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2015年3月

2015年3月31日 (火)

去りゆく3月/ビロウドツリアブなどのアブ仲間

 昨日、今日の5月並という長袖では汗ばむほどの陽気のせいで近所の桜(ソメイヨシノ)は一斉にほぼ満開になりました。

 さて、早春開花時には白かった公園のヒサカキの花も既に茶色に変色して、3月の終わりを告げながらも、独特の強い臭いを漂わせていました。
 その臭いに誘われて常連のアブやハエの仲間が集まっていました。

●シマハナアブ:Photo_4

 
●ホソヒラタアブ:Photo_5

 
●アシブトハナアブ:
 名前の通り、後肢が太いアブ。庭にも良くやって来ます。R0084651t

 
ツマグロキンバエ
 例年より少し早めのお出ましのようです。
 じっと動かないのでこのアングルしか撮れませんでした。
 色々な花によくやって来て蜜や花粉など舐めています。R0084650t

 その他のハエもいましたがスルー。

 
 ところ変わって里山で。
●ビロウドツリアブ:
 キジムシロが点々と黄色い花をつけている里山の日当たり斜面に、Img_0585

 
 毛玉のような1匹の小さなアブが行ったり来たり。
 ビロウドツリアブでした。 
 なぜか特定の小さめの花にご執心の様子。近寄るとすぐ逃げますが、腰を下ろして待ち構えていると戻ってくるのでシャッターチャンス。 
 ホソヒラタアブなど小さなハナアブ仲間にはホバリングの名手がたくさんいますが、このお方も実に見事な飛行術の持ち主。
 小さな黄色い花に近寄って完全に空中静止飛行体勢で(花に止まることはしないで)長い口吻をのばして吸蜜していました。
 (残念ながら、横からの画像もほしかったのですが、物理的にこのアングル・位置からしか撮れませんでした。)
 (画像はクリックで拡大します。)R0084729_1t

R0084729_2t

 名前の由来は、この空中に完全静止しながら蜜を吸うビロードの毛玉姿が、まるで吊り下げられているかのように見えることから。

※ビロウドツリアブ(ビロードツリアブ)(ツリアブ科): 
 大きさ10mmほど。成虫は早春から、春(3~5月)の間だけ見られる期間限定のアブの仲間です。 
 丸みのある体は黄褐色の長い毛で覆われて毛玉のようです。脚も細くて長いです。
 尖った長い口吻で花の蜜を吸います。
 日当たりの良い林縁などに生息し、都市郊外でもよく見られる普通種。
 なお幼虫は、土中に巣を作るヒメハナバチなどハナバチ類の幼虫や蛹に寄生して育ちます。
 分布は日本各地。

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2015年3月30日 (月)

ヒオドシチョウ(越冬個体)、ベニシジミ春型(2015/3)

 すっかり春です。R0084664tc

 
●ヒオドシチョウ(越冬個体):
 晴れて気温が上がった1日、里山公園のまったく人気のないハイキングコース林縁で交尾中のペアを見つけました。
 止まっていた擬木と同じ色です。Img_0548_1_3

 
 (交尾中に)近寄りすぎたからでしょう、♀(左の大きい個体)が、右の♂(翅を閉じたまま)をぶら下げて飛んで行き、(さほど遠くまで飛びませんでしたが)、堆積した枯れ葉の地面に降りました。
 飛んでいる時には雌の黄色い表翅色が目印になって目で追えますが、枯れ草の地面に下りるとほぼ完全な保護色で、見つけるのが大変でした。
 また飛ばれないように、数メートル先から望遠ズームで撮影。Img_0548_4_2

 
 その先で、今度は素速く飛び回る複数の個体を見つけました。
 しばらく腰を下ろしてしばしの間観察。
 ♂は林縁や道の開けた地面の縄張りの周囲を行ったり来たりして、ほかの♂が近づくと追い払い、♀が来るとすばやく追いかけて絡み合いながら配偶行動をおこしていました。
 なお画像は複数の個体ですが、同じ個体が含まれているかどうか識別できません。Img_0560_1_2

Img_0560_2_2

Img_0565_1_2

Img_0565_3_2

Img_0565_5

Img_0565_8_2
                   (撮影は2015.3.27)

※ヒオドシチョウ(タテハチョウ科):
 大きさ:60~70mm。年1化性のチョウです。
 越冬した成虫が産卵した卵から孵化した幼虫は主にエノキを食葉樹として生長し、初夏(6月中旬~7月)に蛹から羽化して成虫になります。
 新成虫は、その年そのまま越冬し、翌春に繁殖活動を行って命を終えるというライフサイクルです。
 このため春先に見られる個体は越冬した個体です。
 初夏に見られる新鮮な個体の翅は、鮮やかなオレンジ色に黒い紋と外縁の黒帯に青色の斑紋がある美しいものですが、越冬個体の翅は例外なく色褪せてボロボロになっていて、長い成虫期間耐え抜いた歴戦の生涯が忍ばれる姿です。
 なお成虫で越冬する他のタテハチョウ仲間同様、裏翅は地味な茶褐色で、冬枯れの自然環境風景にとけ込む、一種の擬態のようです。

 近くの平地で見かけることはありませんが、幼虫の食葉樹エノキが生える里山など(時には市街地でも)自然豊かな環境では普通に見られるようです。
 夏から見られる成虫はあまり花には来ないで、林地のクヌギの樹液などに集まるそうです。

★余談追記:
 エノキを食葉樹とする蝶の幼虫は日本に6種類、国蝶オオムラサキ(ただし法的なものではなく日本昆虫学会が選んだもの)、ゴマダラチョウアカボシゴマダラ(人為的に放蝶されたといわれる問題種)、テングチョウヒオドシチョウ、よく似たシータテハがいます。
 このうち前の3種類は幼虫で越冬、後の3種類は成虫越冬します。
いずれの種もエノキの葉を食べる幼虫期はオーバーラップしますので、大型で繁殖力の強いアカボシゴマダラは他の在来種との競合が懸念されています。

 
●ベニシジミ:
 草原にいた翅表の橙紅色がきれいな新鮮な春型個体です。R0084668_2

 本種は一年に何度も発生する多化性のチョウで、 3月から11月頃まで見られますが、季節によって翅の色合いが違ってきます。
 3~4月に発生する“春型”ベニシジミの翅表面はきれいな明るい橙紅色ですが、5月頃から9月頃までに出現する“夏型”になると、全体的にかなり黒みが強くなり、きれいさは今ひとつに。
 そして秋に発生する個体はまた“春型”に近くなります。

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2015年3月29日 (日)

サクラ開花、ヒトリシズカの花、シュンラン開花

●サクラ開花:
 近くの小学校のサクラが、昨日開花していました。
 本日午前中、散歩がてら公園に行ってみると、昨日の好天でこちらのソメイヨシノ並木も一気に開花したようでした。Photo

 
 野球グランウドでは中学生野球チームが砂塵を上げて猛練習中。Img_0665

 折しも、第87回選抜高校野球大会も佳境で、当県代表の浦和学院もめでたく4強に。

 
●ヒトリシズカの花:
 庭のヒトリシズカも開花が進んで白い花が浮き上がるように目立ってきました。329

 
 あらためて花の造りを、1個取り外して観察。
 (先の記事に記載したように)花には花弁も萼もなく、雌しべ1個(先が白く見える部分)と子房(緑色)の横腹に雄しべ3個が付いています。
 雄しべの花糸は白色でこれが集まって遠くからは白い花のように見えます。
 外側の2個の雄しべには基部の外側に黄色の葯があり、中央の雄しべには葯がありません。R0084749ctc

 
 ひっくり返して反対側から:R0084752ct

 
●シュンラン開花:
 葉だけが勢いよく伸びているシュンラン。
 例年花をつけるのに、まだ咲かないかとのぞき込んでみると花茎があまり伸びずに葉に埋もれるように咲いていました。
 花がうまく撮れないので、一つちぎって撮影後、花瓶に。Photo_2

 花弁の一部は虫に食われた形跡があり、どうやらこちらも人知れず咲いていたようです。

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2015年3月28日 (土)

カタクリ(2015/3)

 カタクリがちょうど見頃になった「みかも山公園」に行ってきました。

●よく手入れされて、明るい春陽が差し込む林床斜面の群落:Photo

 じっくり観察すると、群生の中には、花色が濃いものから、薄いピンク、そしてほとんど白色に近い個体などが見つかります。

 
●普通の花色:Photo_2

 
●濃い花色の個体:Photo_3

 
●淡い花色の個体:Img_0518hht2s

 
●白色に近い個体:
 雄しべにも色が残っていて純粋なシロバナ変異種ではなさそうです。
 かなり遠くで、望遠撮影のため、葉の様子など確認できませんでした。
 標準的なカタクリの2枚葉には淡茶褐色の斑紋がありますが、純粋なシロバナカタクリの葉にはこの模様がありません。Photo_4

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2015年3月27日 (金)

キジ、ツグミ(2015/3)

 日中の気温が上がり、すっかり春めいたフィールドで。

●キジ:
 堤防の伸びはじめた草むらから”ケーン”と一声。
 しばらく立ち止まって待っているとゆっくり姿を現して、また直ぐに消えていきました。
 今シーズン初見。Img_0474

Img_0473

 ♀キジの姿は見当たりませんでした。

 
●ツグミ(冬鳥):
 たくさんのヒバリがいる草原で採餌していました。Img_0481ss

 “クィッ、クィッ”と短い鳴き声を発して飛んで行きますが、大方は口をつぐんでいます。
 例年4月までゆっくり滞在して体力をつけてから、北帰行集団に合流するようです。

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2015年3月26日 (木)

サクラ(2015/3)

 明日からは一気に気温が上がり各地のサクラも一斉に開花が進むでしょう、という開花予報。

 先の日曜日(22日)、最寄りの圏央道開通記念ウオークのあと、そこからさして遠くもない(埼玉)県下有数の桜の名所、「幸手権現堂桜堤」まで足を伸ばしてきました。
 恒例行事の桜まつりは28日(土)からです。Img1712015

 
 22日、桜(ソメイヨシノ)の開花はまだ見られませんでしたが、菜の花畑はきれいでした。Img_0054

Img_0056

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 来週当たりが見頃で、今シーズンもさぞかし賑わうことでしょう。

 
●カンヒザクラ (寒緋桜):
 近くの畑脇に植えられた1本の大きなカンヒザクラがほぼ満開になっていました。
 花は釣鐘型で下向きに付き、一重咲きで濃紅紫色、遠くからも目立ちます。
 開花期は3月中旬。Photo

 
●サクラ:
 すぐ傍にもう1本、樹種は分かりませんが、ソメイヨシノのようなサクラがあり、既に3分咲きくらいに見えました。Photo_2

 
 一足先に咲いた河津桜は既に葉桜になっています。
 咲く桜もあれば、散るさくらも、そして残る桜も散るさくらで、迎える年ごとに人の心にしみる[国花]*です。
 (*註:法的に規定されているわけではありません。念のため。)

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2015年3月25日 (水)

圏央道開通記念(2015/3)

 昨今、各地で永年の願望であった新規の新幹線建設/延伸、高速道路建設、また開かずの踏切解消などのインフラ整備事業が完成して、各種記念行事などが行われています。
 ご多分にもれず、当地域でも近隣で建設中の圏央道がめでたく(部分)開通し、先日の日曜日、催された開通記念ウオーキングに参加してきました。
 (久喜白岡JCT~境古河IC間;共用開始は3月29日)Ic

 
 片道約1kmをのんびり往復するだけですから運動にはなりませんが、好天に恵まれて老若男女およそ1万5千人ほどが自由参加して楽しまれたということでした。
Img_0035

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 高速道路沿道には造成/建設工事が進む産業団地も。Img_0044

 いずれも地域の発展に貢献してくれることでしょう。

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2015年3月24日 (火)

ヒトリシズカ/チオノドクサ(2015/3)

 庭のヒトリシズカが咲き始めました。

●ヒトリシズカ(センリョウ科):
 丈夫な多年草です。増えすぎて抜いても抜いても思いがけないところに生えてきます。 
 毎年気がつくとアッというまに伸び上がっています。
 今年も例外ではありません。 
 気温の日間変動が大きいので、芽生えていたのは気づいていましたが、日中気温が上がった昨日、まだ全体が赤紫色ですが、伸びきる前の4枚の葉に包まれるようにして白い花穂がのぞいていました。R00846112c

R0084614cc

 
 写真ではわかりにくいですが、花には花弁も萼もなく、雌しべ1個と子房の横腹に雄しべ3個が付いています。
 雄しべの花糸は白色でよく目立ちます。外側の2個の雄しべには基部の外側に黄色の葯があり、中央の雄しべには葯がありません。R0084613ctc

 名前の通り、いつも一人で静かに花をつけています。

 
●チオノドクサ(ユリ科):
 数年前に近くのホームセンターで買った園芸種の小さな球根植物です。
 暑さに弱く、平地や暖地では数年で絶えてしまうことが多いといわれるもので、途絶えたものと思っていましたが、今年も数日前、まったく思いがけないところに見慣れない花穂が立ち上がっているのに気がついて 、なんだろうかと思っていたら、チオノドクサでした。
 2株のようです。
 本日は冬に逆戻りしたような寒い朝でしたが、午前中に花が開きました。
 そして午後から曇り、冷たい強風に吹き倒されていました。R0084617_1

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2015年3月23日 (月)

揚げひばり

 雲が多めながらも晴れ間をめがけ、囀りながら駆け上がる「揚げ雲雀」が名乗り出でる、時は春。

 レンズで追いかけるのもそれなりに大変。Photo

 
 ようやく青草が伸びはじめた原っぱに降りて、歩き回りながらも囀り続けていました。
 ♪春が来た~、春ぅ~♫
 囀りが大声のオオヨシキリほどには大きな口は開けていないようです。Img_0410tc

Img_0411tt

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Img_0421tt

 

※余談付け足し:
 ”揚げひばり”といえば、なぜか分かりませんが、NHKラジオ・ドラマ『走れ源太』(NHKラジオ第一放送、昭和38年度(1963/ 04~1964/ 03)連続放送劇(子供向け時代劇)、主題歌の次の歌詞一節だけを、記憶しています。

 草に寝て 
 空を仰げば 揚げ雲雀
 ふるさとの 花の香り
 源太 源太  
 どこへ行く 源太

 当時の時代背景は、“水より安い”石油が中東から輸入されて国民の暮らしは石油漬けになるようになり、放送はラジオからテレビへと主役が変わり始め、38年、初めて行われた日米間衛星中継のブラウン管に映し出されたのはJ・F・ケネディ大統領が凶弾に倒れるという衝撃のニュースでした。
 そして翌39年10 月10 日、オリンピック東京大会開幕、
 その五輪直前に、夢の超特急「新幹線」が営業開始。
 問題をはらみながらも高度成長へと突き進んで行った時代でした。

 昔と変わらない”揚げひばり”ののどかな光景に接して、人間社会は、時代の推移とともに「いつの世も」得られたものも多ければ、失われたものもまた多い、と往年の若者の感慨も。

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2015年3月22日 (日)

キタテハ、ベニシジミ、モンシロチョウ、アマガエル、ミシシッピアカミミガメ(2015/3)

 気温の日間変動が大きい中旬の一日(3/18)、フィールドで目にした初見のチョウなどです。

●キタテハ:
 今シーズンはじめてのお目見え。
 気温が上がった翌日の曇天下でしたが、田圃道ではじめて見かけたキタテハの越冬成虫です。
 複数の個体が勢いよく飛び交っていましたが、例年よりかなり遅い観察記録です。Img_0348

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Img_03632

 
●ベニシジミ:
 こちらも今シーズン初見。
 同じ田圃道で1頭だけ、小さいのに気が強いというか、縄張り意識の強いチョウです。
 キタテハが近くに飛来するとすかさずスクランブル、しばらくして戻ってくるとゆっくり翅を広げて日向ぼっこ、という風情でした。Img_0366620153

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●モンシロチョウ:
 菜の花が方々に見られるようになってモンシロチョウの数も増えてきました。
 周辺を飛び回ってなかなかとまらなかったものが田圃に降りたところで1枚。
 翅裏が黄色みの強い春型のモンシロチョウ♀のようでした。Img_0400

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  きのふけふ蝶とんで児に言葉ふえ  山田弘子 『こぶし坂 』

 
●アマガエル:
 こちらも初見です。水が枯れた田圃の側溝にピョコンと飛び出てきたアマガエルでした。Img_0382

 
●ミシシッピアカミミガメ:
 用水路にあちらこちらに普通にぷかぷか浮くようになっていて、もはや珍しくはありません。Img_0387ct

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2015年3月21日 (土)

タネツケバナとミチタネツケバナ(2015/3)

 春先の田圃道、まだ大型の雑草が伸び出す前に白い小さな花をつけて、それなりに存在感をアピールしているタネツケバナ(在来種)とミチタネツケバナ(帰化植物/外来種)が目にとまります。
 それで、これまで春先のフィールドでブログ穴埋め用に何回か記事にしてきましたが、その違いについて、何かもう一つすっきりしませんでした
 今回、違いを確認することを目的にして、あらためて散歩コース周辺の田圃道で”取材”して見ました。
 結論として、特に新しい知見も得られず、こんなことどうでも良いと観念して、タネツケバナのブログ記事としてはこれでお終いにすることに。

 
●タネツケバナ(在来種)(アブラナ科タネツケバナ属):
 湿り気のある田圃道や道ばたにふつうに生える越年草です。
 草丈は10~30cm。
 茎の下部根本に一周、羽状複葉(根生葉)をつけます。
 大きな株になると果実期には根生葉が枯れていることが多いですが、小さな株にはまだ根生葉があります。
 根生葉の上部の茎にも葉が付きます。
 (以下の画像はクリックで拡大します。)Blgr0084432

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 花は茎の先端の穂状花序に付き、花弁は長さ3~4mmで、雄しべは通常6本です(5本のもの見られます。)Blg6

 
 果実(長角果)は棒状で、長さ2cm内外。逆さハの字型に上向きに開いて付くのが特徴です。
 また植物体の上部は通常緑色ですが,下部は暗紫色になることが多いです。もちろん例外もあります。
 植物体の上部には毛が少ないか、またはありませんが、茎の中間~下部には毛が多いこと、Blga

 
 また葉柄、葉軸にも均一に毛があるなど、全体的に“毛深い”です。Photo

 花期は3~5月。

 
●ミチタネツケバナ(帰化種/外来種):
 ヨーロッパから東アジア原産の越年草です。
 タネツケバナと同じ環境に並んで生えています。在来のタネツケバナによく似ていて、遠目にはわかりにくいですが、近年、在来種は減少し、大部分はこの外来種といわれているようです。
 タネツケバナとの草姿の主な相違点は、果実期にも分厚い座布団のように根生葉がきれいに残っていること。
 その真ん中から途中にほとんど葉の付かない茎が立ち上がっているという外観です。
 下の画像は舗装道路の割れ目に生えていた一株を引き抜いて見たものです。)Blg

 
 全体的に果実(長角果)が出来る時にも根生葉が枯れずに残存しています。
 草原、農道端、田圃で見かけたミチタネツケバナ草姿のいろいろ。Blg_2

 
 白色の花は茎の先端の穂状花序に付き、花弁の長さ2~3mmと小さ目で、雄しべの数は大部分が4本(5本も見つかりますが)です。Blg4

 
 果実(長角果)は茎に沿うように、あまり開かず斜め上向きに付いています。
 また茎の途中には葉が(ほとんど)つかないこと、全草が暗紫色を帯びることが多い(例外がありますが)ことなども認められます。
 なお若い株の根生葉やその茎下部には毛があります。Blg_3

 
 (根生葉とその近くの茎下部を除いて)茎にはタネツケバナのような毛はなくつるっとしていますが、茎に付いた葉柄(葉の基部)に毛(脇毛)があることが、タネツケバナとの相違/識別点です。Blg_4

 花期は2~5月と、やや早め。

 
 なお最後に:
 手元の植物図鑑によれば、実際にフィールドで観察されるタネツケバナの仲間には、他にもタチタネツケバナ、コタネツケバナ、その他が有ると記載されていますが、それらの詳細は分からず、識別もできません。

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2015年3月20日 (金)

ヒサカキ満開、キノコヨトウ若齢幼虫、シワタケの仲間2015/3)

 先日(3月16日)、まだ人気のない公園で

●ヒサカキ満開に: 
 花粉症でバカになった鼻にはあまりにおいませんが、ヒサカキが満開になっていました。R0084468

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 余談ながらソメイヨシノ並木の蕾はまだ硬いままでした。

 
●キノコヨトウ若齢幼虫: 
 ケヤキ並木の幹に地衣類がはびこった大木で、浮き上がった樹皮の隙間に潜り込んで越冬していたキノコヨトウ若齢幼虫です。
 大きさ1cmほどの小さいものです。R0084477_1

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 樹勢が弱まってきた大木の樹皮表面には、地衣類がはびこって点々とついていますので、地衣類を食べる本種にとっては餌には困らない“居住環境”です。 
 5月半ば頃には終齢幼虫になり、蛹を経て夏(7~8月)に羽化して成虫になります。
 前翅はオリーブ色~褐色の小型のガのようです。

 
●シワタケの仲間: 
 公園植樹も樹種によっては立ち枯れて伐採される木もだんだん増えて来ました。
 その様な枯れ木には、シワタケの仲間がしっかりとくい込むように着生しています。R0084474

R0084473

 硬く丈夫な膠質~皮革質で、簡単にはちぎれたり剥がれたりしません。

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2015年3月19日 (木)

ホトケノザにセイヨウミツバチ、白化したオオイヌノフグリ

 「アラブの春」、”時は春~、全て世は事もなし”、とならないのは残念なことです。

 田圃道の小さな世界では、
 ホトケノザがピンクの絨毯を敷いたように春日の当たる南斜面を覆い、招待客のセイヨウミツバチが花粉/蜜を集めていました。R0084549

R0084548_2

Photo

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Photo_3

 
 オオイヌノフグリも負けじと地面を青色に飾っていました。Photo_4

 
 たまたま、片隅に農薬(除草剤や農薬など化学物質)の影響を受けたものらしい、白化した花をつけた1株がありました。Photo_5

 この程度なら、「こともなし」でしょうか。

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2015年3月18日 (水)

暑かった春の日暮れ時

 昨日は、日中の気温は21度越えまで上がり”暖かい”ではなく”暑かった”1日に。
 遠くは霞んで白っぽく・・・

 17時20分、一気に開いたサクラを染めながらゆるゆると傾いていく春の夕陽。Img_0328

Img_0330t

Img_0331c

 
 田圃道 17:29Img_0332

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2015年3月17日 (火)

カンムリカイツブリ(冬鳥)/(2015/3)

●カンムリカイツブリ:
 こちらも予想外の偶然(撮影2015.3.13)
 少数のコガモとヒドリガモの群れの他には冬鳥の姿も見られなくなった池に、1羽のカンムリカイツブリがポツンと浮いていて、盛んに潜水を繰り返して小魚を獲っている姿を見つけました。 
 北に帰る移動の途中、“小腹がすいて、間食する”ため一時的に寄り道したのでしょう。

 冬羽から夏羽に変わりかけている個体でした。
 頭頂部の黒褐色冠羽が伸び始め、目の周辺にはまだ白い部分が広く残っていますが、その後ろ側の耳羽が生え始め、その先端部分は黒褐色の襟巻きのようになり始めています。
 また体上面は黒味を増しているようです。1img_02832

2img_0284ct2

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5img_0292ct2

 
 突然ですが、近くに浮い来たのはカイツブリ。6img_0289ct2

 
 冠羽も伸びはじめ、頸には襟巻きをしているような姿です。7img_0293ct2

 北国へ旅立つ日も近いのでしょう。

 
※冬羽のカンムリカイツブリ:
 ちなみに前回、池で見かけ冬羽の姿はこちらでした。
 冠羽は短く、顔も眼の周りだけでなくその後ろも白。また長い首も大部分が白く、体上面も全体に淡黒褐色で下面は白です。
 (再掲画像です。)Img_7446_9

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2015年3月16日 (月)

ハシビロガモ(冬鳥)/(2015/3)

 正装したハシビロガモ:
 前回に続き、今季2回目の偶然。
 さして広くもない用水路で突如目の前に姿を見せたハシビロガモ♂。
 完璧に着飾ったダンディぶりです。
 黄色い目玉は、付け直してやりたいほどの位置にあり、嘴がアンバランスなまでに大きいのは美のセンスがニンゲンとは異質だからでしょう。
 (画像はクリックで拡大します。)Img_0221tc

 
 ダンディばかりに気をとられていましたが、その先に地味一筋の♀もいて、共にシャベルのような嘴で水面を浚うようにして、流れてくる浮遊物などを、嘴内側に生えている毛で濾し取って採餌しながら上流へと泳ぎ去って行きました。Img_0228c

 
 アップで見ると、いずれの嘴からもアオミドロのようなものが嘴の毛に絡んで垂れ下がっているのが分かりました。Img_0229

Img_0231  (撮影2015.3.11)

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 そして昨日(3/15)、夕刻(5時前)散歩に出かけて通りかかった用水路で、やはり繁殖羽に換羽した♂が1羽いるのに気がついて、何枚かシャッターを押してから、20153151

 
 大きな嘴から水を吐き出しながら遠ざかっていく♂の、2015315_2

 
 その先に、やはり♀がいるのを見つけ、2015315_3

 
 大分遠くで2羽揃ったところで飛び立っていくのを見届けました。20153_15

 今シーズン3回目の観察でした。

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2015年3月15日 (日)

春模様に

 世事には無縁に、散歩コースなどのフィールドは何の変哲もない春模様です。

●ホトケノザ:
 田圃沿いの堤防南斜面にはホトケノザが群生。1img_0254c_2

 
●オオイヌノフグリ:
 青いお皿がひときわ青くなってきました。R0084459

 
●ヒメオドリコソウ:
 まだ群生するには到りませんが。Photo

 
●ツクシ:
 雨上がりの陽気に誘われて一斉に出てきました。
 既に胞子を飛ばしたものもたくさん。Photo_2

 
●クロッカス:
 たった一株しか見当たらない庭のクロッカス。温かな日中には開いています。Photo_3

 
●雪割草(園芸種):
 もう花も終わりの時期になり、新葉の展開がはじまっています。R0084416

 
●サクラ:
 近隣のソメイヨシノは,大方、まだ固いつぼみのままですが、河津桜の若木は一気に開花が始まったようです。Photo_4

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2015年3月14日 (土)

コガタルリハムシ、モンシロチョウ、モンキチョウ、セイヨウミツバチ初見(2015/3)

 ここ数日、日中晴れて風も弱く過ごしやすい春の陽気が続いたおかげで、昆虫達もやっと動き始めたようです。
 例年に比べて全般的に遅い印象です。

●コガタルリハムシ:
 春の到来を告げるコガタルリハムシ:
 前年初夏を過ぎる頃には土中に潜って夏眠、さらにそのまま成虫休眠・越冬するという長く特異な休眠サイクルを持つコガタルリハムシです。
 早春に覚めた個体が地上に現れ、まだ少数ながら活動をはじめていました。
 草地に葉を広げたギシギシを蚕食しているものや、既にお腹は卵でパンパンに膨れている♀が産卵場所をさがして、ギシギシの葉や付近の地表を歩き回っている姿もありました。3r

 毎年、繰り返される光景です。

 
●セイヨウミツバチ:
 菜の花に1匹ですが、来ていました。2r

 
●モンシロチョウ/モンキチョウ:
 今シーズンは例年よりかなり出遅れた感のあるモンシロチョウ、モンキチョウです。
 ちなみに成虫越冬のキタテハはまだ見かけられません。

 ・モンシロチョウ:
 3/13、草原ではじめて、モンシロチョウを1頭だけ見つけました
 羽化して間もない個体だった様で、吹く風はさして強くもないのに、草地の上1mほどをヒラヒラ舞うと、遠くまでは飛ばないですぐに草地に降り、翅を中途半端に開いて暖をとる、という繰り返しでした。
 時にはそのまま横に倒れ込むような有様も。3r_2

 
 ・モンキチョウ:
  はじめて見かけたのは3/11でした。気温も上がった日中だったので、水路脇の草地に2頭が元気よく飛び交っていました。
 黄色が春らしくきれいでした。Photo

 遠景はPM 2.5、花粉、黄砂など全てを含むのでしょうか、白く霞んで本格的な春の訪れを告げているようです。

  春は空から そうして土から かすかに動く  
                (長塚 節 『土』 )

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2015年3月13日 (金)

タヒバリ(冬鳥)・(2015/3)

●タヒバリ(セキレイ科):
 昨年秋には冬鳥として当地の田圃地域に飛来していました。
 さして大きくない10数羽ほどの群れで、冬期間は普通に見かけましたが、それは何時も、比較的近距離から突如飛び立って特有の“ピッピィまたはチッチチ”などと聞こえる細く短い鳴声を上げながらかなり遠くへ飛び去る姿ばかりでした。
 そしてまた、ひとたび冬枯れの田圃に降りると完全に地面にとけこみ、まず見つけることは困難でした。
 そういうわけで、これまで撮影チャンスはまったく有りませんでした。
 たまたま今回、田圃道から飛び立った群れの1羽だけ、短時間ながら、比較的近くの水路縁草地に降り立って日光浴をするように羽を膨らませ、時折羽繕いをしてくつろいでいるというシャッターチャンスに恵まれました。
 今季はじめて、限定的なアングル(姿)ながら撮れた、記念の画像です。Img_0248_1tc

Img_0248_3ct

Img_0248_4ct

 春の足取りは千鳥足ながらも日増しに暖かくなり、冬鳥達はもう北帰行の時期です。

※タヒバリ:
 日本では冬鳥として本州以南に普通に渡来します。体長約16cm。今回の画像ではたまたま丸く見えますが、通常は細身の体型です。
 冬羽は頭部から背中までの上面が灰褐色で、翼と尾は黒褐色。喉から体下面は黄白色。眉斑とアイリングは淡色。
 ちなみに夏羽は、眉斑と体の下面が澄色がかかり、また、体の上面は灰色が強くなるという。
 越冬地では、農耕地、川原、海岸などの開けた土地に少数の群れで生活しています。
 他のセキレイ類同様、地上で歩きながら尾を上下によく振る習性があります。

 
【付け足し】:
 ●ハクセキレイ
 いつでも見られるハクくセキレイです。やはり春になったからでしょう、盛んに囀りの声を上げながら、水路に発生しはじめた餌の水生昆虫をもとめて、尾を振りながら忙しく歩き回っていました。Img_0242

Img_0247t

 なお、遠目によく似たセグロセキレイも居ますが、ハクセキレイは、顔は白く,黒い過顔線が入り、眼下部も白色ですが、セグロセキレイはここが黒いので判別できます。

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2015年3月12日 (木)

屋外コンテナ水槽によるメダカの飼育(2015/3)

 2008年9、趣味として『クロメダカ:屋外コンテナ水槽による飼育』のブログ記事*を掲載
(* http://kuromedaka-saitama.cocolog-nifty.com/blog/2008/09/post_66e8.html
しましたが,それ以前から屋外に設置したコンテナ水槽によるメダカの飼育をはじめていて早いもので、8年近くが経過しました。
 この間、ペットショップや道の駅の売店などで購入したシロメダカなどは、寿命が尽きて減少した☆の数を目安に随時補充することで世代交代・継代して現在に到っています。
 また地元の田圃水域で採取した野生のクロメダカは、コンテナ水槽内で増えた個体は元の水系に戻し,、また寿命が尽きて減った分だけ、同じ水系で採取して、世代交代、継代するというサイクルを繰り返して維持してきました。
 この間、コンテナ水槽の維持管理としては、給餌と共に、蒸散して減少する水の補給は当然のことながら、特に夏季に相当の勢いで繁茂する水草(ナガバオモダカ:サジタリア、など)やアオミドロなどの藻類の除去、またメダカの糞や食べ残しの餌などを食べて(厳冬期の間さえ)増殖するモノアラガイなど巻き貝の仲間や、大量に産みつけられるゼリー状の卵塊の除去などが主要な作業で、その折り、抜き取った水草の根っこに絡んで減っていくコンテナ水槽底土の補充なども数年に一度程度の手間しかかけてきませんでした。
 概して言えば,維持管理にはさほどの手間暇はとらず、10日前後の不在ならまったく問題ないなど、比較的イージーなものと言えます。
 ただし、樹脂製コンテナも(全面には直射日光が当たらない軒下に設置していますが)当然経年劣化して強度も落ちることですから、いずれかのタイミングで、全面更新が必要になることは間違いありませんが、当方の場合はとりあえず、設置以来これまで、全面的にやり直しなどしないで今日に到っています。

 今冬も特にトラブルもなく越冬した様子で、2月下旬くらいから、気温の上がった日には水面に浮かんできたりしていましたので、3月初旬から、少しずつ食べ残しのないように給餌をはじめました。

 現在の様子です。
 
●シロメダカ水槽①:
 冬越しに際しては、水草(ナガバオモダカ)を小鉢6個に植えてから水槽面積の約1/3(画面右端部)に沈めて置いたコンテナですが、従前通り、冬の間にも根は活動して鉢底から逸脱してコンテナ底土全面に広がっていて、カバーを開けてびっくり、全面青々とした葉で覆い尽くされていました。
 抜き取り作業が手間ですが・・・ヤレヤレ。

 少なくなった水の間に元気なシロメダカがウロウロしています。
目安として水容量1リットルあたり、めだか1匹、という密度を目安にしています。
 (他のコンテナ水槽も同じです。)Photo

 
●シロメダカ水槽②:
 ①と隣り合わせで並べています。こちらはナガバオモダカも片隅に2鉢だけ(細長い葉の草2鉢は昨夏買ってきたカヤツリグサの仲間で、挙動不明)としていたのですが、カバーを開けてみると、やはり逸脱して水槽底土に直接増殖した2株があり、引き抜いた後で、水が濁りました。(翌日には透明になっています。
 晩秋に小さな仔メダカがいるのを見かけていました。
 体力のない仔メダカは越冬できない(特に野生環境では)のですが、生き延びたようです。
 シロメダカは警戒心はあまりなくて、給餌すると近寄って浮いてきて、まださほど食欲旺盛という状況ではありませんがパクついています。Photo_2

 
●野生のクロメダカ水槽:(こちらは少し大型の60L容量水槽です。)
 シロメダカとちがって警戒心が強く、人影を察知するといちはやく物陰に隠れてしまうため、正確な数は把握したことがありませんが、25匹前後いるはずです。
 しばらくの間水槽の前でじっと動かず観察していると、ちょこちょこと姿を現しますが、とどまりません。
 その間に、既にお腹が大きく膨らんだ固体がいたり、まだ小さい固体も見つかりました。
 給餌してもほとんど寄ってきません.(姿は見せません)が、数時間後には餌はなくなっていますから元気にしているようです。Photo_3

 いずれは”店じまい”もしなくてはなりませんが、何時のことになるやら・・・・。

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2015年3月11日 (水)

保食(うけもち)神社

 ほぼ無風で快晴の好天に促されて脱閉じこもり、万全の杉花粉対策をして自転車で”散歩“に。
 冬に逆戻りした昨夜の強い冷え込みで、日陰の畑地は昼になっても一面の大きな霜柱で灰色に見えるほどでした。Photo

 
 ただ、強風を伴うという天気予報ははずれてほとんど風がなく、よく晴れた日中は冬の装いでは汗ばむほどに。
 道沿いの畑地や農家の庭先には紅白の梅の古木や大木が満開で、春爛漫です。Img_0204

Img_0210

Photo_2

 
 途上、たまたま、通りがかりにはじめて目にした、こじんまりしたお社『保食神社』。
 御祭神は日本神話に登場する保食神(うけもちのかみ)という「食べ物の女神様」という。
 境内は近年新たに整備されたおもむきでした。
 伝承、来歴など分かりませんが、伊勢外宮の大神様『豊受大御神(とようけのおおみかみ』(=衣食住の守り神)と同じ御神徳の神様として、古くからの農村地域で、五穀豊穣の恵みを祈念し、また感謝・御礼を申し上げるために祀られた「村社」なのでしょうか。
 これまでまったく知りませんでしたが、全国的に広く祀られているお社のようです。
Photo_3

 
 境内に数株のヒサカキがあり、びっしりと蕾が付いていました。
 すこし探してみるとポツン、ポツンと開花したものも見つかりましたが、開花はこれからのようでした。Photo_4

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2015年3月10日 (火)

ミチタネツケバナ、マメカミツレ、クロッカス

 終日冷たい強風が吹きました。夜半まで続くようです。
 杉花粉の飛散も非常に多い、という日々が続いて閉じこもりに。
 新味のない穴埋め記事です。

●ミチタネツケバナ(アブラナ科タネツケバナ属の越年草):
 長期放置で貧栄養化して、雑草もほとんど生えなくなった鉢土に、冬の間にもモヤシのように貧弱なミチタネツケバナが生えていました。
 気まぐれに抜いていましたが、しばらく放置していた間に鉢全面に蔓延っていました。
 本当に丈夫なもので、よく頑張る雑草の記念写真に。
 タネツケバナに似ていますが、特徴は、根生葉の小葉に柄がある、茎には葉があまりつかない、葉柄に毛が有るが,茎には(毛が)ない、花期は早春、などです。Photo

Photo_2

 
※葉柄(葉の基部)に毛のないタネツケバナ(左)、まばらな毛があるミチタネツケバナ(写真右)Photo_4

 後日追記:
 自然界では図鑑の通り典型的なものだけではなく、両者が交雑したような、どちらとも外観・形態的特徴だけで素人には判断できない場合もあります。
 今回もその様な気がしています。
 後日機会があれば、もっとはっきりした標本の再観察をしたいと思います。 

 
●マメカミツレ(キク科タカサゴトキンソウ属)の1年草:
 いつの頃からか定かではありませんが、庭の片隅にひっそりと生えるようになりました。
 厳冬期に雑草がほとんど姿を消した裸地にポツンと小さな草姿を覗かせているのに気づいたこともあります。
 本種はオーストラリア原産の帰化植物。市街地のわずかな空き地などにも見かけることがある小型の雑草で、さほど目立たず、また見た目も見苦しい感じはありません。
 葉は羽状に深く切れ込みます。頭花の直径は5~8mmで、中心部に黄白色の筒状花が多数あり、まわりに雌花が並びます。
 通年花をつけています。Photo_3

 
●クロッカス:
 たくさん庭植えにしていましたが、他の繁殖力旺盛な園芸種に追われて少なくなってしまいました。
 本日、植えた記憶のないところに一株、今にも咲きそうな一株を発見しましたが、今日は開きませんでした。
 明日は晴れの予報ですので開くでしょう。R0084362

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2015年3月 8日 (日)

焼き牡蛎

 3月いっぱい楽しめるという、あこがれの海の幸をもとめて、ある日、海無し県から房総半島・内房までの車旅に。
 新鮮な生牡蠣を炭火で焼いて食べるという、”飽食の「焼き牡蛎」という餓鬼道“へ
 自宅から片道2時間ほど、東京湾アクアラインを通って千葉県は木更津、富津、富浦当たりまで。
 汚染された海水の浄化にも多大な力を発揮して貢献をするという牡蛎です。
 恐れ多くも、その牡蛎が強欲の人間に焼かれて身をよじりパンパンと跳ねて汁を飛ばす、それを夢中で食らわんとする食べ放題の有様は、牡蛎の神様がご覧あそばされたら、阿鼻叫喚の餓鬼道そのもの。
 
 炭火で両面を2~3分ずつ、蓋をかぶせて焼くべし。
 生焼けの時には、”天罰”が当たることがあるかも。
 5000万年から2億年後、いずれ牡蛎が巨大化して地上に上がり、滅亡に向かいつつある矮小化した人類を掴まえて焼いて食べる、その様な逆転の未来もあるのでしょうか。

●餓鬼道修羅場:Img_0004t

 
●内房の早場米産地では既に田植えの準備もはじまっていました。
 曇天下でしたが、菜の花が黄色に、植樹されてまだ若木の河津桜がピンクの花を開く景色はすっかり春模様。Img_0001ct

 
●鋸山(部分):
 日が射し始めておだやかな風景。Img_0002ct

 
●海ほたる:
 東京湾アクアライン(東京湾の中央部を横断する延長約15kmの有料道路)の途中にある「海ほたるPA」(川崎からの東京湾アクアトンネルと、木更津からの橋部分を連結する人工島で、トンネルから橋に移る部分までの全長約650m、全幅約100mの長方形の島
 ・(Google Earthから)Ge

 ・トイレ休憩をかねて立ち寄り。
   人口島は豪華客船をイメージした設計で、晴れると、”船”から東京スカイツリーなども見えて賑わっていました。Img_0017_2

Img_0011

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2015年3月 7日 (土)

シメ、ジョウビタキ、ヒバリ

 過去ログで穴埋め記事の続きです。

 冬の間散歩コースで見かけた、ご近所の小鳥たち。

シメ(アトリ科)(冬鳥): 
 枯れヨシ原に自生した雑木に1羽だけじっと佇んでいました。
 日の傾いた逆光の中で色飛びした画像です。(撮影2015.2.5)
 本州以南で冬鳥ですが北海道では繁殖しています。 
 体長18~19cmでスズメよりかなり大きい尾の短いズングリムックリの体型。
 嘴は太く短く、体は全体的に肌色味のある薄めの褐色。
 ♀の方が全体に淡色。低地の山から平地、緑の多い都市公園まで広くみられます。251

 
●ジョウビタキ(冬鳥):
 今冬シーズンはなぜか見かける機会/個体数が少なかった冬鳥です。
 ♀(2015.1.25)2015125

 
 ♂(2015.2.11)211

 
●ヒバリ(留鳥):
 枯れた草原にとけこんで餌を探していたヒバリです。
 見つけにくいだけで、個体数はそれなりにいるようですが、元気の良い揚げひばりの声はなかなか聞こえてきません。211_2

続きを読む "シメ、ジョウビタキ、ヒバリ"

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2015年3月 6日 (金)

啓蟄

 本日は啓蟄。
 寒気の暗い地中でじっとうずくまっていた虫たちが、春の気配を感じてモゾモゾと動き始める蟄中啓戸(スゴモリムシトヲヒラク)とも。

 先日は一気に春を通り越す暖気に見舞われましたが、翌日からすぐに気温は下降をはじめて、明日は真冬に逆戻りという予報です。
 乱高下する気温に虫たちも起き出して良いものかどうか戸惑うことでしょう。

●ニワトコ:
 近くの公園の雑木林に点在するニワトコの蕾が展開をはじめていました。
 自然の営みは敏感で確かです。
 ・冬芽:Img_0023_2

 
 ・葉痕・維管束痕:Img_0023_1

 
 ・芽吹き:Img_0023_1_2

 
●クワコ繭の抜け殻:
 ヤマグワも自生する雑木林で、折からの風に吹かれて白い繭が揺れていました。 
 繭に貼り付けられた葉は剥がれ落ちていて、ほとんどむき出し状態になったクワコ繭の抜け殻です。Img_0018

Img_0019

 クワコは養蚕用のカイコの野生種。新しい繭は1~2枚のクワ(ヤマグワ)の葉で覆われていて、剥ぐと白い扁平な繭が現れます。
 (本種の)幼虫は鳥の糞に擬似した形と色をしています

 
●オオカマキリの卵鞘:
 同じ樹のすぐ傍の枝にくっついていました。Img_0021_1

 晩春~初夏にはたくさんの幼虫がぶら下がって這い出して来ることでしょう

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2015年3月 5日 (木)

オオジュリン、ホオジロ、ホオアカ、カワラヒワ/今年最も小さい満月

 過去ログ穴埋め記事の続きです。

 冬の間散歩コースで見かけた、ご近所の小鳥。
●オオジュリン(留鳥):
 枯れヨシ原に数羽いましたが、すぐに飛び立ち、1羽だけ周辺を見渡しながらしばらく残っていた個体。
 東北以北で繁殖し、冬季は暖地へ移動するということで、当地で見られるのは冬鳥と同様、冬期限定のようです。(2015.1.29撮影)129

129_2

 
●ホオジロ(留鳥):
 つがいのようで、下側の色が薄い方が♀のようです。
 (画像はクリックで拡大します。2015.2.4撮影)24img_9470

 
●ホオアカ(留鳥):
 1羽だけ枯れヨシに寒そうに羽を膨らませてとまっていました。
 見かける頻度は少ないです。
 頬の赤みがくすんだ感じの、冬羽の個体のようでした。(2015.2.11撮影)211

 
●カワラヒワ(留鳥):
 たいてい群れていて、フィールドでは一番よく見かけます。
 良く晴れた日でしたが強風が吹いて寒く、大木の梢で数羽が羽を膨らませていました。
 (2015.1.27撮影)2015127

 
※【今年最も小さい満月】 
 季節はずれの暖かさだった昨夕、外出先からの帰路、澄み切った空に丸くなった月がきれいでした。

 今3月、月が地球から最も離れるのは本日(5日)の16時33分、そして翌6日未明の3時5分には満月となり、今年最も小さく見える満月とのこと。
 
 そこで夕食後、外に出てみると月の位置はすぐ分かりましたが、切れ目はあるものの空の大部分が雲に覆われている状況。Img_0200t

 ただ雲の流れが速くて、刻々と変化していくので、あるいは雲の切れ目から丸くなった月が見えるかもと、カメラを構えて数分待ちました。

 幸い予想以上に早く、時間は1、2分間くらいの短時間ながらも、素人目には大きいか小さいかなどは分かりませんが、白く輝く満月と覚しき月を眺めることができました。Img_0186

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2015年3月 4日 (水)

雪割草、オキザリス、ヒトリシズカ芽生え

 前夜からの雨が午前8時頃まで雨が残りましたがその後晴れて、日中の気温は19℃まで上がり春を通り過ぎてしまいました。
 振幅の大きすぎる早春です。

 そのお陰で、一株しかない雪割草(園芸種)の2つ目の蕾が開き、Photo

 
 オキザリスも光に向かって開花、R0084347

 
 またヒトリシズカの芽生えもはじまりました。R0084346

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2015年3月 3日 (火)

シジュウカラ、ヤマガラ、アオジ、アトリ

 過去ログで穴埋め記事の続きです。まったく新鮮みがないので、記録不要の中味ですが・・・.撮影は2015.1.25、いずれも自然公園で)

 ●シジュウカラ(留鳥):
 枯れヨシ原でヨシの茎をかじっていました。枯れヨシの葉鞘に隠れているカイガラムシなどの虫を探して食べていたのです。125

 
●ヤマガラ(留鳥):
 林床の落ち葉に埋もれてしまうほど、落ち葉をひっくり返しながら餌探しをしていました。125_2

 
●アオジ:
 留鳥ですが、秋冬は暖地に移動し、市街地などの公園でも見かけられます。
 通常は群れで見かけますが、この時は1羽だけでした。125img_9254ct

 
●アトリ(冬鳥):
 枝カブリで逆光の悪条件。なんとか判別可能なお粗末画像です。125_3

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I E 11でファビコンを変更する方法

 ※ I E 11でファビコンを変更する方法:

 ブログ(ココログ)作成ページのピン留めサイトショートカットのファビコン(HPのURLの横に表示されるココログのロゴ)のデザインが、ある日突然、ブログに無関係の見覚えのない赤色の派手なデザインに変わっていました。原因は不明です。
 ただそれだけで、使用機能上はまったく問題ないのですが、目につきすぎて不快です。
 もとのココログ・ファビコンに戻せないかと、素人が思いつくI Eの一時ファイル、クッキー、履歴の削除や、システム復元etc.、やってみましたがいっこうに埒が明きません。

 やはり暇つぶしに、ネット情報を検索していたところ、下記ホームページに対応記事が紹介されていて、その通り実行したところ無事問題解決できました。
 https://ja-jp.facebook.com/icoltd/posts/387376364661646

 発生原因に思い当たるところがないので、再発時の備忘録として記録に残しました。

●下記が手順です。
 I E 11起動:
① 「ツール」→「インターネットオプション」→「全般」→「設定(s)」→「インターネット一時ファイル」→「ファイルの表示(V)」

 上記で一時ファイルの中身が表示されます。

② 該当の、ブログ作成サイトの変更したいファビコンを探し、削除する。
 (余談ながらド派手で目立つファビコンでしたから,すぐに見つかりました。)
 上記で検索をし、問題になっているファビコンを見つけて、右クリックし、表示される「削除」をクリック。
 その時点では、ファイル一覧からはまだ消えてはいませんが、そのまま(OKをして)画面を閉じていきます。

③全て閉じてから、再度IEを立ち上げてHPを開くと、ファビコンが更新されていて、本来のココログ・デザインのファビコンに戻りました。イライラ解消。

 出来てしまえば簡単なことでしたが・・・。

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2015年3月 2日 (月)

ミコアイサ(冬鳥)観察記録(2015.1~2)

 過去ログで穴埋めの記事です。

 ”パンダガモ”の愛称で、バードウオッチャーに人気者のミコアイサ♂が、当地で見られないかと密かに期待していた今冬シーズンでしたが、内陸の小規模の遊水池では、やはり観察することはできませんでした。
 海辺に近い大きな河口まで行けば、ほぼ確実に見られるようですが・・・

 昨年12月、車で渡良瀬遊水池まで行った際に、ミコアイサのエクリプスを観察したのが今シーズンはじめてのミコアイサでした。

 その後、散歩コースの池で3回ほどミコアイサの”ショートステイ”を観察しましたが、いずれも♀の個体ばかりでした。

●1回目(2015.1.28):
 キンクロハジロ1羽と行動を共にする2羽のミコアイサ観察。Blg20151282

 
●2回目(2015.2.4):
 寒波のせいで池はほとんど全面結氷して、日中まだ薄氷がかなり残っていた池に、カモ類に混じって、4羽のミコアイサが立ち寄り、くつろいでいるのを観察。
 見かけたのは当日限りでした。2015244

244img_9573

24

 
●3回目(2015.2.11):
 やはり4羽のミコアイサが一時的に立ち寄っていたようです。
 これが今シーズン最後の観察でした。Blg20152114

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2015年3月 1日 (日)

草木萌動2015/3

 昼過ぎからシトシトと芽出しの雨が降り出して、文字通り、草木萌動(そうもくもえいずる)3月がスタートしました。
 そんな天候のせいで午後四時過ぎ、すでに外は薄暗い感じになったリビングのレースのカーテンに目をやると、なにやらポツンとくっついているものが。
 傍に寄ってみるとナミテントウでした。
 いつどこからやって来たのかわかりませんが、撮ろうとカーテンに触るとすぐに動き始めました。
 もう冬眠から覚めていたようで、外に出すとすぐに、開く先から花びらをヒヨドリに食べられてだいなしになるままの、プリムラの花鉢の陰に隠れていきました。31

 
 2月中旬留守にしていて、月末しばらくぶりに出かけた散歩コースでは、河津桜が数輪だけ開花しているのを見つけました。
 近寄ってみると花の前に薄茶色のゴミのようなものがあって、よくよく見ると、なんといつもあたりを飛び回っているモズ(水路の安全柵に止まって地面を凝視するモズの姿がよく見られました)の”はやにえ”にされた「ケラ」でした。
 さくらの花に背いての、気の毒な虫ケラさんです。
 (以下のすべての画像は2015.2.27撮影)R0084333

R0084331

R0084332c


 (草地面を見つめるモズ。時々狙い定めて飛び降りていました。獲物はあまり捕れない様子でしたが・・・)201501191137_img_9095

 
 日溜まりの草原にはホトケノザやオオイヌノフグリなどが賑やかに花を開いていました。Photo_3

Photo_4

 
 水も温みはじめた用水路に、ポツンと頭を出しているものが。
 大きなミシシッピアカミミガメ(日本の侵略的外来種ワースト100)でした。
 昨シーズンも薄氷が張った水辺に顔を覗かせているのを見つけていましたから、当地ではこのお方、冬眠しないのでしょうか。Photo_5

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