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2015年5月

2015年5月31日 (日)

暑かった5月、アジサイ咲く

 暑くて、地震や火山活動も活発になった5月も終わります。
 ともかく自然現象には上手に折り合いを付けていくしかありません。

 下旬になって急に花開いたアジサイも、雨が少なく乾いた日中には見るも哀れにぐったりと萎れたようになりますが、明け方には元気を取りもどしています。

 アジサイは雨によく似合う花ですが、なかなか思い通りにならない昨今です。

●アジサイ:
 本来もっときれいな青紫色ですが、花色が冴えません。
 今後持ち直すでしょうか。Photo_25

 
ガクアジサイの仲間:→「ヤマアジサイ」に訂正
 大分前にホームセンターで鉢植えを買ってきた株です。
 かろうじて枯れずに生きながらえてきたものを、一昨年地植えにしました。
 そして今シーズン初めて、一番早くにたくさんの花を付けました。1

2_2

 装飾花がもっときれいな水色だったと思うのですが・・・。
 でも涼しげで良いです。

 
余談:
●ヤブヘビイチゴの偽果:
 いつの間にか、どこからか侵入してきたヤブヘビイチゴ。
 目についたところは除草していますが、なかなかしぶとくて根絶出来ません。
 予期せず赤い実(偽果)が覗いていて気がつくのです。Photo_26

 ヘビイチゴ仲間の花には多数の雄しべと雌しべがあり、1個の雌しべが1個の果実となるので、1つの花に多数の小さな果実ができることになります。
 そしてその個々の果実は果皮が乾燥して、つぶつぶの種のように見えますが、これが「そう果」(痩せた果実)と呼ばれています。
 このそう果が(多数の雌しべがついていた)「花床」と呼ばれる部位にたくさんくっついて、一つの果実のように見えるものが「偽果」と呼ばれる”赤い実”です。
 食用の美味しいイチゴなども基本的には同じ造りです。

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2015年5月30日 (土)

クロハナムグリ、コアオハナムグリ、アシナガコガネの仲間、ニワハンミョウ、ヤマトシリアゲ

 汗ばむような気温になった5月下旬、自然公園林縁などで見かけた普通種の昆虫です。

●クロハナムグリ:
 バラ園にコアオハナムグリと一緒に集まって、バラ(ディンティベス)の花に潜り込んで花粉を食べていました。
 大きさ(体長)12mmほど。黒い体の前翅中央部にクリーム色の斑紋があります。
 コアオハナムグリに比べて個体数は少ないです。
 出現時期は5~8月、分布は日本各地。Photo_20

 
●コアオハナムグリ:
 おなじみの毛深くて最も普通に見かけるハナムグリです。Photo_21

 
●アシナガコガネの仲間:
 林間から飛んできてズボンに止まったものです。またすぐに飛び去りました。
 体長7mmほどの小さめのコガネムシの仲間。
 全体に鱗片で覆われ、淡い灰黄色から灰黄緑色をしています。
 後肢が長い特徴が名前になっています。R00868437mm

 
●ニワハンミョウ:
 大きさ約17mm。暗銅色~暗緑色をした地味なハンミョウ。
 緑色がはっきりした個体もいました。
 それでも美しいハンミョウには遠く及びませんね。 
 上翅に小さな白い斑紋がありますが、紋の形には変異があります。
 人家のまわりから山地まで、広い範囲の地表で普通に見られます。 
 地表面を徘徊して、他の昆虫を捕らえて食べる肉食昆虫。
 出現時期は4~10月、分布は日本各地。Photo_22

 
●ヤマトシリアゲ(春型)雌雄:
 林縁の方々に多数飛び交っていました。
 大きさ(前翅長)13~20mm。
 初夏に現れる個体の体色は黒色で、比較的大きく、翅に2本の太い黒帯があります。
 頭部が長く前に伸び、
 ・♂は先端にハサミのある腹端をクルリと巻き上げています。Photo_23

 
 ・雌の腹端は真っ直ぐ。Photo_24

 なお、いずれも晩夏に現れるものは体色が黄色っぽくて体も小さめ。 
 林縁部の葉上で見られ、よく飛びますが、またすぐにとまります。 
 昆虫の体液などを吸います。
 出現時期は4~9月、分布は本州、四国、九州。

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2015年5月29日 (金)

5月中旬以降の昆虫、トンボやハムシ類

 5月中旬を過ぎても今年はなぜか特に少ないトンボです。

●シオカラトンボ♂:
 田圃道と草地でやっと1匹ずつ、シオカラトンボ♂を見つけました。
 近くでは”貴重種”なみです。Photo_16

 
●クロイトトンボ:
 ごく少ししか見つかりません。
 写真上が♂、下の2枚は青色型と黄緑型の♀ではないかと思います。2

 
ハムシ仲間です。

●クロウリハムシ:
 時に庭にもやって来ます。R0086862

 
●ヨモギハムシ:
 名前の通りヨモギの葉にくっついていました。なお本種には銅色タイプと藍色タイプがいます。Photo_17

 
●ハッカハムシ:
 こちらも名前の通り、道端に生えたハッカにくっついていました。Photo_18

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2015年5月28日 (木)

5月中旬の草原で、ヒシバッタ、ハグロハバチ♂など

  5月中旬、草原で見かけたありふれた昆虫。

●トノサマバッタ幼虫:
 まだ少ないです。R0086699

 
●コフキゾウムシ:
 歩道にまで蔓を伸ばして邪魔になるクズについています。
 葛につく定番の小さなゾウムシ。Photo_12

 
●サビキコリ:
 イタドリの茎に登っていたもの。Photo_13

 
ハグロハバチ♂:
 イタドリの葉裏にハグロハバチの幼虫が丸まって休んでいました。
 その近くで、雑草の葉上を歩き回っていた♂です。雌を探していたのでしょうか。Photo_14

 
●ヒシバッタ:
 成虫で越冬するヒシバッタ
 写真上は庭にやって来た個体。
 まだ見かける個体は少ないです。Photo_15

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2015年5月27日 (水)

ムシヒキアブの仲間、オオイシアブ、ビロウドツリアブ、オオカバイロコメツキ?、ヒメクロコメツキ?

 5月中旬の里山林縁などで見かけたコメツキムシの仲間やアブの仲間など。
 不確かなものが多いです。

●ムシヒキアブの仲間:
 里山林縁でハエを捕らえて体液を吸っていたところでした。
 マガリケムシヒキの♀でしょうか。Img_1235_1510

 
●オオイシアブ:
 里山の林縁で見かけた個体。ケムシの傍にいたものです。Photo

 
●ビロウドツリアブ:
  山地の落ち葉が堆積した湿地の上をホバリングしながら、長い口吻で何かを吸っていたようでした。(井戸湿原にて)Photo_10

 
●オオカバイロコメツキ?:
 林地内周辺に大量発生した様子で、たくさん飛び回っていました。たまたま汗ふきタオルに止まった1匹。体長10mmほど
 外見と体色、前胸の長さと幅などから推測ですが、不確かです。R0086740_2

 
●ヒメクロコメツキ?:
 山地林縁にいたもの。ピンぼけ気味の写真1枚で不確かです。R00866235h

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2015年5月26日 (火)

ナガメ、マルツチカメムシ?、ツチカメムシ、オオヒラタシデムシ、クロアリの羽アリ

 積み残し画像整理。
 4月下旬、草地や原っぱの地面を這い回っていたムシ。

●ナガメ:
 セイヨウカラシナに群がっていたカメムシ。菜の花につくカメムシだからナガメ。423

 
●マルツチカメムシ?:
 庭掃除をしていたらゴミに中に1匹固まってひっくり返っていたもの。
 しばらくすると歩きだし、触ると固まる、という大きさ4mmほどの小さなカメムシ。
 写真が不出来で、正確な確認はできません。R00868094mm_1

 
●ツチカメムシ:
 草地の渋面を歩き回っていたもの。大きさ7~8mmほど。R0086881_1

 
●オオヒラタシデムシ:
 地面でミミズを食べていたところ。R0085703430

 
●クロアリの羽アリ:
 ギシギシにくっついていてなかなか動こうとしなかった個体。Photo_11

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2015年5月25日 (月)

アルファルファタコゾウムシ

●アルファルファタコゾウムシ(学名 Hypera postica):

 ついに我が家までやって来た、問題害虫です。
 郵便物を取りに玄関先に出た時に紋扉の縁を這っていました。
R0086890ct

R0086892

R0086894

 (撮影後に掴まえて潰しました。(2015.5.24撮影)

 ・体長約4~6.5mmの甲虫。体型は楕円形。胸部背面の左右および腹部背面の左右から後部にかけて淡褐色で、頭部から腹部背面にかけての中央部は褐色から黒褐色。
 そして全身が毛状の2裂した鱗片で覆われています。吻はほぼ真っ直ぐで、やや太く短い。

 ・マメ科植物(レンゲ・ウマゴヤシ・カラスノエンドウなど)に飛来し,12月~5月上旬に産卵。
 また5月上旬から新成虫が羽化。羽化した成虫は、摂食後5月中旬から樹皮下、建物の隙間、石の下などで集団で夏眠する習性があるという。

 ・養蜂業に必要なレンゲの葉、蕾や花を食害して大きな影響を及ぼしたり、多発して餌不足になると成虫はキュウリ、メロン、ナス、タマネギ等野菜を食害するという問題の外来害虫で、「日本の侵略的外来種ワースト100」仲間*。 
 * http://www.nies.go.jp/biodiversity/invasive/DB/detail/60120.html

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2015年5月24日 (日)

テイカカズラ、サルトリイバラ葉裏にルリタテハ幼虫

 脈絡のない記事ですが、たまたま5月下旬に同じ自然林で見かけた植物とチョウの幼虫。
 身近で自生するものはほとんど見ることのない植物です。

●テイカカズラ(キョウチクトウ科テイカカズラ属):
 植栽されているものはこれまでにも見たことがありますが、自生しているのを見たのは初めてでしたので撮ってきました。Photo

 つる性の常緑低木で、茎や葉を傷つけると白い乳液が出て有毒です。
 和名は藤原定家にまつわる伝説に基づくもの。
 花は”プロペラ状になり、咲きはじめは白色ですが次第に淡黄色になります。
 花後に2個の対になった細長い袋果(長さ15~25cm)が出来て、冬に熟すと縦に裂け目が出来て、中から長い綿毛を持った種が出てきて風に乗って飛んでいきます。

・余談:
 栽培品種に”ハツユキカズラ(斑入り)”という名前で販売されているものがあります。
 以前に一株買い求めて狭い庭植えにしたところ、花茎が這い回って傍の植物を覆ったり、また絡みついたりして、やはり困りものになっています。Img_1639_2

 
●サルトリイバラと、葉裏で休んでいたルリタテハ幼虫。
 サルトリイバラは雌雄異種の半低木。
 林縁に生えていた一株のサルトリイバラです。秋には自然公園などでも、赤く熟した実をつけているのを見かけます。
 ルリタテハの幼虫が食草としていて、葉裏で丸まって休憩中でした。Photo_2

 なおルリタテハ幼虫はホトトギスも食草としていて、しばらく前には庭にはびこっていたホトトギスを穴だらけにしながら、多数の幼虫が生長し、蛹化、そして羽化して飛び立って行きました。
 当時はホトトギスも放任で増えて困りました。その後ずいぶん抜き取って少なくしたこともあるのか、近年はまったく寄りつきません。

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2015年5月23日 (土)

バラ(茨城県フラワーパーク)・2015/5、その他

●先日、バラまつり(5/20~6/14)が始まった翌日(5/21)、晴天の茨城県フラワーパークに行ってきました。しばらくぶりのことで、園内の整備や拡充も行われたようです。
 やはり予想より開花も早く、既に一部では花傷みも目につきました。
 約800品種、およそ3万株のバラが園内を彩るということで、これから賑わうことでしょう。

 (二段目以降の花は上から順に、ロイヤルハイネス、カクテル、ファースト F ルネッサンス、ディンティベス)521

 
●我が家の狭い庭にも5月初旬から中旬にかけて咲き始めた薔薇ですが、盛りの頃にやって来た夜間の激しい雷雨に叩かれたり、5月としては異様な高温に曝されたりして、花傷みが早くなりました。
 まだきれいだった頃の記録。
(上から順に、ミニバラ、ロイヤルハイネス、ディンティベス、ジュリア、そしていつしかお名前不明になったもの。)Photo

 なお、5月初旬、早々に開花して既に散り、その後新しい蕾が成長をはじめたものもあったり、いつしかお姿が消えてしまったりしたものもあります。
 世の常でしょうか。

 
●その他、ついでに撮ったもの。
 順に、たった一つ咲いたヒメスイレン、ヒメヒオウギ(園芸品種)、抜いても抜いてもはびこるドクダミ、勝手に咲いていたサボテンの花、
 そして下段はリビングの冬越しで生きながらえたハオルチアなど多肉植物仲間の花。
 針金のように細長い花茎を立ち上げて小さな花をパラパラと咲かせます。
 種類が違っても付ける花はそっくりで、また見栄えもしないので花茎を早めに切り取ってしまう、まあ気の毒な花です。Photo_2

 ”薫風”を感じることが少ないままに、5月も足早に過ぎていきます。

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2015年5月22日 (金)

ネズミムギの花(2015/5)

●ネズミムギの花(イネ科ドクムギ属):
 クロハネシロヒゲナガが飛び回っていた堤防草地に群生しているネズミムギ。
 もうクロハネシロヒゲナガの姿はほとんど見当たりませんが、ちょうど一斉に花が咲いていたので撮ってきました。
 ヨーロッパ原産の1~越年草で、よく似たものにホソムギ、そしてネズミムギとホソムギとの雑種もあって、素人にはそれらの区別ができないので、写真はネズミムギ、としています。

 白い花と赤い花を付けたものが混然と生えていて、細長い茎が風で揺らぐ時に、花が互いに絡まり合う様子も見られました。Photo_4

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2015年5月21日 (木)

ヒメジャノメ、コジャノメ、、ヒメウラナミジャノメ、イチモンジチョウ、コミスジ、ダイミョウセセリ、サトキマダラヒカゲ

 5月中旬の里山公園の林縁や、散歩コースの公園などで見かけた地味なチョウ仲間です。
 わかりにくい画像も多くて、フィールドガイド「日本のチョウ」(日本チョウ類保全協会編)を参照して判定してみました。

●ヒメジャノメ(里山林縁):
 ・適切なシャッターチャンスがなくてわかりにくい画像ですが、前翅表の眼状紋パターンから、ヒメジャノメとしました。
 確かかどうか?です。Photo_4

 
 ・ヒメジャノメ(公園の日陰の草地):Photo_5

 
 ・ヒメジャノメ(別個体):Photo_3

 
●コジャノメ(里山の林縁):
 肉眼的には日陰にいるとほとんど真っ黒にしか見えませんでした。 
 あらためて画像を拡大して確認したところ、後翅裏面の大きな目玉模様(眼状紋)の上に並ぶ小さな目玉模様の数が4つであること(類似種のヒメジャノメは3つ)が確認できましたので、コジャノメと分かりました。
 大きさ(前翅長)25mmほど。翅の裏面に白い帯と目玉模様を持つ、茶灰色の地味なチョウ。  
 雑木林の縁の草藪や林内で見られる。飛び方はゆるやかで、すぐに葉上などにとまる。
 腐果や獣糞など地面の汚物などにやって来ることが多く、樹液に来ることもある。 
 幼虫の食草は、アシボソ、チジミザサ、ススキなど。
 なお、上記のヒメジャノメに似るが、本種の方がはねの地色が暗く、またより薄暗い環境を好む。
 出現時期は5~9月、分布は本州、四国、九州。
 ・コジャノメ①:Photo_12

 
 ・コジャノメ②:Photo_13

 
●ヒメウラナミジャノメ(里山林地):Photo_8

 
●イチモンジチョウ(里山林縁):Photo_9

 
●コミスジ(公園林内):Photo_10

 
●ダイミョウセセリ(里山草地):Photo_11

 
●サトキマダラヒカゲ(近隣で):
 ササ竹の生えた空き地の塀にじっと止まっていました。羽化間もない感じの個体でした。  
 公園でも見かけます。Img_1456ct

 
 ・別個体:Img_1637

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2015年5月19日 (火)

キジ(2015/5)

●キジ:  
 今春はあちらこちらの草原や農道端辺りの茂みから”ケーン”というキジの鳴き声がよく聞こえていましたが声はすれども姿は見えず、でした。

 ウオーキングに出かけた午前中、風が強く、天気は下り坂で蒸し暑い日でした。
 そんな中で、数日前に除草作業が終わったばかりの広い草原の真ん中にポツンと1羽、時々背伸びをしてケーンと声を上げ“ほろ打ち”をしているのを見かけて、少し遠かったのですが、記録として撮ってきました。Img_1459

Img_1463ct

Photo_7

Img_1482t4

Photo_8

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2015年5月18日 (月)

草原広場のヒバリ

 5月初旬までは、草原広場の雑草も、ヒバリの巣作りにはちょうど良さそうな状況だったため、多数のヒバリで賑わっていました。
 そして田植えも終わって静けさが戻った水田沿いの道端などにも、餌を求めて歩き回る姿がよく見られていました。

 ・草むらでハナムグリ幼虫を捕らえて農道に持ち出し、食べるのに苦労していたヒバリ。Photo

 
 ・田圃の道端に降りて、人の姿を見てもあまり気にしないで餌を探してトコトコ歩いたり、しばらく立ち止まって羽繕いしたり、とリラックスした様子も垣間見られました。Photo_2

 
 ・しかし、中旬のある日、突然草原広場の除草作業がはじまって、大型機械による刈り取りで大部分の作業はあっという間に終わり、わずかに残った部分は人手によって進められ、ヒバリが身を隠すことができる草原環境は失われてしまいました。Img_1320

 
 ・遠くから見ていても、除草作業がおこなわれて、みるみるうちに草が無くなっていく辺りを、まとわりつくように飛び回ったり、また除草作業のエンジンがうるさいすぐ近くの空地に降りて、大きな囀りの声を張り上げて鳴き続ける姿がありました。
Photo_3

 かわいそうですが、草原広場は大雨の時には長期間にわたり完全に水没するし、本来的に営巣適地ではないので仕方ありません。

 当然ながら、以来、草原からヒバリの姿はぐんと少なくなりました。

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2015年5月17日 (日)

ミシシッピアカミミガメ、ウシガエル、ヌートリア、鯉など(2015/5)

 4月中旬くらいから水路沿いに姿を見せて活発な活動をはじめている生き物たち。

●ミシシッピアカミミガメ:
 まず筆頭は、ニンゲンのせいですが、うんざりするほど多いミシシッピアカミミガメ。
 まだ午前中日陰になり涼しい水路の水際に捨てられたゴミのように固まって集合しています。
 非常に敏感で、気配を察知すると一斉にジャブンと水中に入ります。
 下段の画像を確認してみると、一ヵ所に8匹も集まっていたようです。Photo

 
●ウシガエル:
 ブウォ-、ブウォ-と大きな声で鳴いているウシガエル。
 たいてい声はすれども姿は見えずで、近づくと突然、水中にドボンと飛び込むので所在が分かるのですが。
 今回たまたま、池で、遠くから泳いできて少し先に浮いたままじっとしていた、珍しい姿です。Photo_2

 
●ヌートリア:
 水縁に延びたヨシの新茎と、大きく伸長したギシギシの葉を噛みきって両方を咥え、巣穴に運んでいるようでした。Photo_3

 
●遡上する鯉:
 産卵のため遡上する大きな鯉の数も今頃はピークを迎えているようです。
 町裏の排水路にまで遡上するたくさんの姿は、道行く人達の足を止めています。Photo_4

 
●カルガモ:
 水路周辺の田圃は田植えが終わり早苗も伸びはじめています。
 水田排水の流入などもあって濁りも増し、水嵩も増えて、カルガモは営巣・子育てのために水位が変動する用水路からは姿を消しています。
 時折、数羽が早苗の生えそろった水田に降りて歩き回り餌をついばんでいる姿がありますが、幼苗に悪影響を及ぼすというので、カルガモが早苗の水田に降りることは農家に嫌われています。Photo_5

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2015年5月16日 (土)

5月初旬の”雑草ケ原”

 草原の、雑草の命は短くて・・・

 気温が高めに推移した5月初旬、池の傍の草原は雑草天国に。
 まだ大型の雑草が大きく延びる前に、小型の雑草が花を付け、実をつけていました。
 しかし、予想より少し早く、中旬の先日、大型機械による除草があっという間に終わって、今はすっかりきれい、さっぱりしています。

 既に種を付けて準備していたものは、除草機械のキャタピラー隙間などに潜り込んで、次の除草作業地域まで運ばれて、そこで散布され、突序のように生育場所を変えたり繁殖したりするのでしょう。

 雑草といえども、じっと暇つぶしに見ているときれいです。
 ただし時々ご近所のホームセンター花卉コーナーに行くと、カタカナ名ではじめて目にする豪華な花々が並んでいて、雑草の花など何処かに飛んでしまうゴミのように思えてしまいますが・・・

 
●雑草ヶ原:5_2

 
●写真上から順に、ハルジオン(茎は中空);クリムソン・クローバー(ストロベリーキャンドル);アカバナユウゲショウ;ミゾコウジュ(準絶滅危惧種);コメツブツメクサの黄色い花;オヤブジラミ。5_4

 
●ノヂシャの結実:
 大きい雑草に埋もれないで光を受けていた株は既にたくさんの種を付けていて、触るとポロポロと意外に大きな種がこぼれ落ちてきます。57

 
●ヤセウツボ(寄生植物):
 葉緑素を持たない寄生植物です。クローバー類に寄生して栄養分を横取りします。
 その姿は、やはり何処かうさんくさい印象を与えます。Photo_6

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2015年5月15日 (金)

井戸湿原(その後2015/5)

 先月下旬、ハイキングに行った井戸湿原(栃木県)は、ツツジの名所としても、知る人ぞ知る穴場ですが、その時には標高のせいもあって、ツツジなどまだ芽吹きもはじまっていないところが大半でした。

 昨日、当地の平野部では30℃を越す真夏日になりましたが、今度は井戸湿原のツツジの開花も見られるのでは、と期待して再訪してきました。
 その結果、何種類かのツツジが自生していて、種類によって開花時期が異なるため、一斉に開花ということはありませんが、平均的な見頃は、まだもう少し先になるかな、と素人目には見えました。

 さすがに半月少々も経過すると、木々の芽吹きや新葉の展開は進んでいて、薄緑から黄緑、更に少し濃いめの緑色と、緑のグラデーションもきれいで、パソコン・デスクトップの待ち受け画面にも良さそうな風景が目に爽やかでした。
 
 参考までに先月4/27の「象の鼻展望台風景とツツジの道」(左列)と、今回5/14の同風景(右列)の比較画像です。
 なお余談ながら、高原牧場にはまだ牛の姿はありませんでした。Photo

 
 5/14当日の井戸湿原周辺と横根山頂上付近のツツジ開花状況概略です。
 アカヤシオは少なく、また花は終わっていたようです。
 ピンクのトウゴクミツバツツジは見頃の株が多く、朱色のヤマツツジはまだ蕾状態のものが大半で、横根山頂近辺のツツジのトンネルにはまだ開花は見られませんでした。2015514

 
 随所に見られたズミもまだ咲き初めで、蕾が多かったです。Img_1360

 これらを含めて、今週末以降が楽しみになるでしょうか。

 
※なお残念なことに、先に”喜んで”掲載した水芭蕉の画像(再掲)ですが、水芭蕉は本来ここ井戸湿原には自生分布はしていなかった植物であって、他所から不当に持ち込まれて繁殖をはじめたため、駆除対象になっているという事実を伺いました。
 そして、撮影した個体は”駆除漏れ”のものであったことが分かりました。
 今回、あらためて同じところを確認しましたが、すでに見当たりませんでした。
 植物にはかわいそうですが、このようなことは厳に慎むべきですね。Photo_2

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2015年5月14日 (木)

セッカ(2015/5)

 留鳥(または漂鳥)のセッカです。

 当地では冬の間はほとんど姿を見かけることはありませんが、草原にヨシが伸び出す4月中旬くらいから、体の割には大きな声で鳴きながら、田圃や草原の上空を飛ぶのを見かけるようになります。 
 決して珍しい小鳥ではありませんが、スズメよりやや小さめ(全長13cmほど)の地味な姿で、また草地に降りる時はまさに”墜落”するように草むらに飛び込んでいくことが多く、どこに行ったのか見つけることは困難です。 
 また、運が良ければ、確認できる範囲の草などの枝先に止まって、風に揺れる姿を目撃しますが、たいていごく短時間で、すぐに飛び立ってしまうため、なかなかシャッター・チャンスには恵まれない小鳥なのです。
 今回たまたま、囀りの鳴き声を上げながら飛び立ったセッカが、60mほど先の茂りはじめたヨシ原に降りたのが見えました。 
 ゆっくり歩いて、目視確認できるところで立ち止まって望遠撮影開始。 
 突っ立ったまま手持ち撮影で、風に揺れる小さな被写体を追うため、かなりぶれた画像もありましたが、何とか見られる画像全てを、”うれしがって”掲載しました。
 撮影開始はヨシの葉を掴んで止まっていたところから。
 その後もそこから動かず、くつろいだ様子で時折、囀りの声を発しながらも盛んに羽繕いを繰り返していました。 
 そして一段落すると上空を見上げるしぐさの後にすぐに飛び立って行きました。 
 この間の時間は(画像のメモリーから)トータル2分14秒間でした。
 多分このような機会はまたとないであろうと思っています。

●セッカ♂:Photo_2

Photo_3

Photo_4

※セッカ:
 ヨシ原などの草むらで、草から草へと移動しながら昆虫などを捕えています。
 繁殖期の♂は「ヒッヒッヒッヒッ」と鳴きながら上昇し、「ジャッジャッジャッジャッ」と鳴きながら下降する、さえずり飛翔を繰り返しています。 
 そして♂はイネ科の雑草をクモの糸で縫い合わせた巣をつくって雌を呼び、繁殖行動に移ります。
 尾はくさび形で先端が白く、また尾羽の裏側には2本の黒い横線があります。
 本州以南の温暖な地域に分布。

 なお、繁殖期の♂の口の中は真っ黒で、婚姻色の一種なのではないかと云われていると、話には聞いていましたが、実際、今回撮れた画像を拡大してみて、はじめて確認できました。  (大きいサイズの画像再掲;クリックで拡大します。)Img_1311ct

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2015年5月13日 (水)

ツグミ、コガモ、ヒドリガモからツバメ、コチドリ、オオヨシキリ、そしてムナグロへ

 4月も後半になって、それまで池や田圃で過ごしていた冬鳥のツグミ、コガモ、ヒドリガモたちもさすが北国に帰る決断をする時期で、上空の模様を眺めながら何となく落ち着かないように見えていました。

 5月、ゴールデン・ウイークには姿がなくなっていました。
 ”お見送り”もしなかったのですが、旅立っていったようでした。

●ツグミ:
 4月中旬から下旬にかけて、田んぼにいても、樹に止まっていても、上空を見上げる姿ばかりが目につきました。
 最後の写真の日付は4月23日でした。418

Img_0995ct423

 
●池のコガモ:
 4月中旬頃には用水路から姿が消えて、最後の写真は4月23日、池にいた少数のつがいだけ。423

 
●ヒドリガモ:
 冬には一番多くいるヒドリガモもめっきり姿が見えなくなって、留鳥のカワウやカルガモに混じって、少数の群れが残っているのを見たのは、やはり4月23日の池でした。423_2

 
※ついでに:
 同じ頃、改修が終わった水路に降り立っていたのは頭部に2本の長い羽が生えて繁殖期を迎えた留鳥のコサギでした。Photo

 
 そして入れ替わるようにやって来たのは夏鳥のツバメ、コチドリ、大声のオオヨシキリ、そして旅鳥のムナグロです。

●ツバメ:
 昨今は住宅街で営巣できる軒下が少なくなったことや、餌になる小昆虫類の住み処も遠くなったため、姿はぐんと少なくなっています。
 それでも街中にツバメの姿を見かけると、うれしいものです。
 田圃地域では4月初旬に目の前を飛び去る姿を確認していましたが、自宅近くでの初見は4月17と遅めでした。417

 
●コチドリ:
 鳴き声ですぐに分かるコチドリの初見は4月18日。
 池の水際で水生昆虫をさがして歩き回っていたところでした。
 逆光でトレードマークの黄色いアイリングが判然としませんが、これからは田圃地域などで常時姿が見られるようになります。418_2

 
●オオヨシキリ:
 池の端に取り残されている枯れヨシにとまって、あの大声で”やってきたぞ”と存在をアピール。
 ただし、当日はその1羽だけでした。初見は5月5日55img_1135

 
  その後はだんだん増えて来ました。
 近くの木に止まって大声を出していても、葉陰で姿が見えないことが多いです。Img_1457

Img_1170

 
●ムナグロ(旅鳥):
 ゴールデンウイーク中にほとんどの田圃で田植えは終わっています。
 終わったばかりの田圃に毎日入れ替わり立ち替わり、旅の途中で餌獲りのため立ち寄っていくムナグロの姿があります。
 10羽前後の小さな群れが降りてきて、ひとしきり餌をついばむと、ふたたび飛び立って行きます。
 とどまることはないので、姿が見られるのは期間限定です。55

Img_1288513

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2015年5月12日 (火)

4月下旬の昆虫(ヒメスギカミキリ、ヒメクロトラカミキリ、トラフコメツキその他)

いずれも4月下旬、近隣の草原や林縁などで見かけた普通種の昆虫などです。新緑と共に昆虫類の姿も増え活動も活発になって、色々な昆虫類などが目につく季節です。

順不同

●ヒメスギカミキリ(カミキリムシ科):
 朝方、バラの小木の下に赤褐色の翅の小さなカミキリ虫が落ちていました。
 大きさ10mmほど。
 どこからやってきたものか。
 日中にスギなど針葉樹の伐採木上などで春先によく見かけられるという。
 出現時期は4~5月、分布は日本各地。424

 
●ヒメクロトラカミキリ(カミキリムシ科):
 大きさ(体長)5~7mmで、大きなアリほどの小さなカミキリ虫。
 林縁で見上げたコナラの葉裏に止まっていました。
 アングルが限られて1枚しか撮れませんでしたが、黒い体に前翅基部付近に白色の縦帯、中央付近に一対の白色紋と白帯、翅端に白帯がある、ことが何とか確認できました。
 出現時期は4~6月、分布は日本各地。53r0086282

 
●トラフコメツキ(コメツキムシ科):
 林縁のコナラの若葉に止まって風に揺れていました。
 大きさ13mmほど。春先に出現するコメツキムシ類で、数は少ないという。
 黄褐色の前翅には縁に沿った淡い4つの黒色長楕円形紋があります。
 出現時期は3~6月、分布は本州、四国、九州。422

 
●コイチャコガネ(別名チャイロコガネ)(コガネムシ科):
 大きさ10mmほど。クヌギやコナラの葉裏のあちらこちらにくっついて葉を囓っていました。
 背面には灰黄色の短毛が生えています。どこにでもごく普通に見られる虫。
 出現時期は4~9月、分布は本州、四国、九州。430

 
●ヤノナミガタチビタマムシ(タマムシ科):
 大きさ3~4mmほどのチビ。
 越冬成虫が公園のケヤキひこばえの葉を囓っていました。
 もうすぐケヤキの葉上に産卵します。(産卵後、越冬成虫は姿を消します。)
 その後孵化した幼虫は葉に潜り(いわゆる”絵描き虫”になり)、葉を食害して枯らしてしまうケヤキの害虫で、時にはケヤキの大木も枯らしてしまうこともあるほど。
 分布は本州、四国、九州。425

 
●ツマジロクロハバチ(ハバチ科):
 大きさ12mmほど。ニワトコの自生する林縁で別種の新葉の上を忙しく歩き回っていました。
 黒い体と白い触角先端、小楯板の白斑そして、後肢の白斑が目立った特徴です。
 なお本種の幼虫はニワトコ(スイカズラ科ニワトコ属)を食葉樹(ホスト)にしています。430_2

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2015年5月11日 (月)

クロハネシロヒゲナガ(2015/5)

 5月初旬の穏やかに晴れた日中には、一斉に飛びはじめたクロハネシロヒゲナガの姿が数日にわたり、方々で見られました。
 やはり毎年かなり正確に繰り返されているライフサイクルのようです。

①たくさんの姿が観察されたのは、堤防、公園、そして図書館敷地内などで、まだ膝下ほどの草丈のイネ科雑草ネズミムギなどが生える草むらです。

 一番多い堤防の草むら。いずれ除草作業で刈り取られます。R0086427

 
②クロハネシロヒゲナガ♀:
 ♀は♂のようには飛び回りません。草むらの上に飛びでることはほとんど無く、草叢の茎の間を少しずつ移動する程度です。(ただし吸蜜に行く時は別ですが。)Photo_2

 
③ヒゲ(触角)の長い♂:
 アカバナユウゲショウの花もきれいに咲いている草むら。
 ♀を探して、長いヒゲをアンテナのように広げてネズミムギの間を飛ぶ♂:Photo_3

 
④当然ながら、草むらには危険が待ち構えています。
 網を張っているクモの餌食になったものも。
 (クモはドヨウオニグモ♀のようです。)Photo_4

 
⑤ペアリング:
 (画像はクリックで拡大します。)Photo_5

 
⑥そよ風にヒゲをなびかせる♂の優雅な姿です。Photo_6

(クリックで拡大します。)R0086404

 これまでに、日中には草原のヘビイチゴ、タンポポ、またオニノゲシやオヤブジラミなどの花で吸蜜する姿を観察しています。
 今月下旬から6月はじめくらいにはほとんど姿が見られなくなります。
 どのような生活史なのでしょう。

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2015年5月10日 (日)

カブラハバチ、セグロカブラハバチ、ニホンカブラハバチ、その他不明のハチ

 植物の新葉展開や開花がはじまるにの合わせて小さな昆虫類が一斉にやってくるようになります。
 4月中旬から撮りためていた虫どもです。害虫がほとんど。

 相変わらずわかりにくいのですが、一応名前をつけました。

●カブラハバチ:423r0084842

 
●セグロカブラハバチ:422

 
●ニホンカブラハバチ:423_2

 
 ・こちらもそうかと思うのですが、不確かです。バラの新葉の回りをしつこく飛び回っていたので、殺虫剤スプレー噴霧。
 すぐポトリと落ちてうごめいていたもの。 仕方ありません。Photo

 
●不明の小さなハバチの仲間:
 他のハチより小振りです。こちらも毎シーズンやって来ます。R0085301ct

 
●不明の黒いハバチ2匹。
 たまたまウサギアオイの葉に飛んできて、ウロウロしていたところ。
 すぐに行ってしまいました。425_7

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2015年5月 9日 (土)

ウサギアオイ、ホタルカズラ、キュウリグサ、その他(4月下旬)

 繰り返しですが、毎年の覚えのため撮っていた、4月下旬の数日間に咲いていた花の記録。

●ウサギアオイ:
 既に果実も出来はじめていました。425

 
●キュウリグサ:
 3月には、まだくるりと巻いた、サソリ型花序もすっかりピンと延びきって種も形成がはじまっていました。
 農道に生えているものは、急がないともうすぐ除草剤の洗礼を浴びることに。3

 
●コバノタツナミ:
 庭植えのもの。今頃が一番きれいな時です。425_2

 
●ホタルカズラ:
 つる性です。毎年、地面を這うので他の雑草に隠れますが、負けないで、きれいな青い花をつけます。425_3

 
●チョウジソウ:
 園芸種で、葉の形などが少し違います。野生種のものは準絶滅危惧(NT)になっています。425_4

 
●エビネ:
 庭植えのものです。425_5

 
●山椒:
 庭植えの株です。ちらし寿司などに入れて香りが楽しめます。425_6

 過去の記録を見ると、飛び飛びになってはいますが、意外に正確に季節を刻んでいると思いました。
 今後はどうなるでしょう。
 

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2015年5月 8日 (金)

カクレガ(小さな蛾)

 4月末日、林縁の草地から、薄茶色でごく小さなガが飛び立ち、すぐ目の前の樹の”根本あたり”にとまりました。
 そのまま、前にしゃがみ込んで見ましたが、どこにいるのか分かりません。
 この辺りに止まったはず、とシャッター切った画像です。

 ・画像はクリックで拡大します。R0085876

 
 老眼の進んだ遠近両用のメガネを外し、目を凝らしてじっと見ると、樹皮模様の中に、調和を乱している何かが確かにいます。
 あらためてその辺りにレンズを向けようととすると、どうしても分からなくなります。
 液晶の性能のせいです。
 何回かこの動作を繰り返して、最後は、傍の草の葉を千切って、ここ、と指しながらフラッシュONにして写真に。R0085883

 液晶画面で撮れたことを確認してから、葉先で触ると、飛び去りました。

 これほどの隠れ名人は、私の少ない経験ながら、最高でした。
 本名はお伺いしないこととして、勝手に”カクレガ”様とお呼びすることに。
 またいつの日かお目にかかることがあるかも。
 それまでごきげんよう。

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2015年5月 7日 (木)

スイバ、ギシギシ、イタドリ(2015/5)

 この一週間ほどの間に堤防や田圃脇の草むらではギシギシ、スイバが競うように細長い花序を延ばして飛び出し目立つようになり、イタドリもまだ草丈は低いものの大きくなっています。
 やはり気候のせいでしょうか。
 毎年同じ繰り返しですが、一応記録に。

●スイバ:
 雌雄異株・雌雄異花です。

 ・雄株/雄花:Photo

 
 ・雌株/雌花:
 たまたま見かけたところでは既に、雌株の花は終わり頃で、果実が出来はじめていました。Photo_2

 
 ・参考までに過去の記録から雌株/雌花の写真を再掲。Photo_3

 
●ギシギシ:
 ・ギシギシ、花穂と、花後の結実:Photo

 
 ・ギシギシ両性花:R0086509

 
 ・ギシギシ雌花:Photo_2

 
 ・コガタルリハムシの幼虫は姿が減って、その代わりに成虫が群れていました。Photo_4

 
●イタドリ:
 まだ草丈は大きくありません。延びる前に除草されるでしょう。Photo_5

 
 葉が穴だらけになった株があって、近寄ってみるとハグロハバチの幼虫が葉を囓って穴を開けていていて、葉裏をめくってみると、ころんと丸まってお休み中の姿がありました。Photo_6

 
【追って書き】:
 ギシギシ、スイバ(スカンポ)、イタドリ(スカンポ)については、地方/地域などによる呼び名や、別名があり、時に紛らわしいです。
 例えば次のような記載があります。

スイバ(酸い葉)(タデ科ギシギシ属):
タデ科の多年草。ギシギシという地方名もある。また、スカンポ、スカンボなどの別名でも呼ばれることもあるが、これらはイタドリの方言名としても用いられることが多い。(Wikipedia)

 ブログでは、手元の雑草/野草図鑑なども参照してそれぞれ次のように区別しています。
 

●ギシギシ(タデ科ギシギシ属;学名Rumex japonicus):
 在来種の他に外来種、またそれらの交雑種の複数が分布しているそうですが、素人には分かりません。単純に在来のギシギシとしています。
 ・道ばたや土手、田畑のあぜなどに最も普通に生える多年草。
 茎は直立し高さは60~100cm。(茎の下部につく)根生葉には長い柄があり長楕円形で大きく、長さが10~25cmで叢生しています。
 なお茎の上部につく葉は平坦で幅も狭く、無柄です。
 葉の縁は波うっています。冬は少し赤みを帯びますが、緑色で枯れません。
 5月頃から分枝した茎に多数の淡緑色の細長い円錐花序をつけ始め、小さな花が多数つきます。薄緑色の花が隙間を空けて輪生しています。
 果実をとりまく内花被片は花後大きくなり心円形で大きさ5×6mmほどになります。
 本種は同じ株に両性花と雌花がつく、雌雄同株・異花です。
 なおギシギシはコガタルリハムシの食草で、3~5月には幼虫が群がって(成虫も一部混じっていますが)穴だらけになっています。
 果実は3稜形で長さ2.5mm。花期は5~8月、分布は日本各地。

●スイバ(酸葉)(タデ科ギシギシ属;学名Rumex acetosa):
 道端や草原、田畑のあぜなどに普通に生える雌雄異株の多年草。
 葉や茎に酸味があります。茎は直立し、高さは50~80cm、円柱形でしばしば赤みを帯びることがあります。(ギシギシは赤くならないので区別できます。)
 茎の根元に叢生する根生葉には長柄があり、長楕円で、基部は矢じり形。
 また茎の中部につく葉は披針状楕円形で基部は茎を抱きます。
 花は直径3mmほどで、細長い円錐花序に多数つきます。
 花は雄株(雄花)と雌株(雌花)で、それぞれ異なります。
 花期は4~5月が中心ですが、8月頃まで見られます。分布は日本各地。

●イタドリ(タデ科イタドリ属、学名Reynoutria japonica Houtt):
 道端、野原、山地林縁などのいたるところに普通に生え、草丈50~180cmになる大型で雌雄異株の多年草です。
 標高の高い、また水分の乏しいところにも見られます。
 旺盛な生活力は太い地下茎のためであり、崩落地などでいち早く群落を形成するパイオニア植物にもなります。
 春の新芽のころには茎は柔らかく、折り取るとポコンと音がし、食べると含まれているシュウ酸のためスッパイので「スカンポ」とも呼ばれています。
 初夏の頃から茎頂に円錐状花穂をつけて、白色~淡緑色の小花を多数つけます。
 雌雄異株で、雄花と雌花は別の株につきます。
 雄花は長いおしべが花弁の間から飛び出しており、雌花はめしべよりも花弁の方が大きいです。
 なお、花の色にはさまざまな段階があるようで、花の色が紅色を帯びるものはベニイタドリ(名月草)と呼ばれています
 花期は7~10月、分布は北海道西部以南の日本各地。

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2015年5月 6日 (水)

イヌシデに作られた葉巻もの(揺籃)(2015/4)

 4月下旬、オトシブミの観察の合間に、イヌシデ大木の樹下で、地面に落ちていたり、あるいは周辺物に引っかかったりしている”小枝のついた葉巻もの”がたくさんあるのに気がつきました。
 また見上げると、色々な形の“葉巻もの”がそのままぶら下がっているのもいくつか見つけました。
 地面に落ちていたものをいくつか拾ってかえり、葉巻をほぐしてみましたが、葉は穴だらけになっていて、中には何も見つかりませんでした。
 観察したのはこれだけで、チョッキリの仲間の仕業かと推測しましたが、その詳細は何も分かりません。一応、それらの写真記録だけに。

・切り落とされていたイヌシデの葉巻もの(揺籃)?Photo_9

 
 ・切り落とされないで見つかった色々な形状の葉巻もの(揺籃)?Photo_10

 
 ・切り落とされた葉巻ものをほぐしてみた。サンプルは、二枚の葉が巻き込まれていたもの。
 中味は空っぽでした。2

 
 ・透かして見ると穴だらけだった。幼虫は既に脱出した後だったのか。Photo_11

 
 なお、下記は自分用のメモ
 ・チョッキリについて:
 揺籃を作って産卵するタイプのチョッキリにはハマキチョッキリ族全5種とイクビチョッキリ族の5種が含まれている。
 ただ揺籃といっても外観はオトシブミ類のそれほど芸術的ではない。 
 巻き戻りを防ぐのに接着物質を口から出して葉を貼り付けること、またオトシブミ類のように揺籃の中で卵から孵化した幼虫が、そのまま揺籃のなかで蛹化、さらに羽化して、成虫として外に出てくるということではなく、孵化した(ほとんどの種類のチョッキリの)幼虫は潜葉性(幼虫が葉肉内部に住み着いて葉肉を食べながら生長する習性)で、生長すると土中に這い出して蛹化、そして羽化して成虫になるという過程を経るところが、オトシブミ類とは違っていること。
 (参考:http://www.d1.dion.ne.jp/~k_izawa/chok.htm )

 
 直接関係ありませんが、今年も庭の薔薇の新葉展開と同時に(多分ハモグリバエの仲間と思いますが、やって来て、産卵し、)写真のとおり潜葉幼虫が葉肉を食い荒らして美観を損ねています。
 浸透性の粒剤を根元にまいて対策はしているつもりなのですが。
 葉に潜る幼虫は難儀です。Photo_12

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2015年5月 5日 (火)

キバネモンヒトリに似たガ(2015/5)

 夜間、久方ぶりに小雨があり、そのせいもあってか明け方はそれまでより一段涼しかった朝。

 玄関を開けると、玄関灯の下に翅をたたんでじっと動かない白っぽいガがいました。R0086306ct_1

 はじめは (アメリカ)シロヒトリかと思いました。
 写真を撮ってから、少し触れても動きません。

 
 つまみ上げて庭の飛び石におくとゆっくり羽が動いて三角形になりました。
 生きてはいたのです。R0086306ct_3

 
 ひっくり返して写真1枚。R0086306ct_4

 
 その際、すこし横向きになった時に腹背部が橙色なのに目にとまり、斜めにしてもう1枚。R0086306ct_2

 ゆっくり動いて元に戻ります。そのまま放置しました。
 そして夕刻思いだしてのぞいてみると姿はありませんでした。朝は寒くて動けないでいたのでしょうか。

 翅の黒斑はアメリカシロヒトリと同じようですが、腹背部の斑紋と配色がまったく違うので、シロヒトリではなさそうです。
 少しネット情報を調べると、似たものにスジモンヒトリやキバネモンヒトリなどがいるということでしたが、素人には判定できません。

 不明とすればいいのですが、見た感じだけでは「キバネモンヒトリ」に似ているガ、としました。

※参考:
 ●キバネモンヒトリ(ヒトリガ科):
 翅を開いた時の大きさ(開帳)31~36mm。
 スジモンヒトリに似るがスジモンヒトリのように基部まで続く黒線とはならない。 
 出現時期は7月(ただし成虫画像撮影は5月のデータも複数見られました。)
 分布は日本各地。

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2015年5月 4日 (月)

エゴツルクビオトシブミの揺籃つくり②-2(2015/5)

 前回は
『⑦ AM11:08~24、この間も単独で、円筒の両側を行き来して、かいがいしく働き続ける♀です。アップで見ると、実にたくましい全脚で、”マッチョ”な女性です。』まででした。
 今回はその続報です。

AM 11:25 近くをうろついていた♂が舞い戻ってきました。
 ♀が働いている下方の葉には、まだ侵入者の姿がありましたが、♂は無関心。1125

 
AM 11:26~29 戻った♂は何をするでもなく、ただウロウロ。112629

 
AM 11:30 ♂の戻った目的はこれだったのです。1130

 
AM 11:33~34 ♀はお邪魔虫をくっつけたまま作業を続けています。113334

 
AM 11:35 完成間近になりました。
 ポイントは、巻き上げた揺籃円筒が巻き戻らないように、最後の”かぶせ”構造をつくる仕事です。
 結局、何も役立たずの♂。R008621911351

 
AM 11:36~40 巻き込み作業が終わりました。
 揺籃作成作業としてはこれで終わりです。この後、点検するようです。11361140

 
AM 11:40~41 ♂は依然とくっついたまま。
 揺籃の回りを一周して仕上がり状態の点検を済ませてから、おもむろに葉の上の方に移動して行きました。114041

 
AM11:42 くっついていた♂も♀から離れて、それぞれゆっくりと葉陰に去って行きました。
 完成した揺籃の、アングルを変えて見た写真です。なかなかの作品でした。Photo

 
余談:
 近くには天敵の徘徊性のクモも葉裏に隠れています。
 他にも寄生蜂などの天敵がいて、オトシブミ達も油断は出来ないようです。Photo_2

※今回も葉の裁断作業観察できませんでした。
 葉を巻き上げて揺籃が出来上がるまでだけの所要時間は、(AM 10:57~11:40)43分でした。
 (前回、葉の主脈を切断しないタイプの揺籃作成時間(やはり葉の裁断所要時間は除く)35分に較べて)少し長かったようです。お邪魔虫(♂)のせいかどうか分かりませんが。  
 多くのオトシブミの仲間は、一つの揺籃に一つの卵を産みつける種類が多いそうですが、エゴツルオトシブミなどは2つ以上を産みつけることも珍しくはないとのことです。
 図書館でパラパラめくっていた図鑑には、2個の卵が産みつけられているエゴツルオトシブミ揺籃の切断写真が掲載されていました。
 いずれにせよ揺籃の中心付近に産みつけられますから-(孵化した幼虫が周囲の葉を食べながら成長し、蛹になり、羽化して成虫になって残っている葉の壁を食い破って外に出てくるため)-産卵のタイミングは葉を巻き上げる初期の段階だろうと勝手に推測しますが、ともかく、素人にはいつ産みつけているのか、まったく分かりませんでした。

 およそ700万年の時間をかけてサルから分かれて大脳を高度に発達させて進化し、良いこともすれば、悪いこともするニンゲンに較べて、小さな昆虫の脳味噌(DNA)は、うまく出来ているなと、いつも小さな生き物の偉大な生き様に感心することしきりでした。

 
※余談の余談:
 ついでの暇つぶし。
 オトシブミの揺籃つくりの様子を、ただ撮ってきただけの写真を見ていて、アングルも縦横も入り乱れていて、どういう状況の写真だったのか、にわかに判断できないこともあったりしました。
 そこで、”100均”で折り紙を買ってきて、オトシブミに習って、揺籃を試作してみました。   
 材料としては、黄緑色(裏は白)の折り紙を、エゴノキの葉形に切り抜き、中央葉脈(主脈)の位置に(裏側から)細いアルミニウム線をセロテープで貼り付けました。
 これを使用して、巻き上げる補助具には、細い竹くしを使いました。

 似たようなものが出来ましたが、やはり一番の作業ポイントは、巻き戻りが起こらないように最後の”かぶせ”の窪みを作るところでした。
 材料が展延性の無い紙ですので、余計に難しかったです。
 実際は、アルミ線を使用しているので巻き戻ることはないのですが・・・。
 写真撮影用に、その辺りはセロテープで巻き付けています。
 以下にその画像です。Blg

 
※余談3:
●以前の記事です。 http://kuromedaka-saitama.cocolog-nifty.com/blog/2014/08/post-6631.html

●参考文献:
 エゴツルクビオトシブミの揺籃形成と寄主植物の関係 http://www.biol.tsukuba.ac.jp/tjb/Vol2No2/TJB200302199900733.pdf

ジラフビートル(キリンクビナガオトシブミ)♀:

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2015年5月 3日 (日)

エゴツルクビオトシブミの揺籃つくり②-1(2015/5)

 ゴールデン・ウイークの最中、そうでなくても少ない周辺人口なのに、皆さんお出かけで田舎は空っぽです。
 まあ、だから奇異の目で見られたり、また怪しまれることもなく暇つぶしの虫観察には絶好の機会ということで、再度、エゴノキに揺籃を作るエゴツルクビオトシブミの観察に。

 見つけたのは前回ほど高所ではありませんでしたが、やはりちょうど頭の上くらい。
 葉の裁断作業はおそらく葉の表面で行うのだと思います。だから目より高い位置の葉表での行動にはなかなか気がつかない、見えないのだと思います。
 今回も既に裁断作業は終わっていて、垂れ下がった葉の下部から円筒形の揺籃を作りはじめた、ちょうどその時でした。
 いたのは、やはり交尾中のペアでした。
 写真は全てフラッシュON。
 近すぎるとハレーションを起こすし、遠いと暗すぎるし、素人にはなかなか難しい被写体でした。
 フラッシュのせいで、葉の裏表が判断しにくい画像があったりして、少し整理にもたつきましたので、(自分用に)画像に時々メモを書き込んでいます。

 なお前回は葉の中央葉脈(主脈)を切り落とさないタイプの揺籃造りでしたが、今回は主脈を通過して”J”字型に裁断するタイプの揺籃つくりでした。
 内容が長たらしいので、2回に分割して掲載します。

AM10:57 葉の裁断は完了していて、垂れ下がった葉先から葉巻開始。Am1057

 
②葉の尖った先端から巻き上げをはじめます。
 葉表の先端を内側に折り込むように曲げて押さえます。Photo

 
③押さえ込んだ先端をそのままに、主脈に沿って葉先を谷折りにしながら巻きはじめます。Photo_2

 
AM11:07 巻きはじめは短いものの、全脚でギュッと挟みつけるようにしながら、筒の上側(主脈側)、そして下側(底部分)へと体の向きを交互に変えて巻いていきます。
 ここまでの
作業中、♂はただくっついているだけでまったく役立たずです。 
 役立たずが指示を出しているのでしょうか、”ハイ今度は反対側巻いて”、なんて。
 巻き上げ方向は、葉の表面主脈に沿って”反時計回り”です。1107

 
AM11:08、もういい加減にしてよ、と♀に怒られたのでしょうか、♂は働いているメスを残して、近くの葉っぱにフラフラと5分間ほど遊びに行ってしまいました。11085

 さらに続いて、♂の行動のその後です。

 
⑥-1 AM11:13 揺籃の円筒がずいぶん長くなっていた頃、♂は一度舞い戻ってきましたが、別に作業を手伝うでもなく、ただ近くでウロウロ邪魔しているだけ。11113

 
⑥-2 AM11:24までの間そこいら辺を行ったり来たりでまったくのお役たたず。
 ♀のお仕事中に邪魔をしにくる侵入者の監視をしている、といえば聞こえはいいのかも・・・。
 しかし追い払ったりするようなリアクションはありませんでした。21124

 
AM11:08~24、この間も単独で、円筒の両側を行き来して、かいがいしく働き続ける♀です。アップで見ると、実にたくましい全脚で、”マッチョ”な女性です。11081124

              -続く-

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2015年5月 2日 (土)

エゴツルクビオトシブミの揺籃つくり①(2015/4)

 4月最終日も晴れて気温は上がりましたので、昆虫の活動には好条件とばかり、懲りもせず、観察に。
 AM10時過ぎ、頭上に垂れ下がったエゴノキの葉先に黒い塊が付いて揺れているのを見つけました。塊は、交尾中のエゴツルクビオトシブミでした。
 さほど離れてはいないものの手は届かない距離で、カメラは常時上向きに構え、風に揺れると、時には望遠マクロの画面から消えてしまう被写体を追いかけるのは、飽きっぽいニンゲンには不向きでした。

 全てフラッシュON撮影です。適当に数分間の休みを挟みながら、出来るだけ枚数を多く撮って、後でピンぼけや、画面に被写体が無いショットなどを削除。
 残りのショットを以下に単純に羅列しました。
 なお、結果的には葉巻工程が今ひとつ明解でなく、産卵の時期も不明なのは、撮影アングルに制限があることと観察不足のためでした。まあこんなものでしょう。

 見つけてから早速撮影を始めましたが、常時逆光になり、少し風があってゆれるため、もたついて最初のショットがなかなか定まりません。

 *①やむなく記録開始時間確認用にワンショット。(記録開始)時間はAM10:06でした。R0085899

 
 *②(後から、撮影画像による確認でしたが、)既に葉の切り込み作業は終わっていて、ちょうど葉巻工程の最初だったようです。
 なおこのペアーが作っていた揺籃は主脈 (中央葉脈)を切断しないタイプのものでした。R0085901

 
 *③AM10:06~10:13までは♂は♀につかまっているだけで、作業には役立たず。Photo_5

 
 *④その(続く直後は写真がありませんが)5分後のAM10:18~10:35までの記録画面では確かに葉巻作業に「協力」していることがわかりました。Photo_6

Photo_7

Photo_8

Photo_9

Photo_10

 
 *⑤しかし♂は、その10:35以降すぐに“お手伝い”を放棄して、ふらふらと作業現場を離れ、その後、近くの葉に飛んでぶらぶらしているのを見つけました。
 そしてその後も手伝いに戻ってくることはありませんでした。Photo_11

 
 *⑥♀はその間も、揺籃づくりに励み、AM10:41に作業が終わったようです。Photo_12

 
 *⑦そしてその場を離れて、近くの葉裏で休憩する姿がありました。
 下の2枚の画像は完成した揺籃です。アングルによって少し印象が変わりますが、完成時点と同じです。Photo_13

●結果:
 葉の切り込み作業所要時間が分かりませんが、「葉巻作業」に要した時間は、(♂のお手伝いもあって)意外に速いスピードで、作業開始時間AM10:06~終了時間10:41の35分間でした。葉の切り込みも含めて1時間ほどで作り上げるのでしょうか。

            -- 続く--

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2015年5月 1日 (金)

エゴルツクビオトシブミとエゴノキに作られた揺籃(2015/4)

 風薫る5月。しかし日中の風の温度はチト高すぎるようで。
 でも贅沢は言ってはいけません。

 さて、4月も終わる前日のこと、良く晴れて気温も朝から暑いくらいになっていた朝方、2匹のエゴツルクビオトシブミが、エゴノキ大木の垂れ下がった枝先新葉の上を歩き回っているのを見つけました。

 そして、数日前には気がつかなかった揺籃が、枝先の新葉のあちらこちらに作られているのも分かりました。
 エゴノキの蕾も大分膨らんでいて、このところの季節の進む速さを感じたものです。

●エゴツルクビオトシブミ:
 首の長い方が♂、短いのが♀、ですが、別々に歩き回っていると、アングルにもより、どちらだか素人目には分かりません。
 ♂は時々1~2メートルくらいは周辺を飛び回って、また戻ってきます。
 翅をとじている時には、雌雄共に全身黒色ですが、♂が 飛ぶ時に、その腹背部は橙色であることがわかります。
 〈以下、画像は全て撮影はフラッシュONです。クリックで拡大します。〉2015429am90116

 
●揺籃:
 良く見ると、葉の中央葉脈〈主脈〉を切断しないで作られた揺籃と、主脈を切断して作られた揺籃の2タイプがあることが分かりました。
 なお、ヒメクロオトシブミの揺籃より数倍大きいもので、見つけることは容易です。

*主脈を切断しないタイプの揺籃:
 ①1

 ②2

 ③3

 ④同一揺籃を前後左右、上下から見たもの。4

 
 *主脈を切断するタイプの揺籃:
  同一揺籃を前後左右、上下から見たもの。Photo

 なおこの時は、肝心の揺籃作りのシーンは 観察できませんでした。
 性懲りもなく翌日に再び観察することに。

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