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2015年7月28日 (火)

7月の害虫仲間(アオドウガネ、イトカメムシ、オオモンシロナガカメムシ5齢幼虫、その他)

 害虫に悩まされた7月。

●アオドウガネ:
 7月初旬、シトシトと降り止まない雨の中、庭木のマキの下に黒いごま粒がふやけたようなものが点々と落ちているのに気がつきました。
 雨が止まないので不明のまま数日はやむなく放置。
 日増しに糞の量と、食べられた若葉の断片が多量に頭上からふってくるようになって、朝夕の掃き掃除も大変に。
 後に犯人は外来種の害虫アオドウガネと分かりました。
 雨の止み間に竹竿で樹の枝を叩いて見ると数匹が地面にポロポロ落ちてきました。
 大半は地面まで落ちず、途中の葉の茂みに残ったようです。
 落ちたものはしばらくそのまま(擬死:死んだふり)ですが、やがて飛び立ってまた葉の茂みに戻って隠れてしまいます。Photo

 
 こんなことを数日繰り返し、落ちてきたものはすぐに踏みつぶし。R0087471_2

 しかしこれでは埒が明かず、落ちてくる糞の量は増えてくるばかり。
 園芸用の小型のスプレー缶などではまったく間に合いません。
 数日曇りや晴れの予報になった梅雨明けを待って、MEP剤(スミチオン乳剤)、アセフェーと剤(オルトラン水和剤)を数回に分けて計5リットルほどを繰り返し散布して、やっと退治することが出来ました。
 駆除に月末までかかってしまいました。これほどの被害は今シーズンが初めてです。
 全部数えたわけではありませんが、数10匹はいたでしょう。
 既に卵を産みつけられている可能性もあり、来シーズンは早めの対策が必要かも知れません。

 
 余談ながら較べてみれば、在来のコガネムシなどが葉を囓る程度は”可愛い”ものと実感しました。Photo_2

 
※ヤマトクサカゲロウ:
 なお、”無差別”殺虫剤散布によって、マキに付く害虫アブラムシを退治してくれる益虫のヤマトクサカゲロウ(幼虫および)成虫も影響を受けて、成虫が一匹ヒラヒラと落ちてきてしまいました。
 拾い上げておいたところ、しばらく経ってからふわりと飛び立って行きましたが、大丈夫だったでしょうか。R0087523

 
●ベッコウハゴロモ成虫と幼虫、そしてイトカメムシ:
 フヨウも毎年決まって葉巻虫の被害を受けます。
 巻き込んだ葉を切りとってみると、中に薄緑色の小さなイモムシが潜んでいます。
 巻いた葉ごと踏みつぶしながら作業していた時に、ベッコウハゴロモとその幼虫が”セット”でフヨウの新梢に取り付いているのを見つけました。
 新梢の吸汁をする害虫です。

 そしてこの時はまったく見えなかった(気づかなかった)のですが、やはり害虫のイトカメムシが近くにいたのが偶然写っていた画像が1枚あったのです。
 パソコン画面で原画を拡大した時に気がつきました。R0087726_1

 
 ・ベッコウハゴロモ成虫:
 成虫は後日ツリバナの吸汁をしていたらしいのを見つけました。
 ツリバナにはまだあおい実がつり下がっていますが、これを吸汁されると実は萎縮して落下してしまいます。
 地面にいくつが落ちていました。R0087726_5

Photo_3

 
 ・ベッコウハゴロモ幼虫:R00877264ctt

 
 ・イトカメムシ:
 以前にはヒメイトカメムシがついているのを観察した記録がありますが、今回は別のお方のようでした。R0087726s

 ※イトカメムシ(イトカメムシ科): 
 大きさ 6~7mm。淡緑褐色で、とても細長いカメムシ。
 脚や触角も細長い。クズなど色々な植物の汁を吸う。
 出現時期は5~8月、分布は本州、四国、九州。

 
●その他カメムシ仲間など:
 庭にやって来たり、近くの原っぱにいたりする普通種で、いずれも植物の汁を吸う害虫仲間です。

 ・マルシラホシカメムシ:
 小雨が降る中、駐車場脇の外構壁に付いていました。
 とても小さなカメムシで、黒いごみかと思ったものです。
 大きさ 5mmほど。褐色で全身に細かい点刻があり、前胸の両側は尖らないで、背面にふたつの小さな白点を持つ小さなカメムシ。
 草原のアレチノギク、ヒメジョオンなどの花や、イネ科植物の穂上でよく見られる。
 出現時期は5~11月、分布は本州、四国、九州。 Photo_4

 
 ・オオモンシロナガカメムシ5齢幼虫:
 庭の雑草取りのあと、リビングに戻った際に、ズボンの膝辺りにくっついているのに気づきました。
 体長10mm以下の小さなもので、体型はサシガメの仲間に似ているような気がしたのですが、廃物の容器に入れると、アリのように素速く這い回り、,カメムシの仲間のようです。
 触角の第4節が白いという特徴も手がかりにカメムシで調べたところ、初めて確認したオオモンシロナガカメムシの5齢幼虫と分かりました。
 今まで目にした(気がついた)ことはありませんでしたが、珍しいものではなく普通種です。R00878235

5

 ※オオモンシロナガカメムシ(ヒョウタンナガカメムシ科):
 大きさ10~12mm、黒褐色で、翅の中央やや下よりの部分に一対の白色紋を持つ細長いカメムシ。
 地表をしきりに動き回って落下した植物の実や地下茎の汁を吸います。
 灯火にも飛来します。出現時期は4~10月、分布は本州、四国、九州。

 
 以下は草原で。
 ・ホウズキカメムシ:Img_0225

 
 ・ブチヒゲカメムシ:R0087507_2

 
 ・ホソハリカメムシ:R0087511

 
 ・ミツボシツチカメムシ:R00875145mm_2

 
その他:
 ・ヒメカメノコハムシ:
  ヒメカメノコハムシの外見はイノコヅチカメノコハムシに似ていますが、本種には黒紋があり、ホストはアカザです。
 イノコヅチカメノコハムシには黒紋が無く、ホストはイノコズチです。 
 絵合わせでヒメカメノコハムシとしました。 Photo_5

 ムシムシする季節の虫は元気です。

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