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2015年6月19日 (金)

アツモリソウ、キバナノアツモリソウ(2015/6)

 梅雨だから当然の雨の中の一日を、入笠湿原(長野県富士見野町)のハイキングに。
 ちょうど見頃のアツモリソウ*がきれいでした。
(* http://www.fujimipanorama.com/summer/trekking/

●釜無ホテイアツモリソウ:1img_1892t

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●キバナノアツモリソウ:
 また、まったくついでのおまけで、キバナノアツモリソウ**にも、初めお目にかかりました。Img_8420ct_1

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 ご多分にもれず昔は普通に観察できたといわれる植物が、自然環境からどんどん減少したり、姿を消して行くのは残念なことです。

 
●日本スズラン:
 見頃のピークは少し過ぎたとのことでしたが、十分きれいで、雨に打たれ、また霧にまかれる風情もまた趣がありました。R0087202_1

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■他にとりとめもなく、時間もあったので、運動目的でただ霧の流れる入笠山(1,955m)登山(ゴンドラ山頂駅から片道約1時間程度という”ゆる山登り”)も。
 白い霧は七難隠す、でした。R0087201

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※余談:
 日本産のアツモリソウ属にはレブンアツモリソウホテイアツモリ、アツモリソウ、キバナアツモリソウ、チョウセンキバナアツモリソウ、クマガイソウ、カラフト(ドウトウ)アツモリソウなどがあります。 
 このうち、「国内希少野生動植物種」に指定されているものは4品種あり、
 ①チョウセンキバナアツモリソウ(平成14指定);
 ②ホテイアツモリ(平成9年指定、同時に「特定」国内希少野生動植物種にも指定);
 ③レブンアツモリソウ(平成6年指定、同時に「特定」にも指定);
 ④アツモリソウ(平成9年指定、同時に「特定」にも指定)があります。

 なお国内希少野生動植物種のアツモリソウ属の中で「特定」が冠せられている上記の3種については、商業的に栽培繁殖された個々の個体の取引は規制しないが、これらの販売、頒布等の業(特定事業)を行っている者に対し、都道府県知事及び農林水産大臣への届け出が義務づけられています。
 また、譲受け等をする場合には、購入先や商業的に栽培、繁殖させたものであるかどうか等の確認が求められ、違法に盗掘、捕獲等された個体が正規の流通ルートに混入することの防止が図られています。

 ・参考:「チョウセンキバナアツモリソウ」絶滅危惧IA類 (環境省 第四次レッドリスト) http://www.env.go.jp/nature/kisho/hogozoushoku/pdf/tyousennkibanaatumorisou.pdf

 ・キバナノアツモリソウ:
 今回見かけたキバナノアツモリソウ(Cypripedium yatabeanum)に関しては、環境省カテゴリでは絶滅危惧Ⅱ類(VU)のようですが、都道府県のRDBでは絶滅危惧Ⅰ類、あるいは絶滅になっていて、適切な保護対策が求められるようです。
 http://www.jpnrdb.com/search.php?mode=map&q=06050316539

 ・Web上で見かけた記事*にも10数年前には 「南アルプスの鳳凰三山で足元に見つかったキバナノアツモリソウ。鳳凰小屋のご主人の話では日本最大の群落でしょうとのこと。」という記録***がありましたが・・・
 http://ito-no-kai.la.coocan.jp/300_index/303_sanyo-kasei-news/sanyo02.html

※参考メモ:
 「国内希少野生動植物種」*:
 環境省では、絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律に基づき、我が国において絶滅のおそれのある野生動植物種を「国内希少野生動植物種」として同法施行令に基づき指定し、個体の捕獲、譲渡し等を原則禁止するとともに、必要に応じ生息地等保護区の指定や保護増殖事業を実施することにより、種の保存を図っています。
※最新の環境省報道発表資料:
 http://www.env.go.jp/press/100838.html
 平成27年4月10日  「絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律施行令の一部を改正する政令」が本日閣議決定された。
 本政令は、国内希少野生動植物種*1にクロイワトカゲモドキ等の41種の追加等を行うもの。(施行は5月1日)

 *1)国内希少野生動植物種:
 我が国に生息・生育する絶滅のおそれのある野生動植物の種であって、政令で定めるもの。
 捕獲・採取、譲渡し等が原則禁止となります。これまでヤンバルクイナ、イリオモテヤマネコ等89種の動植物を指定しており、今回の指定で130種となります。

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