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2015年1月28日 (水)

シロダモハコブフシ/シロダモ

 林縁のシロダモの葉に、大量のムシコブ「シロダモハコブフシ」が出来ていました。
 あまりにも目立ったので素通りしないで撮ってきました。

 そこでは、何株かある樹の中で、全部に均一に形成されているわけではなく、一箇所に集中しているようでした。R0084089

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 ムシコブは「シロダモタマバエ」が、シロダモの若い葉の中に卵を産みつけることよって形成されたものです。
 そして一つのムシコブの中には一匹のシロダモタマバエの幼虫が生活しています。
 全てではありませんが、ムシコブの中で越冬した幼虫は、翌春に蛹化/羽化して成虫になり、その年の新芽に産卵、孵化した幼虫が新葉に虫こぶを形成する~というライフサイクルです。

※余談
 (シロダモにシロダモタマバエが寄生して作ったムシコブ(中に幼虫がいる)には、寄生蜂「シロダモタマバエコマユバチ」が寄生します。
 この寄生蜂は産卵管を虫こぶの壁を突き通し、中にいるタマバエの幼虫や内壁に産卵します。
 そして孵化したハチの幼虫はタマバエの幼虫を食べて育つのです。(寄生するのは他にコガネコバチというハチもいます。)
 このような例は特別なものではなく、他にも種々知られていますが、自然の中では絶妙なバランスが保たれているのですね。

シロダモ(クスノキ科シロダモ属):
 暖地の山野に普通に見られ常緑小高木で、雌雄異株。
 葉は互生し、葉身は長楕円形または楕円形、先は鋭頭、基部はくさび形。縁は全縁。3主脈があり、葉裏は緑白色。
 10~11月、葉腋に1~数個の無柄の散形花序を付け、それぞれ雄花/雌花を開きます。
 分布は本州(宮城県以西)、四国、九州。

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