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2016年6月 3日 (金)

フタトガリコヤガの卵(孵化から成虫の姿も)

 5月中旬くらいからフヨウの新梢が一挙に伸びはじめ、葉の展開が始まりました。
 そして例年決まって、展開したばかりの若葉に色々な害虫が一斉に押し寄せて来るのですが、中でも定番/常連の害虫はハマキムシとフタトガリコヤガ幼虫です。
 先日、早速アブラムシやその他の小さなムシ類が取り付いているのに気がついて、殺虫剤スプレーで駆除作業をしていた時に、とても小さなクリのイガのようなかものが固まって葉表にくっついているのが目にとまりました。
 ルーペで覗いてみると大きさ0.7mm前後で、何者かの卵です。6

R0010519
 
 これまで確認したことは一度もありませんでしたが、過去の度重なる観察記録から、すぐにフタトガリコヤガのものではないかと思い浮かびました。

 そこでこの際、卵の産みつけられていた部分の葉を切り取って、確認して見ることに。
 標品の乾燥防止のために、二重底になっているプラスチック容器(といっても特別あつらえなどでは無く、スーパーで買った豆腐が入っていた食品容器の廃品ですが。)に少量の水を入れ、水に直接触れないよう“棚板”に卵の付いた葉を載せ、容器開口部をサランラップで覆ってから室内に静置して経過を観察してみました。
 ただ放置しているだけですから特に手間はかかりません。

 
 その結果、卵がいつ産み付けられたのかは不明ですが、観察開始2日目までは外観上変化が無く、1r001052862

 
 ・同上ルーペ拡大画像:R001052862

 
 ・3日目の午後、容器を持ち上げて見まわしたところ、容器壁に頭でっかちで大きさ1mm~ほどの幼虫らしきものがくっついているのが目にとまりました。
 まったく動きませんが、ルーペで覗いてみると確かに幼虫の毛虫です。(なお翌日も同じところにくっついて居ましたので絶命?)Img_1890632_5

 
 ・そして翌4日目の朝、一応写真に撮っておこうと明るい屋外に持ち出したところ、容器の縁とサランラップの隙間を別の1匹の幼虫が元気よく這っているのが見つかりました。
 “ルーペ"レベルで見ると、サランラップも完全に密着していなくて隙間が出来ていたのです。
 他にはすぐには見つかりませんでしたが、2匹同じものが居れば一応確認目的は達成としました。Photo

 
 ・また、卵の白い抜け殻も観察。
  6個すべてが孵化した抜け殻になっていることもルーペで確認できました。1img_189063_trm8

 
 ・その後、過去ログを開いて見たら、何者(物)かは不明、としていた白い抜け殻がImg_0594t

 今回確認した物と同じであることが分かり、あらためて、フタトガリコヤガの卵と確認が出来ました。

 
 ・あらためてフヨウを食害するフタトガリコヤガの卵、孵化直後の幼虫、生長した(~終齢)幼虫、そしてその親(成虫)がひとそろいになりました。

 
 ・幼虫:630img_0277trm1

 
 ・成虫:627img_0256t

 
※なお、孵化の様子を観察、記録されたHPがあり、拝見いたしました。
 こちらです。
http://yamasanae.blogspot.jp/2010/08/blog-post_7833.html

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