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2014年12月 6日 (土)

カンムリカイツブリ(冬鳥)

 日本列島も冷え込んで、予想以上に各地で大雪による弊害が発生しているようですが、当地でも今朝は冷え込んで、農道の水溜まりなどには氷が張っていました。
 午前中は冬晴れでしたが午後には曇り空になって風が強く吹きました。
 

●カンムリカイツブリ(カイツブリ科):
 11月初旬、今シーズンはじめて調節池にやって来た冬羽のカンムリカイツブリです。
 たいてい1羽でしたが、日によっては2羽の時も。
 全長約56cm、翼を広げた大きさ86cmほど。他のカイツブリ類に比べて頸部が非常に長く、体の上面は黒褐色で下面は白色。
 光が当たると遠目には真っ白く輝いて見えるためすぐに所在が分かります。
 人影を見ると直ちに潜水して遠くに泳ぎ去ってしまいます。
 安心できる距離を保つと盛んに潜水して採餌し、浮いている時は羽繕いに余念が無いお忙しい水鳥です。
 11月中旬まで池の貯水量はそれなりに多かったのですが、その後放流がはじまって貯水量はすっかり減り、池の水表面積も半分以下になったでしょう。
 12月には一時的に滞留していた他の冬鳥(カモ類)と共に他所に移動して行ったようで、姿は見えなくなりました。

■2014/11/4:
 ・冬晴れでしたが強風で波立つ池の水面、多くの冬鳥の群れの中に、白く光る鳥が1羽、目にとまりました。
 双眼鏡をのぞいたところ、既に観察記録のあるカンムリカイツブリと分かりました。
 とりあえず追っかけ開始。
 (画像はクリックで拡大します)Img_6835_3t

 
 ・突如、水を蹴って目前に浮いた大きな魚(多分ヘラブナ)を追っかけました。
 捕れなかったようですが。Img_6835_4tc

 
 ・一番近くで撮れたショット:
 淡いピンクの嘴が印象的でした。Img_6835_22tc

 
 ・ポツンと浮かんでリラックスすると、盛んに羽繕いなども。Photo

 
■翌日(11/5):
 ・曇天、ときおり薄日がもれる池の遠くで、1羽でくつろぐ様子がありました。11051

 
 ・近くまでやってくるのを大分待って、虹彩は暗赤色であることがわかる画像が撮れました。Img_7023

 
■11/14:
 2羽いるのを認めました。11142

 
■11/21:
 小春日和で風もなく、観察日和でした。
 この日も遠くに2羽が仲睦まじい様子でくつろいでいるのを見かけました。11212_1

 
 ただ移動する時には見ていた限り別々で、1羽だけがどんどん近くにやって来る様子がありました。
 そこで先に水際まで下りて行き、ヨシ原の陰で少し待ち伏せに。
 目前(といっても約50mほど向こう)を通り過ぎ、また戻って行くのを辛抱強く待ちながら撮ることが出来ましたので、これで観察も終わりにしました。
 ・接近して目前を通り過ぎ:Img_7446_4

Img_7446_2

Img_7446_3

 
 ・戻りに再び通過:Img_7446_5

Img_7446_7

Img_7446_9

 なおまた、この頃から、池の放水がはじまると共に水表面積も減りだして、その後姿を見せなくなりました。
 餌の魚はたくさんいますが、それだけでは環境としては(狭くなって)気に入らなくなったようです。

※本種は冬鳥として、九州以北の本州の広い湖沼、河口、湾などに渡来しますが、青森県など東北の一部の湖沼で繁殖が確認されているそうです。
 冬羽の頭頂には短い黒い冠羽があります。虹彩は暗赤色、嘴はまっすぐで長く、先がとがり淡いピンク色。嘴の根元と眼を結ぶ黒線が目立ちます。
 なお成鳥♂夏羽は未だ観察したことはありませんが、図鑑などによると冬羽の姿とはまったく異なり、大きな黒い冠羽と橙赤色の頬の飾り羽が目立っています。

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