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2015年10月22日 (木)

マテバシイのどんぐりコーヒー(2015/10)

●マテバシイで作るどんぐり100%コーヒー:
 (参照レシピ: http://cookpad.com/recipe/1616228 )

 散歩コースの公園には大木に育った複数の植栽マテバシイがあります。
 そして今シーズンもたくさんの実をつけて、9月中旬の記録的豪雨のあとくらいから、大きなドングリが大量に舗装遊歩道にも落ちてきて、うっかり踏みつけると滑るほどに。
 管理人の方が定期的に箒で掃き集めて掃除されていましたが、追いつかないほどでした。9_1

※マテバシイ(ブナ科マテバシイ属):
 「日本固有種」。雌雄同株の常緑の高木で高さ15m、直径60cmにもなります。
 果実は「ドングリ」ですが、同じように果実がドングリのカシの仲間やコナラ、クヌギなどのコナラ属とは別の、マテバシイ属に分類されています。
 葉は革質で大きく、やや細身で葉先の方が広い狭楕円形で、葉の縁はなめらかです。
 初夏、上部の葉腋に長さ10cm弱の細長いブラシ状の雄花序と、別に雌花序をつけます。
 果実は、いわゆる「ドングリ」で、長さ2~3cm前後の紡錘型で、翌年の秋に熟します。  
 果実(ドングリ)に渋がなく、そのまま食用にできることから、古来「救荒食物」としても利用され、縄文時代の遺跡からもマテバシイの果実(どんぐり)が発見されるそうです。
 自然分布は九州南部から南西諸島だそうですが、日本各地に公園樹・街路樹としても植栽されています。

 
 そこで9月下旬、レジ袋をもってドングリ集めに。
 樹冠の下に落ちていて、泥はねで汚れていないきれいなものを拾い集めました。
 10分足らずの間に1.6kgほども採れました。51450g270156g

そしてドングリ100%のどんぐりコーヒーを作ってみることに。

 
 ①拾い集めてきたドングリを洗い桶にいれて十分水洗。
  水に浮くものや、外皮の汚れが取れないもの、小さいものなどを捨てます。
 残りを新聞紙に広げてベランダで天日乾燥。
 数日後、きれいに乾いたドングリが1.4kgほど有りました。(写真上)
 とてもこんなには要らないので、最小表示1gの(デジタル)キッチンスケールで5g/1個以上のドングリを選別したら、約600gになりました。(→110個くらいでしょうか) 
 (→結果として、外観が大きくてきれいな、しっかりした重みのあるものを選びながら100個ほども拾えば十分、ということでした。)

 
 ②皮むき
 台所にあった「くるみ割り器・ぎんなん割兼用 クルミ割り」を使用。
 縦方向に挟んで割るときわめて簡単に割れて、渋皮もとれたきれいな状態で転がり出てくるので楽でした。Photo

 
 ③選別:
  中にはドングリが湿り気を帯び、全面に薄く渋皮が貼り付いているものもあり、割れた皮などでこすれば剥がれるものの面倒なので、廃棄処分に。
 また一部が黒ずんでいたりしたものも捨てました。R0090169

 
 ・こうして、殻のとれたきれいなドングリ約350gが得られました。
 (その一部の写真です。)R009017130g

 
 ④粉砕:
  ついで、フードプロセッサーで一度に全量(350g) 粉砕処理。
 いとも簡単にきれいな細粒になりました。
 念のため金網ザルで篩いましたが、全通しました。R0090172

 
 ⑤焙煎:
  ・フライパンに移して、しゃもじで混ぜながらゆっくりと中火~弱火で焙煎。R0090173130g

 
 ・“焼きドングリ”の香ばしい匂いが立ってきます。
 褐色になった頃合いを見計らって焙煎終了。所要時間は20分少々でした。R0090191

 
 ・放冷後、あり合わせのガラス瓶に収容。
 出来上がりのどんぐりコーヒーコー粉末は200g丁度くらいになりました。
 (殻とり生どんぐり約350gから。)R0090195

 
 ⑥どんぐりコーヒー:
  ・粉末10gをティーバッグにいれ、500mlの水を加えて、冷水から煮出します。
 沸騰後、さらに緩やかに沸騰10分で出来上がりとしました。R009019710g

R0090201500ml

 
 ・雑味やクセはまったくない、コーヒー色の”穏やかなどんぐり風味“の100%どんぐりコーヒーでした。
 もちろん本来のコーヒーとは別物で、味は”はと麦茶”に近いでしょうか。R0090207100

 好みによりアレンジして楽しめそうです。

 
 (なお余談ながら、マテバシイ、スダジイなどは渋みの素のタンニンが少なく、そのままレンジでチンしても食べられますが、コナラ類(コナラアラカシ、クヌギなど)のドングリはタンニン含量が多く、渋抜きしないとそのままでは食べられないので、どんぐりコーヒーには不向きです。)

 (余談のついでに):
 マテバシイどんぐりの成分分析例がありました。
   →  http://www.pref.tottori.lg.jp/secure/76407/16_26.pdf

 (更に余談で、風味はコーヒーに近い、よく知られた「タンポポコーヒー」があります。
 代用”カフェインレス・コーヒー”として、こちらは市販品もありますね。

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