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2017年3月19日 (日)

春の花咲くみかも山公園

 運動の目的で、「みかも山公園」までハイキングに行ってきました。
 全天花曇りでしたが、日中の気温だけは天気予報のとおり上昇し、ハイキングコースの上り坂道では汗をかいて、長袖Tシャツ1枚といういでたちに。

■春を告げる花を色々と目にすることが出来ました。
 近郊では「みかもやま公園」はカタクリの名所の1つとしても有名で、開花最盛期には観光客で混み合います。
 ただ今年は少し遅れているということでしたので、先にカタクリ園には行かないで、静かな林間のハイキングコースを辿ってきました。

 林縁の開けた斜面には春の山野草や花木などの花が咲いていました。

 ・山道階段脇に咲いていたスミレの仲間。
●ニオイタチツボスミレ:
 濃い紫色で,すぐ近くに咲いていたタチツボスミレより目立ちました。R0012731

※山地の路傍などに生育している、葉、花ともに丸いイメージのある多年草。
 花は香りがあり、濃紫色~紅紫色で中心部は白く抜けまた、花弁が重なりあっているのが特徴。側弁は無毛。
 花期は3~5月、分布は日本各地。

 
●タチツボスミレ:
 明るい林縁のあちらこちらに沢山咲いていました。R0012732

 
 ・コース沿いの明るい林縁にはキイチゴの仲間が白い花をつけていました。

●モミジイチゴ(バラ科キイチゴ属):
 モミジのような葉っぱはまだ完全には展開していませんでしたが、下向きに白い花をつけていました。
 (写真は触ると痛い鋭いトゲに注意しながら、細長い枝を持ち上げて撮影しました。)Photo

 花にはミヤマセセリなどが蜜を求めて訪れていました。(→次報)

 
●クサイチゴ(バラ科キイチゴ属):
 やはり同じ環境に生育していて、白い花をいっぱい開いていました。Photo_2

 
 ・林縁を過ぎて、ハイキングコース途上のピーク、青竜ヶ岳(標高229m)山頂周辺では、ちょうどお昼前ということもあって、大勢のグループが陣取ってお弁当をひろげられていました。

 開けた草地にはたいていチョウなどが飛んでいて、偶然足元の地面に下りた1頭が撮れました。(→次報)
 早々にそこからUターンし、再びお決まりの林間コースを抜けて、西口のみかもハーブ園へ向かいます。

 
 コース途中の林縁には、この時期定番のヒサカキの花が開いていました。
 本種は雌雄異株です。
 白い花を沢山つけているのは雄株・雄花で、まだ小さな丸い蕾と、熟して落ちたり、野鳥に食べられたりした果実の果梗が残っているのが雌株です。
●ヒサカキ
 ・雄花:Photo_3

 
 ・雌株の雌花と果梗:Photo_4

 
 ・人影も少ない西口みかもハーブ園にはアカバナアセビが咲いていました。

●アカバナアセビ:Photo_5

 
 ・その先、みかも万葉庭園にむかう途中に雑草のタネツケバナが白い花をつけていたので立ち止まり、写真に。
●タネツケバナ:Photo_6

 ・しゃがみ込んだところに「エゾハサミムシ」が日陰・物陰を伝いながら移動するのを見つけて追っかけ撮影(→次報)

 
 ・その後、いつものところにアセビが咲いているのを目にしました。
●アセビ:R0012767

 
 ・ 万葉庭園には色々な花木の花が咲いていました。

●順に、シダレウメ、マンサク、カンヒザクラ、フユザクラ:Photo_7

 庭園はすっかり春模様に。

 万葉庭園を過ぎた頃には午後2時も回ったので、最短コースのやや急な坂道を登り、みかもの関跡を下って駐車場に戻ることにしました。
 林縁の下り道は、距地は短いもの少し傾斜が急なところがあり、乾いた土が滑ります。
 ゆっくり下る途中のきれいに下草刈りされた斜面に、キジムシロが黄色い花を開いて群生していました。、
●キジムシロ:Photo_8

 そのまわりでキジムシロに訪花している昆虫を見かけたので、少し写真撮りしてから(→次報)、下りきったところで、別ルートのカタクリ園から降りてきたハイカーに出遭いました。

 そこでカタクリ園の様子を訪ねてみたところ、やはり遅れているがちらほら開花はしていますよ、とのことで、せっかくだからと最後に行って見ました。

 すでに午後2時半過ぎの陽射しで日陰になっていましたが、開花を確認してきました。
●カタクリ:Photo_9

 
 ・またその途上、すでに群生していたアズマイチゲやキクザキイチゲなども目にしました。
●アズマイチゲ:R0012842

 
●キクザキイチゲ:R0012843

 
 ・最後に伏流水がつくり出した日陰の小さな沢沿いに、ネコノメソウが群生しているのもついでに写真に。
●ネコノメソウ:
 花は黄緑色です。Photo_10

 なおネコノメソウには18種ほどの仲間があるそうですが、詳細はわかりませんので、単純にネコノメソウとしました。
※ネコノメソウ:
 山地やふもとの日陰湿性地に生える多年草
 走出枝が地上を這い群生する。高さ5〜20cmの花茎を出し頂に花が集まってつく。 
 花は直径2mmほどで、花弁はなく、蕚片は4つで淡黄緑色。おしべは4本で蕚片よりも短い。
 茎から出る葉は対生し鈍い鋸歯がある広卵形で、淡い緑色になる。ただし花の近くの葉は黄色になる。 
 裂開した果実がネコの目のように見えるところからのこの名前がある。
 花期は3〜5月、分布は日本各地。

 4時間ばかりの滞在時間の割には、万歩計の歩数は13,000歩、とダラダラ歩きに終わったことの証拠でしたが、良い運動になりました。

        - この日見かけた昆虫の記録 -

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