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2015年2月 7日 (土)

イヌツゲメタマフシ(虫こぶ)、アセビ、ヒサカキ(2015/2)

 2月初旬の林縁で。

●イヌツゲメタマフシ:
 里山の林縁に自生しているイヌツゲの枝先の所々に、緑色の実の様な物がくっついているのを見かけました。
 一目で不自然な印象を与えるシロモノで、イヌツゲの葉腋の芽に、イヌツゲタマバエが寄生して出来た虫瘤(こぶ)、「イヌツゲメタマフシ」でした。
 指先で触ってみると木質化していてそれなりに硬く、簡単に潰したり割ったりは出来ません。Photo_3

 (なお、実行してはいませんが、ナイフで切ってみればポツポツと孔があいていて、孔の中にイヌツゲタマバエ(寄生バエ)の黄色い幼虫が見つかるそうです。
 初夏、寄生バエが芽に産卵することで虫こぶの形成がはじまり、秋までには出来上がり。
 中にいる幼虫は3齢幼虫で越冬し、早春には蛹化、春から初夏にかけて羽化するというライフサイクルだそうです。)

 イヌツゲは庭木としても植栽され、虫こぶが出来ると美観は損ねますが、枯れてしまうほどにはならないようです。

 
●アセビ(ツツジ科アセビ属):
 林縁に常緑低木のアセビが白い釣り鐘型の花をつけて早い春の到来を告げていました。R0084233_1

2

 
 また秋に実って黒褐色に熟した果実も乾ききって垂れ下がっていました。R0084233

 果実はさく果で、直径5~6mmの扁球形で、上向きに付き、褐色に熟すと5裂し、先端に長い花柱が残ります。
 中に覗いている種子は長さ2~2.5mmほど。2_2

 
●ヒサカキ:
 林縁に広く点在しています。早春の林縁で独特の強い臭いを漂わせるので所在に気づきやすい、ごく普通の雌雄異株*の常緑小高木です。
 蕾が鈴なりについていましたが、蕾を覆う暗紫色の萼片は閉じたままで、開花する気配は全くみられず、したがって臭いなども感じませんでした。Photo_4

 (*なお、ヒサカキは図鑑などでも雌雄異株と記されている例が多いので、これまでその様に記していましたが、実際には雄花と雌花の他に両性花があって、本種の性的なシステムについては未だに不明という記述も見られます。)

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