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2015年9月

2015年9月30日 (水)

アカボシゴマダラ産卵、孵化観察記(2015/9/19~30)

 色々な感慨を残しながら、9月が過ぎ去っていきます。

 雑事での締めくくりです。(長たらしいです.(^_^;))

●アカボシゴマダラ産卵、孵化観察記(2015/9/19~30)
 過日、庭にアカボシゴマダラが飛来して、産卵していきました。
 既に記事upしましたが、その後の追加を記録したものです。
 一部は先の当該記事に重複しています。

①幼虫(a)
*1日目(2015.9.19)産卵日です。
 鉢植え(ただし空鉢に自生した苗木の)エノキの小木に、アカボシゴマダラが飛来して産卵。
 1個の緑色の卵を確認してから、1919

 
 観察開始。その後の経過を以下に記録しました。

*4日目(9/23):
卵の色が淡橙黄色になる。4r00893429234

 
*5日目(9/24):
 卵の上半分ほどの色が茶色に見えるようになる。夜から雨。5

 
*7日目(9/26):
 天気は雨。少し色が濃くなったが大きな変化はなさそうでした。
 なお茶色に見えたのは幼虫の頭部だったようです。7

 
*8日目(9/27;中秋の名月):
 ・幼虫(a)が孵化しました。
  午後1時半頃のぞいてみると、卵が無くなっていました。
  前日の雨降りで、はずれて無くなったかと思ったのでしたが、しばらく周囲を凝視していたところ、すぐ脇の若葉の先端に、孵化した幼虫がくっついているのに気がついたものです。
(画像はクリックで拡大。)8_1

8_2

 
 ・体長3.5mmほど、頭が不釣り合いに大きな茶色で、淡色の体に小さな刺がたくさん生えている、紛れもないアカボシゴマダラの幼虫誕生でした。
 なお、卵の抜け殻の一部は幼虫に食べられているようです。8_3

 
 写真を撮りながら見ていると、周辺の葉上に大きさ2mmほどの小さなアカアリも歩き回っていて、時折幼虫にぶつかりそうなところまでやって来ますが、幼虫が頭を持ち上げて威嚇?し、襲うようなことはありません。
 (この後も、このようなことはよく見られました。)8_4

 (なお余談ながら、庭に小さなアカアリの巣があり、時には文字通り数メートルの”長蛇の列”をなして動き回っているのを目にします。
 地面のみならず門扉の上まで行列を作られるとさすがに目に余るため、ホームセンターでアリ駆除剤を買ってきて、通り道に散布したりしています。
 かなり大量に撒いておいても数日ですぐ無くなりますから、”巣に持ち帰りで、巣を全滅させる”、という効能どおりになっているのかどうか。
 ともかくしばらく見えなくなりますが、完全に居なくなることはありません)。

★余談のついでに:
 アリが歩き回っているのでアブラムシがいるかと、エノキの枝を持ち上げて葉裏を覗いてみると、案の定、ところどころの小枝に集中して、真っ白な綿毛に包まれたエノキワタアブラムシがついていました。
 アリとの因果関係は良くは分かりませんが、無縁では無いのでしょう。
 一部の枝を切り取り観察確認。(後日、別記録に。)

 
*9日目(9/28):
 孵化1日経過後、偶然でしたが、幼虫(a)が葉先の“定位置”から同じ葉の上部を囓りに移動して、摂食後、定位置まで戻る行動を観察しました。9

※また、少し離れた下部の枝に、別の2匹目幼虫(b)がいるのに気がつきました。
 同じような大きさで、兄弟でしょう。
 (なお、この後、3匹目幼虫(c)、更に4匹目幼虫(d)も見つけることになりましたので、画像はそれぞれ別に項をあらため掲載します。)

 
*10日目(9/29):
 ふ化後2日目の幼虫(a)で、居たのは定位置でしたが、隣の葉に食み跡があり、そこまで移動して摂食行動をしていたようです。
 そして少し大きくなったように見え、体上半分ほどに、緑色が透けて見えていました。10

※また別に朝方、更に奥の枝に、3匹目幼虫(c)がいるのに気がつきました。

 
*11日目(9/30):
 ふ化後3日目の幼虫(a)は定位置に居ました。
 隣接する葉の食み跡は更に広がり、また体も明らかに大きくなっているようでした。
 (画像はクリックで拡大します。)11r0089601

11r0089601_2

※また4匹目幼虫(d)発見:
 当日は前夜半から未明までかなり強い風が吹いていました。
 朝は少し寒かったようです。
 昼前、落ち葉の掃除をしてからまだ少しの風に揺れ続ける枝先を順にのぞいていた時、別の枝に4匹目の幼虫(d)が、全く食み跡のない葉にいるのを見つけました。
 何処か別の葉で孵化して摂食行動で移動してきたところだったのでしょうか。
 静止しないでずっと体を動かしていました。

 
② 2匹目幼虫(b)発見経過記録:
 ・9/28、幼虫(b)発見。9282

 
 ・9/29、定位置に居ました。929

 
 ・9/30、隣の葉にも食み跡がありました。
 (画像はクリックで拡大します。)9302

 
 
③ 3匹目幼虫(c):発見経過記録:
 ・9/29、食み跡の無い葉上で幼虫(c)発見。移動中だったようです。9293

 
 ・9/30 定位置に戻っていました。広く移動しながら葉を食べている様子が分かりました。9303

9303_2

 
④ 4匹目幼虫(d)発見:
 ・9/30、付近に食み跡の無い葉上にいました。移動中だったのでしょう。9304

 以上のように、これまでの観察で、アカボシゴマダラが産卵にやって来た際、競合しないように分散して、少なくとも4個の卵を産んでいったことがわかりました。

 
 なお、既に何回か記事にしましたが、当地でもすっかり定着しているアカボシゴマダラは、国内移入分布による外来種で、歓迎されているわけではありません。
 国立環境研究所、侵入生物データベース*に記載された防除方法としては、捕獲,啓蒙・啓発活動による移入・拡散防止とされています。*(https://www.nies.go.jp/biodiversity/invasive/DB/detail/60400.html )
 我が家の、庭に放置していた鉢に自生したエノキ苗木幼木だけでは、どう見ても今回見かけた幼虫がこのまま順調に越冬できる条件/環境は全くありません。さらには来春以降に羽化する気遣いはまずありません。
 そのうち自然淘汰されてしまうと思いますので、これ以上観察も、手出しもしませんが、困った事です。
 アカボシゴマダラのせいではありません。ニンゲンのしたことですから。

 
※参考までに、これまでフィールドで見かけた終齢幼虫の例です。(再掲)Photo

http://kuromedaka-saitama.cocolog-nifty.com/blog/2014/04/20144-fe51.html

 ★本種は多化性(年に数回成虫が発生する)だそうですが、一般的には、前年産まれた幼虫は、エノキから降りて落ち葉などの中に潜って越冬し、春先から初夏に再びエノキに上って蛹になり、羽化して発生します。
                            (完)

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2015年9月29日 (火)

赤トンボにカマキリが(2015/9)

 近所の住人とお犬様以外は通らない堤防の道。
 照るとまだ暑く、除草も途中で止まったまま。
 自転車で途中まで無理矢理進入したものの、足元に絡む雑草に負けて途中でギブアップ。

●前方にカワヤナギ、すぐ先にヤマグワが並んで自生して大きくなっています。1img_3613

 
 そのカワヤナギの傍を通り抜ける時に目に入った光景。

 ・左から、梢のアキアカネ、中が獲物に狙いをつけるハラビロカマキリ、そし右は獲物を捕らえてむさぼり喰うハラビロカマキリの3者。2img_3614

 見ている間にも、枝先のアキアカネはスッと飛び立ったかと思うとまた直ぐに戻って来る行動を繰り返していました。

 
 ・アングルを変えた位置関係。3img_3615

 
 (上の)画面下のカマキリは、前翅に白斑があるハラビロカマキリでした。
 (またアキアカネを捕食中の個体も同じでした。)4img_3618

 
 ・更にアングルを変えて見ると、枝先にとまったり離れたりしているアキアカネはまだ安全距離。5img_36202

 
 ・それぞれのアップ。6img_3626ct

  

 (画像はクリックで拡大します。)Img_3623_3

8img_3627

 ライフサイクルの終盤を迎えた生き物たちの生き様でした。

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2015年9月28日 (月)

スーパームーン」(=今年最大の満月)でしたが・・・(2015/9/28)

●スーパームーンの満月、です。

 昨日の「中秋の迷、いや名月」と同じような経過で、水蒸気の多い東の空から上ってきた時には橙赤色の満月、そして刻々黄色から白色へと、確かに明るくなって行きました。
 こんなものでしょうか。
 ともかくお天気次第。

*18時05分:
 田圃道から:Img_3569185_1

Img_3569185_2

 
*18時15分:
 街中から:Img_35791815_1

Img_35791815_2

 
*19時00分:
 街中から東方上空。なおこの頃には、頭上の空には鱗雲風の雲が全面に広がり始めていました。Img_35851900_1

Img_35851900_2

 
*22時46分:
 自宅から頭上の空。すっかり雲に覆われて、白黒模様が激しく変わるスーパームーン。一瞬真っ黒になることも。Img_35872246_1

Img_35872246_2

Img_35872246_3

※月と地球の距離は約38万kmと言われていますが実際には楕円軌道で、今年1年だけでも、一番近いのは9月28日の35万6877km、一番遠いのは9月14日の40万6464kmで、約5万kmの開きがあります。
 そして一番遠い時と最も近い時とでは15%近くも大きさが違い、これに目の錯覚も手伝って”スーパームーン”として目に映るのだそうだ。(2015.9.26朝日新聞夕刊記事参照)

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2015年9月27日 (日)

中秋の名月、でしたが・・・(2015/9/27)

 今日27日(旧暦の8月15日)は「中秋の名月」で、お月見をと、一昨日くらいから近くの食品スーパーにもお月見団子やお菓子などの“お月見商品”コーナーが。

 肝心の天気予報はハズレで、本日明け方まで雨。
 日中晴れ間はのぞいたものの、曇り空・・・ 夕刻には水蒸気の多い空に黄橙色を帯びた『名月』が浮かびましたが、時間の経過と共に雲も増え厚みも増して、おあいにく様、というところでしたね。

* 18:00:外出して。Img_34701800_1

Img_34701800_2

 
* 19:20:自宅の庭から:
Img_34761920_1

Img_34761920_4

 
* 21:00:2Fのベランダから:
 足元からキンモクセイの甘い香りが上ってきて、ひんやりした空気も快いものではありましたが、雲隠れにし夜半の月かな、モドキの風情に・・・Img_34802100_1

Img_34802100_2

 なお、今年は、明28日が「スーパームーン」(=今年最大の満月)になるという事なので、楽しみはまた明日に。

 ・昨年の中秋の名月記録

続きを読む "中秋の名月、でしたが・・・(2015/9/27)"

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2015年9月24日 (木)

ナツアカネとアキアカネ(2015/9)

※本日の日の出時間(5:23)のフィールド。R0089343523just

 
 それから20分後、池端の上空。もっとも広い範囲で上空の赤みが広がった一瞬でした。R008935420

 その後は急速に白っぽい曇り空に変わり、さらに予報より早く午後2時過ぎからは雨の一日になりました。
 晴れの日の連続も、これで息切れしたようです。

 
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※午後:
 近くの田圃脇には、農家の方が植えられたコスモスの一叢が本格的な秋の訪れを告げていました。R0089419

 
●ナツアカネ:
  曇天になって雨粒がポツリ ポツリと落ち始めた午後2時過ぎ、”顔まで赤くなった”赤トンボのナツアカネが1匹だけ、田圃脇の枯れヨシ茎先にとまっているのを見つけました。R0089413_5

R0089413_6

 なお、7月下旬に、ただ1匹のナツアカネが庭にやって来たことがあります。

 
●アキアカネ:
 同じ時間、意外にたくさんのアキアカネが田圃地帯に群れ飛んでいました。
 曇天下の上空を飛んでいるアキアカネは目には黒っぽく映ります。
 時折近くにとまる個体がいて、その1匹をナツアカネとの比較参考に撮影。
 顔や胸までは赤くならず、また胸の黒い斑紋がナツアカネとは異なっています。R0089422_3

R0089422_6

 明日~明後日は雨/曇りの予報。未だに稲刈りが終わらない田圃も残っています。

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2015年9月23日 (水)

秋分の日、フィールドで(2015/9)

 細かい事を言えば、昼間の時間の方がチョッピリ長い「秋分の日」。
 日の出時刻ジャスト(5時22分)、池の端風景。水位はあまり下げられてはいません。
 東の地平線際には毎日変わらず厚い雲の塊。今朝は特に分厚かったようでした。R008923523

 午前中はずっと雲が多かったのですが、午後は晴れて、シルバーウイーク最終日も、まあ好天の秋の一日。

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●アメリカキンゴジカ:
 普段あまり通らない田圃の中を通る狭い舗装農道。
 その両脇に数十メートルに渡り、アメリカキンゴジカが群生していました。
 散歩コースでこれほどの状況は、これまで見かけていませんでしたが、やはり人為的攪乱のせいでしょうか。
 茎は硬くて丈夫で、手で引っぱっても容易には千切れません。Photo

 
 ・花は午前9時半頃から開きはじめ、午前10時には大半の花が閉じてしまいました。Photo_2

 
 ・種も出来ていました。6p

 
●イボクサ:
 水田の畦際には水田雑草仲間のイボクサが群生して花を開いていました。
 午後には閉じてしまうので気がつきにくいです。
 花は、拡大してみると意外にきれいです。Photo_3

 
●農家の生け垣に這い上がってたくさんの、まだ青い実をぶら下げていたスズメウリ
 既に熟して灰白色になっている果実もちらほら。Photo_4

 
●モズ:
 農家の屋敷林周辺に一気にモズの姿が増えました。
 樹冠から飛び出た枝や、電線ケーブル等の高みにとまって、高鳴きしながら縄張り中のようです。Img_3441

 
●キジ若鳥:
 農業用車両が通る舗装農道を、”完璧なスローモーション”で横断をはじめたキジです。
 背を低くして草むらに身を隠しながら、ゆっくり歩く練習なのでしょうか、それとも生活体験不足で、白日に全身を曝す無防備の危険を予知出来ないだけだったのでしょうか。Img_3455_2

 
●アメリカザリガニ:
 通りかかった舗装農道沿いの田圃。
 先の豪雨のせいで、1枚の田圃のイネがすべて倒伏していました。
 そして未だに乾かない田に無理にコンバインを入れ、結局のところ、途中で刈り取りが中断されてしまった様子でした。気の毒です。
 その、道路際の泥土には、点々とアメリカザリガニの真新しい巣穴がありました。Photo_5

 
  そして道路上を、その辺りから這い出してきた”住人”が”徘徊”していました。
 ・傍に寄ると、カマキリが鎌を振り上げて威嚇するポーズと全くと同じで、ハサミを振り上げて威嚇します。1

 
 ・もう一匹は片方だけになったハサミを振り上げます。R0089252

  道路上には、サギやカラスに食べられた残骸が転がっていたり、車に轢かれているものもいます。

 人間社会の騒ぎに無縁の、生物の世界。深まりゆく”平凡な秋”を実感した秋分の日でした。

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2015年9月22日 (火)

明けの明星/アカボシゴマダラ産卵など(2015/9)

 9月22日、日の出前の星空には、明るく輝く明けの明星・金星がくっきり。
 最大光度だったそうです。R0089197

 
 (画像はクリックで拡大します。)R0089202922_2

R0089221

 
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 ●8月から9月、フィールドや庭にやって来たチョウ。
  ありふれたものばかりの寄せ集めです。

 ・ウラギンシジミ?(多分):
  セミの声が響いていた、うだるように暑かった夜の公園で。20150805215333

 
 ・サトキマダラヒカゲ:
 日中、暑くて樹液も乾いてしまったクヌギにとまっていた個体。R0088072

 
 ・ヤマトシジミ:
 暑い日中にも、幼虫食草の雑草カタバミが生えている庭に、時折姿を見せました。R0088106

 
 ・キチョウ:
 9月、フィールドに花が少なくなってから、モンシロチョウやモンキチョウの姿がめっきり減りました。
 そのせいもあってか、もともとあまり個体数は多くはありませんが、成虫で越冬するキチョウのヒラヒラ飛び回る姿が目につくようになりました。R0088208

 
 ・ヒメジャノメ:
 公園の林地などで、日陰を選ぶように飛んでいます。時折、庭にもやって来ます。R0088294

 
 ・イチモンジチョウ:
 生け垣の上など、ヒラヒラ飛んでいます。Photo_3

 
 ・アカボシゴマダラ:
  盛夏にはあまり姿を見ませんでしたが、涼しくなった昨今では、フィールドや住宅街でも比較的よく姿を見るようになっています。
 3日前(9/19)、たまたま住宅街の道路沿いにヒラヒラ飛んできた個体が、隣家のツツジの植え込みにとまりました。
 そしてすぐに我が家の庭にやって来て、数種の木の葉を巡回した後、放置した植木鉢に自生したエノキにとまりました。
 (エノキは幼虫の食草で、在来種のゴマダラチョウと競合します。)
 そして、産卵行動開始。
 どのようにして、エノキを識別、選択するのか不思議ですが・・・Photo

 
 ・後で確認した、葉表に産みつけられていた緑色の卵です。Photo_2

 
 ・その3日後、卵の色が橙色になって中が透けて見える感じになってきましたので、もうすぐ孵化するはずですが、どうなることか。
 孵化したら困りものですが。R0089342923

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2015年9月20日 (日)

豪雨後の田圃域に集まるサギなど(2015/9)

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    (いただき物の「ピオーネ」一房についていた一粒

 
●9/20、日の出時刻(午前5時19分)を8分過ぎた東の空。
日射しもありましたが雲も多かった一日でした。R0089153519527

 
●彼岸の入り。水路沿い堤防にはヒガンバナ。R0089069

 
●近郊では豪雨の余韻で”シルバーウイーク”中も、ポツンポツンと稲刈りが行われています。
 乾ききらない稲田に無理してコンバインを入れても、ぬかるむ地面にキャラピラーがめり込むため、刈取りが中断された田圃も散見される昨今です。
 ・(9/20)日没近い稲刈り中断の稲田)Photo

 
※今月9日から11日にかけて、茨城県や栃木県、それに宮城県など関東や東北で大きな被害が出た豪雨は、「平成27年9月関東・東北豪雨」と名付けられました。(気象庁9月18日 14時03分)。
 伝えられるように常総市では、収穫前の水田も完全に水没して甚大な被害になり、本当に気の毒に思うばかりです。

 

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 些事ながら、当地近隣(ちなみに茨城県/常総市は、直線距離なら30kmほど)地域でも、稲刈り後の田圃でカエルやザリガニなどの餌採りを待ち望んでいたサギをはじめ、他の鳥達も大変だったように見受けられました。
 当地では8月下旬くらいから例年に較べてぐずついた天気が続いたため稲刈りが進まず、そのせいで、稲刈り中の田圃から飛びだしてくるカエルやザリガニ、またバッタ類などを目当てにやって来るサギなどの姿が本当に少なくなっていました。
 ・まだ水の引かない、あるいは乾かない田圃には、今も多数のアメリカザリガニがウロウロしています。Photo_2

 
 ・豪雨明けの9/10、田圃域を流れる川と、洪水管理施設の調節池(再掲)910

 そして豪雨の余韻も感じられなくなった13日の早朝、曇りの上空にもくっきり浮かび上がる白いサギの大集団が驚くほど次々と飛来するのを観察しました。
 一つの集団に数百羽はいたでしょうか。
 どこからこれほど集まってきたのか知るよしもありませんが、その後も同じような光景を何度か繰り返し目にしました。

 
 ・田圃地帯では今日まで、散発的にコンバインの稼働風景が見られていますが、そこには例年観察されるようなコンバインにつきまとうサギの姿はごく少数なのです。33img_338

 
 ・それに変わって、豪雨前に刈り取りが終わり、既に2番穂がのびて青田のようになっている田圃には、Photo_3

 
 ・なんと、先に見かけたサギ大集団の一部ではないかと想像するのですが、あちらこちらに100羽を越える群れのサギが降りたっているのを目にするようになりました。
 ただ、餌採りをする様子ではなく、ただ集合しているだけ、あるいは休息中という風情でしたが。35270

372

3img_3386120

 
 ・刈り取りが終わって乾いている田圃に集まっていたのはサギばかりではなく、ハトだけの集団、3img_3379120

 
 ・またカラスだけの集団なども目にしました。3630

 
 ・水位が下がりきらない川には、ミシシッピアカミミガメがぷかぷか浮かび、4114

 
 ・また、ヌートリアが、所々に田圃から流出した裁断稲わらが滞留している住み処辺りを泳いでいるのも見かけました。
 増水をどうやってやり過ごしたのでしょうか.。4214

 当然のことですが、自然の出来事・大事はすべて生き物社会に共通に影響を与えるということですね。

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2015年9月19日 (土)

ギンヤンマ、アキアカネ、ショウジョウトンボなど;キカシグサとトビムシも(2015/9)

 今シーズンは身近の環境で毎年見かけていたトンボの数が、なぜかとても少ないと感じる状況になっています。
 特に初夏の頃から見られるイトトンボの仲間などはほとんど出遭いません。
 我が家の狭い庭に頻繁にやって来て、時には屋外メダカ水槽に産卵、ヤゴが羽化した実績もあったりしたノシメトンボは、一度も姿を見せませんでした。
 8月初旬に公園でただ1匹見かけたノシメトンボ。身近では確かに少ないようです。R008799382

 
 シオカラトンボだけは、それほど変わらず田圃道を飛んでいますが・・・
 (豪雨の後(9/13)の農道で)Img_3409913

 
それはさておき、
 個体数は少ないものの、農業用水路の水面上を行ったり来たり、遊弋するギンヤンマの姿を普通に見かけます。

●ギンヤンマ(ヤンマ科):
 9月のはじめ、田圃脇の小さな池、というより水溜まりで連結して飛びながら産卵を繰り返していたカップルを見かけました。
 ♀の腹部は、♂に比べて茶色っぽい色をしています。Img_3313_2

Img_3313_3

Img_3313_4

Img_3313_5

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 気の毒なことに、そこは稲刈りが終わった頃から後には完全に干上がってしまう窪地なのに、と、思っていたら、直ぐ後に予期しなかった豪雨に見舞われてその運命は・・・・予知は難しい事です。

※大きさ(体長)8cmほど。
 胸部が緑色で、腹部の付け根が青色のヤンマ。
 平地から低山地の池沼、水田地帯などで普通に見られます。
 ♂は、広いなわばりを持って悠然と飛び回っています。
 出現時期は5~11月、分布は日本各地。

 
●ショウジョウトンボ:
 豪雨冠水の翌日(9/11)、水が引き始めた田圃で、今シーズンはじめて目にしたショウジョウトンボです。今までどこにいたのやら。2911

 
●アキアカネ:
 豪雨後に刈り取りが終わって、また雨が降って水が溜まった田んぼでは、夕刻の上空に、山里地から下りてきた赤トンボがシルエットになって群れ飛ぶ姿を見るようになりました。
 ただ昔に較べればその数は激減しています。
 晴れ間ののぞいた日中、キカシグサ*の生えた田圃の片隅に出来た水溜まり水面上を、アキアカネのカップルが連結して飛んでいるのを通りがかりに見つけました。
 上下に飛翔しながら、雌が水面や水際の泥際に腹端を打ちつける産卵行動を繰り返していました。
 ピンぼけ画像ばかりでしたが、とりあえず記録に。Img_3416_1

Img_3416_1915

Img_3416_3

Img_3416_4

Img_3416_5

 ここもまた、今後の天候の成り行きまかせで、ほどなく乾田になってしまう環境下です。
 トンボが少なくなった主要な原因の一つでしょう。

 
※余談:
 *キカシグサに、トビムシ:
 写真の整理中、パソコンで原画サイズに拡大したキカシグサのあちらこちらに大型のトビムシの仲間がいるのに気がつきました。、
 (画像はクリックで拡大します。)R0089131

 トビムシは大きさ(体長)1mm以下程度のものが多く、顕微鏡レベルの観察と根気が必要なため、まったく遠ざかってしまいましたが、久方ぶりに偶然見つかって何となくうれしくなりました。
 収穫が終わった田圃に残る稲わらの下などには、多数の、体長1mmを越える大型のトビムシが普通に生活していて、視力が良ければ見つけることが出来ます。
 原始的な小さな生き物ですが、豪雨・洪水など何ともないのでしょうね。

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2015年9月18日 (金)

ベニシジミ、ツバメシジミ、ヤマトシジミ(2015/9)

 9月上旬、雨降りの合間に部分的に大型雑草が刈り取られ、それまで草藪に覆い隠されていた背の低い雑草が陽の目を見るようになりました。
 (余談ながらその後の悪天候続きで、除草作業は止まったままになっています。)

 そんな草原で、小雨が降り止んだ合間の午後、ツメクサやグランドカバーとして植えられたイワダレソウの小さな白い花の周辺に、シジミチョウの仲間が飛び交っていました。
 降り止まない雨の日は、雨を避けるように草葉の裏(下側)で翅を閉じて、じっとぶら下がっていますが、雨が止んだわずかな合間にも、吸蜜に出てきていたのでしょう。

●ベニシジミ(3個体):
 きれいさがなくなった黒っぽい翅色になっているのは夏型の個体です。3

 
●ツバメシジミ:
 後翅に尾状突起があります。
 ・翅表が青紫色の♂Photo_8

 
 ・翅表が黒っぽい♀。(時折翅を開くのですが、撮れませんでした。)Photo_9

 
●ヤマトシジミ:
 ・翅表が青い♂Photo_10

 
 ・翅表が黒っぽい♀Photo_11

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2015年9月17日 (木)

ヤブガラシの花に集まるハチやアブの仲間 7種(2015/9)

 フィールドではつる性迷惑雑草のヤブガラシですが、さして目立ちもしない花は、小昆虫には人気です。
 時にはイチモンジセセリやアオスジアゲハなども吸蜜にきています。

 本記は、曇りや小雨の続いた9月初旬、台風18,17号の影響による豪雨に見舞われる直前までの間に撮りためた、ハチやアブの仲間です。
 はじめて観察確認したシママメハナアブは別に記録済みで、今回はその他の特に目新しくもなく、普通に見られ仲間達です。

●キタヒメヒラタアブ→ミナミヒメヒラタアブ(ハナアブ科):
 大きさ(体長)9mm、細身でホバリングの名手。Photo

 ※なお、これまで「キタヒメヒラタアブ」とされてきたものは、よく似た別種の「ミナミヒメヒラタアブ」だったとして改められているそうです。

 
●キゴシハナアブ:
 大きさ(体長)10mm前後。複眼に粉を散らしたような模様があり、”腰”が黄色い、よく花にくるアブ。Photo_2

 
●アメリカジガバチ:
 大きさ(体長25mm♀)ほど。アメリカから渡ってきた移入種。クモ類を狩ります。
 たくさん飛び回っていて、一番目につきました。Photo_3

 
●セグロアシナガバチ:
 大きさ(体長)23mm前後。キアシナガバチとよくにていますが、斑紋をよく比較すれば正確に識別できます。Photo_4

 
●フタモンアシナガバチ:
 大きさ(体長)17mm前後。Photo_5

 
●ヒメハラナガツチバチ:
 大きさ(体長)20mm前後。体毛に泥を付けたまま飛び回っていました。
 (この花だけ「ノブドウ」でした)Photo_6

 
●クロアナバチ?:
 大きさ(体長)30mmほど。十分な画像がなくて確認できませんが、キリギリスの仲間を狩って幼虫に与えるクロアナバチ(の仲間)かと。
 当該種の成虫は花で吸蜜します。Photo_7

 
●不明のコハナバチの仲間:
 大きさ(体長)7mm前後。普通によく見かけますが、名前は分かりません。68mm

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2015年9月16日 (水)

秋晴れのない秋(2015/9)

 ”爽やかな秋の日”をほとんど感じることが無いままに、時には晩秋を思わせるような寒い日もあったりして、秋が進行しています。

 当地ピンポイントの気象実績情報によれば、8月下旬から本日 (9月16日)までの日照時間は平年の45%と半分以下で、今後もこの傾向は続くと予想されていて、農作物などには既に影響が出ています。
 また、この間、「日の出時間」にお日様を見ることが出来た記憶がありません。

 
●日の出:
 今朝(9/16)、当地の日の出時刻(5時14分)を5分過ぎた東の空です。
 確かに日は昇っていたようですが、 結局、太陽の姿は終日見えませんでした。R00890135145519_1

 
●キンモクセイ開花:
 気温はすっかり秋たけなわの頃に近く、涼しいせいでしょうか、早朝しばらく青空がのぞいた日、昨年より2週間ほど早くから庭のキンモクセイが芳香を漂わせるようになりました。Photo_2

 (一枝折とって花瓶に挿しましたが、その際に葉がひどく食い荒らされて傷んでいるのが目立ちました。
 そして足元に犯人のアオドウガネが1匹落ちていました。(すぐに踏み潰しの刑実行。)

 
●フヨウ:
 8月終わり頃からハマキガ幼虫やフタトガリコヤガ幼虫に葉を巻かれたり食い荒らされたりして弱っていた芙蓉でしたが、このところ元気を取りもどし、8月より大きく、色も濃い花を付けるようになりました。Photo_3

 
●ニイタカホトトギス:
 園芸種ニイタカホトトギスも花数が多くなりました。しかし花色は冴えないままです。R0089034

 (在来種のホトトギスはまだ蕾も見えていません。)

 
●インパチェンス(白花):
 大株に育って、白い花が涼しさを越して寒そうにさえ見えるようになりました。R0089033

 盛夏、連日の体温近くまでになる酷暑に喘いでいた頃、ホームセンターで白い花を付けたインパチェンスの小鉢が涼しそうだったので衝動買い。
 水遣りしてもすぐカラカラに乾くので庭植えにしたら、高温・日照りで枯れ死寸前に追い込まれていたものです。

 
●ヤブラン:
 増えて困るヤブランは、暑い寒いに関係なさそうです。
 まったくの放任ですが、気がつくと開花していました。( 増えすぎて困るので間引き作業をするのみ。)R0089035

 
●アカメガシワ(雌株):
 農道水路脇に自生したアカメガシワ(雌株)の小木が結実していました。まだ未熟果です。Photo_4

 
 ほどなく熟して黒い実がのぞくようになります。
 (過去ログから再掲画像)Photo_5

 果実は鳥の好物で、種子散布されて分布を広げるため農道端などに自生して迷惑雑木にもなっています。

 
●クサギ結実: 
 以前から農道脇の空き地にクサギが自生して多数の大株になっていましたが、邪魔になるので3年ほど前に伐採されました。
 しかし切り株のいくつからか再生して開花し、結実するようになっていました。R0089023

 余談ながら、葉をちぎって手で揉んで嗅ぐと臭いにおいがするからクサギ、だそうですが、  いわれるほど臭い(悪臭)とも思えません。感度が鈍いだけかも知れませんが・・・。
 花も「独特のにおい」を漂わせます。その“におい”も人により評価が分かれるようです。

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2015年9月15日 (火)

豪雨など、小人閑居して雑日記(2015/9)

 台風18,17号に伴う豪雨の後には東京湾震源の地震、続いて阿蘇山(中岳第1火口)噴火と相変わらず落ち着きのない自然の日本列島です。
 
 本日(9/15)夕刊紙に、茨城・常総市洪水で「安否不明の14人無事」の記事。
 ともかく良かったです。

 地勢的には、河川の自然堤防沿いなどにある一部の小高い地点を除き、街域の大半が標高8m前後で、全体に地形的変化に乏しい平坦な地域である我が街ですが、中心街にある電柱には、所々に、昭和22年(1947年) 9月に襲来したカスリーン台風によって発生した洪水の浸水深と、当該地域洪水発生時の避難場所を記載した表示板が取り付けられています。R00889741

 
 ちなみカスリーン台風情報(の一部)は次のとおりです。
 ・昭和22年カスリーン台風決潰場所地図※
  (図中の☆印は今次、常総市洪水の鬼怒川堤防決壊場所、筆者記入)22

 
 ・昭和22年実績水深図22_2

※カスリーン台風:
  図の出典:関東地方整備局ホームページ
 http://www.ktr.mlit.go.jp/river/bousai/index00000002.html

 
 また、我が町の近隣を流れる河川堤防の決壊時に、町全域に発生する洪水ハザードマップには、利根川、江戸川、荒川、他1の4河川の場合が個別に表示されていて、その中で一番、浸水深が大きいのは利根川洪水の場合で、拙宅の浸水深は2.0~5m、最悪、屋根まで浸かることに。

 指定された緊急避難先は80mほど先にある三階建ての小学校。
 ただし、一階は水没するため二階以上、とあります。
 以上の内容は一応、情報としては先刻承知していますが、最後はやはり神頼みの心境に。

 
 しかし、です。
 カスリーン台風洪水で明らかなように、下流域に首都圏を抱える利根川/江戸川堤防に関しては、手をこまねいて神頼みとする訳にはいかないということで、何かと議論も絶えない「スーパー堤防事業」※※が進められています。
 (写真(画面上が上流)は拡幅された江戸川左岸堤防と、山王地区河川防災ステーション完成予想図表示板:2015.9.14現地で撮影。)2015914

※※ スーパー堤防事業:
 「高規格堤防整備事業」(通称スーパー堤防事業):
 昭和62年に『大都市地域の大河川において、超過洪水等に対して破堤による壊滅的な被害を回避するため、当該大河川の特定の一連区間において、幅の広い高規格堤防の整備を進めるべき』、等とした 「河川審議会答申」に基づいて、スーパー堤防事業が昭和62年(1987)から開始されました。
 『200年に1度の大洪水に耐えられるよう堤防の幅を高さの30倍(200~300メートル)に広げる』とするスーパー堤防事業です。
 当初計画では首都圏・近畿圏の6河川で約873キロにわたって整備するという計画でしたが、識者の間でも何かと見解が分かれ、また政権交替時には事業仕分けで廃止の判定を受けましたが、東日本大震災後、一部が継続となるなどの曲折を経て、その進捗は未だし。

参考公表情報例:(なお、以下に記した情報元のURLはいずれもハイパーリンクはしていません。
 ご覧になるには,URLをコピーして,ブラウザに貼り付けアクセスして下さい。)
 ①「高規格堤防整備」に関する研究報告
  「事業事例からみた高規格堤防と土地区画整理事業の共同事業の課題について
  リバーフロント(研究所報告 第15号 2004年9月)
http://www.rfc.or.jp/rp/files/15-15.pdf

 ②「スーパー堤防の現況と課題」:(平成13年4月現在)」
http://www.rfc.or.jp/pdf/vol_42/p_02.pdf

 ③「高規格堤防整備事業」
  :国交省関東地方整備局 荒川下流河川事務所
http://www.ktr.mlit.go.jp/arage/arage00106.html

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 

 前置きはこれくらいにして、以下は、これまであまり経験したことのない先の台風18、17号の影響による豪雨事象と、その経過について、幸い大事に到ることはありませんでしたが、我が家周辺状況の記録としました。

 ・9月9日、終日降雨。ピンポイント天気実績で「豪雨」の表示になっていた時間帯の午後4時40分リビングから撮影。Img_334499

 
 ・同日午後9時50分雨雲レーダー画像(再掲):
 上空を「線状降水帯」が通過中20159918

 ・翌9月10日、午前3時頃の時間帯でも「豪雨」になっていました。
 その後雨あしは急速に弱まり、午前9時頃には小雨程度になりました。このおかげで大事には到らなかったようです。

 
 ・9/10午前中には断続的な小雨模様になったので、自宅周辺の散歩コースを見回りに。

 ・自宅すぐ裏を流れる排水路(写真1上流から;写真2枚目下流方向)で、下流方向では満水に近い状態。 
 この先で他の経路の排水路と合流し、水田地域を流れる排水路(写真3枚目)となって、農道(写真右端)に平行して流れ、その先は、小規模ながら一級河川につながっています。
 川との合流点には水門が設置されていて、水位管理が出来るようになっています。Photo

 
 ・川につながる排水路に平行して(市街地道路と交差した)農道が通っています。
 農道は今春、河川との合流地点周辺だけ改修工事が行われました。
 そしてその改修部分と橋の上、また市街地道路分岐から100mほどの間だけは冠水していませんが、それを除く区間は排水路からの溢流で深さ10cmほど冠水していました。
 また必然的に、道路両サイドの稲田も冠水していました。(写真1枚目)
 収穫直前だった田圃では稲穂が浸かり、(写真2枚目)、既に稲刈りが終わっていた田圃では、裁断されて撒かれていた稲わらが水面に浮き上がっていました。(写真3枚目)911

 
 ・水路の先、一級河川の様子。
 画面左手が排水路の水門。
 見える限り、川の両岸堤防からの溢流は発生していません。Img_3352

 なお、ここ(川)から500mほど右手奥には流域の水流コントロールシステムとして遊水池が整備されていて、設計された「想定内」の雨量なら、この河川流域で市街地への,溢流、洪水などは発生しないことになっています。
 今回その”機能”が検証されたことになるのでしょうか。
 まあ何事につけても完璧というものは無い、と思うべきでしょう。

 
 ・遊水池につながる農道は完全に冠水していました。
 ただ、まったく流れは無い水深10cm前後の舗装道路なので、ジャブジャブ歩いて、Img_3356

 
 ・遊水池をのぞいてきました。Img_3357910

 
 ・帰路、県道を回って帰ろうとしたところ予想通り、緩やかな坂道の下が冠水していて、車でなくては通れないので遠回りして帰宅。
 (写真は翌日(11日)午後の様子。排水が悪くて完全に乾くのに3日かかりました。R0088951911

 なお、当日(9/10)、田圃の見回りに来られた農家の方が「稲穂の冠水が長引けば籾が発芽してしまう」と心配されていましたが、幸いにも一部を除けば雨上がりが早く、出水が引くのも早くて重大事にはならなかったようです。

 
●その後の経過:
 1日で水は引きました。10日の午後以降は降雨がほとんど止んだおかげです。
 ・町裏を流れる排水路の流水量も翌日には減少。
 (写真上は再掲(10日)、下が翌11日午後の状況)1

 
 ・冠水した農道も翌日には水が引きました。(写真上再掲(10日)、下が翌11日の午後。)Photo_2

 
 ・川の流水量も順調に減少して行きました。(写真上再掲10日、中は翌11日、下が13日。)101113

 
 ・稲田はすぐには乾かないのでコンバインが入れず、稲刈りが遅くなってしまう事態にはなったものの、稲が致命的ダメージを受けることは少なかったようで、農家の方もその点は安堵されたことでしょう。
 ・刈取り前に冠水した稲田(写真上再掲(10日))も、15日には刈取りが行われていました。(同じ位置からの画像で、手前が排水路です。)1015

 
 ・出水前に既に刈取りが終わっていた田圃では、冠水して浮遊していた裁断稲わらが、水の引いた農道側に堆積していました。(写真上再掲(10日)、下2枚が15日の様子。)
 なお縮小画像では分かりませんが、画面奥の稲田ではまだ田が乾かず、コンバインが入れないため収穫は更に遅れているようです。
 緑色に見えるところは、刈り取り後の二番穂が大きく伸びだしている田圃です。10

 
 教訓:
 近年、災害は”忘れない頃”にやって来ます。
 ですから、自然災害を完璧にコントロールすることは不可能と認識して、防災、減災に対する自身の行動には責任を持つことが大切と確かに思います。
 そして、明日は我が身と、事ある度に思いを新たにはするのですが、なかなか理路整然とは行かないことでしょう・・・。

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2015年9月12日 (土)

シママメヒラタアブ/ヤブガラシ&ノブドウの花で吸蜜(2015/9)

●シママメヒラタアブ(ハナアブ科マメヒラタアブ属マメヒラタアブ亜属):

 今朝は当地にも震度4の地響き。震源地が東京湾というのは嫌らしい感じでしたが・・・

 本記は、災害列島に、またもや大きな災害をもたらした台風18、17号が襲来する直前の記録です。
 田圃道/用水路沿いに、ヤブガラシが繁茂して花をつけるようになっています。
 毎シーズン、花には常連の昆虫類が吸蜜に集まります。
 その中に初対面の(複眼に縞模様がある)(多分)、シママメヒラタアブがいることがわかりました。
 大きさ(体長)は6mmほどで、初めは単に小さなハナアブの仲間と思ってスルーしていたのですが、気まぐれに撮った,画像を拡大してみると、複眼に白い縞模様があって(白い毛が生えているのだそうです)、他のアブの画像と違っていることに気づき、これははじめて確認したアブ、ということで少ししつこく追っかけして撮ってみたものです。

※ヤブガラシの花で吸蜜していた個体:
 画像は撮影順で、同一個体か否かは区別できていません。R0088487ct1_1

R0088487ct1_4

R0088487ct1_5

R0088487ct1_7

R0088627_1

R0088627_2

R0088627_3

 なお、日本で見られるマメヒラタアブ亜属(Paragus)の仲間には3種あり、そのいずれにも複眼に縞模様があること、またそのうち、シママメヒラタアブとノヒラマメヒラタアブはよく似ているということです。

 今回の画像から観察できた特徴としては
 ・顔正面は白色であること。(白色の毛が生えている。)
 ・小楯板の縁は太い黄色であること。
 ・脚の付け根(腿節基部)は黒くないなど、脚部の色模様。
  等が読み取れ、これらの特徴から「シママメヒラタアブ」、としました。
 (素人の写真だけによる判断ですから間違いがあるかも知れません。)
 なお、複眼が離れているのは♀、くっついているのは♂です。

 
※次に、ノブドウの花で吸蜜していた複数の個体:
 翌日、小雨がぱらつく同じ水路沿いで、少し離れたところに繁茂していたノブドウの花にも、やはり多数の小昆虫に混じって複数の同じハナアブが忙しく飛び回って吸蜜しているのを確認。
 こちらも追っかけをした画像です。R0088642_1

 
 次の4枚は同一個体の画像で、複眼が離れているので♀のようです。R0088642_8

R0088642_9

R0088642_10

R0088642_11

 
 ここから別個体です。R0088642_13

R0088642_14

R0088642_16

R0088642_17

 (なおまったくの余談ながら、複眼に縞模様がある同類にオオハナアブもいます。)

 この翌日から雨続き、そして台風18、17号に起因する「線状降水帯」の大雨が続き、結局それ以降にはまったく姿を見ることはなくなりました。
 千載一遇のチャンスだったようです。

 
※ヤブガラシとノブドウ:
 花の形や咲き方、またその経過などは、両者よく似ているところがあります。
http://kuromedaka-saitama.cocolog-nifty.com/blog/2011/08/post-4e81.html

 
■マメヒラタアブ亜属について、参照させて頂いたページ:
http://www.hegurinosato.sakura.ne.jp/2bangura/vi_abu_hae/shimamamehirataabu.htm

 
※線状降水帯:
『線状降水帯の形状と構造』 -気流解析の勧め-
 気象研究所 瀬古弘
http://www.mri-jma.go.jp/Dep/fo/lab2/member/hseko/rainband.pdf

 
★2015.9.9;21時50分、当地上空の雨雲/降水量情報(tenki,jpから)
 9日午後から10日午前3時頃にかけて断続的に豪雨の真っ赤な部分が通り過ぎて行きました。Tenkijp

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2015年9月 7日 (月)

コガネムシ幼虫/ヒメハラナガツチバチ(♀)

●コガネムシ幼虫:
 8月中旬、カラカラに乾いた庭の雑草を抜いたり、枯れかけた地植えの植物に水遣りをしたりと汗を流していた時、コガネムシの幼虫が地面をムクムクと這っているのを見つけました。
 手を止めてボーッと見ていたら、何処か潜れそうなところを探している様子。
 やがて近くの小石混じりの地面に潜り始めました。R0088172_1

R0088172_2

R0088172_4

 
 ずっと見ていてもしょうが無いので、その後5分程経過してから見渡すと姿がありません。
 潜り始めていた付近の表面を少し掘ってみると、やはり浅い地面に潜っていました。
 ”ネキリムシ”として嫌われる害虫です。R0088172_5

 
●ヒメハラナガツチバチ(♀):
 ・8月末日、小雨模様で肌寒い午前中、一匹の蜂が濡れた地面でじっとしていました。
  近寄ってみると毛むくじゃらの体毛に土の塊をくっつけたままの、見覚えのあるヒメハラナガツチバチ(♀)でした。
 地中から這い出してきたところだったのでしょうか。R0088580_1

R0088580_2

R0088580_4

 
 ・9月初旬、相変わらず曇天の庭に、やはり2匹のヒメハラナガツチバチ(♀)が飛んできました。泥汚れの無いさっぱりした身なりです。
 あまり活発な動きではありませんでしたが、付近をしばらくうろついた後に飛び去っていきました。
 個体①:R0088871_a_2

R0088871_a_1_2

 
 個体②:
  土を掘るため立派な大顎を持っています。なお縮小画像ではわかりにくいですが、右前翅の先端部分に損傷がある個体でした。R0088871_b_1

R0088871_b_3

R0088871_b_4

R0088871_b_5

 本種(♀)は土中に潜むコガネムシ類の幼虫を探して産卵寄生する習性をもつハチの仲間です。
 吸蜜できるような花はほとんどありませんから、食事ではなく、コガネムシ幼虫探しにやって来たのでしょうか。

 
※ヒメハラナガツチバチ(♀) (ツチバチ科):
 ♀は大きさ(体長)20mm前後で名前の通り腹部が長く、触角は(♂に較べて)ずっと短く、体は黒色で、鈍い光沢があり、頭胸部には淡黄褐色の毛があり、腹節周辺には灰白色の毛が帯状に密生していますが、斑紋はありません。
 (ちなみに♂は大きさ小柄15mm前後と小柄な細身体型で、触角は雌より長く、また胸背部に(♀には無い)黄白色の斑紋、さらに腹節の各所に黄白色紋があるので、外観がかなり異なり別種のように見えます。)
 ♂♀ともに翅はほとんど透明ですが、先端部分は濃褐色になっています。
 また♀は土を掘るための大顎が発達しています。そして土に潜ってコガネムシ類の幼虫を探して寄生産卵します。
 孵化したハチの幼虫はコガネムシの幼虫を食べて育ちます。
 成虫はヤブガラシ、セイタカアワダチソウなど各種の花に集まり吸蜜しています。
 成虫の出現期は5~10月、分布は本州以南。

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2015年9月 6日 (日)

近郊でも実りの秋の走り、公園樹の果実なども。

 曇りや雨続きのなかにも秋の実りが少しずつ感じられます。

●たんぼ道:
 近郊の田圃の稲刈り作業は、不安定で読めない天候のせいでなかなか順調に進んでいないようです。R0088755

R0088761

R0088766

 
 早くに刈取りが終わっていた稲田は、田植え時に似た昨今の気象のせいでしょうか、遠くからは稲が成長をはじめた青田のような景観を呈しています。R0088882

 
●公園の林地その他で見かけた果実など
 ・エゴノキ、ドングリ数種、クスノキの果実、また庭のツリバナやイヌマキの果実Blgimg_3332

 
 ・クリ:
 農家の屋敷林から道路に伸びだした枝に実った栗。
 道路に落下したイガは茶色になって転がっています。
Blg824

 
 ・オニグルミ:
  9月初旬、午前中に束の間の青空がのぞいたもののすぐに曇りのち雨模様に。
  その中で、堤防の除草作業が始められ、堤防斜面の水際にたくさんの実をぶら下げたオニグルミの足元付近まで進んだところで中断になり、今もそのままに。Blg

 
 ・ハナミズキ:
 遊歩道の街路樹にも赤い実が目立つようになりました。R0088916_2

 
 ・サンゴジュ:
 中学校校庭沿いの通学道路際150mほどにわたり、境界樹として植栽されたサンゴジュが、例年には見られないほど多量の赤い実をぶら下げて、その下を通るの人の目を惹きつけています。Blg_1

Blg_2

Blg_3

 
 赤く熟した後、更に藍黒色に熟していきます。Img_3333_7

 
■メモ:
※イヌマキ(マキ科マキ属): 
 この夏は庭のマキ(イヌマキ)に多数のアオドウガネに取り付かれ、新葉が甚だしく食害されて、駆除に手間取ったことでした。
 夏が終わって見上げた葉の間から、いくつか果実が熟しているのが目に止まりましたが、その数はずっと少なめ。
 本種は、単に「マキ」とも呼ばれる雌雄異株の常緑針葉高木で、よく庭木や防風林等として植栽されています。
 雌花は1cmほどの柄の先に小さな包葉があり、その中の1つが伸び、その先端部に胚珠が含まれています。
 胚珠を含む部分が膨らんで種子となりますが、その基部も丸く膨らみ、この(基部の)膨らみは花床と呼ばれ、熟すと次第に赤くなり、少々松脂臭いものの甘くて食べられまが、 さして美味しいものではありません。
 また種子は緑色になって白い粉を吹きますが、こちらは有毒成分を含むので食べないように。
 全体としては緑と赤色の団子を串刺しにしたような姿になっています。
 鳥などがこの花床を食べる時に種子散布が起こると考えられています。

※サンゴジュ(スイカズラ科ガマズミ属):
 常緑高木で,暖かい地方に自生が多く、高さは5~10mほどになります。
 境界樹や生け垣などとしてしばしば植栽されています。
 葉は対生し、サンゴジュハムシなどの食害を受けて美観を損ねることも稀ではありませんが、大きな長円形で厚く、つやがあります。
 初夏には枝の先に小さい白い花がたくさん房状(円錐花序)に集まって咲き、晩夏から初秋に、径1cmに満たない小さな長円形の赤い果実をやや房状(円錐状)に多数つけて人目を惹きます。
 初めは赤色ですが、後に藍黒色に熟します。 なお、果実は鳥の好物のようで、鳥達も今季はたっぷりその恵みを享受できそうです。

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2015年9月 5日 (土)

オニグルミ結実

 過去ログになりましたが、酷暑が続いていた8月の堤防沿いで。

 水田地帯を流れる川筋両岸堤防の片側路上は未舗装で、反対側の堤防沿いには数軒の農家が点在しているため路上は舗装され、生活道路にもなっています。
 この堤防路上や斜面には除草作業などの攪乱により年々色々な雑草/植物が入れ替わり生育し、また多くはないもののヤナギなど湿地や水辺に生える樹木も自生しています。
 夏季にヨシをはじめブタクサやセイバンモロコシなどの大型雑草が繁茂する期間中は散歩などの歩行は出来なくなります。
 堤防維持管理のための年間に数回、定期的な除草作業が行われていて、除草作業が行われた後や、雑草の勢いが止まる晩秋から春までは、犬連れの散歩など地域の住人には格好の散歩コースにもなっています。

 この堤防斜面の水際には、誰の関心も引かないようですが、20数年来、1本のオニグルミが伐採されずに立っています。
 余談ながら同じ流域の近くに複数自生していたオニグルミは伐採されて、現在この1本だけが残っています。

 ●8月の暑い最中、自転車散歩に出かけた舗装道路側から、雑草の茂る対岸水際から立ち上がったオニグルミが、『すっかり葉が無くなってしまった』枝先に、これまで見たこともないほど多量の実をぶら下げている様子に驚いて撮った画像です。
 毎年、初夏に新葉が展開し花が咲いた後にきまって毛虫が大発生して、大型の羽状複葉も太い葉軸だけを残して食べ尽くされ、残りの葉はすっかり茶枯れて萎縮し、見るも無惨な姿を曝すようになり、また大型雑草も伸びてくるため散歩の人も近づかなくなるのです。1img_3269

2img_3273

3img_3276

 
 望遠で覗いてみると、川面上まで伸びて垂れ下がった枝先から落下したオニグルミが数個、水面に留まって浮いているのも見えました。4img_3271_2

 こうして流れて行き、流域のたどり着いたところで発芽して分布を広げていくのでしょうね。

 
 ”鈴なり”のオニグルミ果実5img_3278

6img_3285

 (余談ながら、早々と一旦丸坊主になったオニぐるもの樹も、その後しばらくすると再び新葉が芽吹いて、やがて青々と新緑のような葉が展開してきて、野生の逞しさも感じます。)

 なお、9月初旬、雨の合間をぬって除草作業がはじまったようですが、不順な天候のせいで思うようには進まないようです。

 
※あらためて
●オニグルミ(クルミ科クルミ属):
 ・山地の沢沿いや平地の川沿いなどでよく見られる落葉高木です。
 「冬芽と葉痕・維管束痕」では人気樹です。
 大型の奇数羽状複葉で、初夏の開花時期には垂れ下がった雄花序と共によく目立ち、その存在がすぐわかります。
 ・花期は5~6月ごろ。雌雄同株で(雌雄異花)風媒花。葉の開出とほぼ同時に開花します。 
 雌花は、頂芽から直立した穂状の花序につきます。褐毛が密生し、苞の中から赤い花柱が出るため、遠目には赤い花に見えます。
 雄花序は長さ10~30cmで、前年の葉腋から垂れ下がり、多数の雄花が下向きに開いてよく目立ちます。

 ・夏の終わり頃には枝先から苞を含む緑色で、大きさ3cmほどの果実が多数ついた穂状果穂が垂れ下がります。
 9~10月に熟しますが、熟しても破れることなく落果します。
 ・種子(仁)は食べられますが市販されるクルミに比較してやや小さく、殻が厚めで非常に堅いので、仁を綺麗に取り出すのは容易ではありません。
 その分、味は濃厚で保存性が良く、道の駅などで販売されていることもあります。
 山地ではリスや野ネズミの大事な食糧にもなっています。

 ・分布は日本各地。

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2015年9月 4日 (金)

キジ

 秋雨前線の影響でぐずついた天気が続くフィールドで。
 遊歩道にも歩行の邪魔になるほどに繁茂した夏草の除草作業がはじまりましたが、なかなか順調には進捗しないようです。

 8月下旬の朝方、そんな遊歩道で、80mほど先をトコトコ歩いて行くキジを見つけました。
 (円内)20150820055454

 早足で追っかけはじめた時、急に飛び立って行きました。
 向こうの角から、犬連れの散歩のおばさんがやって来たからでした。

 
 別の日、繁茂したヨシが部分的に刈り倒されて見通しがきくようになっていた草原で、目の前の茂みにキジの頭がのぞきました。Img_2298

 
 立ち止まって見ていると、そろそろと姿を見せてのびあがり、周囲を窺うと姿勢を低くして少しずつ遠ざかっていきました。Img_2301

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 草原の除草が終わって姿をかくすところが無くなると、原っぱからは移動して姿を見せなくなります。

 
 ・曇天のフィールドで姿は確認できませんでしたが、今シーズン、モズの初鳴きを聞きました。
 山地から里に下りてきたらしく、蒸し暑い秋が少しずつ進んでいるようです。

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2015年9月 3日 (木)

ナカグロクチバ成虫/幼虫(2015/9):

 R0088758           アメリカフヨウ花径20cmほど

 
●ナカグロクチバ成虫/幼虫(ヤガ科シタバガ亜科):
 足元の草原から飛び立って、繁茂したヨシの葉にとまったところ。
 わかりやすいデザインで大きさ(開張)42mmほどの小型のガです。
 見かける機会はあっても逃げ足が速くて、なかなか撮れなかったお方です。R0088295ct21

 
●幼虫は近くの別の草地で見かけたものです。
 幼虫の食草はイヌタデ、エノキグサ、ヒメミソハギ、ホソバヒメミソハギ、コミカンソウ、サルスベリなど広範囲。R0088598

 幼虫はこれまでも何回も普通に目にして記録もありましたが、親御さんの姿が撮れたのは今回初めてでした。
 出現時期は7~10月。
 分布は本州、四国、九州。

 
※エノキグサ(トウダイグサ科エノキグサ属):
 畑や田圃道などにごく普通に生える1年草。8~10月に葉腋に花序を形成します。
 花は雌雄異花で、上部には直立した穂状の小さな雄花がつき、雌花は基部にある編笠状の総苞の中心部につきます。
 子房(果実)は3室にわかれ(4室のものもある)、表面には小さなコブ状の突起があり、その上に軟毛が密生しています。子房の中心部に花柱が付きます。Photo_2

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2015年9月 2日 (水)

キスジツマキリヨトウ幼虫

●キスジツマキリヨトウ(幼虫)(ヤガ科カラスヨトウ亜科):
 蒸し暑い雨上がり、庭の日陰にはびこって困るシダ類の葉に、3匹の、アオムシほどの大きさで、緑色の体に黒い斑紋のあるイモムシがついていて、葉を囓っていました。
 初見でしたが、特徴的なデザインのおかげで、すぐにキスジツマキリヨトウ幼虫と分かりました。R0088314_5_2

R0088314_2

R0088314_1

R0088314_3

 
 なお、少し離れた葉にはアオムシそっくりで斑紋のない(同種の若齢幼虫かと勝手に推測しましたが)一匹、じっと動かないでいるの目に止まり、撮っていました。
 後で原画を拡大して見たところ、体表面に2箇所、何者か(寄生蜂?)に産みつけられた(体外寄生)らしい卵のような粒つぶの集まりがくっついていることがわかりましたが、詳細は分かりません。
 記録として写真のみ掲載。Photo

R0088314_11

 はびこって困るシダ類を全部食べてくれれば良いのですが、それほどの勢いも力もなさそうで、すぐに姿は見えなくなってしまいました。

 本種の幼虫食草はイノモトソウなどのシダ植物。
 なお成虫は、大きさ(開張)25mmほどで、茶褐色地に、2本の湾曲した細い白帯が入ったはねを持つカラスヨトウの仲間で、当ブログに記録はありません。
 分布は本州、四国、九州。
 成虫出現時期は7~9月。

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2015年9月 1日 (火)

ヒルガオ科サツマイモ属雑草の花(2015/9)

 カーテンコールもアンコールもなしに夏から秋へ。
 今年は、なぜか七十二侯の「天地始粛」がぴったりという感じで9月スタート。
 
 今日から小学校の新学期がはじまり、校門前には、カメラマンの姿も。
 
 さて、散歩コースに咲くおなじみの、時に迷惑雑草にもなるヒルガオ科サツマイモ属仲間です。
 夏の間に登場していたなじみの顔ぶれではありますが、少しずつ役柄は変化しているようです。

●ノアサガオ(ヒルガオ科サツマイモ属):
 亜熱帯地域に自生するつる性の多年草。花期は6月中下旬~11月。日中でも萎れずに咲く丈夫な主役であることに変わりありません。
 種はほとんど出来ないので(まったく出来ないことはありませんが)、分布域はあまり広がっていません。Photo_2

 
●マルバアメリカアサガオ(ヒルガオ科サツマイモ属):
 熱帯アメリカ原産の帰化植物、花期は8~10月。小ぶりで涼しげな花色です。
 萎れるのも早いです。Photo_3

 
●マメアサガオ(ヒルガオ科サツマイモ属):
 北アメリカ原産の帰化植物、花期は7~10月。
 名前の通り草むらに小さなほとんど白色の花をポツンポツンとアクセントを付ける子役でしょうか。朝開く時間は他の仲間より遅めです。Photo_4

 
●マルバルコウ(ヒルガオ科サツマイモ属):
 熱帯アメリカ原産の帰化植物。花期は8~10月。
 強い繁殖力で畑地などでは迷惑雑草に。Photo_5

 
●ルコウソウ(ヒルガオ科サツマイモ属):
 熱帯アメリカ原産、花期は7月~10月
 生活道路に繁茂していますが、きれいなのが役得で、他の雑草のようにすぐに除去されることがありません。Photo_6

 
 冬期に地上部は枯れて姿を消しますが、当地では木質化した茎は枯れ死せず、翌シーズン芽吹いて繁殖する多年草です。Photo_7

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