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2015年4月28日 (火)

井戸湿原(栃木県)日帰りハイキング(2015/4)

 このところの好天続きに誘われて、昨日、久しぶりにマイカーで栃木県まで日帰りハイキングに。

 標高1,300mほどの前日光牧場の中に、今シーズンの営業を開始したばかりの「前日光ハイランドロッジ」があり、そこの駐車場に車をおいて、近くの象の鼻展望台から井戸湿原を回ってきました。
 下界の”連日の暑さ“からの予想より思いのほかまだ春は浅く、木々の芽生えもはじまりかけたばかりでした。
 ツツジの花は全くありません。芽吹きもまだで、もう少し先になりそうでした。Img_1051

 
 道すがら、まだ芽吹きの遅い林縁にヤマハンノキの花芽が目に付きました。やはり下界のハンノキに比べるとずいぶん遅い開花と葉の展開です。
 雄花序、雌花序、そして昨秋出来た松ぼっくりが揃って観察できました。Photo

 
・「象の鼻」展望台から。
 春霞に霞んで、というといかにも情緒的に過ぎます。
 怪しげな何とか粒子なども含まれているようで、せっかくの“暑い晴天”でしたが、遠景は薄ぼんやり。Img_1038

 
 それでも皇海山(すかい山)、日光白根山、そして男体山などが見えました。Photo_2

 空気の澄んだ時には、ここから東京スカイツリーや富士山も見えるそうです。

 
・井戸湿原:
 小さな高層湿原です。周囲の環境維持、整備が進められていました。Img_1053

 
 可憐なヒメイチゲの白い花だけが目に付きました。Photo_3

 
 水芭蕉も一株だけ。富栄養化で巨大化した名所の花に比べれば、本来の楚々とした風情が良かったです。Img_1054_2

 
 途中の山道にはタチツボスミレ、Img_1060

 
 下山するとカキドウシなども。R0085661

 
・帰路、最近はあちらこちらで見られるようになった鯉のぼり風景です。
 冷房を入れた車から出ると、体感温度は“暑い”ですが、視覚からは“薫風”を感じることが出来る情景でした。Photo_4

 
※ヒメイチゲ(キンポウゲ科):
 本種は山地の林縁に生育する多年草です。
 根茎が横に這い周囲に広がっていきます。
 花茎の高さは5~10cm。総包葉の中から2cmほどの花柄が出てその先に花茎1cmほどの白い花が1個つきます。
 花には花弁はなく、長さ7mmほどの白色花弁状のものはがく片で、5~6枚あります。
 花期は4月下旬~6月下旬、分布は北海道、本州の近畿地方以北。

※ヤマハンノキ(カバノキ科ハンノキ属):
 ハンノキ*同様、雌雄同株で、雌雄異花です。
 秋から円筒形型の雄花序と、雄花序のつけ根に小さな雌花序を形成します。
 秋に出来た直後の雄花序(穂)は緑色ですがやがて黒紫色になり、さらに3~4月に開花すると苞(外側のふたのような部分)の付け根から4本の雄花の葯がのぞきます。
 雄花の花被は4裂しています。
 そして葯が開いて花粉を出すと、茶褐色の葯に淡黄色の花粉が付着していて、全体は黄緑色に見えるようになります。
 雌花序(穂)は短く紅紫色を帯びた楕円形で、雄花穂のつけ根につきます。
 (ハンノキ*の場合は雄花序の長い花柄の下に付きます。)
 雄花から風に運ばれて飛んできた花粉が付着すると結実して、秋に直径2cmほどの小さな松かさ状の球状果を形成します。
 中に羽のある種子が入っています。この小さな松ぼっくりは翌年の春まで残っています。

 *ハンノキ(カバノキ科ハンノキ属):
 http://kuromedaka-saitama.cocolog-nifty.com/blog/2015/01/20151-0bd6.html

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