ともあれ、この日を境に日照時間が長くなっていくことに。
 冬の厳しさはこれから本番ですが。

 
●ケラ:
 11月下旬、そして12月中旬にも、ケラが日の当たる遊歩道を歩いているのを見かけました。
 行く手をスニーカーで遮って、足元で止まったところを撮影。R0083052

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 さらに追っかけをすると、素速く湿り気のある側溝の割れ目に滑り込んで隠れてしまいました。  秋に成虫になった個体でしょうか。
 たんぼ道の土中からジーという鳴き声を聞くことはありますが、普段は土に潜って生活していて、地表で姿を見かける機会は多くはありません。

※ ケラ(ケラ科):
 体長3cm程で♂はやや小さく、♀は少し大きい。
 円筒形の体の全身に、土で汚れにくいように、黄褐色の短い毛が密生し、前肢はモグラのような形で穴を掘るのが得意。
 乾燥を嫌い、普段は水田や水路などの湿った土中にトンネルを掘って穴の中で生活しています。
 後翅はさほど長くありませんが飛ぶことが出来て、灯火にも集まります。 
 雑食性で目の前にある植物をなんでも食べ、またイネ、ムギ、トウモロコシ、トマト、タバコなどの地下部をよく食い荒らし、またミミズなども補食する貪食家。
 ゴルフ場では芝を荒らす害虫で駆除の対象に。
 秋に成虫になった個体は成虫越冬し、発育の遅い個体は幼虫で越冬します。

※余談:
 昔から「オケラ」と俗称されています。
 そして、諸説ありますが、「全てはずれた(競)馬券を両手でばらまいて無一文なった時に、”オケラになった”と形容するのは、そのお手上げバンザイの姿がオケラに似ているから」とも。
 なお、別にオケラという植物もあります。

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2014年12月21日 (日)

カラスヨトウ

 12月中旬の晴れて風の強い日中、榎の大木に幹に貼り付いているのを目にしました。
 少し距離があって近寄れず、またその前に垂れている別の植物の枝の葉が風で揺れる度に光を遮るため、被写体は日陰に入ったり出たりで、あいにくの撮影条件。
 日陰になると全体がほとんど黒く、日光が当たると薄い小豆色の金属光沢に光って、よく分かりません。
 光の揺れる隙間を狙って、何回かシャッターを押して、撮れた画像をネット図鑑の絵合わせで検索して、カラスヨトウと判断しました。

●カラスヨトウ(ヤガ科カラスヨトウ亜科):R0083589_3

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 大きさ(開張)47mmほどで、普通種。成虫発生は年1回で、4月、7月~12月頃まで見られますが、夏眠(盛夏に一時期休眠)するという。
 夜行性で、燈火にも飛来し、日中は薄暗い林内などで休息。コナラ、クヌギ、ヤナギ類などの広葉樹の樹液に集まります。
 成虫で越冬し、木の洞や岩陰などに集まるそうです。
 幼虫の食草はヤブガラシ、イタドリ、タンポポなど多食性で、成虫を見つけたフィールドには普通に繁茂しています。
 分布は日本各地。
 なお“カラス”の和名は前翅の色調が烏の濡れ羽色のように真っ黒の光沢をもつことによるそうですが、光の受け方でまったく異なった色*に見えることがあり、今回がその例で、カラスヨトウと確認するまで時間がかかりました。
 *参照画像:http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/youtyuu/ カラスヨトウ

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2014年12月20日 (土)

アオモンツノカメムシ

●アオモンツノカメムシ(ツノカメムシ科):
 12月中旬、寒風の吹きすさぶ原っぱの真ん中にあって、よく冷え込んだ施設のきれいな壁の隅に、ゴミのように1匹だけくっついていました。
 枯れ草の茎につからせて撮影後、もとの壁に。”低体温”のため動けないようでした。R0083622ct_2

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 傍に暗くなると自動点灯するソーラーシステムの灯火がありますので、あるいは夜間にそれを見て飛来したのでしょうか。
 ツノカメムシの仲間では小型のカメムシで、ツノはほとんど目立ちません。
 緑色で背中にこげ茶色のX字にみえる模様があります。
 ヤツデ・キヅタなどウコギ科の植物に集まる普通種ですが、ご近所で見かけたのは初めてでした。
 大きさ8mmほど、成虫で越冬します。分布は本州、四国、九州。
 なお、アオモンツノカメムシとしましたが、この写真だけでは近縁で外観が似ているヒメアオモンツノカメムシ、ベニモンツノカメムシとの識別は困難です。

※余談:
 ほとんどのカメムシは成虫で越冬します。
 一般的には外気温が15℃を越えるようになると 活発に活動するようになり、それ以下では次第に活動が鈍くなって、常時10℃を下回る頃からは物陰に潜入/侵入して冬眠体勢になります。
 特にクサギカメムシなどは人家に侵入して越冬したりするので、昔から大変嫌われてきました。昨今の近郊では少なくなったような気がします。

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2014年12月19日 (金)

セッカ、ハクセキレイ(冬羽)

 今日、午前中はまだ風が残りましたが昼前には止んで、暖かさを感じられる1日に。
 何となくほっとしたことでした。

●セッカ(ウグイス科)(留鳥/漂鳥):
 先日、少々遠かったものの、通りかかりに枯れヨシの先に止まった小さな鳥を撮っていましたが、セッカと分かりました。Img_8064_2

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 繁殖期には縄張りの上空を飛び続けて、なかなか撮れないセッカです。
 大きさ12~13cmほどで、スズメ(14~15cm)より小さく、体の上面は黄褐色で、白い眉斑が目立ちます。
 その小さな体に似合わず(雄は)大きな声で、ヒッヒッヒッと鳴きながら上昇し、ジャッジャッと鳴きながら下降する“さえずり飛翔”を繰り返していて、ごく普通に見かけます。
 しかし冬には囀りもせず、地味で目立たない小さい体で、これまで冬に気がついたことはありませんでした。
 本州中部以南にすむ留鳥で、中部以北ものは秋・冬になると南部に移動する漂鳥です。

 
●ハクセキレイ:
 田圃や草原にいつでもウロウロしているのは、背中や頭の辺りが薄いグレー色の冬羽になったハクセキレイです。Img_8120ct

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2014年12月18日 (木)

寒風下、田舎のスズメ、カラス、ヒバリ;そしてツグミ(冬鳥)

 ここ数日、北陸から北では冬の嵐。そして日本海側だけでなく、太平洋側でも記録的な大雪のニュースも。
 当地では晴れても冷たい乾燥した強風が吹いているだけですが・・・

 そのような一日、閉じこもりにならないように着込んで外出した散歩コースで。

●スズメ:
 水田地帯にポツンとある農家の一軒家。日当たりの良い大きな瓦屋根に群れスズメの姿が見えました。
 双眼鏡でのぞいてみると、日中暖まった瓦が“湯たんぽ”になっているのでしょうか、気持ちよさそうにくつろぐ姿が見られました。Img_8211

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 帰り道の畑脇にあるイチョウの枝に止まっていたスズメ。普段ならずっと早く飛び去るのに、すぐ下を通ってもなかなか逃げません。Photo

 
●カラス:
 田圃の上空を強風に乗ってバラバラになりながらもカラスの大群が旋回していました。
 その一部が近くの堤防の遊歩道に次々に下りてきてウロウロ。Photo_2

 
 強風の中でも、近くの田圃では毎日あちらこちらで田起こし作業が行われています。
 田起こしの終わったばかりの田圃には、たいていカラスが群れて田土を掘り返して餌を探しています。Photo_3

 スズメもカラスも、風上に向かって飛び立っても、なかなか前に進めないで、斜め横に流されて行きます。
 何かに止まる時には風圧を少なくするために、全て風上に向かって止まっています。

 それでもまあ、雪国のご苦労を忍べば、当地のニンゲンはもちろん、スズメもカラスも楽なものです。

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ついでに。

●ヒバリ:
 除草が終わって枯れ草色一色の草原にはヒバリが飛び交っています。もちろん囀りはありません。
 地面に下りると完全な保護色になって近くでも居所を探すのが困難です。Img_8215

 
●ツグミ:
 なかなか姿が見えないなと思っていた冬鳥のツグミが、今シーズンはじめて1羽、草地にいつもの姿勢で立っているのを目にしました。
 逆光でわかりにくかったので方向を変えようと動いた途端に飛び去りました。Img_8086ct
 【撮影は少し前の12月13日】
 なお、昨年の記録を見ると、偶然ながらシーズン初めての観察は(2013.12.13)同日でした。

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2014年12月17日 (水)

”チリモン”の今昔

 先日、行きつけの食品スーパーで家人が買ってきた食材の中に「しらす」のパックがありました。
 商品表示ラベルのほかに、もう1枚、「このしらすは、小エビや小ガニなども混入する漁法で獲ったものです。」と書かれたラベルが貼付してありました。
 ただそれだけのことですが、美味しくいただきました。

 その際、以前に「チリモン」というものが珍しくて、わざわざ購入したことがあったのを思いだして、暇ついでに「しらす」のパックをしげしげとのぞいてみました。
 小エビやカニ(残骸らしきものも含めて)など、きわめてわずかしか見当たりませんでした。
 見つかった全てです。R0083637ct

 
 トリミング拡大表示R0083636

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 時代の経過と共に商品価値、食品の安全/衛生上の規制、その他色々な考え方や事情があって、混入は極小にするよう商品化が進められてきたのでしょうね。

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2014年12月16日 (火)

アオスジアゲハ蛹(2014/12)

 広大な原っぱにある施設内壁の上方に、きれいな黄緑色の蛹がくっついているのを偶然見つけました。
 見上げる位置にあって、このアングルでしか撮れなかったので、画像は1枚だけです。 
 写真を見ると、蛹は頭部を上にして、お尻を糸座にくっつけ胸部を帯糸でしっかりとくくり、体を支えています。R0083632ct

 
 フィールドで普通に見られるアオスジアゲハ(の蛹)のようです。
 このまま無事に越冬して、春には綺麗なアオスジアゲハが羽化するでしょうか。

 通常、アオスジアゲハの幼虫は、食葉樹であるクスノキ科植物(クスノキ、タブノキ、シロダモなど)の葉の裏側にくっついて蛹になり、蛹の外観は経時的にクスノキの葉にそっくりになりり、外敵の目からカムフラージュするそうです。
 この蛹はまだ葉脈模様などはっきりしませんが、それらしい模様は見て取れます。

 
 施設のすぐ傍には数本のクスノキが植樹されています。R0083639

 そこで育った幼虫が、クスノキの葉裏で蛹にならないで、地面を這って、すぐ近くの、風雨に曝される心配のない施設建屋の内壁を選んだのでしょう。
 あらためて、傍のクスノキの葉と蛹をみくらべて見ましたが、“葉裏”に似ているでしょうか。R0083640

 

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2014年12月15日 (月)

ナミハナアブ

 衆院選、大方の予想通りの結果に終わったようですが、ともかく適切な国政の舵取りを願いたいものです。

 お花が何時もきれいに手入れされているご近所で。
 日当たりの良い通学路沿いに並べられたパンジーのプランターに、ナミハナアブが訪れて日向ぼっこしていました。
 今季一番の冷え込みという一日でしたが、いかにもぽかぽか暖かそうな風情でした。
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 ナミハナアブは成虫で越冬するので,厳冬期以外は年中見られます。
 なお体色/斑紋には個体変異が多いそうです。

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2014年12月14日 (日)

トックリバチの巣、抜け殻

 本日は第47回衆院選の投開票日。赤穂浪士討ち入りの日でも。
 反省とささやかな願いを託して、1億424万9187人*分の1人、のささやかな投票に。
  (*2014.12.4総務省発表有権者数)

 年末を控えて、不燃ゴミ回収日の前に、積み上げて放置していたガラクタの片付けをしていました。
 そして物陰に隠れて転がっていた使い残りの塩ビパイプ接着剤の缶が出てきて,その蓋に3つものトックリバチの巣がくっついていました。
 むろん、使用済みで、半分のお椀だけになっていたものと、まだ原形を留めているもの。
 毎度のことながら、思わぬところで見つかるものです。R0083313_1

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 また、別の鉢棚の下に隠れていた塩ビ被服針金にくっついていたものを見つけ、こちらは壊れることなくきれいに剥がし取れましたので記念に保存。
 ミニ美術工芸品、です。R0083595t

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 トックリバチに関して、以前にも同じように偶然”製作中”のトックリを見つけ、巣の完成から、その後の成虫出現までの経過を観察できた記録があります。

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2014年12月13日 (土)

セグロカモメ?とカワウ

 冬晴れで強風の吹く渡良瀬遊水池(谷中湖)で、ウオーキング中、風に揺れる枯れたヨシの隙間から目にしたワンショット。

●セグロカモメ:
 長く伸びた隊列を組んで進む黒装束のカワウ軍団の中程に、少し大柄の白く光る鳥が1羽。
 しばらく双眼鏡をのぞいていた限り、行動を共にしているようでした。
 遠すぎてはっきりせず、セグロカモメ?かと思いましたが、撮影画像だけでは不確実です。
 (なお、谷中湖探鳥情報では、普通に見られるということです。)
(2014.12.7撮影)Img_8034

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 帰り道、別の川にたむろしていたカワウの♂1羽。Img_8050

 余談ながら、晴れた日には運動のために出かける散歩コースの調節池から、渡良瀬遊水池の谷中湖まで、直線距離で17kmほどです。
 鳥ならひとっ飛びのロケーションでしょうから、やはり調節池に下りるのはまさに小休止、ということで、すぐにいなくなるのも道理です。

 ※渡り時の飛行時速(km/h)はもちろん種類/大きさなどによって相当の開きがあるようですが、その90%以上が22~72km/hで、カモ類は80~90km/hの高速という。
 (参照): http://akaitori3.web.fc2.com/watari.html

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2014年12月12日 (金)

初冬の植物の実り(ジャノヒゲ、スイカズラ、ネズミモチ、マンリョウ、ヤブコウジ)

 冬に向かい、フィールドに目立つ植物も少なくなってきました。
 そんな時節柄、身近にありふれた植物の実なりを記事の埋め草に。

●ジャノヒゲ(リュウノヒゲ) ユリ(キジカクシ)科:
 ずいぶん昔、冬の里山の林縁傾斜地で、群生したジャノヒゲの細長くしだれた葉の隙間から、きれいな球形で濃青色の実(種子)がのぞいているのを見つけました。
 たくさんあったので、少し採取して帰りました。
 庭に埋めておいたところ隣家との間で日当たりは良くない場所でも芽生えて年々生長し、10数年放置したままでも立派な大株になりました。
 先日、少しずつ家回りの整理/片付け掃除をしていた際、草丈も30cmほどに伸びて、直径50cmほどもある大きなぼさぼさの頭風になり、通るのも邪魔になってしまいました。
 そこで剪定ばさみを持ち出して、長くのびている葉をばっさり切り詰めはじめたところ、びっくりするほどたくさん濃青色の実がなっているのがわかりました。
 長い葉ですっぽり覆い隠されていて、まったく見えていなかったのです。
 日当たりが一番良い位置にある大株が一番たくさんの実をつけ、日照が一番少ないところの株は貧弱で、葉刈りをして見たら、実もわずかでした。
 あらためて日光の偉大さを確認できました。Photo

 本種は、草丈10cm~30cmになる常緑多年草で山地の林縁や樹陰や草原の半日陰の所に自生しています。
開花期は7月~8月、晩秋には光沢のある美しい濃青色の実を付けます。濃青色の皮を剥ぐと白く小さな種子玉があらわれます。
分布は日本各地。
なお余談ですが、古来、ジャノヒゲのヒゲ根のところどころに栄養分を蓄える肥大した部分(塊根)が出来ていて、漢方薬生薬原料の一つ麦門冬(ばくもんどう)として利用されています。

 
●スイカズラ(別名ニンドウ/キンギンカ)(スイカズラ科):
 他の木に絡んで枝を伸ばした茎先に黒く熟した実をつけています。少しずつ鳥に食べられているようです。
 蔓性の常緑低木で冬も葉を丸めるようにして落とさずに耐え忍ぶ姿から、ニンドウ(忍冬)の別名です。
 初夏に茎の腋に2個ずつ並んで花を咲かせ、甘い匂いを漂わせます。
 花は初め白色ですが、徐々に黄色になるため、一つの木に“金銀”の花が咲いているように見えてキンギンカ(金銀花)の別名もあります。
 花後に径6mmほどの緑色の丸い果実(液果)が2個ずつ並んで付き、晩秋には黒く熟します。Photo_2

 野に餌の乏しくなった冬の間、他の木の実同様に鳥の餌になっています。
 そのおかげかどうか、あちらこちらに運ばれて自生しているのを目にする蔓植物です。

 
●ネズミモチ(モクセイ科):
 生け垣に多用されている常緑小高木のネズミモチに、長さ9mmほどで鼠の糞のような形の実がたくさん熟しています。
 6月頃には円錐花序に白い花を付け、昆虫が多く集まってきます。
 こちらも鳥散布種子として鳥に食べられて糞として排出され分布を広げます。Photo_3

 
●マンリョウ:
 庭のマンリョウも気がつけば意外なところに生えて赤い実をつけています。
 こちらも鳥に食べられて点々と拡散して行くようです。
 幼苗を見かけた時にはたいてい“草取り”しているのですが・・・Photo_4

 
●ヤブコウジ(百両):
 11月末、里山の林床で落ち葉の間から高さ10cmほど立ち上がって赤い実をつけていたのを撮ってきたものです。R0083294

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2014年12月11日 (木)

ジグモの巣(管状住居)

●ジグモの巣

 寒い日が続く日の午後、帰宅時にクモが1匹、外構壁に一生懸命登っているのが目にとまりました。
 いかにも力なく弱々しいのです。少し登るとすとんと下がる、そしてお尻から出ているらしい糸でぶら下がって、また壁を登る、しかしすぐ落ちる、の繰り返しで、はじめいたところからはだんだん下がってしまうという有様でした。
 その姿を写真に撮ってみましたが、鮮明さに欠けるため、何グモか分かりません。
 何となく「ジグモ」に似ているかと勝手に思いました。

 幸い、「コモリグモ」の仲間ではないかとコメントをいただきましたので、記事修正しました。
 確かに,ジグモというより全体的な体型はよりよく似ています。
 ただし、画像が悪すぎて、同定に使えるようなものではありませんから、確認はできません。
R0083490_4ct2

 ジグモであれば(ジグモの成体は数年生きるそうですから)こんな時期にもウロウロするのでしょうか。

 
 余談ながらジグモの巣((管状住居)は庭や、家の周囲地際などのあちらこちらにあります。R0083502

 草取りや掃除の時に、ついでに取り除くこともありますが、特別関心事でもないので、住人は確認していません。

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2014年12月10日 (水)

コウヤボウキ・冠毛の種

 種から芽生えて育ったコウヤボウキが、今シーズンはじめて多くの花を付けました。(再掲)Photo

 
 そして今は種がいっぱい出来ています。
 まだ綿毛(冠毛)が開いて風に乗って飛んでいくまでにはなっていませんが、綿毛が開きかけたものを指先でつまむと、茶色になって平開した総苞から、簡単にすっぽり抜け落ちます。1r0083442

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 タンポポの冠毛の種に較べると、見た目はいかにも重そうで、あまり軽やかに舞うという風には思えません。
 種にもびっしりと毛がついていますので、案外この毛でひっつき虫として付着し、運ばれることもあるのでしょうか.。R0083552

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 里山などでは冬から春先になっても、綿毛の種が飛んで無くなった後に、平開した総苞が、茶色の花のように残っているのをよく見かけます。R0083441_2

 それはともかく、このまま放置して、これから吹きすさぶ強風に曝されると、飛び散っていくかも知れません。
 飛散する前に切り取り処分しようと思っています。

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2014年12月 9日 (火)

最後のフタモンアシナガバチ♂(2014/12)

●フタモンアシナガバチ♂(スズメバチ属):
 晴れて冷え込みの厳しかった日の午後、庭先にハチが1匹”落ちて“いるのを踏みつけそうになりました。
 つまみ上げてみるとわずかに動くのでまだ生きていたようです。R0083410_1t

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 日の当たる鉢植えの花に載せてもほとんど動きません。
 触覚の先端が丸くカールしているフタモンアシナガバチの♂でした。R0083410_3

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 スズメバチ属ですが、攻撃性はあまりなくておとなしいハチです。
 雌は越冬しますが、雄は出来ません。どうやら最後の時を迎えていたようです。

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2014年12月 8日 (月)

熟柿にオナガ、ヒヨドリ、ムクドリ(2014/12)

 田圃に隣接した植木屋さんの”植木溜め畑地“に大きくなった柿の木で、収穫されないままになっている熟柿があります。
 この時期もう残り少なくなっていますが、競い合うように入れ替わり立ち替わり、ついばみにやってくるオナガ、ヒヨドリ、そしてムクドリです。Img_7778

 
●オナガ(カラス科):
 全長37cm、雌雄同色、頭は黒色に見える濃紺で、翼と長い尾は空色、体は淡~濃灰色。
 何時も群れて行動しています。そして当地では身近で普通に見られて、珍しい鳥ではありません。
 しかし、手元の図鑑によれば、現在の分布は関東から信州以北の地域に限局的という留鳥です。
 木の茂みなどに飛んできても、頭上から、エレガントな配色の見かけと異なり、“ギューイ ギュイ ギュイ”、“ギー”などと大きな濁声を発するため、すぐにそれと分かります。
 なお、この鳴き声は警戒音声だそうです。警戒したいのはこちらですがねえ・・・Img_7749t_1t

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●ヒヨドリ(ヒヨドリ科):
 全長27cmほど。ピーヨ、ピーヨと騒々しく、大胆なわりには警戒心も強い、甘いもの大好きの留鳥。
 スズメのために設けた狭い庭の餌台に、スズメを追い散らしてやってくる可愛くない鳥です。Img_7798_1t

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●ムクドリ(ムクドリ科):
 全長24cm。一時期、隣家の戸袋に営巣して子育てをしていて、騒々しいのと糞害で迷惑したことでした。
 市街地にねぐらとして大集合することもしばしばで、嫌われることのほうが多いようです。Img_7786

 
ついでに。
■モズ:
 傍らのサクラの木に止まって、無関心のモズ。
 熟柿に集まる輩を追いかけたりはしません。Img_7773

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2014年12月 7日 (日)

ミコアイサ(エクリプス♂)2014/12

 車で50分前後の、渡良瀬遊水地(http://watarase.or.jp/ )まで、双眼鏡とデジカメを持ってウオーキングをかねて鳥見に。
 遊水池(谷中湖)周辺では、午前10時過ぎくらいまでは好天でしたが11時過ぎ頃には雲が多くなり強風が吹いてあいにくの状況に。
 3時間弱、谷中湖周りをぶらぶら歩きで、万歩計の計測値は1万1,000歩。
 近くの道の駅での昼食は運動量に対してはカロリーオーバーでした。

 見えたら良いなと期待していたミコアイサ(エクリプス♂)をたったの1羽、わずか1分間くらいでしたが、見つけることが出来て幸運でした。

 広大な湖の中程、100mほど離れた人口浮島にたむろしていた黒装束のカワウの一団。
 その前の水面を、白い鳥が浮いたり沈んだりしていました。
 双眼鏡でのぞいても遠すぎて何者かはっきりしません。
 カンムリカイツブリはあちらこちらにいましたので、またカンムリカイツブリかもと、目をこらしてみると、どうも頸が短いようでした。
 そこで念のため撮ってみたところ、待望のミコアイサで、生殖羽に換羽中のエクリプス♂の個体でした。
 ともかく非常に警戒心が強いことでよく知られている人気の”パンダガモ”でした。
 まあ、お粗末な画像ですが、素人には満足すべきことでしょう。

●黒装の一団の前を浮いたり潜水したりしながら、通り過ぎていく”パンダ顔”のミコアイサ・エクリプス♂:Img_8024

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 なお、散歩コースの調節池ではミコアイサ若鳥を観察した記録があります。

 
●渡良瀬遊水池には、それなりにたくさんいたカンムリカイツブリImg_8049

続きを読む "ミコアイサ(エクリプス♂)2014/12"

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2014年12月 6日 (土)

カンムリカイツブリ(冬鳥)

 日本列島も冷え込んで、予想以上に各地で大雪による弊害が発生しているようですが、当地でも今朝は冷え込んで、農道の水溜まりなどには氷が張っていました。
 午前中は冬晴れでしたが午後には曇り空になって風が強く吹きました。
 

●カンムリカイツブリ(カイツブリ科):
 11月初旬、今シーズンはじめて調節池にやって来た冬羽のカンムリカイツブリです。
 たいてい1羽でしたが、日によっては2羽の時も。
 全長約56cm、翼を広げた大きさ86cmほど。他のカイツブリ類に比べて頸部が非常に長く、体の上面は黒褐色で下面は白色。
 光が当たると遠目には真っ白く輝いて見えるためすぐに所在が分かります。
 人影を見ると直ちに潜水して遠くに泳ぎ去ってしまいます。
 安心できる距離を保つと盛んに潜水して採餌し、浮いている時は羽繕いに余念が無いお忙しい水鳥です。
 11月中旬まで池の貯水量はそれなりに多かったのですが、その後放流がはじまって貯水量はすっかり減り、池の水表面積も半分以下になったでしょう。
 12月には一時的に滞留していた他の冬鳥(カモ類)と共に他所に移動して行ったようで、姿は見えなくなりました。

■2014/11/4:
 ・冬晴れでしたが強風で波立つ池の水面、多くの冬鳥の群れの中に、白く光る鳥が1羽、目にとまりました。
 双眼鏡をのぞいたところ、既に観察記録のあるカンムリカイツブリと分かりました。
 とりあえず追っかけ開始。
 (画像はクリックで拡大します)Img_6835_3t

 
 ・突如、水を蹴って目前に浮いた大きな魚(多分ヘラブナ)を追っかけました。
 捕れなかったようですが。Img_6835_4tc

 
 ・一番近くで撮れたショット:
 淡いピンクの嘴が印象的でした。Img_6835_22tc

 
 ・ポツンと浮かんでリラックスすると、盛んに羽繕いなども。Photo

 
■翌日(11/5):
 ・曇天、ときおり薄日がもれる池の遠くで、1羽でくつろぐ様子がありました。11051

 
 ・近くまでやってくるのを大分待って、虹彩は暗赤色であることがわかる画像が撮れました。Img_7023

 
■11/14:
 2羽いるのを認めました。11142

 
■11/21:
 小春日和で風もなく、観察日和でした。
 この日も遠くに2羽が仲睦まじい様子でくつろいでいるのを見かけました。11212_1

 
 ただ移動する時には見ていた限り別々で、1羽だけがどんどん近くにやって来る様子がありました。
 そこで先に水際まで下りて行き、ヨシ原の陰で少し待ち伏せに。
 目前(といっても約50mほど向こう)を通り過ぎ、また戻って行くのを辛抱強く待ちながら撮ることが出来ましたので、これで観察も終わりにしました。
 ・接近して目前を通り過ぎ:Img_7446_4

Img_7446_2

Img_7446_3

 
 ・戻りに再び通過:Img_7446_5

Img_7446_7

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 なおまた、この頃から、池の放水がはじまると共に水表面積も減りだして、その後姿を見せなくなりました。
 餌の魚はたくさんいますが、それだけでは環境としては(狭くなって)気に入らなくなったようです。

※本種は冬鳥として、九州以北の本州の広い湖沼、河口、湾などに渡来しますが、青森県など東北の一部の湖沼で繁殖が確認されているそうです。
 冬羽の頭頂には短い黒い冠羽があります。虹彩は暗赤色、嘴はまっすぐで長く、先がとがり淡いピンク色。嘴の根元と眼を結ぶ黒線が目立ちます。
 なお成鳥♂夏羽は未だ観察したことはありませんが、図鑑などによると冬羽の姿とはまったく異なり、大きな黒い冠羽と橙赤色の頬の飾り羽が目立っています。

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2014年12月 5日 (金)

冬の初めの身近な昆虫(ビロウドサシガメ、ツチイナゴその他)

 師走、年貢の納め時を迎えた昆虫達のこの頃。

●ビロウドサシガメ(サシガメ科):
 12月はじめ、日当たりの良い遊歩道を歩いていました。R0083359t

 地表性で、草むらの根ぎわ、石や落ち葉の下などに棲んでいます。
 そのため、植物が生い茂った場所ではほとんど目にすることはありませんが、除草作業が行われて裸の地面がのぞき、さらに大雨が降った翌日などには、まだ濡れて居心地の悪い地面から、乾いた遊歩道のあちらこちらで歩き回っているのを普通に見かけますので、特に珍しい昆虫ではないようです。
 本種は成虫で越冬するため、成虫で越冬できない昆虫達が姿を消した晩秋以降では、それなりに目立つ存在です。
 体長11~14mm、つやのある黒い体にクリーム色とほんのり赤い縁取りがあります。
 小さな昆虫類やヤスデなどを捕捉して体液を吸っています。
 分布は本州、四国、九州。

 
●ツチイナゴ(バッタ科):
 11月下旬、草むらの日当たりに出てきたところです。
 目の下に涙模様の斑紋がある大きめの”イナゴ”で、(狭義の)バッタの仲間では、成虫で冬を越すただ一つの種類です。
 大きさ55mmほどで♀の方が大きく、出現時期は3~7月、10~12月。
 分布は本州、四国、九州。Photo

 
●コバネイナゴ(バッタ科):
 12月はじめ、冷え込んだ草むらで”佃煮“色に霜焼けして命を終えた個体があり、一夏戦った後、まだ日当たりに出てじっとしている”最後の老兵“がいたりします。Photo_2

 越冬は卵です。
 大きさ30~40mmほど。体の側面に濃茶色の筋がはいった明るい緑色のバッタで、翅は短く、腹端を越えない場合が多いですが、個体差があり、長いものも見られます。
 夏の間、防除作業の行われる稲田には当然少ないのですが、イネ以外の雑草も良く食べるので、草原にはそれなりの数が活動しています。
 今でも佃煮として販売されています。

 
●ヨモギハムシ(ハムシ科):
 12月はじめ、青藍色の個体が1匹だけ、日の当たる歩道を歩いていました。
 雄だったようです。
 本種は大きさ 8mm前後の黒色、青藍色、紫藍色や黄銅色の光沢をもつハムシ。
 ヨモギ、ヤマシロギクなどを食べ、これらの植物葉上や周辺の地表で見られます。
 よく歩き回り、ほとんど飛びません。触るとすぐに”固まり“ます。
 晩秋には、産卵場所を探して地表を歩く、お腹の大きなメスをよく見かけます。
 成虫と卵で越冬します。出現•時期は4~12月、分布は日本各地。Photo_3

 
●オオクロバエ(クロバエ科):
 12月はじめ、晴れても昆虫類の姿はめっきり少なくなった公園のクヌギ林。
 わずかながら浸みだした樹液にハエの仲間だけが来ていました。
 その一つがオオクロバエ。近寄ると”ブンッ“という羽音を立てて逃げますが、また直ぐに戻ってきます。
 丸みを帯びた体形でやや大型のハエで体長は12mmほど。
 動物の糞や死骸,腐った果実、樹液などに集まります。
 余談ながら、夏には樹液にもっと多数群がっていて見苦しいです。Photo_4

 
●ベッコウバエ(ベッコウバエ科):
 12月はじめ、公園のクヌギにたむろしていた数匹のベッコウバエです。大きさ15~20mm。
 さすがにこの時期、動きは鈍く傍に近寄ってもすぐには逃げません。
 夏、林の中で生活し、クヌギ、コナラなどの樹液によく来ています。またキノコや動物の糞などにも集まる大きなハエの仲間です。
 日当たりのよい場所では冬場でも日光浴している姿も見かけます。
 成虫で越冬します。出現時期は5~12月の間に(年)2回発生、分布は日本各地。Photo_5

 
●ツマグロヒョウモン♀:
 成虫では越冬できませんから、最後の姿でしょう。
 越冬は通常、幼虫ですが、蛹の時もあるようです。Img_7628

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2014年12月 4日 (木)

初冬のフィールドで:ホオジロ、ホオアカ、オオジュリン他

 冬晴れの身近なフィールドで見かけた小鳥達です。

●ホオジロ(ホオジロ科):)(留鳥/漂鳥):
 林の周辺、農耕地、草原、果樹園、河原など明るく開けた場所に生息しています。
 当地では池や用水縁のヨシ原などで、多くはありませんが、普通に見られます。
 全長16cmほど、スズメと同じくらいですが尾羽が長い分だけ大きく見えます。
 顔の喉、頬、眉斑が白く目立つので“頬白”の名前です。
 また頭部、過眼線、顎線の色が白色部と交互になっていて帯模様のように見え、”過眼線”の黒いのが♂で、Photo_8

 
 過眼線や顎線がほとんど褐色なのは♀。Photo_9

 また♀の方が(♂よりも)全体に淡い色をしています。

余談:
 古来、♂の囀りが”一筆啓上・・・”と聞きなしされてよく知られ、野鳥が捕獲されて愛玩飼育などされていましたが、現在、日本産の野鳥は法令で捕獲禁止にされています。
 https://www.env.go.jp/nature/choju/effort/effort3/hoojiro.pdf

 
●ホオアカ(ホオジロ科)(留鳥/漂鳥):
 ホオジロと同じ環境で見かけます。1羽だけ枯れたヨシの茎に止まっていましたが、すぐに飛び去りました。
 冬羽の成鳥のようですが、見かけることは少ない小鳥です。
 雌雄同色で、地味な姿なので余計に気づかないからでしょうか。
 全長16cmほど。側頭部に赤褐色の斑紋があるのがホオアカです。
 腹面は白く、体側面には褐色の縦縞が入ります。  なお、過去ログに記録がありました。Photo_3

 
●オオジュリン(ホオジロ科)(留鳥/漂鳥):
 ホオジロと同じ環境で見かけます。
 遠目には区別できないため、気まぐれに撮った写真を確認して、オオジュリンだった、というところです。
 北海道や東北のヨシ原やその周辺で繁殖し、秋冬は本州以南のヨシ原に移動してきます。 
 全長16cmほどで、当地では冬鳥。冬羽は雄も雌によく似た姿ですが、雄は顔や頭にやや黒味があります。
 尾羽の形はW型(M型とも)で、尾羽の両側の羽が白いです。
 よく似たホオアカやホオジロとは、画像から尾羽の形状(や、嘴の形、足の色などの特徴で識別できます。Photo_4

 
●シジュウカラ(留鳥/漂鳥):
 頭部は、頬だけ白くその他は黒で、体の上面は青灰色のほぼスズメ大の小鳥。
 時々庭にも下りてきますが、人通りだけでなく、最近増えて困りものの野良猫のお通りもあったりして、長居しないですぐ上のケーブルやTVアンテナなどに飛んでしまいます。Photo_5

 
●カワラヒワ(留鳥/漂鳥):
 小さな群れが田圃の上の電線に止待ってからしばらくで飛んで行きました。スズメより少し小さい程度で、飛ぶ時、羽の黄緑色斑が目立ちます。
 公園の林に群れている時、また、街中にやってくると電線などに止まって”キリコロ キリキリコロコロ  ビィーン”などと聞こえる声で囀っています。Photo_6

 
 ついでに、池端のヨシに群れていたうちの1羽も。Img_7859

 
●キジ:
 国鳥ながら狩猟鳥でもあり、放鳥されているため比較的よく目にします。
 草原では、たいていお互いにいきなり出くわして驚くことが多いです。
 この時も、いきなり目の前に現れて、ファインダーに収まりきらなかった程。
 草地をついばみながらゆっくり草むらに消えていきました。Photo_7

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2014年12月 3日 (水)

イヌシデの果実

●イヌシデ(カバノキ科シデ属)の果実:
 晩秋になると、公園や里山の林地にイヌシデの花穂が垂れ下がっているのが目につきます。
 茶色に熟した穂から果胞を一つとってポイと放るとクルクルと渦を巻きながら風に乗って落下していきます。
 面白くて童心にかえります。R0083264_1t

R0083264_4ct

 
 ・果胞:R0083264_6

※イヌシデは雌雄同株。4~5月、葉の展開と同時に開花します。
 雄花序は黄褐色で長さ5~8cm、前年枝から垂れ下がり、雌花序は本年枝の先端や短枝のわきから垂れ下がり、長さ4~12cmほどになります。
 穂には半長卵形の葉状の果胞がややまばらにつきます。
 果胞は長さ2.5cmほどで左右非対称形で、先端は尖り、外縁には不ぞろいの鋸歯があります。
 基部には内側に巻いた裂片があり、また1個の果実がついています。
 基部についた果胞の大きさ(長さは)5mmほどの堅果で、10月頃、黒褐色に熟します。
 この形状のおかげで、種(果胞)が落下する際は、クルクルと渦を巻きながら風に乗って飛んでいくのです。
 何でもないようですが、空気力学的に設計された巧妙な左右非対称形という自然の科学力にあらためて感心します。

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2014年12月 2日 (火)

カラスのカラ巣

 碧空の下なれども寒風すさまじく、”金色の小さき鳥の形して銀杏散るなり堆肥農家に”などと、どうにも詩情がない田舎道。
 (余談ながらイチョウは葉が厚く油分も多いため、そのまま堆肥にするには時間もかかり、一般的には落ち葉堆肥には不向きとされています。
 ただし、米ぬかなど発酵促進剤を混ぜたりして手を加えれば出来ないことはありません。)R0083374

 
 貸し農園と農道境界に植栽のイチョウが黄色になって、畑や道路脇に散り敷き、”趣味の農業人”は迷惑顔も。Img_7490

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 今は休耕地になっている畑地を囲む防風林のケヤキも、不揃いな紅葉が進んでいる、名残の晩秋~初冬風景です。Img_7519

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 少しばかり遠回りした帰り道。
●カラスの空巣:
 年代を重ねた農家屋敷林の一角、既に葉を落としたケヤキの巨木が電灯線電柱をはるかに超えて聳えています。Img_7529

 
 通りがかりに見上げると鳥が2羽、ニワトリではなくカラスが高枝に止まっていました。
 カメラを向けると、”アホー”と一声発して飛び去りました。
 さらにその上方の繊細な枝絡みの間に、すぐにそれと分かるカラ巣が一つ。(画面中央)Img_7528

 
 望遠アップで撮ってみると、案の定、人家のベランダから失敬してきたブルー、ピンク、緑などの針金ハンガーで、巣の基礎構造が増強されています。
 (画像はクリックで拡大します)Img_7527

 小枝材料だけで造営されて来た伝来の巣に較べて、はるかに耐久・耐震性に優れた”鉄筋入り”木造構造でした。
 “お利口な”カラスの作った空巣です。

【余談】:
 4~6月は野鳥の子育てシーズンで、カラスもこの時期に子育てします。
 巣作りはその時だけ使用するためのもので、その時期以外には巣は使いません。

 つがいのカラスは縄張りを持ち、その中で①クスノキ、カシなどの常緑高木、②ケヤキなどの落葉高木、③背の高い構造物(高圧鉄塔・高層建物屋上・電柱等)の順に好んで巣作りをするそうです。
 樹木なら、又の部分に小枝を組み合わせて直径50cmほどのがっちりした基礎構造を作り、その中に木の皮や羽毛などを敷いて直径20cm大のボール状の“産室”を作ります。

 そして、既によく知られていることですが、基礎構造に使う小枝の代わりに、クリーニングの針金ハンガーを人家から失敬してきて使用することも少なくありません。
 ただ、電柱に針金ハンガーを使用して巣を作った場合には、感電、ショートなどによる停電事故を引き起こすこともあり、中途半端に賢いカラスは困りものなのです。

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2014年12月 1日 (月)

最後のカネタタキ♂(2014/11末)

 ”妙に温かい雨の降る一日から師走がスタート。
 暇人でも慌ただしい気分にさせられるご時世です。

●カネタタキ♂(カネタタキ科):
 毎年、晩夏から秋になると、複数の庭木の何処かからチンチンチンと鐘を叩くようなカネタタキの声が聞こえて来ますが、これまで見つけようとしても一度もその姿を見たことがありませんでした。
 例外的に、庭木の選定をした後で、雌を見つけた記録があるだけでした。

 11月も残りわずかになったある日、偶然カネタタキを見つけました。
 数日の冷たい雨の後、1日だけ小春日和になり、さらにその翌日の肌寒い午前中ことです。

 朝食後、すこし乾いた庭の片付けなどしていた際に、すっかり灰色に枯れた竹の支柱に、1匹の薄茶色のカネタタキがじっと動かずにいるのを偶然見つけました。
 大きさは1cmほど。活動期には頭部、前胸背はやや明るい赤褐色、翅は暗赤褐色なのですが、もう体色も羽色もずっと色あせて、全体が”年輪”を感じさせる淡褐色になっていました。

 カメラを取って戻り、じっと動かずにいるのを撮りました。
 初めての♂の写真です。R0083307

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 冬を迎える冷たい雨の樹陰で動けずにいたところ、暖かくなったので日当たりに出てきて、そのままじっとそこにいたのでしょうか。
 見つけた日の午後明るいうちまでは不動の姿勢でそのままいるのを見ていましたが、翌朝以降は姿は見えなくなりました。
 成虫が見られるのは11月まで、遅くても12月初めくらいまで。
 成虫では越冬できず、卵で越冬します。
 この成体も十分生きてその役割を終えようとしていたのでしょう。

 なお余談ながら、カネタタキはみかんの害虫で、みかん生産地では時には駆除の対象にもなっています。
※『カネタタキによる温州みかん果実被害の発生について』 愛媛県病害虫防除所(平成20 年10 月22 日)
http://www.pref.ehime.jp/h35118/2406/byocyubojo/htm/documents/20-bojyojho3.pdf

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