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2014年12月 3日 (水)

イヌシデの果実

●イヌシデ(カバノキ科シデ属)の果実:
 晩秋になると、公園や里山の林地にイヌシデの花穂が垂れ下がっているのが目につきます。
 茶色に熟した穂から果胞を一つとってポイと放るとクルクルと渦を巻きながら風に乗って落下していきます。
 面白くて童心にかえります。R0083264_1t

R0083264_4ct

 
 ・果胞:R0083264_6

※イヌシデは雌雄同株。4~5月、葉の展開と同時に開花します。
 雄花序は黄褐色で長さ5~8cm、前年枝から垂れ下がり、雌花序は本年枝の先端や短枝のわきから垂れ下がり、長さ4~12cmほどになります。
 穂には半長卵形の葉状の果胞がややまばらにつきます。
 果胞は長さ2.5cmほどで左右非対称形で、先端は尖り、外縁には不ぞろいの鋸歯があります。
 基部には内側に巻いた裂片があり、また1個の果実がついています。
 基部についた果胞の大きさ(長さは)5mmほどの堅果で、10月頃、黒褐色に熟します。
 この形状のおかげで、種(果胞)が落下する際は、クルクルと渦を巻きながら風に乗って飛んでいくのです。
 何でもないようですが、空気力学的に設計された巧妙な左右非対称形という自然の科学力にあらためて感心します。

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