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2015年8月

2015年8月31日 (月)

8月も終わり、名残のセミ

 残炎暑に喘ぐこともなく、何処か半信半疑ながらも唐突に夏が終わりに。
 昼夜空調フル運転だったあの頃の炎暑は何だったのか・・・
 もう既に冷涼な秋雨模様の連日になっています。

 生き物たちも戸惑っているようです。コオロギも今ひとつ、アオマツムシだけが日没頃から鳴いていますが。

 公園や街中のセミの声はパタリと途切れてしまいました。
 それでも時折、超スロービートで、ミ~~ン、ミ~~ン、ツクツクホ~~シ、ツクツクホ~~シ、ジィ~~~、ニイニイゼミは声もなく、もう間もなくのお別れを告げているようでした。

●アブラゼミ:
 ・公園で。
  一番多いアブラゼミ。羽化直後は真っ白です。
 カラスが追いかけているのもアブラゼミばかりでした。20150805213752_1

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 白いひものようなものは気門の残骸。R0087979

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 ・自宅で。
  住宅街でも一番多いアブラゼミ。
  庭のあちらこちらで抜け殻が見つかりました。
 ベランダや地面に落ちていた成虫も、7月中旬くらいから目にしていました。R0087790

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●ニイニイゼミ(公園で):
 出足はいつも一番ですから、引き上げるのも早いです。
 居ても、もうほとんど鳴いていません。忍者でもあり、見つけるのは難しいです。R0087815

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●ツクツクボウシ:
 公園で、そしてご近所の柿の木でも、静かにゆっくり鳴いてはいます。
 まだ引退は早く、もう少しがんばらないと。R0087965_6

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●ミンミンゼミ:
 公園でも住宅街でも鳴いています。
 こちらは遊歩道沿いの小学校庭隅にある1本のイヌブナ*大木に集まっていた3個体。
 いつもは樹上高い茂みの中で鳴いていて姿は見えませんが、天気不良でずっと下の雨の当たらない低いところに姿を見せていたものです。Img_32433_1

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※イヌブナ(ブナ科ブナ属):Photo

 落葉高木で、樹高は20~25m。樹皮は暗灰色でイボ状の皮目が多数ある。
 幹は直立して高木となる。葉はやや薄く、長卵形で、縁に浅く波打つ鋸歯を持つ。
 葉脈は10~14対であり、ブナが7~11対であるため区別する目安となる。
 分布は岩手県以南から九州に至る山地帯、主に太平洋側。

 
※余談:
 残念なことですが、夕暮れ時にカナカナカナと鳴くヒグラシの声は、里山のある地域まで出かけなければ近くでは聞くことはありません。
 ”その日暮らし”(^_^;)、は身近にたくさん分布していますが・・・

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2015年8月30日 (日)

クサギ、ヤマノイモ、水田雑草ウリカワ、ミズワラビ、コナギ(2015/8)

 8月のフィールドで。

●クサギ:
 農道脇の空き地に自生したクサギが一度は伐採されましたが、丈夫なもので再び生えて来て花を開き、特異なにおいを漂わせていました。Photo

 
●ヤマノイモ(雌雄異種):
 別の空き地も、一度はきれいに整備された後にヤマノイモ(雄株)が自生し、白い雄花をつけていました。Photo_2

 
●水田雑草:
 イネの栄養を横取りして生えてくるおなじみの水田雑草仲間も、近年はずっとおとなしく目立った繁殖が少なくなりましたが、刈り入れがはじまるこの時期には、遠慮がちながらも何種類かは健在振りを見せています。

※コナギ:
 少ないながらポツポツ姿が見えます。まだ花を付けたものは見ていません。Img_0367_2

 
※ミズワラビ:
 目立つようになってくるのはこれからです。稲刈りが終わった後に、大株に育つことが多いようです。Photo_3

 
※ウリカワ:
 当地の水田地帯ではもう見かけられなくなりましたが、中旬に所用で出かけた北陸地方で見かけて撮ってきました。
 ウリカワだけが群生して白い花を点々とつけていました。
 ただし広範囲に及ぶものではではなく、特定の範囲の田圃だけに見られたのですが、”あるところにはある!”とあらためて実感してきました。Img_0382_7

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 野にあるものは丈夫なもので、夏の猛暑など無縁のようです。
 (というより、ひ弱なものは残れない、ということなのでしょうか。)

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2015年8月29日 (土)

きまぐれな天気つづき

 今夏2回目開花のヒガンバナとポツポツ咲き続けるニイタカホトトギスR0088333

Photo

 
  昨夜から終日小雨模様で涼しい一日です。 明日もぐずつく見込みで、当分の間、天気予報に”お日様マーク”が付いていません。

 この10日間ほどは途中、台風の影響もあったりして、すっきりしない天気が続き、おかげで気温も急に下がって時に肌寒いこともあります。
 8月初旬の酷暑から、もっと残暑厳しいかと思っていたのに、すでに秋雨前線の影響もあり10月並の涼しさということで、過ごし易くて楽ですが、拍子抜け。
 天気がはっきりしないせいか、近郊の田圃の稲刈りも進んでいないようです。

●気まぐれに撮っていた折々の朝:
 ・8月19日午前5時半、(その後曇り、一時小雨):2015081819

 
 ・8月22日午前6時12分、濃霧の向こうに白い太陽(終日曇りで蒸し暑い):R0088254822_2

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 ・8月23日午前5時17分、(終日曇り時々小雨):R0088285823_2

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 ・8月27日午前5時25分、東に太陽は見えず、北~北西に分厚い雲が、(終日曇り一時弱い雨):R0088354827525_1

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2015年8月28日 (金)

シマツユクサの花(2015/8)

 毎年観察しているシマツユクサです。

 元々は九州南部から琉球列島にかけて分布するとされている植物ですが、関東でも観察されている記録があります。

●まず先に在来のツユクサ:
 猛暑日が続いていた頃の朝には、その涼しげな色でなぐさめらたものです。R0088183

 
●本題のシマツユクサ:R0088187

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※ツユクサとシマツユクサ:R0088191

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 同じところにはびこっている在来のツユクサの花とシマツユクサの花の大きさ較べをしていたところに、たまたまフタホシヒラタアブ(体長8~10mmの小型のハナアブ。体は黒色で、胸部背は黄褐色です。触角は黒色。腹部の黄色い紋以外に、頭部が幅広く、顔面に生える毛が明るい黄白をしています。)がやって来ました。
 シマツユクサの花はかなり小さいことを再確認です。R0088192

 当地散歩コース内で、シマツユクサが観察できる場所は現在まで、きわめて限局的です。
 草刈り作業が行われるタイミングや、生育シーズン中の降雨量によって、生育地の物理的環境条件が異なるので、毎シーズン同じ時期に同じ場所に安定した生育、開花が観察できるわけではありませんが、8月中旬、少し探してから開花を確認することが出来ました。
 どうして、どこから、ここにたどり着いたのか推測しようもありませんが、在来種のツユクサを駆逐するような大繁殖をする様子もないことですし、消滅しないように、と密かに願っているものです。

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2015年8月27日 (木)

エサキモンキツノカメムシ、アオクサカメムシ3 齢幼虫

●エサキモンキツノカメムシ:
 公園植栽のカイノキの葉裏に卵を産みつけて”子守”をしていました。
 近くの葉裏に3個体見つかりました。

  ・個体①R0088254_1R0088254_2

 
 ・個体②R0088254

 
 ・個体③R0088254_1_2R0088254_2_2

 
 ・カイノキ:R0088254_3

※エサキモンキツノカメムシ(江崎紋黄角亀虫)(ツノカメムシ科): 
 大きさ(体長)11~14mm。体の周縁部が緑色、中央部が褐色で、胸の両端が尖り、小楯板にある黄色~白黄色のハート紋がトレードマークのカメムシ。 
 ミズキなどの樹上でよく見られます。メスは葉裏に産んだ卵を守る習性があり、この時は近寄っても逃げません。
 出現時期は5月~10月。成虫で越冬し、7月に新成虫が発生します。
 分布は本州、四国、九州。

 
●アオクサカメムシ3齢幼虫:
 草むらに生えたイヌゴマの葉に1匹だけくっついていました。
 3齢幼虫のようです。R00882983

 
 ・イヌゴマ:R0088296_1R0088296_2

 なお、幼虫は齢によって外観が異なります。(5齢幼虫画像参照)
 成虫は光沢のない緑色のカメムシで雑食性。マメ科、イネ科、キク科など広範囲の植物の汁を吸い、野菜や果樹の害虫として嫌われています。
 当ブログには成虫の記録画像はありません。

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2015年8月26日 (水)

カナヘビ、オンブバッタ子供(2015/8)

●カナヘビ:
 久しぶりに、シッポが完全に長いカナヘビに出遭いました。
 今シーズンは姿を見ることがずいぶん少ないカナヘビです。R0088111

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 今シーズンは、餌になる徘徊性のクモや小型のバッタ、ハエなど小昆虫も少ない感じがするのは気のせいかも。

 
●オンブバッタの子供:
 ヒトリシズカの葉を穴だらけにしていたオンブバッタの子供です。R00877351

 
 他にもちらほら。R0087734_2

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 カナヘビに気をつけて。

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2015年8月25日 (火)

チビアメバチ亜科の一種の繭?/カイノキ(2015/8)

●チビアメバチ亜科の一種の繭?:

 公園に複数の「雌雄異株」のカイノキ(楷の木)植栽があり、雌株には径5mmほどの丸い黄緑色の核果が形成されていました。
 そして1本の雌株で、核果の一部が熟しはじめていました。
 その様子を撮るために近寄った際、黄色くなり始めた1枚の葉裏に、大きさ5~6mmほどで、暗色の斑紋がある小さな俵のような形をした白い繭が1個、くっついているのが目にとまりました。R0088237

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 繭は葉の表面に糸でしっかり貼り付けられていました。

 
 なお、肉眼では気がつきませんでしたが、画像を拡大してみると、繭の表面には丸い穴が開いているようで、既に蛹が羽化して出ていった抜け殻の繭だったのかも知れません。R0088232t

 
 ”小さな繭”で画像検索をしてみると、一見外観の類似した「ホウネンタワラチビアメバチの繭」の画像がすぐに見つかりましたが、繭の大きさや、くっつき方(多くは糸でぶら下がっている)などの違いがあり、また専門家の記事によると「写真」だけで同定など不可能ということのようです。

 素人には不明の繭とすべきですが、とりあえず「チビアメバチ亜科の一種の繭」としました。 間違いかも知れません。

 
○カイノキ:
 雌株:
 ・黄緑色の未熟核果がたくさん出来ていた。R0088254

 ・未熟核果:R0088254_2

 ・部分的に熟しはじめた径5mmほどの核果:R0088254_3

 
 雄株:
 ・葉が茂り緑陰を作る。R0088254_4

 ・羽状複葉:R0088254_5

 ・樹皮:R0088254_6

※カイノキ(楷の木)(ウルシ科):
 雌雄異株の落葉高木で高さ15~25mになる。4月ごろ円錐花序に小さな花をつける。
 葉は偶数、または奇数羽状複葉で互生。小葉の長さは5~10cm。樹皮は縦に裂ける。
 夏に5mm程の球形核果が出来、秋に赤く熟す。
 原産は中国、台湾、フィリピンで、日本では公園や庭園などに植栽されている。

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2015年8月24日 (月)

トウキョウヒメハンミョウ(2015/8)

 一層暑かった今夏、時折姿を見せたトウキョウヒメハンミョウです。

●庭で:
 7月下旬から、早くもベランダや庭先に、短い地上での営みを終えたアブラゼミが落ちているのを目にしていました。

 8月初旬、体温なみの猛暑日が続いていたある日、触ると暑いくらい焼けた地面の鉄板の上に落ちていたアブラゼミに小さなアリが群がって”処理”をしていました。1r0087879_1

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 そのアリの群れの近くに1匹のトウキョウヒメハンミョウが歩き回っているのを見かけたので、暇つぶしに観察。
 意外にもハンミョウはむやみにアリを襲うことはなく、時にはぶつかりそうになっても無関心の時もありました。1r0087879_3

 
 そして、たまたま歩きを止めた近くにアリが近づいてきたその瞬間、すばやく襲いかかったように見えましたが、捕らえたのかどうかは分かりませんでした。1r0087879_4

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●中旬の池の端で:
 池の水際の地面は水位の変動で沈水したり水面に出たりを不定期に繰り返しているため、雑草もあまり生えない湿地になっています。
 たまたま水位が下がった1日だけ、ごく浅い水たまりになった地面に大量の”小虫”が発生していました。
 中に大きさ1cmほどのハエの仲間がたくさん止まっていた草が一株ありました。
 (不明の)ハエの一部は忙しく地面を歩き回っていました。Img_3248_1

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 そしてその周辺には多数のトウキョウヒメハンミョウが飛び回っていました。
 忙しく歩き回っているヒメハンミョウはなかなか撮れなかったのですが、数ショット。Img_3248_5

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 トウキョウヒメハンミョウが”狩り”をする様子は観察できませんでしたが、真上から容赦なく照りつける太陽にじりじり焼かれ、猛烈な湿気にも見舞われて、池の端など日中ウロウロするところではないと懲りたことでした。

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2015年8月22日 (土)

アメリカナマズ(特定外来生物)(2015/8)

 不規則な雨のため、濁りと貯水量が増えた池の端で。(なお、池は利根川水系に属しているようです。)

●アメリカナマズ(幼魚)(チャネルキャットフィッシュ):
 池に複数の四つ手網と網カゴを沈めてクチボソ(モツゴ)漁をしているおじさんの傍を通りかかったところ、ちょうど一つの網カゴが引き上げられ、獲れた魚をポリ容器に移している時でした。
 覗いてみると、小魚(クチボソ)の他に、テナガエビ、そして体長20cmほどの「ギギ」に似た魚が1匹。1r0088203

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 しかし子供の頃から知っているギギとは明らかに違います。
 忙しそうに次の準備をしていたオジサンに、聞いて見ました。
 これは何ですか、写真撮っても良いですか?
 ”ああ、どうぞ。外来魚のアメリカナマズの子供だよ”、との返事。
 成魚は1mを越える程にもなり、大食いで、クチボソやテナガエビなども食べてしまい、川魚漁に影響をおよぼす困った魚だという。
 名前を聞くのも実物を見るのも初めてのことで、釣りの趣味がないので知らなかっただけですが、池でヘラブナ釣りをしている釣り人の針にかかることもあるらしく、“外道”としてうち捨てられて、さして珍しいことでもないようでした。

※本種は、現在、環境省から生態系を脅かす「特定外来生物」に指定されています。
参考:
http://www.maff.go.jp/j/budget/yosan_kansi/sikkou/tokutei_keihi/seika_h23/suisan_ippan/pdf/60100341_15.pdf

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2015年8月20日 (木)

コンバインにまとわりつくアマサギ、チュウサギ、カラスまでも(2015/8)

 あすから8月も下旬に。天気はぐずつきそうです。
 午前中小雨模様だったにもかかわらず、近郊の田圃で一箇所だけ、大型のコンバインが稼働していました。
 例によって、走行するコンバインにはアマサギ、チュウサギ、そしてカラスまでも集まって、つきまとっていました。
 まだ稲刈りをする田圃が少ないため、余計に集中した様子。
 大部分はチュウサギでざっと40羽ほど、アマサギ4羽(頭部から頚部、胴体上面の羽毛が飴色なので容易に識別できます)、そしてなぜかカラスが10数羽もいました。
 カラスもこの時期、食糧事情が厳しいのでしょうか。

稲を刈取り、籾の脱穀、そしてわらの処理(裁断など)を行いながら前進する自脱型コンバインの通過直後にまとわりついてカエル捕り。
 (画像はクリックで拡大します。直後にいるのはアマサギ)R0088210_1

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※Uターンして来るコンバインの前は空けながら周囲を取り巻きます。R0088210_9

 これほどつきまとわれては、乗っている農家の人はうっとうしいことでしょう。

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2015年8月18日 (火)

不明のガ2種(2015/8)

●不明のガ2種

 いずれも8月初旬、蒸し暑い日中の公園植樹に止まっていたもの。
 ごく普通種と思いますが名前は分かりません。

※不明の小さなガ①(シャチホコガ科の仲間?):
 公園植樹に止まっていた小さなガです。(体長2cmほど)
 素人目には、全体的な姿形はシャチホコガ科の仲間のようにも見えましたが、頭部(後胸部)の冠毛は毛の束ではなく、鳥の羽状になっていて、エグリシャチホコの仲間?にも似ているかと思いましたが、名前は分かりません。R0088055_1

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※不明の小さなガ②:
 公園のクヌギで、樹液浸みだし部位の樹皮窪みにはまり込むように貼り付いていた小さなガです。
 前翅は全体に白っぽい灰色地で、複雑な黒褐色の帯線状模様があります。
 後翅はまったく観察できなかったので情報がありません。
 部分的にはマメキシタバ*に似たところもありますが、それより小さく、名前は分かりません。R0087975_1

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 ※なお、マメキシタバ(ヤガ科シタバ亜科)は:
 灰色地に褐色の複雑な帯状模様が入った前翅を持つ小型のシタバガ。
 後翅は黄色と黒色の縞模様。
 都市郊外の雑木林でも見られ、樹液によくやってくる。
 大きさ(開張)46~48mm
 出現時期は7~8月、分布は日本各地。

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2015年8月16日 (日)

稲刈りにチュウサギ(2015/8)

 中途半端に”ところによって”降った夜半の雨のおかげで、雨上がりの朝から蒸し暑く晴れた田圃地帯。Img_3268

 
 例年のとおり、近郊で一番早い田圃の稲刈りがはじまっていました。
 待ちきれずに大分前からちらほら集まってきて、稲田の回りをうろついていたチュウサギが早速集まって、刈り後に潜むカエルを漁る姿も例年の通りです。Img_3263

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 当面は、平年より高めの残暑が続くという天気予報ですが、酷暑の峠は越しました。

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2015年8月15日 (土)

ナガサキアゲハ(♂)(2015/8)

 個体数はそれほど多くはありませんが、街中でもクロアゲハ、カラスアゲハなどの黒い大きなアゲハチョウの仲間がヒラヒラ飛んでいるのを見かけます。

●ナガサキアゲハ:
 先日たまたま市街地の日陰の舗装道路でのこと。
 雨上がりの乾ききらない地面に1匹の黒いアゲハチョウが降りて吸水しているのに遭遇しました。
 暑い盛りでもあり、近寄っても近くを点々と移動しながらも遠くに逃げることなく、時折、尻から水をピュッ、ピュッと排出しながら熱心に吸水を続けていました。

 後で確認すると、翅に損傷はなく、後翅に尾状突起がないことがはっきりして、はじめて確認したナガサキアゲハと分かりました。20150808151435_1

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 飛び回っている時には確認しづらく、また尾状突起のあるクロアゲハジャコウアゲハ、カラスアゲハでも、鳥などの天敵に襲われたりして尾状突起が失われている場合もあり、やはり静止個体の確認が必要のようです。

※ナガサキアゲハ(アゲハチョウ科):
 尾状突起を持たない大きなアゲハチョウで、大きさ(前翅長)60~80mm。
 雌雄で色彩が異なり、オスは黒一色、メスは翅の基部が赤色で白色紋がある。
 メスの白色紋は、南下するにつれて発達する。
 ゆるやかに飛び、いろいろな花で吸蜜し、また地上の水溜まりなどに降りて吸水する。
 市街地でも見られる。
 もともと南方系の種類だが、ここにも温暖化の影響が見られるようで分布を北に拡げており、関東地方でも2000年頃から普通に見られるようになったようだ。
 出現時期は5~9月、分布は本州、四国、九州。

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2015年8月 9日 (日)

ミズオオバコ、ウリカワ(2015/8)

 かつては水田に入りこむとイネの栄養を横取りして収穫にも影響を及ぼすため、水田の強害雑草であるミズオオバコやウリカワでしたが、現在は適切な農薬や環境変化等により、平野部の水田ではほとんど姿を見ることはありません。
 ただ、多年草のウリカワは環境条件さえ合えば、やはり絶えることなく生えて来るようですが、ミズオオバコの方は1年草ということで、ずっと少なくなって、現在は絶滅危惧種になっています。

 たまたま昨年、専門家の方から近郊の水田脇の小さな水路でミズオオバコが生育していると聞いて、観察に行き確認していました。
 昨日の午後、ふと思い出して、同じところを見に行ってきました。
 花が咲いているのを確認して、写真に撮ろうとしたら、ポケットにあるはずのデジカメがありません。
 歩いて行けるところなので出直して撮ってきました。
 連続の猛暑日が途絶えた日でしたが、やはり暑かったようです。

●ミズオオバコ:
 多くはないものの花が咲いていました。(1日花です。)Img_3235

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●ウリカワ:
 昨年より少ないながら、生えていました。花はまだでしたが蕾が確認できました。R0088137

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 8月下旬くらいには、どちらももう少し増えるかと思います。

※ミズオオバコ(トチカガミ科ミズオオバコ属):
 湖沼や溜め池、水田などに自生する1年草の水草で、かつては水田における主要な水田雑草の一つでした。
 現在は絶滅危惧II類(VU)(環境省レッドリスト)に指定されています。

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2015年8月 7日 (金)

クロバネツリアブ

 7月下旬、クロバネツリアブの雌雄とおぼしき2匹が、農業用排水路沿いの堤防に繁茂したオシロイバナやヤブガラシの周辺をホバリングしながら絡み合うように行ったり来たり。
 1匹がヤブガラシの葉に止まって身繕いをはじめると、まとわりつくようにその回りを飛ぶもう一匹。Img_25712_20

 
 静止しているのが雌で、
 (画像はクリックで拡大します)Img_2571_5

 
 ホバリングしながらまとわりついているのが♂のようです。
 両者腹部の白いバンド模様は異なっています。Img_2571_2

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 傍の葉にとまった♂を、アングルを変えて♂を撮ろうとしたら、すぐに2匹とも飛び去ってしまいました。Img_25713_23

※クロバネツリアブ(ツリアブ科):
 体長14~18mm。黒い翅と黒い体に白いバンド模様が特徴的なツリアブの仲間。
 花の蜜や花粉に集まります。とくにヤブカラシの花に多いそうです。
 出現時期は7~9月、分布は本州、四国、九州。

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2015年8月 6日 (木)

幕電(雷鳴を伴わない雲と雲間の稲光)

 雷は“ところによって”連日発生していますので、昼夜問わず、外出時には一応気にはして出かけますが、いつ“ところによった”かは、後から分かるので、後の祭になるばかり。

 昨夜も、熱いので日中果たさなかった所用のため夜間外出、熱気の冷めない上空には星が点々と瞬いていました。
 100mほど先の、遠景が見通せる小学校校庭前まで行くと、晴れている北西の地平に近い空の一角に真っ黒い雲がまるでモンスターのように立ち上がっていました。
 そして、雷鳴はまったく聞こえませんが時折すさまじい閃光が走っていました。

 そういう光景はまったく珍しくはありませんが、これまでで一番近い感じで、しかも派手な閃光だったので、これなら撮れるかと自宅までカメラを取りに引き返してから撮影に。

●小学校校庭の向こうに。Img_2899

 前景に写り込む樹木や校屋上施設などで視界が遮られるため、移動。

 
●視界が開けた西向き道路脇から。Img_3206

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 閃光最大瞬間にjust hitした画像はほとんど全画面が白くなって”絵”になりませんでした。

 30分以上にわたる自然の光の饗宴で、音はまったく聞こえませんでしたので、相当遠くだったのですが、一方では雷直下の地域はどうなっているのかと気にかかることでもありました。

 おかげで所用は閉店時間に間に合わず、果たせませんでした。

幕電:
 夜間、遠方で発生した雷による稲妻が雲に反射する現象および、雲内放電により雷雲自体が光って見える現象を幕電と呼ぶ。
 雷雲から15km以上離れている場合など、稲妻のみで雷鳴が確認できない時を指すことが多い。-Wikipediaより-

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2015年8月 5日 (水)

カラスウリの花、アブラゼミ幼虫

 天気予報は毎日おなじ。最高気温は体温を超え、日中の外出は危険なので避けるように、との繰り返し。
 今週末には立秋、といわれても、まったくその様な詩情など湧きようもない昨今。
 1mほど斜め上の玄関外灯(人体温に感応して点灯)がこのところ点灯しません。
 故障ではありません。腕を伸ばして手のひらを近づけると点灯します。
 風雨を避ける天井囲い位置にあるため、外灯周辺に熱気のとれない空気が滞留しているからでしょう。 
 こんなことは今夏初めてのことです。

 一昨日の午後8時、自転車で懐中電灯をもって夜の園まで。
 公園には午後10時まで照明が点いています。
 近くの荒れ地には夏の夜の定番、カラスウリの花がありますので、先に開花を撮りに。

 ●夜陰に浮かぶカラスウリの花:
 (画像はクリックで拡大します)
 (pm8:12)R0088019

 pm20:30、既に人気のなくなった夜の公園には野良猫ばかり。ボロ切れを放り投げたような姿態で遊歩道に寝そべっていました。

 広場には花火の跡も。燃え残りのゴミなどはそのまま放置。猫と同じです。

 
●セミ:
 ・ツクツクボウシが茂みの中で盛んに鳴いていました。

 ・クスノキの大木をアブラゼミの幼虫が羽化の場所を求めて、かなりのスピードで次々に這い上がっていました。
 ニイニイゼミの抜け殻にぶつかって一時停止した個体。R0088044_1

 
 ・上の方には動きを止めて、羽化がはじまった個体の姿も。R0088044_2

 
 ・ニイニイゼミ:
 地面に近いところでは既に羽化が完了したニイニイゼミも。R0088034

 風がなく湿気のこもる林縁で汗みずくに。早々に退散。

 
●赤い月:
 暗闇の田圃道。地平線から少し上がった東の空に、まれに見る赤い月が。
 (pm20:50)Img_2694

 (不自然な模様はレンズの汚れのようです。)

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2015年8月 4日 (火)

稲田にクモの巣

 関東地方が梅雨明けした頃の田圃道。
 道端の枯れ雑草から稲田へと、白い薄膜状のものが点々と白い糸(ひも)でつながっている光景を目にしました。
 一度はそのまま通り過ぎましたが、何だろなと気になって、一度戻ってからあらためて眺めてみると、どうやらクモの糸(巣)のようです。
 広がっている範囲は5mはあったでしょうか。

 シート状に張られた白膜に触っても、粘着することはなく、何者が造ったものかなどまったくわかりませんでしたが、画像記録だけ残しました。
 (画像はクリックで拡大します)

●一度は通り過ぎてから、何これ?Img_2599

 
●黄色丸印が大小シート状の部分で、それらが白い糸で繋がっています。R0087689

 
●一度引き返して見たところ。R0087709

 
●イネの上面。R0087673

 
●道端の大きなシート状網の色々。下から黒い布を当ててみてもまったく粘着しません。
 シートや糸(ひも)は伸縮自在のようで、すぐに破れたりしません。S

 細かに糸を重ねて作られたシートを中心とする網を張る造網性のクモ類にサラグモ科のクモ群が、多種類いるそうです。
 公園のサツキの植え込みなどで”皿網”はしばしば見かけますが、それらとは見かけも規模もまったく異なるものです。

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2015年8月 3日 (月)

韮山反射炉見学

 平成27年7月5日、世界文化遺産への登録が決定した明治日本の産業革命遺産 九州・山口と関連地域/構成資産の一つ「韮山反射炉」を日帰り見学に。

 案内していただいた現地の「韮山反射炉ガイド」さんも共に流れ落ちる汗をぬぐいながら、猛暑の中、熱く語られる金属溶解炉の解説。
 おまけの往復高速道路渋滞も含めて暑い一日でした。

 韮山反射炉は、韮山の代官江川太郎左衛門英龍(坦庵)らにより、安政元年(1854年)に着工、同4年(1857年)に完成した洋式の金属溶解炉。
 坦庵は安政2年1月病没、その意志を継いだ子の英敏らにより完成をみたという。Img_0343

 
 先人の苦労と活躍が忍ばれました。
 4本の煙突が、見る位置・角度によって2,3,4本に変化する”お化け煙突”。
 なお、現在写真の鉄骨フレームは耐震補強用に設けられたもので、“絵”としても景観美を醸していました。
Img_0332

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●入場して、施設を時計回りに一周した時の景観です。Img_0305

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 詳細な情報は下記をご覧下さい。(URLハイパーリンクはしていません。)

※明治日本の産業革命遺産 九州・山口と関連地域/構成資産:韮山反射炉
http://www.kyuyama.jp/kyushuyamaguchi/ky_shizuoka_01.html

※韮山反射炉の世界遺産登録を支援する会
http://www.hansyaro.net/hansyaro/index.html

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2015年8月 2日 (日)

イネの花、暑くても涼しい樹上のアマガエルとニイニイゼミ

 近郊の大方の水田では既に稲穂が垂れ下がるほどになっています。
 もちろんまだ出穂していない稲田もありますが。
 早いところではお盆休み頃には刈取りがはじまります。
 猛暑の続く中ですが、作柄はどうなのでしょうか。
 先月中旬、公園脇の田圃で、ちょうど目に前にイネの花が咲いていましたので、通りがかりに適当に撮ってきました。
 イネの花は「雌雄同花」で、雌しべと雄しべの両方がある花を咲かせます。
 なおイネの花には花弁がありません。白く見えているのは6本のおしべです。
 後からパソコン画面で雌しべが写っている画像がないか探してみましたが、なかなか難しかったです。
 少々無理のある画像ですが、数枚拾い出して記録に。1

2r0087804

3r0087805

 イネの開花は穂が出てきた日の翌日の午前中に始まり、短時間(2時間ほど)で終わります。
 イネが開花する時には、頴(えい)(=もみがらになるところ)が左右に割れて口を開き、そこから雄しべが外に出て白い花のように見えます。
 風媒花で、先端に付いている葯の下に穴があき、そこから花粉が飛び散る間に、雄しべの根元(えいの中)にある雌しべが”自家受粉”します。
 えいが口を開けている時間は短く、わずか数十分間だそうです。
 口が閉まっても雄しべは外に取り残されたままになり、受精が終わった雌しべ だけがえいの中に仕舞い込まれます。
 そして胚にどんどん養分が送り込まれデンプンが蓄積して、子房が大きく膨らんでいき、お米ができます。
 散歩がてらの観察では、よほどの幸運でなければ雌しべがはっきり見られる場面には出会えません。

 
 話変わって、
 連日、”熱中症に注意、適切な冷房の使用とこまめな水分補給を”、と繰り返される昨今ですが、自助努力しかない生き物はこんなところで”適切に”過ごしていました。

 ニンゲンはほとんどいない日中の公園。
 熱暑の中でも直射日光は地面まで射し込まず、適当な風は通り抜けるケヤキ大木の幹。
 フト見上げた太枝の分かれ目の窪みに、ニイニイゼミとアマガエルが。
 相互に関心は持たない“冷たい関係”でニイニイゼミはじりじりと動いて完全にそっぽを向きました。一層涼しい?R0087960

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R0087964

 元気が何よりです。

 
 公園林でも、ご近所からも、ニイニイゼミ、アブラゼミ、ミンミンゼミ、そしてツクツクボウシの揃い鳴きが聞こえて来ます。
 夕刻にはエンマコオロギ、ツヅレサセコオロギの声も聞こえてきて、既に夏と秋が混在しています。
 ただやけに夜も暑いです。

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2015年8月 1日 (土)

8月スタート、ハエドクソウ、キモグリバエ科の小さなハエその他

※流灯Img_0353

 
 前日からの熱気が冷めることなく、朝からしっかり暑い8月のスタート。
 予報では当面おさまる気配はなさそうです。
 汗を拭き拭き、朝のうちに枯れかかった庭植えの小木などに水遣り。
 時々忘れている屋外メダカ水槽の水補給と餌やりも。
 もともと熱帯産のメダカは元気です。

●ハエドクソウ:
 庭の隅に、水遣りの手当などまったく無用の、全部草取りしたはずの”雑草”ハエドクソウがしっかり大きく花茎を伸ばしていました。
 これだから、したたかに生き延びていくのだと納得。
 花の上部に赤紫色をした3本のカギ爪が伸びています。
 花後に種が出来た時にもカギ爪はそのまま残っていて、通りかかる野良猫などにくっついて種子散布されます。R0087922_1

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 (画像はクリックで拡大します)R0087922_4

 
●ネコハエトリ:
 1日花のフヨウが一つずつ毎日咲いています。R0087939

 
 花の近くの葉にネコハエトリが一匹、餌を求めて徘徊していました。
 久しぶりに見た元気なお姿です。Photo

 
●キモグリバエ科の小さなハエ:
 アジサイの葉の上にとても小さい、丸っこい体型のハエが1匹。
 カメラを近づけた途端にピッと跳んで視界から消えました。
 「ヤマギシモリノキモグリバエ」に似ていますが、不鮮明な画像1枚でよくは分かりません。R0087940

 
●クロアゲハ:
 夕刻、通りかかったクロアゲハが珍しくお立ち寄り。いつもは寄り道せず通り過ぎます。
 日陰になった庭木の回りをヒラヒラ飛んでから枝に止まり、小休止してから飛び去りました。 
 大分お疲れだったのでしょうか。後翅が損傷していました。Img_2681

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