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2017年4月

2017年4月22日 (土)

クロハネシロヒゲナガ♂

 曇天下でしたが寒くはなく、風もほとんどない春の1日。
 急速に雑草が伸び出している堤防の草地。
 セイヨウカラシナに”侵されていない“草地の一画に、イネ科の雑草仲間(ネズミムギと思うのですが・・)が伸び出しています。
 (余談ながら、これまでこの辺りにはほとんど見かけていなかったナガミヒナゲシが、ポツンポツンと橙色の花を開いて紛れ込んでいました。)Photo

 そのネズミムギなどの茎の間を縫うように、見覚えのある小さなガが、白いヒゲを揺らせながら飛んでいるのが目にとまりました。
 今シーズン初見のクロハネシロヒゲナガでした。
 その時には数は少なく、追っかけをしながら何とか撮れたのは3回だけ。
 同一個体なのか、別個体だったのか分かりませんが、今シーズン初見の記録としました。

●クロハネシロヒゲナガ:
 ・ネズミムギ(?)の茎にとまる♂1Photo_2

 ・♂2Photo_3

 ・♂3R0013161_5

※なお。クロハネシロヒゲナガについてはこれまでにも度々記事にしています。
 お暇なら こちら をご覧下さい。

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2017年4月21日 (金)

ハラビロカマキリの仔/ジャノヒゲの種/シラー

 一雨毎に雑草が急成長する春昨今。

●ハラビロカマキリ(?)の仔:
 午前中草取りや鉢の片付けをしていた折、鉢受けにしていたプラスチックの皿に、茶色で大きさ10mmほどのカマキリの仔がいるのを見つけました。
 今シーズン初見です。
 (4月21日)Photo

 たぶんハラビロカマキリの子供だと思うのですが。
 以前にも3月下旬に見かけた記録があるので1ヶ月以上遅い初見です。
 何処かで大量に孵化した後に、集団が散りぢりになって風に飛ばされてやって来たのでしょうか。

 
 ・あちらこちらに増えすぎた園芸種ハナニラです。
 一度には出来ないので、何回かに分けて引き抜き処分を進めていますが、どうしてこんなに増えるのか・・・Photo_2

 
●ジャノヒゲ(別名リュウノヒゲ)(ユリ科ジャノヒゲ属):
 二十年以上も昔のことです。
 ハイキングに行った里山の林縁に群生してきれいな藍色の種が沢山ついていたのを、少し採取してきました。
 それを日陰になる庭の片隅に播いたものが発芽して成長し、その後どんどん増えてしまいました。
 環境さえ合えば増えすぎて困るほど、丈夫な常緑多年草です。

 今春は、その大株の上に、更に丈夫な園芸種のハナニラが覆い被さって繁茂したため、ハナニラを抜き取っていたら、その下から本種の大株が出てきました。
 そして、その細長い葉の塊をハサミで“散髪”していたところ、短くなった株の根もとに瑠璃色のきれいな種がついた花茎が三本出てきたので記念撮影したものですPhoto_3

 大株に育つと、花茎も瑠璃色の種も葉に覆い隠されていて、長い葉をかき分けて株元を覗いてみなければ、目にすることがほとんどありません。

 
●シラー(Scilla)(ユリ科ツルボ属):
 別の片隅に増えていたジャノヒゲの大株の中からを突き抜けるようにして生えて来たのは、やはり園芸種の「シラー」でした。
 こちらは増えることもなく、消え去ることもなく、忘れたように一株だけ出てきます。Photo_4

 ※原産はユーラシア大陸などの耐寒性球根(多年草)。
 園芸品種として多くの品種が市販されています。
 品種によって花の大きさ、形,開花時期などが異なります。
 主な品種の開花期は3~6月 小型の品種の草丈は5~20cmほど。

 
 ついでに。

●ジュウニヒトエ園芸種(セイヨウジュウニヒトエ)も咲きました:Photo_5

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2017年4月20日 (木)

初夏の陽気に

 今週前半は夏日の気温が続いて一気に初夏になったような陽気になりました。
 そのせいでしょうか、気がつけば庭の片隅にはひっそりとホタルカズラが青い花を開いていています。
 また、桜の花吹雪も終わりになった街裏を流れる排水路には、早くも産卵場所を求めるコイの遡上が始まっていました。
 自然は確実にどんどん進んで行きます。
 人間世界・社会もどんどん進歩しているのか、そうではないのか・・・

 
●ホタルカズラ:R0013107_1

R0013107_3

 ホタルカズラは丘陵や山地の日当たりの良いところに生える多年草です。
 よく目だって美しい青紫色の花を蛍の光にたとえ、また葛(かずら)の名前は、花のあと送出枝(ランナー)を出して広がることによるものです。
 花期は4~6月、分布は日本全土。

 
 ・ついでに
 屋外に放置したままで冬越したサボテンにも赤い花が咲いていました。
(消え去ったものもありました。)R0013118

 
●鯉の遡上:
 水深10cm程度しかない排水路を集団で遡上していきます。
 毎年のことですが、通りがかりの人も足を止めてのぞき込んでいきます。
 (画像はクリックで拡大します)Img_3253_1

Img_3253_2

Img_3253_3

 5月、近郊で田植えが最盛期を迎える頃の川筋では、更に多数が遡上する姿を見るようになります。

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2017年4月16日 (日)

ツバメ飛来とヒドリガモなど冬鳥の旅立ち

 今日は最高気温27℃になりました。暑い春です。

 冬鳥と夏鳥の入れ替わりも慌ただしいことです。

●ツバメ:
 4月12日、散歩コースではじめて、フィールドにも市街地にも、そしてご近所でも、数羽のツバメが飛びかう姿を見かけました。Photo

 
●ヒドリガモ(冬鳥):
 去る1月12日、川に飛来したつがいです。Img_1890112

 この頃には池などに50~100羽ほど群れていたようです。

 
 ・3月23日:
 池の傍の草原で留鳥のオオバンと競合するように若草を食べるヒドリガモの群れがありました。
 この頃までは、未だ大きな群れで居たようです。Blg323

 
 ・4月2日:
 :池に群れてお休みしていました。大分少なくなったようでした。Img_298342

 
 ・4月4日:
 池には姿がなく、川に少数の姿がありました。
 今シーズン散歩コースで姿を見たのは、これが最後になりました。Img_305544

 
●オオジュリン(当地では冬鳥):
 4月4日、オオジュリンが移動途中に、川縁に立ち枯れたヨシにとまって茎の中に潜む餌をさがしているのを見かけました。
 これが今季は最後の観察でした。Img_307044

Photo_2

 
●ハシビロガモ:
 4月13日、北に帰る途中、小休止のため池に立ち寄ったらしいハシビロガモ20羽くらいが浮いて居眠りしているのを目にしました。
 ちょうど上空を安眠妨害のヘリコプターが通過したので、目を覚まして上空を見上げる個体も。
 余談ながら、これほど多く!見かけたのは当地では初めてでした。413

 街中のサクラ(ソメイヨシノ)は完全に散って、街路樹のハナミズキの花が開きはじめ、また団地の八重桜の開花も始まりました。

 なお、冬鳥のツグミとコガモは少数ながら未だウロウロしています。

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2017年4月15日 (土)

カワヤナギ、バッコヤナギ開花

 今日は午後から春雷も。気温も20℃を超え、一気に春が進んで行きます。

●カワヤナギ(ヤナギ科):
 川沿いや池端などに自生、点在しているカワヤナギが青めいてきました。
 葉は線形~細長い楕円形で、互生、裏には灰白色の毛が生えています。
 本種は雌雄異株です。(なお一般的にヤナギの仲間は雌雄異株です。)
 3~4月になると葉の展開と同時に花が咲き始めます。

 近くで見かけたのは雄株で、雄花が咲いていました。Img_2979_1

 
 (雄株の)円柱形の雄花序に多数つく個々の雄花は、“花”と言っても花びらはなく、長い糸のような雄蕊が伸びだしたもの。
 その先端についた葯が開裂して黄色い花粉が出ていました。Img_2979_2

 なお、(雌株の)雌花序には、先端が黄色っぽい短い糸のような雌蕊がついています。
 花後には結実して熟すとはじけ、中から柳絮(りゅうじょ)と呼ばれる綿毛に包まれた種を放出します。
 綿毛と共に種は風に乗って飛散して分布をひろげます。

 
●バッコヤナギ(雌株) :
 水路縁に自生したバッコヤナギです。
 こちらは雌株です。花が咲いていました。Img_0468_2

Img_0468_3

Img_0468_4

 
 雌花序(総状花序)は受粉後に長く伸びて9cmほどの果序になります。
 結実して熟すと綿毛につつまれた1.5mmほどの線状長楕円形の種(=柳絮(りゅうじょ))を大量に放出します。  
 種を飛ばすのはもう少し先になりますが、昨年5月中旬に別のところで見かけた未掲載の写真を参考までに載せました。20165r0010086

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2017年4月11日 (火)

クビキリギス(♂)

 本日の関東は、冷たい低気圧の通過のせいで、当地も終日冷たい雨が降り、最高気温は10℃に届かず、冬に逆戻り。
 おかげで『沈殿』。

 まったくの余談ながら、 『沈殿』とは、です。
 半世紀以上昔の若かりし頃、登山者も少なかった山登りで、悪天候に見舞われて動くことが出来ず、終日、テントに閉じ込められてひたすら天候の回復を待った日の行動日誌には、一言、 ○月×日:『沈殿』  と表記していました。

 もう山登りなど出来ませんが、いまでもその様な表現が使われているのかしらと、ふと思いついて暇つぶしにネットで検索してみました。
 そして、見つかりました。
 「まったり山楽会ホームページ」  ( http://mattari.sunnyday.jp/KnowLedge/TozanYougo.html#ta  )
 「山の雑学」→”登山用語”の項に記載がありました。
 『沈殿(ちんでん)』:→山中で悪天候のために山小屋やテントから動かずにいること。

 ただそれだけですが、何か懐かしい想いでした。

 
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●クビキリギス♂:
 昨日は晴れて暖かい1日でした。
 汗をかきながら、蔓延りすぎた園芸種球根植物のハナニラを思い切り引き抜いて処分しました。R0013079

 
 片付けをした後の整地や水遣りをしていた時に、日陰のヤブランの上にピョンと跳ねた茶色のものが居ました。
 傍に寄ってみると褐色型のクビキリギスでした。R0013081

 
 じっとして動かないので、掴まえて見ると産卵管がないので、♂の越冬成虫だったようです。R0013092

R0013095

 1月はじめには緑色形の♀を見つけていましたが、たぶん同じように物陰で越冬yしていたのでしょう。

 
 日当たりのハナニラの上に乗せるとしばらくじっとしていましたがやがてゆっくりと物陰に隠れていきました。R0013091

 ♀は無事に冬越しできたかどうか。ともかく安定して暖かくならない昨今では、まだ不活発のようです。

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2017年4月 9日 (日)

コチドリ

 本日曇りの予報がはずれ、朝から午後3時過ぎまで雨模様。
 近隣の桜の名所のお花見も台無しのようでした。

 冬鳥仲間で、何時も帰りが遅いコガモ、ヒドリガモそしてツグミはまだ一部居残ってうろうろしています。
 葉桜に変わる頃にはすべて北に帰っていくでしょう。

 入れ替わりに、夏鳥のコチドリが姿を見せました。今シーズン初見です。

 同じく夏鳥のコアジサシも(撮れませんでしたが)上空を飛び去るのを目撃しました。
 ツバメは、近くで田植えが始まるゴールデンウイークになるまで見られません。

 
●コチドリ(チドリ科チドリ属):
 田起こしが終わった田圃の上空を、特有の鳴き声を上げながら飛んで、少し先のコンクリート畦に降りたのを見届けて追っかけ。
 比較的近くまで寄っても逃げないで、1本足立姿を撮らせてくれました。
 (2017.4.2撮影)Img_3034_1

Img_3034_2

※日本で見られる最も小さいチドリ類で、目の周りの黄色いリングが特徴的。
 ユーラシア大陸に広く分布し、主に夏鳥として全国にやってきます。
 今回は過去の記録を見ると最も早い観察でした。
 いつもは4月末くらいから、田植えの終わった水田で採餌するためにやってくるようですが、その数はあまり多くはありません。
 たいてい水田のまわりを数羽一緒になって飛び回っています。

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2017年4月 8日 (土)

桜、満開と同時に散り初めに

 今日はまた朝のうちは雨。明日も午前中は雨の予報。
 ここ数日は雲行きの怪しい天候が続いています。
 “難しい人間界”も同じようですが・・・  

  昨日、午後4時前頃の公園は、桜も一気に満開になり、同時に散り初めになっていました。
 一昨日前夜からの”暖かい風雨”が朝まで残り、午後は晴れましたが南寄りの”強めの温風”が吹いて、気温も22℃まで上昇。
 おかげで公園の桜も,温水シャワーを浴びせられた後、ヘヤードライヤーをかけられた有様だったようです。
 短い花の命です。  
 なお、近隣の桜の名所も一斉に満開になったということです。

●ヒヨドリ:
 2日前、公園の桜は6~7分咲きでした。
 蜜を求めて待ちきれずにやって来たヒヨドリが花の付け根を囓るため、樹下に点々と花が落ちています。
 花散らしの狼藉常習犯,ヒヨドリ。67s

 さくらの花に似合うのはメジロですが、今季はほとんど姿を見かけません。

 
●ミシシッピアカミミガメ:
 川沿い植栽の満開になった桜。
 強風に煽られて一部の花びらが河面に飛散。まだ花筏になるほどではありませんが。
 甲羅干しをしていた外来種のミシシッピアカミミガメは春うららの”異国情緒”を楽しんでいる?Photo_2

 
●広場を囲む桜も、満開と同時に散り始めに。
 もったいないこと。Img_3145

Img_3147

 
 ●田圃道から(午後4時過ぎの)空の彼方に白い月が。Img_3152

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2017年4月 5日 (水)

カツラ新葉の溢泌液

 雷雨があったり、晴れて気温が異様に上昇したりの昨今。
 散歩コースの公園のソメイヨシノもどうやら七分咲きほどになりました。

 先月下旬には、複数ある公園植栽のカツラ(雌雄異株)が、新葉の展開に先立って雄花/雌花を開きはじめていましたので、写真撮りに行きました。
 そして4月はじめ前後から、複数ある樹のいくつかが、遠目にはぼんやりと黄緑色を帯びるようになっていました。

 その1本の雄株の傍に行ってみると、現在雄花はもう終わって、新葉の展開が始まっているのです。
 すでに花粉を排出して枯れた雄蕊の残骸が残っている枝にカメラを向けた時に、展開している新葉の縁がきらきら光るのに気がつきました。

 
■「溢泌液(いっぴつえき)」:
 新葉の傍に寄ってマクロモードで撮影した画像を拡大してみると、光っている小さな水玉は、カツラの新葉ではじめて観察した「溢泌液」でした。
 見る角度に寄って肉眼でも何かあるのが分かる程度の小さな水玉で、ルーペがあればわかりやすい程の小さなものです。
 撮影したのは、晴れて気温も20℃まで上がった正午前のことでした。

●カツラ(雄株)での観察:
 (画像はすべてクリックで拡大します。)1img_3089

 
 ・雄花が枯れた後に、新葉の展開がはじまっています。
 葉の大きさの目安としては、まだ一円玉~10円銅貨ほどです。2img_2998

 
 ・葉の周縁にある「水孔」から排出された溢泌液で出来た小さな水玉。3img_3121

4img_3117

5r0012914

6r0012960

※「溢泌液(いっぴつえき):
  草木の葉の先端、あるいは葉の周縁部分にある排水組織の「水孔」*から排出されて小さな水玉になっている液体のこと。
 この水玉は、朝露など葉の上に見られる“水玉”とはまったく異なった植物生理学上のメカニズムによって形成されたものです。
 成熟葉よりも、若葉の時によく見られるらしいですが・・・。

参考
 溢泌液;水孔について
 ① 故人になられました2016(平成28)年2月23日)が、植物生態写真家の埴 沙萌(はに しゃぼう)さんは“溢泌液”よりも「草露」と呼ぶことにしている。葉の上にのった雨の水玉と、(朝)露の水玉は、さわるとすぐ落ちます。でも葉の中から出てきた水玉は,葉をちょっと揺らしても落ちません”と著書*で解説され、「ワレモコウ」の葉の縁に水玉が輝く、ほんとうに見事な写真を掲載されています。
 (*『足元の小宇宙』 82歳の植物生態写真家が見つめる生命 )  2013/11/27 NHK出版)

②日本植物生理学会( https://jspp.org/ )

③*水孔(water pore):( http://had0.big.ous.ac.jp/ecologicaldic/s/suikou/suikou.htm )

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2017年4月 2日 (日)

モンシロチョウ

●去る3/27 には、短時間ながらも雪が舞いました。Img_0441

 
 その後も、また2日間に渡る冷たい雨降りのまま4月に入りました。
 そして今日は薄曇りからだんだん晴れの天気に。
 自転車で散歩(ポタリング)へ。

 
●堤防脇の農道沿いに30本たらず植栽されているカワズザクラは、もうすっかり若緑の美しい葉桜になっていました。Img_2972

 周辺の草地に黄色い花を開きはじめたのはセイヨウカラシナで、今シーズン芽生えの少なかったセイヨウアブラナは、すでにほとんど花も終わりに近づいています。

 
●モンシロチョウ:
 そんなフィールドには、まだ多くはありませんがモンシロチョウもひらひら飛んでいます。
 なかなか地面には降りませんが、たまたま下りた個体があったので、望遠レンズを向けてみました。
 画像を見ると新鮮な個体なのに、なんとすでに翅に大きな損傷を受けていました。
 まだ獲物のとぼしい小鳥たちに追い回されたのでしょう。Img_2842

Img_2845

 
●さくら:
 近隣のあちらこちらで「さくら祭り」のフィーバーが始まります。
 当方は散歩コースにある、”人影の少ないのが有名らしい”、何の行事もない公園で、気ままなお花見でもしましょうか・・・Img_3025

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