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2015年2月 3日 (火)

セツブンソウ(2015/2)

    昨日よりけふの日差しの節分草    (中村祐子)

 1月下旬、セツブンソウ開花のニュースを知って、晴れて風もない絶好の観察日和となった節分の本日、栃木県【花之江の郷】まで撮影に行ってきました。
 開花の数日後に降雪があり、融け残りが凍り付いたり霜柱が立ったりで、日中は足元がぬかるんであいにくの環境条件でしたが、林床に咲く花の可憐な姿に、しばし慰められました。

 節分の頃から10cmほどに花茎を伸ばし、細かく切れ込んだ葉 (総苞片)を開き、その先端に直径2cmほどの白い花を1輪咲かせます。1img_9408t

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 花びらはなく、花弁に見えるのは萼で、バリエーションはありますが、通常5枚あります。5r0084210ct

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 本来の花びらは退化して先端が2又に分かれた黄色の蜜腺(ネクター)になり、雄しべを取り囲むように円形に付いています。
 また雄しべの先端には花粉が入った鮮やかな紫色の葯がついています。R0084204ct

 
 葯が開くと白い粒々の花粉があふれ出します。R0084213ctt

※セツブンソウ(キンポウゲ科セツブンソウ属):
 本種は日本原産のの多年草で花期は2~3月。
 関東地方以西の石灰岩地域に多く分布しています。
 厳冬期に芽を出し、葉を開いて花をつけ、晩春には地上部は枯れて姿を消します。
 その後は地下の球根(塊茎) (径1.5cmほど)の状態で秋まで休眠に入ります。
 根は秋頃から地中で伸び始めますが、セツブンソウが地上に顔を見せるのはせいぜい春の3ヶ月程度。
 「カタクリ」などと共に、その可憐さと儚さが魅力の“スプリング・エフェメラル”と呼ばれる一群の植物の一つです。
 なお、ご多分にもれず、自生での分布は環境変化や、シカ、イノシシなど動物の食害などでも減少しているようです。

 節分に 節分草の咲くを見る 季節の回り 確かな恵み 
                                   (詠み人知らず)

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