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2015年12月

2015年12月31日 (木)

2015(平成27)年・大晦/カンムリカイツブリなど

 今年1年、ご訪問ありがとうございました。
 皆様どうぞ良いお年をお迎え下さい。
 
 また一年過ぎた、というのが実感で、歳をとるのが年々早くなるライフステージです。

 昔は「年々歳々花相似 歳々年々人不同 (唐詩選)」、でしたが、昨今は『年々歳々花又不同』の感もあります。

 大晦日雑感: 
 地球温暖化が確実に進行しています。
 ハリケーン、竜巻、大洪水に見舞われる地域もあれば、温帯気候もだんだん亜熱帯性気候に似てきた地域もあり・・・

 『理科年表平成28年版』*の「熱帯夜」を示す5年移動平均の折れ線グラフを概観すれば、私の生まれた頃の田舎では、折れ線グラフのデータからは数日はあったかも知れませんが、“熱帯夜”等まったく記憶にありません。
 蚊帳を吊った真夏でも寝冷えしないようにと、いつも夏掛け蒲団を掛けられた記憶しかないのです。
 そして現在はというと、特にヒートアイランド現象が顕著な大都市圏では、30日から40日を越えるというデータで、当地では今夏もずいぶん悩まされたことでした。

 この一年もまた世界的に天災/人災が発生しました。
 地球温暖化の進行ばかりではなく、ニンゲンの大脳も高熱化しているのでしょうか? 
 人智を越える事象は、一神教にせよ多神教にせよ、超越者の神様にお願いするしかありません。
 そうではない天災/人災に対しては再発防止、より積極的には未然防止について、ニンゲンが一層の責任をもって努力しなくては、と、生き物仲間の絶滅危惧種と共に感じるものです。

参照: 
 *【理科年表平成28年版(国立天文台編集)の気候変動・地球温暖化 環5(941) 各都市の日最低気温25℃以上(熱帯夜)*の年間日数(1931~2014年) (*「熱帯夜」は夜間の最低気温が25℃以上であることをさすが、ここでは日最低気温25℃以上の日を熱帯夜として数えている。)】

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 朝からだらだらと、往生際悪くもやっていた諸事ガラクタの片付けにも飽きて、時折日射しもある日中、散歩コースの池まで自転車散歩に。
 池には”世事を超越した釣り人”が数人。

●カンムリカイツブリ:
 まばらな冬鳥に混じって、150mほど遠くに1羽のカンムリカイツブリが浮き沈み。
 頻繁に潜水を繰り返しているのを、目一杯のデジタルズームでのぞいた丁度その時、1匹の魚を咥えて浮上し、水面に数回たたきつけてから、一息に呑み込むのを目にしました。Photo

 
●小ガモなど:
 他には冬鳥の小ガモ、いつもいるカイツブリ、いつも突っ立っているダイサギの姿も。Img_5309

Img_5315

Img_5311

 
●ツグミ:
 帰りの田圃道ではツグミが1羽飛び立って、すっかり葉を落とした立木に止まりました。
 これから少しずつ増えることでしょう。Img_5326

 
●スズメ:
 ついでに、傍にいたスズメ。Img_5331

 ニンゲン同様、良い年を迎えるように。

 では皆様、来年もよろしくお願いいたします。

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2015年12月26日 (土)

スダジイのドングリ

 時期遅れのメモ記事です。

 近郊の田んぼ地帯に伝わるこじんまりした村社(八幡香取神社)の防風林として植栽された樹木の中に、複数のスダジイの大木があります。
 (余談ですが、境内に隣接して富士塚もあります。)

 今秋、「自転車散歩」でふらりと立ち寄った時には、そのスダジイのドングリがあたり一面に落ちていました。
 大木のため、ドングリの稔る様子などは望遠ズームでも良くは観察できませんでした。
 しかし、地面に落ちている小枝葉やドングリの様子を観察して、あらためてスダジイの実(ドングリ)を確認できましたで、おそのまきながら記録に。
 (撮影は2015.10.27)

●スダジイ:Photo

 
・樹皮:R0090263

 
・堅果(ドングリ)と殻斗:Photo_2

 
・葉とドングリ:R0090263_14

 
・一粒皮を剥いて食べてみましたが、渋みはまったくなく、味も淡泊でした。R0090295

 
 余談ながら、”どんぐりコーヒー”にするには、原料が小さいので手間がかかりそうです。

※スダジイ(ブナ科シイ属):
 雌雄同株、雌雄異花の常緑広葉樹です。普通、「シイ」という場合には本種を指します。
 樹高は25mほどになり、よく枝分かれし、多くの葉をつけた樹冠はこんもりとなります。
 神社や公園などにもよく植えられています。
 葉は互生し、葉身は広楕円形で、質は厚く革質。表面は深緑色ですが、裏面は白っぽい灰褐色です。また縁は全縁か、または、上半部に鈍い鋸歯がみられます。
 花は5~6月に開きます。雄花は淡黄色で、長さ8~12cmの尾状花序が本年枝の下部から上向きに出てつき、雌花序は本年枝の葉腋から上向きに出ます。
 小さな花は虫媒花で、受精後、結実。
 花が咲いた翌年の晩夏頃にはドングリが大きく成長します。
 ドングリは長さ10~15mm程の、全体が殻斗で覆われた円錐状卵形の堅果です。そして10~11月頃に熟すと殻斗が3つに裂けて、中から堅果がのぞきます。
 スダジイは渋みがなく、アク抜き不要で食べられます。これが、いわゆる「椎の実」です。

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2015年12月25日 (金)

モッコクの果実/満月(2015/12/25)

●モッコク結実(ツバキ科モッコク属):
 以前、我が家に20年来実が付かないモッコクがありました。
 雄株だったから当然のことでしたが。
 ハマキムシやカイガラムシなど防除も手間だし、邪魔になるほどに大きくなったので結局伐採してしまいました。
 そのモッコク(多分自生した樹のようです)の雌株が、農道沿いの畑の脇にあって、時に邪魔にされていたエンジュ大木、またセンダンなどと共に大きくなって、たくさんの赤い実をつけているのに、初めて気がつきました。Photo_2

 
 足元にもポツポツと赤い実が落ちていたので、2つ拾って指で潰してみると、1つには種が3個、もう一つには4個入っていました。Photo_3

 これまでは、赤く熟した実から順に鳥に食べられて、気がつく前に無くなっていたのかも知れません。

※モッコクは両性花を付ける雌株と、雄花だけがつく雄株があり、雌雄異株です。
 6~7月に、径15mmほどの白色で、後に黄色を帯びる花をやや下向きにつけます。
 花後に径10mm前後の丸い果実がたくさん実ります。
 果実は液果で、10~11月に赤色に熟すと、ぶ厚い果皮が裂開して、中から赤い種子が3~4個出てきます。
 赤く熟した果実は鳥に食べられて、種子が散布されます。
 モッコクは成長が遅く、風格があり、庭木の王様とも呼ばれ、庭木としても多用されて来た樹種のひとつです。
 (余談ながら、傍にあったエンジュの大木とセンダンは昨年末に根元から伐採されてしまいました。
 例年冬にはヒヨドリが群れていたものですが、今シーズンから近隣地区にはヒヨドリ、ムクドリなどの姿はめっきり少なくなりました。)

 
●近隣のあちらこちらに複数のロウバイがあります。
 そのうち、一番日当たりの良い畑に植栽されたロウバイが開花していました。Img_5163

 以前には我が家にもロウバイがありましたが、伐採。

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2015.12.25
 38年ぶりのクリスマス満月でした。Img_5202_2

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2015年12月24日 (木)

ツグミ(冬鳥)、アオサギ、ダイサギ、カワラヒワ(2015/12)

 日替わり天気で、昨日の冷たい雨から本日は穏やかな晴れ模様に。

●ツグミ(冬鳥):
 例年12月中旬頃から田圃道に姿を見せるツグミです。
 まだかな、と注意していましたが、本日はじめて、逆光になる田圃道をピョンピョンとホッピングしている姿を見かけました。
 まだ警戒心がとけていないのか、すぐに遠くに飛んでしまいました。1224

 
●アオサギ:
 どこで何をしてきたものか、腹部回りを茶色に汚して田圃の中に突っ立っていました。Img_5152_2

 
●ダイサギ:
 そこから5mほど離れたところに、ダイサギが一羽。
 こちらも暇そうに、そっぽをむいて無関心を装い、1本足で突っ立っていました。Img_5152

 ”師走もあと一週間”、等という生きものは、年中忙しいニンゲンだけ。

 
●池の端の枯れ木にカワラヒワが1羽。
 仲間はどこに。こちらも暇つぶし?Photo

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2015年12月23日 (水)

ヒカゲミツバ、センニンソウ果実、モンキチョウ、ナノハナ開花(2015/12)

 遅ればせの記事です。

●ヒカゲミツバ:
 暫く前に、出先の里地の日陰になる林縁で見かけたもの。
 通りがかりに撮った画像1枚だけで、カノツメソウにも似ていて情報不足ですが、ヒカゲミツバ(?)としました。
 (撮影2015.11.27)Img_06211127

※ヒカゲミツバ(セリ科カノツメソウ属):
 草丈50~80cmほど。山里の林縁や山地の渓谷沿いなどの日陰に生える多年草。
 茎は細くややかたい。葉は2回3出複葉で互生します。
 複数の散形花序を組み合わせて出し、小さな白色5弁花を多数つけます。 
 花期は8~11月、分布は本州の関東地方以南。

 
●センニンソウ果実:
 同じ林縁に花後のセンニンソウがありました。
 花後に出来た果実には、白くて長い羽毛状の毛のある花柱がくっついたまま残るので、遠目にもよく目立ちます。Img_06221127

 
 種の一部はすでに飛散しています。
 羽毛は風に乗っての種子散布に役立つでしょう。Img_0622trm

 なお、冬枯れ時期のフィールドでは、ボタンヅル果実もたいてい同じように観察できますが、この時にはセンニンソウのみ。

 
●モンキチョウ:
 晴れて暖かかった日中、散歩コースの草地に複数のモンキチョウが飛び交っていました。  
 それが今シーズンのモンキチョウ見納めになりました。
 着替えできない衣裳も大分すり切れていました。お疲れ様でした。
 .(撮影2015.12.8)Img_4789128

 
●ナノハナ開花:
 同じ日、周囲にセイヨウアブラナが大きく葉を広げはじめている草地に一株、控えめに菜の花が開花。128

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2015年12月22日 (火)

冬至

 今日は、地球規模の温暖化、気象変動など関係なしに、『冬至』です。
 明日からまた昼の時間が長くなるのでうれしいなと、脳天気。

 日替わり天気で、本日は強風を伴う晴れの日。

●ケヤキ大木のある風景:
 少し遠景にある、大きな農家の屋敷林。
 逆光になる冬至の陽光を受けて、すっかり葉を落とした複数のケヤキ大木で、それぞれが箒立ちになる梢が、ちょうど一つの樹冠のように整って調和していることに、あらためて自然の造形の妙を感じました。R0090703

 
●熟柿にムクドリ:
 畑の中に1本ある柿の木だけに、まだたくさんの熟柿が残っていて、ムクドリが集まっていました。
 冬至にカボチャではなく、熟柿のようです。Photo

 
●ヒドリガモ:
 暖かい日が多いので、堤防斜面には例年になくイネ科の植物(ネズミムギなど)の柔らかな葉が伸び出して繁茂しています。
 それを食べに植物食性のヒドリガモの群れが入れ替わり立ち替わり、川筋にやって来ます。
 今シーズンは日常的に観察される光景です。
 おかげで堤防斜面の”グリーン”は伸び放題にならずにきれいです。Img_5111_1

Img_5111_2

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2015年12月21日 (月)

コバノタツナミ開花(2015/12)

●コバノタツナミ:
 庭の片隅に勝手に生えているコバノタツナミ。
 多年草で増えすぎたのを抜き取っても、毎シーズン種がこぼれて広がるようで、こんなところに、と思うようなところにも生えてきます。
 そして冬期にも、人知れずわずかながら花を付けてその存在に気がつきます。R0090648_1

R0090685_1

R0090685_2

 
 ・種ができた花序をちぎってみると、茶褐色で長径1mmほどの小さな種がこぼれ落ちました。R0090685_3

R0090685_4

※コバノタツナミ(シソ科タツナミソウ属):
 草丈5~20センチの多年草。
 名前の通り、タツナミソウより小さい葉がつき、葉や茎など全草に毛がたくさんあります。
 頂生の穂状花序に、一方向に向いて立ち並ぶ、青紫色の唇形花を付けます。
 その様子を、押し寄せる波頭に見立てた名前です。  
 半日陰のところでよく繁殖し、思わぬところにまで広がります。
 花の最盛期は4月~6月ですが、初冬でも花を付け、また種を散布しています。  
  花後に出来る果実には、唇形の萼が口を閉じたように残ります。
 果実が熟すと膨らんで、中に4個の分果が出来ています。
 そして大きな萼の上唇が取れて種が散布され、下唇は受皿のように残っています。

 分果は長径1~1.2㎜で表面には金平糖のような突起が密にあります。
 分布は本州(関東地方)、四国、九州。

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2015年12月20日 (日)

穏やかな冬日、ヒメアカタテハ、ホオジロ、オオカマキリ卵鞘、その他(2015/12)

 夜間は窓ガラスが結露するほど冷え込みましたが、これが普通でしょうか。

 日中は穏やかに晴れて風もない格好の散歩日和のフィールドで。

●日当たりの良い畦の斜面にはヒメアカタテハが1頭、翅を広げてじっと日向ぼっこ。Img_5082

 このまま越冬するようです。
 過去にも、当地では厳冬期にも成虫を観察して記録しています。
 〔なお以前は、ヒメアカタテハの越冬は(成虫ではなく*)幼虫ではないかということでしたが。
 *「ヒメアカタテハの越冬を巡る問題点」(松井英子他):
 蝶と蛾Tyo to Ga Vol.32,No.3&4、(1982)〕

 
●枯れヨシの残る原っぱには,ホオジロが1羽。Img_5092

 
●川縁に自生したヤマグワの枝にはオオカマキリの卵鞘(卵嚢とも)が一つ。R0090676

 春にはたくさんの子供が産まれ出てきます。

 
●先週までは、鈴なりに実っていた生け垣仕立てのカナメモチの赤い果実でしたが、Img_4837

 
 今はほぼ完全に食べ尽くされていて、Photo

 数羽のヒヨドリが未練がましく周辺を飛び回っていました。

 季節が確実に進んで行きます。

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2015年12月19日 (土)

コサギ、ダイサギ(2015/12)

 晴天で強風の吹きすさんだ一日。
 その割には地平線上には雲が多く、筑波連山だけが、すこし霞んではいましたが、遠望できました。
 画面左側は加波山、右側の双耳峰が筑波山。Photo_3

 
 吹きさらしのフィールドでは、頭上から吹き渡る強風の轟音が降ってくるし、電柱のパイプ構造からは、風に鳴る”ヒャー”という悲鳴のような音もおまけになったりで、せっかくの晴天もだいなし。

 そんな折、通りかかった川沿いの対岸電気ケーブルに、飛来した一羽のコサギが止まりました。
 ・強風に煽られ、留まるためのバランスをとるのも大変の様子。Photo

Photo_2

 
 ・暫く後ついに耐えかね、飛びたちました。Img_5051

 
 ・飛んで降りた先は、先客のダイサギがいた川の中。Img_5055

 
 ・コサギ
 川にはいつもカルガモが群れています。
 カルガモの傍の小ガモは、あらためて小さいな、と再認識しました。Img_5056

 
 ・ダイサギ
 いつもながら、やる気なさそう。Img_5057

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2015年12月17日 (木)

ヨモギハムシ(金銅色個体)

 日常的に通っている町裏の遊歩道に、いつの間にか自生したビワの小木が花を付けているのに気がつきました。
 ビワの木が育っているのに気がついたのも初めてのこと。
 ”見れども見えず”、ということの典型です。Photo

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 昨日は季節が一ヶ月前に逆戻りしたようなぽかぽか陽気に。
 日中歩いていると汗ばんできて、着ていたウインドブレ-カーも脱いでしまうほど。

 そして今日は、終日晴れの予報に反して、首をすくめるような寒い曇天。
 それでも暖冬に変わりないということのようですが。
 冬は冬らしく寒くなってくれないと,困ることも多いですね。

●ヨモギハムシ:
 遊歩道を一匹だけ、金銅色に光りながら、ヨモギハムシがゆっくり這っていました。
 陽気に誘われて這い出してきたようです。
 物陰でこのまま越冬するのでしょう。 

 ヨモギに特有のやゝ大型のハムシで、体色はこの個体のように金銅色から青藍色まで、変化が見られます。
 体長8~9mmほど。R0090623_1

R0090623_2

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2015年12月15日 (火)

木の実②クスノキ、エンジュ、クロガネモチ、アキニレ、ピラカンサ、センダン

 さすがに冷え込むようになった公園で、イヌシデが紅葉していました。
 風に舞う落ち葉も増えています。雌雄同株で雌雄異花です。
 10月には、花穂に何段にもなっている果苞の基部に、小さな果実(堅果)が熟しますが、もう殆ど見当たりません。Img_4790_2

 公園にも、冬の間、鳥の食糧になる果実を付ける樹木が植栽されています。
 毎年繰り返しのマンネリ記事ですが、そのいくつか。

●クスノキ:
 林地には大木に育った複数のクスノキがあり、点在する樹冠には多数のヒヨドリが群れてやかましく鳴いています。
 樹冠下には多数の実が落ちています。
 枝葉の間を見上げると、ヒヨドリの群れが忙しく移動しながら果実をついばんでいました。Photo

 
●エンジュ:
 もう既に、複数の植樹の果実はほとんど食べられていました。
 食べているのはもっぱらヒヨドリです。
 警戒心の強いヒヨドリが食べ残しているのは、駐車場の車の上まで張りだした枝から下垂した果実だけでした。Photo_2

 
●クロガネモチ:
 遊歩道脇に1本だけあって、たわわに赤い実をつけていますが、それなりに人の往来もあるため、警戒心の強いヒヨドリはなかなか近づかないようです。Photo_3

 
●アキニレ:
 果実は長径10mmほどの小さな平たい楕円形の翼果で、中央にちいさな種子があります。11月頃に淡褐色に熟します。
 複数の樹が点在し、いずれも高木になっていて、結実は望遠で覗かないと分かりません。
 この果実を目指してやってくる小鳥は、種を食べるのに適した嘴をもつアトリ科の鳥で、近くではカワラヒワがほとんどで、まれにマヒワ 、またアトリも。
 他にイカル、シメなどがいます。Photo_4

 
●ピラカンサ:
 例年なら、枝や葉が見えなくなるほどに赤い果実で覆い尽くされますが、今シーズンはなぜか結実がとても少なくて、まばらに付いた実はもう殆ど残っていませんでした。R0090561

 
●センダン:
 これまで観察できた公園近くのセンダンは伐採されてしまいましたが、別の畑脇には樹高20mほどに大きく成長した木が残っています。
 普段の散歩コースからはずれているため分かりませんでしたが、たまたま樹下の畑や歩道にまで、大量の淡黄白色に熟した果実が落下、散乱しているのが目に止まり、目新しくはありませんが撮ってきました。
 すっかり葉を落として裸になった枝に、まだ果実が残っていて目立ちました。20151215

 
 果実は10月頃には淡黄白色に熟します。果実は核果で、長さ1.5~2cmの楕円形。
 果肉は少なく、中に、縦に溝のある楕円形でとても硬い大きな種が1個入っています。
 ヒヨドリが食べて、果肉がとれてきれいになった種を”落とし物”として散布していきます。Photo_4

 なお新緑の頃になる5~6月頃、樹の梢に靄がかかったように紫色の小さな花がかたまって咲きます。

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2015年12月14日 (月)

木の実①カナメモチ、ネズミモチ、シャリンバイ、ユズリハ

 曇天下に冷たい風の吹く農道沿いや、町裏の遊歩道で。
 フィールドには、色々な木の果実がたくさん見られる時節です。
 木の実は、ヒヨドリなど鳥達にとっては重要な冬の間の食糧にもなります。
 動くことの出来ない木は、果実を食べられることで種が散布されて分布域を広げていくことに役立ちます。

●カナメモチ(バラ科カナメモチ属):
 ・果実:
  生け垣に仕立てられたカナメモチにたくさんの赤い実が熟していました。R0090549_1

 
 実の先端部の”黒い星”は、萼片が残ったものです。R0090549_1_2

 
 ・冬芽:
  また冬芽はすでに春の準備が進行していて、赤く膨らんでいました。R0090549

 本種は常緑小高木で、庭木として多用されています。
 初夏に白い小さな花を多数開きます。
 果実は直径5mmほどの楕円球形で、晩秋~冬に赤く熟します。
 分布は本州(東海地方以西)、四国、九州。

 
●ネズミモチ(モクセイ科イボタノキ属):
 生け垣に多用されています。通りがかりに、“鼠の糞”に喩えられる楕円形で紫黒色の果実が目につきました。Photo_3

 本種は常緑小高木で、生け垣などに多用されています。
 初夏には白色の小さな花がたくさん付きます。
 晩秋~冬には、花の数に比べるとずっと少ないですが、大きさ1cm弱の楕円形で紫黒色に熟した果実が出来ています。
 分布は中部地方以南の本州、四国、九州(主に太平洋岸)。

 
●シャリンバイ:
 町裏の遊歩道に植栽されています。花期は4~6月。
 剪定のタイミングによるのでしょうか、今シーズンは大量に結実して黒紫色に熟しています。
 実の直径は10mm前後。大きな種が入っていて、果肉の部分は少ないです。
 ヒヨドリはいよいよ困ってくると食べるようです。Photo_3

 
●ユズリハ:
 すぐ傍にユズリハが数本あり、そのうち1本は大木です。
 見上げると、既に大半の果実は食べられたり落下したりして、もう残り少ないようでしたが、数羽のヒヨドリが飛び回って茂みが揺れているので、今はこちらが人気のようです。1

 
 樹冠下の遊歩道には藍黒色に熟して、表面には粉をふいた卵状楕円形の実がたくさん落ちています。
 果実は核果で、大きさはシャリンバイより小さめな直径8mm前後。
 一粒潰してみると大きな種が一つはいっていますが、シャリンバイよりは果肉が多いかも。Photo

 
・遊歩道沿いではメジロやヒヨドリの姿も見られます。Img_4943

Photo_2

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2015年12月13日 (日)

マルバアオダモの冬芽(2015/12)

 今シーズンはサザンカが次々にたくさんの花を開いています。
 それは良いのですが、雨混じりの強風の後は、花びらが通学路になっている道路にまで大量に散り敷いて、掃除が大変。

 今朝、小雨交じりの中、まだたくさんついている蕾も含めてバサバサと”散髪”。

・ヤブツバキ開花:
 狭い庭で、すぐ脇にあったヤブツバキの小木に覆い被さっている枝を切り落としたところ、ツバキが2輪咲いていました。Photo_5

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●マルバアオダモの冬芽と葉痕/維管束痕:
 里山の日の当たる林縁に、高さ1mほどのマルバアオダモ幼木が点々と生えていました。
 そしてすでに葉はすっかり落とした細枝の先端に、細い枝の割には大きく、青みを帯びた灰白色の粉を吹いたような特異な冬芽が目につきました。
 幼木のおかげで目にすることが出来たようです。

 ・冬芽(頂芽と側芽):R0090587_3

 
 ・側芽は対生します。R0090587_1

R0090587_2

 
 ・葉痕は半円形~縦長の半円形で、維管束痕はU字形~輪状に多数が並びます。
 今回は幼木のため維管束痕は小さく、維管束痕もごく少数でした。R0090587_2trm

※本種は、高さ3~5m、時に15mほどになる落葉高木で雌雄異株です。
 平地の里山にも自生します。
 春に、枝先に円錐状に花序を出し、白い花を多くつけます。
 花冠は4全裂し、裂片は長さ7mmほどの細長い線形なので、全体としてはもやったような印象がある花序です。
 葉は奇数羽状で対生し、3~7枚の小葉からなります。
 なお幼木では、葉の小葉に丸みがあるので「丸葉」の名前がぴったりですが、大きく成長すると小葉は細長く、先端が尖るようになるため、別名ホソバ(細葉)アオダモの名前があります。
 また、葉の縁には殆ど鋸歯がない(全縁)か、或いは微細な低鋸歯です。
 (なお平地の里山などにも生育する「マルバアオダモ」に対して、「アオダモ」は同じ樹種でも通常少し標高の高い山地に自生していますが、アオダモの葉には縁に明瞭な鋸歯があるので区別できます。)

●冬芽:
 マルバアオダモの冬芽は枝の太さの割に大きく、鱗片は左右から合わさっており、青色を帯びた灰白色~暗灰褐色の粉状毛があるという特徴があることが識別のポイントになるようです。
 なお当年枝にも丸い皮目があります。
 花期は5~6月、分布は日本各地。

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2015年12月12日 (土)

みかも山ハイキング(2015/12)

  COP21、どのような決着になるのか。いずれにせよ地球上生命で一番の責任があるのはニンゲンですから。みんな滅亡しないように。

 昨日の”悪天候”に見舞われる前には小春日和が続いていて、冬とは思えない先頃の1日、運動のために、車で1時間少々の[みかも山公園](栃木県)まで行ってきました。
 平地の里山なので、やっとこの頃になって、紅葉がきれいになっていました。
 特別なことは何もありませんが、単なるメモ記録です。

●紅葉のなかで、ほとんどの松が枯れる被害が進んでいることが際立ちました。
 画面奥中央が青竜ヶ岳。
Img_4906

 
●青竜ヶ岳:Img_4922

 
●全山紅葉の中:Photo_2

 
※林縁の植物
 これから冬の間、鳥の餌になる実をつけた樹種も点在しています。

●ガマズミ:
 赤い実がきれいでした。Photo

 
●ヤブコウジ(百両):
 所々に群生。Photo_3

 
●マンリョウ(万両):
 一株だけポツンと生えていました。鳥が運んできたのでしょうか。Img_4916

 
●コウヤボウキ、花後:Photo_4

 
●スイカズラ(金銀花/忍冬)果実:
 紫黒色に熟した液果が鈴なりに付いていました。Photo_5

 
●ヒサカキ雌株:
 本種は雌雄異株です。
 紫黒色に熟した実が鈴なりについていました。
 また来年、春に先駆けて花開く小さな丸い蕾も付いていました。Photo_6

 
●ヒサカキ雄株:
 雄株には雄花のつぼみがたくさんついていて、既に膨らみはじめた蕾もありました。
 丸い蕾は雌株より大きいです。Photo_7

 (なお、余談ながら、海辺にはハマヒサカキがあります。)

 
●スイセン:
 植物園地に植栽されたスイセンに、まだわずかながら開花株がありました。R0090592

 冬と春が混在する”暖冬”の里山です。

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2015年12月 8日 (火)

秋から初冬に見かけたありふれた昆虫②マダラスズ、アカスジキンカメムシ5齢幼虫など。

 前回 積み残しの、ありふれた昆虫画像です。

●マダラスズ(ヒバリモドキ科):
 堤防の遊歩道に出ていました。
 秋に発生したばかりで、まだ翅が短い♂のようでした。
 (2015.9.1撮影)Photo

 成虫は初夏と秋の2回発生し(二化性)6~10月まで見られます。 寒地では一化性とのと。   
 分布は日本各地。

 
●タンボコオロギ(コオロギ科):
 草地から遊歩道に出ていた♀の個体。
 (2015.9.20撮影)R0089166_2

 小型のコオロギで、複眼の間に幅の広い黄白色の帯模様があります。
 ジィッジィッと鳴きます。 湿り気のある草地や田んぼなど湿った環境を好みます。
 成虫は初夏と秋の2回発生し(二化性)、5~11月まで見られます。
 幼虫で越冬します。分布は本州、四国、九州。

●マメハンミョウ:
 産卵場所を探すために草地から遊歩道に這い出していた、お腹の大きな♀のようです。
 有名な毒虫です。
 (2015.9.24撮影)Photo_2

 成虫は7~9月に年1回発生します。
 地中に産卵し、土中の蛹で越冬した後、ふ化した幼虫は地中のバッタやイナゴの卵等を食べて成長します。
 分布は本州以南。

 
●ビロウドサシガメ(サシガメ科):
 池端の遊歩道をゆっくり歩いていました。
 (2015.11.7撮影)R009041611_2

 大きさ13mm前後。頭部・胸部は光沢のある黒色で、腹部側縁はやや赤みがかった白色と黒色の縞模様。 
 植物の根ぎわや落葉、石の下などで生活し、地表を歩き回って小昆虫や多足類を捕らえて吸汁しています。
 成虫で越冬します。 出現時期は4~11月、分布は本州以南。

 
●アカスジキンカメムシ幼虫(キンカメムシ科): 
 庭掃除で掃き集めた落ち葉の裏にくっついていました。
 撮影後、もとに戻しておきました。5齢幼虫のようで、このまま越冬します。
 (2015.11.20撮影)R00904595_1

 成虫は緑色の体色に赤い帯模様のある美しいカメムシです。  
 幼虫は成虫とは別種のようで、金属光沢の黒っぽい銅色の体に、白い隈取り模様があります。
 5齢幼虫で越冬し、翌春に脱皮/羽化して成虫になります。
 成虫出現時期は6~8月。分布は本州、四国、九州。

 
●マルガタゴミムシの仲間?:
 遊歩道に這い出していました。名前は分かりません。体長は7mmほどの小さな個体。
 (2015.11.24撮影)7mm1124

 
●庭先にいたゴミムシの仲間: 
 名前は分かりません。体長10mmほど。
 (2015.11.25撮影) Photo_3

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2015年12月 5日 (土)

秋から初冬に見かけたありふれた昆虫①クワハムシ、オオクロカメムシなど。

 秋から初冬に見かけて、撮りためていたありふれた昆虫。
 ゴミ箱に行く前にまとめ(順不同)。

●コガタスズメバチ:
 ご近所で留守宅になっている2Fの軒下に、コガタスズメバチが巣作りをはじめて日に日に大きくなっていくのを、隣家の主婦がベランダから見つけて、どうしたものかと話題に。
 しばらくの後に家主の方が来られて駆除され、無事一件落着。
 (9月11日撮影)Photo

 なお余談ながら、最近、特定外来生物に指定されている外来種の「ツマアカスズメバチ」*が日本に侵入。
 強力な繁殖力で在来の生態系に影響を及ぼす危険性があり、駆除が必要という。
* http://www.env.go.jp/nature/intro/5pr/info/tsumaaka.html

 
●クワハムシ(ハムシ科):
 薄曇りで少し風のある日中、外構壁にくっついていた初見のハムシ仲間。
 時折ピカッと光ったので気がついたものです。
 体長5mmほどの小さな甲虫で、細長い触角が風になびいて揺れていました。
 なかなかピントが合わず、不鮮明な画像になりました。
 小粒ながら光を受ける角度によって緑~藍青色に光ってきれい。
 胸部のところに横に1筋、深い溝があるのが特徴。
 食草は名前の由来となった桑以外にも数種。
 出現時期は5~9月、分布は日本各地。
 (9月19日撮影)2015919_2

2015919_1

 
ヨモギハムシ
 ・♂の個体。大きさ8mmほど。ヨモギが生える草地から遊歩道に出て歩いていたもの。
 (11月24日撮影)1124

 
 ・♀の個体。卵をかかえた大きなお腹した個体が産卵場所を求めて、同じ遊歩道を歩いていました。
 行く手を枯れ茎で邪魔すると這い上ってきました。
 成虫と卵で越冬します。
 (12月1日撮影)Photo_2

 
●アトボシアオゴミムシ:
 遊歩道をすばやく歩いて草の根元に走り込んで静止した時のワンショット。
 大きさ15mm弱。出現時期は4~11月、分布は日本各地。
 (9月3日撮影)93r0088853


●セアカヒラタゴミムシ(オサムシ科):
 草地から遊歩道に出ていた2個体。
 (10月30日撮影)Photo_3

 大きさ18~20mmほど。体は黒色で脚が黄褐色のゴミムシ。
 個体変異があり、胸部は、赤褐色もしくは黒色。
 上翅には光沢がなく、中央に赤褐色の紋があるが、紋のない個体もいる。
 公園や人家周辺でもよく見られる普通種。
 昼間は、草の根ぎわや石の下、溝の落ち葉の下などに隠れていて、主に夜になると活動。
 出現時期は3~11月、分布は日本各地。

 
●ムラサキシラホシカメムシ:
 大きさ5mmほど。庭先の掃除をしていた時に這っていたもの。出現時期は4~10月。
 (9月1日撮影)Photo_4

 
●マルカメムシ:
 大きさ5mmほど。クズの葉裏に集まっていました。
 クズに群がる常連。特別”クサイ”ことでも有名。
 (10月30日撮影)1030

 
●オオクロカメムシ(カメムシ科クロカメムシ亜科):
 近くにヨシ原のある池の堤防コンクリート階段で、じっと日向ぼっこをしていた個体です。
 体長8~10mmほどで、体は汚れた感じがあり、光沢のない黒~黒褐色の地味なカメムシ。
 これまで観察した(気がついた)ことがなく、初見でした。
 (10月28日撮影)Photo_5

※本種は水辺に生えるイネ科植物(イネやヨシ)などの根際に集まり吸汁しているため、観察される個体の体表面には泥汚れがついていることが多いそうです。
 なお、外見が類似している同属のヒメクロカメムシは本種よりも小さく、クロカメムシは本種よりも胴長なので判別できます。
 出現時期は5~11月、分布は本州、九州。

             次に続く

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2015年12月 4日 (金)

ツマグロヒョウモン成虫(2015/12)

 気象庁の発表によれば、11月は寒気が南下しにくく、全国的に高温となったとのこと。
 
 確かに長袖シャツで散歩に出ると汗ばむこともあったと実感しました。
 その後もしばらくは温かです。
 そのようなこともあってか、成虫では越冬できないツマグロヒョウモンも遅くまでフィールドで見かけています。
 なお、ツマグロヒョウモンは幼虫または蛹で越冬しますが、幼虫が這い回っているのも見かけました。

①11月21日、ギシギシの新葉が展開している草原で。R0090483

 
 ・草刈りが終わった草原で、1頭のツマグロヒョウモン♀が、翅を全開にして日光浴をしていました。
 この時期珍しいほどに無傷できれいな個体でした。
 多化性ですからまだ新しい個体だったのでしょう。R0090482ct

 
 ・すぐ傍の舗装遊歩道に這い出していたツマグロヒョウモン5齢幼虫。
  このまま越冬するのか、何処か蛹になる場所を探して移動していたものか。R0090469_1

 
 ・傍らに生えているギシギシの葉を裏返して見ると、そこにもツマグロヒョウモン幼虫がいました。隠れ家にしていたようです。
 (なおギシギシは幼虫の食草ではありません。)R0090469_2

 
 ・同じ環境に、ヒメアカタテハ、モンシロチョウ、ベニシジミなども見られました。1121

 
 ②12月1日:
  ・晴れて暖かかった日中、池の傍の広場で再びツマグロヒョウモン♀を見かけました。
 こちらはこの時期らしく、翅はかなり損傷していました。
 日光に向かって翅を全開し、暫くじっとしていました。Img_4655

 
 ・暫くしてふわりと飛び立つと、近くに捨てられていたペットボトル(捨てないで欲しいものですが・・・)に止まりましたので追加撮影。
 モニターを確認すると、撮影時には気がつかなかった”佃煮になりかかったようなイナゴ”が一緒に写っていました。
 それぞれのライフサイクルを閉じようとする姿でしょう。Img_4657

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2015年12月 1日 (火)

海辺の植物(ハマヒサカキ、シャリンバイ、トベラ、コマツヨイグサ、アキノミチヤナギ)

 11月下旬、十数年ぶりに訪れた房総半島の海岸地域で見かけた植物です。
 但し、特別目新しいものではありません。

 ・トイレ休憩に立ち寄った「海ほたる」からは、良く晴れて、強風で白波の立つ海の向こうに、冠雪の富士山が見えました。Img_0586

 
●ハマヒサカキ(ツバキ科ヒサカキ属)
 海浜近くの駐車場脇砂地にありました。
 自生株ではなく植栽されたものかも知れません。
 ・雌株には小振りの花と、多数の黒紫色に熟した果実が鈴なりに付いていました。Photo

 
 ・雄株には少し大きめの花がたくさん咲いていました。Photo_2

 ※本種は雌雄異株。暖地での開花期は10~11月。また10月初めに緑色で直径5mmmほどの球形果実が出来、晩秋から初冬には黒紫色に熟します。
 花の開花期も10月なので、果実が熟すには1年以上の年月が必要ということになります。

 
●シャリンバイ(バラ科シャリンバイ属):
 砂地に生育していました。紫黒色に熟した実が付いていました。Img_0689

※本種は暖地の海岸近くに自生しますが、公園樹や庭木、また道路の分離帯の緑化樹などにも使われています。
 自宅近くの遊歩道にも植栽されていて、今頃同じようにたくさんの熟した実をつけています。
 花期は5月頃で、枝先に白い花を多数咲かせます。
 葉の形には変異が多いそうです。
 果実は直径1cmほどの球形。10~11月には黒紫色に熟し、表面に白い粉がふいています。

 
●トベラ(トベラ科トベラ属):
 海辺の砂地に生えていました。既に熟した実が割れて、中から赤い粘液に包まれた種がのぞいているものもありました。Photo_3

※本種は雌雄異株の常緑低木または小高木で、主に海岸地帯に自生分布しています。
 乾燥に強いことから庭園や公園、道路の緑化帯などにも植栽されています。
 葉は互生し、枝先に輪生状に集まります。葉身は長さ5~10cm、幅2~3cmの倒卵形または長倒卵形で、先は丸くなっています。
 花は白色~淡黄色で芳香のある5弁花。
 果実は秋に熟し、3つに割れて中から赤い粘液に包まれた種子がのぞきます。
 花期は4~6月、自生分布は本州(太平洋側は岩手県南部以南、日本海側は新潟県以南)の海岸地帯。

 
●コマツヨイグサ(小待宵草)(アカバナ科マツヨイグサ属):
 海辺の砂浜に広がって生えていて、花径3cmほどの小ぶりで黄色い花が目立ちました。Photo_4

※北米原産の帰化植物。秋に芽生え、春から黄色い花を咲かせます。 
 茎は地面を這うことが多く、砂地表面を覆うように繁殖しています。
 花の直径は3cm前後で、黄色い花の咲くマツヨイグサ属では最も小さい花です。
 花は昼間に開花し、咲き終わると朱色を帯びます。
 葉の形は変異が大きく、深く切れ込むものから、鋸歯のあるものもあります。
 なお本種は河川敷や砂丘に侵入するため、そうした環境に特異的な在来植物への競合・ 駆逐のおそれがある事から、外来生物法により「要注意外来生物」*に指定され、現在各地で駆除が実施されているようです。
 現在、日本各地の荒れ地や河原、また特に海岸の砂浜などに普通に分布しています。
  *  http://www.env.go.jp/nature/intro/1outline/caution/detail_sho.html#30

 
●アキノミチヤナギ(タデ科ミチヤナギ属):
 海に近い砂地の林縁に生えていました。茶色の「そう果」がたくさん付いていました。
 なお葉には黒点状の病変が出来ているようでした。Photo_5

※アキノミチヤナギは河原や海岸などの砂地に生える1年草ですが、内陸地域でも時折観察されるようです。
 そう果は長さ約3mmの3稜形で、花被に包まれますが、先端は花被から突き出ています。
 花期は9~10月、分布は日本各地。

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